JPH11330715A

JPH11330715A - 電子機器

Info

Publication number: JPH11330715A
Application number: JP11074386A
Authority: JP
Inventors: Kenneth P Dobyns; ケネス・ピー・ドビンズ
Original assignee: Tektronix Inc
Current assignee: Tektronix Inc
Priority date: 1998-03-31
Filing date: 1999-03-18
Publication date: 1999-11-30
Also published as: US6178359B1; DE69933964D1; EP0947836A2; EP0947836B1; CN1238457A; DE69933964T2; EP0947836A3

Abstract

(57)【要約】【課題】モジュール２２の有無や、どの様なモジュー
ルが電子機器１０取り付けれてるかを簡単且つ容易に判
断できるようにする。【解決手段】電子機器用ハウジング１２にモジュール
用チャンバ２０を設け、このチャンバにつながったアク
セス用開口１６をハウジング１２の側部に設け、チャン
バにつながる窓２４をハウジングのフロント・パネルに
設ける。開口１６からモジュール２２をチャンバ２０に
挿入し、窓２４を介して、チャンバ２０内を視覚的に確
認できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電子機器に
関し、特に、オプションで、取り外し可能なアクセサリ
用のソフトウェア又はハードウェアのモジュールを有す
る電子機器に関する。

【０００２】

【従来の技術】計算用、試験用及び測定用の電子機器
は、しばしば小型アクセサリを用いて、付加的な機能を
追加している。かかる機能は、コスト的な面から標準の
電子機器に設けるのは好ましくないが、特定の電子機器
ユーザにとっては必要な場合がある。これら機能を実現
するモジュールは、典型的には、オプションとして販売
されているので、コストが追加される。ユーザは、標準
の電子機器を購入後に、必要が生じた際に、このモジュ
ールを購入し、標準の電子機器に追加できる。さらに、
かかるモジュールは交換できるので、必要に応じて、あ
る特定機能を実現するモジュールを取り外して、異なる
機能の別のモジュールと交換できる。

【０００３】アクセサリ・モジュールは、データ又はプ
ログラムを蓄積したものでもよいし、ハードウェア又は
電子回路を含んだものでもよい。典型的には、かかるモ
ジュールは、電子機器の背面又は側面内に設けられた区
切り（コンパートメント）に挿入されるので、電子機器
のフロント・パネルの限られた領域を無駄にすることな
く、このフロント・パネルを、通常使用の際にアクセス
する必要のあるインタフェース装置、スイッチ、表示器
及びその他の素子に使用できる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】通常は見ることができ
ないようにモジュールが位置決めされていても、モジュ
ールをたまにしか取り付けたり取り外したりしないユー
ザにとってはさほど不便ではない。しかし、ユーザは、
モジュールが取り付けられいるか、どのモジュールが取
り付けられているかを容易には判断できない。ある電子
機器では、この電子機器を操作し適切な質問（スイッチ
などを介しての質問）を行ったユーザに、モジュールの
存在情報を与える。しかし、これは、ある環境下では、
不便であり、実際的ではない。例えば、多くの類似した
電子機器を在庫している大組織の場合、これら電子機器
の倉庫の管理者や、借りようとする電子機器を探してい
るユーザは、非常に多くの類似した電子機器のどれが、
必要としている特定の機能を有するモジュールを具えて
いるかを判断する必要がある。各電子機器の電源を入れ
て質問を行うことは、実際的ではないし、また、外部に
ラベルを貼ることは、美的に問題があり、時代遅れであ
り、不便である。

【０００５】したがって、本発明は、モジュールの有無
や、どの様なモジュールが取り付けれてるかを簡単且つ
容易にユーザが判断できると共に、かかる判断のために
美観を損なうことのない電子機器を提供するものであ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
従来技術の制限を克服するために、電子機器のハウジン
グがモジュール用チャンバ（モジュール収容部）を有す
る。電子機器用モジュールは、チャンバ内に取り外し可
能に保持される。このモジュールは、その選択された表
面上に、文字や識別色などによる表示（しるし）を有す
る。ハウジングは、チャンバに繋がる窓用開口を有する
ので、この窓を介してモジュールの表示を見ることがで
き、たとえ電子機器の電源がオフであっても、モジュー
ルの存在やその種別を確認できる。モジュールは、チャ
ンバ内で、電子機器の電気的コンタクト（接点）と接触
する電子回路を含むことができる。

【０００７】

【発明の実施の形態】図１は、本発明による電子機器１
０の好適実施例の斜視図であり、この電子機器１０は、
例えば、ポータブル・デジタル・オシロスコープであ
り、電子回路を収容したプラスチックのハウジング１２
を具えている。このハウジング１２のフロント・パネル
（外面）１４には、表示器、制御器、コネクタ及びその
他の機能が設けられており、また、この電子機器の通常
動作期間中にユーザが観察したり使用するのに必要な印
刷された表示も設けられている。

【０００８】電子機器ハウジング１２には、このハウジ
ングの側面（外面）１８内にアクセス用開口１６が設け
られており、アクセサリ用チャンバ２０につながってい
る。チャンバ２０は、オプションとしての取り外し可能
な電子アクセサリ・モジュール２２を受ける。１対の窓
（ウインドウ）用開口２４をフロント・パネル１４でチ
ャンバ２０に一致する位置に設け、ユーザが、チャンバ
２０の内容を見ることができるようにしている。

【０００９】図２は、図１の拡大斜視図である。この図
２に示すように、アクセス用開口１６にドア２６を取り
付け、このドア２６は、図示の如き開いた位置と、図３
及び図５に示す如き閉じた位置との間で回動する。な
お、ドア２６は、閉じた状態で、ハウジング１２の表面
と同一平面になる。また、図３は、図１の拡大正面図で
あり、図４は、図３の線４−４に沿った断面図であり、
図５は、図３の線５−５に沿った断面図である。電子モ
ジュール２２は、長い矩形本体を有し、電子機器１０の
回路に既に組み込まれたソフトウェア又はハードウェア
の機能を有効にできる作用を有する。この代わりに、モ
ジュール２２は、ソフトウェア・コード、データ群、又
はハードウェア機能を含んだものであってもよい。各々
のモジュールは、電気コンタクト（後述する）と接続す
る半導体チップを含むと共に、その正面に識別ラベルを
具えていている。このモジュールのラベル又は表面は、
モジュール識別又は機能をユーザに知らせる表示３０を
含んでいる。この表示３０は、文字、数字、シンボル、
イラスト、模様、パターン、色、形などでもよく、ま
た、モジュール２２の表面にモールドされても、ラベル
上に設けられてもよい。

【００１０】図３に示すように、モジュール２２がチャ
ンバ２０に完全に挿入されると、このモジュールは２２
は、ハウジング１２内に完全に収まる。表示３０は、窓
２４を介して完全に見ることができ、ドア２６が閉じ
て、ハウジング１２の表面が平らになる。ドア２６の正
面の縁によりフロント・パネル１４からドア２６をアク
セス可能である。このドア２６の正面の縁を除いて、ア
クセス開口１６の大部分がフロント・パネル１４から離
れた位置にあり、フロント・パネル１４のスペースを節
約できる。すなわち、アクセス開口１６のためにフロン
ト・パネル１４のスペースを無駄にしない。

【００１１】図４は、チャンバ２０内の構成を示す断面
図である。プリント回路基板３２は、フロント・パネル
１４と平行になっており、フロント・パネル・スイッチ
や表示用部品などの他の電子機器回路と電気的に接続さ
れている。なお、これらスイッチや表示用部品などは、
その回路基板に支持されている。１対の透明プラスチッ
クのモジュール案内要素３４、３６は、チャンバ２０内
の回路基板の各面に位置決めされている。これら案内要
素３４、３６の各々は、１対の平行なスロット（細長い
穴）４０となり、その大きさは、モジュール２２をぴっ
たりと受けることができる大きさである。これらスロッ
ト４０は、開口１６に最も近い端部が開いており、ま
た、他端が閉じており、モジュール２２を挿入する際に
所望位置に制限する。正面案内要素３４は、透明パネル
４２であり、この透明パネルを介して、挿入済みのモジ
ュール２２を見ることができると共に、埃が入るのを防
ぐ。また、モジュール２２が挿入されていないとき、透
明パネル４２は、ユーザが電子機器内の電子部品に不要
に接触しないようにもする。この点は、製品の安全上も
必要である。背面案内板３６によるスロットは、窓２４
を介して見ることはできないが、通常はユーザが必要と
しない機能の予備のモジュールを収容できる。

【００１２】モジュール２２と回路基板との電気的なイ
ンタフェースを図４及び図５に示す。プリント回路基板
３２は、各モジュール・スロット４０の各端部に、１組
の導電領域（ランド）４４（図２にも示す）を具えてい
る。これら導電領域４４は、電気的コンタクトであり、
モジュール２２のスプリング・コンタクト４６の各々と
一致するので、モジュール２２がスロット４０内に収容
されると、コンタクト４６が圧縮されて、モジュール２
２が回路基板に接続される。スロット４０の厚さは、モ
ジュール２２の厚さ（力が加えられない状態でのスプリ
ング・コンタクト４６の厚さも含む）よりもわずかに薄
い（小さい）ので、モジュール２２を挿入により、スプ
リング・コンタクト４６が圧縮される。これら案内によ
り、回路基板がスプリング・コンタクトの力に確実に対
抗できる。

【００１３】本発明の好適実施例を説明したが、本発明
はかかる実施例に限定されるものではない。例えば、窓
は、フロント・パネル以外の他のパネル、例えば、扱い
が容易な頂部パネルなどに設けて、モジュールを識別し
てもよい。また、モジュールは、モジュールに可能な最
小な大きさでなく、主要機能を達成するより大きな部品
を含むものであってもよい。

【００１４】

【発明の効果】上述の如く本発明によれば、モジュール
の有無や、どの様なモジュールが電子機器取り付けれて
るかを簡単且つ容易にユーザが判断できると共に、かか
る判断のために美観を損なうこともない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の電子機器の好適実施例の斜視図であ
る。

【図２】図１の拡大斜視図である。

【図３】図１の拡大正面図である。

【図４】図３の線４−４に沿った断面図である。

【図５】図３の線５−５に沿った断面図である。

【符号の説明】

１０電子機器１２電子機器用ハウジング１４フロント・パネル（外面）１６アクセス開口１８側面（外面）２０チャンバ２２電子モジュール２４窓（ウインドウ）２６ドア３０表示３２回路基板３４、３６モジュール案内要素４０スロット４２透明パネル４４導電領域（電気的コンタクト）４６スプリング・コンタクト

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】外面を有する電子機器用ハウジングを有
し、該ハウジングがモジュール用チャンバを有し、上記ハウジングの外面がアクセス用開口を有し、該アクセス用開口が上記チャンバにつながって、上記ア
クセス用開口を介して上記チャンバにアクセス可能であ
り、上記ハウジングが上記チャンバにつながる窓を有して、
該窓を介して上記チャンバ内を視覚的に確認できること
を特徴とする電子機器。
【請求項２】電子機器用ハウジングと、該ハウジング内に設けられた電子回路とを具え、上記ハウジングがモジュール用チャンバを有し、上記電子回路が上記チャンバ内に複数の電気的コンタク
トを有し、上記ハウジングが上記チャンバにつながる窓を有して、
該窓を介して上記チャンバ内を視覚的に確認できること
を特徴とする電子機器。
【請求項３】外面を有する電子機器用ハウジングを有
し、該ハウジングがモジュール用チャンバを有し、該チャンバ内に電子モジュールを取り外し可能に保持で
き、上記モジュールが所定表面に表示を有し、上記ハウジングが上記チャンバにつながる窓を有して、
該窓を介して上記モジュールの表示を視覚的に確認し
て、上記モジュールの存在及びその内容を識別できるこ
とを特徴とする電子機器。