JP3587581B2 - アキシャルプランジャ型の油圧モータ - Google Patents

アキシャルプランジャ型の油圧モータ Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、アキシャルプランジャ型の油圧モータの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
前述のようなアキシャルプランジャ型の油圧モータMとしては例えば図1及び図6に示すように、支持軸5を介してシリンダブロック7が回転自在に支持され、支持軸5と平行にシリンダブロック7の一方の端面から突出して往復移動する複数個のプランジャ6が、シリンダブロック7における支持軸5の周囲部分に備えられており、各プランジャ6の油室7aに連通する複数の作動油ポート7bが、シリンダブロック7の他方の端面に備えられている。これに対して、シリンダブロック7の他方の端面に摺接する固定のバルブプレート17が備えられ、バルブプレート17におけるシリンダブロック7側の端面に複数個の給排ポート17aが形成されており、各プランジャ6の先端部を受け止める斜板9が備えられている。
【0003】
以上の構造により、ポンプからバルブプレート17の給排ポート17aに供給される作動油が、給排ポート17aからシリンダブロック7の作動油ポート7bを介して、プランジャ6の油室7aに供給されてプランジャ6が斜板9に沿って突出作動し、シリンダブロック7が回転駆動される。そして、シリンダブロック7の回転に伴いプランジャ6が退入作動すると油室7aからの作動油がシリンダブロック7の作動油ポート7bを介して、バルブプレート17の給排ポート17aに排出される。
この場合、固定側のバルブプレート17と回転側のシリンダブロック7とのシール性を高める為に、バルブプレート17におけるシリンダブロック7側の端面に、バルブプレート17とは異なる材質のシール層32を形成しているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図1及び図6に示す油圧モータMにおいて作動油の温度が上昇してくると、バルブプレート17が特に半径方向に延びる。この場合、シール性を高める為にバルブプレート17と異なる材質のシール層32をバルブプレート17の端面に形成していると、バルブプレート17とシール層32の線膨張係数の違いにより、バルブプレート17の半径方向の延び量と、シール層32の半径方向の延び量とが異なってくる。
【0005】
以上のように、バルブプレートの半径方向の延び量とシール層の半径方向の延び量とが異なると、バルブプレートが半径方向に沿って反りかえるようにして変形し、特にバルブプレートの外周端での軸芯方向(支持軸方向)の変位が大きなものとなる。これにより、シリンダブロックの端面がシール層に均一に摺接しなくなり、シール性の低下による作動油の漏れや、シリンダブロックの端面によるシール層の欠損が生じてくる。
このようなバルブプレートの変形を防止する為に、バルブプレート自身の厚みを大きくすることが考えられるが、バルブプレート付近のスペースが狭い点や重量増加を伴う点により、バルブプレート自身の厚みを大きくすることは適切ではない。
本発明はアキシャルプランジャ型の油圧モータにおいて、バルブプレートにおけるシリンダブロック側の端面にシール層を形成した場合のバルブプレートの変形を抑えることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は以上のようなアキシャルプランジャ型の油圧モータにおいて、次のように構成することにある。
[1]
支持軸を介してシリンダブロックを回転自在に支持し、支持軸と平行にシリンダブロックの一方の端面から突出して往復移動する複数個のプランジャを、シリンダブロックにおける支持軸の周囲部分に備えて、各プランジャの油室に連通する複数の作動油ポートをシリンダブロックの他方の端面に備え、
シリンダブロックの他方の端面に摺接する固定のバルブプレートを備えて、バルブプレートにおけるシリンダブロック側の端面に複数個の給排ポートを形成し、各プランジャの先端部を受け止める斜板を備えて、
ポンプからバルブプレートの給排ポートに供給される作動油が、給排ポートからシリンダブロックの作動油ポートを介して、プランジャの油室に供給されてプランジャが突出作動し、プランジャが退入作動すると油室からの作動油がシリンダブロックの作動油ポートを介して、バルブプレートの給排ポートに排出されて、バルブプレート及び斜板に対してシリンダブロックが回転駆動されるように構成すると共に、
バルブプレートにおけるシリンダブロック側の端面の全周に亘って環状の溝を形成し、 バルブプレートにおけるシリンダブロック側の端面において、バルブプレートの溝の半径方向内側の部分と、バルブプレートの溝の半径方向外側の部分とに分断された、バルブプレートとは異なる材質のシール層を形成してある。
【0007】
[2]
前項[1]の構成において、シリンダブロックの他方の端面における作動油ポートの外側の部分に、作動油ポートを囲む環状の油切り溝を形成すると共に、バルブプレートの溝を油切り溝に対向するように配置してある。
【0008】
[3]
前項[1]又は[2]の構成において、バルブプレートに形成するシール層を、シリンダブロックの他方の端面における内周部に対向する位置から、バルブプレートの半径方向の外側に向かって形成してある。
【0009】
【作用】
[I]
例えば図2,3,1に示すように、バルブプレート17におけるシリンダブロック7側の端面にシール層32を形成した場合、前項[1]のようにバルブプレート17におけるシリンダブロック7側の端面の全周に亘って環状の溝17cを形成すると、シール層32は半径方向内側の部分と半径方向外側の部分とに分けられることになる。
これによって、シール層32の半径方向内側の部分における半径方向の延び量(半径方向の幅×温度差×線膨張係数)、並びに、シール層32の半径方向外側の部分における半径方向の延び量(半径方向の幅×温度差×線膨張係数)の各々は、図6に示すようなバルブプレート17の溝17cを備えない場合のシール層32の半径方向の延び量(半径方向の幅×温度差×線膨張係数)よりも小さくなる。これはシール層32の半径方向内側の部分における半径方向の幅、並びに、シール層32の半径方向外側の部分における半径方向の幅の各々が、バルブプレート17の溝17cを備えない場合のシール層32の半径方向の幅よりも小さくなるからである。
【0010】
この場合、シール層の半径方向内側及び外側の延び量の和は、バルブプレートの溝を備えない場合のシール層の半径方向の延び量とあまり差はないが、バルブプレートの半径方向の延び量との差を見た場合、前項[1]の構成ではシール層がバルブプレートの溝によって半径方向内側及び外側の部分に分けられているので、半径方向内側におけるバルブプレートとシール層との延び量の差、並びに、半径方向外側におけるバルブプレートとシール層との延び量の差の各々は小さなものとなる。
そして、シール層がバルブプレートの溝によって半径方向内側及び外側の部分に分けられていることによって、半径方向内側におけるバルブプレートとシール層との延び量の差と、半径方向外側におけるバルブプレートとシール層との延び量の差とは、互いに無関係に各々独立に発生することになる。
従って、半径方向内側におけるバルブプレートとシール層との延び量の差と、半径方向外側におけるバルブプレートとシール層との延び量の差とは単純に和が取られることはなく、バルブプレートの半径方向内側及び外側が各々独立に反りかえるような状態となるので、バルブプレートの外周端での軸芯方向の変位は大きなものにはならない。
【0011】
[II]
前項[2]のように構成すると、前項[1]の構成の場合と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
油圧モータMにおいては例えば図2に示すように、シリンダブロック7の他方の端面における作動油ポート7bの外側に、作動油ポート7bを囲む環状の油切り溝7cを形成して、作動油ポート7bから外側に漏れる作動油を油切り溝7cで止めるように構成することがある。
【0012】
バルブプレート17におけるシリンダブロック7側の端面の全周に亘って環状の溝17 cを形成すると、バルブプレート17の溝17cの部分においてシリンダブロック7の他方の端面がシール層32に摺接しないことになるが、前項[2]のように構成すると例えば図2及び図3に示すように、バルブプレート17の溝17cが油切り溝7cに対向するように配置されるので、シリンダブロック7の他方の端面がシール層32に摺接しない部分が、バルブプレート17の溝17cによって多くなると言うことがない。
【0013】
[III]
前項[3]のように構成すると、前項[1]又は[2]の構成の場合と同様に前項[I]又は[II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
前項[3]のように構成すると例えば図2及び図3に示すように、シール層32がシリンダブロック7の他方の端面における内周部に対向する位置から、バルブプレート17の半径方向の外側に向かって形成されることになり、シリンダブロック7の他方の端面が摺接しないバルブプレート17の内周部付近の端面部分17dにはシール層32は形成されない。
【0014】
これにより、バルブプレート17におけるシリンダブロック7側の端面の全周に亘って環状の溝17cを形成した場合、シール層32においてバルブプレート17の溝17cによって分けられる半径方向内側の部分の半径方向の幅がさらに短いものとなって、シール層32の半径方向内側の部分における半径方向の延び量がさらに小さいものとなり、半径方向内側におけるバルブプレート17とシール層32との延び量の差もさらに小さなものとなる。
【0015】
【発明の効果】
請求項1のように構成すると、アキシャルプランジャ型の油圧モータにおいて、バルブプレートにおけるシリンダブロック側の端面の全周に亘って環状の溝を形成することにより、熱によるバルブプレートの変形(バルブプレートの外周端での軸芯方向の変位)を抑えることができて、バルブプレートの変形による作動油の漏れやシリンダブロックの端面によるシール層の欠損を未然に防止して、油圧モータの性能及び耐久性を向上させることができた。
【0016】
請求項2のように構成すると、請求項1のように構成した場合と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えている。
請求項2のように、バルブプレートの溝をシリンダブロックの他方の端面の油切り溝に対向させることによって、シリンダブロックの他方の端面がシール層に摺接しない部分が多くなることを抑えることができるので、シール層に溝を形成することによるシール性の低下を未然に防止することができた。
【0017】
請求項3のように構成すると、請求項1又は2のように構成した場合と同様に前述の請求項1又は2の「発明の効果」を備えている。
請求項3のように構成すると、シリンダブロックの他方の端面が摺接しないバルブプレートの内周部付近の端面部分にシール層は形成されないので、半径方向内側におけるバルブプレートとシール層との延び量の差がさらに小さなものとなり、バルブプレートの変形による作動油の漏れやシリンダブロックの端面によるシール層の欠損をさらに防止して、油圧モータの性能及び耐久性をさらに向上させることができた。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明のアキシャルプランジャ型の油圧モータMを、バックホウ等の建設機械におけるクローラ式の走行装置の駆動用等として使用した場合を、図1及び図5に示している。油圧モータMの本体ケース1が、フランジ1aを介して機体側のトラックフレーム2に連結されており、トラックフレーム2側に向けて駆動室Dが本体ケース1に形成され、直列に連結される2個の油圧ブロック3,4によって駆動室Dが閉じられている。
【0019】
図1に示すように駆動室Dの中心に支持軸5が横向きに回転自在に支持され、シリンダブロック7が支持軸5に固定されており、支持軸5の回転軸芯Xと平行にスライド自在な複数個のアキシャル型のプランジャ6が、シリンダブロック7の一方の端面から突出するように、シリンダブロック7における支持軸5の周囲部分に円周方向に沿って備えられている。各プランジャ6の先端部に回動ヘッド6aが備えられ、回転ヘッド6aをスラストプレート8を介して受け止める斜板9が、駆動室D内に配置されている。
【0020】
図1及び図5に示すように、回転ケース10がベアリング11を介して回転自在に本体ケース1に外嵌され、クローラ12に係合する駆動スプロケット13が回転ケース10に連結されている。支持軸5に同芯状に連結された出力軸14が回転ケース10内に配置されており、出力軸14と回転ケース10とが遊星ギヤ式の減速機構15を介して連動連結されている。斜板9の外周部に一対のトラニオン軸16が固定され、駆動室Dの支持軸芯Y周りに斜板9が、図1に示す低速姿勢及びこの低速姿勢から紙面時計方向に所定角度だけ揺動した高速姿勢に亘り揺動自在に支持されている。
【0021】
図1に示すように、トラニオン軸16の支持軸芯Yに対して紙面上下の本体ケース1の部分に、一対のピストン18,19及びピストン18,19への油路27,28が設けられている。ピストン18に作動油が供給されてピストン18が紙面左方に進出すると、図1のように斜板9の角度が大に設定されて低速状態が設定され、逆にピストン19に作動油が供給されてピストン19が紙面左方に進出すると、斜板9の角度が小に設定されて高速状態が設定される。
【0022】
次に、油圧モータMの駆動用の油圧構成について説明する。
図1,2,3に示すように、油圧ブロック3のフランジ部3aにリング状のバルブプレート17が固定され、バルブプレート17にシリンダブロック7の他方の端面が摺接している。バルブプレート17に円弧状で長孔状の3個の第1給排孔17a(給排ポートに相当)、及び円弧状で長孔状の3個の第2給排孔17b(給排ポートに相当)が開孔されており、各プランジャ6の油室7aに連通するシリンダブロック7の作動油ポート7bが、第1又は第2給排孔17a,17bに対向している。
【0023】
図4に示すように、切換レバー(図示せず)によって切換操作される走行用制御弁20が備えられて、走行用制御弁20とバルブプレート17の第1給排孔17aとが、カウンターバランス弁23及び正転用油路29を介して接続され、走行用制御弁20とバルブプレート17の第2給排孔17bとが、カウンターバランス弁23及び逆転用油路30を介して接続されており、正転用油路29及び逆転用油路30にショックレス機構24が備えられている。
正転用油路29及び逆転用油路30がシャトル弁21を介して接続され、シャトル弁21とピストン18,19との間にパイロット操作式の流路切換弁22が備えられており、操作ペダル26によって切換操作されるパイロット弁25が、流路切換弁22の操作部に接続されている。
【0024】
以上の構造により、走行用制御弁20が正転側に切換操作されていると、ポンプ31からの作動油が正転用油路29、バルブプレート17の第1給排孔17aから、シリンダブロック7の作動油ポート7bを介して油室7aに供給されて、プランジャ6が斜板9に沿って図1の紙面右方に突出作動し、シリンダブロック7が正転駆動される。次に、このプランジャ6がバルブプレート17の第2給排孔17bの位置に達すると、シリンダブロック7の回転に伴い斜板9に沿ってプランジャ6がシリンダブロック7内に退入作動して(図1の紙面左方)、油室7aの作動油がシリンダブロック7の作動油ポート7bから、バルブプレート17の第2給排孔17b及び逆転用油路30を介して排出される。
走行用制御弁20が逆転側に切換操作されていると、ポンプ31からの作動油が逆転用油路30及びバルブプレート17の第2給排孔17bに供給され、シリンダブロック7が逆転駆動されて、作動油がバルブプレート17の第1給排孔17a及び正転用油路29を介して排出される。
【0025】
通常の状態では流路切換弁22が図4に示す状態に切換操作されており、シャトル弁21からの作動油がピストン18に供給されて、斜板9が図1に示す低速姿勢に保持されている。次に、操作ペダル26を踏み操作しパイロット弁25を切換操作して、パイロット圧を流路切換弁22に供給すると、流路切換弁22が切換操作されピストン19に作動油が供給されて、斜板9が支持軸芯Y周りに高速姿勢に揺動操作される。
【0026】
次に、固定側のバルブプレート17と回転側のシリンダブロック7とのシール構造について説明する。
図2及び図3に示すように、バルブプレート17におけるシリンダブロック7側の端面に、バルブプレート17とは異なる材質のシール層32が形成されており、このシール層32にシリンダブロック7の他方の端面が押圧されている。シール層32はバルブプレート17の端面に銅メッキを施した後、銅や錫、鉛等の粉末を銅メッキの面の上に乗せて、プレスで押圧しながら通電し粉末を銅メッキの面の圧着させて、その後にラッピング等の表面処理を行って形成される。
【0027】
シリンダブロック7の他方の端面において作動油ポート7bの外側の部分に、作動油ポート7bを囲む環状の油切り溝7cが形成されている。これに対しバルブプレート17のシール層32において、第1及び第2給排ポート17a,17bの外側の部分で、シリンダブロック7の油切り溝7cに対向する位置に、環状の溝17cが形成されている。
バルブプレート17の溝17cの幅はシリンダブロック7の油切り溝7cの幅と略同じか、又は少し狭い程度に設定されている。バルブプレート17の溝17cの深さは、シール層32の厚さよりも深く溝17cの底がバルブプレート17に達するか、又はシール層32の厚さと略同じで溝17cの底に薄くシール層32が残る程度に設定されている。
【0028】
図2及び図3に示すようにバルブプレート17の内周部よりも、シリンダブロック7の他方の端面における内周部の方が大径に設定されている。この場合、バルブプレート17のシール層32が、シリンダブロック7の他方の端面における内周部に対向する位置からバルブプレート17の半径方向の外側に向かって形成されており、バルブプレート17の内周部付近の端面部分17dにはシール層32は形成されていない。
【0029】
[別実施例]
図1及び図2に示す構成では、油圧ブロック3のフランジ部3aとは別にバルブプレート17を備えているが、フランジ部3aにバルブプレート17を一体形成してもよい。
【0030】
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧モータの全体の縦断側面図
【図2】バルブプレート付近の縦断側面図
【図3】バルブプレートのシリンダブロック側(シール層側)の正面図
【図4】油圧モータの油圧回路図
【図5】油圧モータをクローラ式の走行装置に取り付けた状態での側面図
【図6】従来の油圧モータのバルブプレート付近の縦断側面図
【符号の説明】
5 支持軸
6 プランジャ
7 シリンダブロック
7a 油室
7b 作動油ポート
7c 油切り溝
9 斜板
17 バルブプレート
17a,17b 給排ポート
17c バルブプレートの溝
31 ポンプ
32 シール層

Claims (3)

  1. 支持軸(5)を介してシリンダブロック(7)を回転自在に支持し、前記支持軸(5)と平行に前記シリンダブロック(7)の一方の端面から突出して往復移動する複数個のプランジャ(6)を、前記シリンダブロック(7)における支持軸(5)の周囲部分に備えて、前記各プランジャ(6)の油室(7a)に連通する複数の作動油ポート(7b)を前記シリンダブロック(7)の他方の端面に備え、
    前記シリンダブロック(7)の他方の端面に摺接する固定のバルブプレート(17)を備えて、前記バルブプレート(17)における前記シリンダブロック(7)側の端面に複数個の給排ポート(17a),(17b)を形成し、前記各プランジャ(6)の先端部を受け止める斜板(9)を備えて、
    ポンプ(31)から前記バルブプレート(17)の給排ポート(17a),(17b)に供給される作動油が、前記給排ポート(17a),(17b)から前記シリンダブロック(7)の作動油ポート(7b)を介して、前記プランジャ(6)の油室(7a)に供給されてプランジャ(6)が突出作動し、前記プランジャ(6)が退入作動すると前記油室(7a)からの作動油がシリンダブロック(7)の作動油ポート(7b)を介して、前記バルブプレート(17)の給排ポート(17a),(17b)に排出されて、前記バルブプレート(17)及び斜板(9)に対して前記シリンダブロック(7)が回転駆動されるように構成すると共に、
    前記バルブプレート(17)におけるシリンダブロック(7)側の端面の全周に亘って環状の溝(17c)を形成し、
    前記バルブプレート(17)におけるシリンダブロック(7)側の端面において、前記バルブプレート(19)の溝(17c)の半径方向内側の部分と、前記バルブプレート(19)の溝(17c)の半径方向外側の部分とに分断された、前記バルブプレート(17)とは異なる材質のシール層(32)を形成してあるアキシャルプランジャ型の油圧モータ。
  2. 前記シリンダブロック(7)の他方の端面における前記作動油ポート(7b)の外側の部分に、前記作動油ポート(7b)を囲む環状の油切り溝(7c)を形成すると共に、前記バルブプレート(17)の溝(17c)を前記油切り溝(7c)に対向するように配置してある請求項1記載のアキシャルプランジャ型の油圧モータ。
  3. 前記バルブプレート(17)に形成するシール層(32)を、前記シリンダブロック(7)の他方の端面における内周部に対向する位置から、前記バルブプレート(17)の半径方向の外側に向かって形成してある請求項1又は2記載のアキシャルプランジャ型の油圧モータ。
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