JPH11335051A - エスカレータ装置 - Google Patents
エスカレータ装置Info
- Publication number
- JPH11335051A JPH11335051A JP14002198A JP14002198A JPH11335051A JP H11335051 A JPH11335051 A JP H11335051A JP 14002198 A JP14002198 A JP 14002198A JP 14002198 A JP14002198 A JP 14002198A JP H11335051 A JPH11335051 A JP H11335051A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fore
- truss
- center
- rear wheel
- rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来では下げ振りを用いて左右に振り分け寸
法を取りガイドレールの芯出しを行っていたため、その
作業は煩雑なものであった。さらにガイドレール立上り
部と前輪ローラの干渉を防ぐため、高い芯出し精度を必
要としていた。 【解決手段】 本発明は上記問題を解決するため、トラ
ス5内に延設されるセンターレール11と、そのセンタ
ーレール11に係合するガイド体14を前輪軸8bに有
してエスカレータ装置と構成し、前記ガイドレール11
のみ芯出しする方法で、その効率を大幅に向上した。
法を取りガイドレールの芯出しを行っていたため、その
作業は煩雑なものであった。さらにガイドレール立上り
部と前輪ローラの干渉を防ぐため、高い芯出し精度を必
要としていた。 【解決手段】 本発明は上記問題を解決するため、トラ
ス5内に延設されるセンターレール11と、そのセンタ
ーレール11に係合するガイド体14を前輪軸8bに有
してエスカレータ装置と構成し、前記ガイドレール11
のみ芯出しする方法で、その効率を大幅に向上した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエスカレータ装置に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エスカレータは、強度部材である
トラスを複数に分割し、この分割したトラスにそれぞれ
ステップやこのステップを案内するガイドレールを予め
工場内にて組み上げた状態で据付現場に搬入して、分割
したトラスを連結し、エスカレータを据付けている。す
なわち、図5に示すようにトラス5内に、図示しない前
輪及び後輪の走行をそれぞれ案内するガイドレールであ
る前輪レール7及び後輪レール9を予め工場で組み込ん
でいる。図5はエスカレータのガイドレールの配設位置
を示す断面図である。
トラスを複数に分割し、この分割したトラスにそれぞれ
ステップやこのステップを案内するガイドレールを予め
工場内にて組み上げた状態で据付現場に搬入して、分割
したトラスを連結し、エスカレータを据付けている。す
なわち、図5に示すようにトラス5内に、図示しない前
輪及び後輪の走行をそれぞれ案内するガイドレールであ
る前輪レール7及び後輪レール9を予め工場で組み込ん
でいる。図5はエスカレータのガイドレールの配設位置
を示す断面図である。
【0003】しかしトラス5内に組み込まれたガイドレ
ール7、9はトラス5に締結具にて固定されているた
め、工場から据付現場までの運搬中の振動等の原因によ
り変位し、正規の位置でなくなる場合が多い。
ール7、9はトラス5に締結具にて固定されているた
め、工場から据付現場までの運搬中の振動等の原因によ
り変位し、正規の位置でなくなる場合が多い。
【0004】よって従来では据付現場にて再度ガイドレ
ール7、9を正規の位置へ、位置決めする芯出し作業を
行っている。
ール7、9を正規の位置へ、位置決めする芯出し作業を
行っている。
【0005】この芯出し作業を図3を用いて説明する。
図3は従来のエスカレータの芯出し方法を示す斜視図で
ある。例えば上下部の2分割にて搬入されるエスカレー
タの場合は、現場にて連結した後トラス5の上下部にそ
れぞれ設置されたターミナルギヤ1及び3の中央に記さ
れた指標2及び4を結ぶ直線上にピアノ線10が位置す
るよう、このピアノ線10の両端を支持する支柱6a、
6bをトラス5上に立設する。
図3は従来のエスカレータの芯出し方法を示す斜視図で
ある。例えば上下部の2分割にて搬入されるエスカレー
タの場合は、現場にて連結した後トラス5の上下部にそ
れぞれ設置されたターミナルギヤ1及び3の中央に記さ
れた指標2及び4を結ぶ直線上にピアノ線10が位置す
るよう、このピアノ線10の両端を支持する支柱6a、
6bをトラス5上に立設する。
【0006】そしてこのピアノ線10から下げ振り13
を垂下させ、この下げ振り13を基準にレールの芯出し
を行っていた。
を垂下させ、この下げ振り13を基準にレールの芯出し
を行っていた。
【0007】すなわち図4に示すように、矢印Aの位置
に下げ振り13があるならこの矢印Aからそれぞれ左右
に規定値B寸法を取り、このB寸法の位置にガイドレー
ルである前輪レール7を変位させてその芯出しを行って
いた。図4は従来のエスカレータのガイドレール芯出し
方法を示す断面図である。
に下げ振り13があるならこの矢印Aからそれぞれ左右
に規定値B寸法を取り、このB寸法の位置にガイドレー
ルである前輪レール7を変位させてその芯出しを行って
いた。図4は従来のエスカレータのガイドレール芯出し
方法を示す断面図である。
【0008】なお、8bはステップの前輪で8aはこの
前輪8bをその両側端に回転可能に支持する前輪軸であ
る。
前輪8bをその両側端に回転可能に支持する前輪軸であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来のエス
カレータでは、前述したように中心からB寸法を左右方
向に取ってガイドレール7、9の芯出しを行わねばなら
ず、その作業は非常に煩雑なものであった。
カレータでは、前述したように中心からB寸法を左右方
向に取ってガイドレール7、9の芯出しを行わねばなら
ず、その作業は非常に煩雑なものであった。
【0010】さらに前記前輪レール7には、図4に示し
たように、前輪8bの左右方向への走行を規制する立上
り部7aが設けられているため、この立上り部7aと前
輪8bとが干渉しないようレール7を配設せねばならな
いことから、高い芯出し精度が要求され、多くの作業時
間を要するという不都合もあった。
たように、前輪8bの左右方向への走行を規制する立上
り部7aが設けられているため、この立上り部7aと前
輪8bとが干渉しないようレール7を配設せねばならな
いことから、高い芯出し精度が要求され、多くの作業時
間を要するという不都合もあった。
【0011】本発明は上記不都合を鑑みてなされたもの
で、その目的はガイドレールの芯出し作業効率を向上さ
せるエスカレータ装置を提供するにある。
で、その目的はガイドレールの芯出し作業効率を向上さ
せるエスカレータ装置を提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、トラスと、このトラス内を無端状に連結され
て走行するとともに各々その側端に一対の前輪及び後輪
ローラとを有する複数のステップと、前記前輪及び後輪
ローラの走行をそれぞれガイドするよう前記トラスに配
設される前輪及び後輪レールとを有してなるエスカレー
タ装置において、前記トラスの短尺幅中心に沿ってトラ
ス長尺方向に延設されるセンターレールと、前記一対の
前輪ローラをその両端に回動可能に支持する前輪軸に設
けられ前記センターレールに係合するガイド体とを備え
て構成したことを特徴とする。
するため、トラスと、このトラス内を無端状に連結され
て走行するとともに各々その側端に一対の前輪及び後輪
ローラとを有する複数のステップと、前記前輪及び後輪
ローラの走行をそれぞれガイドするよう前記トラスに配
設される前輪及び後輪レールとを有してなるエスカレー
タ装置において、前記トラスの短尺幅中心に沿ってトラ
ス長尺方向に延設されるセンターレールと、前記一対の
前輪ローラをその両端に回動可能に支持する前輪軸に設
けられ前記センターレールに係合するガイド体とを備え
て構成したことを特徴とする。
【0013】本発明はこのように、センターレールを設
け、このセンターレールに案内させてステップを走行さ
せるようエスカレータを構成したため、このセンターレ
ールのみを芯出しすればよく、またこのセンターレール
は前記下げ振りの下方でほぼ鉛直線上に配設されている
ことから、前記下げ振りを基準として芯出し作業を効率
良く行うことができる。
け、このセンターレールに案内させてステップを走行さ
せるようエスカレータを構成したため、このセンターレ
ールのみを芯出しすればよく、またこのセンターレール
は前記下げ振りの下方でほぼ鉛直線上に配設されている
ことから、前記下げ振りを基準として芯出し作業を効率
良く行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1及び図2に基づいて説明する。
1及び図2に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明のエスカレータ装置の全体構
成を示す斜視図、図2は本発明のエスカレータ装置の要
部断面図である。
成を示す斜視図、図2は本発明のエスカレータ装置の要
部断面図である。
【0016】本発明のエスカレータ装置は、図1に示す
ようにトラス5の短尺幅中心に沿ってトラス5長尺方向
に延設される。すなわち前記ピアノ線10下方の鉛直線
上に位置するようトラス5長尺方向に延設されるセンタ
ーレール11と、図2に示すように前輪軸8aの長尺方
向中央に取付けられるとともに前記センターレールに係
合し、図示しないステップをこのセンターレール11に
沿って走行させるガイド体であるガイドローラ14とを
備えて構成されている。
ようにトラス5の短尺幅中心に沿ってトラス5長尺方向
に延設される。すなわち前記ピアノ線10下方の鉛直線
上に位置するようトラス5長尺方向に延設されるセンタ
ーレール11と、図2に示すように前輪軸8aの長尺方
向中央に取付けられるとともに前記センターレールに係
合し、図示しないステップをこのセンターレール11に
沿って走行させるガイド体であるガイドローラ14とを
備えて構成されている。
【0017】なおセンターレール11はブラケット5a
にてトラス5へ固定されている。
にてトラス5へ固定されている。
【0018】そして、ガイドレールの芯出し作業として
は、前述したようにピアノ線10を張設するとともに下
げ振り13を垂下させる。
は、前述したようにピアノ線10を張設するとともに下
げ振り13を垂下させる。
【0019】次にこの下げ振り13が図2に示すように
矢印Aを指していたなら、これに合わせてセンターレー
ル11を変位させて芯出しする。
矢印Aを指していたなら、これに合わせてセンターレー
ル11を変位させて芯出しする。
【0020】このようにセンターレール11を芯出しし
たなら、このセンターレール11に案内されてステップ
はトラス5の中央を走行するため、前輪レール12及び
前記後輪レール9は前記及び後輪ローラの下面を支持す
るだけでよいことから、その芯出し作業は不要となり、
芯出し効率が大幅に向上する。
たなら、このセンターレール11に案内されてステップ
はトラス5の中央を走行するため、前輪レール12及び
前記後輪レール9は前記及び後輪ローラの下面を支持す
るだけでよいことから、その芯出し作業は不要となり、
芯出し効率が大幅に向上する。
【0021】また、このセンターレール11にガイド体
14が係合した状態でステップが走行するため、ステッ
プの左右方向の規制もセンターレール11にて行うこと
ができる。
14が係合した状態でステップが走行するため、ステッ
プの左右方向の規制もセンターレール11にて行うこと
ができる。
【0022】よって前記立上り部7aをなくして簡略化
した平板形状の前輪レール12とすることができ、コス
ト低減を図れる。
した平板形状の前輪レール12とすることができ、コス
ト低減を図れる。
【0023】なお、本実施形態によれば、ガイド体14
をステップの走行によりセンターレール14に係合した
状態で回転するガイドローラとしたが、ステップ走行中
にセンターレール14に摺接するガイドシューとしても
同様の効果が得られる。
をステップの走行によりセンターレール14に係合した
状態で回転するガイドローラとしたが、ステップ走行中
にセンターレール14に摺接するガイドシューとしても
同様の効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上のようにエスカレータ装置
を構成したため、ステップの走行を案内するガイドレー
ルの芯出し作業効率を向上させることができる。
を構成したため、ステップの走行を案内するガイドレー
ルの芯出し作業効率を向上させることができる。
【図1】本発明のエスカレータ装置の全体構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明のエスカレータ装置の要部断面図であ
る。
る。
【図3】従来のエスカレータの芯出し方法を示す斜視図
である。
である。
【図4】従来のエスカレータのガイドレール芯出し方法
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】本発明のエスカレータのガイドレールの配置位
置を示す断面図である。
置を示す断面図である。
5 トラス 7 前輪レール 8a 前輪軸 8b 前輪ローラ 14 ガイド体
Claims (1)
- 【請求項1】 トラスと、このトラス内を無端状に連結
されて走行するとともに各々その側端に一対の前輪及び
後輪ローラとを有する複数のステップと、前記前輪及び
後輪ローラの走行をそれぞれガイドするよう前記トラス
に配設される前輪及び後輪レールとを有してなるエスカ
レータ装置において、前記トラスの短尺幅中心に沿って
トラス長尺方向に延設されるセンターレールと、前記一
対の前輪ローラをその両端に回動可能に支持する前輪軸
に設けられ前記センターレールに係合するガイド体とを
備えて構成したことを特徴とするエスカレータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14002198A JPH11335051A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | エスカレータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14002198A JPH11335051A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | エスカレータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11335051A true JPH11335051A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15259108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14002198A Pending JPH11335051A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | エスカレータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11335051A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011079256A2 (en) * | 2009-12-23 | 2011-06-30 | Otis Elevator Company | Profile track integrated drive system |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP14002198A patent/JPH11335051A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011079256A2 (en) * | 2009-12-23 | 2011-06-30 | Otis Elevator Company | Profile track integrated drive system |
WO2011079256A3 (en) * | 2009-12-23 | 2011-10-20 | Otis Elevator Company | Profile track integrated drive system |
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