JP2743519B2 - サーマルプロテクタ - Google Patents

サーマルプロテクタ

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JP2743519B2
JP2743519B2 JP26320989A JP26320989A JP2743519B2 JP 2743519 B2 JP2743519 B2 JP 2743519B2 JP 26320989 A JP26320989 A JP 26320989A JP 26320989 A JP26320989 A JP 26320989A JP 2743519 B2 JP2743519 B2 JP 2743519B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種電気機器、例えばモータまたは螢光灯安
定器等に用いられ、異常時の発熱および過大電流等によ
る電気機器の焼損防止のためのサーマルプロテクタ、特
に小型のサーマルプロテクタに関するものである。
従来の技術 従来、小型のサーマルプロテクタは第2図(a),
(b)に示すような構成を有している。すなわち、先端
部に可動接点2を溶接した反転形トリメタル3を可動電
極プレート1の一端部1aに溶接してなる可動電極体と、
先端部に固定接点6を溶接した接点プレート7を固定電
極プレート5の一端部5aに溶接してなる固定電極体と
を、可動接点2と固定接点6が所定の接点圧力で接触す
るように対向して設け、可動電極プレート1と固定電極
プレート5のほぼ中央部を樹脂からなる絶縁ブロック9
に埋設して固着支持し、可動電極プレート1の他端部1b
に可動側被覆リード線4を溶接し、固定電極プレート5
の他端部5bに固定側被覆リード線8を溶接してマウント
体を構成する。そして、このマウント体は一端に開口部
を有する樹脂からなる容器10に収納し、容器10の開口部
から可動側被覆リード線4と固定側被覆リード線8を導
出し、容器10の開口部を樹脂からなる充填剤11にて封止
されている。
このような構成を有するサーマルプロテクタは、モー
タ等に取り付けられ、異常時の温度過昇および過大電流
に感応して、反転形トリメタル3が反転復帰動作を行
い、可動接点2と固定接点6の開閉を行ってモータ等の
焼損を防止する機能を持っている。
発明が解決しようとする課題 この種のサーマルプロテクタは、特にモータや蛍光灯
安定器等に使用する場合、大電流に耐え得ることが必要
である。しかし、かかる構造でもって小型化した場合、
容器の容積が小さくなるため、大電流における通電時の
強烈な接点間アークによるアーク熱で容器の内圧が増大
する結果、容器が破損して容器外へ発火することを防止
することができないという重大な欠点があった。
本発明は小型構造に伴うこのような問題点を解決する
ためになされたもので、モータや蛍光灯安定器等に使用
しても発火等を引き起こすおそれのない安全性の高い小
型のサーマルプロテクタを提供するものである。
課題を解決するための手段 本発明のサーマルプロテクタは、可動電極プレートを
備えた可動電極体と、固定電極プレートを備えた固定電
極体とを対向して設け、かつ前記可動電極プレートと前
記固定電極プレートとを絶縁ブロックで一体化したマウ
ント体を容器内に収納し、前記可動電極プレートと前記
固定電極プレートのうち少なくとも一方の一部に電流ヒ
ューズ機能を持つくびれ部を形成し、このくびれ部を前
記絶縁ブロックに埋設した構成を有している。
作用 本発明はサーマルプロテクタに大電流が流れると、電
流ヒューズ機能を持つくびれ部が溶断するので、接点間
の強烈なアークの発生を防止することができる。ところ
が、くびれ部の溶断時にはくびれ部が形成されている電
極プレートの両端部間に爆発的なアークが発生する。し
かし、このアークは絶縁ブロックで封じ込められる。そ
の結果、容器外への発火を防止することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明す
る。
第1図(a),(b)に示すように、本発明実施例の
サーマルプロテクタは、先端部に可動接点2を溶接した
反転形トリメタル3からなるスナップアクション型熱応
動素子を、中央部にヒューズ機能を持つくびれ部1cを設
けた可動電極プレート12の一端部12aに溶接してなる可
動電極体と、先端部に固定接点6を溶接した接点プレー
ト7を固定電極プレート5の一端部5aに溶接してなる固
定電極体とを、可動接点2と固定接点6が所定の接点圧
力で接触するように対向して設けている。可動電極プレ
ート12と固定電極プレート5のほぼ中央部は樹脂からな
る絶縁ブロック9に埋設されて一体化されている。この
場合可動電極プレート12の中央部に電流ヒューズ機能を
持つくびれ部12cを設け、このくびれ部を樹脂ブロック
9内の中央部に位置するように埋設している。可動電極
プレート12の他端部12bには可動側被覆リード線4を溶
接し、また、固定電極プレート5の他端部5bには固定側
被覆リード線8を溶接している。以上のようにしてマウ
ント体が構成されている。そして、このマウント体は一
端に開口部を有する樹脂からなる長さ16.4mm,幅6.0mm,
厚さ3.1mmの容器10内に収納し、容器10の開口部から可
動側被覆リード線4と固定側被覆リード線8を導出し、
容器10の開口部をエポキシ樹脂等からなる充填剤11にて
封止している。
かかるサーマルプロテクタにおいては、例えば200Aの
大電流を通電した場合、可動電極プレート12のくびれ部
12cが溶断することにより接点間の強烈なアークの発生
を防止することができ、さらにくびれ部12cを容器10の
露出空間に配置せず、絶縁ブロック9に埋設しているた
めに、くびれ部12cの溶断時にその一端部12aと他端部12
b間に発生するアークを絶縁ブロック9で封じ込めるこ
とができるので、容器10外への発火を回避することがで
きる。また、このサーマルプロテクタは部品を新たに付
加する必要がない上、組立工程を何ら変更する必要もな
いので、安価に得ることができる。
なお、上記実施例では電流ヒューズ機能を持つくびれ
部を可動電極プレートに設けた場合について説明した
が、くびれ部は固定電極プレートに設けてもよく、また
両方のプレートに設けてもよいことはもちろんである。
発明の効果 以上説明したように、本発明は可動電極プレートを備
えた可動電極体と、固定電極プレートを備えた固定電極
体とを対向して設け、かつ前記可動電極プレートと前記
固定電極プレートとを絶縁ブロックで一体化したマウン
ト体を容器内に収納し、前記可動電極プレートと前記固
定電極プレートのうち少なくとも一方の一部に電流ヒュ
ーズ機能を持つくびれ部を形成し、このくびれ部を前記
絶縁ブロックに埋設しているので、大電流における通電
時電極プレートのくびれ部を溶断させることにより接点
間アークの発生を防止することができ、さらにくびれ部
の溶断時に電極プレートの両端部間に発生するアークを
絶縁ブロックで封じ込めることができるため、容器外へ
の発火を回避することができる安全性のきわめて高い小
型のサーマルプロテクタを安価に提供することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の一実施例であるサーマ
ルプロテクタの一部切欠正面図および同側面図、第2図
(a),(b)は従来のサーマルプロテクタの一部切欠
正面図および同側面図である。 2……可動接点、2……トリメタル、5……固定電極プ
レート、6……固定接点、9……絶縁ブロック、10……
容器、12……可動電極プレート、12c……くびれ部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動電極プレートを備えた可動電極体と、
    固定電極プレートを備えた固定電極体とを対向して設
    け、かつ前記可動電極プレートと前記固定電極プレート
    とを絶縁ブロックで一体化したマウント体を容器内に収
    納し、前記可動電極プレートと前記固定電極プレートの
    うち少なくとも一方の一部に電流ヒューズ機能を持つく
    びれ部を形成し、このくびれ部を前記絶縁ブロックに埋
    設したことを特徴とするサーマルプロテクタ。
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JP4128250B2 (ja) * 1997-10-16 2008-07-30 日本テクニカ株式会社 電源用サーマルプロテクタ
JP4811762B2 (ja) * 2006-05-23 2011-11-09 東拓工業株式会社 電磁波シールド材

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