JPH0522787A - 集音装置 - Google Patents

集音装置

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JPH0522787A
JPH0522787A JP3168158A JP16815891A JPH0522787A JP H0522787 A JPH0522787 A JP H0522787A JP 3168158 A JP3168158 A JP 3168158A JP 16815891 A JP16815891 A JP 16815891A JP H0522787 A JPH0522787 A JP H0522787A
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JP
Japan
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sound
coefficient
multiplier
group
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP3168158A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Hitotsumachi
修三 一ツ町
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3168158A priority Critical patent/JPH0522787A/ja
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  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロフォンを用いて録音するときに、録
音したい目的の音以外の音の録音レベルを減少させ、目
的音の集音特性を良くする規模の小さな集音装置を提供
することを目的とする。 【構成】 2系統の帯域通過フィルタ群15,16を通
過した信号の位相差を検出し、制御器18で係数器20
の係数を選択する。選択された係数と帯域通過フィルタ
群15から出力された信号が乗算器21で乗算され、位
相差の大きな目的外の信号は減衰する。各周波数帯域の
乗算器から出力された信号は加算器23にて加算される
ので、不要な音が減少し、必要な周波数帯域をもった集
音信号を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロフォンで音声信
号を集音する集音装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ一体型ビデオテープレコー
ダが普及してきて、映像と音声を収録することが多くな
ってきた。映像はレンズを通して目的物が収録され、ズ
ームも簡単だが、音声の収録には単一指向性マイクロフ
ォンの用いられることが多く、指向性の制御は簡単では
ない。指向性を制御した例としては、例えば電子情報通
信学会技術研究報告EA89−92に示されている。
【0003】以下に、従来の集音装置である指向性制御
装置について説明する。図2はこの従来の指向性制御装
置のブロック図を示すものである。図2において、1は
複数(23個)のマイクロフォンであり、2cm間隔で
一列に並べられている。2はマイクロフォン1のそれぞ
れに接続された複数のアナログ−ディジタル変換器(以
下、ADCという)、3はADC2のそれぞれの出力信
号が入力される複数のディジタルフィルタ,4はディジ
タルフィルタ3のそれぞれの出力信号を加算する加算
器、5は加算器4の出力信号をアナログ信号に変換する
ディジタル−アナログ変換器(以下、DACという)、
6はDAC5に接続され集音された音が出力される出力
端子である。
【0004】以上のように構成された指向性制御装置に
ついて、以下その動作について説明する。
【0005】マイクロフォン1で集音し出力された信号
は、ADC2にてディジタル信号に変換されディジタル
フィルタ3に加えられる。ディジタルフィルタ3のそれ
ぞれの出力信号は加算器4で加算され、その後DAC5
にてアナログ信号に戻されて出力端子6に出力される。
ここで、ディジタルフィルタ3群は2次元ディジタルフ
ィルタを構成している。そして、各ディジタルフィルタ
3の係数を制御し、ディジタル回路の標本化周波数を変
化させることにより、マイクロフォン1で集音する指向
特性を変化させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、多数のマイクロフォンやADCを備えな
ければならず、またディジタルフィルタ3には高次(3
0次)のFIR(FiniteImpulse Response)フィルタを
用いるので規模が大きいという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、規模が小さくて目的の音を集音することができる集
音装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の集音装置は、入力信号を複数の周波数帯域に
分離する2組の帯域通過フィルタ群と、帯域通過フィル
タ群間の位相差を検出する位相比較器群と、位相比較器
群の出力信号により値が選択される係数器群と、帯域通
過フィルタ群の出力信号と係数器群の出力信号とを乗算
する乗算器群と、乗算器群の出力信号を加算する加算器
とを備えている。
【0009】
【作用】本発明は上記した構成により、2本のマイクロ
フォンにて集音された信号がそれぞれ帯域通過フィルタ
群に入力され、それぞれ狭い周波数帯域の信号に分離さ
れる。そして、2種の帯域通過フィルタ群の中で、同じ
周波数帯域の帯域通過フィルタによって分離された信号
間の位相差が位相比較器にて検出され、位相差に応じた
係数値が係数器で選択されて乗算器に出力される。乗算
器では帯域通過フィルタにて分離された信号と、前記の
ように選択された係数が乗算される。このようにすべて
の帯域通過フィルタ対の出力信号について上記と同様の
ことが行われ、乗算器群の出力信号は加算器で加算され
て広い周波数帯域の信号となる。ここで、位相差が無い
ということは、2個のマイクロフォンから等距離の位置
に音源があることを示し、位相差が大きくなるというこ
とは音源がその位置から離れることを示す。すなわち、
2個のマイクロフォンから等距離にある目的の音源の音
は通過し、目的から離れた音は減衰させることとなる。
このように目的音を集音することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0011】図1は本発明の実施例における集音装置の
ブロック図を示すものである。図1において、11,1
2はある間隔(例えば20cm)で置かれたマイクロフ
ォン、13,14はマイクロフォン11,12の出力信
号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変
換器(ADC)、15,16はADC13,14の出力
信号を周波数帯域分割する帯域通過フィルタ(BPF)
群であり、それぞれBPF1(151,161)からB
PFn(15n,16n)で構成される。17はBPF
1(151,161)の出力信号の位相差を検出する位
相比較器、18は位相比較器17およびBPF1(15
1)の出力信号レベルを検出するレベル検出器19の出
力信号が加えられる制御器、20は制御器18の出力信
号に応じて1から0.1の値を乗算器21に出力する係
数器であり、乗算器21にはBPF1(151)の出力
信号を遅延させる遅延器22の出力信号も加えられて乗
算が行われる。23は乗算器21の出力信号が加えられ
る加算器、24は加算器23の出力信号をアナログ信号
に変換するディジタル−アナログ変換器(DAC)、2
5はDAC24にて得られた集音結果が出力される出力
端子である。なお、図示していないがBPF2からBP
Fnについても、BPF1の場合と同様にBPF15お
よびBPF16間で位相比較を行い、乗算を行うための
同等の構成を有している。それゆえ加算器23には1か
らn個の乗算結果が加えられている。
【0012】以上のように構成された本実施例の集音装
置について、以下その動作について説明する。マイクロ
フォン11にて得られた信号はADC13にてディジタ
ル信号に変換される。ディジタル信号に変換された音声
信号は、BPF群15内のBPF1(151)からBP
Fn(15n)にてn系列の周波数帯域に分割される。
マイクロフォン12にて得られた音声信号も同様にAD
C14を経てBPF群16内のBPF1(161)から
BPFn(16n)で分割される。同一周波数帯域の信
号が通過するBPF1(151)とBPF1(161)
の出力信号は、位相比較器17にて信号の位相が比較さ
れる。位相比較器17からは位相差に応じた信号が出力
され、制御器18に入力される。また、BPF1(15
1)の出力信号はレベル検出器19にも入力されてお
り、レベル検出器19では信号のレベルに応じた信号が
得られ,制御器18に出力される。制御器18は位相比
較器17とレベル検出器19から得られた信号に応じて
係数器20内のメモリに記憶されている1から0.1の
係数を選択し、この係数は乗算器21に加えられる。制
御器18は、位相比較器17で検出する位相差が小さい
ほど1に近い係数を、そしてレベル検出器19で検出す
るレベルがある設定値を越えていればその係数を有効と
して選択する。そして、選択された係数は信号レベルが
設定値以下になっても保持される。乗算器21にはBP
F1(151)を通過した信号が遅延器22で遅延され
て入力され、係数器20から出力された係数と乗算され
てレベルが変更される。BPF2からBPFnまでの通
過信号についても上記と同様の信号処理が行われる。こ
のようにして得られたn個の乗算器の出力信号は加算器
23にて加算され、加算結果はDAC24にてアナログ
信号に戻されて出力端子25に出力される。BPF群1
5とBPF群16の出力信号間の位相差がなければ、そ
の信号源はマイクロフォン11と12から等距離すなわ
ち目的音源であり、位相差が大きくなるということは音
源がそこから離れることを意味し、目的音源から離れた
音は係数器20から出力される係数が小さくなって乗算
器21でレベルが減衰させられる。マイクロフォン1
1,12から得られる信号はBPF1からBPFnまで
の多数の周波数帯域に分割されるので、目的外の音が入
力されても周波数帯域が異なれば、係数器20の選択さ
れた係数は変化せず、集音レベルが変化することはな
い。また、ある係数が選択されてから数秒間(例えば5
秒間)はその係数より小さい係数は選択されないように
して音声レベルの変動を防止している。加算器23では
分割されたすべての周波数帯域の信号が加算されるの
で、目的外の信号が減衰した集音信号が得られることと
なる。位相比較器17の出力信号によって係数の値を選
択するときに若干の修正を加えることにより、目的音の
集音特性を変更することができる。
【0013】なお、実施例において2個のマイクロフォ
ン11,12から等距離の音源を目的音源とした例につ
いて説明したが、BPF群16の出力に、マイクロフォ
ン11と12間を音が伝わる時間に相当する時間の遅延
器を挿入し、マイクロフォン11と12を結んだ線上に
目的音源があるように構成してもよい。また、BPF群
15,16やそれに接続された位相比較器群、乗算器群
等は一個のディジタルシグナルプロセッサを時分割で使
用して構成することができるので、回路規模が大きくな
ることはない。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、2組の帯域通過
フィルタ群と、帯域通過フィルタ群間の位相差を検出す
る位相比較器群と、位相比較器群の出力信号により値が
選択される係数器群と、帯域通過フィルタ群の出力信号
と係数器群の出力信号を乗算する乗算器群と、乗算器群
の出力信号を加算する加算器を設けることにより、目的
外の信号の位相差を検出して小さな値の係数を選択し、
入力信号と乗算してレベルを減衰させることができ、目
的音を効果的に集音することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における集音装置の構成を示す
ブロック図
【図2】従来の指向性制御装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
11,12 マイクロフォン 13,14 アナログ−ディジタル変換器 15,16 帯域通過フィルタ群 17 位相比較器 18 制御器 19 レベル検出器 20 係数器 21 乗算器 22 遅延器 23 加算器 24 ディジタル−アナログ変換器 25 出力端子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】2種の入力信号を複数の周波数帯域に分離
    する第1および第2の帯域通過フィルタ群と、 前記第1および第2の帯域通過フィルタ群間のそれぞれ
    の同じ周波数帯域の出力信号の位相差を検出する位相比
    較器群と、 前記位相比較器群のそれぞれの出力信号によって値が選
    択される係数器群と、 前記第1の帯域通過フィルタ群のそれぞれの周波数帯域
    の出力信号と前記それぞれの係数器群の出力信号とを乗
    算する乗算器群と、 前記乗算器群の出力信号を加算する加算器と、を備えた
    集音装置。
JP3168158A 1991-07-09 1991-07-09 集音装置 Pending JPH0522787A (ja)

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