JPH11334477A - ルーフキャリアの取付構造 - Google Patents

ルーフキャリアの取付構造

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JPH11334477A
JPH11334477A JP14065198A JP14065198A JPH11334477A JP H11334477 A JPH11334477 A JP H11334477A JP 14065198 A JP14065198 A JP 14065198A JP 14065198 A JP14065198 A JP 14065198A JP H11334477 A JPH11334477 A JP H11334477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
bar
carrier
roof carrier
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP14065198A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Muramatsu
進 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH11334477A publication Critical patent/JPH11334477A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未使用時に車体から突出しないルーフキャリ
アを提供すること。 【解決手段】 ルーフパネル6は凹溝7をルーフ2の車
幅方向に形成し、凹溝7の底部に基台9を溶接してい
る。基台9はピラーバー10の一端をピン11により、
回動自在に取付けている。ピラーバー10の他端は、ロ
ックシャフト12の一端にピン14を介して回動自在に
固定している。ロックシャフト12は、軸を上下方向に
向けてルーフバー8に固定され、ルーフバー8に形成し
た長孔15を貫通している。ルーフバー8の上面には、
ロックアーム16を設けている。ロックアーム16は、
ピン17に端部が回動自在に支持され、ピラーバー10
の軸部に係止する切欠きを設けている。ロックシャフト
12の上部は、ねじが形成され、ハンドルナット19が
螺着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のルーフに
固定され、スキー板やサーフボードを固定することがで
きるルーフキャリアの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】市場においては、オプション部品メーカ
が、各自動車メーカの車種毎に、あるいは汎用としてル
ーフキャリアを製作している。これらルーフキャリアの
オプション品の殆どが、自動車のサイドルーフに設けた
ルーフドリップレールに、取付金具を挟持して固定する
構造である。以下、その構造について説明する。図5に
示すように、サイドボディのアウタパネル32、インナ
パネル33及びルーフパネル34の溶接部は、ルーフド
リップレール31を形成し、インナパネル33及びルー
フパネル34間には、リーンフォースメント35を溶着
し、強度を大きくしている。そして、それらの接合部に
は水漏れ防止用のシール剤41を添着してある。
【0003】ルーフキャリア30は、左右のルーフドリ
ップレール31に取付部を設け、図5では、それらの取
付部の一方のみを示す。図示のようにルーフキャリア3
0は、車体の幅方向に延在するルーフバー36を設け、
該ルーフバー36の端部に取付部を設けている。この取
付部は、主としてピラーバー37、固定板38及び荷重
受けプレート39からなる。ピラーバー37は、ルーフ
バー36を上方に支持し、固定板38及び荷重受けプレ
ート39は、ルーフドリップレール31を挟持するよう
に蝶ナット40で固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなルーフド
リップを挟持する取付方法は、ボルト等を締め付けてル
ーフドリップを変形させるだけでなく、水漏れ防止用の
シール剤を破損する恐れがある。また、組付け時にその
近辺の塗装塗膜を傷つける可能性が高く、錆発生の原因
にもなる。また、オプション品は、ルーフキャリアを取
付けた状態では、未使用時にルーフバーがルーフから常
時突出し、それを取外さない場合は、走行時における風
切り音の発生原因になる。さらに、オプション品のルー
フキャリアは後付けであるので、ルーフキャリアを車体
に合わせてデザインすることは可能であるが、車体とル
ーフキャリアを一体にしたデザインはできず、外観上の
見栄えを良くするにも限界がある。本発明は上記課題に
鑑みてなされたもので、ルーフキャリアを自動車メーカ
の純正使用として取付け、未使用時のルーフキャリアが
車体から突出しないルーフキャリアの取付構造を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を効果的に達成
するために本発明は、自動車のルーフ上にルーフキャリ
アを設けるとともに、ルーフに凹溝を形成し、ルーフキ
ャリアの未使用時に、ルーフキャリアのルーフバーを、
上記凹溝に収容するルーフキャリアの取付構造におい
て、上記凹溝をルーフの両端部にわたって形成して成
り、上記ルーフバーをルーフに取付ける固定部材を、上
記凹溝内に設けている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
ルーフキャリアの取付構造について、図面を参照しなが
ら説明する。図1〜図3は、自動車1のルーフ2に設け
たルーフキャリア3の取付部を示す。自動車1のルーフ
サイドは、サイドボディのアウタパネル4、インナパネ
ル5及びルーフパネル6とで形成し、それらの接合部で
あるルーフドリップレール部で溶着した。図2に示すよ
うに、ルーフパネル6はルーフ2の車幅方向の端部から
端部まで凹溝7を形成し、この凹溝7は、ルーフキャリ
ア3を収容できる幅と深さに形成した。
【0007】ルーフキャリア3は、凹溝7の底部に基台
9を溶接し、基台9はピラーバー10の一端をピン11
によるヒンジ機構で、回動自在に取付けている。ピラー
バー10の他端は、ロックシャフト12の一端にピン1
4を介して回動自在に固定した。ピラーバー10の両端
部は二股状にし、基台9とロックシャフト12の取付部
を、そこで挟み込むようにした。ロックシャフト12
は、軸を上下方向に向けてルーフバー8を固定し、図3
に示すように、ルーフバー8に形成した長孔15を貫通
して取付けた。ロックシャフト12は、長孔15をその
長手方向に摺動できる。
【0008】図1に示すように、ルーフバー8の上面に
はロックアーム16を設けている。ピン17の端部が回
動自在にそのロックアーム16を支持し、ロックアーム
16にはスプリング18の付勢力が、図3の矢印aに示
すように反時計方向に作用する。また、ロックアーム1
6には切欠き16aを形成し、ピラーバー10の軸部に
係止できるようにした。ロックシャフト12の上部には
ねじを形成し、そこにハンドルナット19を螺着した。
ハンドルナット19を締め付けると、ロックアーム16
がルーフバー8とハンドルナット19間に挟持されて固
定される。
【0009】このルーフバー8の取付部は、凹溝7の両
端部に車体の中心線に対して対称に設けてある。したが
って、ロックアーム16をロックシャフト12に係止す
ると、ロックアーム16が長孔15におけるロックシャ
フト12の移動を規制し、ルーフバー8は凹溝7から上
方に突出した状態で固定される。ルーフ2には、凹溝7
をルーフパネル6の前後部の2箇所に設け、各々の凹溝
7に上記したルーフキャリア3を設けた。なお、ロック
アーム16については、片側のみに設けてもよい。
【0010】このルーフキャリア3は、図4に示すよう
に未使用時に、ルーフバー8を凹溝7内に収容できる。
以下、その収容方法について説明する。図3において、
ルーフサイドの左右に設けたハンドルナット(片側のみ
図示)19を緩めると、ロックアーム16の回動が可能
になり、これを矢印aの反対方向に回動するとロックシ
ャフト12の係止が解除される。これで、ロックシャフ
ト12がルーフバー8の長孔15を車体内方の矢印b方
向に摺動することができる。よって、ピラーバー10は
ピン11を軸として、図1に示す状態から図4に示す状
態に回動し、ルーフバー8が下方に下がり凹溝7内に収
容できる。この際、ロックアーム16はスプリング18
の付勢力により、所定箇所まで戻される。ルーフバー8
を使用するときには、その逆の動作を行うことにより、
図1に示すルーフキャリア3の使用状態になる。
【0011】上記のように、本実施の形態におけるルー
フキャリア3は、未使用時にルーフバー8がルーフパネ
ル6の基準面から突出することがなく、使用時にのみル
ーフパネル6の基準面から突出する。このようにルーフ
キャリア3の未使用時にルーフバー8が突出しないの
で、走行時に発生する風切り音を防止し、車体の走行抵
抗を押さえることができる。ルーフパネル6の凹溝7が
ビードのように車体の幅方向に形成されているので、ル
ーフパネル6の強度が大きくなり、リーンフォースメン
トが不要になる。また、凹溝7は、ルーフパネルの車幅
方向の端部から端部まで設けているので、雨水などが凹
溝7に溜まることがない。
【0012】また、ルーフキャリア3は、車体設計当初
からルーフパネルへの取付が考慮されるため、従来の汎
用型に比べ無理にルーフドリップに取付けないので、塗
装塗膜を傷付けたり、水漏れ防止のシール剤を破損する
ことがない。さらに、車体の設計時からデザインに組み
込むことができ、強度、品質等を考慮して設計すること
ができる。ルーフキャリア3を使用状態あるいは未使用
状態にするときに、工具類を必要としないので、使用勝
手がよい。
【0013】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能であり、ルーフ
バー8の未使用時における凹溝7内の収容方法について
は、種々の構造が考えられ、本実施の形態と同様な効果
を得ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、自動車のルーフにル
ーフキャリアを設けるとともに、該ルーフに凹溝を形成
し、ルーフキャリアの未使用時に、ルーフキャリアのル
ーフバーを、上記凹溝に収容するルーフキャリアの取付
構造において、上記凹溝をルーフの車幅方向全体にわた
って形成して成り、上記ルーフバーを固定する固定金具
を、凹溝内に設けたので、凹溝がビードの役割をし、ル
ーフパネルの強度が大きくなる。よって、リーンフォー
スメントが不要になる。また、凹溝は、ルーフパネルの
端部から端部まで設けているので、水が凹溝に溜まるこ
とがない。さらに、車体の設計時からデザインに組み込
むことができ、強度、品質等を考慮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるルーフキャリアの取
付構造のルーフキャリアの使用状態の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態によるルーフキャリアの取
付構造の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態によるルーフキャリアの取
付構造の平面図である。
【図4】本発明の実施の形態によるルーフキャリアの取
付構造のルーフキャリアの未使用状態の断面図である。
【図5】従来のルーフキャリアの取付構造の正面方向か
ら見た断面図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 ルーフ 3 ルーフキャリア 7 凹溝 8 ルーフバー 9 基台 10 ピラーバー 11,14,17 ピン 12 ロックシャフト 15 長孔 16 ロックアーム 16a 切欠き 18 スプリング 19 ハンドルナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のルーフ上にルーフキャリアを設
    けるとともに、ルーフに凹溝を形成し、ルーフキャリア
    の未使用時に、ルーフキャリアのルーフバーを、上記凹
    溝に収容するルーフキャリアの取付構造において、上記
    凹溝をルーフの両端部にわたって形成して成り、上記ル
    ーフバーをルーフに取付ける固定部材を、上記凹溝内に
    設けたことを特徴とするルーフキャリアの取付構造。
  2. 【請求項2】 上記ルーフキャリアの使用状態及び未使
    用状態にする固定手段を上記ルーフバーの上部に配置し
    てなる請求項1に記載のルーフキャリアの取付構造。
JP14065198A 1998-05-22 1998-05-22 ルーフキャリアの取付構造 Pending JPH11334477A (ja)

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JP14065198A JPH11334477A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 ルーフキャリアの取付構造

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JPH11334477A true JPH11334477A (ja) 1999-12-07

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JP (1) JPH11334477A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2455088A (en) * 2007-11-27 2009-06-03 Ford Global Tech Llc Load carrying apparatus for a vehicle roof
US8978946B2 (en) * 2009-03-13 2015-03-17 Ford Global Technologies Roof bar for a motor vehicle

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2455088A (en) * 2007-11-27 2009-06-03 Ford Global Tech Llc Load carrying apparatus for a vehicle roof
GB2455088B (en) * 2007-11-27 2012-03-07 Ford Global Tech Llc A Motor vehicle
US8978946B2 (en) * 2009-03-13 2015-03-17 Ford Global Technologies Roof bar for a motor vehicle

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