JPH11331114A - フレームフォーマット変換方法及び変換装置 - Google Patents

フレームフォーマット変換方法及び変換装置

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JPH11331114A
JPH11331114A JP10134817A JP13481798A JPH11331114A JP H11331114 A JPH11331114 A JP H11331114A JP 10134817 A JP10134817 A JP 10134817A JP 13481798 A JP13481798 A JP 13481798A JP H11331114 A JPH11331114 A JP H11331114A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームフォーマット変換で生じる遅延を最
小にすること。 【解決手段】 装置内フレームフォーマット変換のため
に生じる遅延分のデータを保持するためのシフトレジス
タ部11と、シフトレジスタ部にて保持されているデー
タから主情報のみを抜き出すためのデータセレクタ部1
2と、シフトレジスタ部にて保持されているデータから
主情報(ST)のみを抜き出すためのSTセレクタ部1
3と、STセレクタ部にて選択されたSTを主情報にあ
わせるために多重化を行うST部14と、データセレク
タ部、STセレクタ部、ST部の制御を行うための制御
部15とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ITU−Tで勧告
されているNNIフレームを装置内のデータフォーマッ
トに変換するフレームフォーマット変換方法及び変換装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例の一例として特開平4−
829号に示されているものについて簡単に説明する。
この装置においては、複数種類のフレーム構成とポイン
タが混在するネットワークを使用する装置において、フ
レーム変換を行うフレームを一旦メモリに記憶し、変換
を行った後に出力する。
【0003】複数種類のフレーム構成が混在している装
置にて、あらかじめ装置内で使用する特定のフレーム構
成を設定しておく。そして、受信したフレームが装置内
で使用するフレームであればそのまま使用し、異なる場
合には、そのフレームをバッファメモリに書き込み、ポ
インタの付け替えを行って装置内のフレームに変換す
る。受信するフレームと装置内のフレームは、ITU−
Tにて勧告されたNNIフォーマットである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置を実現する
にあたり、従来の技術では、以下のような問題点があっ
た。
【0005】1.ITU−T勧告で規定されているフレ
ームフォーマット間の変換であるため専用線用の装置内
フレームフォーマットではない。
【0006】2.フレームの変換部にバッファメモリを
用いているため、時間的位置の入れ替えができない。
【0007】3.フレームの変換部にバッファメモリを
用いているため、フォーマットの本数が異なる変換はで
きない。
【0008】4.装置内フレームの出力位相は位相変換
部にて行われ、装置内の2kフレームの位相にあわせて
出力している。
【0009】5.そのため、変換には500(μs)の
時間が必要である。
【0010】そこで、本発明の主たる課題は、フレーム
フォーマット変換で生じる遅延を最小にすることにあ
る。
【0011】本発明の他の課題は、データの本数の異な
るフレームフォーマットの変換を可能にすることにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ITU−Tで
勧告されているNNIフレームを装置内のデータフォー
マットに変換する方法であって、NNIフレームから装
置内フレームフォーマットへの変換で生じる遅延量を最
小とするために、主情報をできるだけ細かくブロック化
し、フレームフォーマット変換にシフトレジスタを用い
ることにより、データの本数が異なる変換を可能とし、
装置内フレームフォーマットを12のブロックに細分化
して、1ブロック単位にてフォーマット変換を完結させ
ることを特徴とする。
【0013】本発明によればまた、ITU−Tで勧告さ
れているNNIフレームを装置内のデータフォーマット
に変換する装置であって、装置内フレームフォーマット
変換のために生じる遅延分のデータ(NNIフレームフ
ォーマット)を保持するためのシフトレジスタ部と、前
記シフトレジスタ部にて保持されているデータから主情
報のみを抜き出すためのデータセレクタ部と、前記シフ
トレジスタ部にて保持されているデータから主情報(S
T)のみを抜き出すためのSTセレクタ部と、前記ST
セレクタ部にて選択されたSTを主情報にあわせるため
に多重化を行うST部と、前記データセレクタ部、前記
STセレクタ部、前記ST部の制御を行うための制御部
とを含むことを特徴とするフレームフォーマット変換装
置が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、低速専用線ノードモジ
ュールに適用されるものであり、以下のような要求に基
づいている。
【0015】現在の高速ディジタル通信網は、ITU−
T勧告によりそれに準拠した新同期網になっている。し
かし、既存する各種の専用線は新同期網に直接接続する
ことができない。そこで、これらの各種専用線を新同期
網に接続するための装置の開発が必要になっている。
【0016】本発明は、装置の基本架および増設架のイ
ンタフェース部分に適用される。基本架と増設架を接続
するインタフェースには、ITU−Tで勧告されている
NNIフレームフォーマットを用いている。しかし、装
置内では専用線用の装置内フレームフォーマットを用い
ているため、装置インタフェース部分にてフレームフォ
ーマット変換を行っている。また、NNIフレームから
装置内のフレームフォーマットへの変換は、データの本
数(NNI8本、装置内9本)も異なる変換である。
【0017】装置構成上、T−T構成およびT−S−T
構成(時分割交換)を行うため、フレームフォーマット
変換に使用できる時間は、1/2フレーム(62.5μ
s)以内と制限される。
【0018】本発明による変換装置のフレームフォーマ
ット変換の条件を以下に示す。
【0019】a.フレームフォーマット変換で生じる遅
延量を最小にするために、変換は、62.5μs以内で
行う。
【0020】b.データ本数の異なるフレームフォーマ
ット変換を行う。すなわち、8bitから9bitの変
換を行う。
【0021】c.上記の条件を満たすNNI/装置内フ
レームフォーマットを作成する。
【0022】本発明では、上記の条件を満足させるため
に以下の方法を用いた。
【0023】A.NNIから装置内フレームフォーマッ
ト変換で生じる遅延量を最小とするために、主情報をで
きるだけ細かくブロック化した。これは、ブロックが細
かいほど変換にかかる遅延量が少なく済むためである。
【0024】B.フレームフォーマット変換にシフトレ
ジスタを用いることにより、データの本数が異なる変換
を可能にした。
【0025】C.装置内フレームフォーマットを12の
ブロックに細分化し、1ブロック単位にてフォーマット
変換を完結させた。
【0026】以下に、具体例をあげてフレームフォーマ
ット変換の機能動作を説明する。
【0027】1.図1に示すように、NNIフレームフ
ォーマットは、主情報と伝送路管理等の情報で構成され
ている。
【0028】図2に示すように、装置内フレームフォー
マットは、主情報と空きbitで構成されている。
【0029】NNIから装置内フレームフォーマットへ
の変換で生じる遅延量を最小とするために、主情報をで
きるだけ細かくブロック化する。
【0030】上記により、装置内フレームフォーマット
を12のブロックに細分化し1ブロック単位にて変換を
完結させる。
【0031】図3に、装置内フレームフォーマットbi
t位置詳細を示す。
【0032】図4に、NNIフレームフォーマットbi
t位置詳細を示す。
【0033】図5に、NNIフレームフォーマットST
部bit位置詳細を示す。
【0034】図6に、NNIから装置内フレームフォー
マットへの変換図を示す。
【0035】図6のNNIから装置内フレームフォーマ
ットへの変換図で、フレームフォーマット変換で生じる
1ブロックの変換遅延量は168bit(21bit×
8HG)である。
【0036】しかし、装置内フレームフォーマットには
空きbit(414bit)があるため、総変換遅延量
は、168bit+414bit=582bitであ
る。
【0037】よって、総変換遅延時間は(582bit
/19.44MHz)=29.94μsであり、1/2
フレーム(62.5μs)以内のフレームフォーマット
変換が可能となる。
【0038】2.フレームフォーマット変換にシフトレ
ジスタを用いることにより、データの本数が異なるフレ
ームフォーマットの変換(8bitから9bit)が可
能となる。
【0039】3.図7に、NNIから装置内フレームフ
ォーマット変換に必要な構成の一例をブロック図にて示
す。図7において、シフトレジスタ部(SHIFT部)
11は、装置内フレームフォーマット変換のために生じ
る遅延分のデータ(NNIフレームフォーマット)を保
持するためのものである。
【0040】データセレクタ部(DATA SEL部)
12は、シフトレジスタ部11にて保持されているデー
タから主情報のみを抜き出すためのものである。このた
めに、データセレクタ部12においては、1フレーム中
にデータの選択切替を33回行う。
【0041】データセレクタ部12の詳細を図8に示
す。
【0042】STセレクタ部(ST SEL部)13
は、シフトレジスタ部11にて保持されているデータか
ら主情報(ST)のみを抜き出すためのものである。こ
のために、STセレクタ部13においては、1フレーム
中にSTの選択切替を12回行う。
【0043】STセレクタ部13の詳細を図9に示す。
【0044】ST部14は、STセレクタ部13にて選
択されたSTを主情報にあわせるために多重化を行うも
のであり、STセレクタ部13により抜き出された各S
Tにn×21bitの遅延を持たせる。ここで、nは自
然数で、STセレクタ部13により抜き出された順序に
対応する。
【0045】ST部14の詳細を図10に示す。
【0046】制御部(SEL CONT部)15は、デ
ータセレクタ部12、STセレクタ部13、ST部14
の制御を行うためのものである。
【0047】制御部14の詳細を図11に示す。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、上記の変換方法及び変
換装置を用いることにより、 1.1/2フレーム(62.5μs)以内でフレームフ
ォーマット変換を行うことができる。
【0049】2.データの本数が異なるフレームフォー
マットの変換(8bitから9bit)を行うことがで
きる。
【0050】3.上記の目的を満たすNNI/装置内フ
レームフォーマットの作成を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】NNIフレームフォーマットを示した図であ
る。
【図2】装置内フレームフォーマットを示した図であ
る。
【図3】装置内フレームフォーマットbit位置詳細図
である。
【図4】NNIフレームフォーマットbit位置詳細図
である。
【図5】NNIフレームフォーマットST部bit位置
詳細図である。
【図6】NNIから装置内フレームフォーマットへの変
換図である。
【図7】NNIから装置内フレームフォーマットへの変
換装置の構成を示すブロック図である。
【図8】図7におけるデータセレクタ部の詳細を説明す
るための図である。
【図9】図7におけるSTセレクタ部の詳細を説明する
ための図である。
【図10】図7におけるST部の詳細を説明するための
図である。
【図11】図7における制御部の詳細を説明するための
図である。
【符号の説明】
11 シフトレジスタ部 12 データセレクタ部 13 STセレクタ部 14 ST部 15 制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ITU−Tで勧告されているNNIフレ
    ームを装置内のフレームフォーマットに変換する方法で
    あって、NNIフレームから装置内フレームフォーマッ
    トへの変換で生じる遅延量を最小とするために、主情報
    をできるだけ細かくブロック化し、フレームフォーマッ
    ト変換にシフトレジスタを用いることにより、データの
    本数が異なる変換を可能とし、装置内フレームフォーマ
    ットを12のブロックに細分化して、1ブロック単位に
    てフォーマット変換を完結させることを特徴とするフレ
    ームフォーマット変換方法。
  2. 【請求項2】 ITU−Tで勧告されているNNIフレ
    ームを装置内のフレームフォーマットに変換する装置で
    あって、 装置内フレームフォーマット変換のために生じる遅延分
    のデータ(NNIフレームフォーマット)を保持するた
    めのシフトレジスタ部と、 前記シフトレジスタ部にて保持されているデータから主
    情報のみを抜き出すためのデータセレクタ部と、 前記シフトレジスタ部にて保持されているデータから主
    情報(ST)のみを抜き出すためのSTセレクタ部と、 前記STセレクタ部にて選択されたSTを主情報にあわ
    せるために多重化を行うST部と、 前記データセレクタ部、前記STセレクタ部、前記ST
    部の制御を行うための制御部とを含むことを特徴とする
    フレームフォーマット変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のフレームフォーマット変
    換装置において、前記データセレクタ部は、1フレーム
    中にデータの選択切替を33回行うことを特徴とするフ
    レームフォーマット変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のフレームフォーマット変
    換装置において、前記STセレクタ部は、1フレーム中
    にSTの選択切替を12回行うことを特徴とするフレー
    ムフォーマット変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のフレームフォーマット変
    換装置において、前記ST部は、多重化に際し、前記S
    Tセレクタ部により抜き出された各STにn×21bi
    t(但し、nは自然数で、抜き出された順序を示す)の
    遅延を持たせることを特徴とするフレームフォーマット
    変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104541191A (zh) * 2012-07-06 2015-04-22 美光科技公司 形成气密密封光纤到芯片连接的方法

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