JPH11334942A - 重送識別装置 - Google Patents

重送識別装置

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JPH11334942A
JPH11334942A JP15684198A JP15684198A JPH11334942A JP H11334942 A JPH11334942 A JP H11334942A JP 15684198 A JP15684198 A JP 15684198A JP 15684198 A JP15684198 A JP 15684198A JP H11334942 A JPH11334942 A JP H11334942A
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JP
Japan
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paper
partition
sheets
paper sheets
feeding
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Withdrawn
Application number
JP15684198A
Other languages
English (en)
Inventor
Masa Sugimoto
雅 杉本
Yuji Ohashi
祐二 大橋
Hideki Nakajo
秀樹 中條
Takeshi Arihara
武 有原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でもって重送エラーの有無及び重
送エラーをした紙葉類をユーザーに一目で理解させるこ
とができる重送識別装置を提供すること 【解決手段】 紙葉類を連続して搬送する装置に実装さ
れ、その紙葉類の搬送動作中に発生した重送エラーを検
出するとともに報知する重送識別装置である。そして、
紙葉類14の搬送を監視し、重送の有無を検出する重送
検出器18と、その重送検出器の検出信号に基づいて、
重送した紙葉類に、仕切り物を貼り付けて排出する紙葉
類供給装置25とを備えて構成する。紙葉類は、重送の
有無を問わず、紙葉類処理部19を通過し、排紙トレイ
22上に排出されるので、給紙した順に排出され、仕切
り物の有無により重送エラーの有無が判断でき、どの紙
葉類が重送したかは、仕切り物の位置によりわかる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、スキャナ
やファクシミリ、ワープロのADF、コピー、プリン
タ、印刷機、OCR、ファイリングシステム、CD、A
TM、券売機、紙幣鑑別機等の紙葉類を連続して搬送す
る搬送処理装置において、搬送動作中に発生した重送エ
ラーをユーザーに知らせるための重送識別装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】紙葉類を連続して搬送する搬送処理装置
において紙葉類が重送されてしまうと、その重送された
紙葉類に対して所望の処理ができなくなる。そこで、重
送したか否かを監視する重送識別装置を組み込み、重送
エラーがあった場合には、それをユーザーに知らせ、正
常な動作を完了できなかったことを伝えるようにしたも
のがある。そして、係る重送エラーをユーザーに知らせ
る機構としては、従来以下に示す各種のものがある。
【0003】*第1の手法 装置が重送エラーを検出すると、警告表示装置(例え
ば、音,LEDの点滅,LCDパネルやモニター上での
エラー表示など)を用いてユーザーに重送エラーが発生
したことを知らせる方法がある。
【0004】*第2の手法 装置が重送エラーを検出すると、紙葉類の搬送動作を一
時停止させ、警告表示装置を用いてユーザーに重送エラ
ーが発生したことを知らせる方法がある。ユーザーは、
その警告を受けることにより重送エラーがあったことを
知り、しかも、重送エラーの箇所で一時停止しているの
で、そのエラーを復旧させた後、再始動させるようにな
る。
【0005】*第3の手法 装置に排出口を複数個設け、そのうちの1つをエラー用
排出口とする。そして、重送エラーを検出すると、搬送
経路を切り替えてその重送した紙葉類をエラー用排出口
に排出させるようにしたものもある。
【0006】*第4の手法 装置の排出口側にプリンタを設け、重送エラーを生じた
紙葉類に対して文字やバーコードなどのマークを印字さ
せることにより、重送エラーが発生したことを知らせる
方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た各従来例では、それぞれ以下に示す問題を有し、いず
れも満足の行くものではなかった。
【0008】*第1の手法の問題 この方式では、重送エラーがあったのか否かの判断はで
きるものの、重送エラーを生じた場合にどの紙葉類が重
送したのか一目ではわからない。従って、結局すべての
紙葉類を再度セットして処理をやり直したり、すべての
紙葉類を検分して重送したものを摘出するなどの手間が
発生する。よって、重送発生時には著しく業務効率を低
下させるという問題があった。
【0009】*第2の手法の問題 上記した第1の手法と異なり、重送エラーが発生した時
点で搬送が一時中断されるので、どの紙葉類で重送エラ
ーが発生したのかの判断は容易にわかる。しかし、その
ように搬送が一時中断するため、著しく業務効率を落と
す。そして、機構内で一時停止した紙葉類を取り除く作
業が必要となり、ユーザーの手間を増やすことになる。
さらに、重送エラー発生時に装置が止まってしまうの
で、夜間などの人が不在の状態で実行するバッチ処理な
とができないという問題もある。
【0010】*第3の手法の問題 この手法をとると、重送した紙葉類は別の排出口に排出
されるので、ユーザーはどの紙葉類が重送したのかの判
断を容易に理解できるし、重送した紙葉類を取り除く作
業も不要となる。さらに、処理途中で重送エラーが生じ
ても、一時中断することなくその後の紙葉類についての
搬送・処理が行われるので、夜間等におけるバッチ処理
も可能となるというメリットを有する。
【0011】しかし、用紙を仕分ける複雑な機構を追加
しなければならず、装置が大型化するばかりでなく、複
雑な搬送機構となることから重送エラー以外の搬送エラ
ー(例えば、ジャム、スキューなど)が発生する確率が
高くなり、装置の信頼性を著しく低下させるという新た
な問題を有する。さらに、搬送経路の仕分け動作が必要
な分だけ、紙葉類の搬送スピードが低下し、業務効率が
低下するという問題も生じる。
【0012】さらにまた、重送エラーの紙葉類を別の排
出口へ仕分けるため、重送した紙葉類と、正常に搬送さ
れ排出された紙葉類の上下関係、つまり、どの順番で搬
送されたものかがわからなくなる。その結果、例えば、
順番に書き綴られたドキュメント原稿などの順番を重ん
じる紙葉類を処理した場合には、ユーザーは重送した紙
葉類を再度搬送させた後、すべての紙葉類の順番を正し
く直さなければならなくなり、係る作業が煩雑となる。
【0013】*第4の手法の問題 すべての紙葉類に対してマークが印刷されているか否か
を検分し重送したものを摘出する手間が必要となり、煩
雑となる。さらに、マークを印字すると、紙葉類に対し
て加工することになるので、加工しては不適当な紙葉類
に対しては適用できない。
【0014】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、簡単な構成でもって重送エラーの有無及び重送エラ
ーをした紙葉類をユーザーに一目で理解させることがで
き、しかも、業務効率や搬送信頼性を落とすことがな
く、紙葉類に加工することもなく、紙葉類の順番を守っ
て排出することのできる重送識別装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る重送識別装置では、紙葉類を連続
して搬送する装置に実装され、その紙葉類の搬送動作中
に発生した重送エラーを検出するとともに報知する重送
識別装置であって、前記紙葉類の搬送を監視し、重送の
有無を検出する重送検出手段と、その重送検出手段の検
出信号に基づいて、重送した紙葉類に、仕切り物を重ね
て排出する紙葉類供給装置とを備えて構成した(請求項
1)。
【0016】そして、好ましくは、前記紙葉類供給装置
は、重送の種類に応じて異なる態様で前記仕切り物を供
給するように構成することである(請求項2)。
【0017】本発明によれば、重送を検出すると、仕切
り物をその対象紙葉類に重ねて排出するので、ユーザー
は、排紙された紙葉類に仕切り物があるか否かを見るだ
けで簡単に重送エラーがあったのか否かの判断が行え
る。そして、重送エラーがあった場合には、仕切り物が
重ねられた紙葉類が重送エラーを生じたものであるの
で、どの紙葉類が重送して未処理であるかも簡単に識別
でき、再処理も簡単に行える。さらに、重送した紙葉類
に仕切り物を重ねるようにしたため、重送の有無を問わ
ず給紙・搬送した順に紙葉類を排出することができるの
で、順番が狂わないため、後処理も容易である。
【0018】なお、仕切り物を重ねるとは、好ましく
は、実施の形態のように接着剤などにより紙葉類に貼り
付けることである。このようにすると、紙葉類がユーザ
ーの確認の前に外れることがないので、確実に重送した
紙葉類を特定できるため良い。この場合に、接着力が弱
く、取り外し可能とすると、紙葉類に損傷を与えること
がないので好ましい。但し、本発明は必ずしも接着する
ことを要件とせず、単に挟むようにし、置くだけでもよ
い。
【0019】一方、請求項2のように、仕切り物に情報
を持たせることにより、重送した枚数等の重送の種類を
ユーザーに知らせることができるので利便性が向上す
る。ここで、重送の種類に応じて行う「異なる態様」と
は、実施の形態で例示したように、色を変えたり、印字
内容を変えたり、穴をあけるなどの形状を変えたり、貼
り付け位置を変えたりすることがある。さらにこれに限
らず、例えば、仕切り物の幅を変えるようにするなど、
各種の変更態様がとれる。
【0020】なお、上記した仕切り物供給装置として
は、予め供給する仕切り物を複数収納し、それを順に供
給するようにしてもよいし、実施の形態のように原反ロ
ールを収納し、供給する都度帯状テープを切断して仕切
り物を製造する等各種の対応がとれる。一例を示すと、
側縁に感圧性接着剤が塗布された帯状テープを連続して
引き出す引出手段(引出ローラ35a,35b等に相
当)と、前記引出手段により引き出された前記帯状テー
プの先端をカットして前記仕切り物を製造するカッター
手段(カッター装置36に相当)と、前記製造された仕
切り物を前記用紙の所定位置に導く手段(仕切り物貼付
ベルト38等に相当)と、前記仕切り物と前記用紙とを
一部重合状態でその両側から挟むとともに、搬送力を与
える搬送手段(仕切り物貼付ベルト38,搬送ローラ4
1等に相当)とを備え、前記搬送手段を前記仕切り物と
用紙とが通過することにより所定の力で加圧されて前記
感圧性接着剤を介して前記仕切り物を前記用紙に接着す
るように構成することにより実現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る重送識別装
置が適用される搬送処理装置の一例を示している。この
装置は、紙葉類を1枚ずつ順に搬送し、その搬送途中で
所定の処理をした後排出するものである。まず、搬送処
理装置について説明すると、図示するように、上下に分
割された上部ユニット10と下部ユニット11とを重ね
あわせることにより搬送処理装置が構成される。両ユニ
ット10,11の接合面に紙葉類の搬送経路が構成され
る。
【0022】すなわち、下部ユニット11には、図中左
側に突出して給紙トレイ13が設けられており、この給
紙トレイ13の上に、複数毎の紙葉類14が積層状態で
セットされる。この給紙トレイ13は、下部ユニット1
1の上面と一致する。また、給紙トレイ13の設置位置
に連続する上部ユニット10の底面が一段高くなり、対
向する下部ユニット11との間に空間15が形成され
る。従って、図示するように給紙トレイ13上に紙葉類
14をセットした状態では、その紙葉類14の先端が上
記空間15内に挿入された状態となる。
【0023】また、下部ユニット11の搬入側(給紙ト
レイ13側)には、給紙ローラ16が設置され、最下方
に位置する紙葉類14に対して搬送力を与える。また、
上部ユニット10の給紙ローラ16に対向する位置に
は、逆回転する分離ローラ17が設けられており、複数
毎の紙葉類が重なって搬送されようとした場合に、上方
側の紙葉類を給紙トレイ13側に戻すようにしている。
これにより、両ユニット10,11間に構成される搬送
経路内に紙葉類を1枚ずつ順に取り込むことができる。
【0024】この給紙ローラ16,分離ローラ17の下
流側には、重送検出部18が設けられ、分離ローラ17
で分離できずに複数毎の紙葉類が重なって搬送されてき
たか否かを判断するようにしている。なお、この重送検
出部18における具体的な検出アルゴリズムは従来と同
様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0025】さらに重送検出部18の下流側には、紙葉
類処理部19が設置され、この紙葉類処理部19の前後
に搬送ローラ20が設置され、給紙されてきた紙葉類を
搬送ローラ20によりスムーズに紙葉類処理部19内を
通過させるようにしている。紙葉類処理部19は、給紙
された紙葉類に対して所定の処理を行うもので、この搬
送処理装置がOCRの場合には、通過する紙葉類の画像
データを読み取る処理を行うことになる。また、印刷機
の場合には、印字処理を行うことになり、紙幣鑑別機の
場合には、紙幣の種類を判定したり、偽札か否かを判断
したり、枚数を計数したりする処理を行うことになる。
つまり、その搬送処理装置が実行する「処理」を行う中
枢となる。もちろん、これに限ることはなく、「発明が
属する技術分野」の欄で例示列挙した各装置の他、各種
の紙葉類を搬送する処理装置に適用することができる。
【0026】さらにこの紙葉類処理部19の下流側に
は、排紙ローラ21が設置され、紙葉類処理部19にて
所望の処理が行われた紙葉類を排紙トレイ22上に排出
するようにしている。なお、上記した各機能は、いずれ
も従来のものと基本的に同様なものを用いることができ
る。
【0027】ここで本発明では、排紙ローラ21近傍に
仕切り物供給装置25を設置し、重送検出部18にて重
送エラーを検出した場合には、その検出信号を仕切り物
供給装置25に送り、重送された紙葉類に仕切り物を貼
り付けるようにしている。この仕切り物は、本形態では
着脱自在なものとしている。
【0028】このように構成すると、重送エラーがない
場合には、排紙トレイ22の上に処理済みの紙葉類が積
層される。また、重送エラーが発生した場合には、図2
に示すようにその重送エラーが発生した紙葉類に仕切り
物27を貼り付ける。そして、貼り付ける位置は、図3
(A)に示すように重送した紙葉類14′の下面にした
り、同図(B)に示すように重送した紙葉類14′の上
面にするなどのいずれでもよい。但し、下面に貼り付け
た方が、その後に排出されてくる紙葉類に当たって剥が
れてしまうおそれがないので、好ましい。
【0029】上記のように構成すると、ユーザーは排紙
トレイ22の上に積層された紙葉類14に仕切り物27
があるか否かにより重送エラーがあったのか否かの判断
を容易に行える。
【0030】また、仕切り物27が貼り付けられた紙葉
類が重送されているので、どの紙葉類が重送したのか、
検分なしで識別できる。このように、重送エラーの紙葉
類を簡単に摘出できるので、再処理がすぐに行える。
【0031】さらに、重送の発生の有無に関係なく、紙
葉類は給紙された順番で積層されるので、再処理後に紙
葉類の順番を正しく守って並べ直すことができる。さら
にまた、処理業務を一時的にも中断しないので、業務効
率を落とすことはない。そして、仕切り物は着脱自在と
なっているので、重送の識別が済めば紙葉類から取り外
して廃棄することができる。つまり、紙葉類に加工をし
なくて済むので、対象とする紙葉類の種別を問わない等
の各種の効果を奏する。
【0032】次に、上記した仕切り物供給装置25の具
体的な構成について説明する。内部構造を示すと、図4
に示すような構造をとることができる。すなわち、筐体
30の一面には開閉蓋31が取り付けられ、その下端の
回転軸31aを中心に正逆回転することにより、筐体3
0を閉じたり開けたりすることができるようになってい
る。そして、この筐体30内に原反ロール33が回転自
在に取り付けられている。
【0033】この原反ロール33は紙性の帯状テープ3
4を巻き取ったもので、使用に際しては、原反ロール3
3から連続して引き出される帯状テープ34が、一対の
引出ローラ35a,35bにまで導かれ、さらに両引出
ローラ35a,35bから搬送力を受けて、カッター装
置36を経て仕切り物貼付ベルト38に至り、そこにお
いて紙葉類に仕切り物27を貼り付けるようにしてい
る。そして、開閉蓋31には、引出ローラ35bが取り
付けられており、開閉蓋31を開くことにより原反ロー
ル33の交換や、各種メンテナンスを行うことができ
る。また、開閉蓋31を閉じることにより、引出ローラ
35bと引出ローラ35aの間で帯状テープ34を挟む
ことができるようになっている。
【0034】より具体的には、帯状テープ34は、図5
に示すように、その片側縁に感圧性の接着剤40が塗布
されている。この接着剤40は、例えばポストイット
(登録商標)等に使用されているように、被接着面の用
紙などに接着しても、その後容易に剥がすことができ、
しかも、紙葉類(用紙)側に接着剤が残らないようなも
のを用いるのが好ましい。
【0035】そして、後述するカッター装置36により
引き出された帯状テープ34を所定の幅でカットし、仕
切り物27を形成するようにしている。なお、カット位
置は、図5中二点鎖線で示すように同一幅でもよく、或
いは、幅を変えてもよい。
【0036】カッター装置36は、回転軸36dのまわ
りに回転する偏心カム36cの偏心量に応じてカッター
ホルダ36bがスライドし、先端に取り付けられたカッ
ター刃36aにより帯状テープ34を切断可能としてい
る。図示省略するが、カッター刃36aの刃先は斜めに
傾斜配置している。これにより、テープに対して点接触
しながら切り進むので確実に切断できる。
【0037】仕切り物貼付ベルト38は、所定間隔をお
いて配置された駆動プーリ38a及び従動プーリ38b
にエンドレスベルト38cを掛け渡し、さらに、そのエ
ンドレスベルト38cに所定のテンションをかけるテン
ションローラ38dを備えて構成されている。なおこの
テンションローラ38dは、エンドレスベルト38cと
の間で仕切り物を挟持して搬送する機能を持っている。
また、駆動プーリ38a付近には、ガイドローラ39が
配置されており、仕切り物は、ガイドローラ39と駆動
プーリ38a(エンドレスベルト38c)の間に挟まれ
て、安定して仕切り物貼付ベルト38側に移動するよう
になる。
【0038】そして、この仕切り物貼付ベルト38は、
後述する駆動機構により駆動プーリ38aが図中時計方
向に回転することによりエンドレスベルト38cも時計
方向に回転して仕切り物を搬送するようになっている。
【0039】さらに、仕切り物貼付ベルト38は、駆動
プーリ38aを中心に所定角度範囲で正逆回転するよう
になっており、従動プーリ38b側が持ち上がることに
より、エンドレスベルト38cと搬送ローラ41とが接
触し、その間で紙葉類及び仕切り物を挟持し、所定圧力
で両者を押圧しながら搬送するようになっている。つま
り、仕切り物の非貼り付け時には、仕切り物貼付ベルト
38と搬送ローラ41とが離反して、紙葉類がスムーズ
に搬送されるようにし、貼り付け処理するときのみ仕切
り物貼付ベルト38の先端が上昇して搬送ローラ41と
接触するようになっている。
【0040】また、この仕切り物貼付ベルト38の回転
・停止並びに従動ローラ38b側の昇降移動の移動に同
期してカッター装置36のカッター刃36aが前後進移
動し、所定のタイミングで原反ロール33から連続して
引き出される帯状テープ34をカットして仕切り物を製
造するようになっている。そして、本形態では、1つの
駆動モータ50を正逆回転することにより、上記したカ
ッター装置36の駆動(カッター刃36aの前後進移
動),原反ロール33からの帯状テープ34の引き出
し,仕切り物34の搬送,貼り付け処理などを行うよう
にしている。
【0041】次に、動力伝達系の説明をする。図6以降
に示されるように、まず符号Aで示される4つの歯車A
1〜A4は、モータ50の回転力をカッター装置36の
偏心カム36cを回転駆動するための回転軸36dに伝
達するものである。すなわち、モータ50の出力軸51
に歯車A1を連結し、回転軸36dに歯車A4を連結す
る。そして、歯車A1の回転力が、歯車A2,A3を順
に伝わり、歯車A4に伝達される。
【0042】また、歯車A4は、歯車B1と連結され、
さらにこの歯車B1の回転力は歯車B2に伝わる。但
し、歯車B1はワンウエイクラッチが接続されており、
反時計方向に回転したときのみ歯車B2側に回転力が伝
わるようになっている。そして、歯車B2は歯車C1と
歯車D1のいずれか1方と連結し回転力を伝達するよう
になっている。
【0043】そして、歯車C1は、符号Cでまとめられ
た歯車列C1〜C4に回転力を与え、歯車C3に連結さ
れた引出ローラ35a並びに歯車C4に連結された駆動
ローラ38aを回転させるようになっている。なお、も
う一方の引出ローラ35bはフリー状態となっており、
引出ローラ35aが回転するのに追従して回転するよう
になっている。一方、歯車D1は、符号Dでまとめられ
た歯車列D1〜D5に回転力を与え、歯車D5に連結さ
れた搬送ローラ41を回転させるようになっている。
【0044】そして、上記の動力伝達系により、以下の
ような動作を行う。
【0045】(a)仕切り物用の帯状テープ34の引き
出し 図6に示すように、モータ50が反時計方向に回転す
る。これに伴い、符号Aの歯車列が図中矢印方向にそれ
ぞれ回転しながら回転力を伝達する。また、歯車B1は
反時計方向に回転するため、歯車B2に回転力が伝わ
る。さらに、このタイミングでは歯車B2は歯車C1と
噛み合っているので、符号Cの歯車列も図中矢印方向に
回転し、引出ローラ35a,35b並びに駆動プーリ3
8aが所定方向に回転し、これにより回転量に応じた距
離だけ帯状テープ34が引き出される。
【0046】(b)帯状テープをカット 図7に示すように、モータ50′が時計方向に回転す
る。これに伴い、符号Aの歯車列が図中矢印方向にそれ
ぞれ回転しながら回転力を伝達する。すると、歯車B1
は時計方向に回転するため、歯車Bには回転力が伝達し
ない。よって、符号Cの歯車列も回転せず、引出ローラ
並びに仕切り物貼付ベルトも回転しない。また、歯車A
4が反時計方向に回転するので、偏心カム36cも回転
しカッター刃36aを前進させる。これにより、帯状テ
ープ34がカットされて仕切り物が製造される。また、
図示省略するリンク機構等によりカッター刃36aの前
進に伴って仕切り物貼付ベルト38の従動ローラ38b
側が上昇し、エンドレスベルト38cと搬送ローラ41
との間で仕切り物と紙葉類とを両側から挟み込んで圧す
る。
【0047】(c)仕切り物の貼り付け 図8に示すように、再びモータ50が逆転して反時計方
向に回転する。これに伴い、上記(a)と同様に符号A
の歯車列が図中矢印方向にそれぞれ回転しながら回転力
を伝達する。なお、歯車A4はワンウエイクラッチを介
して回転軸36dに接続されているので、偏心カムは回
転せず、カッター刃は前進した位置を保つ。従って、仕
切り物貼付ベルト38と搬送ローラ41は用紙及び仕切
り物を挟んだ状態のままとなる。また、歯車B1は反時
計方向に回転するため、歯車B2に回転力が伝わる。さ
らに、このタイミングでは歯車B2は歯車D1と噛み合
っているので、符号Dの歯車列も図中矢印方向に回転
し、搬送ローラ41が所定方向に回転し、これにより用
紙及び仕切り物が搬送され、この搬送時に仕切り物貼付
ベルト38との間で圧接されているので、仕切り物に設
けた感圧性接着剤を介して仕切り物が用紙の所定位置に
接着される。
【0048】(d)元の状態に復帰 上記のようにして仕切り物の貼付処理が完了したなら
ば、再びモータ50が逆転して時計方向に回転する。す
ると、上記した(b)と同様に、歯車B2以降には、回
転力が伝達しない。また、歯車A4が反時計方向に回転
するので、偏心カム36cも回転しカッター刃を後退さ
せる。これにより、次のカットに備えるとともに、仕切
り物貼付ベルト38の従動ローラ38b側が下降し、エ
ンドレスベルト38cと搬送ローラ41との間を開放
し、使用類の搬送に対する付加を与えないようにする。
【0049】以後、仕切り物を貼付する都度上記処理を
繰り返す。なお、上記した実施の形態では、モータを別
途設けたが、本発明はこれに限ることはなく、搬送処理
装置など、本発明の装置を取り付ける装置側の動力を受
けるようにしてもよい。
【0050】なお、図4中符号RTは、リミットスイッ
チであり、紙葉類が通過するのをそのリミットスイッチ
RTが検出し、その検出に基づいてモータ50が回転し
始めるようになっている。そして、リミットスイッチR
Tで検出してからの回転開始時期は、同一でもよく、変
えてもよい。つまり、同一タイミングで回転開始するよ
うにすると、仕切り物27の貼付位置は図9(A)に示
すように常に同じになり、また、開始時期を変えると、
同図(B)に示すように仕切り物27の貼付位置を変え
ることができる。
【0051】ところで、重送エラーの場合には、通常は
2枚重なることが多いが、3枚以上の場合もありえる。
係る場合に、仕切り物に、色や形,貼り付け位置,印字
などによる重送の種類を表わす情報を持たせると、一目
で重送した紙葉類の枚数を確認できるので好ましい。
【0052】一例を示すと、下記表の中から1または複
数の識別情報を付加することにより行える。そして、貼
り付け位置は、紙葉類の先端からの距離により複数の領
域(下記表の例では4つの区分)に分け、重送した枚数
に応じて紙葉類の貼り付け位置を変えることにより識別
する。そして、この貼り付け位置の変更は、上記したよ
うにモータ50の回転開始時期を変更することにより対
応できる。
【0053】
【表1】 また、色,形,印字を変える態様としては、図10に示
すような構成をとることができる。すなわち、カッター
装置36の上方に目印形成ユニット53を設け、仕切り
物27に対して着色及びまたは印字等することができる
ようにする。この目印形成ユニットとしては、例えば複
数色印字可能なインクジェットユニットを用いることが
できる。インクジェットユニットは、本形態では、例え
ば4つのノズルを備え、「赤,青,黄,緑」の4色が、
その順で噴出可能としている。そして、各ノズルは、コ
ントローラ54によりON/OFF制御され、任意のノ
ズルから所定の色を噴出するようにしている。
【0054】もちろん、インクがなくなったならば交換
可能なインク補充をできるようにする。なお、4つのノ
ズルを持ったものを1つのカートリッジとし、インクが
なくなったならばそれをまとめて交換するようにする
と、交換処理が容易になる。そして、コントローラ54
は、重送検出部18から与えられる制御信号に基づい
て、重送した枚数に応じて色パターンを印刷するように
制御する。
【0055】また、インクジェットユニットが、文字を
印字可能なものとすると、上記した表に示すように、重
送した枚数を紙葉類に印字することもできる。そして、
この場合に、単色で文字のみ変更してもよく、或いは、
文字とともに色も変えるようにして、より明確にユーザ
ーに重送枚数を知らせるようにしてもよい。
【0056】さらにまた、この目印形成ユニット53と
して、上記のように印字・印刷ユニットではなく、穴あ
けパンチユニットとし、重送した枚数に応じて紙葉類に
所定数のパンチ穴をあけるようにしてもよい。この時、
本形態のように、2枚の重送をパンチ穴を「0」とする
と、多くの重送が2枚であることを考慮すると、目印形
成ユニットが動作する回数を可及的に減少させることが
できるので、処理効率の上で好ましい。
【0057】なお、上記した実施の形態で示したような
仕切り物供給装置とすると、モータを1つにすることが
でき、簡単な構成で1枚ずつ仕切り物を製造するととも
に貼り付けることができ、小型化を図ることができる点
で好ましい。但し、本発明がこれに限るものでないのは
言うまでもなく、1つのモータから書く機構への動力伝
達系を適宜変更することによっても上記したのと同様の
動作を行うことができるし、さらには、原反ロールから
連続して引き出す機構や、カッター装置及び製造された
仕切り物を貼り付ける機構の駆動の一部或いは全部を別
の駆動源により行うようにしてもよい。また、本形態の
ように、切断して仕切り物を形成するのではなく、はじ
めから所望の寸法形状の仕切り物を収納しておき、それ
を順に紙葉類に貼り付けるようにしてもよい。また、紙
葉類に仕切り物を貼り付ける機構としても、実施の形態
のようにベルトに限ることはなく、ローラその他各種の
装置を用いることができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る重送識別装
置では、重送した紙葉類に仕切り物を重ねて排出するよ
うにしたため、その仕切り物の有無により重送エラーの
有無及び重送エラーをした紙葉類をユーザーに一目で理
解させることができ、紙葉類に加工することもない。し
かも、重送しても一時停止することなく搬送することが
可能で、重送エラーをした紙葉類を別に分けて出力する
必要もないので、業務効率や搬送信頼性を落とすことが
なく、紙葉類の順番を守って排出することができる。そ
して、請求項2のように構成すると、重送の書類まで一
目で簡単にユーザーに知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る重送識別装置が実装される搬送処
理装置の一例を示す図である。
【図2】本発明の作用を説明する図である。
【図3】本発明の作用を説明する図である。
【図4】本発明の要部となる仕切り物供給装置の一形態
を示す図である。
【図5】紙性の帯状テープ及びその帯状テープから仕切
り物を製造する手法を説明する図である。
【図6】本発明の要部となる仕切り物供給装置の一形態
を示す図である。
【図7】本発明の要部となる仕切り物供給装置の一形態
を示す図である。
【図8】本発明の要部となる仕切り物供給装置の一形態
を示す図である。
【図9】作用を説明する図である。
【図10】変形例の要部を示す図である。
【符号の説明】
14 紙葉類 18 重送検出部 25 仕切り物供給装置 27 仕切り物 53 目印形成ユニット 54 コントローラ
フロントページの続き (72)発明者 有原 武 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を連続して搬送する装置に実装さ
    れ、その紙葉類の搬送動作中に発生した重送エラーを検
    出するとともに報知する重送識別装置であって、 前記紙葉類の搬送を監視し、重送の有無を検出する重送
    検出手段と、 その重送検出手段の検出信号に基づいて、重送した紙葉
    類に、仕切り物を重ねて排出する紙葉類供給装置とを備
    えたことを特徴とする重送識別装置。
  2. 【請求項2】 前記紙葉類供給装置は、重送の種類に応
    じて異なる態様で前記仕切り物を供給するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の重送識別装置。
JP15684198A 1998-05-22 1998-05-22 重送識別装置 Withdrawn JPH11334942A (ja)

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JP15684198A JPH11334942A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 重送識別装置

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JPH11334942A true JPH11334942A (ja) 1999-12-07

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ID=15636551

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JP15684198A Withdrawn JPH11334942A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 重送識別装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010167613A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Sinfonia Technology Co Ltd 情報記録装置
JP2011032088A (ja) * 2009-08-06 2011-02-17 Dainippon Printing Co Ltd 紙折れ検出装置
JP2021134049A (ja) * 2020-02-27 2021-09-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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