JPH11336389A - 解錠方法 - Google Patents

解錠方法

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JPH11336389A
JPH11336389A JP14732098A JP14732098A JPH11336389A JP H11336389 A JPH11336389 A JP H11336389A JP 14732098 A JP14732098 A JP 14732098A JP 14732098 A JP14732098 A JP 14732098A JP H11336389 A JPH11336389 A JP H11336389A
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JP
Japan
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lock
door
unlocking
solenoid
connector
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Pending
Application number
JP14732098A
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English (en)
Inventor
Makoto Nakamura
誠 中村
Takehiko Ishii
毅彦 石井
Akio Inoue
明雄 井上
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源供給によって動作する電気部材により自
動販売機などの施錠機構を解錠する場合、電源の停電時
でも解除可能にする。 【解決手段】 鍵の操作により錠前11が時計方向に回
動すると、筐体2に設けられたコネクタ14が露呈す
る。そして露呈したコネクタ14のうちの14Bにバッ
テリーを有する解錠装置110を接続すると、装置11
0のバッテリーから電流がコネクタ14Bを介してまず
リレー130のコイル131に流れ、リレー130の接
点132,133が閉結する。これにより、装置110
のバッテリーからの電流は接点133,ソレノイド35
を介しグランドGNDに流れ、ソレノイド35が通電す
る。このソレノイド35の通電によりアクチュエータ3
6が動作して扉4が解錠され、扉4は回動して筺体2の
開口3が開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金銭が収納される
自動販売機等に用いられる施錠機構の解錠を行う解錠方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の自動販売機の施錠機構
は、内部の金庫に収納された金銭の盗難を防止するため
に強固に形成され、一面に開口が形成された筺体と、こ
の筺体の開口の一側部に枢着されこの開口を開閉する扉
と、扉を施錠する施錠手段としての錠前とが備えられて
いる。そして、錠前は、防犯上、自動販売機毎に異なる
ものを使用しており、その錠前に適合した鍵によって解
錠を可能とすることにより、簡単に解錠できないように
して筐体内部の金庫に収納された金銭の盗難を防止して
いる。しかし、鍵が偽造されたり、或いは鍵が盗難され
たときにはこの鍵によって簡単に解錠され、内部の金庫
に収納されている金銭が簡単に盗まれてしまうことか
ら、鍵を使用しただけでは解錠されないような装置が考
えられている。
【0003】即ち、この装置は、扉を解錠するためのソ
レノイドと、ソレノイドを駆動するための内部回路とを
設け、内部回路に識別番号入力機を接続してその識別番
号入力機から識別番号を入力すると、内部回路がソレノ
イドに通電を行い扉を解錠するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記装置はソ
レノイドや内部回路に電源が供給されることを前提に解
錠動作を行うものであるため、CPUなどの内部回路が
故障した場合、及び装置の停電や電源故障の際にも解錠
を可能にすることが要望されている。従って本発明は、
電源供給により動作する電気部材により自動販売機など
の施錠機構の解錠を行う場合、内部回路が故障した場
合、及び装置の停電や電源故障の際にも解錠可能にする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、一面に開口が形成された筺体と、筺
体の開口の一側部に枢着され開口を開閉する扉と、ソレ
ノイド及び筐体に取り付けられた錠前からなり扉を施錠
する施錠手段とを備え、鍵の操作による錠前の回動及び
筐体に設けられたコネクタに取り付けられる識別番号入
力機からの予め定めた識別番号の入力に基づきソレノイ
ドに解錠電流を出力して扉を解錠する場合、電源を有す
る非常解錠機を備え、非常解錠機をコネクタに接続して
電源からソレノイドに解錠電流を出力し、扉を解錠する
ようにした方法である。また、鍵の操作により錠前が回
動するとコネクタを露呈させるようにした方法である。
また、識別番号入力機からの信号線の一部を利用してこ
の信号線を介し非常解錠機からの解錠電流をソレノイド
に出力するようにした方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図3は本発明を適用した自動販売機
の施錠機構において一部を破断して示す全体の斜視図、
図4は同じく右側断面図、図5は同じく扉を取り除いた
状態を示す正面図である。図6は第1の施錠手段を解錠
した状態を示す右側断面図、図7は同じく第2の施錠手
段を解錠した状態を示す要部の正面図、図8は同じく第
1および第2の施錠手段を解錠し、扉を開いた状態を示
す右側断面図である。
【0007】図3において、符号2で示すものは、前面
に開口3が形成された箱状の筺体であって、この筺体2
の開口3を開閉自在とする扉4が設けられ、この扉4
は、開口3の底部に固定されたベース5と扉4の下部と
に取り付けられたヒンジ6を介して支軸7を回動中心と
して下端部が回動自在に支持されている。筺体2の右側
部には、図4に示すように、後述するコネクタ14に対
応して円形の窓2aが穿設されている。筺体2の開口3
の上部および両側部の内側には、枠状に形成された縁金
9が開口2から前面側に突出するように取り付けられ、
この縁金9の上部中央には、図8に示すように、ロック
孔10aが穿設されたロック部10が下方に折り曲げ形
成されている。
【0008】図4において、筺体2の右側部には、錠前
11が取り付けられ、図5に示すように、この錠前11
の回動軸11aにはシャッタ板12が固着され、錠前1
1が施錠状態にあるときには、図示のように立ち上がっ
た状態になるように構成されている。一方、鍵(図示せ
ず)によって錠前11を図4中時計方向に回動すること
によって解錠動作がなされると、シャッタ板12も時計
方向に回動し、図6に示すように倒伏状態になるように
構成されている。シャッタ板12の上部は略扇形に形成
されたシャッタ部12aが設けられ、下端部は折り曲げ
形成された押圧部12bが設けられている。
【0009】このシャッタ板12のシャッタ部12aの
近傍には、ブラケット13が筺体2の右側部の内面に取
り付けられ、このブラケット13は断面がクランク状に
形成され、下部13aと筺体2の右側部の内面との間に
は、上述したシャッタ板12のシャッタ部12aが嵌入
できる間隙が形成されている。このブラケット13の下
部13aの一側部の表面には、後述するコネクタ14
A,14Bからなるコネクタ14が取り付けられ、他側
部の下側の折曲部には、リミットスイッチとしての第1
のスイッチ15が取り付けられている。コネクタ14
は、筺体2の窓2aに臨み、上述した錠前11が施錠状
態にあり、シャッタ板12が立ち上がった状態のとき
に、シャッタ部12aによって覆われるように位置付け
られている。また、第1のスイッチ15は、錠前11を
解錠させ、シャッタ板12を倒伏状態にしたときに、図
6に示すように、シャッタ部12aによって作動部15
aが動作するように位置付けられている。また、コネク
タ14に、後述する識別番号入力機100を接続し、識
別番号を入力すると、後述するソレノイド35が通電さ
れるように構成されている。
【0010】図4において、筺体2の右側部の内側に
は、第1の施錠手段としての平板状のロックプレート1
7がピン18Aを回動中心として回動自在に支持され、
筺体2の右側部の内側に植設されたピン19Aに長孔1
7aが係入し、このピン19Aによって回動端限が規制
され、自重によって常時ピン18Aを回動中心として図
中反時計方向に回動するように構成されている。また、
このロックプレート17の前端部には、後述する受部3
0のピン31に係合するフック部17bが形成され、後
端部には上述したシャッタ板12の押圧部12bに当接
する当接部17cが折り曲げ形成されている。
【0011】20Aは一端がロックプレート17にねじ
21Aを介して枢着されたレバーであって、このレバー
20Aの他端には、レバー22Aの一端がねじ23Aを
介して枢着されている。レバー22Aの他端は軸25の
一端に固着され、この軸25は、図3に示すように、筺
体2の上部に固着された支承部材24に、筺体2の両側
部間に横架されるようして回動自在に支持されている。
この軸25の他端には、上述したレバー22Aと同じ形
状のレバー22Bの一端が固着され、レバー22Bの他
端には、レバー20Aと同じ形状のレバー20Bの一端
がねじ23Bを介して枢着されている。レバー20Bの
他端は、筺体2の左側部の内側にピン18Bを介して回
動自在に支持された第1の施錠手段としてのロックプレ
ート27にねじ21Bを介して枢着されている。ロック
プレート27は、筺体2の左側部の内側に植設されたピ
ン19Bに長孔27aが係入することにより、回動端限
が規制され、前端部に受部30のピン31に係合するフ
ック部27bが形成されている。28は第2のスイッチ
であって、筺体2の開口3の下部に取り付けたベース5
上の左側にブラケットを介して取り付けられている。
【0012】図3において、扉4の両側端部と上端部に
は、囲い壁29が折り曲げ形成され、この囲い壁29の
内面の外形は、上述した筺体2の縁金9の外面の外形よ
りもわずかに大きく形成されている。扉4の内面であっ
て囲い壁29の両側部に近接した位置には、一対のL字
状および逆L字状の受部30,30(一方は図示を省
略)が固着され、この受部30,30と囲い壁29の両
側部の内側とにはピン31,31(一方は図示を省略)
が掛け渡されている。また、扉4の内面の上述した第2
のスイッチ28の近接した位置には、作動片32が固着
され、この作動片32は、扉4によって筺体2の開口3
を閉じたときに、第2のスイッチ28を動作させるよう
に位置付けられている。作動片32によって第2のスイ
ッチ28が動作すると、後述するソレノイド35の通電
状態が解除されるように構成されている。また、上述し
た第1のスイッチ15が動作せずに、第2のスイッチ2
8の動作が解除したり、後述する第3のスイッチが動作
せずに第2のスイッチ28の動作が解除すると、鍵を用
いずに扉4がこじ開けられたと判断し、後述するアラー
ム発生部122が動作し、警報を発生するように構成さ
れている。
【0013】図7に示すように、扉4の内面の上部に
は、ブラケット34を介してソレノイド35が固定さ
れ、このソレノイド35には、第2の施錠手段としての
アクチュエータ36が備えられ、アクチュエータ36の
フランジ部36aとソレノイド35間には圧縮スプリン
グ37が弾装されている。38,39は扉4の内面に固
定された一対のロック片であって、上述した縁金9のロ
ック部10の厚みよりもわずかに大きい間隔を隔てて対
向し、互いに対向するロック孔38a,39aが穿設さ
れている。これらロック片38,39は、扉4によって
筺体2の開口3を閉じたときに、ロック部10がこれら
ロック片38,39間の間隙内に係入されるように位置
付けられている。また、そのときに、両ロック片38,
39のロック孔38a,39aとロック部10のロック
孔10aが対応し、これらロック孔38a,39a,1
0a内にアクチュエータ36が係入するように位置付け
られている。40はブラケット41を介して扉4の内面
に固定された第3のスイッチであって、ソレノイド35
が通電されアクチュエータ36が圧縮スプリング37の
付勢力に抗して矢印A方向に後退したときに、フランジ
部36aによって動作するように位置付けられている。
【0014】次に、このような構成の筺体の構造の扉の
開閉動作を説明する。図4に示すように扉4によって筺
体2の開口3を閉じた状態のときは、左右のロックプレ
ート17,27のフック部17b,27bが扉4のピン
31,31に係合している。同時に、図5に示すよう
に、ソレノイド35のアクチュエータ36が圧縮スプリ
ング37の付勢力によって前進し、ロック片38,39
のロック孔38a,39aと縁金9のロック部10のロ
ック孔10a内に係入している。このように、筺体2の
開口3の両側部が左右のロックプレート17,27によ
って施錠され、開口3の上部がアクチュエータ36によ
って施錠され、かつ開口3の下部はヒンジ6による結合
によって実質的に施錠されるから、開口3の4個の全て
の側部が施錠された状態になる。このため、これら開口
3の4個の側部のいずれからも扉4をこじ開けるが困難
になり、筺体2のセキュリティが保たれる。
【0015】この状態から、図6に示すように、鍵(図
示せず)によって錠前11を図中時計方向に回動させる
と、シャッタ板12も追従して時計方向に回動するの
で、押圧部12bによる当接部17cの押圧が解除さ
れ、ロックプレート17がピン18Aを回動中心として
自重によって反時計方向に回動する。したがって、ロッ
クプレート17のフック部17bとピン31の係合が解
除される。このロックプレート17の回動によって軸2
5が、両レバー20A,22Aを介して反時計方向に回
動するので、図3において、ロックプレート27がレバ
ー22B,20Bを介してピン18Bを回動中心として
図中時計方向に回動する。したがって、ロックプレート
27のフック部27bとピン31の係合が解除される。
【0016】このとき、図6に示すように、シャッタ板
12が倒伏状態になって、シャッタ部12aに覆われて
いたコネクタ14が窓2aから露呈するとともに、第1
のスイッチ15がシャッタ部12aによって動作する。
コネクタ14に識別番号入力機100を接続し、識別番
号を入力することによって、ソレノイド35が通電する
ので、図7に示すように、アクチュエータ36が圧縮ス
プリング37の付勢力に抗して後退する。
【0017】したがって、両ロック片38,39のロッ
ク孔38a,39aおよび縁金9のロック部10のロッ
ク孔10aに係入していたアクチェータ36の係入が外
れるので、アクチュエータ36による施錠が解除すると
ともに、フランジ部36aによって第3のスイッチ40
が動作する。上述したように、ロックプレート17,2
7による施錠も解除しているので、図8に示すように、
扉4はヒンジ6の支軸7を回動中心として図中反時計方
向に回動し、筺体2の開口3が開放する。
【0018】このとき、扉4の作動片32によって動作
状態にあった第2のスイッチ28が不動作状態に切り替
わるが、第1のスイッチ15および第3のスイッチ40
が動作状態に切り替わっているので、扉4がこじ開けら
れたものではないと判断し、後述のアラーム発生部12
2は作動しない。このように、識別番号によってアクチ
ュエータ36の施錠を解除するようにしたので、施錠用
の鍵を増やす必要がなく、このため鍵の管理が煩雑にな
らない。また、通常、シャッタ板12のシャッタ部12
aによってコネクタ14を覆い、錠前11の鍵操作によ
って窓2aから露呈するようにしたことにより、アクチ
ュエータ36による施錠を解錠するには、錠前11を鍵
操作によって解錠する必要がある。したがって、鍵を保
有していない第三者によるコネクタ14への識別番号の
入力作業が困難になるとともに、錠前11の鍵操作せず
に扉4をこじ開けようとしても、アクチュエータ36に
よる施錠を解錠することができないため、筺体のセキュ
リティが保たれる。
【0019】次に、開放された筺体2の開口3を扉4に
よって閉じる動作を説明する。図8に示す状態から扉4
をヒンジ6の支軸7を回動中心として時計方向に回動さ
せて、図6に示すように、筺体2の開口3を扉4によっ
て閉じると、作動片32によって第2のスイッチ28が
動作するので、ソレノイド35の通電が解除される。し
たがって、図5に示すように、アクチュエータ36が圧
縮スプリング37の付勢力によって前進し、両ロック片
38,39のロック孔38a,39aおよび縁金9のロ
ック部10のロック孔10a内に係入するので、アクチ
ュエータ36による施錠が行われる。このように、扉4
によって筺体2の開口3を閉じることによって、自動的
にアクチュエータ36による施錠が行われるので、施錠
のし忘れを防止することができ、セキュリティが保たれ
る。
【0020】図6に示す状態において、鍵によって錠前
11を図中反時計方向に回動させることにより、シャッ
タ板12も反時計方向に回動するので、シャッタ部12
aによって動作状態になっていた第1のスイッチ15が
不動作状態になるとともに、コネクタ14がシャッタ部
12aに覆われる。同時に、シャッタ板12の押圧部1
2bがロックプレート17の係合部17cを押圧するの
で、ロックプレート17はピン18Aを回動中心とし
て、図中時計方向に回動し、図4に示すように、フック
部17bがピン31に係合する。ロックプレート17が
時計方向に回動することにより、軸25がレバー20
A,22Aを介して時計方向に回動するので、図3にお
いて、ロックプレート27がレバー22B,20Bを介
してピン18Bを回動中心として図中反時計方向に回動
する。ロックプレート27のフック部27bがピン31
に係合することにより、ロックプレート17,27によ
る扉4の施錠が行われる。
【0021】図1は、自動販売機を制御する制御部のブ
ロック図である。本制御部は、筐体2の扉4の解錠・施
錠を制御するCPU120、CPU120に接続される
メモリ121及びアラーム発生部122、識別番号入力
機100から入力された識別番号をコネクタ14A及び
各抵抗R1〜R7を介して入力しCPU120に送出す
るバッファ123,124、CPU120により駆動さ
れてソレノイド35への通電・非通電を行うインバータ
1NV及びトランジスタQ、非常時にコネクタ14Bに
接続された解錠装置110からの電源供給によりオンし
てソレノイド35への通電を行うリレー130などから
なる。
【0022】なお、CPU120には第1のスイッチ1
5,第2のスイッチ28及び第3のスイッチ40の各接
点出力が入力される。また、バッファ123には識別番
号入力機100のカラム出力線COL1〜3がそれぞれ
抵抗R1〜R3を介して接続されるとともに、バッファ
124には識別番号入力機100のロウ出力線ROW1
〜4がそれぞれ抵抗R4〜R7を介して接続され、各バ
ッファ123,124は入力した識別番号入力機100
からの操作データをCPU120に伝達する。ここで、
識別番号入力機100からのロウ出力線ROW4は、解
錠装置110のグランド出力線EXGNDと共通に接続
されているが、識別番号入力機100がコネクタ14A
に接続されているときには解錠装置110はコネクタ1
4Bには接続されていないため、識別番号入力機100
からのロウ出力線ROW4を介する操作データはそのま
まバッファ124に入力される。
【0023】この他、自動販売機には、図示省略されて
いるが、商品選択を行うための選択ボタン、投入された
金銭の選別を行う選別機構、選別した金銭を金庫に収納
するための収納機構及び選択された商品を商品排出部に
送出する商品排出機構等が設けられ、これらの各部はC
PU120に接続されている。
【0024】次に以上のように構成された制御部の要部
動作を説明する。図4に示す状態において、鍵により錠
前11を時計方向に回動させると、図6に示すように、
シャッタ板12が倒伏状態になって、シャッタ部12a
に覆われていたコネクタ14が窓2aから露呈するとと
もに、第1のスイッチ15がシャッタ部12aによって
動作する。CPU120は、第1のスイッチ15の動作
状態を検出すると、次に露呈したコネクタ14に接続さ
れ入力操作された識別番号入力機100からの識別番号
をバッファ123,124を介して入力する。そして、
入力した識別番号がメモリ121に予め登録されている
自身の識別番号と一致するとインバータ1NVを介して
トランジスタQをオンさせる。
【0025】トランジスタQ4がオンすると、図示しな
い装置電源の+24V端子から電流がトランジスタQ4
を経由する図1の符号で示す経路でソレノイド35を
介しグランドGNDへ流れ、この結果、ソレノイド35
が通電する。このソレノイド35の通電により、図7に
示すアクチュエータ36が後退し、第3のスイッチ40
が動作するとともに、図8に示すように、扉4が反時計
方向に回動して筺体2の開口3が開放する。また、第2
のスイッチ28は動作状態から不動作状態に切り替わ
る。この場合、CPU120は、第3のスイッチ40の
動作状態を検出すると、扉4が正常に開けられたものと
判断する。なお、第3のスイッチ40の動作状態が検出
されない場合は、扉4が閉じられたままの状態であると
判断し、アラーム発生部122から警報を発生させる。
【0026】次に、図8に示す開放された筺体2の開口
3を、図6に示すように、扉4によって閉じると、第2
のスイッチ28が不動作状態から動作状態になる。CP
U120は、第2のスイッチ28の動作状態を検出する
とトランジスタQをオフしてソレノイド35への通電を
停止する。この結果、図5に示すように、アクチュエー
タ36が前進し、アクチュエータ36による施錠が行わ
れる。その後、図6に示す状態において、鍵によって錠
前11を図中反時計方向に回動させることにより、コネ
クタ14をシャッタ部12aに覆い、扉4を施錠する。
そしてこのとき、動作状態になっていた第1のスイッチ
15は不動作状態となる。CPU120は、第1のスイ
ッチ15の不動作状態を検出すると扉4の施錠が終了し
たことを認識する。
【0027】図2は自動販売機の解錠制御を行うCPU
120の動作を示すフローチャートである。このフロー
チャートにしたがって本発明の要部動作を詳細に説明す
る。鍵により錠前11を回動させると、シャッタ部12
aに覆われていたコネクタ14が窓2aから露呈すると
ともに、ステップS1で第1のスイッチ15がシャッタ
部12aによって動作しオンする。第1のスイッチ15
のオンを検出すると、CPU120は図示しない内蔵タ
イマをステップS2でスタートさせるとともに、露呈し
たコネクタ14に接続された識別番号入力機100の入
力操作に基づく識別番号の入力の有無をステップS3で
判断する。
【0028】ここで識別番号が入力されると、入力した
その識別番号とメモリ121に予め登録されている自身
の識別番号との一致を比較することにより、「入力した
識別番号のOK?」か否かをステップS4で判断する。
そして、入力した識別番号と登録された識別番号との一
致により、ステップS4の「識別番号OK?」が「Y」
と判定されると、CPU120はステップS5でトラン
ジスタQをオンすることにより上述したようにソレノイ
ド35への通電を行う。これにより、図7に示すアクチ
ュエータ36が後退し、第3のスイッチ40が動作して
オンするとともに、図8に示すように、扉4が回動して
筺体2の開口3が開放する。また、このとき第2のスイ
ッチ28はオン状態からオフ状態に切り替わる。
【0029】ここで、CPU120はステップS6で第
3のスイッチ40がオンしているか否かを判断し、オン
していれば扉4が正常に開けられたものと判断して処理
を終了する。また、第3のスイッチ40のオンが検出さ
れない場合は、扉4が閉じられたままの状態であると判
断し、ステップS7でアラーム発生部122を駆動しア
ラーム(警報)を発生させる。なお、入力した識別番号
がメモリ121の識別番号と不一致になりステップS4
の判定が「N」となる場合はステップS3へ戻る。
【0030】また、識別番号入力機100からの識別番
号が入力されずにステップS3の判定が「N」となる場
合は、内蔵タイマのタイムアップをステップS8で判断
し、内蔵タイマがタイムアップしなければステップS3
に戻る。また、識別番号が入力されずに内蔵タイマがタ
イムアップした場合、或いは識別番号を入力してもその
識別番号がメモリ121の識別番号と一致せずに内蔵タ
イマがタイムアップした場合はステップS8の判定は
「Y」となり、この場合は、ステップS9でアラーム発
生部122を駆動し、アラームを発生させて終了する。
【0031】このように、鍵が盗難されその盗難鍵によ
り錠前11が解錠されても、識別番号が一致しない限り
は扉4は解錠されず、したがって筐体内部の金庫に収納
されている金銭の盗難を確実に防止できる。また、鍵を
盗難した不正者がその鍵を用いて解錠操作を行ったとし
ても、不正者は識別番号を入力できないことからアラー
ムが出力され、この結果、不正者の解錠行為を報知する
ことができる。なお、図1ではCPU120にアラーム
発生部122を接続してCPU120が直接アラーム発
生部122を駆動しアラームを発生させているが、本装
置に回線を収容することにより、回線を介してアラーム
情報をセンタへ送信しセンタへ通報するようにしても良
い。
【0032】ところで、このような施錠機構では、制御
部のCPU120が暴走した場合、或いは制御部に電源
が供給されない場合は、識別番号入力機100から識別
番号を入力しても扉4を開けることはできない。このた
め図4に示す状態において鍵により錠前11を回動さ
せ、図6に示すようにシャッタ部12aに覆われていた
コネクタ14を窓2aから露呈させた後、図1に示すコ
ネクタ14Bに、+24V電圧を有するバッテリーを内
蔵した解錠装置110を接続する。即ち、識別番号入力
機100からのロウ出力線ROW4が接続されるコネク
タ14Aの入力線と共通接続されるコネクタ14Bの入
力線には、解錠装置110のバッテリーのグランド出力
線EXGNDを接続し、コネクタ14Bの他方の入力線
にはバッテリーの電源出力線EX24Vを接続する。
(なお、この場合、解錠装置110のバッテリーのグラ
ンド出力線EXGNDは、識別番号入力機100からの
ロウ出力線ROW4が接続される入力線に直接接続して
も良い。)
【0033】すると、解錠装置110のバッテリーから
図1中の符号で示す経路で電流が流れソレノイド35
が通電する。この場合、解錠装置110からの電流はコ
ネクタ14Bを介してまずリレー130のコイル131
に流れ、常時は実線で示される開放状態のリレー130
の接点132,133が点線で示す閉結状態となる。こ
れにより、解錠装置110のバッテリーからの電流は、
接点133,ソレノイド35を介しグランドGNDに流
れ、ソレノイド35が通電する。このソレノイド35の
通電によって上述したように図7に示すアクチュエータ
36が後退し、この結果、図8に示すように、扉4が反
時計方向に回動して筺体2の開口3が開放する。このよ
うに、自動販売機の施錠機構を制御する制御部の各回路
が不良の場合や各回路に電源が供給されていない場合で
も、コネクタ14Bに解錠装置110を接続して解錠装
置110から直接ソレノイド35に電流を与えることに
より、扉4を解錠して回動させ筺体2の開口3を開放す
ることができる。なお、本実施の形態では自動販売機の
例について説明したが、本発明は自動販売機に限定され
ず、他の装置に適用しても同等の効果を奏する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鍵
の操作による錠前の回動及び筐体に設けられたコネクタ
に取り付けられる識別番号入力機からの予め定めた識別
番号の入力に基づきソレノイドに解錠電流を出力して扉
を解錠する場合、電源を有する非常解錠機を備え、非常
解錠機をコネクタに接続して非常解錠機の電源からソレ
ノイドに解錠電流を出力し、扉を解錠するようにしたの
で、CPUなどの内部回路が故障した場合、及び装置の
停電や電源故障の際にも解錠することができる。また、
鍵の操作により錠前が回動するとコネクタを露呈させる
ようにしたので、不正操作者が盗難鍵を用いて解錠操作
を行ったとしてもコネクタが露呈するだけであり、不正
操作者はそのコネクタがどのように使用されるかがわか
らず、従って上記不正操作者に対し、識別番号入力機か
ら識別番号を入力しなければならないことを秘密にする
ことができる。また、識別番号入力機からの信号線の一
部を利用してこの信号線を介し非常解錠機からの解錠電
流をソレノイドに出力するようにしたので、装置のコス
トを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した自動販売機の制御を行う制
御部の要部構成を示すブロック図である。
【図2】 制御部の要部動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】 上記自動販売機の施錠機構において一部を破
断して示す全体の斜視図である。
【図4】 上記自動販売機の施錠機構の右側断面図であ
る。
【図5】 上記自動販売機の施錠機構において扉を取り
除いた状態を示す正面図である。
【図6】 上記自動販売機の施錠機構において第1の施
錠手段を解錠した状態を示す右側断面図である。
【図7】 上記自動販売機の施錠機構において第2の施
錠手段を解錠した状態を示す要部の正面図である。
【図8】 上記自動販売機の施錠機構において第1およ
び第2の施錠手段を解錠し、扉を開いた状態を示す右側
断面図である。
【符号の説明】
2…筺体、3…開口、4…扉、6…ヒンジ、10…ロッ
ク部、10a,38a,39a…ロック孔、11…錠
前、12…シャッタ板、12a…シャッタ部、14,1
4A,14B…コネクタ、15…第1のスイッチ、1
7,27…ロックプレート、17b,27b…フック
部、28…第2のスイッチ、31…ピン、32…作動
片、35…ソレノイド、36…アクチュエータ、36a
…フランジ部、38,39…ロック片、40…第3のス
イッチ、100…識別番号入力機、110…解錠装置、
120…CPU、121…メモリ、122…アラーム発
生部、130…リレー、Q…トランジスタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に開口が形成された筺体と、前記筺
    体の開口の一側部に枢着され前記開口を開閉する扉と、
    ソレノイド及び前記筐体に取り付けられた錠前からなり
    前記扉を施錠する施錠手段とを備え、鍵の操作による前
    記錠前の回動及び前記筐体に設けられたコネクタに取り
    付けられる識別番号入力機からの予め定めた識別番号の
    入力に基づき前記ソレノイドに解錠電流を出力して前記
    扉を解錠する解錠方法において、 電源を有する非常解錠機を備え、前記非常解錠機を前記
    コネクタに接続して前記電源から前記ソレノイドに解錠
    電流を出力し、前記扉を解錠することを特徴とする解錠
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記鍵の操作により錠前が回動すると前記コネクタが露
    呈することを特徴とする解錠方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記識別番号入力機からの信号線の一部を利用してこの
    信号線を介し前記非常解錠機からの解錠電流を前記ソレ
    ノイドに出力することを特徴とする解錠方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100411392B1 (ko) * 2001-04-14 2003-12-18 주식회사 케이코하이텍 핸드 헬드 프로그래머를 구비한 도어 보안장치
JP2009249872A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Japan Delivery System Corp 電気錠
JP2017020254A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 シャープ株式会社 電磁ロック機構
CN113570759A (zh) * 2021-08-04 2021-10-29 樊哲 一种智能锁防盗系统

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