JPH11336646A - ハイブリッド車の内燃機関の始動判別装置 - Google Patents

ハイブリッド車の内燃機関の始動判別装置

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JPH11336646A
JPH11336646A JP10142980A JP14298098A JPH11336646A JP H11336646 A JPH11336646 A JP H11336646A JP 10142980 A JP10142980 A JP 10142980A JP 14298098 A JP14298098 A JP 14298098A JP H11336646 A JPH11336646 A JP H11336646A
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combustion engine
electric motor
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JP10142980A
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Shinichi Kitajima
真一 北島
Kenji Nakano
賢至 中野
Atsushi Matsubara
篤 松原
Atsushi Izumiura
篤 泉浦
Hideyuki Oki
秀行 沖
Keisuke Uchida
敬介 内田
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内燃機関の始動判別を簡単且つ確実に行うこと
ができるハイブリッド車の内燃機関の始動判別装置を提
供する。 【解決手段】電動機2を始動用電動機として用いて内燃
機関1を始動する際に、電動機2の通電電流IMをセン
サ12により検出し、その通電電流IMを所定の判別値
ICRと比較することにより内燃機関1の始動を判別す
る。判別値ICRは、内燃機関1の回転数NEと温度TW
とに応じて設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラレル型のハイ
ブリッド車に関し、より詳しくは、該ハイブリッド車の
内燃機関と共に走行用の駆動源として用いる電動機によ
り内燃機関を始動する際の始動判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パラレル型のハイブリッド車は、内燃機
関と該内燃機関の出力軸にロータを連接した電動機とを
車両の走行駆動源として具備しており、例えば車両の加
速走行時に内燃機関の駆動力と共に、電動機の駆動力を
も車両の駆動輪に付与する。これにより、必要な加速性
能を確保しつつ、内燃機関の出力を抑制し、内燃機関の
燃料消費の低減や排気性能の向上を図るようにしてい
る。
【0003】尚、前記電動機は、通常、発電機としても
動作可能なものとされ、例えば車両の減速走行時に車両
の運動エネルギーを駆動輪側から電動機に付与すること
で、該電動機を発電機として動作させ(電動機の回生発
電を行う)、その発電エネルギーを電動機の電源(バッ
テリやコンデンサ等)側に回収するようにしている。
【0004】この種のハイブリッド車では、内燃機関の
始動は、前記電動機をスタータモータとして動作させる
ことで行われる。そして、この場合、内燃機関の始動判
別(始動したか否かの判別)は、例えば特開昭63−2
63231号公報に見られるように内燃機関の回転数を
所定の判別値と比較することで行うようにしている。
【0005】一方、ハイブリッド車は、内燃機関の燃料
消費の低減や排気性能の向上を主な目的とし、このこと
は、内燃機関の始動に際しても望まれることである。
【0006】そして、このような観点からすれば、内燃
機関の始動においては、例えば該内燃機関をそのアイド
リング回転数の近傍の回転数でスタータモータとしての
電動機により回転させつつ、該内燃機関の始動処理を行
うことが好ましいと考えられる。
【0007】しかしながら、前述の如く、内燃機関の始
動判別を該内燃機関の回転数に基づき行う場合、該回転
数と比較する前記判別値は、一般に内燃機関のアイドリ
ング回転数よりも低い。このため、内燃機関の始動に際
して、電動機により内燃機関の回転数をアイドリング回
転数の近傍の回転数に制御するようにすると、内燃機関
の回転数を上記判別値と比較することでは、該内燃機関
の始動判別ができないものとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、内燃機関の始動判別を簡単且つ確実に行うことが
できるハイブリッド車の内燃機関の始動判別装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明ハイブリッド車の
内燃機関の始動判別装置はかかる目的を達成するため
に、内燃機関と該内燃機関の出力軸にロータを連接した
電動機とを車両の走行駆動源として具備したハイブリッ
ド車において、前記電動機を前記内燃機関の始動用電動
機として動作させて該内燃機関を始動する際に、該内燃
機関の始動を判別する装置であって、前記電動機の前記
始動用電動機としての動作時に該電動機の通電電流を検
出する電流検出手段と、該電流検出手段により検出され
た通電電流を所定の判別値と比較する比較手段とを備
え、該比較手段による比較結果に基づき前記内燃機関の
始動を判別することを特徴とする。
【0010】かかる本発明によれば、前記内燃機関の始
動に際して前記電動機を始動用電動機として動作させた
とき、該内燃機関が始動してその出力軸が自律的に回転
するようになると、電動機の負荷が軽くなる。このた
め、電動機の通電電流は、内燃機関の始動によって減少
する。従って、前記電流検出手段により検出された通電
電流を、前記比較手段によって所定の判別値と比較する
ことで、その比較結果により内燃機関の始動を判別する
ことができる。
【0011】このように本発明によれば、電動機の通電
電流に基づいて、内燃機関の始動判別を容易に行うこと
ができる。
【0012】かかる本発明では、電動機の通電電流は内
燃機関の回転数、あるいは該内燃機関と連動する電動機
の回転数の影響を受ける。そこで、本発明では、前記内
燃機関又は電動機の回転数を検出する回転数検出手段を
備え、前記比較手段は、前記所定の判別値を前記回転数
検出手段により検出された回転数に応じた値に設定する
ことが好ましい。
【0013】このように前記所定の判別値を内燃機関又
は電動機の回転数に応じた値に設定することで、該回転
数によらずに内燃機関の始動判別を行うことが可能とな
る。
【0014】また、内燃機関の始動に際して電動機の負
荷となる内燃機関のフリクション(摩擦)は該内燃機関
の温度によって変化する(一般に内燃機関の温度が高い
程、内燃機関のフリクションが小さくなって電動機の負
荷が減少する)ので、電動機の通電電流は、内燃機関の
温度の影響を受ける。そこで、本発明では、前記内燃機
関の温度を検出する機関温度検出手段を備え、前記比較
手段は、前記所定の判別値を前記機関温度により検出さ
れた内燃機関の温度に応じて値に設定することが好まし
い。
【0015】このように前記所定の判別値を内燃機関の
温度に応じた値に設定することで、内燃機関の始動判別
のために最適な上記判別値を設定することができ、該判
別値と電動機の通電電流との比較に基づく内燃機関に始
動判別を確実に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
4を参照して説明する。図1は本実施形態の始動判別装
置を具備したパラレル型のハイブリッド車の要部のシス
テム構成図、図2は図1のハイブリッド車の作動を説明
するためのフローチャート、図3及び図4は図2のフロ
ーチャートで用いるデータテーブルを示す説明図であ
る。
【0017】図1を参照して、本実施形態のハイブリッ
ド車両は、内燃機関1と電動機2とを車両の走行駆動源
として具備すると共に、電動機2の電源エネルギーを貯
蔵したバッテリ3と、内燃機関1や電動機2の動作制御
等を担うコントロールユニット4とを具備している。
【0018】尚、バッテリ3は、これに代えて例えば電
気二重層コンデンサ等の大容量コンデンサを使用しても
よい。
【0019】内燃機関1は、その図示しない出力軸(ク
ランク軸)が電動機2のロータ(図示せず)に同軸に連
接され、さらにそのロータを介して変速装置5の入力側
に接続されている。そして、該変速装置5の出力側のド
ライブシャフト5aは車両の駆動輪(図示せず)に連接
されている。この構成により、内燃機関1あるいは電動
機2が生成する駆動力(回転駆動力)を、変速装置5を
介して駆動輪に伝達し、車両の走行を行わしめるように
している。
【0020】電動機2は、駆動回路6(レギュレータ/
インバータ回路)を介してバッテリ3に電気的に接続さ
れ、該駆動回路6を介して電動機2とバッテリ3との間
の電力授受を制御することで、車両の走行駆動源となる
駆動力を生成する本来の電動機としての動作の他、バッ
テリ3に充電する電力の発電(回生発電)を行う発電機
としての動作も可能とされている。
【0021】コントロールユニット4は、マイクロコン
ピュータを用いて構成されたもので、その機能的構成と
して、電動機2の動作制御を担う電動機制御手段7と、
内燃機関1の動作制御を担う内燃機関制御手段8と、内
燃機関1の始動判別を行う始動判別手段9とを具備して
いる。
【0022】この場合、本実施形態では、内燃機関1の
温度TW(より具体的には内燃機関1の冷却水温)を検
出するセンサ10(機関温度検出手段)、内燃機関1の
回転数NE(本実施形態では、これは電動機2の回転数
に等しい)を検出するセンサ11(回転数検出手段)、
電動機2の通電電流IMを検出するセンサ12(電流検
出手段)等、各種センサが備えられており、これらのセ
ンサの出力(検出データ)がコントロールユニット4に
与えられる。
【0023】そして、コントロールユニット4の電動機
制御手段7は、上記センサ10〜12の出力等に基づ
き、電動機2の所要の動作状態(電動機及び発電機のい
ずれの動作を行わせるかや、電動機としての動作時の目
標駆動力、発電機としての動作時の目標発電量等)を決
定し、その決定した動作状態に基づいて電動機2の動作
制御を駆動回路6を介して行う。この場合、電動機2の
本来の電動機としての動作時(駆動力の生成時)には、
バッテリ3から電動機2に給電せしめ、発電機としての
動作時には、発電電力をバッテリ3に充電せしめる。
【0024】また、内燃機関制御手段8は、センサ10
〜12の出力等に基づき、内燃機関1の所要の動作状態
(内燃機関1の目標駆動力等)を決定し、その決定した
動作状態に基づいて、内燃機関1の燃料供給量や、吸入
空気量、点火時期を制御する。この場合、燃料供給量
や、吸入空気量、点火時期の制御は、それぞれ図示しな
い燃料噴射装置、スロットル弁のアクチュエータ、点火
装置を介して行われる。
【0025】また、始動判別手段9は、詳細は後述する
が、電動機2を始動用電動機(スタータモータ)として
動作させて内燃機関1を始動させる際に、センサ12の
出力(電動機2の通電電流の検出値)をセンサ10,1
1の出力(内燃機関1の温度TW及び回転数NEの検出
値)に応じて設定した判別値(所定判別値)と比較する
ことで内燃機関1の始動判別(始動したか否かの判別
で、より正確には内燃機関1の燃焼状態が完爆状態とな
ったか否かの判別)を行う。
【0026】尚、この始動判別手段9は、本発明の構成
に対応させると、比較手段としての機能を含むものであ
る。
【0027】次に、本実施形態のハイブリッド車の作動
を説明する。
【0028】内燃機関1の停止状態で、図示しない運転
スイッチを投入すると、コントロールユニット4は、電
動機制御手段7により駆動回路6を制御して、バッテリ
3から電動機2に給電せしめ、該電動機2を内燃機関1
の始動用電動機(スタータモータ)として動作させる。
このとき、電動機制御手段7は、センサ11による内燃
機関1の回転数NEの検出値が所定のアイドリング回転
数(例えば600rpm)になるように電動機2への給
電量をフィードバック制御する。
【0029】また、上記のような電動機2の動作による
内燃機関1の出力軸のクランキングを行いつつ、コント
ロールユニット4は、内燃機関制御手段8により内燃機
関1の吸気、燃料供給及び点火動作を開始する。このと
き、内燃機関1の吸入空気量、燃料供給量及び点火時期
は、それぞれ内燃機関1の始動のための所定値に制御さ
れる。
【0030】一方、このような動作と並行して、コント
ロールユニット4は、前記始動判別手段9により、所定
の制御サイクル毎に図2のフローチャートに示す処理を
行って、内燃機関1の始動(完爆状態となったか否か)
を判別する。
【0031】すなわち、始動判別手段9は、前記センサ
10〜12によりそれぞれ内燃機関1の温度TW、回転
数NE及び電動機2の通電電流IMの検出値を取得する
(STEP1)。尚、このとき通電電流IMの検出値に
対して例えばフィルタリング処理を施すようにしてもよ
い。
【0032】次いで、始動判別手段9は、内燃機関1の
回転数NEの検出値から、図3に示すようにあらかじめ
設定されたデータテーブルにより内燃機関1の始動判別
のための基本判別値INEを求める(STEP2)。この
基本判別値INEは、例えば常温環境下(20°C)で運
転停止状態の内燃機関1の出力軸を電動機5により回転
駆動した場合における電動機2の標準的な通電電流値に
相当するものであり、基本的には、内燃機関1の回転数
NE(本実施形態では、これは電動機2の回転数に等し
い)が高くなる程、基本判別値INEは小さくなる。
【0033】さらに、始動判別手段9は、内燃機関1の
温度TWの検出値から、上記基本判別値IMNEを補正する
ための補正係数KTWを図4に示すようにあらかじめ設定
されたデータテーブルにより求める(STEP3)。こ
の補正係数KTWは、内燃機関1のフリクションが温度T
Wによって変化し、これに応じて内燃機関1の始動に際
しての電動機2の通電電流値が内燃機関1の各回転数に
おいて変化することを考慮して、上記基本判別値INEを
補正するものであり、その補正を基本判別値INEに補正
係数KTWを乗算することで行うものである。この場合、
基本的には、温度TWが高い程、内燃機関1のフリクシ
ョンが低下して電動機2の負荷が軽くなるため、補正係
数KTWは、温度TWが高い程、小さくなる。尚、本実施
形態では、基本判別値INEは、常温環境下(20°C)
を基準としているため、その温度20°Cにおける補正
係数KTWの値は「1」である。
【0034】かかる補正係数KTWを求めた後、始動判別
手段9は、基本判別値INEに補正係数KTWを乗算するこ
とで、内燃機関1の始動判別のための最終的な判別値I
CRを決定する(STEP4)。
【0035】尚、このような判別値ICRは、内燃機関1
の回転数NEの検出値と温度TWの検出値とからマップ
により求めるようにしてもよい。
【0036】また、本実施形態では、電動機2による内
燃機関1の出力軸の回転駆動(クランキング)に際し
て、電動機2の通電電流IMが該電動機2の回転開始初
期に過大なものとなるのを防止するために該通電電流I
Mを所定の上限値ILM以下に制限するようにしている。
【0037】このため、始動判別手段9は、STEP4
で判別値ICRを決定した後、該判別値ICRを上記上限値
ILMと比較し(STEP5)、ICR>ILMである場合に
は、判別値ICRの値を強制的に上限値ILMに修正する
(STEP6)。
【0038】次いで、始動判別手段9は、STEP1で
取得した電動機2の通電電流IMの検出値を判別値ICR
と比較することで内燃機関1の始動判別を行う(STE
P7)。この場合、内燃機関1が正常に始動し、該内燃
機関1の出力軸が自律的に回転するような状態(内燃機
関1の完爆状態)では、電動機2の負荷が軽くなるた
め、通電電流IMは判別値ICRよりも小さくなる。
【0039】そこで、始動判別手段9は、STEP7で
通電電流IMの検出値が判別値ICRよりも小さければ
(IM<ICR)、内燃機関1が正常に始動したと判断
し、その判断結果を示すフラグFの値を「1」にセット
する(STEP8)。また、始動判別手段9は、STE
P7でIM≧ICRである場合には、内燃機関1の始動が
未終了であると判断し、フラグFの値を「0」にセット
する(STEP9)。
【0040】以上説明した処理が、始動判別手段9によ
る内燃機関1の始動判別の処理である。
【0041】尚、始動判別手段9により内燃機関1が始
動したことが判別されたとき(F=1の場合)には、コ
ントロールユニット4の電動機制御手段7は、電動機2
への給電を停止せしめ、電動機2の始動用電動機として
の動作を終了させる。また、内燃機関制御手段8は、内
燃機関1のアイドリング運転を行わしめる。そして、そ
の後は、運転者が車両の走行を行うべく図示しないアク
セルを操作すると、そのアクセル操作量等に応じてコン
トロールユニット4が内燃機関1や電動機2の動作状態
を決定し、それに従って内燃機関1や電動機2の動作状
態を制御する。
【0042】この場合、例えば車両の加速走行時には、
電動機2により駆動力を生成させ、その駆動力と内燃機
関1の駆動力とを併せて車両の駆動輪に伝達する。
【0043】また、例えば車両の減速走行時には、内燃
機関1への燃料供給を遮断しつつ、駆動輪側から電動機
2に伝達される車両の運動エネルギーによって、該電動
機2の回生発電を行わしめ、その回生発電電力をバッテ
リ3に充電させる。
【0044】以上説明した本実施形態のハイブリッド車
によれば、電動機2による内燃機関1の始動に際して、
内燃機関1の出力軸をアイドリング回転数で回転させつ
つ、電動機2の通電電流IMを判別値ICRと比較するこ
とで、内燃機関1の始動判別を行うことができる。そし
て、この場合、判別値ICRは、内燃機関1の回転数NE
と温度TWとに応じた値に設定するため、電動機2の通
電電流IMと判別値ICRとの比較に基づく内燃機関1の
始動判別を適正に行うことができる。また、内燃機関1
の始動をアイドリング回転数で行うことで、その始動に
際しての燃料消費や排ガスの生成状態を良好なものとす
ることができる。
【0045】尚、本実施形態では、内燃機関1の始動に
際して、内燃機関1の出力軸をアイドリング回転数で回
転させるようにしたが、この際の回転数は、必ずしもア
イドリング回転数に限定されるものではなく、始動時に
おける内燃機関1の燃料消費や排ガス生成状態を高める
ことできるような回転数であれば、他の回転数に設定し
てもよい。そして、この場合に内燃機関1の出力軸を電
動機2により回転させる所定の回転数は、必ずしも一定
値でなくてもよく、内燃機関1の温度等、燃料消費量や
排ガス生成状態に影響を及ぼす要因を考慮して可変的に
定めるようにしてもよい。
【0046】また、本実施形態では、前記判別値ICRを
内燃機関1の回転数NEと温度TWとに応じた値に設定
したが、この他に、さらに電動機2の電源電圧(本実施
形態ではバッテリ3の出力電圧)にも応じた値に設定す
るようにしてもよい。この場合、電動機2の電源電圧が
高い程、内燃機関1の始動時の電動機2の通電電流IM
は上昇傾向となるので、例えば前記STEP4で求めた
判別値ICRに、電動機2の電源電圧が高い程、値が小さ
くなるように定めた補正係数を乗算することで、該判別
値ICRを補正するようにすればよい。
【0047】また、本実施形態では、内燃機関1の出力
軸と電動機2のロータとは同軸に連接し、それらが同じ
回転数で回転するように構成しているが、内燃機関1の
出力軸と電動機2のロータとをギヤ等を介して連接し、
それらが所定比率の互いに異なる回転数で回転するよう
に構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の始動判別装置を具備したパラレル型の
ハイブリッド車の要部のシステム構成図。
【図2】図1のハイブリッド車の作動を説明するための
フローチャート。
【図3】図2のフローチャートで用いるデータテーブル
を示す説明図。
【図4】図2のフローチャートで用いるデータテーブル
を示す説明図。
【符号の説明】
1…内燃機関、2…電動機、9…始動判別手段(比較手
段)、10…センサ(機関温度検出手段)、11…セン
サ(回転数検出手段)、12…センサ(電流検出手
段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉浦 篤 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 沖 秀行 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 内田 敬介 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関と該内燃機関の出力軸にロータを
    連接した電動機とを車両の走行駆動源として具備したハ
    イブリッド車において、前記電動機を前記内燃機関の始
    動用電動機として動作させて該内燃機関を始動する際
    に、該内燃機関の始動を判別する装置であって、 前記電動機の前記始動用電動機としての動作時に該電動
    機の通電電流を検出する電流検出手段と、 該電流検出手段により検出された通電電流を所定の判別
    値と比較する比較手段とを備え、 該比較手段による比較結果に基づき前記内燃機関の始動
    を判別することを特徴とするハイブリッド車の内燃機関
    の始動判別装置。
  2. 【請求項2】前記内燃機関又は電動機の回転数を検出す
    る回転数検出手段を備え、前記比較手段は、前記所定の
    判別値を前記回転数検出手段により検出された回転数に
    応じた値に設定することを特徴とする請求項1記載のハ
    イブリッド車の内燃機関の始動判別装置。
  3. 【請求項3】前記内燃機関の温度を検出する機関温度検
    出手段を備え、前記比較手段は、前記所定の判別値を前
    記機関温度により検出された内燃機関の温度に応じた値
    に設定することを特徴とする請求項1又は2記載のハイ
    ブリッド車の内燃機関の始動判別装置。
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