JPH11329206A - ヒューズ - Google Patents
ヒューズInfo
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- JPH11329206A JPH11329206A JP10125848A JP12584898A JPH11329206A JP H11329206 A JPH11329206 A JP H11329206A JP 10125848 A JP10125848 A JP 10125848A JP 12584898 A JP12584898 A JP 12584898A JP H11329206 A JPH11329206 A JP H11329206A
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- fuse
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/38—Means for extinguishing or suppressing arc
-
- H—ELECTRICITY
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- H01H85/00—Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
- H01H85/02—Details
- H01H85/38—Means for extinguishing or suppressing arc
- H01H2085/386—Means for extinguishing or suppressing arc with magnetic or electrodynamic arc-blowing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 直流電流でも有効に消弧できるヒューズを提
供する。 【解決手段】 絶縁体の円筒１に可熔体８が収納される
とともに消弧剤が詰められている。可熔体８は円筒の両
端に設けられている金属製のキャップと接続されてい
る。キャップの外方には端子４が接続されてヒューズ本
体が構成される。ヒューズ本体は端子４から直流回路に
接続する部材４ａと接続されて、ケース５ａに装着され
る。ケース５ａの両側には可熔体を挟むよう磁石６、７
が嵌め合わせられている。直流回路に設定値以上の大電
流が流れるときに、可熔体８が熔断し電流を遮断する。
電流を遮断する瞬間に点弧されたアークは磁石６、７か
らの磁気力を受け、経路が曲がりアーク長が長くなる。
一方アークの発生による熱で消弧剤が働き、アークが消
弧される。
供する。 【解決手段】 絶縁体の円筒１に可熔体８が収納される
とともに消弧剤が詰められている。可熔体８は円筒の両
端に設けられている金属製のキャップと接続されてい
る。キャップの外方には端子４が接続されてヒューズ本
体が構成される。ヒューズ本体は端子４から直流回路に
接続する部材４ａと接続されて、ケース５ａに装着され
る。ケース５ａの両側には可熔体を挟むよう磁石６、７
が嵌め合わせられている。直流回路に設定値以上の大電
流が流れるときに、可熔体８が熔断し電流を遮断する。
電流を遮断する瞬間に点弧されたアークは磁石６、７か
らの磁気力を受け、経路が曲がりアーク長が長くなる。
一方アークの発生による熱で消弧剤が働き、アークが消
弧される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、強電回路に用い
られるヒューズの構成に関し、とくに直流に対するアー
クの消弧力を高めたヒューズに関する。
られるヒューズの構成に関し、とくに直流に対するアー
クの消弧力を高めたヒューズに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、回路などにおいて所定値を越
えた大電流が流れて回路が破壊されるのを防ぐため、ヒ
ューズが用いられている。ヒューズは回路に直列に接続
した可熔体が電流の熱作用で熔断して電流の流れを遮断
するが、一方で遮断電流と電圧の大きさによっては、熔
断されたヒューズにアークが発生する場合がある。
えた大電流が流れて回路が破壊されるのを防ぐため、ヒ
ューズが用いられている。ヒューズは回路に直列に接続
した可熔体が電流の熱作用で熔断して電流の流れを遮断
するが、一方で遮断電流と電圧の大きさによっては、熔
断されたヒューズにアークが発生する場合がある。
【０００３】アークが発生したときには、回路にアーク
電流が流れ、ヒューズの役割を果たさなくなる恐れがあ
る。このため強電用のヒューズに関しては、例えば可熔
体の周囲に消弧剤を設けるなどのアーク対策が取られて
いる。消弧剤を設けたヒューズでは、アークの発生と同
時に消弧剤が化学反応を起こしアークを弱め、消弧する
ようになっている。
電流が流れ、ヒューズの役割を果たさなくなる恐れがあ
る。このため強電用のヒューズに関しては、例えば可熔
体の周囲に消弧剤を設けるなどのアーク対策が取られて
いる。消弧剤を設けたヒューズでは、アークの発生と同
時に消弧剤が化学反応を起こしアークを弱め、消弧する
ようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アーク
の消弧は流れる電流の性質も絡んでくる。電源が交流の
場合は、電流が交互に方向変化するので、電流がゼロ点
付近でアークが容易に消弧される時期が存在する。これ
に対して直流は一方向に電流を流し続けるため、アーク
エネルギーが弱まる時期がなく、消弧しにくくなる。消
弧剤の存在はアークが容易に消弧されるが、交流に対し
て直流が消弧しにくいことが解消されない。
の消弧は流れる電流の性質も絡んでくる。電源が交流の
場合は、電流が交互に方向変化するので、電流がゼロ点
付近でアークが容易に消弧される時期が存在する。これ
に対して直流は一方向に電流を流し続けるため、アーク
エネルギーが弱まる時期がなく、消弧しにくくなる。消
弧剤の存在はアークが容易に消弧されるが、交流に対し
て直流が消弧しにくいことが解消されない。
【０００５】この結果、交流で有効なヒューズを直流回
路に用いては、アークが有効に消弧されず、電流を完全
に遮断できないことが起きかねないという問題があっ
た。本発明は、上記従来の問題点に鑑み、直流に対して
も強い消弧力が得られるヒューズを提供することを目的
としている。
路に用いては、アークが有効に消弧されず、電流を完全
に遮断できないことが起きかねないという問題があっ
た。本発明は、上記従来の問題点に鑑み、直流に対して
も強い消弧力が得られるヒューズを提供することを目的
としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
絶縁体で構成された円筒内に可熔体が収納され、前記円
筒の両端には金属製のキャップが設置されて、前記可熔
体はその端部において前記キャップと電気的に接続され
て構成されたヒューズにおいて、前記円筒の外周に、前
記可熔体に磁気力を及ぼす磁性体が設置されているもの
とした。
絶縁体で構成された円筒内に可熔体が収納され、前記円
筒の両端には金属製のキャップが設置されて、前記可熔
体はその端部において前記キャップと電気的に接続され
て構成されたヒューズにおいて、前記円筒の外周に、前
記可熔体に磁気力を及ぼす磁性体が設置されているもの
とした。
【０００７】請求項２記載の発明は、前記磁性体が永久
磁石である。請求項３記載の発明は、前記キャップ、円
筒および可熔体の組み立て体をケースに収納し、前記磁
性体として永久磁石がケースの両側面に前記可熔体に対
応し、Ｓ極、Ｎ極を対向させて固定されているものとし
た。
磁石である。請求項３記載の発明は、前記キャップ、円
筒および可熔体の組み立て体をケースに収納し、前記磁
性体として永久磁石がケースの両側面に前記可熔体に対
応し、Ｓ極、Ｎ極を対向させて固定されているものとし
た。
【０００８】請求項４記載の発明は、前記円筒に消弧剤
が詰められているものとした。請求項５記載の発明は、
前記可熔体には前記キャップに近い両端部にそれぞれ貫
通穴が設けられ断面積が狭められているものとした。
が詰められているものとした。請求項５記載の発明は、
前記可熔体には前記キャップに近い両端部にそれぞれ貫
通穴が設けられ断面積が狭められているものとした。
【０００９】
【作用】請求項１記載の発明では、可熔体に磁気力を及
ぼす磁石が設けられているので、可熔体が熔断する際に
生ずるアークがローレンツ力を受けることになる。電
荷、イオン化物質がフレミング法則にしたがって電流、
磁場とそれぞれ垂直の方向に移動し、アーク長が長くな
ってアークが消弧されやすくなる。
ぼす磁石が設けられているので、可熔体が熔断する際に
生ずるアークがローレンツ力を受けることになる。電
荷、イオン化物質がフレミング法則にしたがって電流、
磁場とそれぞれ垂直の方向に移動し、アーク長が長くな
ってアークが消弧されやすくなる。
【００１０】請求項３載の発明では、円筒体の外周にケ
ースを設置し、永久磁石をケースに固定するから、ヒュ
ーズ本体と永久磁石の分離ができる。これにより従来の
ヒューズをケースに収納して利用することができるとと
もに、ヒューズ本体だけの交換も可能になる。
ースを設置し、永久磁石をケースに固定するから、ヒュ
ーズ本体と永久磁石の分離ができる。これにより従来の
ヒューズをケースに収納して利用することができるとと
もに、ヒューズ本体だけの交換も可能になる。
【００１１】請求項４載の発明では、消弧剤が消弧する
ので、交流、直流を問わず消弧力が向上する。請求項５
載の発明では、可熔体と接続するキャップの近傍に断面
積を狭めた貫通穴が設けられているので、その部位の抵
抗が大きく、温度の時定数が小さくなる。これによって
可熔体の熔断は両キャップの近傍から同時に始まり、ア
ーク距離が長く、消弧しやすい条件が作られる。
ので、交流、直流を問わず消弧力が向上する。請求項５
載の発明では、可熔体と接続するキャップの近傍に断面
積を狭めた貫通穴が設けられているので、その部位の抵
抗が大きく、温度の時定数が小さくなる。これによって
可熔体の熔断は両キャップの近傍から同時に始まり、ア
ーク距離が長く、消弧しやすい条件が作られる。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に発明の実施の形態について実
施例により説明する。図１はヒューズ本体の外形を示す
図で、（ａ）は上面図、（ｂ）は正面図である。絶縁体
で構成された円筒１の両端に金属製のキャップ２が設置
され、円筒１を密閉するようになっている。Ｌ字に折り
曲げた端子４がキャップ２に接続されるとともに、先端
が外方へ延びている。その先端には貫通穴３が設けら
れ、回路との接続部に形成されている。
施例により説明する。図１はヒューズ本体の外形を示す
図で、（ａ）は上面図、（ｂ）は正面図である。絶縁体
で構成された円筒１の両端に金属製のキャップ２が設置
され、円筒１を密閉するようになっている。Ｌ字に折り
曲げた端子４がキャップ２に接続されるとともに、先端
が外方へ延びている。その先端には貫通穴３が設けら
れ、回路との接続部に形成されている。
【００１３】円筒１内には図２に示すような板状の可熔
体８が配設され、可熔体８の両端はそれぞれキャップ２
と接続されている。円筒１には消弧剤が詰められ可熔体
８と空気の接触が隔離されている。可熔体８は低熔点の
合金で構成され、電流を流す方向Ａと交差するように両
端部に２つずつ菱形の貫通穴９が形成されている。貫通
穴のある断面は抵抗が高く、温度の時定数が低くなって
いる。ヒューズ本体は以上のように構成され、交流回路
においては利用可能な状態になっている。直流回路では
ヒューズ本体をケースに装着して利用する。
体８が配設され、可熔体８の両端はそれぞれキャップ２
と接続されている。円筒１には消弧剤が詰められ可熔体
８と空気の接触が隔離されている。可熔体８は低熔点の
合金で構成され、電流を流す方向Ａと交差するように両
端部に２つずつ菱形の貫通穴９が形成されている。貫通
穴のある断面は抵抗が高く、温度の時定数が低くなって
いる。ヒューズ本体は以上のように構成され、交流回路
においては利用可能な状態になっている。直流回路では
ヒューズ本体をケースに装着して利用する。
【００１４】図３はケースの構成を示す。ケース５はケ
ース本体５ａと蓋５ｂで構成される。ケース本体５ａ、
蓋５ｂはそれぞれ絶縁体で構成される。ケース本体５ａ
はヒューズ本体を収納可能な空間を有するとともに、両
端部にはヒューズ本体から外部との接続を行うための切
り欠き５０が形成されている。切り欠き５０はヒューズ
本体と回路との接続を行う部材の寸法に対応して設定さ
れる。
ース本体５ａと蓋５ｂで構成される。ケース本体５ａ、
蓋５ｂはそれぞれ絶縁体で構成される。ケース本体５ａ
はヒューズ本体を収納可能な空間を有するとともに、両
端部にはヒューズ本体から外部との接続を行うための切
り欠き５０が形成されている。切り欠き５０はヒューズ
本体と回路との接続を行う部材の寸法に対応して設定さ
れる。
【００１５】図４のようにヒューズ本体を収納した状態
で、ケース本体の両側にヒューズ本体内の可熔体８を挟
むよう、磁石６、７が嵌め合わされている。磁石６と磁
石７の対向面は、それぞれＳ極、Ｎ極となっており、可
熔体８に垂直な磁気力を及ぼす。磁石６、７の磁気強度
は可熔体８との距離および作動電流に合せて設定され
る。すなわち、可熔体８が熔断する際に発生するアーク
を磁気力でアーク長を長くさせ、消弧できるよう設定さ
れる。
で、ケース本体の両側にヒューズ本体内の可熔体８を挟
むよう、磁石６、７が嵌め合わされている。磁石６と磁
石７の対向面は、それぞれＳ極、Ｎ極となっており、可
熔体８に垂直な磁気力を及ぼす。磁石６、７の磁気強度
は可熔体８との距離および作動電流に合せて設定され
る。すなわち、可熔体８が熔断する際に発生するアーク
を磁気力でアーク長を長くさせ、消弧できるよう設定さ
れる。
【００１６】ヒューズ本体は端子４において回路に接続
される部材４ａとの接続を行って図４のようにケース本
体５ａに収納し、蓋５ｂをかぶせて本実施例のヒューズ
が構成される。このようにヒューズ本体とケース５は別
々の構成となり、ヒューズ本体が簡単に取り替えられる
とともに、従来交流回路に用いられているヒューズを利
用することもできる。またヒューズの交換もヒューズ本
体のみになり、コストの上昇も伴わない効果を有する。
される部材４ａとの接続を行って図４のようにケース本
体５ａに収納し、蓋５ｂをかぶせて本実施例のヒューズ
が構成される。このようにヒューズ本体とケース５は別
々の構成となり、ヒューズ本体が簡単に取り替えられる
とともに、従来交流回路に用いられているヒューズを利
用することもできる。またヒューズの交換もヒューズ本
体のみになり、コストの上昇も伴わない効果を有する。
【００１７】次にヒューズの使用について説明する。上
記のように構成されたヒューズは直流回路に接続して使
用される。この時ヒューズの作動電流以下の電流が流れ
ると、ヒューズは作動せず、給電が可能である。もし、
回路に短絡などによる作動電流以上の大電流が流れる
と、可熔体８が発熱し、貫通穴９のある部位において温
度が急激に上昇し熔断する。
記のように構成されたヒューズは直流回路に接続して使
用される。この時ヒューズの作動電流以下の電流が流れ
ると、ヒューズは作動せず、給電が可能である。もし、
回路に短絡などによる作動電流以上の大電流が流れる
と、可熔体８が発熱し、貫通穴９のある部位において温
度が急激に上昇し熔断する。
【００１８】可熔体が熔断する瞬間にアークの点弧が行
われる。しかしアークは磁石６、７による磁場にあるの
で、ローレンツ力が働き、アーク内の電荷やイオン化し
た物質がフレミング法則にしたがって移動する。この結
果アークは図５の点線１２のような経路を辿り、アーク
長が長くなる。アーク長が長くなると、消弧しやすく、
消弧剤の働きでアーク発生した瞬間から消弧される。図
５においてはＢは電流方向で、永久磁石６、７は可熔体
８を挟んで紙面に対して垂直方向に位置する。
われる。しかしアークは磁石６、７による磁場にあるの
で、ローレンツ力が働き、アーク内の電荷やイオン化し
た物質がフレミング法則にしたがって移動する。この結
果アークは図５の点線１２のような経路を辿り、アーク
長が長くなる。アーク長が長くなると、消弧しやすく、
消弧剤の働きでアーク発生した瞬間から消弧される。図
５においてはＢは電流方向で、永久磁石６、７は可熔体
８を挟んで紙面に対して垂直方向に位置する。
【００１９】本実施例は以上のように構成され、ヒュー
ズ本体と磁石を嵌め合わせたケースを別々に構成したの
で、ヒューズ本体だけの交換が可能になる。例えばケー
スだけを回路に設置すれば、直流、交流を問わずヒュー
ズを選択することができる。
ズ本体と磁石を嵌め合わせたケースを別々に構成したの
で、ヒューズ本体だけの交換が可能になる。例えばケー
スだけを回路に設置すれば、直流、交流を問わずヒュー
ズを選択することができる。
【００２０】
【発明の効果】請求項１記載の発明では、可熔体に磁気
力を及ぼす磁石が設けられているので、可熔体が熔断す
る際に生ずるアークがローレンツ力を受けることにな
る。電荷、イオン化物質がフレミング法則にしたがって
電流、磁場とそれぞれ垂直の方向に移動し、アーク長が
長くなってアークが消弧されやすくなる。
力を及ぼす磁石が設けられているので、可熔体が熔断す
る際に生ずるアークがローレンツ力を受けることにな
る。電荷、イオン化物質がフレミング法則にしたがって
電流、磁場とそれぞれ垂直の方向に移動し、アーク長が
長くなってアークが消弧されやすくなる。
【００２１】請求項３載の発明では、円筒体の外周にケ
ースを設置し、永久磁石をケースに固定するから、ヒュ
ーズ本体と永久磁石の分離ができる。これにより従来の
ヒューズをケースに収納して利用することができるとと
もに、ヒューズ本体だけの交換も可能になる。
ースを設置し、永久磁石をケースに固定するから、ヒュ
ーズ本体と永久磁石の分離ができる。これにより従来の
ヒューズをケースに収納して利用することができるとと
もに、ヒューズ本体だけの交換も可能になる。
【００２２】請求項４載の発明では、消弧剤が消弧する
ので、交流、直流を問わず消弧力が向上する。可熔体に
磁気力を及ぼす磁石が設けられているので、可熔体が熔
断する際に生ずるアークにローレンツ力が働きアーク長
が長くなり、消弧しやすくなる。これにより、直流回路
においては、消弧力が向上される効果が得られる。
ので、交流、直流を問わず消弧力が向上する。可熔体に
磁気力を及ぼす磁石が設けられているので、可熔体が熔
断する際に生ずるアークにローレンツ力が働きアーク長
が長くなり、消弧しやすくなる。これにより、直流回路
においては、消弧力が向上される効果が得られる。
【００２３】請求項５載の発明では、可熔体と接続する
キャップの近傍に断面積を狭めた貫通穴が設けられてい
るので、その部位の抵抗が大きく、温度の時定数が小さ
くなる。これによって可熔体の熔断は両キャップの近傍
から同時に始まり、アーク距離が長く、消弧しやすい条
件が作られる。
キャップの近傍に断面積を狭めた貫通穴が設けられてい
るので、その部位の抵抗が大きく、温度の時定数が小さ
くなる。これによって可熔体の熔断は両キャップの近傍
から同時に始まり、アーク距離が長く、消弧しやすい条
件が作られる。
【図１】ヒューズ本体の外形を示す図である。
【図２】可熔体の構成を示す図である。
【図３】ケースの構成を示す図である。
【図４】ヒューズ本体をケースに装着した状態を示す図
である。
である。
【図５】アークの経路を示す図である。
１ 円筒 ２ キャップ ３ 貫通穴 ４ 端子 ４ａ 部材 ５ ケース ５ａ ケース本体 ５ｂ 蓋 ６、７ 磁石 ８ 可熔体 １２ アーク経路 ５０ 切り欠き Ａ、Ｂ 電流方向
Claims (5)
- 【請求項１】 絶縁体で構成された円筒内に可熔体が収
納され、前記円筒の両端には金属製のキャップが設置さ
れて、前記可熔体はその端部において前記キャップと電
気的に接続されて構成されたヒューズにおいて、前記円
筒の外周に、前記可熔体に磁気力を及ぼす磁性体が設置
されていることを特徴とするヒューズ。 - 【請求項２】 前記磁性体は永久磁石であることを特徴
とする請求項１記載のヒューズ。 - 【請求項３】 前記キャップ、円筒および可熔体の組み
立て体をケースに収納し、前記磁性体として永久磁石が
ケースの両側面に前記可熔体に対応し、Ｓ極、Ｎ極を対
向させて固定されていることを特徴とする請求項１記載
のヒューズ。 - 【請求項４】 前記円筒には消弧剤が詰められているこ
とを特徴とする請求項１記載のヒューズ。 - 【請求項５】 前記可熔体には前記キャップに近い両端
部にそれぞれ貫通穴が設けられ断面積が狭められている
ことを特徴とする請求項１記載のヒューズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10125848A JPH11329206A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | ヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10125848A JPH11329206A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | ヒューズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11329206A true JPH11329206A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=14920448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10125848A Withdrawn JPH11329206A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | ヒューズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11329206A (ja) |
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR100461395B1 (ko) * | 2002-08-08 | 2004-12-13 | 현대자동차주식회사 | 아아크 방지 퓨즈 박스 |
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| DE102013208656A1 (de) | 2012-05-11 | 2013-11-14 | Audio Ohm Di Tonani Caterina & C. S.R.L. | Schmelzsicherung, insbesondere Hochvoltschmelzsicherung für ein Kraftfahrzeug |
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-
1998
- 1998-05-08 JP JP10125848A patent/JPH11329206A/ja not_active Withdrawn
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