JPH11328884A - 音声信号処理装置 - Google Patents

音声信号処理装置

Info

Publication number
JPH11328884A
JPH11328884A JP10138008A JP13800898A JPH11328884A JP H11328884 A JPH11328884 A JP H11328884A JP 10138008 A JP10138008 A JP 10138008A JP 13800898 A JP13800898 A JP 13800898A JP H11328884 A JPH11328884 A JP H11328884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
filter
signal processing
audio signal
rotation speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10138008A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Mizushima
哲也 水島
Tadashi Yoshino
正 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10138008A priority Critical patent/JPH11328884A/ja
Publication of JPH11328884A publication Critical patent/JPH11328884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク上の媒体に音声信号を記録する音声
信号処理装置において、ディスクの回転に起因する雑音
を簡単な回路構成で除去する。 【解決手段】 ディスク1の回転を回転数検出回路2で
検出し、その回転によりパラメーターをパラメーター生
成回路3で生成する。このパラメータに従い音声信号を
信号処理するフィルター5が制御される。フィルター5
はディスク1の回転数に従って最適なパラメーターを与
えることにより、簡単な回路でディスクの回転に起因す
る雑音を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声信号を円盤状の
ディスクに線速度一定で記録する記録装置であって、音
声に混入する雑音を除去する音声信号処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、雑音を除去する音声信号処理装置
の一例として、特開平6−67692号公報に適応雑音
低減型が知られている。この音声信号処理装置は音声信
号を入力する主要入力用マイクと、雑音を入力する参照
入力用マイクと、この参照入力用マイクからの出力信号
から不要信号に近似する信号を生成する適応フィルター
手段と、この適応フィルター手段からの出力信号を前記
主要入力用マイクロホンからの音声信号から減算する減
算手段とにより構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
音声信号を記録するディスク記録装置においては、ディ
スクの回転に起因する雑音がマイクから混入することが
避けられない。ディスクは線速度が一定のため、ピック
アップ(あるいはヘッド)のディスク中心からの位置に
よりディスクの回転速度が異なる。したがって、ディス
クの回転数が変わることにより、ディスクの回転による
雑音の状態が変化することになる。
【0004】従来、このように状態が変化する雑音を除
去するためには、雑音を別のマイクで集音し、その信号
により雑音を打ち消すなどの複雑な回路構成によって信
号処理を必要とした。
【0005】本発明は、上記複雑な回路を有することな
くディスクの回転に起因する雑音を除去することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
し目的を達成するため、ディスクの回転速度に従って最
適なフィルターのパラメーターを設定し、設定された最
適なパラメーターを有するフィルターでディスクの回転
に起因する雑音を除去するように構成したものである。
【0007】これにより、簡単な回路構成で、ディスク
の回転に起因する雑音を除去することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
前記ディスクの回転速度によりパラメーターを決定する
パラメーター生成手段と、音声入力信号を前記パラメー
ターに従って信号処理する雑音除去(フィルター)手段
とを有したものであり、ディスクの回転速度が変化する
ことにより雑音の状態が変化しても、その変化に対応し
てマイクから入り込んだ雑音を除去できるという作用を
有する。
【0009】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。図1は本発明の実施の形態における音
声信号処理装置の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1はディスク、2はディスクの回転数を検出す
る回転数検出回路、3は検出した回転数によりパラメー
ターを決定するパラメーター生成回路、4はアナログオ
ーディオ信号をディジタル化するAD変換器、5はパラ
メーター生成回路3で生成された係数に従ってAD変換
器4の出力であるディジタルオーディオ信号を信号処理
して雑音除去をするフィルターである。
【0010】図2は図1のフィルター5の構成を示すブ
ロック図であり、これは双2次型のディジタルフィルタ
ーである。図2において、21,22,23,24はオ
ーディオ1サンプル分の時間だけ信号を遅延させる遅延
回路であり、遅延回路21はAD変換器4の出力を入力
とし、遅延回路22は遅延回路21の出力を入力とし、
遅延回路23は加算器30の出力を入力とし、遅延回路
24は遅延回路23の出力を入力とする。
【0011】25はAD変換器4の出力をα倍する乗算
器、26は遅延回路21の出力をβ倍する乗算器、27
は遅延回路22の出力をγ倍する乗算器、28は遅延回
路23の出力をδ倍する乗算器、29は遅延回路24の
出力をε倍する乗算器である。加算器30は乗算器2
5,26,27,28,29の出力を加算するものであ
る。
【0012】次に動作を説明すると、図1に示すディス
ク1の回転数は回転数検出回路2で検出され、その検出
された回転数はパラメーター生成回路3に入力される。
パラメーター生成回路3は、フィルター5の乗算器の係
数α,β,γ,δ,εをディスク1の回転数に従って生
成する。例えば、ディスク1の回転数n1のときは周波
数f1をピークとする雑音が発生し、ディスクの回転数
n2のときは周波数f2をピークとする雑音が発生する
場合、パラメーター生成回路3は(表1)のように係数
を切り替える。
【0013】
【表1】
【0014】ここで、係数α1,β1,γ1,δ1,ε
1は周波数f1をピークとするノッチフィルターを形成
し、係数α2,β2,γ2,δ2,ε2は周波数f2を
ピークとするノッチフィルターを形成する。図3はフィ
ルター5の周波数特性を示し、横軸が周波数f,縦軸が
ゲインgを表し、図3(1)がf1,図3(2)がf2
の場合である。係数の例として(数1)に係数α,β,
γ,δ,εを示す。
【0015】
【数1】αn=1−1/|h0| βn=−2AB−(AB)/|h0| γn=A2 δn=−2AB εn=A2 ここで、 n=1,2 サンプリング周期:T ノッチ周波数:fn 減衰特性:D
【0016】
【外1】
【0017】B=cos(2πfnT) Zn=cos(2πfnT)−j sin(2πfnT) h0=(1−AB Zn~1)/(1−2AB Zn~1+A~2 Zn~2) h1=(1/|h0|−AB/|h0| Zn~1)/(1−2AB Zn~1+A~2
Zn~2) ここで、周波数はf1,f2の2種類だけを想定した
が、存在するディスクの回転数だけの周波数を設定すれ
ばよい。
【0018】次にフィルター5の別の構成例を図4のブ
ロック図に示し、これはコムフィルターである。図4に
おいて、41,43は乗算器、42,45は加算器、4
4は遅延回路である。このコムフィルターの動作を説明
する。AD変換器4の出力は乗算器41でa倍される。
乗算器41の出力と乗算器43の出力は加算器42で加
算される。加算器42の出力は遅延回路44に入力され
サンプリング周期のx倍の時間だけ遅延される。ここ
で、xはx>0の整数であり、本例ではパラメーター生
成回路3から与えられる。遅延回路44の出力は乗算器
43に入力されb倍される。加算器45はAD変換器4
の出力から加算器42の出力を減算し出力する。
【0019】パラメーター生成回路3は、フィルター5
の乗算器の遅延段数xをディスク1の回転数に従って生
成する。例えば、ディスクの回転数n1のとき、周波数
f1を基本周波数とする雑音が発生し、ディスクの回転
数n2のとき、基本周波数f2とする雑音が発生する場
合、パラメーター生成回路3は、(表2)のように係数
を切り替える。
【0020】
【表2】
【0021】これにより、それぞれ基本周波数f1,基
本周波数f2とするコムフィルターにより、それぞれの
基本周波数の整数倍の雑音を除去することができる。こ
の例では、周波数はf1,f2の2種類だけを想定した
が存在するディスクの回転数だけの周波数想定すればよ
い。
【0022】本実施の形態では、パラメーター生成回路
は乗算器の係数または遅延量のどちらかを制御したが、
乗算器の係数と遅延量の両方を制御してもよい。また双
2次型のディジタルフィルターとコムフィルターを例に
挙げたが、ディスクの回転数により状態を変化させる信
号処理であればなんでもよい。また、ディジタル信号処
理であるがアナログ信号処理でも同様の効果が得られ
る。また、ディスクの回転数を検出する回転数検出回路
が存在するが、ディスクを回転させる制御回路から直接
回転数の情報を受け取る構成にしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によればディ
スクの回転速度に従って最適なフィルターのパラメータ
ーを設定し、設定された最適なパラメーターを有するフ
ィルターでディスクの回転に起因する雑音を除去するよ
うにした簡単な回路構成でもって、ディスクの回転に起
因する雑音を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における音声信号処理装置
の構成を示すブロック図
【図2】図1のフィルターの構成を示すブロック図
【図3】図1のフィルターの周波数特性の一例図
【図4】図1のフィルターの別の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 ディスク 2 回転数検出回路 3 パラメーター生成回路 4 AD変換器 5 フィルター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状のディスクに少なくとも音声信号
    を記録する音声信号処理装置であって、前記ディスクの
    回転速度によりパラメーターを決定するパラメーター生
    成手段と、音声入力信号を前記パラメーターに従って信
    号処理する雑音除去手段とを有することを特徴とする音
    声信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記雑音除去手段は、加算器と乗算器と
    遅延回路から構成されるフィルターであることを特徴と
    する請求項1記載の音声信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記パラメーター生成手段において、パ
    ラメーターはフィルターの乗算器の乗算係数またはフィ
    ルターの遅延回路の遅延量であることを特徴とする請求
    項1記載の音声信号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ディスクの回転速度を検出し前記パ
    ラメーター生成手段に出力する回転速度検出手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の音声信号処理装置。
JP10138008A 1998-05-20 1998-05-20 音声信号処理装置 Pending JPH11328884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10138008A JPH11328884A (ja) 1998-05-20 1998-05-20 音声信号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10138008A JPH11328884A (ja) 1998-05-20 1998-05-20 音声信号処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11328884A true JPH11328884A (ja) 1999-11-30

Family

ID=15211916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10138008A Pending JPH11328884A (ja) 1998-05-20 1998-05-20 音声信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11328884A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008165125A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Kenwood Corp 音声信号処理装置、音声信号処理方法、および、音声信号処理プログラム
US8036398B2 (en) 2005-05-27 2011-10-11 Sony Corporation Circuit and apparatus having a delay unit for reducing periodic noise

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8036398B2 (en) 2005-05-27 2011-10-11 Sony Corporation Circuit and apparatus having a delay unit for reducing periodic noise
JP2008165125A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Kenwood Corp 音声信号処理装置、音声信号処理方法、および、音声信号処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5409377B2 (ja) 高域補間装置および高域補間方法
US7697699B2 (en) Method of and apparatus for reducing noise
JP3810257B2 (ja) 音声帯域拡張装置及び音声帯域拡張方法
JP2000022992A (ja) ノイズ低減信号処理装置
JPH11328884A (ja) 音声信号処理装置
US7848530B2 (en) Electronic device and its control method
JP5103606B2 (ja) 信号処理装置
JP2830276B2 (ja) 信号処理装置
JP2000207000A (ja) 信号処理装置および信号処理方法
JPH05308697A (ja) ハウリング抑制装置
JP2002251823A (ja) 連続情報記録装置
JPH0522787A (ja) 集音装置
JPH08102644A (ja) 適応フィルタシステム
JPH0248831A (ja) 雑音低減方法
JP3059753B2 (ja) 雑音除去装置
JP2001319420A (ja) ノイズ処理装置およびこれを含む情報記録装置ならびにノイズ処理方法
JP2507285B2 (ja) ビット長拡張装置
JPH05155543A (ja) 速度帰還信号のフィルタリング方法
JP4817628B2 (ja) 電子機器及びビデオカメラ装置並びにそれらの制御方法
JP4671625B2 (ja) ビデオカメラ
JPH10198355A (ja) 周波数検出装置
JP2668854B2 (ja) Da変換装置
JPH08185603A (ja) 磁気記録装置
JP2559441B2 (ja) Pcm信号補正回路
JP2004004399A (ja) ノイズ低減方式および記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060718