JPH11330366A - 電子発振器のための改善されたインダクタを生成する方法及び装置 - Google Patents

電子発振器のための改善されたインダクタを生成する方法及び装置

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JPH11330366A
JPH11330366A JP11046597A JP4659799A JPH11330366A JP H11330366 A JPH11330366 A JP H11330366A JP 11046597 A JP11046597 A JP 11046597A JP 4659799 A JP4659799 A JP 4659799A JP H11330366 A JPH11330366 A JP H11330366A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集積回路チップ上で実現可能であり、電子発
振器と共に使用されるように適応化され得る、改善され
たインダクタを生成する方法及び装置を提供することで
ある。 【解決手段】 複合インダクタ400が基板内に形成さ
れ、少なくとも、第1のコイル・インダクタンス及び第
1のコイル抵抗を有する第1のコイル402と、第2の
コイル・インダクタンス及び第2のコイル抵抗を有する
第2のコイル404とを有する。第1のコイル402及
び第2のコイル404は、第1のコイル402内の電流
が第2のコイル404内の電流と整合するとき、第1の
コイル・インダクタンスよりも大きな第1のコイルと関
連付する新たなインダクタンスが生成されるように、基
板内に形成される。本装置は、集積回路内で実現される
発振器を形成するために使用され、これは本装置を、基
板内に形成される少なくとも1つのコンデンサと電気的
に接続し、電子発振器を形成することにより達成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、かなり低い
電圧レベルで動作可能で、集積回路チップ上で実現可能
な改善されたインダクタを生成する方法及び装置に関す
る。特に本発明は、かなり低い電圧レベルで動作可能
で、集積回路チップ上で実現可能であり、電子発振器と
共に使用されるように適応化され、電子発振器の改善さ
れたQ値を提供する、改善されたインダクタを生成する
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子発振器は、制御された周波数で周期
的に変化する出力を生成する素子または回路である。電
子発振器の出力は、電圧、電流または電磁波形のいずれ
かである。
【0003】電子発振器は受動的または能動的である。
受動電子発振器は、受動電気部品から成る電子回路であ
る。能動電子発振器は、少なくとも1つの能動電気部品
と、任意の数の受動電気部品とから成る電子回路であ
る。受動電気部品は、電気エネルギを独立に生成不能な
部品であり、能動電気部品は、独立に電気エネルギを生
成可能な部品である。
【0004】理想的には(すなわち数理的には)、電子
発振器は電気エネルギを正確に所定の制御周波数で生成
する。実際には(すなわち実際の物質界では)、電子発
振器は、所定の制御周波数付近に集中された電気エネル
ギを生成する。すなわち、(数理的に対して)実際の電
子発振器は、電気エネルギを正確に所定の制御周波数で
は生成せず、電気エネルギを、ある所定の制御周波数範
囲に渡る"周波数帯"内で生成する傾向がある。このこと
は受動電子発振器または能動電子発振器のいずれが考慮
されるかに関わらず当てはまる。
【0005】一般に、受動電子発振器または能動電子発
振器が実際に構成される場合、その目的は、こうした実
際の電子発振器を、できる限りそれらの理想の数理的に
等価なものに近づけることである。すなわち、1)実際
の発振器が含む"周波数帯"を、できる限り狭くし、2)
その"周波数帯"の中心を、実際の電子発振器がエミュレ
ートしようとする理想の数理的電子発振器の、所定の制
御中心周波数に近づけるようにする。
【0006】実際の受動電子発振器または能動電子発振
器を構成する目的が、実際の電子発振器の数理的等価物
を近似することである限り、こうした実際の電子発振器
の"品質"は、こうした実際の電子発振器が、その理想の
数理的等価物をどのくらい正確に近似するかにより評価
される。実際の電子発振器の"中心周波数"は、実際の電
子発振器の出力電力が最大になる周波数に定義される。
実際の電子発振器の使用可能な"帯域幅"は、定義され
た"中心周波数"を中心として広がり、出力電力が最大出
力電力の値(すなわち定義された"中心周波数")の半分
まで低下した周波数範囲として定義される。実際の電子
発振器の"品質"は、"品質係数(Q値)"すなわち、定義
された"帯域幅"に対する、定義された"中心周波数"の比
率に関して、定量的に記述される。記号的には、Q値は
通常、Q=ω0/(ω2−ω1)として表現され、ここで
ω0は発振器の"中心周波数"を表し、(ω2−ω1)は発
振器の"帯域幅"を表す。
【0007】実際の発振器設計において、その目的は、
実現可能なできるだけ高い"Q"すなわちQ値を有する発
振器を構成することである。なぜなら、Q値が高いほ
ど、実際の発振器は、数理的な理想発振器をより正確に
近似するからである。前述の定義に従い、Q値は、実際
の発振器の定義"中心周波数"と、定義"帯域幅"の両方を
要求する、数理的な公式である。実際上、実際の発振器
の"中心周波数"、定義"帯域幅"、従って更にQ値は、ス
ペクトル・アナライザにより評価される。
【0008】スペクトル・アナライザは、ある周波数範
囲に渡り分布する信号の電力を可視的に示す装置であ
る。通常のスペクトル・アナライザの可視表示部分に
は、信号内の電力のこうした分布がグラフにより表示さ
れる。グラフの水平軸は、周波数の単位を用いてマーク
され、グラフの垂直軸は、周波数の単位についての電力
の単位を用いてマークされる。このグラフを用いること
により、実際の発振器の出力の電力が、周波数範囲に渡
りプロットされる。通常、実際の発振器の電力対周波数
のプロットは、"ベル形"曲線として現れ、ベル形曲線の
頂点が、上で定義された"中心周波数"に対応し、"帯域
幅"は、曲線下の領域により表される、発振器出力内の
総電力の半分(1/2)が含まれる周波数範囲から成
る。
【0009】実際の発振器が優れているほど、こうした
発振器の"ベル形"曲線は、スペクトル・アナライザ上で
より狭く現れる。このことは、高いQ値が一般に、より
小さく定義された"帯域幅"を意味することから真実であ
り、これは発振器により生成される大半の電気エネルギ
が、所定の制御周波数付近に集中することを示す。スペ
クトル・アナライザにおいて、こうした高いQ値が狭
い"ベル形"曲線に変換される。なぜなら、Q値が高いほ
ど、"帯域幅"(発振器の出力内に含まれる総電力の半分
(1/2)を含む周波数帯)が狭くなるからである。
【0010】実際上、発振器の"帯域幅"を広げる最も主
要な要因の1つは、発振器の時間域"ジッタ"であること
が判っている。前述の数理的な理想発振器は、ある所定
の制御周波数の出力波形を生成する。波形の周波数は、
1を出力波形の連続する波の山の間の経過時間で除算す
ることにより定義される。数理的な理想発振器では、出
力波形内の任意の2つの連続する波の山の間の時間が、
常に同一である。残念ながら、これは実際の発振器には
当てはまらない。
【0011】実際の発振器では、出力波形内の任意の2
つの連続する波の山の間の時間が変化する。電子発振器
の状況において、発振器の連続出力波形の周期に関す
る、この突然の変化を生じる現象を説明するために使用
される用語が、時間域"ジッタ"である。
【0012】"ジッタ"は、こうした出力がスペクトル・
アナライザ上に現れるときの、実際の発振器の"ベル形"
曲線の"広がり"の原因である。すなわち、周期のこうし
た変化の各々は、異なる周波数の波形を生成するので、
発振器のパワー出力は、こうした出力がスペクトル・ア
ナライザを介して観測されるときに存在する、周波数範
囲に及ぶ広がりとして現れる。発振器により生成される
異なる周波数が多くなるほど(すなわち、時間域"ジッ
タ"が高いほど)、発振器の出力が広がる周波数範囲が
大きくなり、結果的に"帯域幅"が広くなり、発振器のQ
値が低くなる。従って、発振器設計の観点から、設計制
限内で可能な最良のQ値を提供するために、こうした時
間域"ジッタ"を可能な限り低く維持することが重要であ
る。
【0013】前述の説明からわかるように、"Q値"及び
時間域"ジッタ"は、実際の発振器の精度を示す、代替的
な、逆の意味での表現手段である。すなわち、高いQ値
は低い時間域"ジッタ"を意味し、またその逆のことも言
える。
【0014】実際の発振器で要求される精度は、発振器
が使用されるアプリケーションにより指定される。かな
り高精度を有する発振器を要求するアプリケーションの
1つのタイプは、データ処理システムにおいて、クロッ
クとして使用される電子発振器の適応化である。
【0015】データ処理システムのクロックは、データ
処理システム内のデータ・プロセッサの動作のタイミン
グ、同期及び調整、または割込みの生成など、様々な目
的のために使用される、正確に間隔をあけた周期的信号
を生成する素子である。定義上、電子発振器は正確に間
隔をあけた周期的信号を生成するので、それらをデータ
処理システムにおいて、クロックとして使用するように
適応化することは一般的である。
【0016】受動電子発振器及び能動電子発振器の両方
が、データ処理システム内のクロックとして使用され
る。200MHz以下のクロック・スピードを要求する
データ処理システムでは、能動発振器を用いて、クロッ
ク信号を提供するのが一般的である。通常、こうした能
動発振器は、"リング発振器"として知られる形態を取
る。異なる形態の"リング発振器"が存在するが、こうし
た発振器の基本形態は、−180゜の利得または総位相
遅延を有する差動タイプのインバータの形態である。前
述したように、こうした能動発振器は、200MHz以
下のクロック・スピードに対しては良好に機能する傾向
があるが、200MHzを超えるクロック・スピードを
要求するデータ処理システムでは、一般に、こうした能
動発振器が、容認できない高いレベルの時間域"ジッ
タ"、従ってそれに対応して低いQ値を有するという点
で、このような要求クロック・スピードを提供するには
不正確である。
【0017】こうした容認できない高いレベルの時間
域"ジッタ"、及びそれに対応する低いQ値は、こうした
能動発振器を構成するために使用される部品に固有であ
る。現状では、主雑音源の少なくとも1つが、インバー
タ・トランジスタを構成するために使用される材料に固
有の物理特性に当たる、インバータ・トランジスタ内の
熱雑音から生じるという点で根絶され得ない。更に、第
2の主雑音源(能動インバータに供給される電源電圧の
変化から生じる時間域"ジッタ")が、電源電圧の注意深
い制御により低減され得るが、根絶され得ず、実際に高
い周波数(例えば600MHz乃至800MHzの範囲
から、1GHzの範囲を超える周波数)において重大な
雑音源となる。これらの2つの主雑音源に加え、例えば
発振器がデジタル・チップ上で動作しているときの発振
器内の基板結合や、基板を介する追加のバックグラウン
ド結合("グラウンド・バウンス(ground bounce)")
など、こうした能動発振器を構成するために使用される
部品に固有の、追加の雑音源が存在する。そして、これ
らの雑音源は、こうした能動発振器を構成するために使
用される部品に固有であるため、根絶され得ない。
【0018】集積回路設計は電圧が一層低くなる傾向が
あり、例えば集積回路設計は現在、1.8Vから1.5
Vに移行しつつある。この傾向は、前述の重大な雑音要
因を一層重大にする。こうした雑音要因を相殺しようと
する現方法には、2.4Vの特殊な電源電圧を発振器自
身に提供するものが含まれる。しかしながら、こうした
方法は、600MHz乃至800MHzの範囲で失敗し
始める。
【0019】前述の雑音源問題を有さない、他のタイプ
の能動発振器を開発する試みが成された。開発された1
つのこうしたタイプの発振器は、表面弾性波(SAW:
surface acoustical wave)発振器である。SAWタイ
プ発振器は、非常に高いQ値を有し、非常に正確となる
傾向がある。しかしながら、こうしたSAWタイプ発振
器は、実際的な問題が無い訳ではない。例えば、1)S
AWタイプ発振器は一般に、2チップ構成を要求し、こ
のことはデータ処理システムの状況においては、非常に
不都合である。2)一部の製造業者は現在、1.2GH
zまでのSAWタイプ発振器を提供しているが、SAW
タイプ発振器は、200MHz乃至800MHzの範囲
内の周波数に最良に同調される。3)SAWタイプ発振
器は温度変化に非常に敏感である。4)こうしたSAW
タイプ発振器の周波数出力は、温度により変化する傾向
がある。5)SAWタイプ発振器は通常、可同調性を有
さず、このことはSAWタイプ発振器が、1周波数専用
形式に帰することができないことを意味する。更に、S
AWタイプ発振器はかなり高価となる傾向があり、特に
非常に高い周波数範囲においてそのようになる。
【0020】以上のことを鑑み、かなり低い電圧レベル
で動作可能で、集積回路チップ上で実現可能であり、電
子発振器と共に使用されるように適応化され、かなり高
いQ値、及びそれに対応して、低い時間域"ジッタ"を有
するこうした発振器を提供する、改善されたインダクタ
を生成する方法及び装置が待望される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、かなり低い電圧レベルで動作可能で、集積回路チッ
プ上で実現可能であり、電子発振器と共に使用されるよ
うに適応化され得る、改善されたインダクタを生成する
方法及び装置を提供することである。
【0022】本発明の別の目的は、かなり低い電圧レベ
ルで動作可能で、集積回路チップ上で実現可能であり、
電子発振器と共に使用されるように適応化され、電子発
振器の改善されたQ値、及びそれに対応して低い時間
域"ジッタ"を提供する、改善されたインダクタを生成す
る方法及び装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】これらの目的が、電子発
振器と共に使用されるように適応化され得る、改善され
たインダクタを生成する方法及び装置を提供することに
より達成される。本方法は、少なくとも次のステップ、
すなわち、集積回路基板内に第1のコイルを形成するス
テップと、第1のコイルからの磁束が第2のコイルから
の磁束と結合するように、集積回路基板内に、第1のコ
イルに接近して第2のコイルを形成するステップと、第
1の電力源を第1のコイルに接続するステップと、第2
の電力源を第2のコイルに接続するステップと、第1及
び第2のコイル内の電流が整合するように、第1及び第
2の電力源を活動化するステップとを含む。本装置は少
なくとも、基板と、基板内に形成され、第1のコイル・
インダクタンス及び第1のコイル抵抗を有する第1のコ
イルと、第2のコイル・インダクタンス及び第2のコイ
ル抵抗を有する第2のコイルとを少なくとも有する、複
合インダクタとを含む。第1のコイル及び第2のコイル
は、第1のコイル内の電流が第2のコイル内の電流と整
合するとき、第1のコイル・インダクタンスよりも大き
な第1のコイルと関連付する新たなインダクタンスが生
成されるように、基板内に形成される。本装置は、集積
回路内で実現される発振器を形成するために使用され、
これは本装置を、基板内に形成される少なくとも1つの
コンデンサと電気的に接続し、電子発振器を形成するこ
とにより達成される。
【0024】
【発明の実施の形態】従来の技術の欄で述べたように、
低電圧レベルで動作し、非常に高い周波数で同調出力を
生成し、かなり高いQ値、及びそれに対応して低い時間
域"ジッタ"を有する、能動発振器を製造する試みが成さ
れた。同様に、"リング"・タイプ発振器及びSAWタイ
プ発振器のいずれも、現在実際には、こうした低電圧レ
ベル、非常に高い周波数の同調出力、及びかなり高いQ
値または低い時間域"ジッタ"を達成できないことについ
ても述べた。
【0025】本発明の1実施例は、こうした低い電圧レ
ベル、非常に高い周波数の同調出力、及びかなり高いQ
値または低い時間域"ジッタ"を達成する。しかしなが
ら、本実施例は、SAWタイプ発振器も"リング"・タイ
プ発振器も使用しない。代わりに本実施例は、LC(イ
ンダクタンス−キャパシタンス)共振器を使用する方法
及び装置である。
【0026】本実施例は、集積回路内で生成され、タン
ク回路のように作用する発振器を生成する、インダクタ
ンス及びキャパシタンスを利用する。本実施例は、使用
可能な周波数に分割され得る高周波発振を生成する。本
実施例は、CMOS(相補金属酸化物半導体)集積回路
内で実現され得る。本実施例は、低い電圧で動作可能
で、極めて高い周波数範囲(2GHz乃至4GHzに及
ぶ周波数を含む)を提供し、良好な可同調性、かなり低
い時間域"ジッタ"、及びかなり高いQ値を有し、現在1
μm領域のCMOS内で実現され得る発振器を提供す
る。
【0027】図1を参照すると、同調発振器若しくは同
調LC発振器、または平衡2相同調LC発振器と呼ばれ
る、典型的なLC発振器回路が示される。図1に示され
る回路を、集積回路チップ内で実現することが望まし
い。しかしながら、本発明では、こうしたことが実現可
能でない。なぜなら、大きなインダクタを集積回路チッ
プ上で実現しようとすると、大きなインダクタと直列
に、それと対応して大きな抵抗が現れるからである。従
って、図1に示されるLC発振器回路を実際に実現しよ
うとすると、実際には所望のLC発振器回路ではなく、
図2に示されるような、RLC発振器回路が達成され
る。意図しない抵抗Rが、この抵抗が存在しなかったな
らば(すなわちLC成分だけが存在したならば)達成さ
れたはずの、Q値を低下させる効果を有する。本発明無
しでは、こうした受動LC発振器回路の実現を不可能に
するのは、本質的にこの意図しない抵抗Rである。
【0028】前述のように、本発明の目的は、図2に示
されるような付随する抵抗無しに、集積回路チップ内
で、図1に示されるような典型的なLC発振器回路の実
現を達成することである。図1に示されるLC発振器回
路の実用的な近似が、抵抗Rをかなり低く維持しなが
ら、かなり高レベルのインダクタンスLを達成する方法
を見い出すことにより、達成され得ることが判明した。
【0029】本明細書の導入部分で述べたように、能動
発振器を構成する目的は、できる限り数理的な理想発振
器に近い近似を達成することである。数理的な理想発振
器は、それらの全てのエネルギを所定の制御周波数に集
中するので(すなわち時間域ジッタを有さない)、無限
のQ値を有する。しかしながら、図2に示されるような
並列共振回路(または等価的にRLC発振器)では、こ
うした回路または発振器のQ値に対する数式は、次式に
より近似される。
【数1】 Q=ω0*L/R (1)
【0030】従って、式(1)は、数理的な理想発振器
をきっちり近似するためには、大きなインダクタンス
L、及び小さな抵抗Rを達成することが望ましいことを
明らかにする。本発明は、大きなLまたは小さなRを可
能にする。このことが達成された実施例について後述す
る。この実施例は、単一の上部金属平面内に、または2
つ以上の平面内に(すなわちチップが多層構造の場
合)、スパイラルのようなインダクタを生成するステッ
プを含み、後者の場合、同一のインダクタが並列に接続
される。
【0031】図3を参照すると、集積回路基板材料30
2(例えばCMOS)内で実現されるスパイラル・イン
ダクタ300の斜視図が示される。スパイラル・インダ
クタ300は、表面線304及びバイア307により周
知のように活動化されるように示される。図3ではま
た、スパイラル・インダクタ300を形成するコイル
が、外スパイラル・コイル303と、内スパイラル・コ
イル305とにグループ化されるように示される。
【0032】次に、図4及び図5を参照すると、図4は
図3に示されるスパイラル・インダクタに関連付けられ
る回路図を示す。スパイラル・インダクタは、それが所
定の大きさ及び周波数の電流Iを生成する電流源309
により駆動されるとき、抵抗R1 306及びインダク
タンスL1 308を有するように示される。図5は、
R1 306及びL1 308が、概念的に、外スパイ
ラル・コイル303に関連付けられる抵抗Ro310及
びインダクタンスLo312と、内スパイラル・コイル
305に関連付けられる抵抗Ri314及びインダクタ
ンスLi316とに分離されるように示される(R1
306=Ro310+Ri314、L1 308=Lo
12+Li316)。
【0033】図6乃至図9は、LC発振器のQ値の改善
を生成するために使用される、新たなタイプのスパイラ
ル・インダクタを生成する本発明の1実施例を示す。図
6乃至図9の実施例は、高インダクタンス及び非常に低
い抵抗を有する、優れたスパイラル・インダクタの生成
を可能にすることにより、これを達成する。これを達成
する技術は、ここでは"レプリカ・シールディング"と呼
ばれる。この技術が図6及び図7に示される。
【0034】図6を参照すると、本発明に従い変更され
た、スパイラル・インダクタの上から見た斜視図が示さ
れる。
【0035】図6では、複合スパイラル・インダクタ4
00が集積回路基板材料302内で実現されるように示
される。複合スパイラル・インダクタ400は、外スパ
イラル・コイル402と内スパイラル・コイル404と
から構成される。外スパイラル・コイル402及び内ス
パイラル・コイル404は、それらが図3に一続きのコ
イルとして表されるスパイラル・コイル・インダクタ3
00の、外スパイラル・コイル303及び内スパイラル
・コイル305をきっちり近似するように、同一平面内
に幾何学的に配列される。外スパイラル・コイル402
は、表面線406及びバイア408により活動化される
ように示される。更に、内スパイラル・コイル404
は、バイア410及びバイア412により活動化される
ように示される。
【0036】図7は、図6に示される複合スパイラル・
インダクタ400に関連付けられる回路図を示す。外ス
パイラル・コイル402は、所定の大きさ及び周波数で
動作する電流源により駆動されるとき、抵抗R2 41
4及びインダクタンスL2416を有するように示され
る。同様に、内スパイラル・コイル404は、所定の大
きさ及び周波数で動作する電流源により駆動されると
き、抵抗R3 420及びインダクタンスL3 422
を有するように示される。複合インダクタ400の構造
が、高いQ値を有する発振器を提供するために使用され
る、かなり高いインダクタンスL、及びかなり低い抵抗
Rを有するインダクタを生成するために使用され得るこ
とが判明した。
【0037】図8は、外スパイラル・コイル402及び
内スパイラル・コイル404が活動化され、高いQ値を
有する発振器を提供するために使用される、かなり高い
インダクタンスL及びかなり低い抵抗Rを有するインダ
クタを生成する様子を示す図である。図8には、外スパ
イラル・コイル402が、電流Ioを生成する電流源4
28により駆動され、内スパイラル・コイル404が、
電流Iiを生成する電流ミラー430により駆動される
ように示される。
【0038】電流ミラー430は、電流源428を模倣
した電源である(好適な実施例では、こうした模倣にお
ける重大な要素は、1)電流Iiの方向及び位相が、電
流Ioの方向及び位相を可能な限り模倣し、2)Iiの大
きさが、Ioの大きさ以上であるように保証することで
あることが判明した)。すなわち、好適な実施例では、
内スパイラル・コイル404が、外スパイラル・コイル
402を駆動する電流I oと少なくとも同じ大きさで、
同位相を有する、電流Ioと整合したミラー電流I iによ
り駆動される。
【0039】説明の都合上、電流I、Io及びIiの大き
さ、位相及び方向が、全て等しくされると仮定する。外
スパイラル・コイル402及び内スパイラル・コイル4
04に流れる電流の大きさ、方向及び位相を一致させる
考えは、ほぼ同じ電流Iが、図5の電流源309によ
り、一続きのスパイラル・コイル300の対応する外ス
パイラル・コイル303及び内スパイラル・コイル30
5に駆動されることに等価であることが理解される。こ
れは、磁束の観点からいえば、外スパイラル・コイル4
02と内スパイラル・コイル404間の鎖交磁束が結合
し、外スパイラル・コイル303に関連付けられる外ス
パイラル・コイル・インダクタンスLo312にほぼ等
しい、外スパイラル・コイル402の有効インダクタン
スと、内スパイラル・コイル305に関連付けられる内
スパイラル・コイル・インダクタンスLi316にほぼ
等しい、内スパイラル・コイル404の有効インダクタ
ンスとを生成するという点で、重要なポイントである。
更に、外スパイラル・コイル303、内スパイラル・コ
イル305、外スパイラル・コイル402、及び内スパ
イラル・コイル404内のコイルの数が等しいと仮定す
ると、Lo312がほぼLi316に等しく、従って、外
スパイラル・コイル402及び内スパイラル・コイル4
04の対応するインダクタンスが、ほぼ等しいことがわ
かる。
【0040】当業者であれば、一続きのスパイラル・イ
ンダクタ300が電流Iにより駆動されるとき、一続き
のスパイラル・インダクタ300の中心の磁場が非常に
高いことが理解できよう。なぜなら、あらゆるスパイラ
ルが磁場を中心領域に結合するからである。磁場が高い
とき、一続きのスパイラル・インダクタ300の内側の
巻線内のローカル電流密度も、非常に高くなる。電流は
ワイヤ断面内において、中心の巻線に集中する傾向があ
る。この抵抗は、電流と磁場との相互作用から生じる。
中心から離れるほど、各ワイヤ内の電流密度はより一様
になる。従って、内スパイラル・コイル抵抗Ri314
は、一続きのスパイラル・インダクタ300の外スパイ
ラル・コイル抵抗Ro310による抵抗寄与分に比較し
て、はるかに大きな抵抗寄与分を有する。
【0041】複合スパイラル・インダクタ400の電磁
環境が、電流源309により駆動される一続きのスパイ
ラル・インダクタ300の電磁環境にほぼ近くなるよう
に、電流源428及び430が調整されたので、外スパ
イラル・コイル402の有効抵抗が、外スパイラル・コ
イル303に関連付けられる外スパイラル・コイル抵抗
o310にほぼ等しく、内スパイラル・コイル404
の有効抵抗が、内スパイラル・コイル305に関連付け
られる内スパイラル・コイル抵抗Ri314にほぼ等し
い。従って、内スパイラル・コイル抵抗Ri314が、
外スパイラル・コイル抵抗Ro310よりも、遥かに大
きくなる傾向がある。
【0042】前述の有用性は、抵抗の付随する増加を伴
うことなく、外スパイラル・コイル402のインダクタ
ンスを増加させることである。当業者であれば、スパイ
ラル・インダクタに関して述べたこれらの抵抗性損失の
一部を、スパイラル間の間隔を増加することにより軽減
できることが理解できよう。しかしながら、この手法
は、高インダクタンスを得るために巻き数が増加する
と、コイル幅が広くなり、コイルを集積回路環境におい
て有効に使用できなくなる傾向がある。更に、当業者で
あれば、巻き数が増加すると、基板損失が増加すること
が理解できよう。なぜなら、基板損失は体積に関連する
からである。このことは、一続きのスパイラル・インダ
クタ300のサイズに対して、上限を設定する傾向があ
る。従って、一続きのインダクタ300のサイズに対し
て、実用的な上限及び下限が存在する。下限は主に、内
側のコイルに集中する電流により影響されることが判明
した。図8に示される構造は、一続きのインダクタの内
側の巻線に関連付けられる抵抗を生じることなく、同様
の巻き数の一続きのインダクタのインダクタンスに近い
インダクタを生成する方法を示すものである。
【0043】後述のように、複合スパイラル・インダク
タ400の構造は、本発明のこうした実施例を伴わない
場合よりも、高いQ値を有する発振器を達成するために
使用され得る。このことが真実である理由が、式(1)
を参照することにより理解される。式(1)で示される
ように、発振器のQ値は、L/R(インダクタンス対抵
抗)の比率に直接依存する。前述のように動作する一続
きのスパイラル・インダクタ300では、この比率は次
のように書き表すことができる。
【数2】(L/R)一続キノインタ゛クタ=((L1 308)
/((R1 306))
【0044】或いは、外スパイラル・コイル303及び
内スパイラル・コイル305に関連付けられる値に関し
て、次のように表すことができる。
【数3】(L/R)一続キノインタ゛クタ=((LO312+Li
316)/((Ro310+Ri314))
【0045】更に、前述の場合では、LO312がほぼ
i316に等しいので、(L/R)一続キノインタ゛クタは、
次のように書き表される。
【数4】(L/R)一続キノインタ゛クタ=((2LO312)
/((Ro310+Ri314))
【0046】外コイル402を、図10及び図11に関
連して後述するように、発振器コイルとして使用するこ
とにより、こうした発振器のL/R比率が次のように書
き表される。
【数5】(L/R)外コイル・インタ゛クタ=((LO312)/
((Ro310))
【0047】或いは、等価的に次のように書き表すこと
もできる。
【数6】(L/R)外コイル・インタ゛クタ=((2LO312)
/((Ro310+Ro310))
【0048】Ri314が常時Ro310よりも大きいこ
とは、既に述べた。従って、(L/R)一続キノインタ゛クタ
(L/R)外コイル・インタ゛クタの比較は、(L/R)外
コイル・インタ゛クタが常時、(L/R)一続キノインタ゛クタよりも大き
いことを明らかにする。それ故、Q=ω0*L/Rである
ので、誘導成分として、図8に関連して前述したように
動作する複合インダクタ400の外コイル402を使用
する発振器のQ値が、一続きのインダクタ300を誘導
成分として使用する発振器のQ値よりも、常に大きくな
る。
【0049】図9を参照すると、図8に示される回路の
回路図が示される。外スパイラル・コイル402が、外
スパイラル・コイル抵抗Ro310にほぼ等しい有効抵
抗R4 434、及び外スパイラル・コイル・インダク
タンスLo312にほぼ等しいインダクタンスL4 4
36を有するように示される。また、内スパイラル・コ
イル404は、内スパイラル・コイル抵抗Ri314に
ほぼ等しい抵抗R5439、及び内スパイラル・コイル
・インダクタンスLi316にほぼ等しいインダクタン
スL5 441を有するように示される。
【0050】図9と併せて、図8に示される構成は、一
続きのスパイラル・インダクタ300のほとんどの抵抗
を、内スパイラル・コイル404の抵抗R5 439に
集中し、外スパイラル・コイル402の抵抗R4 43
4を、かなり低く維持する。すなわち、図8に示される
構造では、電流ミラー430により駆動される内コイル
404から成る"レプリカ回路"の使用により、大半の損
失が内コイル404内で生成される。内コイル404は
発振器インダクタンスの一部ではない。
【0051】図10を参照すると、図6乃至図9で示さ
れた実施例が、改善されたLC発振器を提供するために
使用される様子を示す、部分的に図式的な擬似回路図が
示される。図10では、LC発振器500が示される。
LC発振器500は本質的に、図2に示される発振器で
あるが、図2の発振器の抵抗成分及び誘導成分が、図8
に示される実施例により置換される。
【0052】図10では、外コイル402及び内コイル
404が平面図で示される。発振器電流は電源Vdd50
2から供給される。電源Vddは、外スパイラル・コイル
402に直接電流を供給するだけの前述の電流源428
の場合と類似に、電流を外スパイラル・コイル402に
供給する。電流ミラー源(図示せず)は、前述の電流源
428の場合と類似に、整合した電流を内スパイラル・
コイル404に供給する作用をする。電流ミラー源は、
各内スパイラル・コイル404の電流が、その対応する
外スパイラル・コイル402の電流に等しいかより大き
く、方向が同一であり、同位相であるように、内スパイ
ラル・コイル404を駆動するために使用される。LC
発振器500の残りの部分は、図2に示されるものと同
様である。
【0053】当業者であれば、内コイル404及び外コ
イル402の対に流れる電流に関して、内コイル404
の電流が、外コイル402の電流に等しいかより大き
く、同一方向であり、同位相であるように、ミラー電流
源を構成する多くの方法が存在することが理解できよ
う。1つのこうした方法は、直交発振器及び直交位相に
より制御される電流源を使用し、内コイル及び外コイル
対の各々に流れる電流の位相が一致するように電流を生
成する。これについては、1998年1月26日付けの
係属中の米国特許出願第013280号、"Apparatus a
nd Method for Frequency Tuning a LC Oscillator In
a Integrated Circuit"で開示されている。
【0054】図11を参照すると、図10の部分的に図
式的な回路図に等価な回路図が示される。結果の回路図
は本質的に、図2の回路図と同一であるが、図2に示さ
れる回路図のインダクタが、図9の外コイル402に対
して示される結果の等価回路により置換される。
【0055】本発明は特定の実施例に関連して述べられ
てきたが、当業者であれば、本発明の趣旨及び範囲から
逸れることなく、その形態及び詳細において、前述の及
び他の変更が可能であることが理解できよう。
【0056】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0057】(1)基板と、第1のコイル・インダクタ
ンス及び第1のコイル抵抗を有する第1のコイルと、第
2のコイル・インダクタンス及び第2のコイル抵抗を有
する第2のコイルとを少なくとも有し、前記第1のコイ
ル及び前記第2のコイルが、前記第1のコイル内の電流
が前記第2のコイル内の電流と整合するとき、前記第1
のコイル・インダクタンスよりも大きな前記第1のコイ
ルと関連付する新たなインダクタンスが生成されるよう
に、基板内に形成される、複合インダクタとを含む、集
積回路。 (2)前記複合インダクタが、前記第1のコイル内の電
流が前記第2のコイル内の電流と整合するとき、前記第
1のコイル抵抗以下の前記第1のコイルと関連付する新
たな抵抗を含む、前記(1)記載の集積回路。 (3)前記第1のコイルが、前記基板内に形成される外
スパイラル・コイルを含む、前記(1)記載の集積回
路。 (4)前記第2のコイルが、前記基板内に形成される内
スパイラル・コイルを含み、前記内スパイラル・コイル
が、前記外スパイラル・コイルと平行に、前記外スパイ
ラル・コイルに取り囲まれて形成され、前記外スパイラ
ル・コイルの磁束が前記内スパイラル・コイルの磁束に
結合される、前記(3)記載の集積回路。 (5)前記外スパイラル・コイルに電気的に接続され、
前記外スパイラル・コイル内に電流を生成する第1の電
力源と、前記内スパイラル・コイルに電気的に接続さ
れ、前記内スパイラル・コイル内に、前記第1の電力源
により前記外スパイラル・コイル内に生成される前記電
流と整合した電流を生成する第2の電力源とを含む、前
記(4)記載の集積回路。 (6)前記第1及び第2の電力源が導出される直交電流
生成電力源を含む、前 記(5)記載の集積回路。 (7)集積回路で実施される発振器であって、基板と、
第1のコイル・インダクタンス及び第1のコイル抵抗を
有する第1のコイルと、第2のコイル・インダクタンス
及び第2のコイル抵抗を有する第2のコイルとを少なく
とも有し、前記第1のコイル及び前記第2のコイルが、
前記第1のコイル内の電流が前記第2のコイル内の電流
と整合するとき、前記第1のコイル・インダクタンスよ
りも大きな前記第1のコイルと関連付する新たなインダ
クタンスが生成されるように、基板内に形成される、複
合インダクタと、前記複合インダクタの前記第1のコイ
ルと電気的に接続され、電子発振器を形成する、前記基
板内に形成される少なくとも1つのコンデンサとを含
む、発振器。 (8)前記複合インダクタが、前記第1のコイル内の電
流が前記第2のコイル内の電流と整合するとき、前記第
1のコイル抵抗以下の前記第1のコイルと関連付する新
たな抵抗を含む、前記(7)記載の発振器。 (9)前記第1のコイルが、前記基板内に形成される外
スパイラル・コイルを含む、前記(7)記載の発振器。 (10)前記第2のコイルが、前記基板内に形成される
内スパイラル・コイルを含み、前記内スパイラル・コイ
ルが、前記外スパイラル・コイルと平行に、前記外スパ
イラル・コイルに取り囲まれて形成され、前記外スパイ
ラル・コイルの磁束が前記内スパイラル・コイルの磁束
に結合される、前記(9)記載の発振器。 (11)前記外スパイラル・コイルに電気的に接続さ
れ、前記外スパイラル・コイル内に電流を生成する第1
の電力源と、前記内スパイラル・コイルに電気的に接続
され、前記内スパイラル・コイル内に、前記第1の電力
源により前記外スパイラル・コイル内に生成される前記
電流と整合した電流を生成する第2の電力源とを含む、
前記(10)記載の発振器。 (12)前記第1及び第2の電力源が導出される直交電
流生成電力源を含む、前記(11)記載の発振器。 (13)集積回路基板内に、第1のコイル・インダクタ
ンス及び第1のコイル抵抗を有する第1のコイルと、第
2のコイル・インダクタンス及び第2のコイル抵抗を有
する第2のコイルとを形成する方法であって、前記第1
のコイル・インダクタンスよりも大きな前記第1のコイ
ルと関連付する新たなインダクタンスが生成され、前記
第1のコイル抵抗以下の前記第1のコイルと関連付する
新たな抵抗が生成されるものにおいて、前記集積回路基
板内に前記第1のコイルを形成するステップと、前記第
1のコイルからの磁束が前記第2のコイルからの磁束と
結合するように、前記集積回路基板内に、前記第1のコ
イルに接近して前記第2のコイルを形成するステップ
と、第1の電力源を前記第1のコイルに接続するステッ
プと、第2の電力源を前記第2のコイルに接続するステ
ップと、前記第1及び第2のコイル内の電流が整合する
ように、前記第1及び第2の電力源を活動化するステッ
プとを含む、方法。 (14)前記第1のコイルを形成するステップが、外ス
パイラル・コイルを形成するステップを含む、前記(1
3)記載の方法。 (15)前記第2のコイルを形成するステップが、前記
外スパイラル・コイルに平行で、前記外スパイラル・コ
イルに取り囲まれる内スパイラル・コイルを形成するス
テップを含む、前記(14)記載の方法。 (16)少なくとも1つのコンデンサを前記外スパイラ
ル・コイルに電気的に接続するステップと、前記外スパ
イラル・コイルに電気接続される前記少なくとも1つの
コンデンサに、電源を入力として接続し、発振器を形成
するステップとを含む、前記(15)記載の方法。 (17)前記接続するステップが、同調発振器を形成す
るステップを含む、前記(16)記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的なLC発振器回路を示す図である。
【図2】RLC構造を示す図である。
【図3】集積回路基板材料302内で実現されるスパイ
ラル・インダクタ300の斜視図である。
【図4】図3に示されるスパイラル・インダクタに関連
付けられる回路図である。
【図5】R1 306及びL1 308が概念的に、外
スパイラル・コイル303に関連付けられる抵抗Ro
10及びインダクタンスLo312と、内スパイラル・
コイル305に関連付けられる抵抗Ri314及びイン
ダクタンスLi316とに分離された様子を示す図であ
る(ここでR1 306=Ro310+Ri314、L1
308=Lo312+Li316)。
【図6】本発明に従い変更されたスパイラル・インダク
タの上からみた斜視図である。
【図7】図6に示されるスパイラル・インダクタ400
に関連付けられる回路図である。
【図8】外スパイラル・コイル402及び内スパイラル
・コイル404が活動化され、高いQ値を有する発振器
を提供するために使用される、かなり高いインダクタン
スL及びかなり低い抵抗Rを有するインダクタを生成す
る様子を示す図である。
【図9】図8に示される回路の回路図である。
【図10】図6乃至図9で示された実施例が、改善され
たLC発振器を提供するために使用される様子を示す、
部分的に図式的な擬似回路図である。
【図11】図10の部分的に図式的な回路図に等価な回
路図である。
【符号の説明】
300 スパイラル・インダクタ 302 集積回路基板材料 303、402 外スパイラル・コイル 304、406 表面線 305、404 内スパイラル・コイル 307、408、410、412 バイア 309、428 電流源 400 複合スパイラル・インダクタ 430 電流ミラー 500 LC発振器

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、 第1のコイル・インダクタンス及び第1のコイル抵抗を
    有する第1のコイルと、第2のコイル・インダクタンス
    及び第2のコイル抵抗を有する第2のコイルとを少なく
    とも有し、前記第1のコイル及び前記第2のコイルが、
    前記第1のコイル内の電流が前記第2のコイル内の電流
    と整合するとき、前記第1のコイル・インダクタンスよ
    りも大きな前記第1のコイルと関連付する新たなインダ
    クタンスが生成されるように、基板内に形成される、複
    合インダクタとを含む、集積回路。
  2. 【請求項2】前記複合インダクタが、前記第1のコイル
    内の電流が前記第2のコイル内の電流と整合するとき、
    前記第1のコイル抵抗以下の前記第1のコイルと関連付
    する新たな抵抗を含む、請求項1記載の集積回路。
  3. 【請求項3】前記第1のコイルが、前記基板内に形成さ
    れる外スパイラル・コイルを含む、請求項1記載の集積
    回路。
  4. 【請求項4】前記第2のコイルが、前記基板内に形成さ
    れる内スパイラル・コイルを含み、前記内スパイラル・
    コイルが、前記外スパイラル・コイルと平行に、前記外
    スパイラル・コイルに取り囲まれて形成され、前記外ス
    パイラル・コイルの磁束が前記内スパイラル・コイルの
    磁束に結合される、請求項3記載の集積回路。
  5. 【請求項5】前記外スパイラル・コイルに電気的に接続
    され、前記外スパイラル・コイル内に電流を生成する第
    1の電力源と、 前記内スパイラル・コイルに電気的に接続され、前記内
    スパイラル・コイル内に、前記第1の電力源により前記
    外スパイラル・コイル内に生成される前記電流と整合し
    た電流を生成する第2の電力源とを含む、請求項4記載
    の集積回路。
  6. 【請求項6】前記第1及び第2の電力源が導出される直
    交電流生成電力源を含む、請求項5記載の集積回路。
  7. 【請求項7】集積回路で実施される発振器であって、 基板と、 第1のコイル・インダクタンス及び第1のコイル抵抗を
    有する第1のコイルと、第2のコイル・インダクタンス
    及び第2のコイル抵抗を有する第2のコイルとを少なく
    とも有し、前記第1のコイル及び前記第2のコイルが、
    前記第1のコイル内の電流が前記第2のコイル内の電流
    と整合するとき、前記第1のコイル・インダクタンスよ
    りも大きな前記第1のコイルと関連付する新たなインダ
    クタンスが生成されるように、基板内に形成される、複
    合インダクタと、 前記複合インダクタの前記第1のコイルと電気的に接続
    され、電子発振器を形成する、前記基板内に形成される
    少なくとも1つのコンデンサとを含む、発振器。
  8. 【請求項8】前記複合インダクタが、前記第1のコイル
    内の電流が前記第2のコイル内の電流と整合するとき、
    前記第1のコイル抵抗以下の前記第1のコイルと関連付
    する新たな抵抗を含む、請求項7記載の発振器。
  9. 【請求項9】前記第1のコイルが、前記基板内に形成さ
    れる外スパイラル・コイルを含む、請求項7記載の発振
    器。
  10. 【請求項10】前記第2のコイルが、前記基板内に形成
    される内スパイラル・コイルを含み、前記内スパイラル
    ・コイルが、前記外スパイラル・コイルと平行に、前記
    外スパイラル・コイルに取り囲まれて形成され、前記外
    スパイラル・コイルの磁束が前記内スパイラル・コイル
    の磁束に結合される、請求項9記載の発振器。
  11. 【請求項11】前記外スパイラル・コイルに電気的に接
    続され、前記外スパイラル・コイル内に電流を生成する
    第1の電力源と、 前記内スパイラル・コイルに電気的に接続され、前記内
    スパイラル・コイル内に、前記第1の電力源により前記
    外スパイラル・コイル内に生成される前記電流と整合し
    た電流を生成する第2の電力源とを含む、請求項10記
    載の発振器。
  12. 【請求項12】前記第1及び第2の電力源が導出される
    直交電流生成電力源を含む、請求項11記載の発振器。
  13. 【請求項13】集積回路基板内に、第1のコイル・イン
    ダクタンス及び第1のコイル抵抗を有する第1のコイル
    と、第2のコイル・インダクタンス及び第2のコイル抵
    抗を有する第2のコイルとを形成する方法であって、前
    記第1のコイル・インダクタンスよりも大きな前記第1
    のコイルと関連付する新たなインダクタンスが生成さ
    れ、前記第1のコイル抵抗以下の前記第1のコイルと関
    連付する新たな抵抗が生成されるものにおいて、 前記集積回路基板内に前記第1のコイルを形成するステ
    ップと、 前記第1のコイルからの磁束が前記第2のコイルからの
    磁束と結合するように、前記集積回路基板内に、前記第
    1のコイルに接近して前記第2のコイルを形成するステ
    ップと、 第1の電力源を前記第1のコイルに接続するステップ
    と、 第2の電力源を前記第2のコイルに接続するステップ
    と、 前記第1及び第2のコイル内の電流が整合するように、
    前記第1及び第2の電力源を活動化するステップとを含
    む、方法。
  14. 【請求項14】前記第1のコイルを形成するステップ
    が、外スパイラル・コイルを形成するステップを含む、
    請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】前記第2のコイルを形成するステップ
    が、前記外スパイラル・コイルに平行で、前記外スパイ
    ラル・コイルに取り囲まれる内スパイラル・コイルを形
    成するステップを含む、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】少なくとも1つのコンデンサを前記外ス
    パイラル・コイルに電気的に接続するステップと、 前記外スパイラル・コイルに電気接続される前記少なく
    とも1つのコンデンサに、電源を入力として接続し、発
    振器を形成するステップとを含む、請求項15記載の方
    法。
  17. 【請求項17】前記接続するステップが、同調発振器を
    形成するステップを含む、請求項16記載の方法。
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