JPH11334324A - 空気入りタイヤおよびその製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤおよびその製造方法

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JPH11334324A
JPH11334324A JP10158370A JP15837098A JPH11334324A JP H11334324 A JPH11334324 A JP H11334324A JP 10158370 A JP10158370 A JP 10158370A JP 15837098 A JP15837098 A JP 15837098A JP H11334324 A JPH11334324 A JP H11334324A
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JP
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carcass layer
tire
outside
axial direction
pneumatic tire
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Toyomi Iwata
豊海 岩田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイド23の接合部27における突出および該
接合部27に重なり合っている部位のカーカス層18におけ
るコード18aの乱れを効果的に抑制する。 【解決手段】 サイド23の互いに密着接合された周方
向一、他端面28、29を、該サイド23の外表面に対して傾
斜させるとともに、その傾斜角Bを半径方向内側から半
径方向外側に向かうに従い小としたので、周方向一、他
端面28、29の幅(接合面積)が半径方向外側に向かうに
従い広くなり、これにより、サイド23の半径方向外端部
における接合外れが抑制され、サイド23の周方向一、他
端部同士のオーバーラップ量を低減させることが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サイドを改良し
た空気入りタイヤおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気入りタイヤは、タイヤ成形ド
ラムの軸方向両端部外側にシート状のサイドを、軸方向
中央部外側にシート状のカーカス層をそれぞれ貼付けた
後、該カーカス層の軸方向両端部外側にビードコアをそ
れぞれセットし、次に、ビードコア間のカーカス層を略
トロイダル状に変形させながら、ビードコアより軸方向
外側のカーカス層、サイドをビードコア回りに折り返し
てビードコア間に位置するカーカス層の軸方向外側に貼
付けるとともに、略トロイダル状をしたカーカス層の半
径方向外側に、既に重ね合わされた円筒状のベルト層、
トレッドを配置して未加硫タイヤを成形し、その後、該
未加硫タイヤを加硫装置により加硫することで製造して
いる。
【0003】ここで、このような空気入りタイヤのサイ
ドは、前述のように製造時にビードコア回りに折り返さ
れるため、軸方向外側端に近付くほど(折返し後で考え
れば、半径方向外側端に近付くほど)大きく拡張される
ことになり、この結果、その周方向一端面、周方向他端
面同士の接合が半径方向外側端に近付くほど外れ易くな
るのである。このため、従来においては、シート状のサ
イドをタイヤ成形ドラムに貼付ける際、該サイドの周方
向一端部と周方向他端部とのオーバーラップ量を大きく
し、これにより、接合面積を大きくして接合の外れを防
止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の空気入りタイヤにあっては、サイドの周方向
一、他端部同士を大きくオーバーラップさせた状態で接
合するようにしているため、接合部におけるゴムゲージ
(厚さ)が他の部位に比較して厚くなり、この結果、製
品タイヤとなったとき、該接合部がサイド表面から突出
したり、あるいは、加硫時にこの厚いゴムゲージに押さ
れてカーカス層が変形することで、接合部に重なり合っ
ている部位のカーカス層にコード乱れが生じることがあ
るという問題点がある。
【0005】この発明は、サイドの接合部における突出
および該接合部に重なり合っている部位のカーカス層に
おけるコード乱れを効果的に抑制することができる空気
入りタイヤを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、トロ
イダル状をしたカーカス層と、カーカス層の半径方向外
側に配置された略円筒状のベルト層およびトレッドと、
カーカス層の軸方向両外側に配置され、周方向一端面、
周方向他端面同士を密着接合して構成した略半径方向に
延びる接合部を周上1箇所に有する略リング状のサイド
とを備えた空気入りタイヤにおいて、前記サイドの周方
向一、他端面を外表面に対して傾斜させるとともに、そ
の傾斜角を半径方向内側から半径方向外側に向かうに従
い小とした空気入りタイヤにより達成することができ
る。そして、このような空気入りタイヤは、タイヤ成形
ドラムの軸方向両端部外側にシート状のサイドを、軸方
向中央部外側にシート状のカーカス層をそれぞれ貼付け
るとともに、該カーカス層の軸方向両端部外側にビード
コアをそれぞれセットする工程と、ビードコア間のカー
カス層を略トロイダル状に変形させるとともに、ビード
コアより軸方向外側のカーカス層、サイドをビードコア
回りに折り返して、サイドをビードコア間に位置するカ
ーカス層の軸方向外側に配置する工程と、略トロイダル
状をしたカーカス層の半径方向外側にベルト層、トレッ
ドを配置する工程とを備えた空気入りタイヤの製造方法
において、前記シート状のサイドは、外表面に対する切
断角度を幅方向一端から幅方向他端に向かうに従い減少
させながらゴムシートを幅方向に切断することで該ゴム
シートから切り出すとともに、該切り出されたサイドを
タイヤ成形ドラムに切断角度の小さい側が軸方向外側と
なるようにして貼付けることにより得ることができる。
【0007】トロイダル状をしたカーカス層の軸方向両
外側に配置されているサイドは、最初は円筒状を呈して
いるが、空気入りタイヤの製造時に軸方向外側端に近付
くほど大きく拡張するよう変形されるため、製品タイヤ
となったとき、該サイドの半径方向外端部には大きな周
方向張力が作用し、この結果、サイドの周方向一、他端
面同士の接合がサイドの半径方向外端部において外れる
おそれがある。このため、この発明では、サイドの互い
に密着接合された周方向一、他端面を、該サイドの外表
面に対して傾斜させるとともに、その傾斜角を半径方向
内側から半径方向外側に向かうに従い小となるようにし
たのである。この結果、サイドの周方向一、他端面自体
の幅(接合面積)が半径方向外側に向かうに従い広くな
って、接合部における接合強度が半径方向外側ほど高く
なり、これにより、特にサイドの半径方向外端部におけ
る接合外れが抑制されるのである。このようなことから
サイドの周方向一、他端部同士のオーバーラップ量を低
減させることが可能となり、これにより、該オーバーラ
ップに基づく接合部の突出および該接合部と重なり合っ
ている部位でのカーカス層のコード乱れが効果的に抑制
されるのである。そして、このような空気入りタイヤは
前述した製造方法により簡単かつ高能率で製造すること
ができる。
【0008】また、請求項2に記載のように構成すれ
ば、接合部の長さが長くなるとともに、接合部がカーカ
ス層のコードに部分的に重なり合うようになるため、接
合強度がさらに向上するとともに、コードに対する影響
が小さくなり、接合部の突出およびカーカス層のコード
乱れがさらに効果的に抑制される。さらに、請求項3に
記載のように構成すれば、接合部より半径方向外側に位
置する周方向端部が、半径方向内側に位置する周方向端
部をカーカス層に押し付けることになるため、サイドの
カーカス層への貼付けが強力となる。また、請求項5に
記載のように構成すれば、切断開始時におけるカッター
とゴムシートとの交差角が大となるため、切断されるゴ
ムシートの剛性が低くても、切断開始時に該ゴムシート
がめくれたり変形するようなことはなく、切断が容易か
つ良好となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1、2において、11は空気入
りラジアルタイヤであり、このタイヤ11はリング状のビ
ードコア12がそれぞれ埋設された一対のビード部13と、
これらビード部13から略半径方向外側に向かってそれぞ
れ延びる一対のサイドウォール部14と、これらサイドウ
ォール部14の半径方向外端同士を連ねる略円筒状のトレ
ッド部15とを備えている。そして、このタイヤ11は前記
ビードコア12間をトロイダル状に延びてサイドウォール
部14、トレッド部15を補強するカーカス層18を有し、こ
のカーカス層18の両端部はビードコア12の回りを囲みな
がら半径方向外側に向かって折り返されている。そし
て、このカーカス層18の内部にはラジアル方向(子午線
方向)に延びた、例えばスチールからなるコード18aが
多数本埋設されている。前記カーカス層18の半径方向外
側には略円筒状のベルト層19が設けられ、このベルト層
19の内部には赤道面に対して傾斜した、例えばスチール
からなるコードが多数本埋設されている。前記ベルト層
19の半径方向外側には略円筒状をしたゴムのみからなる
トレッド20が配置され、このトレッド20の外表面には、
例えば周方向に延びる複数本の主溝21および該主溝21に
交差する図示していない複数本の横溝が形成されてい
る。前記ビード部13におけるカーカス層18の外側にはゴ
ムのみからなるゴムチェーファー22が、また、サイドウ
ォール部14におけるカーカス層18の軸方向両外側にはゴ
ムのみからなるサイド23が、さらに、サイドウォール部
14、トレッド部15におけるカーカス層18の内側にはイン
ナーライナー24が設けられている。
【0010】図2、3、4、5において、各サイド23は
いずれも略リング(鍔)状を呈するとともに、その周上
1箇所に略半径方向に直線状に延びる接合部27が設けら
れている。ここで、各接合部27はサイド23の周方向一端
面28と周方向他端面29とを密着した状態で接合すること
により構成され、また、その延在方向はタイヤ11の半径
方向線Kに対して角度Aだけ傾斜している。このように
接合部27の延在方向を半径方向線Kに対して傾斜させる
と、該接合部27の長さが長くなって接合面積が増大する
ため、該接合部27における接合強度が向上し、しかも、
該接合部27がある程度の本数のコード18aと半径方向に
離れた位置で次々と交差するため、各コード18aに対す
る交差の影響(コード乱れ)は交差している部分のみの
狭い範囲に限定されるとともに、その乱れも交差してい
るコード18aにそれぞれ分散され、これにより、接合部
27における突出およびカーカス層18のコード18aの乱れ
が効果的に抑制されるのである。ここで、前記接合部27
の半径方向線Kに対する傾斜方向は、この実施形態では
周方向一側に、即ち半径方向外側に向かうに従い周方向
一側に向かうよう傾斜しているが、周方向他側に向かう
よう傾斜していてもよい。そして、この接合部27の半径
方向線Kに対する傾斜角度Aは 3度から20度の範囲が好
ましい。その理由は、角度Aが 3度未満であると、接合
部27における突出およびカーカス層18のコード18aの乱
れを充分に抑制することができないからであり、一方、
20度を超えると、接合部27の長さが長くなり過ぎて接合
作業がやりにくくなり、作業能率が低下するからであ
る。
【0011】また、前述したサイド23の周方向一、他端
面28、29はサイド23の外表面に対して鋭角で傾斜してお
り、即ち周方向に倒れており、その傾斜角Bはタイヤ11
の半径方向内側から半径方向外側に向かうに従い徐々に
小となっている。そして、このように傾斜角Bが半径方
向内側から半径方向外側に向かうに従い小となっている
と、サイド23の周方向一、他端面28、29自体の幅(接合
面積)が半径方向外側に向かうに従い広くなって、接合
部27における接合強度が半径方向外側ほど高くなるので
ある。また、前記周方向一、他端面28、29の傾斜方向
は、接合部27の半径方向線Kに対する傾斜方向、ここで
は前述のように周方向一側に向かうに従い軸方向外側と
なるよう傾斜している。ここで、周方向一、他端面28、
29が前述のように傾斜しているのは、以下のような理由
による。即ち、サイド23は後述するような工程によって
成形されるため、半径方向内側に向かう収縮力が内部に
発生するが、このような収縮力は接合部27の接合面、即
ち周方向一、他端面28、29より半径方向外側における値
が半径方向内側における値より大であるため、該接合面
より半径方向外側の部位から半径方向内側の部位に対し
て半径方向内側に向かう収縮力が付与される。ここで、
周方向一、他端面28、29が前述と逆に傾斜、即ち、接合
部27の半径方向線Kに対する傾斜方向(周方向一側)に
向かうに従い軸方向内側となるよう傾斜していると、前
記収縮力は接合面より半径方向内側に位置するテーパー
状のサイド23をカーカス層18から引き剥す楔力として作
用し、この結果、該位置のサイド23がカーカス層18から
引き剥されるおそれがある。しかしながら、この実施形
態のように傾斜していれば、前記収縮力は接合面より半
径方向内側に位置するテーパー状のサイド23をカーカス
層18に押し付ける力として作用するため、前述のような
事態を阻止することができるとともに、サイド23のカー
カス層18への貼付けが強力になるのである。
【0012】次に、このようなタイヤ11を製造するに
は、図6に示すように、拡縮径可能で回転可能なタイヤ
成形ドラム35の軸方向両端部でその外側にシート状のサ
イド23を供給して貼付け円筒状とする。ここで、これら
シート状のサイド23は、図7、8、9に示すように、帯
状のゴムシート36をカッター37によって幅方向に切断す
ることで切り出すが、この切断は、ゴムシート36の幅方
向一端38から開始した後、幅方向他端39において終了さ
せる。この際、カッター37による切断方向をゴムシート
36の幅方向に対して前記傾斜角度Aと同一角度だけ傾斜
させるとともに、カッター37を幅方向一端38から幅方向
他端39に向かうに従い徐々に倒れるよう傾斜させて、ゴ
ムシート36(サイド23)の外表面に対する切断角度Cを
幅方向一端38から幅方向他端39に向かうに従い徐々に減
少させている。このようにゴムシート36を切断するよう
にすれば、切断開始時におけるカッター37とゴムシート
36との交差角が大となるため、ゴムシート36の剛性が低
くても、切断開始時に該ゴムシート36がめくれたり変形
することはなく、切断が容易かつ良好となる。ここで、
前記切断角度Cは幅方向一端38において30度〜50度の範
囲内と、また、幅方向他端39において15度〜25度の範囲
内とすることが好ましい。その理由は、幅方向一端38に
おける切断角度Cが30度未満であると、ゴムシート36
(サイド23)は剛性が比較的小さいことから、カッター
37による切断開始時に変形してめくれが発生し易くな
り、一方、50度を超えると、接合面の面積が狭くなって
サイド23に剥がれが生じ易くなるからであり、また、幅
方向他端39における切断角度Cが15度未満であると、切
断が不安定となって切口が乱れるからであり、一方、25
度を超えると、サイド23における接合面積の増大を充分
に図ることができなくなるからである。そして、このよ
うにして切り出されたシート状のサイド23をドラム35に
貼付けるときには、切断角度Cの小さい側がドラム35の
軸方向外側となるようにして貼付ける。
【0013】次に、前記ドラム35の軸方向中央部でその
外側にゴムチェーファー22がプリセットされたシート状
のインナーライナー24を、ゴムチェーファー22とサイド
23とが部分的に重なり合うようにして貼付ける。その
後、該ドラム35の軸方向中央部外側にシート状のカーカ
ス層18を貼付けるとともに、該カーカス層18の軸方向両
端部外側にビードコア12をそれぞれセットする。次に、
ビードコア12同士を接近させながら内部に低圧のエアを
供給することでビードコア12間のカーカス層18を、図1
0に示すように略トロイダル状に変形させるとともに、
ドラム35の軸方向両端部に設けられた折返しブラダ(図
示していない)を膨張させることでビードコア12より軸
方向両外側のカーカス層18、サイド23をビードコア12回
りに折り返し、これにより、サイド23をビードコア12間
に位置する略トロイダル状のカーカス層18の軸方向外側
に配置する。そして、このような折返しによって円筒状
をしていたサイド23はリング状(鍔状)に変形するが、
この際、サイド23は軸方向外側端に近付くほど(折返し
後で考えれば、半径方向外側端に近付くほど)大きく拡
張されるよう変形するため、該サイド23の接合部27には
軸方向外側端(半径方向外側端)に近付くに従い大きな
周方向張力が作用する。しかしながら、前述のようにサ
イド23をドラム35に切断角度Cの小さい側(幅方向他端
39側)が軸方向外側となるようにして貼付けているた
め、サイド23の周方向一、他端面28、29の幅(接合面
積)が半径方向外側に向かうに従い広くなって、接合部
27における接合強度が半径方向外側ほど高くなり、これ
により、特にサイド23の半径方向外端部における接合外
れが抑制されるのである。このようなことからサイド23
の周方向一、他端部同士のオーバーラップ量を低減させ
ることが可能となり、これにより、該オーバーラップに
基づく接合部27の突出および該接合部27と重なり合って
いる部位でのカーカス層18のコード18aの乱れが効果的
に抑制されるのである。
【0014】その後、略トロイダル状をしたカーカス層
18の半径方向外側に、予め別の図示していないバンド成
形ドラムで円筒状に成形されたベルト層19、トレッド20
を嵌合配置して接合し、グリーンタイヤを成形する。そ
の後、このグリーンタイヤを加硫装置に搬入して加硫す
る。このようにしてタイヤ11は簡単かつ高能率で製造さ
れる。
【0015】なお、前述の実施形態においては、サイド
23をドラム35に貼付けた後、インナーライナー24、カー
カス層18を次々と貼付けるとともに、該カーカス層18の
外側にビードコア12をセットし、その後、カーカス層18
を略トロイダル状に変形させながらカーカス層18の幅方
向両端部およびサイド23をビードコア12回りに折り返す
ようにしたが、この発明においては、インナーライナ
ー、カーカス層を次々とドラムに貼付けた後、該カーカ
ス層の外側にビードコアをセットし、次に、カーカス層
の幅方向両端部をビードコア回りに折り返した後、該カ
ーカス層の外側にサイドを貼付け、その後、該カーカス
層を略トロイダル状に変形させるようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、サイドの接合部における突出および該接合部に重な
り合っている部位のカーカス層におけるコード乱れを効
果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示すタイヤの子午線断
面図である。
【図2】タイヤの側面図である。
【図3】図2のIーI矢視断面図である。
【図4】図2のIIーII矢視断面図である。
【図5】図2のIIIーIII矢視断面図である。
【図6】タイヤ成形ドラムの概略斜視図である。
【図7】ゴムシート、サイドの一部を示す平面図であ
る。
【図8】図7のIVーIV矢視断面図である。
【図9】図7のVーV矢視断面図である。
【図10】タイヤの製造過程を説明する断面図である。
【符号の説明】
11…空気入りタイヤ 12…ビードコア 18…カーカス層 19…ベルト層 20…トレッド 23…サイド 27…接合部 28…周方向一端面 29…周方向他端面 35…タイヤ成形ドラム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トロイダル状をしたカーカス層と、カーカ
    ス層の半径方向外側に配置された略円筒状のベルト層お
    よびトレッドと、カーカス層の軸方向両外側に配置さ
    れ、周方向一端面、周方向他端面同士を密着接合して構
    成した略半径方向に延びる接合部を周上1箇所に有する
    略リング状のサイドとを備えた空気入りタイヤにおい
    て、前記サイドの周方向一、他端面を外表面に対して傾
    斜させるとともに、その傾斜角を半径方向内側から半径
    方向外側に向かうに従い小としたことを特徴とする空気
    入りタイヤ。
  2. 【請求項2】前記サイドの接合部の延在方向を半径方向
    線に対して傾斜させた請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】前記サイドの周方向一、他端面は、接合部
    の半径方向線に対する傾斜方向に向かうに従い軸方向外
    側となるよう外表面に対して傾斜している請求項2記載
    の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】タイヤ成形ドラムの軸方向両端部外側にシ
    ート状のサイドを、軸方向中央部外側にシート状のカー
    カス層をそれぞれ貼付けるとともに、該カーカス層の軸
    方向両端部外側にビードコアをそれぞれセットする工程
    と、ビードコア間のカーカス層を略トロイダル状に変形
    させるとともに、ビードコアより軸方向外側のカーカス
    層、サイドをビードコア回りに折り返して、サイドをビ
    ードコア間に位置するカーカス層の軸方向外側に配置す
    る工程と、略トロイダル状をしたカーカス層の半径方向
    外側にベルト層、トレッドを配置する工程とを備えた空
    気入りタイヤの製造方法において、前記シート状のサイ
    ドは、外表面に対する切断角度を幅方向一端から幅方向
    他端に向かうに従い減少させながらゴムシートを幅方向
    に切断することで該ゴムシートから切り出すとともに、
    該切り出されたサイドをタイヤ成形ドラムに切断角度の
    小さい側が軸方向外側となるようにして貼付けたことを
    特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
  5. 【請求項5】前記ゴムシートの切断は幅方向一端から開
    始し、幅方向他端において終了させるようにした請求項
    4記載の空気入りタイヤの製造方法。
JP10158370A 1998-05-22 1998-05-22 空気入りタイヤおよびその製造方法 Withdrawn JPH11334324A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008195208A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2015182232A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤの製造方法
JP2016117253A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 東洋ゴム工業株式会社 ゴム部材及びタイヤ
JP2019156268A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法

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