JPH11330991A - 出力整合切換増幅回路およびそれを用いた電子装置 - Google Patents
出力整合切換増幅回路およびそれを用いた電子装置Info
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- JPH11330991A JPH11330991A JP13993298A JP13993298A JPH11330991A JP H11330991 A JPH11330991 A JP H11330991A JP 13993298 A JP13993298 A JP 13993298A JP 13993298 A JP13993298 A JP 13993298A JP H11330991 A JPH11330991 A JP H11330991A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の周波数に切り換えて整合し、不要信号
を低減することのできる出力整合切換増幅回路およびそ
れを用いた電子装置を提供する。 【解決手段】 トランジスタQ1と電源との間に接続さ
れたチョーク回路12を構成するインダクタL1にイン
ダクタンス切換回路13を設け、トランジスタQ1の出
力に接続された出力整合回路14に整合切換回路15と
周波数可変帯域除去回路16を設けて出力整合切換増幅
回路11とする。 【効果】 複数の周波数の信号を切り換えて扱う際に、
各周波数において最適な整合回路を実現し、不要な信号
の低減を図ることができる。
を低減することのできる出力整合切換増幅回路およびそ
れを用いた電子装置を提供する。 【解決手段】 トランジスタQ1と電源との間に接続さ
れたチョーク回路12を構成するインダクタL1にイン
ダクタンス切換回路13を設け、トランジスタQ1の出
力に接続された出力整合回路14に整合切換回路15と
周波数可変帯域除去回路16を設けて出力整合切換増幅
回路11とする。 【効果】 複数の周波数の信号を切り換えて扱う際に、
各周波数において最適な整合回路を実現し、不要な信号
の低減を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は出力整合切換増幅回
路およびそれを用いた電子装置、特に移動体通信機器の
RF段などの高周波帯で用いられる出力整合切換増幅回
路およびそれを用いた電子装置に関する。
路およびそれを用いた電子装置、特に移動体通信機器の
RF段などの高周波帯で用いられる出力整合切換増幅回
路およびそれを用いた電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の移動体通信システムの発展にとも
なって、1つのエリアにおいて使用周波数帯域の異なる
複数の移動体通信システムが共存するという状況が生じ
てきている。そのため、1つの通信機で複数の移動体通
信システムに対応する必要が生じ、通信機内に複数の周
波数の局部発振信号源が必要になってきている。
なって、1つのエリアにおいて使用周波数帯域の異なる
複数の移動体通信システムが共存するという状況が生じ
てきている。そのため、1つの通信機で複数の移動体通
信システムに対応する必要が生じ、通信機内に複数の周
波数の局部発振信号源が必要になってきている。
【0003】このような要求に対して、各移動体通信シ
ステムに対応した複数の局部発振器を使ったり、1つの
局部発振器から複数の周波数の信号をスイッチで切り換
えて出力するようにして対応している。
ステムに対応した複数の局部発振器を使ったり、1つの
局部発振器から複数の周波数の信号をスイッチで切り換
えて出力するようにして対応している。
【0004】図7に、従来の電子装置として、発振周波
数の異なる2つの局部発振器から1つの周波数の信号を
スイッチで切り換えて出力する発振器を示す。なお、こ
こでは直流バイアス回路の一部を省略し、主として交流
信号に関する素子のみを示している。
数の異なる2つの局部発振器から1つの周波数の信号を
スイッチで切り換えて出力する発振器を示す。なお、こ
こでは直流バイアス回路の一部を省略し、主として交流
信号に関する素子のみを示している。
【0005】図7において、発振器1は発振周波数の異
なる2つの局部発振器OSC1およびOSC2と、2つ
の入力端子が局部発振器OSC1およびOSC2に接続
されたスイッチSW1と、スイッチSW1の出力端子に
接続された増幅回路2とで構成されている。また、増幅
回路2は、能動素子であるトランジスタQ1と、トラン
ジスタQ1のベースとスイッチSW1との間に直列に接
続されたコンデンサC1と、トランジスタQ1のエミッ
タとグランドとの間に接続されてエミッタを高周波的に
接地するためのコンデンサC2と、トランジスタQ1の
コレクタと電源端子5との間に接続されたチョーク回路
3と、電源端子5とグランドとの間に接続されたコンデ
ンサC3と、トランジスタQ1の出力端を兼ねるコレク
タに接続された出力整合回路4と、出力整合回路4と出
力端子6との間に接続されたコンデンサC5とで構成さ
れている。ここで、チョーク回路3は、たとえばプリン
ト基板上に形成された幅の狭い一定長さの電極からな
り、高周波においてインダクタL1として機能する。ま
た、出力整合回路4はトランジスタQ1のコレクタとグ
ランドとの間に接続されたコンデンサC4からなる。
なる2つの局部発振器OSC1およびOSC2と、2つ
の入力端子が局部発振器OSC1およびOSC2に接続
されたスイッチSW1と、スイッチSW1の出力端子に
接続された増幅回路2とで構成されている。また、増幅
回路2は、能動素子であるトランジスタQ1と、トラン
ジスタQ1のベースとスイッチSW1との間に直列に接
続されたコンデンサC1と、トランジスタQ1のエミッ
タとグランドとの間に接続されてエミッタを高周波的に
接地するためのコンデンサC2と、トランジスタQ1の
コレクタと電源端子5との間に接続されたチョーク回路
3と、電源端子5とグランドとの間に接続されたコンデ
ンサC3と、トランジスタQ1の出力端を兼ねるコレク
タに接続された出力整合回路4と、出力整合回路4と出
力端子6との間に接続されたコンデンサC5とで構成さ
れている。ここで、チョーク回路3は、たとえばプリン
ト基板上に形成された幅の狭い一定長さの電極からな
り、高周波においてインダクタL1として機能する。ま
た、出力整合回路4はトランジスタQ1のコレクタとグ
ランドとの間に接続されたコンデンサC4からなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】2つの局部発振器OS
C1とOSC2の発振周波数が比較的接近している場合
には、図7に示す発振器1の構成でも特に問題はない。
しかしながら、2つの局部発振器OSC1とOSC2の
発振周波数が大きく離れている場合、たとえば2倍の差
がある場合には、増幅回路4に広帯域の整合回路を必要
とするが、一般に広帯域になるほど整合回路を構成する
のが難しいという問題がある。しかも、低い周波数の信
号を出力したいときに、不要信号、具体的には高調波の
うちの特に2次高調波を同時に出力してしまうなどの不
都合が生じる。
C1とOSC2の発振周波数が比較的接近している場合
には、図7に示す発振器1の構成でも特に問題はない。
しかしながら、2つの局部発振器OSC1とOSC2の
発振周波数が大きく離れている場合、たとえば2倍の差
がある場合には、増幅回路4に広帯域の整合回路を必要
とするが、一般に広帯域になるほど整合回路を構成する
のが難しいという問題がある。しかも、低い周波数の信
号を出力したいときに、不要信号、具体的には高調波の
うちの特に2次高調波を同時に出力してしまうなどの不
都合が生じる。
【0007】本発明は上記の問題点を解決することを目
的とするもので、複数の周波数に切り換えて整合し、不
要信号を低減することのできる出力整合切換増幅回路お
よびそれを用いた電子装置を提供する。
的とするもので、複数の周波数に切り換えて整合し、不
要信号を低減することのできる出力整合切換増幅回路お
よびそれを用いた電子装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の出力整合切換増幅回路は、能動素子と、該
能動素子と電源との間に接続されたチョーク回路と、前
記能動素子の出力に接続された出力整合回路を有し、前
記チョーク回路はインダクタンス素子とインダクタンス
切換回路とを有し、前記出力整合回路は整合切換回路と
周波数切換帯域除去回路とを有することを特徴とする。
に、本発明の出力整合切換増幅回路は、能動素子と、該
能動素子と電源との間に接続されたチョーク回路と、前
記能動素子の出力に接続された出力整合回路を有し、前
記チョーク回路はインダクタンス素子とインダクタンス
切換回路とを有し、前記出力整合回路は整合切換回路と
周波数切換帯域除去回路とを有することを特徴とする。
【0009】また、本発明の出力整合切換増幅回路は、
前記インダクタンス切換回路が、容量素子とダイオード
を直列に接続してなり、その一端を前記インダクタンス
素子の中間に接続し、他端をグランドに接続するととも
に、前記容量素子と前記ダイオードとの接続部を第1の
切換端子に接続したことを特徴とする。
前記インダクタンス切換回路が、容量素子とダイオード
を直列に接続してなり、その一端を前記インダクタンス
素子の中間に接続し、他端をグランドに接続するととも
に、前記容量素子と前記ダイオードとの接続部を第1の
切換端子に接続したことを特徴とする。
【0010】また、本発明の出力整合切換増幅回路は、
前記整合切換回路をダイオードで構成し、該ダイオード
を前記出力整合回路に直列に接続するとともに、前記ダ
イオードのいずれかの端子を第2の切換端子に接続した
ことを特徴とする。
前記整合切換回路をダイオードで構成し、該ダイオード
を前記出力整合回路に直列に接続するとともに、前記ダ
イオードのいずれかの端子を第2の切換端子に接続した
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明の出力整合切換増幅回路は、
前記周波数切換帯域除去回路が、インダクタンス素子と
容量素子とダイオードを直列に接続してなり、その一端
を前記出力整合回路に接続し、他端をグランドに接続す
るとともに、前記容量素子と前記ダイオードの接続部を
前記第1の切換端子に接続したことを特徴とする。
前記周波数切換帯域除去回路が、インダクタンス素子と
容量素子とダイオードを直列に接続してなり、その一端
を前記出力整合回路に接続し、他端をグランドに接続す
るとともに、前記容量素子と前記ダイオードの接続部を
前記第1の切換端子に接続したことを特徴とする。
【0012】また、本発明の電子装置は、上記の出力整
合切換増幅回路を用いたことを特徴とする。
合切換増幅回路を用いたことを特徴とする。
【0013】このように構成することにより、本発明の
出力整合切換増幅回路においては、複数の周波数の信号
を切り換えて出力するときに、不要信号を低減すること
ができる。
出力整合切換増幅回路においては、複数の周波数の信号
を切り換えて出力するときに、不要信号を低減すること
ができる。
【0014】また、本発明の電子装置においては、外部
回路を簡略化し、電子装置を用いたシステム全体として
コストダウンを図ることができる。
回路を簡略化し、電子装置を用いたシステム全体として
コストダウンを図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の出力整合切換増
幅回路を有する電子装置である発振器の一実施例を示
す。図1で、図7と同一もしくは同等の部分には同じ記
号を付す。
幅回路を有する電子装置である発振器の一実施例を示
す。図1で、図7と同一もしくは同等の部分には同じ記
号を付す。
【0016】図1において、発振器10は発振周波数の
異なる2つの局部発振器OSC1およびOSC2と、2
つの入力端子が局部発振器OSC1およびOSC2に接
続されたスイッチSW1と、スイッチSW1の出力端子
に接続された出力整合切換増幅回路11とで構成されて
いる。また、出力整合切換増幅回路11は、能動素子で
あるトランジスタQ1と、トランジスタQ1のベースと
スイッチSW1との間に直列に接続されたコンデンサC
1と、トランジスタQ1のエミッタとグランドとの間に
接続されてエミッタを高周波的に接地するためのコンデ
ンサC2と、トランジスタQ1のコレクタと電源端子5
との間に接続されたチョーク回路12と、電源端子5と
グランドとの間に接続されたコンデンサC3と、トラン
ジスタQ1の出力端を兼ねるコレクタに接続された出力
整合回路14と、出力整合回路14と出力端子6との間
に接続されたコンデンサC5とで構成されている。
異なる2つの局部発振器OSC1およびOSC2と、2
つの入力端子が局部発振器OSC1およびOSC2に接
続されたスイッチSW1と、スイッチSW1の出力端子
に接続された出力整合切換増幅回路11とで構成されて
いる。また、出力整合切換増幅回路11は、能動素子で
あるトランジスタQ1と、トランジスタQ1のベースと
スイッチSW1との間に直列に接続されたコンデンサC
1と、トランジスタQ1のエミッタとグランドとの間に
接続されてエミッタを高周波的に接地するためのコンデ
ンサC2と、トランジスタQ1のコレクタと電源端子5
との間に接続されたチョーク回路12と、電源端子5と
グランドとの間に接続されたコンデンサC3と、トラン
ジスタQ1の出力端を兼ねるコレクタに接続された出力
整合回路14と、出力整合回路14と出力端子6との間
に接続されたコンデンサC5とで構成されている。
【0017】ここで、チョーク回路12は、たとえばプ
リント基板上に形成された幅の狭い一定長さの電極から
なるインダクタL1と、インダクタL1の中間とグラン
ドとの間に接続されたインダクタンス切換回路13を有
する。また、出力整合回路14は、トランジスタQ1の
コレクタとグランドとの間に接続されたコンデンサC4
と、トランジスタQ1のコレクタとコンデンサC5との
間に直列に接続された整合切換回路15とコンデンサC
6とを有し、さらに、コンデンサC6とコンデンサC5
との接続部とグランドとの間に接続された周波数切換帯
域除去回路16を有している。そして、インダクタンス
切換回路13、出力整合回路14、周波数切換帯域除去
回路16は、それぞれ内蔵する2つのインピーダンス素
子aとb、cとd、eとfを切り換えることができる。
リント基板上に形成された幅の狭い一定長さの電極から
なるインダクタL1と、インダクタL1の中間とグラン
ドとの間に接続されたインダクタンス切換回路13を有
する。また、出力整合回路14は、トランジスタQ1の
コレクタとグランドとの間に接続されたコンデンサC4
と、トランジスタQ1のコレクタとコンデンサC5との
間に直列に接続された整合切換回路15とコンデンサC
6とを有し、さらに、コンデンサC6とコンデンサC5
との接続部とグランドとの間に接続された周波数切換帯
域除去回路16を有している。そして、インダクタンス
切換回路13、出力整合回路14、周波数切換帯域除去
回路16は、それぞれ内蔵する2つのインピーダンス素
子aとb、cとd、eとfを切り換えることができる。
【0018】さらにここでは、局部発振器OSC1は周
波数f1で発振し、局部発振器OSC2は周波数f2で
発振し、周波数f2は周波数f1の2倍に設定されてい
ると仮定する。
波数f1で発振し、局部発振器OSC2は周波数f2で
発振し、周波数f2は周波数f1の2倍に設定されてい
ると仮定する。
【0019】このように構成された発振器10におい
て、スイッチSW1によって2つの局部発振器OSC
1、OSC2のいずれかを選択すると同時に、出力整合
切換増幅回路11を構成するインダクタンス切換回路1
3、整合切換回路15、周波数切換帯域除去回路16に
おいてもそれぞれ2つのインピーダンス素子のいずれか
を選択する。その結果、インダクタンス切換回路13は
チョーク回路12のインダクタンス値を変更する。整合
切換回路15はトランジスタQ1のコレクタと出力端子
6との間のインピーダンスを変更する。そして、周波数
切換帯域除去回路16は不要な周波数の信号に対するト
ラップ(帯域除去フィルタ)として機能する。これによ
って、周波数f1および周波数f2のそれぞれに応じて
最適な整合回路を実現し、不要な信号の低減を図ること
ができる。
て、スイッチSW1によって2つの局部発振器OSC
1、OSC2のいずれかを選択すると同時に、出力整合
切換増幅回路11を構成するインダクタンス切換回路1
3、整合切換回路15、周波数切換帯域除去回路16に
おいてもそれぞれ2つのインピーダンス素子のいずれか
を選択する。その結果、インダクタンス切換回路13は
チョーク回路12のインダクタンス値を変更する。整合
切換回路15はトランジスタQ1のコレクタと出力端子
6との間のインピーダンスを変更する。そして、周波数
切換帯域除去回路16は不要な周波数の信号に対するト
ラップ(帯域除去フィルタ)として機能する。これによ
って、周波数f1および周波数f2のそれぞれに応じて
最適な整合回路を実現し、不要な信号の低減を図ること
ができる。
【0020】図2に、インダクタンス切換回路13と、
整合切換回路15と、周波数切換帯域除去回路16を具
体的な回路で構成した場合の発振器10を示す。
整合切換回路15と、周波数切換帯域除去回路16を具
体的な回路で構成した場合の発振器10を示す。
【0021】まず、チョーク回路12において、インダ
クタンス切換回路13はインダクタL1の中間とグラン
ドとの間に直列に接続された容量素子であるコンデンサ
C7とダイオードD1、および、コンデンサC7とダイ
オードD1との接続部と第1の切換端子17との間に接
続された抵抗R1で構成されている。ここで、コンデン
サC7は局部発振器OSC2の発振周波数である周波数
f2において十分低いインピーダンスになるような値に
設定されている。
クタンス切換回路13はインダクタL1の中間とグラン
ドとの間に直列に接続された容量素子であるコンデンサ
C7とダイオードD1、および、コンデンサC7とダイ
オードD1との接続部と第1の切換端子17との間に接
続された抵抗R1で構成されている。ここで、コンデン
サC7は局部発振器OSC2の発振周波数である周波数
f2において十分低いインピーダンスになるような値に
設定されている。
【0022】また、整合切換回路15は、トランジスタ
Q1のコレクタとコンデンサC6の間に接続されたダイ
オードD2と、ダイオードD2のアノードと第2の切換
端子18の間に接続された抵抗R2で構成されている。
Q1のコレクタとコンデンサC6の間に接続されたダイ
オードD2と、ダイオードD2のアノードと第2の切換
端子18の間に接続された抵抗R2で構成されている。
【0023】そして、周波数切換帯域除去回路16は、
コンデンサC6とC5の接続部とグランドとの間に直列
に接続されたインダクタンス素子であるインダクタL2
と、容量素子であるコンデンサC8と、ダイオードD3
と、コンデンサC8とダイオードD3の接続部と第1の
切換端子17との間に接続された抵抗R3とで構成され
ている。ここで、コンデンサC8は局部発振器OSC1
の発振周波数である周波数f1において十分低いインピ
ーダンスになるような値に設定されている。
コンデンサC6とC5の接続部とグランドとの間に直列
に接続されたインダクタンス素子であるインダクタL2
と、容量素子であるコンデンサC8と、ダイオードD3
と、コンデンサC8とダイオードD3の接続部と第1の
切換端子17との間に接続された抵抗R3とで構成され
ている。ここで、コンデンサC8は局部発振器OSC1
の発振周波数である周波数f1において十分低いインピ
ーダンスになるような値に設定されている。
【0024】このように構成された発振回路10におい
て、局部発振器OSC1から低い周波数f1を出力する
ようにスイッチSW1を切り換えた場合を考える。この
時、第1の切換端子17には電圧を加えず、第2の切換
端子18には電圧を加える。
て、局部発振器OSC1から低い周波数f1を出力する
ようにスイッチSW1を切り換えた場合を考える。この
時、第1の切換端子17には電圧を加えず、第2の切換
端子18には電圧を加える。
【0025】インダクタンス切換回路13においては、
ダイオードD1に順方向の電圧が加わらないため、ダイ
オードD1は非導通状態となり、微少な内部容量を有す
るコンデンサとして働く。コンデンサC7とダイオード
D1は直列接続されているため、インダクタンス切換回
路13全体が微少な容量のコンデンサ、すなわち高いイ
ンピーダンスの負荷となり、インダクタL1はインダク
タンス切換回路13が接続されていない状態とほぼ等し
くなる。つまり、チョーク回路12はインダクタL1の
みから構成されているのと同じ状態となる。
ダイオードD1に順方向の電圧が加わらないため、ダイ
オードD1は非導通状態となり、微少な内部容量を有す
るコンデンサとして働く。コンデンサC7とダイオード
D1は直列接続されているため、インダクタンス切換回
路13全体が微少な容量のコンデンサ、すなわち高いイ
ンピーダンスの負荷となり、インダクタL1はインダク
タンス切換回路13が接続されていない状態とほぼ等し
くなる。つまり、チョーク回路12はインダクタL1の
みから構成されているのと同じ状態となる。
【0026】一方、整合切換回路15においてはダイオ
ードD2に順方向の電圧が加わり導通状態となるため、
整合切換回路15のインピーダンスはほとんど0にな
る。
ードD2に順方向の電圧が加わり導通状態となるため、
整合切換回路15のインピーダンスはほとんど0にな
る。
【0027】そして、周波数切換帯域除去回路16にお
いては、ダイオードD3に順方向の電圧が加わらないた
め、ダイオードD3は非導通状態となり、微少な内部容
量を有するコンデンサとして働く。その結果、周波数切
換帯域除去回路16は、インダクタL2と、コンデンサ
C8とダイオードD3の直列接続による微少な容量との
直列共振回路となり、共振周波数は高くなる。この周波
数切換帯域除去回路16の共振周波数を周波数f1の2
倍の周波数(周波数f2)に設定しておく。
いては、ダイオードD3に順方向の電圧が加わらないた
め、ダイオードD3は非導通状態となり、微少な内部容
量を有するコンデンサとして働く。その結果、周波数切
換帯域除去回路16は、インダクタL2と、コンデンサ
C8とダイオードD3の直列接続による微少な容量との
直列共振回路となり、共振周波数は高くなる。この周波
数切換帯域除去回路16の共振周波数を周波数f1の2
倍の周波数(周波数f2)に設定しておく。
【0028】この結果、出力整合切換増幅回路11は低
い周波数f1における整合回路として機能する。そして
その2次高調波の信号は周波数切換帯域除去回路16で
低減され出力端子6にはほとんど出力されない。
い周波数f1における整合回路として機能する。そして
その2次高調波の信号は周波数切換帯域除去回路16で
低減され出力端子6にはほとんど出力されない。
【0029】逆に、局部発振器OSC2から高い発振周
波数f2を出力するようにスイッチSW1を切り換えた
場合を考える。この場合は、第1の切換端子17には電
圧を加え、第2の切換端子18には電圧を加えない。
波数f2を出力するようにスイッチSW1を切り換えた
場合を考える。この場合は、第1の切換端子17には電
圧を加え、第2の切換端子18には電圧を加えない。
【0030】インダクタンス切換回路13においては、
ダイオードD1に順方向の電圧が加わるため、ダイオー
ドD1は導通状態となり、インダクタンス切換回路13
全体がコンデンサC7と等価になる。コンデンサC7は
周波数f2で十分に低いインピーダンスになるような値
に設定されているため、インダクタンス切換回路13が
全体として非常に低いインピーダンスで接地された状態
となる。その結果、チョーク回路12においては、イン
ダクタL1がインダクタンス切換回路13の接続された
位置で接地された状態、すなわちインダクタンス値が小
さくなった状態とほぼ等しくなる。
ダイオードD1に順方向の電圧が加わるため、ダイオー
ドD1は導通状態となり、インダクタンス切換回路13
全体がコンデンサC7と等価になる。コンデンサC7は
周波数f2で十分に低いインピーダンスになるような値
に設定されているため、インダクタンス切換回路13が
全体として非常に低いインピーダンスで接地された状態
となる。その結果、チョーク回路12においては、イン
ダクタL1がインダクタンス切換回路13の接続された
位置で接地された状態、すなわちインダクタンス値が小
さくなった状態とほぼ等しくなる。
【0031】一方、整合切換回路15において、ダイオ
ードD2には順方向の電圧が加わらないため非導通状態
となり、ダイオードD2は微少な内部容量を有するコン
デンサとして働く。
ードD2には順方向の電圧が加わらないため非導通状態
となり、ダイオードD2は微少な内部容量を有するコン
デンサとして働く。
【0032】そして、周波数切換帯域除去回路16にお
いて、ダイオードD3には順方向の電圧が加わるため、
ダイオードD3は導通状態となる。その結果、周波数切
換帯域除去回路16はインダクタL2とコンデンサC8
との直列共振回路となり、共振周波数は低くなる。この
周波数切換帯域除去回路16の共振周波数を周波数f2
の半分の周波数(周波数f1)に設定しておく。
いて、ダイオードD3には順方向の電圧が加わるため、
ダイオードD3は導通状態となる。その結果、周波数切
換帯域除去回路16はインダクタL2とコンデンサC8
との直列共振回路となり、共振周波数は低くなる。この
周波数切換帯域除去回路16の共振周波数を周波数f2
の半分の周波数(周波数f1)に設定しておく。
【0033】この結果、出力整合切換増幅回路11は高
い周波数である周波数f2における整合回路として機能
する。
い周波数である周波数f2における整合回路として機能
する。
【0034】なお、周波数f1と周波数f2をスイッチ
によって切り換える場合で、周波数f2を出力する場合
は、周波数切換帯域除去回路16はなんの働きもしない
が、たとえば1つの局部発振器で基本波である周波数f
1と2次高調波である周波数f2を同時に出力するよう
な回路の場合には、周波数f2を出力するときに不要な
周波数f1を周波数切換帯域除去回路16で低減するこ
とができ、不要な周波数f1は出力端子6にはほとんど
出力されない。
によって切り換える場合で、周波数f2を出力する場合
は、周波数切換帯域除去回路16はなんの働きもしない
が、たとえば1つの局部発振器で基本波である周波数f
1と2次高調波である周波数f2を同時に出力するよう
な回路の場合には、周波数f2を出力するときに不要な
周波数f1を周波数切換帯域除去回路16で低減するこ
とができ、不要な周波数f1は出力端子6にはほとんど
出力されない。
【0035】なお、インダクタンス切換回路13、整合
切換回路15、周波数切換帯域除去回路16を構成する
各ダイオードD1、D2、D3の非導通状態における内
部容量が小さすぎて上記の作用効果を得にくい場合に
は、各ダイオードD1、D2、D3に並列に適当な容量
のコンデンサを設けても構わないものである。
切換回路15、周波数切換帯域除去回路16を構成する
各ダイオードD1、D2、D3の非導通状態における内
部容量が小さすぎて上記の作用効果を得にくい場合に
は、各ダイオードD1、D2、D3に並列に適当な容量
のコンデンサを設けても構わないものである。
【0036】図3に、図2の発振器10の出力整合切換
増幅回路11を周波数f1に合わせた時の挿入損失を示
す。図3において、Aはインダクタンス切換回路13と
整合切換回路15のみを有する場合の挿入損失を、Bは
周波数切換帯域除去回路16のみを有する場合の挿入損
失を、Cはインダクタンス切換回路13と整合切換回路
15と周波数切換帯域除去回路16の全てを有する場合
の挿入損失を示す。挿入損失Aに示すように、出力整合
切換増幅回路11の挿入損失が周波数f1でもっとも小
さくなるようにインダクタンス切換回路13と整合切換
回路15が設定されている。また、挿入損失Bに示すよ
うに、出力整合切換増幅回路11の挿入損失が周波数f
2でもっとも大きくなるように周波数切換帯域除去回路
16が設定されている。そのため、その全てを有する場
合は挿入損失Cに示すように、出力整合切換増幅回路1
1の挿入損失が周波数f1で小さく、周波数f2で大き
くなって、必要な信号を通し、不要な信号を低減するよ
うになっている。
増幅回路11を周波数f1に合わせた時の挿入損失を示
す。図3において、Aはインダクタンス切換回路13と
整合切換回路15のみを有する場合の挿入損失を、Bは
周波数切換帯域除去回路16のみを有する場合の挿入損
失を、Cはインダクタンス切換回路13と整合切換回路
15と周波数切換帯域除去回路16の全てを有する場合
の挿入損失を示す。挿入損失Aに示すように、出力整合
切換増幅回路11の挿入損失が周波数f1でもっとも小
さくなるようにインダクタンス切換回路13と整合切換
回路15が設定されている。また、挿入損失Bに示すよ
うに、出力整合切換増幅回路11の挿入損失が周波数f
2でもっとも大きくなるように周波数切換帯域除去回路
16が設定されている。そのため、その全てを有する場
合は挿入損失Cに示すように、出力整合切換増幅回路1
1の挿入損失が周波数f1で小さく、周波数f2で大き
くなって、必要な信号を通し、不要な信号を低減するよ
うになっている。
【0037】また、図4に、同じく図2の発振器10の
出力整合切換増幅回路11を周波数f2に合わせた時の
挿入損失を示す。図4において、Dはインダクタンス切
換回路13と整合切換回路15のみを有する場合の挿入
損失を、Eは周波数切換帯域除去回路16のみを有する
場合の挿入損失を、Fはインダクタンス切換回路13と
整合切換回路15と周波数切換帯域除去回路16の全て
を有する場合の挿入損失を示す。挿入損失Dに示すよう
に、出力整合切換増幅回路11の挿入損失が周波数f2
でもっとも小さくなるようにインダクタンス切換回路1
3と整合切換回路15が設定されている。また、挿入損
失Eに示すように、出力整合切換増幅回路11の挿入損
失が周波数f1でもっとも大きくなるように周波数切換
帯域除去回路16が設定されている。そのため、その全
てを有する場合は挿入損失Fに示すように、出力整合切
換増幅回路11の挿入損失が周波数f1で大きく、周波
数f2で小さくなって、必要な信号を通し、不要な信号
を低減するようになっている。
出力整合切換増幅回路11を周波数f2に合わせた時の
挿入損失を示す。図4において、Dはインダクタンス切
換回路13と整合切換回路15のみを有する場合の挿入
損失を、Eは周波数切換帯域除去回路16のみを有する
場合の挿入損失を、Fはインダクタンス切換回路13と
整合切換回路15と周波数切換帯域除去回路16の全て
を有する場合の挿入損失を示す。挿入損失Dに示すよう
に、出力整合切換増幅回路11の挿入損失が周波数f2
でもっとも小さくなるようにインダクタンス切換回路1
3と整合切換回路15が設定されている。また、挿入損
失Eに示すように、出力整合切換増幅回路11の挿入損
失が周波数f1でもっとも大きくなるように周波数切換
帯域除去回路16が設定されている。そのため、その全
てを有する場合は挿入損失Fに示すように、出力整合切
換増幅回路11の挿入損失が周波数f1で大きく、周波
数f2で小さくなって、必要な信号を通し、不要な信号
を低減するようになっている。
【0038】なお、図3および図4に示した挿入損失を
測定した回路は、特に図示していないが、出力整合切換
増幅回路11以外の要素を一部含んでいるため、インダ
クタンス切換回路13と整合切換回路15のみを有する
場合の挿入損失と、周波数切換帯域除去回路16のみを
有する場合の挿入損失を合成しても、インダクタンス切
換回路13と整合切換回路15と周波数切換帯域除去回
路16の全てを有する場合の挿入損失とは必ずしも完全
には一致しない。
測定した回路は、特に図示していないが、出力整合切換
増幅回路11以外の要素を一部含んでいるため、インダ
クタンス切換回路13と整合切換回路15のみを有する
場合の挿入損失と、周波数切換帯域除去回路16のみを
有する場合の挿入損失を合成しても、インダクタンス切
換回路13と整合切換回路15と周波数切換帯域除去回
路16の全てを有する場合の挿入損失とは必ずしも完全
には一致しない。
【0039】図5および図6に、発振器10の信号源と
して、2つの局部発振器OSC1、OSC2をスイッチ
SW1によって切り換える回路を、1つの局部発振器で
基本波として周波数f1を、2次高調波として周波数f
2を同時に出力する回路に交換した場合の、出力信号の
スペクトルを示す。図5は周波数f1を、図6は周波数
f2をそれぞれ出力するように出力整合切換増幅回路1
1を制御した場合のスペクトルである。図5において
は、2次高調波である周波数f2が大きく低減されて基
本波である周波数f1が主となり、図6においては、基
本波である周波数f1が大きく低減されて2次高調波で
ある周波数f2が主となっている。これより、出力整合
切換増幅回路11が有効に機能していることが分かる。
して、2つの局部発振器OSC1、OSC2をスイッチ
SW1によって切り換える回路を、1つの局部発振器で
基本波として周波数f1を、2次高調波として周波数f
2を同時に出力する回路に交換した場合の、出力信号の
スペクトルを示す。図5は周波数f1を、図6は周波数
f2をそれぞれ出力するように出力整合切換増幅回路1
1を制御した場合のスペクトルである。図5において
は、2次高調波である周波数f2が大きく低減されて基
本波である周波数f1が主となり、図6においては、基
本波である周波数f1が大きく低減されて2次高調波で
ある周波数f2が主となっている。これより、出力整合
切換増幅回路11が有効に機能していることが分かる。
【0040】以上のように、本発明の出力整合切換増幅
回路においては、複数の周波数の信号を切り換えて扱う
際に、各周波数において最適な整合回路を実現し、不要
な信号の低減を図ることができる。
回路においては、複数の周波数の信号を切り換えて扱う
際に、各周波数において最適な整合回路を実現し、不要
な信号の低減を図ることができる。
【0041】また、本発明の電子装置においては、上記
の出力整合切換増幅回路を用いることによって不要な信
号が出力しないため、外部にフィルタが不要になるなど
外部回路を簡略化することができ、電子装置を用いたシ
ステム全体としてコストダウンを図ることができる。
の出力整合切換増幅回路を用いることによって不要な信
号が出力しないため、外部にフィルタが不要になるなど
外部回路を簡略化することができ、電子装置を用いたシ
ステム全体としてコストダウンを図ることができる。
【0042】なお、上記の実施例においては、能動素子
としてトランジスタを用いたが、FETや真空管などの
他の能動素子を用いても構わないものである。また、チ
ョーク回路12を構成するインダクタL1を、たとえば
プリント基板上に形成された幅の狭い一定長さの電極に
より構成したが、インダクタの構成はこれに限るもので
はなく、中間タップを有するコイルや、2つ以上のチッ
プインダクタを直列に接続して、その接続部に端子を設
けたものなど、インダクタンス素子として機能するもの
であればどのようなものでも構わないものである。
としてトランジスタを用いたが、FETや真空管などの
他の能動素子を用いても構わないものである。また、チ
ョーク回路12を構成するインダクタL1を、たとえば
プリント基板上に形成された幅の狭い一定長さの電極に
より構成したが、インダクタの構成はこれに限るもので
はなく、中間タップを有するコイルや、2つ以上のチッ
プインダクタを直列に接続して、その接続部に端子を設
けたものなど、インダクタンス素子として機能するもの
であればどのようなものでも構わないものである。
【0043】なお、上記の実施例においては、2つの周
波数を切り換える場合について説明したが、切り換える
周波数の数は2つに限るものではなく、3つ以上の周波
数を切り換える場合でも、インダクタンス切換回路や整
合切換回路や周波数切換帯域除去回路を複数設ける等し
て対応することができる。
波数を切り換える場合について説明したが、切り換える
周波数の数は2つに限るものではなく、3つ以上の周波
数を切り換える場合でも、インダクタンス切換回路や整
合切換回路や周波数切換帯域除去回路を複数設ける等し
て対応することができる。
【0044】また、上記の実施例においては電子装置と
して発振器を示したが、これは単なる発振器に限るもの
ではなく、電圧制御発振器でも構わない。さらには、発
振器以外のものでも、2つ以上の異なる周波数、あるい
は異なる周波数帯域の信号を切り換えて扱うものであれ
ば、どのような電子装置にも応用可能である。
して発振器を示したが、これは単なる発振器に限るもの
ではなく、電圧制御発振器でも構わない。さらには、発
振器以外のものでも、2つ以上の異なる周波数、あるい
は異なる周波数帯域の信号を切り換えて扱うものであれ
ば、どのような電子装置にも応用可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明の出力整合切換増幅回路によれ
ば、能動素子と電源との間のチョーク回路にインダクタ
ンス切換回路を設け、能動素子の出力に接続した出力整
合回路に整合切換回路と周波数切換帯域除去回路を設け
ることによって、複数の周波数の信号を切り換えて扱う
際に、各周波数において最適な整合回路を実現し、不要
な信号の低減を図ることができる。
ば、能動素子と電源との間のチョーク回路にインダクタ
ンス切換回路を設け、能動素子の出力に接続した出力整
合回路に整合切換回路と周波数切換帯域除去回路を設け
ることによって、複数の周波数の信号を切り換えて扱う
際に、各周波数において最適な整合回路を実現し、不要
な信号の低減を図ることができる。
【0046】また、本発明の電子装置によれば、本発明
の出力整合切換増幅回路を用いることによって、外部回
路を簡略化することができ、電子装置を用いたシステム
全体としてコストダウンを図ることができる。
の出力整合切換増幅回路を用いることによって、外部回
路を簡略化することができ、電子装置を用いたシステム
全体としてコストダウンを図ることができる。
【図1】本発明の出力整合切換増幅回路を用いた電子装
置の一実施例を示す回路図である。
置の一実施例を示す回路図である。
【図2】図1の出力整合切換増幅回路の具体的な構成を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図3】図1の電子装置の出力整合切換増幅回路を周波
数f1に合わせた場合の挿入損失を示すグラフである。
数f1に合わせた場合の挿入損失を示すグラフである。
【図4】図1の電子装置の出力整合切換増幅回路を周波
数f2に合わせた場合の挿入損失を示すグラフである。
数f2に合わせた場合の挿入損失を示すグラフである。
【図5】図1の電子装置で基本波の周波数を出力する場
合のスペクトルを示すグラフである。
合のスペクトルを示すグラフである。
【図6】図1の電子装置で2次高調波の周波数を出力す
る場合のスペクトルを示すグラフである。
る場合のスペクトルを示すグラフである。
【図7】従来の電子装置を示す回路図である。
5…電源端子 6…出力端子 10…発振器 11…出力整合切換増幅回路 12…チョーク回路 13…インダクタンス切換回路 14…出力整合回路 15…整合切換回路 16…周波数切換帯域除去回路 17…第1の切換端子 18…第2の切換端子 OSC1、OSC2…局部発振器 SW1…スイッチ Q1…トランジスタ L1、L2…インダクタ C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8…コ
ンデンサ R1、R2、R3…抵抗 D1、D2、D3…ダイオード a、b、c、d、e、f…インピーダンス素子
ンデンサ R1、R2、R3…抵抗 D1、D2、D3…ダイオード a、b、c、d、e、f…インピーダンス素子
Claims (5)
- 【請求項1】 能動素子と、該能動素子と電源との間に
接続されたチョーク回路と、前記能動素子の出力に接続
された出力整合回路を有し、前記チョーク回路はインダ
クタンス素子とインダクタンス切換回路とを有し、前記
出力整合回路は整合切換回路と周波数切換帯域除去回路
とを有することを特徴とする出力整合切換増幅回路。 - 【請求項2】 前記インダクタンス切換回路は、容量素
子とダイオードを直列に接続してなり、その一端を前記
インダクタンス素子の中間に接続し、他端をグランドに
接続するとともに、前記容量素子と前記ダイオードとの
接続部を第1の切換端子に接続したことを特徴とする、
請求項1に記載の出力整合切換増幅回路。 - 【請求項3】 前記整合切換回路をダイオードで構成
し、該ダイオードを前記出力整合回路に直列に接続する
とともに、前記ダイオードのいずれかの端子を第2の切
換端子に接続したことを特徴とする、請求項1または2
に記載の出力整合切換増幅回路。 - 【請求項4】 前記周波数切換帯域除去回路は、インダ
クタンス素子と容量素子とダイオードを直列に接続して
なり、その一端を前記出力整合回路に接続し、他端をグ
ランドに接続するとともに、前記容量素子と前記ダイオ
ードの接続部を前記第1の切換端子に接続したことを特
徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の出力整
合切換増幅回路。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の出
力整合切換増幅回路を用いたことを特徴とする電子装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13993298A JPH11330991A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 出力整合切換増幅回路およびそれを用いた電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13993298A JPH11330991A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 出力整合切換増幅回路およびそれを用いた電子装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11330991A true JPH11330991A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15257035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13993298A Pending JPH11330991A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 出力整合切換増幅回路およびそれを用いた電子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11330991A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1134888A2 (en) * | 2000-02-21 | 2001-09-19 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Voltage-controlled oscillator and communication apparatus using same |
WO2006006244A1 (ja) * | 2004-07-14 | 2006-01-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 高出力増幅器 |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP13993298A patent/JPH11330991A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1134888A2 (en) * | 2000-02-21 | 2001-09-19 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Voltage-controlled oscillator and communication apparatus using same |
EP1134888A3 (en) * | 2000-02-21 | 2002-05-29 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Voltage-controlled oscillator and communication apparatus using same |
WO2006006244A1 (ja) * | 2004-07-14 | 2006-01-19 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 高出力増幅器 |
JPWO2006006244A1 (ja) * | 2004-07-14 | 2008-04-24 | 三菱電機株式会社 | 高出力増幅器 |
US7501897B2 (en) | 2004-07-14 | 2009-03-10 | Mitsubishi Electric Corporation | High-power amplifier |
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