JPH11335392A - 可溶性タンパク質の回収方法 - Google Patents

可溶性タンパク質の回収方法

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JPH11335392A
JPH11335392A JP10144758A JP14475898A JPH11335392A JP H11335392 A JPH11335392 A JP H11335392A JP 10144758 A JP10144758 A JP 10144758A JP 14475898 A JP14475898 A JP 14475898A JP H11335392 A JPH11335392 A JP H11335392A
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denaturant
denaturing agent
solubilized
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Nobuo Shimamoto
伸雄 嶋本
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K1/00General methods for the preparation of peptides, i.e. processes for the organic chemical preparation of peptides or proteins of any length
    • C07K1/14Extraction; Separation; Purification
    • C07K1/34Extraction; Separation; Purification by filtration, ultrafiltration or reverse osmosis
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    • C07K1/00General methods for the preparation of peptides, i.e. processes for the organic chemical preparation of peptides or proteins of any length
    • C07K1/14Extraction; Separation; Purification
    • C07K1/145Extraction; Separation; Purification by extraction or solubilisation

Abstract

(57)【要約】 【課題】可溶化させたタンパク質を含有する可溶化処理
液から変性剤を除去する際のタンパク質の凝集を抑える
ことにより、回収率がより高い可溶性タンパク質の回収
方法を提供すること、並びにタンパク質の凝集が抑制さ
れた、上記の可溶化処理液からの変性剤の除去方法を提
供すること。 【解決手段】不溶性タンパク質凝集体を変性剤を用いて
可溶化させた可溶化処理液から変性剤を除去して可溶性
タンパク質を回収する方法において、60〜99体積%
の濃度の二〜四価の多価アルコールの存在下に変性剤の
除去処理を行い、次いで該除去処理後の処理液を希釈液
で希釈することを特徴とする可溶性タンパク質の回収方
法、並びに不溶性タンパク質凝集体を変性剤を用いて可
溶化させた可溶化処理液から変性剤を除去する方法にお
いて、二〜四価の多価アルコールの存在下に変性剤の除
去処理を行うことを特徴とする変性剤の除去方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高い回収率を達成で
きる可溶性タンパク質の回収方法に関する。さらに本発
明はタンパク質の回収率の高い変性剤の除去方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】組換えDNA技術により異種遺伝子を細
菌等で大量に発現させた場合、生成するタンパク質が不
溶性の形態(封入体)で得られることがある。また、タ
ンパク質を化学修飾した場合にもタンパク質間で凝集が
起こり、不溶性の凝集体が生成することがある。このよ
うな不溶性の形態のタンパク質からタンパク質を精製す
る場合、変性剤を用いて封入体や凝集体を一旦可溶化さ
せる工程を経た後、透析により変性剤を除去してタンパ
ク質溶液を得る工程を経る方法が一般的に行われてい
る。
【0003】しかしながら、このような方法では、透析
中に大部分の目的タンパク質が再び凝集し、不溶性の凝
集体になることがあった。このような透析中の凝集体の
形成は可溶性タンパク質の回収率を低下させる要因とな
り得るため、タンパク質の凝集を抑える方法が望まれて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、可溶化させたタンパク質を含有する可溶化処理
液から変性剤を除去する際のタンパク質の凝集を抑える
ことにより、回収率がより高い可溶性タンパク質の回収
方法を提供することにある。さらに本発明の目的は、タ
ンパク質の凝集が抑制された、上記の可溶化処理液から
の変性剤の除去方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
〔1〕 不溶性タンパク質凝集体を変性剤を用いて可溶
化させた可溶化処理液から変性剤を除去して可溶性タン
パク質を回収する方法において、60〜99体積%の濃
度の二〜四価の多価アルコールの存在下に変性剤の除去
処理を行い、次いで該除去処理後の処理液を希釈液で希
釈することを特徴とする可溶性タンパク質の回収方法、
〔2〕 不溶性タンパク質凝集体を変性剤を用いて可溶
化させた可溶化処理液から変性剤を除去する方法におい
て、60〜99体積%の濃度の二〜四価の多価アルコー
ルの存在下に変性剤の除去処理を行うことを特徴とする
変性剤の除去方法、に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において可溶化の対象とな
る「不溶性タンパク質凝集体」とは、例えば、インタク
トのタンパク質、遺伝子操作により得られるタンパク
質、又は化学的に修飾されたタンパク質等の封入体、及
びこれらタンパク質等が凝集してなる凝集体等を言う。
【0007】また、本発明で用いる変性剤としては、従
来よりタンパク質の可溶化に使用されている公知の変性
剤を制限されることなく使用することができる。例え
ば、グアニジン塩酸塩、尿素等のカオトロピック試薬等
が挙げられる。変性剤の濃度は不溶性タンパク質凝集体
が可溶化できる程度で良い。
【0008】不溶性タンパク質凝集体の可溶化は、変性
剤等を用いる公知の方法を採用することができる。可溶
化操作により、変性剤及び変性剤によって変性・可溶化
されたタンパク質を含有する可溶化処理液を得る。
【0009】可溶化処理液のタンパク質濃度としては特
に限定されるものではないが、以降の変性剤の除去工
程、希釈工程において沈澱物の生成を抑え、かつタンパ
ク質の安定性を保つという観点から0.1mg/mL以
上が好ましく、2mg/mL以上がより好ましい。ま
た、200mg/mL以下が好ましく、20mg/mL
以下がより好ましい。
【0010】かかる不溶性タンパク質凝集体を可溶化す
る前に、Tween20、Triton X−100、
NP40、デオキシコール酸等の、タンパク質を変性さ
せない性質を有する界面活性剤を含有する緩衝液等で、
対象の不溶性タンパク質凝集体を洗浄しても良い。
【0011】本発明においては、可溶化処理液からの変
性剤の除去処理を二〜四価の多価アルコールの存在下で
行う。可溶化処理液から変性剤を除去する方法としては
特に限定されるものではなく、例えば、該処理液を二〜
四価の多価アルコール含有液に対して透析する透析法、
二〜四価の多価アルコール含有液を該処理液に添加しつ
つ分画膜等を用いて除去する方法等が挙げられる。小ス
ケールで本発明を実施する場合には透析法が簡便であ
る。
【0012】透析法を行う場合、透析中の沈澱物の生成
をできるだけ抑えるという観点から、予め、可溶化処理
液に等量の二〜四価の多価アルコールを添加した後、透
析することがより好ましい。
【0013】二〜四価の多価アルコール含有液における
該多価アルコールの濃度は、変性剤の除去処理時にタン
パク質の凝集により生じる沈澱物の生成量を抑え、可溶
性タンパク質の回収率を向上させる観点から、60体積
%以上であることが好ましく、70体積%以上であるこ
とがより好ましい。また、変性剤除去処理後のタンパク
質の凝集を抑え、かつタンパク質の安定性を保持する観
点から、99体積%以下であることが好ましく、90体
積%以下であることがより好ましい。
【0014】二〜四価の多価アルコール含有液のpHと
しては特に限定されるものではないが、例えば、pH3
〜9の範囲が好ましい。また、除去処理時の該多価アル
コール含有液の温度は、タンパク質の変性を抑える観点
から−5〜20℃の範囲が好ましい。また、二〜四価の
多価アルコール含有液には、緩衝剤、界面活性剤、キレ
ート化剤、還元剤、塩類等の他の成分を含んでいても良
い。
【0015】二〜四価の多価アルコールとしては、例え
ば、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリ
セリン、ブチレングリコール、エリスリトール等が挙げ
られる。なかでもグリセリンが好適である。これらの多
価アルコールは単独で用いても2種以上を混合して用い
ても良い。
【0016】このようにして、変性剤は除去され、二〜
四価の多価アルコール含有液に溶解した状態でタンパク
質が回収される。回収されたタンパク質は、そのままフ
リーザ等で凍結・非凍結状態で0℃以下で低温保存する
ことができる。従って、本発明の一つの態様は、二〜四
価の多価アルコールの存在下に変性剤の除去処理を行
う、変性剤の除去方法を提供する。
【0017】本発明のさらなる態様は、このようにして
得られる除去処理後の処理液を、次いで、希釈液で希釈
して可溶性タンパク質を回収する、可溶性タンパク質の
回収方法を提供する。希釈液としては特に限定されず、
例えば、トリス−塩酸緩衝液、リン酸緩衝液等の公知の
緩衝液が好ましいものとして挙げられる。
【0018】希釈の程度としては、凝集体の生成を抑
え、二〜四価の多価アルコール濃度を所望の濃度とする
観点から、好ましくは除去処理後の処理液の3体積倍以
上、より好ましくは5体積倍以上の希釈液を用いて除去
処理後の処理液を希釈すれば良く、安定性および以降の
精製工程等の操作に差し支えない範囲のタンパク質濃度
の溶液を得る観点から、好ましくは該処理液の100体
積倍以下、より好ましくは20体積倍以下の希釈液を用
いて除去処理後の処理液を希釈すれば良い。このような
希釈により、二〜四価の多価アルコール濃度が0.5〜
30体積%程度の溶液を得ることができる。
【0019】希釈操作の態様としては特に限定されるも
のではない。ただし、希釈を行う場合、凝集体の生成を
抑えるべく、できるたけ短時間で、例えば、希釈に要す
る時間として数分間以内に希釈することがより好まし
い。より短時間で希釈を行うためには、例えば、除去処
理後の処理液を希釈液に滴下しながら混合する操作等の
操作を行えば良い。
【0020】このようにして、二〜四価の多価アルコー
ル含有液に溶解した状態の可溶性タンパク質が回収され
る。回収されたタンパク質は、そのままフリーザ等で凍
結・非凍結状態で0℃以下で低温保存することができ
る。本発明の方法によれば、従来の方法に比べて、変性
剤除去処理の過程で生成する、タンパク質を含む沈殿の
生成量を大幅に抑制することができるので、可溶性タン
パク質の回収率を大きく向上させることができる。本発
明の方法により回収された可溶性タンパク質を、そのま
ま公知の精製工程の試料として組み込むことにより、よ
り高収率でタンパク質を得ることができる。
【0021】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
【0022】実施例1〜6 6種類のタンパク質について、可溶性タンパク質として
の回収を行った。実施例1〜5については、所定の塩基
配列を有するヌクレオチドを発現ベクターに組み込み、
宿主中で目的のタンパク質を大量に発現させ、封入体の
形態の試料を得た。また、実施例6については、ニワト
リ卵由来のアビジンをフルオレセインイソチオシアネー
ト(FITC)で標識し、凝集体を形成したものを試料
として用いた。実施例1〜5におけるタンパク質は次の
とおりである。
【0023】実施例1:130〜374位のアミノ酸が
欠失したシグマ因子σ70変異体とその4つの誘導体(大
腸菌由来) 実施例2:N末端にグルタチオン−S−トランスフェラ
ーゼ(GST)を融合させた175アミノ酸残基からな
るTFIIHホモログ(ショウジョウバエ(Drosophila
melanogaster )由来) 実施例3:トランジットぺプチドを伴う葉緑体シグマ因
子SigA(シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)
由来) 実施例4:トランジットぺプチドを除いた葉緑体シグマ
因子SigA(シロイヌナズナ(Arabidopsis thalian
a)由来) 実施例5:C末端にヒスチジン6残基を結合した翻訳因
子(テトラヒメナ(Tetrahymena thermophilia)由来)
【0024】上記のように用意された封入体又は凝集体
の試料を、ホモジナイザーを用いて表1に示す界面活性
剤を含む10mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)で
2回洗浄した。ここでの界面活性剤の濃度と種類は次の
とおりである。Tx:0.5重量%のTriton X
−100、D:2重量%のデオキシコール酸、Tw:
0.05重量%のTween20。洗浄中、これら試料
は溶解することなく、懸濁液として得られた。
【0025】洗浄された試料を、6Mグアニジン塩酸塩
を含む10mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)に溶
解させて可溶化処理液を得た。ここでのタンパク質の濃
度を、BCAタンパク質アッセイ法(ピアース社)で求
めたところ、2〜20mgタンパク質/mLの範囲であ
った。
【0026】得られた可溶化処理液をエッペンドルフチ
ューブに移し、4℃で、13000rpmの遠心分離を
20分間行った。上清を8/32又は20/32の透析
チューブに移し、等容量のグリセリンをこれに加えた。
グリセリンとTEM緩衝液(10mMのトリス−塩酸
(pH7.5)、1mMのEDTA及び1mMの2−メ
ルカプトエタノールからなる。)を3:1の体積比で混
合した溶液を透析外液とし、この透析外液に対して可溶
化処理液を透析した。透析外液を4℃で、10rpmの
回転数で攪拌した。透析外液を、2〜4時間毎に2回、
又は8時間目に1回、新しいものに交換した。透析終了
後、透析された溶液(除去処理後の処理液)をフリーザ
ー中で保存した。
【0027】このようにして得られた、タンパク質濃度
が1〜10mg/mLの変性剤除去処理後の処理液を、
希釈液としての、0.1Mの塩化ナトリウムを含むTE
M緩衝液に滴下して希釈し、グリセリン濃度が5体積%
のタンパク質溶液を得た。希釈液の量は、変性剤除去処
理後の処理液の14体積倍とした。得られた可溶性タン
パク質溶液を氷上に置き、次いで、10000×g以上
で遠心分離に付して沈殿を取り除いた。このようにして
得られた可溶性タンパク質溶液について、可溶性タンパ
ク質としてどの程度回収できたかを明らかにするため、
各タンパク質の可溶化率を測定した。
【0028】タンパク質の可溶化率は、次のようにして
求めた。上記可溶性タンパク質溶液、変性剤除去処理後
の処理液(75体積%グリセリン溶液)及び封入体又は
凝集体の可溶化処理液(6Mグアニジン塩酸塩溶液)を
それぞれSDS−PAGEにより分析した。FEBS
Lett.296,300〜304に記載の方法によっ
て、電気泳動後のゲルを逆染色した。そして、各バンド
の強度を、種々の濃度の標準タンパク質(75体積%グ
リセリン含有液)のバンド強度と比較し、各サンプルの
タンパク質の量を定量した。可溶性タンパク質溶液のタ
ンパク質の量と封入体又は凝集体の可溶化処理液のタン
パク質の量の比を求め、可溶化率とした。
【0029】従来法と比較した可溶化率改善の程度は、
本発明の方法によって得られた可溶性タンパク質溶液中
の可溶性タンパク質の可溶化率(A)と、以下に示す従
来法(対照実験)によって得られたタンパク質溶液中の
可溶性タンパク質の可溶化率(B)との比で示した。
【0030】対照実験は次のように行った。実施例と同
様にして得た封入体又は凝集体の可溶化処理液を用意し
た。この溶液をエッペンドルフチューブに移し、4℃
で、13000rpmの遠心分離を20分間行った。上
清を5体積%のグリセリン濃度の、0.1Mの塩化ナト
リウムを含むTEM緩衝液に対して透析した。次いで、
透析された溶液を遠心分離に付した。得られた上清中の
可溶性タンパク質の可溶化率を求めた。表1に結果を示
す。
【0031】
【表1】
【0032】表1に示されるように、本発明の方法によ
れば、従来法に比べ10〜180倍のタンパク質の可溶
化率の改善が達成され、極めて効率良く可溶性タンパク
質を回収することができた。
【0033】
【発明の効果】本発明の回収方法により、回収率の高い
可溶性タンパク質の回収方法が達成される。また、本発
明の変性剤の除去方法により、タンパク質の凝集を抑制
しながら変性剤を除去することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12N 15/09 C12P 21/00 C C12P 21/00 C12N 15/00 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不溶性タンパク質凝集体を変性剤を用い
    て可溶化させた可溶化処理液から変性剤を除去して可溶
    性タンパク質を回収する方法において、60〜99体積
    %の濃度の二〜四価の多価アルコールの存在下に変性剤
    の除去処理を行い、次いで該除去処理後の処理液を希釈
    液で希釈することを特徴とする可溶性タンパク質の回収
    方法。
  2. 【請求項2】 二〜四価の多価アルコール含有液に対す
    る可溶化処理液の透析により変性剤の除去処理を行う請
    求項1記載の回収方法。
  3. 【請求項3】 除去処理後の処理液を該処理液の3〜1
    00体積倍の希釈液を用いて希釈する請求項1又は2記
    載の回収方法。
  4. 【請求項4】 希釈液が緩衝液である請求項1〜3いず
    れか記載の回収方法。
  5. 【請求項5】 二〜四価の多価アルコールが、エチレン
    グリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ブチ
    レングリコール、エリスリトールからなる群より選ばれ
    る1種以上である請求項1〜4いずれか記載の回収方
    法。
  6. 【請求項6】 不溶性タンパク質凝集体を変性剤を用い
    て可溶化させた可溶化処理液から変性剤を除去する方法
    において、60〜99体積%の濃度の二〜四価の多価ア
    ルコールの存在下に変性剤の除去処理を行うことを特徴
    とする変性剤の除去方法。
  7. 【請求項7】 二〜四価の多価アルコール含有液に対し
    て可溶化処理液の透析を行う請求項6記載の除去方法。
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