JPH11334604A - 車両用ステアリング装置 - Google Patents

車両用ステアリング装置

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JPH11334604A
JPH11334604A JP15043698A JP15043698A JPH11334604A JP H11334604 A JPH11334604 A JP H11334604A JP 15043698 A JP15043698 A JP 15043698A JP 15043698 A JP15043698 A JP 15043698A JP H11334604 A JPH11334604 A JP H11334604A
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JP
Japan
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steering
steering angle
ratio
angle
input shaft
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JP15043698A
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Katsuji Watanabe
勝治 渡辺
Yasuo Shimizu
康夫 清水
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変舵角比操舵機構によって、舵角比を機械
的に変えるようにした車両用ステアリング装置におい
て、ステアリングハンドルの操舵角に対する舵角比特性
の設定自由度を高めること。 【解決手段】 車両用ステアリング装置1は、ステアリ
ングハンドル2から操向車輪3,3に至るステアリング
系4に可変舵角比操舵機構50を備え、この可変舵角比
操舵機構50によって、ステアリングハンドル2の操舵
角に対する舵角比を機械的に変えるようにしたものであ
る。ステアリングハンドル2と可変舵角比操舵機構50
との間に、ステアリングハンドル2の操舵角を所定の割
合で増減させる操舵角増減機構30を介在させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両に搭載したステ
アリング装置に関し、特に、可変舵角比操舵機構を備え
たステアリング装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ステアリング装置としては、ステ
アリングハンドルの操舵角に対する操向車輪の操舵角の
割合、すなわち、舵角比を車速に応じて自動的に変化さ
せるものがあり、例えば特開平7−257406号「車
両用可変舵角比操舵装置」の技術がある。
【0003】この技術は、その公報の図1〜図3によれ
ば、ステアリングホイール1(番号は公報に記載された
ものを引用した。以下同じ。)に連結した入力軸11
を、支持部材14にこれと偏心して回転可能に支持し、
支持部材14をモータ27にて回転させることで、入力
軸11の軸心を変位させて、入力軸11の軸心と出力軸
17の軸心との間の偏位量を調整するというものであ
る。この結果、入力軸11の回転角に対する出力軸17
の回転角の割合、すなわち、ステアリングハンドルの操
舵角と車輪の操舵角との舵角比は、公報の図5に示すよ
うに車速に応じて変わる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の可変舵角比
操舵装置は、舵角比が車速に応じて変化するので、公報
の図9で線a2に示すように、ステアリングハンドルの
操舵角(回転角)に対するラックストロークも、車速に
応じて変化することになる。しかし、車速が定まれば、
入力軸11の軸心と出力軸17の軸心との間の、偏位量
は一定である。この結果、ハンドル回転角に対するラッ
クストロークの特性は、車速毎に1種類の特性に機械的
に定まる、いわゆる一義的に定まる特性となってしま
う。従って、ステアリングハンドルの操舵角に対する舵
角比の特性(舵角比特性)の、設定自由度は小さい。
【0005】そこで、本発明の目的は、可変舵角比操舵
機構によって、舵角比を機械的に変えるようにした車両
用ステアリング装置において、ステアリングハンドルの
操舵角に対する舵角比特性の設定自由度を高めることが
できる技術を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1は、車両のステアリングハンドルから操向
車輪に至るステアリング系に可変舵角比操舵機構を備
え、この可変舵角比操舵機構によって、ステアリングハ
ンドルの操舵角に対する舵角比を機械的に変えるように
した車両用ステアリング装置において、ステアリングハ
ンドルと可変舵角比操舵機構との間に、ステアリングハ
ンドルの操舵角を所定の割合で増減させる操舵角増減機
構を介在させたことを特徴とする。ここで、「舵角比を
機械的に変える」とは、可変舵角比操舵機構における各
部材の位置関係を変えることにより、これに対応した特
定の1種類の舵角比特性に、変えることを意味するもの
であって、車速等の外部条件により、前記位置関係を変
更するものを含む。
【0007】操舵角増減機構がない場合には、ステアリ
ングハンドルの操舵角と、可変舵角比操舵機構の入力側
回転角とは、一致する。例えば、操舵角が0°のとき
に、入力側回転角も0°である。また、操舵角が最大角
のときに、入力側回転角も上記最大角である。このた
め、可変舵角比操舵機構は、入力側回転角の全範囲(0
°〜最大角)にわたり、特定の舵角比特性にて舵角比を
変える。
【0008】これに対し、操舵角増減機構を設けること
により、操舵角増減機構は、ステアリングハンドルの操
舵角を所定の割合で増減させて、可変舵角比操舵機構に
伝達する。例えば、操舵角を操舵角増減機構で減少させ
たときには、操舵角が0°のときに、入力側回転角は0
°である。また、操舵角が最大角度のときに、入力側回
転角は上記最大角を所定の割合で減少させた角度(減少
角)である。このため、可変舵角比操舵機構は、入力側
回転角の全範囲のうち、一部の狭い範囲(0°〜減少
角)で、特定の舵角比特性にて舵角比を変える。すなわ
ち、舵角比特性のうち、一部の範囲だけで舵角比を変え
る。
【0009】このように、ステアリングハンドルの操舵
角を操舵角増減機構で増減させて、可変舵角比操舵機構
に伝達することにより、ステアリングハンドルの操舵角
に対して、舵角比特性のうち、どの範囲を使用するかを
選択することができる。従って、ステアリングハンドル
の操舵角に対する操向車輪の操舵角特性を、可変舵角比
操舵機構だけでなく、操舵角増減機構によっても設定す
ることができる。この結果、舵角比特性の設定自由度が
高まるので、車種毎の操舵感覚(操舵フィーリング)を
設定し易い。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。図1は本発明に係る車両用ステアリング
装置の全体構成図である。車両用ステアリング装置1
は、車両のステアリングハンドル2から操向車輪3,3
に至るステアリング系4に、操舵トルクセンサ10、操
舵角増減機構30及び可変舵角比操舵機構50を、この
順に連結するようにして備えた電動パワーステアリング
装置である。詳しくは、車両用ステアリング装置1は、
ステアリングハンドル2にステアリングシャフト5を介
して、操舵トルクセンサ10付き操舵角増減機構30を
連結し、この操舵角増減機構30の出力軸37に自在継
手6,6を介して、可変舵角比操舵機構50を連結した
ものである。
【0011】これにより、ステアリングハンドル2で発
生したステアリング系4の操舵トルクを操舵トルクセン
サ10で検出し、この検出信号に基づいて制御手段8が
制御信号を発生し、この制御信号に基づいて操舵トルク
に応じた補助トルクを電動機52が発生し、補助トルク
を可変舵角比操舵機構50のラック軸55に付加するこ
とができる。ステアリングハンドル2と操舵角増減機構
30との間に操舵トルクセンサ10を介在させたので、
ステアリングハンドル2で発生した操舵トルクを直接的
に検出することができる。この結果、操舵トルクを一層
精度良く検出することができる。
【0012】また、車両用ステアリング装置1は、車速
センサ7で検出した車速信号と、変位センサ84で検出
した可変舵角比操舵機構50の入力軸57の偏心量信号
とに基づいて、制御手段8が車速に応じた舵角比制御信
号を発生し、この舵角比制御信号に基づいて、舵角比制
御用電動機81にて可変舵角比操舵機構50を駆動し
て、舵角比を制御するものである。すなわち、可変舵角
比操舵機構50によって、ステアリングハンドル2の操
舵角に対する舵角比を機械的に変えることができる。な
お、「舵角比を機械的に変える」とは、可変舵角比操舵
機構50における各部材(後述する入力軸、連結軸、出
力軸)の位置関係を変えることにより、これに対応した
特定の1種類の舵角比特性に、変えることを意味するも
のである。例えば、可変舵角比操舵機構50によって、
ステアリングハンドル2の操舵角に対する操向車輪3,
3の操舵角の割合を、車速に応じた非線形特性を有して
変える。
【0013】図2は本発明に係る操舵トルクセンサ付き
操舵角増減機構の断面図であり、操舵トルクセンサ10
と操舵角増減機構30とを一体的に組付けたことを示
す。操舵トルクセンサ10は、ステアリングシャフト5
と操舵角増減機構30の入力軸31とをトーションバー
11で連結し、ステアリングシャフト5と入力軸31と
の間での相対ねじり変位を検出することにより、ステア
リング系4の操舵トルクを検出するものである。トーシ
ョンバー(弾性部材)11は、文字通りトルクに対して
正確にねじれ角が発生するメンバーであって、操舵トル
クが作用すると、ステアリングシャフト5と入力軸31
との間での相対ねじり変位を発生する。このトーション
バー11は、上部を管状のステアリングシャフト5内に
挿通してピン12で結合し、下部を入力軸31の上部に
セレーション結合したものである。
【0014】詳しくは、操舵トルクセンサ10は、ステ
アリングシャフト5と入力軸31とに掛け渡すことで、
両軸5,31間の相対ねじれ変位に応じて軸方向へ変位
可能なコア13付きスライダ14と、このスライダ14
の変位量(コア13の変位量)を電気信号に変換するべ
くセンサ用ハウジング15に取付けたコイル16とで構
成した、非接触式操舵トルクセンサ(可変インダクタン
ス式センサ)である。更に詳しくは、円筒形状のスライ
ダ14に傾斜溝14aと縦長のストレート溝14bとを
形成し、傾斜溝14aにステアリングシャフト5のピン
17を嵌合し、また、ストレート溝14bに入力軸31
のピン18を嵌合することで、スライダ14は相対ねじ
り変位に応じて軸方向へ変位可能である。図中、19は
圧縮ばね、21は軸受、22は止め輪、23はオイルシ
ール、24はコネクタである。
【0015】操舵角増減機構30は、本実施の形態では
ステアリングハンドル2(図1参照)の操舵角を所定の
割合、例えば1/6の割合で低減させるものであり、ギ
ヤで2段減速する減速機構からなる。詳しくは、操舵角
増減機構30は、トーションバー11を介してステアリ
ングシャフト5に連結した入力軸31と、入力軸31に
一体に形成した第1小ギヤ32と、第1小ギヤ32と噛
み合う第1大ギヤ33と、第1大ギヤ33と一体に形成
した中間軸34と、中間軸34に一体に形成した第2小
ギヤ35と、第2小ギヤ35と噛み合う第2大ギヤ36
と、第2大ギヤ36と一体に形成した出力軸37と、こ
れらの部材31〜37を収納するギヤケース38とから
なる。
【0016】各ギヤ32,33,35,36は平歯車で
ある。ステアリングシャフト5とトーションバー11と
入力軸31と出力軸37とは、同心に配置したものであ
る。ギヤケース38は、上ケース38aと下ケース38
bと下部リッド38cとを重ねて、ボルト止めするとと
もに、上ケース38aの上部をセンサ用ハウジング15
の下部とボルト止めしたものである。図中、41〜46
は軸受、47は止め輪、48はオイルシールである。
【0017】図3は本発明に係る可変舵角比操舵機構の
全体構成図であり、一部を断面して示す。可変舵角比操
舵機構50は、ラックアンドピニオン機構51、電動機
52、ボールねじ53を車幅方向に延びる固定ハウジン
グ54に収納したものである。電動機52は、固定ハウ
ジング54の副ハウジング54a内に収納した環状のス
テータ52aと、ステータ52a内に同心的に配置した
ロータ52bと、ロータ52bに固定した管状の出力軸
52cとからなる。ラックアンドピニオン機構51のラ
ック軸55は、出力軸52c内に回転可能に挿通すると
ともに、ボールねじ53によって出力軸52cと連結し
たものである。
【0018】図4は図3の4−4線断面図である。可変
舵角比操舵機構50は、固定ハウジング54内に可動ハ
ウジング56を回転可能に支持し、可動ハウジング56
内に入力軸57を回転可能に支持し、入力軸57にカッ
プリング58を介して出力軸59を連結し、さらに、出
力軸59を固定ハウジング54に回転可能に支持したも
のである。可動ハウジング56の回転中心と入力軸57
の回転中心とは、互いに偏心している。入力軸57は、
操舵角増減機構30(図1参照)の出力軸37に自在継
手6,6を介して連結した軸である。
【0019】詳しくは、入力軸57に軸直角方向への相
対移動可能に且つ相対回転不能にカップリング58を連
結し、このカップリング58の偏心した位置に出力軸5
9の偏心した部位を回転可能に連結したものである。な
お、固定ハウジング54は、上部固定ハウジング54b
と下部固定ハウジング54cとを重ねて、ボルト止めし
たものである。
【0020】カップリング58は、入力軸57の下端に
一体に形成した上部フランジ61と、上部フランジ61
に複数のボール62…(…は複数を示す。以下同じ。)
を介して連結した下部フランジ63と、下部フランジ6
3の下端から下方へ延びて出力軸59の連結孔59aに
連結した連結軸(中間軸)64とからなる。詳しくは、
カップリング58は、上部フランジ61の下端面に側断
面視テーパ形状の連結溝61aを形成し、また、下部フ
ランジ63の上端面に側断面視テーパ形状の連結溝63
aを形成し、これら連結溝61a,63aに3つのボー
ル62…を1列に並べて、連結溝61a,63aのテー
パ面に当てることで、上・下部フランジ61,63間を
連結したものである。このため、カップリング58は、
入力軸57に対して、軸直角方向への相対移動可能に且
つ相対回転不能に連結することになる。
【0021】連結孔59aは出力軸59から偏心した位
置にあり、また、連結軸64は入力軸57から偏心した
位置にある。これら連結孔59aと連結軸64は、互い
に回転可能に連結したものである。
【0022】このようにカップリング58は、(1)入
力軸57に対して、軸直角方向に相対移動可能に且つ相
対回転不能に係合し、(2)入力軸57に対して偏心し
て設けられた出力軸59の、更に偏心する部位に、軸直
角方向に相対移動不能に且つ相対回転可能に係合したも
のである。換言すると、カップリング58によって、入
力軸57と出力軸59とは、軸直角方向に相対移動可能
に且つ互いに関連した回転をなすように連結したもので
ある。
【0023】出力軸59は外周面に、ラックアンドピニ
オン機構51をなすピニオン59bを形成し、このピニ
オン59bはラック軸55のラック55aと噛み合うも
のである。図中、65は板状のボール保持器、66はス
ラストベアリング、67はニードルベアリング、68,
69はオイルシール、71〜74は軸受、75はナッ
ト、76は調整ボルト、77はラックガイド、Sは後述
するウォーム軸83の軸線である。
【0024】図5は図4の5−5線断面図であり、平面
視において、ウォーム軸83の軸直角方向へ且つ可動ハ
ウジング56の回転中心Oからウォーム軸83と反対方
向へ距離Lだけ偏心した位置に、入力軸57の回転中心
(軸心)Aを設けたことを示す。可変舵角比操舵機構5
0は、駆動手段としての舵角比制御用電動機81にてウ
ォームギヤ機構82を介して可動ハウジング56を回転
させることで、入力軸57の軸心Aを変位させて、操舵
角の割合を変えるようにしたものである。舵角比制御用
電動機81は、制御手段8(図1参照)の舵角比制御信
号に応じて正・逆転し、入力軸57の軸心Aを変位させ
る減速機付きモータである。ウォームギヤ機構82は、
舵角比制御用電動機81の出力軸81aに連結したウォ
ーム軸83と、ウォーム軸83のウォーム83aに噛み
合うホイール56aとからなる。ホイール56aは可動
ハウジング56の外周面の一部に形成した歯である。
【0025】固定ハウジング54は、入力軸57の変位
量を検出する変位センサ84を取付けたものである。詳
しくは、変位センサ84は、可動ハウジング56の外周
面に形成したカム面56bの変化量を検出することによ
り、入力軸57の軸心Aの変位量を間接的に検出するも
のであり、カム面56bに接した先端部84aが進退す
るポテンショメータからなる。可動ハウジング56の回
転角と入力軸57の軸心Aの変位量とは対応し、また、
入力軸57の軸心Aの変位量とカム面56bの変位量と
は対応する関係である。このため、変位センサ84でカ
ム面56bの変化量を検出すれば、入力軸57の軸心A
の変位量を確実に検出することができる。図中、85は
中空偏心スリーブ、86は軸受、87はニードルベアリ
ング、88はリング状ボルトである。
【0026】図6は本発明に係るウォームギヤ機構、可
動ハウジング及び入力軸の関係説明図である。ウォーム
83aは、車速に応じて舵角比制御用電動機81(図5
参照)で回転されるものである。ウォーム83aが正・
逆転すると、可動ハウジング56は回転角θの範囲で正
・逆転する。可動ハウジング56の回転中心Oと入力軸
57の回転中心Aとは、偏心している。このため、可動
ハウジング56の回転角θに対応して、入力軸57の回
転中心AはA1〜A2の範囲で変化する。すなわち、回転
中心Aは、中立位置A0から回転角θ/2だけ図反時計
方向に角度変位すると、角度A1の位置となり、また、
中立位置A0から回転角θ/2だけ時計方向に角度変位
すると、角度A2の位置となる。例えば、(1)高速域
の車速では角度A1の位置に変位し、(2)中速域の車
速では角度A0の位置に変位し、(3)低速域の車速で
は角度A2の位置に変位する。なお、回転中心Aの変位
軌跡は、正確には回転中心Oを中心とした円弧である。
しかし、回転中心Aの径方向の変位量Zは、無視できる
程度である。従って、以下の説明においては、回転中心
Aの変位軌跡が、この図の左右方向の直線である(回転
中心Aの径方向の変位量Z=0)として、説明する。
【0027】図7は本発明に係る入力軸、カップリング
及び出力軸の関係説明図であり、入力軸57にカップリ
ング58を軸直角方向への相対移動可能に連結したこと
を示す。入力軸57の回転中心Aが角度A1の位置にあ
るとき、入力軸57の回転中心(軸心)Aと、出力軸5
9の回転中心(軸心)Bと、連結軸64の作用点(軸
心)Cとは、平面視で前記相対移動方向に一直線上に配
列したものである。入力軸57の回転中心Aは、出力軸
59の回転中心Bと連結軸64の作用点Cの間に配列し
たものである。
【0028】入力軸57が回転すると、カップリング5
8のボール62…の作用により、連結軸64は出力軸5
9の軸心回りを旋回する。すなわち、連結軸64は出力
軸59の軸線を中心として公転する。この結果、入力軸
57の回転力によって、出力軸59は回転する。ところ
で、入力軸57の回転中心Aから出力軸59の回転中心
Bまでの距離をx(偏位量x)とし、出力軸59の回転
中心Bから連結軸64の作用点Cまでの距離をy(偏位
量y)とする。入力軸57の回転中心AはA1〜A2の範
囲で変化するものであり、これに対して、出力軸59の
回転中心Bは固定位置である。以下、偏位量xの変化に
伴う舵角比の変化について、図8〜図10に基づき説明
する。
【0029】図8(a),(b)は本発明に係る可変舵
角比操舵機構の作動原理説明図(その1)であり、高速
域の車速における舵角比の変化を模式的に示す。図8
(a)は上記図7の構成を模式的に表したものであり、
この(a)に示すように、高速域では入力軸の回転中心
Aが角度A1の位置にある。このとき、出力軸の回転中
心Bと、入力軸の回転中心Aと、係合軸の作用点Cと
は、図左から右へこの順に一直線上に配列しており、こ
の状態を模式的平面図として表したものが、図8(b)
である。すなわち、図7におけるA,B,Cの並びが図
8(b)のA,B,C(C0)の並びに相当する。
【0030】なお、係合軸の作用点Cは、出力軸の回転
中心Bを中心として旋回するものであるため、右の点C
と左の点Cとで区別がつきにくい。そこで、角度0゜又
は角度180゜を添字としたC0,C180を付記すること
で、明瞭化した。係合軸の作用点Cが、C0を起点とし
て図時計回り(矢印方向)に旋回することで、以下の説
明を行う。
【0031】図8(b)において、入力軸の回転角をα
とし、出力軸の回転角をβとすると、次の関係式が導か
れる。 y・sinβ=(y・cosβ−x)tanα ……(1) であるから、入力軸の回転角αは α=tan-1((y・sinβ)/(y・cosβ−x)) ……(2) で表される。
【0032】従って、係合軸の作用点Cが点C0から点
Cxへ変位したときに、出力軸の回転角はβであり、こ
のときの入力軸の回転角はαである。また、係合軸の作
用点が点C0から点Cyへ変位したときに、出力軸の回
転角はβ1であり、このときの入力軸の回転角はα1で
ある。出力軸の回転中心Bと係合軸の作用点Cとの間に
入力軸の回転中心Aがあるので、回転角βは回転角αよ
りも小さく、回転角β1は回転角α1よりも小さい(β
<α、β1<α1)。
【0033】図9(a),(b)は本発明に係る可変舵
角比操舵機構の作動原理説明図(その2)であり、中速
域の車速における舵角比の変化を模式的に示す。図9
(a)に示すように、中速域では入力軸の回転中心Aが
角度A0の位置にある。このとき、入力軸の回転中心A
と出力軸の回転中心Bとは一致する。この一致した点か
ら図右に係合軸の作用点Cが配列しており、この状態を
模式的平面図として表したものが、図9(b)である。
この場合に、回転中心A,Bが一致するので、偏位量x
は0(x=0)である。この結果、出力軸の回転角がβ
の場合に入力軸の回転角αはβと同一であり、また、出
力軸の回転角がβ1の場合に入力軸の回転角α1はβ1
と同一である(α=β、α1=β1)。
【0034】図10(a),(b)は本発明に係る可変
舵角比操舵機構の作動原理説明図(その3)であり、低
速域の車速における舵角比の変化を模式的に示す。図1
0(a)に示すように、低速域では入力軸の回転中心A
が角度A2の位置にある。このとき、入力軸の回転中心
Aと、出力軸の回転中心Bと、係合軸の作用点Cとは、
図左から右へこの順に一直線上に配列しており、この状
態を模式的平面図として表したものが、図10(b)で
ある。図10(b)において、入力軸の回転角αと出力
軸の回転角βとの関係は、次の関係式による。 y・sinβ=(y・cosβ−(−x))tanα ……(3) であるから、入力軸の回転角αは α=tan-1((y・sinβ)/(y・cosβ−(−x))) ……(4) で表される。
【0035】従って、係合軸の作用点Cが点C0から点
Cxへ変位したときに、出力軸の回転角はβであり、こ
のときの入力軸の回転角はαである。また、係合軸の作
用点が点C0から点Cyへ変位したときに、出力軸の回
転角はβ1であり、このときの入力軸の回転角はα1で
ある。入力軸の回転中心Aと係合軸の作用点Cとの間に
出力軸の回転中心Bがあるので、上記式(4)から明らか
なように、偏位量xは負の値になる。この結果、回転角
βは回転角αよりも大きく、回転角β1は回転角α1よ
りも大きい(β>α、β1>α1)。
【0036】以上の説明から明らかなように、偏位量x
を適宜に設定して、入力軸の回転中心Aと出力軸の回転
中心Bとを互いに偏心させると、入力軸の回転角αと出
力軸の回転角βとは不一致になる。また、入力軸の回転
中心Aと出力軸の回転中心Bとを一致させると、入力軸
の回転角αと出力軸の回転角βとは一致する。
【0037】図11は本発明に係る可変舵角比操舵機構
の舵角比特性線図である。この図は、横軸を入力軸57
の回転角(入力側回転角)αとし、右の縦軸を出力軸5
9の回転角βとし、左の縦軸をラック55aのストロー
クとして表したものであって、線x0,x1,x2に基づ
き、入力軸の回転角αに対する、出力軸の回転角βの割
合並びにラック55aのストロークの割合を示す。な
お、ここでは操舵角増減機構30を設けない場合につい
て、先に説明する。 線x0は、偏位量xを0にした場合の舵角比特性を示
す。(図9に示す中速域の車速における舵角比特性) 線x1は、偏位量xを正の値で変化させた場合の舵角
比特性を示す。(図8に示す高速域の車速における舵角
比特性) 線x2は、偏位量xを負の値で変化させた場合の舵角
比特性を示す。(図10に示す低速域の車速における舵
角比特性)
【0038】図から明らかなように、偏位量xを0にす
れば線x0のように、入力軸の回転角αに対する出力軸
の回転角βの割合、すなわち、ステアリングハンドルの
操舵角に対する操向車輪の操舵角の割合(舵角比)は等
しい。また、偏位量xを連続的に変化させることによ
り、舵角比を連続的に変化させることができる。従っ
て、偏位量xを車速に応じて制御すれば、舵角比特性を
最適条件に変化させることができる。
【0039】ところで、線x1及び線x2は、入力軸の回
転角αが180°の場合に出力軸の回転角βが180°
となる特性に設定されている。このような特性は、図4
に示す可変舵角比操舵機構50における各部材(入力軸
57、連結軸64、出力軸59)の位置関係により決定
される。そして、従来は操舵角増減機構30がないの
で、ステアリングハンドル2の操舵角と入力軸の回転角
αとが、同一であった。例えば、操舵角が0°のとき
に、入力軸の回転角αも0°である。また、操舵角が最
大角(例えば、180°)のときに、入力軸の回転角α
も180°である。このため、可変舵角比操舵機構50
は、入力軸の回転角αの全範囲(0°〜180°)にわ
たり、特定の舵角比特性にて舵角比を変える。また、ス
テアリングハンドル2の最大操舵角を180°以下にす
ると、ハンドルの切れが良過ぎるので、操舵感覚上(操
舵フィーリング上)好ましくない。従って、ラックの最
大ストローク位置を図11の縦軸のD(従来の最大)以
下に下げることはできない。
【0040】さらには、線x1は、図右肩上がりの直線
である線x0よりも下方に湾曲した曲線であり、この曲
線は、入力軸の回転角αが概ね90°以下において勾配
が緩く、90°を越えると勾配がきつい曲線である。ま
た、線x2は、線x0よりも上方に湾曲した曲線であり、
この曲線は、入力軸の回転角αが概ね90°以下におい
て勾配がきつく、90°を越えると勾配が緩い曲線であ
る。しかも、フル操舵の状態(操向車輪3,3が最大操
舵角の状態)では、回転角βは車速と無関係に一定であ
る。線x1及び線x2が非線形なので、入力軸の回転角α
が小さいときと大きいときとでは、入力軸の回転角αに
対する出力軸の回転角βの割合、すなわち、舵角比は一
定ではない。しかし、ステアリングハンドル2の全操舵
範囲にわたり、車速に応じた一定の舵角比特性である方
が、運転上好ましい場合がある。
【0041】本発明は、このような舵角比特性を改良す
るために、図1に示すステアリングハンドル2の操舵角
を、操舵角増減機構30によって所定の割合で増減させ
て、可変舵角比操舵機構50に伝えるようにしたことを
特徴とする。例えば、1/6の割合で減少させると、ス
テアリングハンドル2の最大操舵角が左右に各540°
の場合に、可変舵角比操舵機構50の入力軸の回転角α
は左右に各90°(減少角)となる。また、操舵角が0
°のときに、入力軸の回転角αは0°である。
【0042】入力軸の回転角αが90°以下であれば、
線x0,x1,x2は車速に応じた勾配を有するほぼ直線
(実線にて示す線x10,x11,x12)である。このよう
な実線x11から実線x12までの直線的な特性を有する範
囲だけを使用した舵角比特性なので、高速域の車速にお
いては、ステアリングハンドル2の全操舵範囲にわたっ
て、緩い勾配特性で操向車輪を操舵することができる。
また、低速域の車速においては、ステアリングハンドル
2の全操舵範囲にわたって、きつい勾配特性で操向車輪
を操舵することができる。換言すれば、入力軸の回転角
αが小さければ、ステアリングハンドルを全操舵範囲で
操舵しても、可変舵角比操舵機構50における非線形の
舵角比特性のうち、一部の狭い範囲だけを使用すること
になる。一部の範囲だけであれば、非線形であっても比
例特性に近似した舵角比特性で操舵することができる。
従って、ステアリングハンドル2の操舵角に対するラッ
ク55aのストローク特性、すなわち、操向車輪3,3
の操舵角特性は、車速に応じたほぼ比例的な特性であ
り、車両の操縦性能を一層高めることができる。
【0043】また、操舵角を操舵角増減機構30で減少
させたときには、可変舵角比操舵機構50は、入力軸の
回転角αの全範囲のうち、一部の狭い範囲(0°〜減少
角)で、特定の舵角比特性にて舵角比を変える。すなわ
ち、舵角比特性のうち、一部の範囲だけで舵角比を変え
る。このように、ステアリングハンドル2の操舵角を操
舵角増減機構30で増減させて、可変舵角比操舵機構5
0に伝達することにより、ステアリングハンドル2の操
舵角に対して、舵角比特性のうち、どの範囲を使用する
かを選択することができる。従って、ステアリングハン
ドル2の操舵角に対する操向車輪3,3の操舵角特性
を、可変舵角比操舵機構50だけでなく、操舵角増減機
構30によっても設定することができる。この結果、舵
角比特性の設定自由度が高まるので、車種毎の操舵感覚
(操舵フィーリング)を設定し易い。
【0044】図12は本発明に係る車両用ステアリング
装置の舵角比特性線図であり、横軸をステアリングハン
ドル2の操舵角とし、縦軸をラック55aのストローク
として表したものである。この図は上記図11に対応し
た図であり、ステアリングハンドル2を右回転させた場
合に図右半分の舵角比特性を有し、ステアリングハンド
ル2を左回転させた場合に図左半分の舵角比特性を有す
ることを示す。
【0045】図13は本発明に係る可変舵角比操舵機構
(変形例)の出力軸回りの要部断面図である。この変形
例の可変舵角比操舵機構50は、カップリング58と出
力軸91との間に遊星歯車機構90を介在し、この遊星
歯車機構90によって、増速したことを特徴とする。変
形例の出力軸91は、上記図4に示す出力軸59と同等
の部材である。なお、上記図4に示す部材と同等の機能
を有する部材には、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0046】遊星歯車機構90は、出力軸91の上面に
且つ出力軸91と同軸上に回転可能に取付けた円盤状の
キャリア92と、キャリア92の下面に回転可能に取付
けた複数の遊星ギヤ93…と、遊星ギヤ93…の外周囲
に配置したリングギヤ94と、遊星ギヤ…93の内周囲
で出力軸91に設けたサンギヤ95とからなる。キャリ
ア92は、カップリング58の連結軸64が嵌合する連
結孔59aを開けたものであり、この連結孔59aは、
上記図4の構成と同様に出力軸91から偏心した位置に
ある。リングギヤ94は下部固定ハウジング54cに固
定したものである。
【0047】カップリング58がキャリア92を回転さ
せると、遊星ギヤ…93はリングギヤ94の内歯の回り
を回転しながら公転して、サンギヤ95を回転させる。
従って、出力軸91は上記図4に示す出力軸59よりも
高速で回転する。遊星歯車機構90で増速するので、変
形例の出力軸91は、上記図4に示す出力軸59よりも
小径ですむ。出力軸91が小径なので、下部固定ハウジ
ング54cが小型になるため、可変舵角比操舵機構50
は小型になり、車両への搭載が一層容易である。図中、
96はスラストベアリングである。
【0048】図14は図13の14−14線断面図であ
り、遊星歯車機構90の平面断面構造を示し、特に、遊
星ギヤ93…とリングギヤ94とサンギヤ95との噛み
合わせ構成を明示したものである。
【0049】なお、上記本発明の実施の形態及び変形例
において、(1)操舵トルクセンサ10と操舵角増減機
構30と可変舵角比操舵機構50とは、互いに分離独立
した構成、または、一体的に組合せた構成とすることが
できる。 (2)操舵トルクセンサ10は、操舵角増減機構30と
可変舵角比操舵機構50との間に介在させた構成であっ
てもよい。 (3)操舵角増減機構30は、ステアリングハンドル2
の操舵角を所定の割合で増減させるものであればよく、
例えば、遊星歯車機構、ウォームギヤ機構、ベベルギヤ
機構等の機械的な増減機構としたり、電機的制御形式の
機構であってもよい。 (4)カップリング58は、入力軸57に軸直角方向へ
の相対移動可能に且つ相対回転不能に連結し、しかも、
カップリング58の偏心した位置に出力軸59,91の
偏心した部位を回転可能に連結するものであればよい。 (5)可変舵角比操舵機構50は、入力軸57に対する
舵角比を機械的に変えるものであればよく、上記本発明
の実施の形態及び変形例に示す構造に限定するものでは
ない。
【0050】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、ステアリングハンドルの操舵角に対
する舵角比を機械的に変えるようにした車両用ステアリ
ング装置において、ステアリングハンドルと可変舵角比
操舵機構との間に、ステアリングハンドルの操舵角を所
定の割合で増減させる操舵角増減機構を介在させたの
で、ステアリングハンドルの操舵角を操舵角増減機構で
増減させて、可変舵角比操舵機構に伝達することによ
り、ステアリングハンドルの操舵角に対して、舵角比特
性のうち、どの範囲を使用するかを選択することができ
る。従って、ステアリングハンドルの操舵角に対する操
向車輪の操舵角特性を、可変舵角比操舵機構だけでな
く、操舵角増減機構によっても設定することができる。
この結果、舵角比特性の設定自由度が高まるので、車種
毎の操舵感覚を設定し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ステアリング装置の全体構
成図
【図2】本発明に係る操舵トルクセンサ付き操舵角増減
機構の断面図
【図3】本発明に係る可変舵角比操舵機構の全体構成図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】本発明に係るウォームギヤ機構、可動ハウジン
グ及び入力軸の関係説明図
【図7】本発明に係る入力軸、カップリング及び出力軸
の関係説明図
【図8】本発明に係る可変舵角比操舵機構の作動原理説
明図(その1)
【図9】本発明に係る可変舵角比操舵機構の作動原理説
明図(その2)
【図10】本発明に係る可変舵角比操舵機構の作動原理
説明図(その3)
【図11】本発明に係る可変舵角比操舵機構の舵角比特
性線図
【図12】本発明に係る車両用ステアリング装置の舵角
比特性線図
【図13】本発明に係る可変舵角比操舵機構(変形例)
の出力軸回りの要部断面図
【図14】図13の14−14線断面図
【符号の説明】
1…車両用ステアリング装置、2…ステアリングハンド
ル、3…操向車輪、4…ステアリング系、5…ステアリ
ングシャフト、7…車速センサ、8…制御手段、10…
操舵トルクセンサ、30…操舵角増減機構、31…入力
軸、37…出力軸、50…可変舵角比操舵機構、51…
ラックアンドピニオン機構、52…電動機、81…舵角
比制御用電動機、84…変位センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のステアリングハンドルから操向車
    輪に至るステアリング系に可変舵角比操舵機構を備え、
    この可変舵角比操舵機構によって、ステアリングハンド
    ルの操舵角に対する舵角比を機械的に変えるようにした
    車両用ステアリング装置において、前記ステアリングハ
    ンドルと前記可変舵角比操舵機構との間に、ステアリン
    グハンドルの操舵角を所定の割合で増減させる操舵角増
    減機構を介在させたことを特徴とする車両用ステアリン
    グ装置。
JP15043698A 1998-05-29 1998-05-29 車両用ステアリング装置 Pending JPH11334604A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US6782969B2 (en) 2002-07-26 2004-08-31 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Vehicle steering control system
US6801840B2 (en) 2002-07-26 2004-10-05 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Steering control system for vehicle
US6843344B2 (en) 2002-07-26 2005-01-18 Toyoda Koki Kabushiki Kaisha Vehicle steering control system
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