JPH11330897A - 厚みすべりを用いた圧電振動子とこれを用いた圧電部品 - Google Patents

厚みすべりを用いた圧電振動子とこれを用いた圧電部品

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JPH11330897A
JPH11330897A JP22393098A JP22393098A JPH11330897A JP H11330897 A JPH11330897 A JP H11330897A JP 22393098 A JP22393098 A JP 22393098A JP 22393098 A JP22393098 A JP 22393098A JP H11330897 A JPH11330897 A JP H11330897A
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JP
Japan
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piezoelectric
thickness
electrode
ceramic plate
piezoelectric vibrator
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JP22393098A
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English (en)
Inventor
Yusuke Adachi
祐介 足立
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプリアスの発生を抑制することのできるエ
ネルギー閉じ込め型の厚みすべりを用いた圧電振動子を
提供することを目的とする。 【解決手段】 板状の圧電セラミック板1と、この圧電
セラミック板1の両面に対向するようにかつ幅方向の端
部に非接触の状態で設けた振動電極2a,2bと、この
振動電極2a,2bに電気的に接続する圧電セラミック
板1上に設けた引出電極3a,3bとを備え、圧電セラ
ミック板1の厚みを2×h1、圧電セラミック板1の密
度をρ1、振動電極2a,2bの厚みをh2、振動電極
2a,2bの密度をρ2としたとき、(h2×ρ2)/
h1×ρ1≧0.03を満たす厚みすべりを用いた圧電
振動子である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電セラミック板を
用いたエネルギー閉じ込め型の厚みすべりを用いた圧電
振動子とこれを用いた圧電部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエネルギー閉じ込め型の厚みすべ
りモードの圧電振動子は、図5に示すように圧電セラミ
ック板100の上、下面にそれぞれ一端側に至るように
振動電極101を設けたものであった。また、分極方向
Pを矢印で示す。
【0003】また、この厚みすべりを用いた圧電振動子
を基板に実装するときは、両端部を基板上に固定したも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この構成によると、振
動電極101が圧電セラミック板100の幅方向の端部
に至るまで形成されているため、切断時に厚みすべりを
用いた圧電振動子にカケが発生した場合、スプリアスが
発生しやすいという問題点を有していた。
【0005】そこで本発明は、スプリアスの発生を抑制
することのできるエネルギー閉じ込め型の厚みすべりを
用いた圧電振動子を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の厚みすべりを用いた圧電振動子は、板状の圧
電セラミック板と、この圧電セラミック板の両面に対向
するようにかつ幅方向の端部に非接触の状態で設けた振
動電極と、この振動電極に電気的に接続する前記圧電セ
ラミック板上に設けた引出電極とを備え、前記圧電セラ
ミック板の厚みを2×h1、前記圧電セラミック板の密
度をρ1、前記振動電極の厚みをh2、前記振動電極の
密度をρ2としたとき、(h2×ρ2)/(h1×ρ
1)≧0.03を満たすものであり、振動エネルギーが
圧電セラミック板の幅方向の端部に至らないので、圧電
セラミック板の端部にたとえカケなどがあったとして
も、上記目的を達成することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、板状の圧電セラミック板と、この圧電セラミック板
の両面に対向するようにかつ幅方向の端部に非接触の状
態で設けた振動電極と、この振動電極に電気的に接続す
る前記圧電セラミック板上に設けた引出電極とを備え、
前記圧電セラミック板の厚みを2×h1、前記圧電セラ
ミック板の密度をρ1、前記振動電極の厚みをh2、前
記振動電極の密度をρ2としたとき、(h2×ρ2)/
(h1×ρ1)≧0.03を満たす厚みすべりを用いた
圧電振動子であり、振動エネルギーが圧電セラミック板
の幅方向の端部に至らないので、圧電セラミック板の端
部にたとえカケなどがあったとしても、不要なスプリア
スを防止することができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、振動電極の形状
を円形とした場合、前記振動電極の直径2×rと圧電セ
ラミック板の厚み2×h1との関係が、3<r/h<8
を満たす請求項1に記載の厚みすべりを用いた圧電振動
子であり、インピーダンス波形のダイナミックレンジが
十分に大きく、振動の高次モードの発生しないものであ
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、振動電極の分極
方向の長さを分極方向に垂直な方向の長さより短くした
請求項1に記載の厚みすべりを用いた圧電振動子であ
り、振動の閉じ込め性が均一になる。
【0010】請求項4に記載の発明は、引出電極の厚み
を振動電極の厚みより薄くした請求項1に記載の圧電振
動子であり、振動の閉じ込め性が向上する。
【0011】請求項5に記載の発明は、振動電極上に絶
縁物を設けた請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載
の厚みすべりを用いた圧電振動子、安価に振動の閉じ込
め性を向上させることができたものである。
【0012】請求項6に記載の発明は、引出電極を圧電
セラミック板の分極方向に設けた請求項1〜請求項5の
いずれか一つに記載の厚みすべりを用いた圧電振動子で
あり、不要振動を防止することができる。
【0013】請求項7に記載の発明は、圧電セラミック
板の表面に少なくとも一つの吸音材を設けた請求項1〜
請求項6のいずれか一つに記載の厚みすべりを用いた圧
電振動子であり、不要振動を防止することができる。
【0014】請求項8に記載の発明は、圧電振動子の分
極方向の長さをL、前記分極方向と垂直方向の長さをW
としたとき、0.8≦W/L≦0.4とした請求項1〜
請求項7のいずれか一つに記載の厚みすべりを用いた圧
電振動子であり、振動を阻害せずに小型化可能なもので
ある。
【0015】請求項9に記載の発明は、基板上に全外周
部を固定した請求項1〜請求項8のいずれか一つに記載
の厚みすべりを用いた圧電振動子とを備えた圧電部品で
あり、振動を阻害せずに小型化可能なものである。
【0016】請求項10に記載の発明は、分極方向の空
間を、分極方向と垂直方向の空間より広くなるようにし
た請求項9に記載の圧電部品であり、振動を阻害せずに
小型化可能なものである。
【0017】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1(a)は、本実施の形態における
エネルギー閉じ込め型の厚みすべりを用いた圧電振動子
の斜視図、図1(b)は同断面図である。1は圧電セラ
ミック板、2a,2bは圧電セラミック板1の上下面に
設けた振動電極、3a,3bは振動電極2a,2bに接
続した引出電極、4a,4bは引出電極3a,3bに接
続するとともに圧電セラミック板1の端面に設けた端面
電極、5a,5bは振動電極2a,2b上に設けた質量
負荷である。また、分極方向Pを矢印で示す。
【0018】まず、チタン酸ジルコン酸鉛系あるいはチ
タン酸鉛系の圧電ブロックの両主面全体に分極用電極を
形成して分極を行う。この圧電ブロックの密度は7.8
g/cm3である。次にこの圧電ブロックを切断して、両
端面に分極用電極がくるように圧電ウエハを作製する。
次いでこの圧電ウエハの厚みを90μmになるように研
磨する。その後この圧電ウエハの上面にクロム(7.2
0g/cm3)を用いて蒸着、スパッタなどにより0.0
5μmの厚みの振動電極2aと引出電極3aを形成す
る。次に銅(8.93g/cm3)を用いてクロム上に蒸
着、スパッタなどにより0.05μmの厚みに振動電極
2aと引出電極3aを形成する。その後、銀(10.5
g/cm3)を用いて銅の上に1.4μmの厚みに振動電
極2aと引出電極3aを形成する。このようにして三層
構造の厚み1.5μmの振動電極2aを複数形成する。
同様にして振動電極2b、引出電極3bを形成する。こ
こで圧電ウエハの分極用電極は端面電極4a,4bとし
て用い、引出電極3a,3bと接続している。この圧電
ウエハを切断し、図1に示す厚みすべりを用いた圧電振
動子を得た。
【0019】また、図2(a)は図1に示す厚みすべり
を用いた圧電振動子を用いた発振子の分解斜視図、図2
(b)は同断面図である。まずアルミナ基板10の表面
に設けた一対の基板電極11a,11b上に、導電性接
着剤12a,12bを塗布し、この上に図1に示す厚み
すべりを用いた圧電振動子を固定し、厚みすべりを用い
た圧電振動子と基板電極11a,11bとを電気的に接
続する。次に厚みすべりを用いた圧電振動子を覆うよう
にキャップ13をアルミナ基板10上に被せて、その周
囲を封止樹脂14で封止固定して発振子を得た。
【0020】(実施の形態2)図3(a)は、図1に示
す厚みすべりを用いた圧電振動子を用いた発振子の分解
斜視図、図3(b)は同断面図である。
【0021】まず、基板電極21a,21bを形成した
アルミナ基板20上に、中央部に空間23を形成したエ
ポキシ樹脂シート22を積層し、空間23に図1に示す
厚みすべりを用いた圧電振動子の振動部が配置されるよ
うに厚みすべりを用いた圧電振動子を積層する。さらに
中央部に空間25を形成したエポキシ樹脂シート24を
同じく厚みすべりを用いた圧電振動子の振動部が空間2
5に配置されるように積層したものの上に、基板電極2
7a,27bを形成したアルミナ基板26を積層し、端
面電極28aにより、基板電極21a、引出電極3a、
基板電極27aの導通を、端面電極28bにより、基板
電極21b、引出電極3b、基板電極27bの導通を取
ることで発振子を得た。
【0022】以下、本発明のポイントとなる点について
記載する。 (1)上記実施の形態では、圧電セラミック板1の厚み
が90μm、密度が7.80g/cm3、振動電極2a,
2bの厚みがクロム0.05μm、銅0.05μm、銀
1.40μm、密度がクロム7.20g/cm3、銅8.
93g/cm3、銀10.50g/cm3の場合、つまり(h
2×ρ2)/(h1×ρ1)=0.0442の値の時の
みを説明したが、圧電セラミック板1の厚みを2×h
1、密度をρ1、振動電極2a,2bの厚みをh2、密
度をρ2としたとき、(h2×ρ2)/(h1×ρ1)
≧0.03を満たす厚みすべりを用いた圧電振動子であ
れば、圧電セラミック板1の幅方向にも振動を閉じ込め
ることができるので、図4に示すように共振周波数と反
共振周波数との間にスプリアスが発生しない。しかしな
がら、単に図5に示す圧電振動子の電極の平面形状を図
1に示す様に圧電セラミック板の幅方向の端部に非接触
の状態にしたとしても、板100の幅方向には振動は閉
じ込めることができないので、図6に示すように共振周
波数と反共振周波数との間にスプリアスが発生し、良好
な発振子を得ることができない。
【0023】(2)振動電極2a,2bの形状を円形と
した場合、前記振動電極2a,2bの直径2rと圧電セ
ラミック板1の厚み2×h1との関係が、r/h<3の
場合には、圧電セラミック板1はインピーダンス波形に
おいて十分なダイナミックレンジが得られず発振子とし
て不適切であり、またr/h>8の場合には、インピー
ダンス波形において、不要振動が誘起されやすくなるの
で、3<r/h<8を満たす圧電セラミック板1を用い
ることが、インピーダンス波形においてダイナミックレ
ンジが十分に大きく、不要振動が誘起されない発振子を
得るためにも好ましい。
【0024】(3)また、エネルギー閉じ込め形の厚み
すべりを用いた圧電振動子において、閉じ込め性には異
方性があるので、振動電極2a,2bはその面積が決定
された場合、真円形状よりも、圧電振動子の分極方向よ
り分極方向と垂直方向の方が長い形状にすることによ
り、圧電振動子を小さくすること即ち圧電部品を小さく
また低コストで提供できる。
【0025】(4)さらに、引出電極3a,3b近傍の
閉じ込め性が悪く、振動が減衰するのに長い距離を要し
ている。これは、引出電極3a,3bの質量負荷による
共振周波数低下が閉じ込め性を悪化させているからであ
る。従って、引出電極3a,3bの厚みは、振動電極2
a,2bの厚みより薄くすることにより、引出電極3
a,3bの質量負荷による共振周波数の低下を減少さ
せ、閉じ込め性が向上でき、より小形の圧電振動子を提
供できる。
【0026】(5)上記実施の形態においては、振動電
極2a,2bの厚みと導通性を確保するために振動電極
2a,2bを三層構造とし、それぞれの層をスパッタ、
蒸着等で形成している。しかしながらこの振動電極2
a,2bを形成するために、長時間かかる上に、高価な
貴金属を用いる必要がある。そこで、例えば振動電極2
a,2bを薄くし、振動電極2a,2b上に絶縁層を設
けて、(h2×ρ2)=(振動電極2a,2bの厚み×
密度+絶縁層の厚み×密度)が(h2×ρ2)/(h1
×ρ1)≧0.03を満たすようにすることにより、同
様の効果が得られる。絶縁層は例えばアクリル、エポキ
シ等の樹脂をスクリーン印刷等の厚膜形成技術を用い
て、請求項1の条件よりも薄い振動電極2a,2b上に
形成することで、上記実施の形態のようにスパッタ、蒸
着等で長時間、高価な貴金属を用いて振動電極2a,2
bを形成するよりも安価に圧電振動子を得ることができ
る。また、このときの絶縁層の厚みは、厚みすべりの振
動を抑制されないように絶縁層の膜厚は圧電セラミック
板1の厚みの半分以下、好ましくはおよそ100μm以
下にすることが望ましい。
【0027】(6)厚みすべりを用いた圧電振動子にお
いては、一般に分極方向よりも、分極方向に対して垂直
方向の方が閉じ込め性が優れている。しかしながら引出
電極3a,3bの形成による閉じ込め性への影響は分極
方向の方が小さい。従って本発明においては、分極方向
に引出電極3a,3bを設けることにより振動の閉じ込
め性への影響を小さくし、不要振動を抑制している。
【0028】(7)本発明の圧電振動子は、分極方向の
長さをL、分極方向と垂直方向の長さをWとしたとき、
0.8≦W/L≦0.4としたものであり、振動を阻害
することなく小型化可能なものである。
【0029】(8)本発明の圧電セラミック板1におい
て、例えば圧電セラミック板1の所望の厚みすべりが十
分に減衰した圧電セラミック板1の表面の幅方向の端部
に、例えば厚み50μmのエポキシ樹脂部をスクリーン
印刷等で形成することで、その部分に発生する不要振動
を抑制できる。このときの不要振動抑制効果が十分発揮
されるようにエポキシ樹脂部の厚みは、およそ10μm
以上形成することが望ましい。
【0030】(9)実施の形態2に説明したように、圧
電振動子、樹脂シート22,24及びアルミナ基板2
0,26とを積層した積層型の発振子とすることによ
り、発振子の外周は圧電振動子とほぼ同じにすることが
でき、実施の形態1に示すキャップ13内に圧電振動子
を封入した発振子よりも小型化できる。
【0031】(10)また、実施の形態1の発振子にお
いては、アルミナ基板10と圧電振動子間に、また、実
施の形態2の発振子においてはアルミナ基板20,26
を容量を形成した基板に代えることにより、負荷容量を
有する発振子としてもよい。
【0032】(11)実施の形態2において空間25
は、分極方向の空間を分極方向と垂直方向の空間の方よ
り広くすることにより、振動を阻害することなく小型化
可能となる。
【0033】(12)本発明は面実装タイプの発振子だ
けでなく、ラジアルテーピングタイプのものについても
同様の効果が得られるものである。
【0034】(13)また、上記実施の形態においては
圧電部品の一例として発振子について説明したが、厚み
すべりを用いた圧電セラミックフィルタにおいても同様
の効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】以上本発明によると、振動エネルギーが
圧電セラミック板の幅方向の端部に至らないので、圧電
セラミック板の端部にたとえカケなどがあったとして
も、スプリアスの発生を抑制することのできるエネルギ
ー閉じ込め型の厚みすべりを用いた圧電振動子を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における厚みすべ
りを用いた圧電振動子の斜視図 (b)同断面図
【図2】(a)図1に示す圧電振動子を用いた発振子の
分解斜視図 (b)同断面図
【図3】(a)図1に示す圧電振動子を用いた発振子の
分解斜視図 (b)同断面図
【図4】本発明の一実施の形態における圧電振動子のイ
ンピーダンス波形図
【図5】従来の圧電振動子の斜視図
【図6】図5に示す圧電振動子の振動電極を圧電セラミ
ック板の幅方向の端部に非接触の状態にした圧電振動子
のインピーダンス波形図
【符号の説明】
1 圧電セラミック板 2a 振動電極 2b 振動電極 3a 引出電極 3b 引出電極 4a 端面電極 4b 端面電極 5a 質量負荷 5b 質量負荷 10 アルミナ基板 11a 基板電極 11b 基板電極 12a 導電性接着剤 12b 導電性接着剤 13 キャップ 14 封止樹脂 20 アルミナ基板 21a 基板電極 21b 基板電極 22 樹脂シート 23 空間 24 樹脂シート 25 空間 26 アルミナ基板 27a 基板電極 27b 基板電極 28a 端面電極 28b 端面電極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミック板と、この圧電セラミッ
    ク板の両面に対向するようにかつ幅方向の端部に非接触
    の状態で設けた振動電極と、この振動電極に電気的に接
    続する前記圧電セラミック板上に設けた引出電極とを備
    え、前記圧電セラミック板の厚みを2×h1、前記圧電
    セラミック板の密度をρ1、前記振動電極の厚みをh
    2、前記振動電極の密度をρ2としたとき、(h2×ρ
    2)/(h1×ρ1)≧0.03を満たす厚みすべりを
    用いた圧電振動子。
  2. 【請求項2】 振動電極の形状を円形とした場合、前記
    振動電極の直径2rと圧電セラミック板の厚み2h1と
    の関係が、3<r/h<8を満たす請求項1に記載の厚
    みすべりを用いた圧電振動子。
  3. 【請求項3】 振動電極の長さは、分極方向よりも分極
    方向に垂直な方向を長くした請求項1に記載の厚みすべ
    りを用いた圧電振動子。
  4. 【請求項4】 引出電極の厚みは、振動電極の厚みより
    薄くした請求項1記載の厚みすべりを用いた圧電振動
    子。
  5. 【請求項5】 振動電極上に絶縁物を設けた請求項1〜
    請求項4のいずれか一つに記載の厚みすべりを用いた圧
    電振動子。
  6. 【請求項6】 引出電極は圧電セラミック板の分極方向
    に設けた請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の厚
    みすべりを用いた圧電振動子。
  7. 【請求項7】 圧電セラミック板の表面に少なくとも一
    つの吸音材を設けた請求項1〜請求項6のいずれか一つ
    に記載の厚みすべりを用いた圧電振動子。
  8. 【請求項8】 圧電振動子の分極方向の長さをL、前記
    分極方向と垂直方向の長さをWとしたとき、0.8≦W
    /L≦0.4とした請求項1〜請求項7のいずれか一つ
    に記載の厚みすべりを用いた圧電振動子。
  9. 【請求項9】 基板上に全外周部を固定した請求項1〜
    請求項8のいずれか一つに記載の厚みすべりを用いた圧
    電振動子とを備えた圧電部品。
  10. 【請求項10】 分極方向の空間を、分極方向と垂直方
    向の空間の方より広くなるようにした請求項9に記載の
    圧電部品。
JP22393098A 1998-03-10 1998-08-07 厚みすべりを用いた圧電振動子とこれを用いた圧電部品 Pending JPH11330897A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008090758A1 (ja) * 2007-01-24 2008-07-31 Murata Manufacturing Co., Ltd. 共振アクチュエータ
JP2009094829A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Murata Mfg Co Ltd 圧電振動装置、発振回路及び電子装置

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