JPH11331130A - ビットエラーレート測定方式 - Google Patents

ビットエラーレート測定方式

Info

Publication number
JPH11331130A
JPH11331130A JP13676998A JP13676998A JPH11331130A JP H11331130 A JPH11331130 A JP H11331130A JP 13676998 A JP13676998 A JP 13676998A JP 13676998 A JP13676998 A JP 13676998A JP H11331130 A JPH11331130 A JP H11331130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit error
error rate
bit
measurement
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13676998A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsushi Miyawaki
勝志 宮脇
Yoshiro Hasegawa
芳郎 長谷川
Takeshi Fukuju
武 福寿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Communication Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Communication Systems Inc filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP13676998A priority Critical patent/JPH11331130A/ja
Publication of JPH11331130A publication Critical patent/JPH11331130A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル回線の保守・運用作業を省力化す
るため回線のビットエラーレートを自動的に、かつ、実
使用状態に極めて近い状態で正確に測定する。 【解決手段】 偶数フレームと奇数フレームとにビット
パターン間での特定の変換、例えば、偶数フレームのビ
ットパターンを反転したビットパターンを奇数フレーム
に乗せてテスト信号を送信して折り返えさせ、折り返え
されたフレームパターンを比較してビットエラーレート
を測定する。また、通話チャネルのみを測定装置に引き
込むことにより回線品質の監視や回線の障害検出を回線
の種類に依存せずに行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビットエラーレー
ト測定方式に係り、特に、私設電話交換機に接続されて
いるディジタル回線の回線品質を監視するために用いて
好適なビットエラーレート測定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、私設電話交換機には、ディジタル
電話機、テレビ会議システム、データ端末等のディジタ
ル回線を使用する機器が接続されるようになってきてお
り、このような私設電話交換機の使用方法が急速に普及
してきている。また、接続に使用される回線も多様化し
ており、ディジタル伝送路の品質確認、障害の監視、障
害個所の特定等を経済的にかつ簡単に実施することので
きるシステムの必要性が高まっている。
【0003】そして、ディジタル伝送路は、極めて多様
な伝送方式により使用されており、ディジタル加入者線
伝送方式として、時間分割多重伝送方式(TCM;ピン
ポン伝送方式)、エコーキャンセラー方式等が使用され
ている。また、ISDN回線は、基本速度インタフェー
ス(BRI;2B+D)、1次群速度インタフェース
(PRI;23B+D)等の複数の通話チャネルと制御
チャネルとが多重化されたディジタル回線として使用さ
れている。さらに、従来からあるディジタル回線として
は、24チャネル多重のT1インタフェース、32チャ
ネル多重のE1インタフェース等が知られている。
【0004】前述したように従来技術によるデータ伝送
は、伝送形式が多種多様になっているばかりではなく、
各伝送回線種別に対応して伝送路符号についても、マン
チェスタ符号、AMI符号、CMI符号、B8ZS符
号、2B1Q等多岐にわたっており、そのフレーム構成
もそれぞれ異なっている。
【0005】このような状況下において、回線の正常性
を確認するために使用される従来技術によるビットエラ
ー測定は、回線種別毎にその回線の伝送形式(伝送方
式、伝送路符号、フレーム構成等)に適合した各種測定
器を準備し、保守者が回線を接続している場所に出向い
て回線の運用を停止し、前述の測定器を回線に繋ぎ込ん
で測定するという方法で行われている。そして、この従
来技術による測定は、基本的には送出した試験パターン
と受信したパターンとを照合することにより伝送路上で
のビット誤りを検出するという方法により行われてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
るビットエラーの測定は、回線種別毎にその回線の伝送
形式に適合した各種測定器を準備し、保守者が回線を接
続している場所に出向いて回線の運用を停止し、前述の
測定器を回線に繋ぎ込んで測定するという方法で行われ
ているため、多くの作業手数と、時間を要するという問
題点を有し、また、回線品質の詳細評価としてビットエ
ラーレートまで確認しようとすると、長時間の監視が必
要になるばかりでなく、測定器を実使用装置の疑似とし
て使うため正確な回線評価を行うことができないという
問題点を有している。
【0007】また、前述の従来技術によるビットエラー
の測定方法は、送信する試験パターンのフレーム位相と
ディジタル伝送路の遠端でループバックして戻ってくる
データのフレーム位相の整合をとってビットパターンの
照合を行う必要があり、測定回路をディジタル回線の種
別、ループバックする位置等に応じて切り替える必要が
あるため、測定装置が複雑で高価なものになるばかりで
はなく保守者の操作方法が難しくなるという問題点を有
している。
【0008】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、偶数(奇数)フレームと奇数(偶数)フレ
ームとに送信するビットパターンを、ビットパターン相
互間での特定の変換則へんかん可能なものとして通話チ
ャネルのビットエラーレートを測定することにより、測
定装置の簡単化、経済化及びディジタル回線の保守・運
用作業の省力化を図ることを可能にしたビットエラーレ
ート測定方式を提供することにある。
【0009】また、本発明の目的は、実使用状態に極め
て近い回線の状態で、回線のビットエラーレートを正確
に自動的に測定することを可能にし、回線品質の監視や
回線の障害検出を行うことを可能とするビットエラーレ
ート測定方式を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、通話チャネルが多重化された伝送路の回線品質を測
定するビットエラーレート測定方式において、被測定チ
ャネルの偶数(奇数)フレームに試験用ビットパターン
を送出し、該偶数(奇数)フレームに隣接する奇数(偶
数)フレームに前記偶数(奇数)フレームに送出した試
験用ビットパターンを特定の変換則により変換した試験
用ビットパターンを送出し、受信側で受信された被測定
チャネルの偶数(奇数)フレームと隣接する奇数(偶
数)フレームとのビットパターンが前記特定の規則を満
たしているか否かを判定することによりビット誤りの有
無あるいはビット誤り数を検出することにより達成され
る。
【0011】また、前記目的は、前記試験用ビットパタ
ーンを疑似ランダムパターンとすることにより、また、
前記特定の変換則をビット論理値の反転、転置(ビット
位置の入れ替え)、または、ローテーション(ビット位
置のシフト)とすることにより達成される。
【0012】また、前記目的は、受信側で受信された被
測定チャネルの偶数(奇数)フレームのビットパターン
と、該偶数(奇数)フレームに隣接する奇数(偶数)フ
レームのビットパターンを前記特定の変換則の逆変換に
より変換したビットパターンとを照合して一致したこと
をもってビット誤りの検出を開始することにより達成さ
れる。
【0013】また、前記目的は、私設電話交換機の通話
路スイッチに前述したようにしてビットエラーレートの
測定を行う測定装置を接続し、私設電話交換機の中央制
御装置の制御により、交換機に接続されている被測定デ
ィジタル回線の上り及び下りの通話チャネルを、被測定
ディジタル回線の遠端でループバックし、通話チャネル
をのチャネル単位で前記通話路スイッチを介して前記ビ
ットエラーレート測定装置に接続してビットエラーレー
トの測定を行うことにより達成される。
【0014】また、前記目的は、前記ビットエラーレー
ト測定装置に接続される前記上り及び下りの通話チャネ
ルを、同一の多重ディジタル回線の一部または全部のチ
ャネルを同時に接続するものとすることにより達成され
る。
【0015】また、前記目的は、前記ビットエラーレー
トの測定を、保守者が被測定回線と被測定チャネルとを
前記中央処理装置に接続された保守用コンソールから指
定して測定開始の指示を行い、前記中央処理装置が前記
ビットエラーレート測定装置を制御して測定を行わせ、
測定結果を前記ビットエラーレート測定装置から前記中
央処理装置を経由して前記保守用コンソールに出力表示
することにより達成される。
【0016】また、前記目的は、前記ビットエラーレー
トの測定を、前記中央処理装置が予め設定した1または
複数の被測定回線と被測定チャネルとを定期的に順次指
定することにより、前記中央処理装置が前記ビットエラ
ーレート測定装置を制御して測定を行わせ、測定結果を
前記ビットエラーレート測定装置から前記中央処理装置
を経由して前記保守用コンソールに出力表示することに
より達成される。
【0017】また、前記目的は、前記中央処理装置が、
前記測定結果を分析し、予め定めた回線品質より悪いデ
ィジタル回線が発見された場合、障害警報装置等を経由
して保守者に通報することにより達成される。
【0018】本発明は、前述の構成を備え、試験パター
ンに疑似ランダムパターンと該疑似ランダムパターンを
特定の変換則で変換したビット列を異なるフレームに使
用しているので、試験用ビットパターンのランダム性と
いう特徴が失われることがなく、また、受信側の受信ビ
ットパターンのみで隣接チャネル間のビットパターンの
論理操作(逆変換)とビット照合によりビット誤りを検
出することができるので、試験用ビットパターンの送出
フレーム位相とループバックして受信される受信フレー
ム位相の整合をとる回路を設ける必要がなくなり、測定
装置の構成を極めて簡略化することができ、保守者も伝
送回線種別、ループバック位置を意識することなく測定
を実施することができる。
【0019】また、本発明は、受信側の受信ビットパタ
ーンのみで隣接チャネル間のビットパターンの照合によ
り試験用ビットパターンの到来を検出することができる
ので、試験用ビットパターンの送出フレーム位相とルー
プバックして受信される受信フレーム位相の整合をとっ
て測定を開始させる回路を設ける必要がなくなり、測定
装置の構成を極めて簡略化することができ、保守者も伝
送回線種別、ループバック位置を意識することなく測定
を実施することができる。
【0020】また、本発明は、保守用コンソール等から
の簡単な操作で、対象となる任意のディジタル回線ある
いは通話チャネル等を指定して自動的にビットエラーレ
ートを測定することができるので、保守者が多大な労力
を費やすことなく、多数のディジタル回線、あるいは、
多種のディジタル回線の正常性を確認することができ、
また、ビットエラーレートの測定を中央処理装置が予め
設定された1または複数の被測定回線あるいは被測定チ
ャネルを定期的に順次指定して測定するプログラムを付
加する等により、各回線毎の長期間にわたるビットエラ
ーレートの変動に関するデータをも容易に採集すること
ができる。
【0021】また、本発明は、中央処理装置が、測定結
果を分析した結果予め定めた回線品質より悪いディジタ
ル回線が発見された場合、障害警報装置などを経由して
保守者に通報するプログラムを付加する等により、回線
の切断、障害の監視機能としても利用することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるビットエラー
レート測定方式の一実施形態を図面により詳細に説明す
る。
【0023】本発明の具体的な実施形態を説明する前
に、まず、1種類のビットエラーレート測定装置を使用
して伝送形式の異なる各種回線のビットエラーレートを
測定することができる原理を説明する。
【0024】いま、ISDN回線における基本速度イン
タフェース(2B+D)を伝送するエコーキャンセラー
方式の回線を例に採ると、伝送路上には、同期ワード、
12フレームの(2B+D)チャネル及び保守チャネル
により1つのフレームが構成されている。一方、交換機
には、回線インタフェース装置が設けられており、この
回線インタフェース装置は、伝送路上のフレームのうち
同期ワード及び保守チャネルを除去し、さらに、制御チ
ャネルDを分離して制御信号として制御装置に向けて伝
送し、2つの通話チャネル(2B;64kbps×2)だけ
を交換機の内部ハイウェーを経由して通話路スイッチに
接続している。
【0025】ISDN回線以外のピンポン伝送方式、1
次群速度インタフェース(PRI;23B+D)、T
1、E1等の形式の回線においても、前述と同様であ
り、交換機の通話路スイッチに接続され交換処理される
のは、ユーザー間でエンドツーエンドで送受信される6
4kbps単位の通話信号(音声またはデータ)用Bチャネ
ルのみであり、いずれの形式の回線においても、それぞ
れのインタフェース装置で制御信号や保守信号が分離さ
れ、通話信号(64kbpsxn)だけが交換機の内部ハイ
ウェーを経由して通話路スイッチに接続されている。
【0026】そして、各種伝送方式に対応して伝送路符
号(AMI、CMIなど)や伝送路上のフレーム構成が
異なっている場合にも、インタフェース装置は、伝送路
上の符号を、NRZ符号に変換し交換機内部(通話路ス
イッチ側)ではその符号形式がNRZ符号に統一されて
いる。
【0027】従って、通話路スイッチに接続して設けら
れるビットエラーレート測定装置は、回線の伝送形式に
よらず64kbpsの速度でNRZ符号のビットストリーム
として統一的に扱うことができ、1種類のビットエラー
レート測定装置を使用して伝送形式の異なる各種回線の
ビットエラーレートを測定することができることにな
る。
【0028】ビットエラーレートの測定は、Dチャネル
やその他のオーバヘッドビットを除いて、Bチャネルの
みでのビット誤り数とBチャネル上に伝送したビット数
との比を、その伝送路のビット誤り率と考えて測定する
ことができる。
【0029】図1は本発明の一実施形態によるビットエ
ラーレート測定装置の概略構成を示すブロック図、図2
は本発明によるビットエラーレート測定の方法を説明す
る図、図3は本発明によるビットエラーレート測定装置
を私設電話交換機に適用してビットエラーレートを測定
する場合のシステム構成の例を示すブロック図である。
図1〜図3において、1は私設電話交換機本体、2はビ
ットエラーレート測定装置、3は通話路スイッチ、4は
中央処理装置、5は保守用コンソール、6〜8は各種の
ディジタル回線インタフェース装置、9〜11はディジ
タル回線、12〜14はディジタル電話機または端末装
置、21は疑似ランダムパターン発生器、22はフレー
ム送信受信器、23、24はパターン反転器、25、2
6はレジスタ、27は照合回路、28はビット誤り計数
器である。
【0030】ビットエラーレート測定装置2は、図1に
示すように、疑似ランダムパターン発生器21と、フレ
ーム送受信器22と、疑似ランダムパターン発生器21
からの符号パターンを反転するパターン反転器23と、
フレーム送受信器22で受信した符号パターンを反転す
るパターン反転器24と、受信された符号の非反転パタ
ーンを格納するレジスタA25と、受信された符号の反
転パターンを格納するレジスタB26と、2つのレジス
タに格納されたパターンを比較して、ビット誤りの有無
を検出する照合回路27と、照合回路27からのビット
誤りを計数するビット誤り計数器28とにより構成され
る。なお、図1には、ビットエラーレート測定装置2を
ハードウェアにより構成した例をを示しているが、図示
測定装置は、ソフト的に構成することもできる。
【0031】次に、図2を参照して、ビット誤り検出の
開始方法とビット誤り検出、計数の方法を説明する。
【0032】図2において、図2(a)はビットエラー
レート測定装置内部の疑似ランダムパターン発生器21
により発生された試験用ビットパターン、図2(b)は
交換機の通話路スイッチ3に接続される内部ハイウェイ
の送信ハイウェイ上の送信フレームのビットパターン、
図2(c)は交換機の通話路スイッチに接続される内部
ハイウェイの受信ハイウェイ上の受信フレームのビット
パターンを示している。また、図2(b)、図2(c)
におけるハイウエイのビットパーターンは、Bチャネル
(8ビット)が多重化されている様子を示しており、F
n-1、Fn、Fn+1、Fx-1、Fx、Fx+1はフレーム番号、
CH0はBチャネルの1つである。
【0033】被測定回線の特定のチャネルは、後述する
ように、予め通話路スイッチにより設定された通話路に
接続され、この通話路を介してビットエラーレート測定
装置の送受信ハイウェイ上のそれぞれのチャネルCH0
に接続される。そして、被測定回線であるディジタル回
線は、送信側チャネルと受信側チャネルとがその回線の
遠端に接続されている端末装置内でループバックされい
る。
【0034】図1に示すビットエラーレート測定装置2
は、測定の開始が指示されると、図2(a)に示すよう
な疑似ランダムパターン発生器21から発生されている
ビット列の8ビット、図示例の場合(1011010
1)を、図2(b)に示すように、送信フレームFn
チャネルCH0に挿入してフレーム送受信機22から送
信し、次のフレームFn+1のチャネルCH0に送信フレ
ームFnのチャネルCH0に送信した8ビットの論理値
をパターン反転器23により反転させた8ビット(01
001010)を挿入してフレーム送受信機22から送
信する。後続するフレームFn+2、n+3、Fn+4、n+5、……
についても同様に疑似ランダムパターン発生器から発生
されている後続するビット列から8ビットずつ順次取り
出した非反転論理値と反転論理値とを交互にチャネルC
H0に挿入して送信する。
【0035】この結果、受信側ハイウェーの受信フレー
ムには、図2(c)に示すように、送信側フレームとは
フレーム位相が独立で遅れを持ったビット列が現れる。
ビットエラーレート測定装置2は、2つの8ビットのレ
ジスタA25、B26を備えており、受信側ハイウェイ
の隣接するフレームの2つの被測定チャネルCH0のビ
ットパターンのそれぞれをレジスタA25、B26に貯
える。このとき、先行するフレームのチャネルCH0の
8ビットは論理値を反転せずにレジスタA25に、後続
するフレームのチャネルCH0の8ビットはその論理値
をパターン反転器24で反転してレジスタB26に貯え
るようにしておく。
【0036】図2(c)に示す例は、ある時刻でのフレ
ームFxのチャネルCH0の8ビット(1011010
1)がレジスタA25に、次のフレームFx+1のCH0
の8ビット(01001010)が反転された8ビット
(10110101)がレジスタB26に貯えられるこ
とを示している。すなわち、試験パターンが受信側のハ
イウェーに到着し、かつ、伝送路上でビット誤りがなけ
れば、この2つのレジスタA25、B26のビットパタ
ーンは一致することになる。
【0037】レジスタA25、B26に格納されたビッ
トパターンは、照合回路27により各ビット毎に比較照
合され、不一致ビットがあったときそれを出力する。ビ
ット誤り計数器28は、これを計数してビットエラーレ
ート測定装置2内の図示しない処理部に出力する。処理
部は、所定時間の間に送信した全ビット数と、所定時間
の間に計数された全誤りビット数とにより、被測定チャ
ネルのビットエラーレートを演算することができる。
【0038】前述したようなビットエラーレート測定に
おいて、試験パターンを送出する前に、被測定チャネル
の全フレームに同一のパターンを持つ適当なビットパタ
ーンを送出するようにしておけば、隣接フレームの一方
のチャネルのビットパターンが反転されてレジスタBに
格納されるので、レジスタA25とレジスタB26との
ビットパターンが一致することはない。そして、レジス
タA25とレジスタB26とのビットパターンの一致が
得られたとき、これにより、試験用ビットパターンが到
着したことを検出してビット誤り検出を開始することが
可能となる。
【0039】測定が開始された後、レジスタA25、B
26の8ビットを各ビット毎に一致しているか否かを照
合し、不一致となった場合、伝送路上でビットが誤りが
生じたと検出することができ、その数をカウントするこ
とによってビットエラーレートを算出することができ
る。また、何らかの原因で回線が切断され、あるいは、
回線が地絡し、全ビットが論理値“1”または“0”の
連続になった場合にも、全ビットが誤りとして検出され
る。
【0040】なお、前述では隣接するフレームに送信す
る試験用のビットパターンは、相互にビット論理値を反
転したものであるとして説明したが、本発明は、その相
互間の変換則が、転置(ビット位置の入れ替え)、また
は、ローテーション(ビット位置のシフト)であっても
よい。
【0041】次に、図3を参照して、ビットエラーレー
ト測定装置を私設電話交換機に適用してビットエラーレ
ートを測定する動作を説明する。
【0042】私設交換機1は、よく知られているよう
に、通話路スイッチ3と中央処理装置4とを主要な構成
要素として構成されている。そして、図3に示す例で
は、ディジタル回線9〜11は、ディジタル回線インタ
フェース装置6〜8を介して通話路スイッチ3に接続さ
れている。さらに、ディジタル回線9〜11の遠端側に
はディジタル電話機または端末装置12〜14が接続さ
れている。
【0043】図3に示すシステムにおいて、いま、保守
者がディジタル回線10のビットエラーレートを測定す
るものとする。この場合、保守者は、まず、保守用コン
ソール5にアクセスし、被測定回線番号、被測定チャネ
ル番号、ループバック位置、測定継続時間等を保守用コ
ンソール5から入力する。中央処理装置4は、この入力
情報に基づいて、通話路スイッチ3を制御してディジタ
ル回線インタフェース装置7の被測定チャネルとビット
エラーレート測定装置2の割り当てられた試験回路のチ
ャネルとを接続し、また、ディジタル回線インタフェー
ス装置7を制御して端末装置13で被測定チャネルをル
ープバックさせる。さらに、中央処理装置4は、ビット
エラーレート測定装置2に測定継続時間と測定の開始と
を指示する。
【0044】ビットエラーレート測定装置2は、その指
示に従って、被測定回線であるディジタル回線10のビ
ットエラーレートを測定し測定の完了後、中央処理装置
4に測定結果を連絡する。中央処理装置4は、保守用コ
ンソール5を制御して測定結果を出力表示させる。
【0045】前述した本発明の実施形態によるビットエ
ラーレート測定装置を使用するビットエラーレートの測
定は、私設交換機の中央処理装置4が、任意の被測定回
線及び任意の被測定チャネルを指定してループバックを
指示し、かつ、通話路スイッチを制御してその被測定チ
ャネルをビットエラーレート測定装置に接続しているの
で、予め設定された複数の被測定チャネルを定期的に順
次指定することにより中央処理装置4から前記ビットエ
ラーレート測定装置を制御して測定し保守端末に出力す
ることが可能である。
【0046】また、本発明によるビットエラーレートの
測定は、中央処理装置4で測定結果を分析し、予め定め
た回線品質より悪いディジタル回線が発見された場合、
障害警報装置等を経由して保守者に通報する等の応用も
可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ビ
ットエラーレート測定装置の構成を簡単化することが可
能となり、経済的に回線のビットエラーレートを測定す
ることができる。また、本発明によれば、私設交換機等
の中央処理装置に、ビットエラーレート測定装置、通話
路スイッチ、及び、回線インタフェース装置を制御させ
ることが可能となるので、ソフトウェア制御で被測定回
線と通話チャネルの指定、測定開始の指示、測定時刻や
周期を任意にプログラムすることができ、保守・運用の
自動化が可能になる。
【0048】本発明によれば、前述により保守用コンソ
ール等からの簡単な操作で、対象となる任意のディジタ
ル回線あるいは通話チャネル等を指定して自動的にビッ
トエラーレートを測定することができるので、多大な労
力を費やすことなく多数のディジタル回線、あるいは、
多種のディジタル回線の正常性を確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるビットエラーレート
測定装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明によるビットエラーレート測定の方法を
説明する図である。
【図3】本発明によるビットエラーレート測定装置を私
設電話交換機に適用してビットエラーレートを測定する
場合のシステム構成の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 私設電話交換機 2 ビットエラーレート測定装置 3 通話路スイッチ 4 中央処理装置 5 保守用コンソール 6〜8 ディジタル回線インタフェース装置 9〜11 ディジタル回線 12〜14 ディジタル電話機または端末装置 21 疑似ランダムパターン発生器 22 フレーム送信受信器 23、24 パターン反転器 25、26 レジスタ 27 照合回路 28 ビット誤り計数器
フロントページの続き (72)発明者 福寿 武 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話チャネルが多重化された伝送路の回
    線品質を測定するビットエラーレート測定方式におい
    て、被測定チャネルの偶数(奇数)フレームに試験用ビ
    ットパターンを送出し、該偶数(奇数)フレームに隣接
    する奇数(偶数)フレームに前記偶数(奇数)フレーム
    に送出した試験用ビットパターンを特定の変換則により
    変換した試験用ビットパターンを送出し、受信側で受信
    された被測定チャネルの偶数(奇数)フレームと隣接す
    る奇数(偶数)フレームとのビットパターンが前記特定
    の規則を満たしているか否かを判定することによりビッ
    ト誤りの有無あるいはビット誤り数を検出することを特
    徴とするビットエラーレート測定方式。
  2. 【請求項2】 前記試験用ビットパターンが疑似ランダ
    ムパターンであることを特徴とする請求項1記載のビッ
    トエラーレート測定方式。
  3. 【請求項3】 前記特定の変換則がビット論理値の反
    転、転置(ビット位置の入れ替え)、または、ローテー
    ション(ビット位置のシフト)であることを特徴とする
    請求項1または2記載のビットエラーレート測定方式。
  4. 【請求項4】 受信側で受信された被測定チャネルの偶
    数(奇数)フレームのビットパターンと、該偶数(奇
    数)フレームに隣接する奇数(偶数)フレームのビット
    パターンを前記特定の変換則の逆変換により変換したビ
    ットパターンとを照合して一致したことをもってビット
    誤りの検出を開始することを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載のビットエラーレート測定方式。
  5. 【請求項5】 私設電話交換機の通話路スイッチに請求
    項1ないし4のうちいずれか1記載のビットエラーレー
    ト測定方式による測定装置を接続し、私設電話交換機の
    中央制御装置の制御により、交換機に接続されている被
    測定ディジタル回線の上り及び下りの通話チャネルを、
    被測定ディジタル回線の遠端でループバックし、通話チ
    ャネルをチャネル単位で前記通話路スイッチを介して前
    記ビットエラーレート測定装置に接続してビットエラー
    レートの測定を行うこと特徴とするビットエラーレート
    測定方式。
  6. 【請求項6】 前記ビットエラーレート測定装置に接続
    される前記上り及び下りの通話チャネルは、同一の多重
    ディジタル回線の一部または全部のチャネルを同時に接
    続するものであることを特徴とする請求項5記載のビッ
    トエラーレート測定方式。
  7. 【請求項7】 前記ビットエラーレートの測定は、保守
    者が被測定回線と被測定チャネルとを前記中央処理装置
    に接続された保守用コンソールから指定して測定開始の
    指示を行い、前記中央処理装置が前記ビットエラーレー
    ト測定装置を制御して測定を行わせ、測定結果を前記ビ
    ットエラーレート測定装置から前記中央処理装置を経由
    して前記保守用コンソールに出力表示することを特徴と
    する請求項5または6記載のビットエラーレート測定方
    式。
  8. 【請求項8】 前記ビットエラーレートの測定は、前記
    中央処理装置が予め設定した1または複数の被測定回線
    と被測定チャネルとを定期的に順次指定することによ
    り、前記中央処理装置が前記ビットエラーレート測定装
    置を制御して測定を行わせ、測定結果を前記ビットエラ
    ーレート測定装置から前記中央処理装置を経由して前記
    保守用コンソールに出力表示することを特徴とする請求
    項5または6記載のビットエラーレート測定方式。
  9. 【請求項9】 前記中央処理装置は、前記測定結果を分
    析し、予め定めた回線品質より悪いディジタル回線が発
    見された場合、障害警報装置等を経由して保守者に通報
    することを特徴とする請求項7または8記載のビットエ
    ラーレート測定方式。
JP13676998A 1998-05-19 1998-05-19 ビットエラーレート測定方式 Pending JPH11331130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13676998A JPH11331130A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 ビットエラーレート測定方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13676998A JPH11331130A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 ビットエラーレート測定方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11331130A true JPH11331130A (ja) 1999-11-30

Family

ID=15183094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13676998A Pending JPH11331130A (ja) 1998-05-19 1998-05-19 ビットエラーレート測定方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11331130A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100584150B1 (ko) * 1999-11-30 2006-05-26 엘지전자 주식회사 통신 시스템에서 무선장치의 오류진단 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100584150B1 (ko) * 1999-11-30 2006-05-26 엘지전자 주식회사 통신 시스템에서 무선장치의 오류진단 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0214215A1 (en) ARRANGEMENT TO ACCESS AND TEST A TELECOMMUNICATION CIRCUIT.
US4064459A (en) Method of automatically testing the serviceability of a data transmission system
US5559854A (en) Subscriber's line testing apparatus
JP3512948B2 (ja) 通信用測定器
US5163051A (en) Paired bit error rate tester
KR930008709B1 (ko) 디지탈 전송 라인 루프 형성 방법 및 장치
US5301207A (en) Test apparatus and process for digital data service system
US3965294A (en) Method of and apparatus for testing transmission line carrying bipolar PCM signals
US5095482A (en) Method of and apparatus of individually monitoring transmission sections of a communications transmission link
JPS6284646A (ja) デイジタル加入者線伝送品質の評価試験方式
JPH11331130A (ja) ビットエラーレート測定方式
US5437023A (en) Noise-tolerant address transmission system for digital telecommunication network
GB2158326A (en) Testing arrangements of a digital switching systems
JP2758983B2 (ja) 試験装置
JPH01241931A (ja) 加入者無線回線用保守盤
US5982752A (en) Method and apparatus for detecting multiplexing standard mismatches in communication networks
JPS63108828A (ja) デイジタル回線の監視方法
JP3265423B2 (ja) 伝送遅延時間測定装置
JPH09322200A (ja) デジタル回線のパス設定試験方法および装置
JPH0951317A (ja) ループバック試験方法
KR20000056461A (ko) 비트 패턴을 이용한 보코더 및 시스템 경로 테스트 방법
JPS6337729A (ja) 伝送路の折返し試験制御方式
JPH0715405A (ja) デジタル伝送路試験方式およびデジタル伝送路試験システム
SU1042194A2 (ru) Устройство дл обнаружени поврежденного участка телеграфного тракта
JPS63232558A (ja) デイジタル加入者線装置試験方式