JPH11334760A - 物品包装体およびその製造方法 - Google Patents
物品包装体およびその製造方法Info
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- JPH11334760A JPH11334760A JP14420998A JP14420998A JPH11334760A JP H11334760 A JPH11334760 A JP H11334760A JP 14420998 A JP14420998 A JP 14420998A JP 14420998 A JP14420998 A JP 14420998A JP H11334760 A JPH11334760 A JP H11334760A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】切れ目から破断あるいは剥離可能な上部フィル
ムを剥がすことによって、収納する物品を取り出すこと
ができる物品包装体において、上部フィルムを剥がす場
合に切れ目に影響されずに上部フィルムを剥がす。 【解決手段】切れ目を、切り込み開始部分Aと切り込み
終了部分Bからなり、当該切り込み開始部分Aの角度と
当該切り込み終了部分Bの角度はそれぞれ上部フィルム
の剥離方向に対して90度未満であり、かつ当該切り込
み開始部分Aの角度は当該切り込み終了部分Bの角度よ
りも小さく、さらに当該切り込み開始部分Aと当該切り
込み終了部分Bは曲線的に連通するものとする。
ムを剥がすことによって、収納する物品を取り出すこと
ができる物品包装体において、上部フィルムを剥がす場
合に切れ目に影響されずに上部フィルムを剥がす。 【解決手段】切れ目を、切り込み開始部分Aと切り込み
終了部分Bからなり、当該切り込み開始部分Aの角度と
当該切り込み終了部分Bの角度はそれぞれ上部フィルム
の剥離方向に対して90度未満であり、かつ当該切り込
み開始部分Aの角度は当該切り込み終了部分Bの角度よ
りも小さく、さらに当該切り込み開始部分Aと当該切り
込み終了部分Bは曲線的に連通するものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば医療用器具
などの個別に包装しかつ使用直前までに衛生的に保存す
る必要がある物品を収納するための包装体、およびその
製造方法に関するものである。
などの個別に包装しかつ使用直前までに衛生的に保存す
る必要がある物品を収納するための包装体、およびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、医療用器具の包装体として、
物品収納空間を有するトレーを剥離可能なフィルムで覆
った包装体が、例えば特開昭58−192551号、特
開昭58−192552号などに開示されている。しか
し、これらの包装体は手が滑りやすい時や手袋をはめて
いる時などは剥離するフィルムをつかみにくく、収納物
品を取り出せない場合があった。そこで、フィルムを剥
離する以外にも収納物品を取り出すことを可能にするた
め包装体の縁に包装体を破断するための直線的な切れ目
を入れた包装体が実開平3−78542に開示されてい
る。
物品収納空間を有するトレーを剥離可能なフィルムで覆
った包装体が、例えば特開昭58−192551号、特
開昭58−192552号などに開示されている。しか
し、これらの包装体は手が滑りやすい時や手袋をはめて
いる時などは剥離するフィルムをつかみにくく、収納物
品を取り出せない場合があった。そこで、フィルムを剥
離する以外にも収納物品を取り出すことを可能にするた
め包装体の縁に包装体を破断するための直線的な切れ目
を入れた包装体が実開平3−78542に開示されてい
る。
【0003】しかし、この包装体は、物品収納空間が複
数設けられ、かつ当該物品収納空間同士の間には剥離可
能な上部フィルムを密着させるための密着部を有するト
レーに、当該開放面を覆うように当該密着部を介して上
部フィルムを密着させた後に、当該密着部にV字状の切
れ目を入れ、さらに当該密着部を当該V字状の切れ目の
中心を通るように切断することにより複数個製造する。
そのため、切断位置がV字状の切れ目の中心位置からず
れると、同時に製造された包装体のなかには図10に示
すように上部フィルム42の一旦剥離方向に延びてから
「く」の字状に折れて剥離方向の逆に延びる切れ目44
を有する包装体41が得られる場合がある。この切れ目
44を有する場合、切れ目44から包装体を破断する場
合には何の支障もないが、剥離開始部45から上部フィ
ルム42を剥離する場合には、剥がされてきた上部フィ
ルムが「く」の字状の先端44aから包装体の周縁から
離れて矢印Bの方向へ切れてしまい、すなわち切れ目か
ら先は上部フィルムが剥離されずに残ってしまいシ上部
フィルムを完全に剥離できないという場合が生じる。
数設けられ、かつ当該物品収納空間同士の間には剥離可
能な上部フィルムを密着させるための密着部を有するト
レーに、当該開放面を覆うように当該密着部を介して上
部フィルムを密着させた後に、当該密着部にV字状の切
れ目を入れ、さらに当該密着部を当該V字状の切れ目の
中心を通るように切断することにより複数個製造する。
そのため、切断位置がV字状の切れ目の中心位置からず
れると、同時に製造された包装体のなかには図10に示
すように上部フィルム42の一旦剥離方向に延びてから
「く」の字状に折れて剥離方向の逆に延びる切れ目44
を有する包装体41が得られる場合がある。この切れ目
44を有する場合、切れ目44から包装体を破断する場
合には何の支障もないが、剥離開始部45から上部フィ
ルム42を剥離する場合には、剥がされてきた上部フィ
ルムが「く」の字状の先端44aから包装体の周縁から
離れて矢印Bの方向へ切れてしまい、すなわち切れ目か
ら先は上部フィルムが剥離されずに残ってしまいシ上部
フィルムを完全に剥離できないという場合が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術の問題点を鑑み、包装体を破断するための切れ目
を有しながら、シート材を完全に剥離することができる
物品包装体、およびその製造方法を提供することにあ
る。
来技術の問題点を鑑み、包装体を破断するための切れ目
を有しながら、シート材を完全に剥離することができる
物品包装体、およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明により解決される。 (1)本発明は、剥離可能な上部フィルムと周縁部に切
れ目を有する物品包装体において、当該切れ目が、切り
込み開始部分Aと切り込み終了部分Bからなり、当該切
り込み開始部分Aの角度と当該切り込み終了部分Bの角
度はそれぞれ前記上部フィルムの剥離方向に対して90
度未満であり、かつ当該切り込み開始部分Aの角度は当
該切り込み終了部分Bの角度よりも小さく形成され、さ
らに当該切り込み開始部分Aと当該切り込み終了部分B
は曲線的に連通することを特徴とする物品包装体であ
る。
明により解決される。 (1)本発明は、剥離可能な上部フィルムと周縁部に切
れ目を有する物品包装体において、当該切れ目が、切り
込み開始部分Aと切り込み終了部分Bからなり、当該切
り込み開始部分Aの角度と当該切り込み終了部分Bの角
度はそれぞれ前記上部フィルムの剥離方向に対して90
度未満であり、かつ当該切り込み開始部分Aの角度は当
該切り込み終了部分Bの角度よりも小さく形成され、さ
らに当該切り込み開始部分Aと当該切り込み終了部分B
は曲線的に連通することを特徴とする物品包装体であ
る。
【0006】(2)本発明は、収納物品を取り出すため
の開放面、当該開放面の周縁部に設けられた密着部及び
収納物品の収納空間を有するトレーに、当該開放面を覆
う剥離可能な上部フィルムが当該密着部を介して密着さ
れ、かつ当該周縁部には切れ目を有する物品包装体にお
いて、当該切れ目が、切り込み開始部分Aと切り込み終
了部分Bからなり、当該切り込み開始部分Aの角度と当
該切り込み終了部分Bの角度はそれぞれ前記上部フィル
ムの剥離方向に対して90度未満であり、かつ当該切り
込み開始部分Aの角度は当該切り込み終了部分Bの角度
よりも小さく形成され、さらに当該切り込み開始部分A
と当該切り込み終了部分Bは曲線的に連通することを特
徴とする上記(1)に記載の物品包装体である。
の開放面、当該開放面の周縁部に設けられた密着部及び
収納物品の収納空間を有するトレーに、当該開放面を覆
う剥離可能な上部フィルムが当該密着部を介して密着さ
れ、かつ当該周縁部には切れ目を有する物品包装体にお
いて、当該切れ目が、切り込み開始部分Aと切り込み終
了部分Bからなり、当該切り込み開始部分Aの角度と当
該切り込み終了部分Bの角度はそれぞれ前記上部フィル
ムの剥離方向に対して90度未満であり、かつ当該切り
込み開始部分Aの角度は当該切り込み終了部分Bの角度
よりも小さく形成され、さらに当該切り込み開始部分A
と当該切り込み終了部分Bは曲線的に連通することを特
徴とする上記(1)に記載の物品包装体である。
【0007】(3)本発明は、開放面を有する物品収納
空間が複数設けられ、かつ当該物品収納空間同士の間に
は剥離可能な上部フィルムを密着させるための密着部を
有するトレーに、当該開放面を覆うように当該密着部を
介して上部フィルムを密着させた後に、当該密着部に当
該上部フィルムと当該トレーを貫通するU字状の切れ目
を入れ、さらに当該密着部を当該U字状の切れ目、特に
好ましくは当該U字状の切れ目曲部付近を通るように切
断することにより、当該密着部の切断端が周縁部とな
り、当該周縁部に切れ目を有する物品包装体を複数個製
造する方法である。
空間が複数設けられ、かつ当該物品収納空間同士の間に
は剥離可能な上部フィルムを密着させるための密着部を
有するトレーに、当該開放面を覆うように当該密着部を
介して上部フィルムを密着させた後に、当該密着部に当
該上部フィルムと当該トレーを貫通するU字状の切れ目
を入れ、さらに当該密着部を当該U字状の切れ目、特に
好ましくは当該U字状の切れ目曲部付近を通るように切
断することにより、当該密着部の切断端が周縁部とな
り、当該周縁部に切れ目を有する物品包装体を複数個製
造する方法である。
【0008】(4)本発明は、複数の収納物品を上部フ
ィルムと下部フィルムに挟み、当該収納物品同士を仕切
るように当該上部フィルムと当該下部フィルムを剥離可
能に密着させた後、当該密着させた部位に当該上部フィ
ルムと当該トレーを貫通するU字状の切れ目を入れ、さ
らに当該密着部を当該U字状の切れ目、特に好ましくは
当該U字状の切れ目曲部付近を通るように切断すること
により、当該密着部の切断端が周縁部となり、当該周縁
部に切れ目を有する物品包装体を複数個製造する方法で
ある。
ィルムと下部フィルムに挟み、当該収納物品同士を仕切
るように当該上部フィルムと当該下部フィルムを剥離可
能に密着させた後、当該密着させた部位に当該上部フィ
ルムと当該トレーを貫通するU字状の切れ目を入れ、さ
らに当該密着部を当該U字状の切れ目、特に好ましくは
当該U字状の切れ目曲部付近を通るように切断すること
により、当該密着部の切断端が周縁部となり、当該周縁
部に切れ目を有する物品包装体を複数個製造する方法で
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の物品包装体の実
施の形態の一例を示す平面図であり、図2は当該物品包
装体の断面図である。物品包装体1は、内部に物品の収
納空間8と周縁部6が形成されたトレー3に、周縁部6
に形成される密着部7を介して剥離可能に密着する上部
フィルム2により密封された包装体であって、周縁部6
には切れ目4及び剥離開始部5が設けられている。収納
される物品(図示しない)としては、特に限定しない
が、個別に密封され使用直前までその衛生性を保つ必要
がある医療用器具があげられ、具体的はシリンジ、カテ
ーテル、畜尿バッグ、三方活栓、動脈血採血用シリン
ジ、マイクロプレート、シャーレ、輸液・輸血ラインに
使用する各種フィルター類、人工心肺システム及びその
付属品などがあげられる。
施の形態の一例を示す平面図であり、図2は当該物品包
装体の断面図である。物品包装体1は、内部に物品の収
納空間8と周縁部6が形成されたトレー3に、周縁部6
に形成される密着部7を介して剥離可能に密着する上部
フィルム2により密封された包装体であって、周縁部6
には切れ目4及び剥離開始部5が設けられている。収納
される物品(図示しない)としては、特に限定しない
が、個別に密封され使用直前までその衛生性を保つ必要
がある医療用器具があげられ、具体的はシリンジ、カテ
ーテル、畜尿バッグ、三方活栓、動脈血採血用シリン
ジ、マイクロプレート、シャーレ、輸液・輸血ラインに
使用する各種フィルター類、人工心肺システム及びその
付属品などがあげられる。
【0010】切れ目4は部分拡大図である図3に示すよ
うに、トレー3と上部フィルム2の周縁部6に設けられ
ており、切り込み開始部分4aと切り込み終了部分4b
からなり、切り込み開始部分4aの角度と切り込み終了
部分4bの角度はそれぞれ前記上部フィルムの剥離方向
矢印Aに対して90度未満であり、かつ当該切り込み開
始部分4aの角度は当該切り込み終了部分4bの角度よ
りも小さく形成され、さらに当該切り込み開始部分4a
と当該切り込み終了部分4bは曲線的に連通するもので
ある。切り込み開始部分4a自体又は切り込み終了部分
4b自体は、直線形状でも曲線形状でも限定されない
が、少なくとも切り込み開始部分4aは曲線形状である
ことが望ましい。切れ目の具体的な形状として特に限定
しないが、例えば、図3の切れ目4に示すようなU字を
左右対称に切った形状や、図4の切れ目14に示すよう
な円周の一部に近い形状などがあげられる。なお、切れ
目4は、その大きさは特に限定することなく周縁部6の
幅の2分の1付近に達する程度あればよく、その位置は
上部フィルムの剥離方向に対して切れ目4が上述した形
状を保つことができる位置であれば特に限定する必要は
ないが、剥離開始部5付近に設けるとその位置が確認し
やすくてよい。さらにその数は周縁部6に複数設けても
よい。
うに、トレー3と上部フィルム2の周縁部6に設けられ
ており、切り込み開始部分4aと切り込み終了部分4b
からなり、切り込み開始部分4aの角度と切り込み終了
部分4bの角度はそれぞれ前記上部フィルムの剥離方向
矢印Aに対して90度未満であり、かつ当該切り込み開
始部分4aの角度は当該切り込み終了部分4bの角度よ
りも小さく形成され、さらに当該切り込み開始部分4a
と当該切り込み終了部分4bは曲線的に連通するもので
ある。切り込み開始部分4a自体又は切り込み終了部分
4b自体は、直線形状でも曲線形状でも限定されない
が、少なくとも切り込み開始部分4aは曲線形状である
ことが望ましい。切れ目の具体的な形状として特に限定
しないが、例えば、図3の切れ目4に示すようなU字を
左右対称に切った形状や、図4の切れ目14に示すよう
な円周の一部に近い形状などがあげられる。なお、切れ
目4は、その大きさは特に限定することなく周縁部6の
幅の2分の1付近に達する程度あればよく、その位置は
上部フィルムの剥離方向に対して切れ目4が上述した形
状を保つことができる位置であれば特に限定する必要は
ないが、剥離開始部5付近に設けるとその位置が確認し
やすくてよい。さらにその数は周縁部6に複数設けても
よい。
【0011】従来品を復数個同時に製造した場合に生じ
るおそれがある上述した図10に示すように「く」の字
状の切れ目44を有する包装体41は、剥がされてきた
上部フィルム42が「く」の字状の先端44aから包装
体の縁から離れて矢印Bの方向へ切れてしまい、すなわ
ち切れ目から先は上部フィルム42が剥離されずに残っ
てしまいシ上部フィルムを完全に剥離できないという場
合が生じるが、切れ目4を上述した形状とすることによ
り剥離開始部5から上部フィルムを剥がして使用する場
合にも剥がされてきた上部フィルム2は切れ目4に差し
かかっても途中で切れることなく切り込み開始位置4c
から再び剥離される。
るおそれがある上述した図10に示すように「く」の字
状の切れ目44を有する包装体41は、剥がされてきた
上部フィルム42が「く」の字状の先端44aから包装
体の縁から離れて矢印Bの方向へ切れてしまい、すなわ
ち切れ目から先は上部フィルム42が剥離されずに残っ
てしまいシ上部フィルムを完全に剥離できないという場
合が生じるが、切れ目4を上述した形状とすることによ
り剥離開始部5から上部フィルムを剥がして使用する場
合にも剥がされてきた上部フィルム2は切れ目4に差し
かかっても途中で切れることなく切り込み開始位置4c
から再び剥離される。
【0012】なお、本発明において切り込み開始部分4
aと当該切り込み終了部分4bを直線的に連通させ
「く」の字状の切れ目とした場合や、切り込み開始部分
4aの角度と切り込み終了部分4bの角度をそれぞれ上
部フィルムの剥離方向矢印Aに対して90度以上とした
場合にも、図10の従来の物品包装体41と同様に上部
フィルムを完全に剥がすことができないため好ましくな
い。
aと当該切り込み終了部分4bを直線的に連通させ
「く」の字状の切れ目とした場合や、切り込み開始部分
4aの角度と切り込み終了部分4bの角度をそれぞれ上
部フィルムの剥離方向矢印Aに対して90度以上とした
場合にも、図10の従来の物品包装体41と同様に上部
フィルムを完全に剥がすことができないため好ましくな
い。
【0013】トレー3の材質としては、収納する物品を
保護し確認できる程度の適度な強度、硬度、保形性及び
透明度を有すればよく、例えばスチレンとブタジエンの
共重合体、さらにこのスチレンとブタジエンの共重合体
にポリスチレンをブレンドしたもの、また、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、塩化ビニル
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン/ポリプロピレ
ン樹脂などが使用でき、特に好ましくは、スチレンとブ
タジエンの共重合体、さらにこのスチレンとブタジエン
の共重合体にポリスチレンをブレンドしたものがあげら
れる。また、収納する物品が医療用器具の場合は、高圧
蒸気滅菌、EOG滅菌、ガンマー線滅菌などの各種滅菌
に耐えることができるものが望ましい。トレー3の形状
としては、特に限定する必要はなく、物品の収納空間8
が形成され上部フィルム2を密着させるための密着部7
を形成できる周縁部6を有するものであれば良い。
保護し確認できる程度の適度な強度、硬度、保形性及び
透明度を有すればよく、例えばスチレンとブタジエンの
共重合体、さらにこのスチレンとブタジエンの共重合体
にポリスチレンをブレンドしたもの、また、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、塩化ビニル
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン/ポリプロピレ
ン樹脂などが使用でき、特に好ましくは、スチレンとブ
タジエンの共重合体、さらにこのスチレンとブタジエン
の共重合体にポリスチレンをブレンドしたものがあげら
れる。また、収納する物品が医療用器具の場合は、高圧
蒸気滅菌、EOG滅菌、ガンマー線滅菌などの各種滅菌
に耐えることができるものが望ましい。トレー3の形状
としては、特に限定する必要はなく、物品の収納空間8
が形成され上部フィルム2を密着させるための密着部7
を形成できる周縁部6を有するものであれば良い。
【0014】上部フィルム2はトレー3の周縁部6に熱
融着により密着部7を形成しながら、剥離可能に密着す
る。なお、上部フィルム2の周縁の一部分には非融着部
である剥離開始部5が設けられている。上部フィルム2
としては、破断可能であり、適度の可撓性を有する樹脂
シートによって形成されており、例えば厚さ0.01〜
0.1mmのポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステ
ルなどのフィルム、ポリエチレンテレフタレート、延伸
ポリエチレン、延伸ポリプロピレンなどの可撓性フィル
ムにの内面に耐衝撃性(耐ピンホール性)を与えるため
に接着剤を介して耐衝撃性を有する樹脂層(例えば、延
伸ポリアミド)をラミネートし、さらにこの上に接着剤
を介してヒートシール性を向上させるためのホットメル
ト型接着剤層(例えば、低密度ポリエチレン)をラミネ
ートしたもの、また、延伸ポリエチレン、延伸ポリプロ
ピレンなどの可撓性フィルムの外面に高密度ポリエチレ
ンおよび/またはポリエチレンテレフタレートをラミネ
ートし、さらに内面にホットメルト型接着剤層(例え
ば、低密度ポリエチレン)をラミネートしたものなどが
使用でき、さらにその内面にトレー3に剥離可能に融着
するための剥離可能接着樹脂層を設けることが望まし
い。
融着により密着部7を形成しながら、剥離可能に密着す
る。なお、上部フィルム2の周縁の一部分には非融着部
である剥離開始部5が設けられている。上部フィルム2
としては、破断可能であり、適度の可撓性を有する樹脂
シートによって形成されており、例えば厚さ0.01〜
0.1mmのポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステ
ルなどのフィルム、ポリエチレンテレフタレート、延伸
ポリエチレン、延伸ポリプロピレンなどの可撓性フィル
ムにの内面に耐衝撃性(耐ピンホール性)を与えるため
に接着剤を介して耐衝撃性を有する樹脂層(例えば、延
伸ポリアミド)をラミネートし、さらにこの上に接着剤
を介してヒートシール性を向上させるためのホットメル
ト型接着剤層(例えば、低密度ポリエチレン)をラミネ
ートしたもの、また、延伸ポリエチレン、延伸ポリプロ
ピレンなどの可撓性フィルムの外面に高密度ポリエチレ
ンおよび/またはポリエチレンテレフタレートをラミネ
ートし、さらに内面にホットメルト型接着剤層(例え
ば、低密度ポリエチレン)をラミネートしたものなどが
使用でき、さらにその内面にトレー3に剥離可能に融着
するための剥離可能接着樹脂層を設けることが望まし
い。
【0015】この剥離可能接着樹脂層は、トレー3との
接着を行うためのものであり、上部フィルム2の少なく
とも周縁に設けられていれば良い。剥離可能接着樹脂層
としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオ
レフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの熱溶融
性樹脂などであり、具体的には、上述のポリオレフィン
樹脂の混合物、さらには層間剥離タイプの多層構造物な
どが好適に使用される。さらに、上部フィルム2の最上
層として表面保護層を設けてもよい。表面保護層として
は、合成樹脂、例えばポリエステル、ポリプロピレン、
ポリエチレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレー
ト、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂をコーティングする
こと、また上記の合成樹脂製フィルム、紙などを張り合
わせることにより形成することが好ましい。そして、こ
の表面保護層は、収納する物品の種類、名称、サイズな
どの事項を記載するための印刷層としても使用できる。
なお、これら上部フィルム2を構成するものは、トレー
3と同様に収納する物品が医療用器具の場合は、高圧蒸
気滅菌、EOG滅菌、ガンマー線滅菌などの各種滅菌に
耐えることができるものが望ましい。
接着を行うためのものであり、上部フィルム2の少なく
とも周縁に設けられていれば良い。剥離可能接着樹脂層
としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオ
レフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの熱溶融
性樹脂などであり、具体的には、上述のポリオレフィン
樹脂の混合物、さらには層間剥離タイプの多層構造物な
どが好適に使用される。さらに、上部フィルム2の最上
層として表面保護層を設けてもよい。表面保護層として
は、合成樹脂、例えばポリエステル、ポリプロピレン、
ポリエチレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレー
ト、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂をコーティングする
こと、また上記の合成樹脂製フィルム、紙などを張り合
わせることにより形成することが好ましい。そして、こ
の表面保護層は、収納する物品の種類、名称、サイズな
どの事項を記載するための印刷層としても使用できる。
なお、これら上部フィルム2を構成するものは、トレー
3と同様に収納する物品が医療用器具の場合は、高圧蒸
気滅菌、EOG滅菌、ガンマー線滅菌などの各種滅菌に
耐えることができるものが望ましい。
【0016】物品包装体1は、剥離開始部5を持って引
っ張ることにより上部フィルム2をトレー3から剥が
す、または切れ目4から物品包装体1を破断する2つの
方法により収納する物品を取り出すことができ、さらに
上部フィルム2をトレー3から剥がす場合においては上
部フィルムが切れ目に差しかかっても周縁部から離れて
切れることなく完全に剥がせることができ、収納する物
品を確実に取り出すことができる。
っ張ることにより上部フィルム2をトレー3から剥が
す、または切れ目4から物品包装体1を破断する2つの
方法により収納する物品を取り出すことができ、さらに
上部フィルム2をトレー3から剥がす場合においては上
部フィルムが切れ目に差しかかっても周縁部から離れて
切れることなく完全に剥がせることができ、収納する物
品を確実に取り出すことができる。
【0017】物品包装体1は次のようにして得られる。
まず、斜視図5に示すような複数(図5においては5つ
であるが特に限定する必要はない。)の物品の収納空間
28と各収納空間28の周りに周縁部26を有するトレ
ー23に、収納する物品(図示しない)を収納した後、
正面図6のに示すように周縁部26に形成される密着部
27を介して上部フィルム22を熱溶着などにより剥離
可能に密着する。次に周縁部26の各収納空間28の間
にU字状の切れ目24を入れた後、U字状の切れ目24
の中心付近を通るように各収納空間28の間の周縁部2
6を矢印C方向に切断することにより、図1に示すよう
う物品包装体1を複数個同時に製造することができる。
この時、トレー23及び上部フィルム22は上述したト
レー3及び上部フィルム2と同様なものを用いることが
できる。
まず、斜視図5に示すような複数(図5においては5つ
であるが特に限定する必要はない。)の物品の収納空間
28と各収納空間28の周りに周縁部26を有するトレ
ー23に、収納する物品(図示しない)を収納した後、
正面図6のに示すように周縁部26に形成される密着部
27を介して上部フィルム22を熱溶着などにより剥離
可能に密着する。次に周縁部26の各収納空間28の間
にU字状の切れ目24を入れた後、U字状の切れ目24
の中心付近を通るように各収納空間28の間の周縁部2
6を矢印C方向に切断することにより、図1に示すよう
う物品包装体1を複数個同時に製造することができる。
この時、トレー23及び上部フィルム22は上述したト
レー3及び上部フィルム2と同様なものを用いることが
できる。
【0018】本製造方法による予めU字状の切れ目24
を入れることにより、図7に示すように矢印Cに示す切
断位置が左右にずれた場合(矢印C1又はC2)にも、
予めV字状の切れ目を入れて切断位置がずれた場合と異
なり「く」の字状の部分を有する切れ目が生じることが
ない。また、本製造方法において、切れ目24の形状
は、特に限定されず、半円形、角の丸い「コ」の字形な
どでもよい。特に好ましくは切れ目24の折れ曲がり部
分24aが直線に近く、かつその長さが長いものがよ
い。これにより、切断位置が左右にずれた場合にも、双
方の切れ目が図3及び図4に例示する切れ目に近いもの
となる。
を入れることにより、図7に示すように矢印Cに示す切
断位置が左右にずれた場合(矢印C1又はC2)にも、
予めV字状の切れ目を入れて切断位置がずれた場合と異
なり「く」の字状の部分を有する切れ目が生じることが
ない。また、本製造方法において、切れ目24の形状
は、特に限定されず、半円形、角の丸い「コ」の字形な
どでもよい。特に好ましくは切れ目24の折れ曲がり部
分24aが直線に近く、かつその長さが長いものがよ
い。これにより、切断位置が左右にずれた場合にも、双
方の切れ目が図3及び図4に例示する切れ目に近いもの
となる。
【0019】なお、本製造方法において矢印Cに示す切
断位置が左右にずれた場合には、一方の切れ目は図3及
び図4に例示する切れ目と異なるものになるが、一つの
物品包装体に複数設けられた切れ目のうちの少なくとも
一つが図3及び図4に該当する切れ目となればよい。ま
た、切断位置が左右にずれた場合の一方の切れ目であっ
ても、図10に示す「く」の字状の切れ目と比べ、尖っ
た部分がないため剥離した際に上部フィルムが切れる可
能性は少ない。
断位置が左右にずれた場合には、一方の切れ目は図3及
び図4に例示する切れ目と異なるものになるが、一つの
物品包装体に複数設けられた切れ目のうちの少なくとも
一つが図3及び図4に該当する切れ目となればよい。ま
た、切断位置が左右にずれた場合の一方の切れ目であっ
ても、図10に示す「く」の字状の切れ目と比べ、尖っ
た部分がないため剥離した際に上部フィルムが切れる可
能性は少ない。
【0020】図8は、本発明の物品包装体の実施の形態
の一例を示す平面図であり、図9は当該物品包装体の断
面図である。物品包装体31は、上部フィルム32と下
部フィルム33とが周縁部36に形成される密着部37
を介して剥離可能に密着されており、その内部には物品
の収納空間38を有する包装体であって、周縁部36に
は切れ目34及び剥離開始部35が設けられている。
の一例を示す平面図であり、図9は当該物品包装体の断
面図である。物品包装体31は、上部フィルム32と下
部フィルム33とが周縁部36に形成される密着部37
を介して剥離可能に密着されており、その内部には物品
の収納空間38を有する包装体であって、周縁部36に
は切れ目34及び剥離開始部35が設けられている。
【0021】切れ目34やその他の構成要件は、トレー
3が下部フィルム33となったこと以外は同様なものを
選択することができる。下部フィルム33としては、破
断可能であり、適度の可撓性を有する樹脂シートによっ
て形成されており、例えば厚さ0.01〜0.1mmのポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリエステルなどのフィル
ム、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリエチレン、
延伸ポリプロピレンなどの可撓性フィルムにの内面に耐
衝撃性(耐ピンホール性)を与えるために接着剤を介し
て耐衝撃性を有する樹脂層(例えば、延伸ポリアミド)
をラミネートし、さらにこの上に接着剤を介してヒート
シール性を向上させるためのホットメルト型接着剤層
(例えば、低密度ポリエチレン)をラミネートしたも
の、また、延伸ポリエチレン、延伸ポリプロピレンなど
の可撓性フィルムの外面に高密度ポリエチレンおよび/
またはポリエチレンテレフタレートをラミネートし、さ
らに内面にホットメルト型接着剤層(例えば、低密度ポ
リエチレン)をラミネートしたもの、さらには、スチレ
ン−ブタジエンの共重合体、さらにこのスチレン−ブタ
ジエンの共重合体にポリスチレンをブレンドしたもの、
また、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレ
ン/ポリプロピレン樹脂などが使用でき、さらにその内
面に上部フィルム32に剥離可能に融着するための剥離
可能接着樹脂層を設けることが望ましい。なお、この剥
離可能接着樹脂層は上部フィルム32又は下部フィルム
33のいずれか一方に設けられていればよい。
3が下部フィルム33となったこと以外は同様なものを
選択することができる。下部フィルム33としては、破
断可能であり、適度の可撓性を有する樹脂シートによっ
て形成されており、例えば厚さ0.01〜0.1mmのポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリエステルなどのフィル
ム、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリエチレン、
延伸ポリプロピレンなどの可撓性フィルムにの内面に耐
衝撃性(耐ピンホール性)を与えるために接着剤を介し
て耐衝撃性を有する樹脂層(例えば、延伸ポリアミド)
をラミネートし、さらにこの上に接着剤を介してヒート
シール性を向上させるためのホットメルト型接着剤層
(例えば、低密度ポリエチレン)をラミネートしたも
の、また、延伸ポリエチレン、延伸ポリプロピレンなど
の可撓性フィルムの外面に高密度ポリエチレンおよび/
またはポリエチレンテレフタレートをラミネートし、さ
らに内面にホットメルト型接着剤層(例えば、低密度ポ
リエチレン)をラミネートしたもの、さらには、スチレ
ン−ブタジエンの共重合体、さらにこのスチレン−ブタ
ジエンの共重合体にポリスチレンをブレンドしたもの、
また、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレ
ン/ポリプロピレン樹脂などが使用でき、さらにその内
面に上部フィルム32に剥離可能に融着するための剥離
可能接着樹脂層を設けることが望ましい。なお、この剥
離可能接着樹脂層は上部フィルム32又は下部フィルム
33のいずれか一方に設けられていればよい。
【0022】また、物品包装体31も上述した物品包装
体1と同様な方法により製造することができる。
体1と同様な方法により製造することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の物品包装体は、剥離可能な上部
フィルムと周縁部に切れ目を有する物品包装体であっ
て、当該切れ目が切り込み開始部分Aと切り込み終了部
分Bからなり、当該切り込み開始部分Aの角度と当該切
り込み終了部分Bの角度はそれぞれ前記上部フィルムの
剥離方向に対して90度未満であり、かつ当該切り込み
開始部分Aの角度は当該切り込み終了部分Bの角度より
も小さく形成され、さらに当該切り込み開始部分Aと当
該切り込み終了部分Bは曲線的に連通することを特徴と
するものであるので、上部フィルムを剥がす、または切
れ目から物品包装体を破断する2つの方法により収納す
る物品を取り出すことができ、さらに上部フィルムを剥
がす場合においては、切れ目が上述した形状からなるこ
とにより上部フィルムが切れ目に差しかかっても周縁部
から離れて切れることなく完全に剥がすことができ、収
納する物品を確実に取り出すことができる。
フィルムと周縁部に切れ目を有する物品包装体であっ
て、当該切れ目が切り込み開始部分Aと切り込み終了部
分Bからなり、当該切り込み開始部分Aの角度と当該切
り込み終了部分Bの角度はそれぞれ前記上部フィルムの
剥離方向に対して90度未満であり、かつ当該切り込み
開始部分Aの角度は当該切り込み終了部分Bの角度より
も小さく形成され、さらに当該切り込み開始部分Aと当
該切り込み終了部分Bは曲線的に連通することを特徴と
するものであるので、上部フィルムを剥がす、または切
れ目から物品包装体を破断する2つの方法により収納す
る物品を取り出すことができ、さらに上部フィルムを剥
がす場合においては、切れ目が上述した形状からなるこ
とにより上部フィルムが切れ目に差しかかっても周縁部
から離れて切れることなく完全に剥がすことができ、収
納する物品を確実に取り出すことができる。
【0024】また、本発明の複数の物品を収納空間を仕
切るように上部フィルムを密着させた後に、当該密着部
にU字状の切れ目を入れ、さらに当該密着部を当該U字
状の切れ目を通るように切断することを特徴とする物品
包装体を複数個製造する方法によって、切断位置が左右
にずれた場合にも、V字状の切れ目を入れて切断位置が
ずれた場合と異なり「く」の字状の部分を有する切れ目
がなく、上部フィルムを剥がす場合に上部フィルムが切
れ目に差しかかっても周縁部から離れて切れることなく
完全に剥がすことができる物品包装体を得ることができ
る。
切るように上部フィルムを密着させた後に、当該密着部
にU字状の切れ目を入れ、さらに当該密着部を当該U字
状の切れ目を通るように切断することを特徴とする物品
包装体を複数個製造する方法によって、切断位置が左右
にずれた場合にも、V字状の切れ目を入れて切断位置が
ずれた場合と異なり「く」の字状の部分を有する切れ目
がなく、上部フィルムを剥がす場合に上部フィルムが切
れ目に差しかかっても周縁部から離れて切れることなく
完全に剥がすことができる物品包装体を得ることができ
る。
【図1】本発明の物品包装体の実施の形態の一例を示す
平面図である。
平面図である。
【図2】図1に示す物品包装体の断面図である。
【図3】図1の切れ目4付近の部分拡大図である。
【図4】本発明の物品包装体の切れ目の一例を示す平面
図である。
図である。
【図5】本発明の物品包装体の製造方法に用いるトレー
の一例を示す平面図である。
の一例を示す平面図である。
【図6】図4に示すトレーに上部フィルムを密着させた
状態を示す正面図である。
状態を示す正面図である。
【図7】本発明の物品包装体の製造方法における周縁部
の切断位置を示す部分拡大図である。
の切断位置を示す部分拡大図である。
【図8】本発明の物品包装体の実施の形態の一例を示す
平面図である。
平面図である。
【図9】図7に示す物品包装体の断面図である。
【図10】従来の物品包装体の平面図である。
1,31・・・物品包装体 2,22,23・・・上部フィルム 3・・・トレー 4,14,34・・・切れ目 5.25,35・・・剥離開始部 6,26,36・・・周縁部 7,27,37・・・密着部 8,28,38・・・収納空間 23・・・複数の収納空間を有するトレー 24・・・U字状の切れ目 33・・・下部フィルム 41・・・従来の物品包装体 42・・・上部フィルム 44・・・「く」の字状切れ目 44a・・・「く」の字状の先端 45・・・剥離開始部 46・・・周縁部 47・・・密着部
Claims (4)
- 【請求項1】剥離可能な上部フィルムと周縁部に切れ目
を有する物品包装体において、 当該切れ目が、切り込み開始部分Aと切り込み終了部分
Bからなり、当該切り込み開始部分Aの角度と当該切り
込み終了部分Bの角度はそれぞれ前記上部フィルムの剥
離方向に対して90度未満であり、かつ当該切り込み開
始部分Aの角度は当該切り込み終了部分Bの角度よりも
小さく形成され、さらに当該切り込み開始部分Aと当該
切り込み終了部分Bは曲線的に連通することを特徴とす
る物品包装体。 - 【請求項2】収納物品を取り出すための開放面、当該開
放面の周縁部に設けられた密着部及び収納物品の収納空
間を有するトレーに、当該開放面を覆う剥離可能な上部
フィルムが当該密着部を介して密着され、かつ当該周縁
部には切れ目を有する物品包装体において、 当該切れ目が、切り込み開始部分Aと切り込み終了部分
Bからなり、当該切り込み開始部分Aの角度と当該切り
込み終了部分Bの角度はそれぞれ前記上部フィルムの剥
離方向に対して90度未満であり、かつ当該切り込み開
始部分Aの角度は当該切り込み終了部分Bの角度よりも
小さく形成され、さらに当該切り込み開始部分Aと当該
切り込み終了部分Bは曲線的に連通することを特徴とす
る請求項1に記載の物品包装体。 - 【請求項3】開放面を有する物品収納空間が複数設けら
れ、かつ当該物品収納空間同士の間には剥離可能な上部
フィルムを密着させるための密着部を有するトレーに、
当該開放面を覆うように当該密着部を介して上部フィル
ムを密着させた後に、当該密着部に当該上部フィルムと
当該トレーを貫通するU字状の切れ目を入れ、さらに当
該密着部を当該U字状の切れ目を通るように切断するこ
とにより、当該密着部の切断端が周縁部となり、当該周
縁部に切れ目を有する物品包装体を複数個製造する方
法。 - 【請求項4】複数の収納物品を上部フィルムと下部フィ
ルムに挟み、当該収納物品同士を仕切るように当該上部
フィルムと当該下部フィルムを剥離可能に密着させた
後、当該密着させた部位に当該上部フィルムと当該トレ
ーを貫通するU字状の切れ目を入れ、さらに当該密着部
を当該U字状の切れ目を通るように切断することによ
り、当該密着部の切断端が周縁部となり、当該周縁部に
切れ目を有する物品包装体を複数個製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14420998A JPH11334760A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 物品包装体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14420998A JPH11334760A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 物品包装体およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11334760A true JPH11334760A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15356776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14420998A Pending JPH11334760A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 物品包装体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11334760A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4577700B2 (ja) * | 1999-05-28 | 2010-11-10 | 藤森工業株式会社 | 包装体 |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP14420998A patent/JPH11334760A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4577700B2 (ja) * | 1999-05-28 | 2010-11-10 | 藤森工業株式会社 | 包装体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20051108 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060207 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061017 |