JP5409377B2 - 高域補間装置および高域補間方法 - Google Patents

高域補間装置および高域補間方法 Download PDF

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    • G10L21/038Speech enhancement, e.g. noise reduction or echo cancellation using band spreading techniques

Description

本発明は、高域補間装置および高域補間方法に関し、より詳細には、オーディオ信号の周波数帯域に応じて適切な高域補間信号を生成することが可能な高域補間装置および高域補間方法に関する。
今日では、CDやDVD等の記録媒体に記録された音楽情報を、CDプレーヤやDVDプレーヤなどの再生装置を用いて出力するデジタルオーディオ機器が一般的に普及している。これらのデジタルオーディオ機器では、音楽情報がデジタル情報としてCD等の記録媒体に記録されているため、音楽の再生・録音に伴う劣化等を防止することができ、高音質の音楽を楽しむことが可能となっている。しかしながら、このような記録媒体に記録される一般的なデジタル情報(音楽情報)は、一般的に人間の耳で聴取可能とされる周波数領域内の情報に制限されており、一定周波数以上となる高域の音楽情報は削除されている。
例えば、一般的な人間が聴取可能な周波数は、20Hz〜20kHzといわれている。一方で、音楽CDで使用されるサンプリング周波数は44.1kHzとなっており、このCDにおいて再生可能な周波数は20kHz以下となっている。このようにCD等の記録媒体では、人間の聴取可能な周波数(20kHz)以上の音楽情報を制限している。
しかしながら、人間の耳では、この20kHz以上の高周波成分も、音色の違いとして感知することが可能となっている。このため、高周波成分がカットしてしまったデジタルオーディオ機器の出力音声には、従来のアナログオーディオ機器のような音の深みや迫力などが感じられないという声が多く存在している。このため、今日では、デジタルオーディオ機器において再生される音楽に対して高域の音声信号を補間することによって、聴取者の満足感を高める方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載される高域補間装置では、高域の制限されたオーディオ信号において、所定の上限周波数に対してアップサンプリング、すなわち信号の中央に零次補間を行った後に、高周波信号を除去するためにローパスフィルタリング処理をしてダウンサンプリングを行い、さらに所定の特性になるようなエンベロープ処理を行うことによって高域の補間を行っている。
このような高域補間を行うことによって、音響再生時における高域の不足感を改善させることが可能となる。
特開平9−23127号公報(第2−3頁、第2図)
しかしながら、上述した高域補間装置では、オーディオ信号の所定の上限周波数に対して、アップサンプリングを行うため、サンプリング周波数(サンプリング速度)が2倍以上となってしまう。例えば、音楽CDのサンプリング周波数は44.1kHzであるため、アップサンプリングが行われる周波数は2倍の88.2kHzとなってしまい、音楽DVDのサンプリング周波数は96kHzであるため、アップサンプリングが行われる周波数は2倍の192kHzとなってしまう。このように高い周波数においてアップサンプリング処理を行う場合には、高域補間装置における処理負荷が増大してしまい、円滑な高域補間処理が困難になるとともに、高域補間装置のコスト負担が重くなるという問題があった。
また、帯域制限されたオーディオ信号において、音源の種類、音源のオープニングやエンディング、サビなどの再生位置によって、実効的な帯域幅や周波数レベルは刻々と変化する。しかしながら、上述した高域補間装置では、このような変化を考慮していないため、現実に上述した高域補間装置を用いて高域補間を行ったとしても、周波数特性においてスペクトルが不連続となってしまい、補間効果が低減してしまうという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、アップサンプリング処理におけるサンプリング速度(サンプリング周波数)を増加させることなく、さらに、再生音楽に応じて周波数特性のスペクトル特性が連続する補間信号を生成することが可能な高域補間装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る高域補間装置は、オーディオ信号の周波数特性に基づいて、オーディオ信号の帯域幅の種別を予め帯域幅毎に設定された帯域判定値として判定する帯域判定手段と、前記帯域判定値に基づいてハイパスフィルタのフィルタ係数を選択し、選択されたフィルタ係数を備えるハイパスフィルタを用いて前記オーディオ信号のフィルタ処理を行った後に前記オーディオ信号に対する高域補間信号を生成する補間信号生成手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る高域補間方法は、オーディオ信号の周波数特性に基づいて、帯域判定手段が、オーディオ信号の帯域幅の種別を予め帯域幅毎に設定された帯域判定値として判定する帯域判定ステップと、前記帯域判定値に基づいて、補間信号生成手段が、ハイパスフィルタのフィルタ係数を選択し、選択されたフィルタ係数を備えるハイパスフィルタを用いて前記オーディオ信号のフィルタ処理を行い、前記オーディオ信号に対する高域補間信号を生成する補間信号生成ステップとを備えることを特徴とする。
本発明に係る高域補間装置および高域補間方法によれば、帯域判定値に基づいてハイパスフィルタのフィルタ係数を選択し、選択されたフィルタ係数を備えるハイパスフィルタを用いてオーディオ信号のフィルタ処理を行った後にオーディオ信号に対する高域補間信号を生成するので、生成される高域補間信号を、オーディオ信号の帯域幅に応じて調整することができ、オーディオ信号の帯域幅に応じて最適な高域補間信号を生成することが可能となる。従って、オーディオ信号のスペクトルにおいて帯域的に連続した補間信号を生成することが可能となり、再生されるオーディオ信号において音の深みや迫力などを違和感なく付加して聴取者の満足感を高めることが可能となる。
また、本発明に係る高域補間装置は、上述した高域補間装置に対して、前記帯域判定手段により判定された前記帯域判定値に基づいて、前記補間信号生成手段により生成された補間信号の周波数変換を行う周波数変換手段をさらに備えるものであってもよい。
さらに、本発明に係る高域補間方法は、上述した高域補間方法において、前記帯域判定ステップにおいて判定された前記帯域判定値に基づいて、周波数変換手段が、前記補間信号生成ステップにおいて生成された補間信号の周波数変換を行う周波数変換ステップをさらに備える方法であってもよい。
このように、本発明に係る高域補間装置および高域補間方法によれば、前記帯域判定値に基づいて補間信号の周波数変換を行うので、オーディオ信号の周波数レベルに適した補間信号の調整を行うことができる。従って、オーディオ信号のスペクトルにおいて周波数レベル的に連続した補間信号を生成することが可能となり、再生されるオーディオ信号において音の深みや迫力などを違和感なく付加して聴取者の満足感を高めることが可能となる。
さらに、上述した高域補間装置において、前記補間信号生成手段が、前記ハイパスフィルタにより前記オーディオ信号のフィルタ処理が行われた信号に対してダウンサンプリング処理を行うダウンサンプリング手段と、前記ダウンサンプリング処理が施された信号に対してアップサンプリング処理を行うアップサンプリング手段と、前記アップサンプリング処理が施された信号から前記ハイパスフィルタにより前記オーディオ信号のフィルタ処理が行われた信号を減算する減算処理手段とをさらに備えるものであってもよい。
また、上述した高域補間方法において、前記補間信号生成ステップは、ダウンサンプリング手段が、前記ハイパスフィルタにより前記オーディオ信号のフィルタ処理が行われた信号に対してダウンサンプリング処理を行うダウンサンプリングステップと、アップサンプリング手段が、前記ダウンサンプリング処理が施された信号に対してアップサンプリング処理を行うアップサンプリングステップと、減算処理手段が、前記アップサンプリング処理が施された信号から前記ハイパスフィルタにより前記オーディオ信号のフィルタ処理が行われた信号を減算する減算処理ステップとをさらに備える方法であってもよい。
本発明に係る高域補間装置および高域補間方法によれば、上述したダウンサンプリング処理およびアップサンプリング処理を行う信号のサンプリング速度(周波数)を、もとのオーディオ信号のサンプリング速度(周波数)の整数倍に増大させることなく処理するので、処理負担の軽減を図ることができる。
本発明に係る高域補間装置および高域補間方法によれば、オーディオ信号の帯域幅に応じて補間信号の帯域および周波数レベルを修正・調整することができるので、オーディオ信号のスペクトルにおいて連続的な補間信号を生成することが可能となる。このため、高域補間のなされたオーディオ信号を再生することにより、音の深みや迫力などを違和感なく付加することができ、聴取者の満足感を高めることが可能となる。
さらに、ダウンサンプリング処理およびアップサンプリング処理を、オーディオ信号のサンプリング速度(周波数)と同じサンプリング速度(周波数)の信号に対して施すことによって補間信号の生成を行うので、補間信号の生成における処理負担の軽減を図ることが可能となる。
本実施の形態に係る高域補間装置の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る周波数分析部の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るFFT部とスレッショルド検出部との動作例を示した図であり、(a)は、ピンクノイズをオーディオ信号として設定した場合の動作例を示し、(b)は、音楽をオーディオ信号として設定した場合の動作例を示している。 本実施の形態に係る帯域判定部における帯域判定値の判定に用いられる帯域幅の帯域分割を示した表である。 周波数の傾きに応じたオフセット量を示した図である。 (a)は、図3(a)に示すピンクノイズにおいて最大値ホールドされた周波数特性とこの周波数の傾きから求められる1次の回帰分析例とを示しており、(b)は、図3(b)に示す音楽における最大値ホールドされた周波数特性とこの周波数の傾きから求められる1次の回帰分析例とを示している。 本実施の形態に係る補間信号生成部の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るフィルタ係数テーブル部において、HPF帯域判定値に基づいて選択されるフィルタ係数の対応を示した表である。 図8に示す表2のフィルタ係数を備えたハイパスフィルタのフィルタ特性を示した図である。 本実施の形態に係るサンプリング変換部の概略構成を示すブロック図である。 (a)は、HPF部においてフィルタ処理されたオーディオ信号の周波数特性を示しており、(b)は、(a)に示されるオーディオ信号に対してダウンサンプリング処理が施された信号の周波数特性を示している。 (a)は、ゲイン補正部においてゲイン補正された信号に対して、アップサンプリング処理がなされた信号の周波数特性を示しており、(b)は、アップサンプリング処理がなされた信号に対して、減算処理された信号の周波数特性を示している。 本実施の形態に係る周波数変換部の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る正弦波発生部が帯域判定値に対応させて生成する正弦波周波数とその位相の関係を示している。 (a)は、帯域15kHzのピンクノイズを高域補間装置で補間する前のオーディオ信号の周波数特性を示し、(b)は、高域補間装置を用いて高域補間処理がなされたオーディオ信号の周波数特性を示している。 (a)は、帯域15kHzの音楽を高域補間装置で補間する前のオーディオ信号の周波数特性を示し、(b)は、高域補間装置を用いて高域補間処理がなされたオーディオ信号の周波数特性を示している。 (a)は、帯域10kHzの音楽を高域補間装置で補間する前のオーディオ信号の周波数特性を示し、(b)は、高域補間装置を用いて高域補間処理がなされたオーディオ信号の周波数特性を示している。
符号の説明
1 …高域補間装置
2 …周波数分析部
3 …補間信号生成部(補間信号生成手段)
4 …周波数変換部(周波数変換手段)
5 …遅延部
6 …加算部
8 …FFT部
9 …スレッショルド検出部
10 …多数決判定部
11 …帯域判定部(帯域判定手段)
12 …カットオフ周波数計算部
15 …フィルタ係数テーブル部
16 …HPF部
17 …サンプリング変換部
20 …ダウンサンプリング部(ダウンサンプリング手段)
21 …ゲイン補正部
22 …アップサンプリング部(アップサンプリング手段)
23 …減算処理部(減算処理手段)
25 …ヒルベルト変換部
26 …遅延部
27 …正弦波発生部
28、29 …乗算処理部
30 …減算処理部
以下、本発明に係る高域補間装置について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る高域補間装置の概略構成を示したブロック図である。図1に示すように、高域補間装置1は、周波数分析部2と、補間信号生成部(補間信号生成手段)3と、周波数変換部(周波数変換手段)4と、遅延部5と、加算部6とを備えている。
なお、高域補間装置1を構成する周波数分析部2(後述する帯域判定部、カットオフ周波数を含む)、補間信号生成部3(後述するサンプリング変換部を含む)、周波数変換部4等は、一般的なデジタル信号処理に適したマイクロプロセッサ、具体的には、一般的なデジタルシグナルプロセッサ (digital signal processor)等によって構成されるものであってもよく、また、汎用性の高い演算処理装置(Central Processing Unit)等がプログラム等に従って、周波数分析部2、補間信号生成部3、周波数変換部4等の機能を実行するもの(演算処理装置が各機能部を構成するもの)であってもよい。
高域補間装置1は、CDやDVDなどの高域周波数の音響データがカットされたオーディオ信号に対して高域の補間信号を付加することによって、音の深みや迫力を増長させる役割を有している。
具体的には、入力されたオーディオ信号の周波数分析を周波数分析部2で行い、分析された周波数に応じて補間信号生成部3で高域の補間信号を生成し、生成された補間信号を周波数変換部4でオーディオ信号の周波数の帯域を考慮して周波数変換した後に、オーディオ信号に合成して、高域補間のなされたオーディオ信号を生成する。
図2は、周波数分析部2の概略構成を示したブロック図である。周波数分析部2は、オーディオ信号を分析することにより、オーディオ信号の属する帯域を帯域判定値によって判定すると共に、この帯域判定値に対してオフセット処理を施したHPF帯域判定値を求める役割を有している。
周波数分析部2は、図2に示すように、FFT部8と、スレッショルド検出部9と、多数決判定部10と、帯域判定部(帯域判定手段)11と、カットオフ周波数計算部12とを有している。
FFT部8は、オーディオ信号を所定の間隔で高速フーリエ変換(すなわちFFT演算)を行う役割を有している。この高速フーリエ変換によって、オーディオ信号は周波数領域に変換される。なお、FFT部8は高速フーリエ変換を行うことによってオーディオ信号を周波数領域に変換すると共に、平均化処理、デシベル変換を行い、それらの処理が行われた後に、FFTサンプル毎に最大値ホールド処理を行う。
スレッショルド検出部9は、FFT部8によって求められたオーディオ信号の周波数特性に基づいて、低中域と高域との信号レベルを計算する。そして、計算された低中域と高域との信号レベルに基づいて中間の値となるスレッショルド(閾値)を設定し、このスレッショルドを基準としたオーディオ信号の帯域幅を検出する。
なお、低中域と高域の信号レベルの差が小さく、高域のレベルが所定のレベル以上になる場合には、スレッショルド検出部9において、スレッショルドの検出は不可であると判断され、高域補間装置における高域補間処理は行われない。
図3(a)、図3(b)は、FFT部8とスレッショルド検出部9との動作例を示した図であり、サンプリング速度(周波数)が48kHz、帯域幅が15kHzのピンクノイズをオーディオ信号として設定した場合の動作例を図3(a)に示し、同じサンプリング速度・帯域幅の音楽をオーディオ信号として設定した場合の動作例を図3(b)に示している。
なお、FFT部8における高速フーリエ変換処理では、FFT長を256サンプル、平均化数を4フレーム、最大値ホールドを16フレームとする設定を一例として用いている。ここで、1フレームはFFT長の半分の128サンプルである。
また、スレッショルド検出部9の設定として、低中域の信号レベルは10kHz以下、高域の信号レベルは20kHz以上に設定されており、これらの信号レベルをFFT部8出力のFFTサンプルポイントに換算すると、低中域は53ポイント以下のレベル、高域は107ポイント以上のレベルに該当する。以上のような設定において、ピンクノイズにおけるスレッショルド(閾値)は−56dBとなり(図3(a)参照)、音楽におけるスレッショルド(閾値)は−81dB(図3(b)参照)に設定され、FFTサンプルポイントにおける帯域幅は、それぞれ82ポイントとして検出される。
多数決判定部10は、スレッショルド検出部9において出力される帯域幅の検出値に基づいて、最適な検出値の判定を、多数決により1フレーム間隔(本実施の形態では、上述したように128サンプル間隔)で判定する役割を有している。例えば、判定数が「4」に設定されている場合に、帯域幅の検出値として「82」、「79」、「82」、「81」の4つの値が検出された場合には、検出数が最も多い検出値である「82」を、最適な検出値として決定する。なお、本説明においては一例として判定数が4の場合を示したが、判定数は4よりも多くても少なくてもよく、必ずしも4には限定されない。
なおFFT部8において平均化処理、最大値ホールド処理が組み合わされて実施されることによって、多数決判定部10における帯域幅の検出精度の向上が図られている。
帯域判定部11は、多数決判定部10において決定された帯域幅が、どの帯域に属するかを帯域判定値として判定する役割を有している。本実施形態においては、図4に示すように、1.0kHz間隔で9つの帯域に分割した表1を一例として用いて、帯域の判断を行う。図3(a)および図3(b)に示した例では、FFTサンプルポイントが共に82ポイントであったため、表1に基づいて帯域判定値は「7」と判定される。
カットオフ周波数計算部12は、FFT部8において最大値ホールドされたオーディオ信号の周波数の傾きを、1次の回帰分析を用いて計算する。
そして、カットオフ周波数計算部12は、1次の回帰分析により求められた周波数の傾きに基づいて、帯域判定部11において判定された帯域判定値をオフセット処理して、HPF帯域判定値を求める。
図5は、周波数の傾きに応じたオフセット量を示した図である。オフセット量は、図5に示すように、周波数の傾きがない場合(周波数がフラットの場合)、もしくは、低域の値よりも高域の値の方が大きい場合は0とし、高域の値が低域の値よりも小さくなり周波数の傾きが負の方向に大きくなるにしたがってオフセット量が大きくなるように設定されている。なお、回帰分析の分析帯域の上限には、多数決判定部10で得られた帯域の検出値が設定される。
図6(a)は、図3(a)に示されたピンクノイズにおいて最大値ホールドされた周波数特性と、この周波数の傾きから求められる1次の回帰分析例とを示している。また、図6(b)は、図3(b)に示された音楽における最大値ホールドされた周波数特性と、この周波数の傾きから求められる1次の回帰分析例とを示している。図6(a)に示すピンクノイズの周波数特性は比較的フラットに近いため、オフセット量は0となる。一方で、図6(b)の音楽の周波数特性は高域の値が低域の値よりも小さくなっているため、図5の傾きに従って、オフセット量が1となる。
次に、補間信号生成部3について説明する。補間信号生成部3は、オーディオ信号に基づいて最適な補間信号を生成する役割を有している。補間信号生成部3は、図7に示すように、フィルタ係数テーブル部15と、HPF部16と、サンプリング変換部17とを有している。
フィルタ係数テーブル部15は、カットオフ周波数計算部12において求められたHPF帯域判定値に基づいて、HPF部16で適用するフィルタ係数を選択する役割を有している。具体的には、図8の表2に示すように、HPF帯域判定値に応じてカットオフ周波数が4kHz〜16kHzまでのフィルタ係数が選択される。
図9は、それぞれのフィルタ係数に対応するハイパスフィルタ(HPF)のフィルタ特性を示したグラフである。図に示すハイパスフィルタは、ブラックマンウインドウを用いた32タップのFIRフィルタであり、カットオフ周波数は、図8の表2および図9に示すように、4kHzから1kHz間隔のステップで16kHzまで示されている。
なお、図8の表2では、HPF帯域判定値が1〜13まで示されており、図4の表1に示される帯域判定値の数1〜9よりも数が多くなっているが、HPF帯域判定値は、上述したように帯域判定値に対してオフセットされた値が設定されて判定値が増加するため、判定値数が多くなっている。
例えば、上述したように、図6(a)に示すピンクノイズの周波数特性は、比較的フラットに近いためオフセット量が0となる一方で、図6(b)に示す音楽の周波数特性は、高域の値が低域の値よりも小さくなっているため、図5の傾きに従って、オフセット量が1となる。従って、帯域判定部11の帯域判定値が7であった場合には、ピンクノイズのHPF帯域判定値は7となり、音楽の場合には、オフセット量が1であることから、HPF帯域判定値が8となる。
HPF部16は、フィルタ係数テーブル部15において選択されたフィルタ係数のハイパスフィルタ(図参照)を用いて、オーディオ信号に対するフィルタ処理を施す。HPF部によるフィルタ処理によって、オーディオ信号は低域の信号が制限された信号となる。


サンプリング変換部17は、HPF部16においてフィルタ処理されたオーディオ信号に基づいて、補間信号を生成する役割を有している。図10は、サンプリング変換部17の概略構成を示したブロック図である。サンプリング変換部17は、ダウンサンプリング部(ダウンサンプリング手段)20と、ゲイン補正部21と、アップサンプリング部(アップサンプリング手段)22と、減算処理部(減算処理手段)23とを有している。
HPF部16においてフィルタ処理されたオーディオ信号は、ダウンサンプリング部20においてダウンサンプリング処理された後に、ゲイン補正部21においてゲイン補正が行われ、その後にアップサンプリング部22によりアップサンプリング処理される。そして、アップサンプリング処理されたオーディオ信号に対して、ダウンサンプリング部20、ゲイン補正部21、アップサンプリング部22において処理がなされていないオーディオ信号との減算処理が、減算処理部23により施されて補間信号が生成される。このようにして生成された補間信号は、入力されたオーディオ信号のミラー信号となる。
図11(a)、図11(b)、図12(a)、図12(b)は、HPF部16において帯域幅15kHzでフィルタ処理(ハイパスフィルタを用いたフィルタ処理)が施されたホワイトノイズが、サンプリング変換部17において処理される場合における周波数特性の変化を示した図である。
図11(a)は、HPF部16においてフィルタ処理されたオーディオ信号の周波数特性を示しており、図11(b)は、図11(a)に示されるオーディオ信号に対して、ダウンサンプリング部20でダウンサンプリング処理が施された信号の周波数特性を示している。図12(a)は、ゲイン補正部21においてゲイン補正された信号に対して、アップサンプリング部22によりアップサンプリング処理がなされた信号の周波数特性を示しており、図12(b)は、アップサンプリング処理がなされた信号に対してオーディオ信号(処理のなされていないオーディオ信号)が、減算処理部23により減算処理された信号の周波数特性を示している。
このように、サンプリング変換部17においてダウンサンプリング処理とアップサンプリング処理とを行うことにより、入力されたオーディオ信号に対して折り返し信号が合成されることになるが、入力されたオーディオ信号を減算することにより、最終的には、折り返し信号(ミラー信号)のみが残ることになる。本実施の形態に係る高域補間装置1のサンプリング変換部17では、オーディオ信号のサンプリング速度(サンプリング周波数)を増加させることなく補間信号を生成するので、従来の高域補間装置のような処理負荷の増大を回避することが可能となる。
次に、周波数変換部4について説明する。周波数変換部4は、補間信号生成部3において生成された補間信号を、オーディオ信号に対応させて周波数調整(周波数変換)する役割を有している。周波数変換部4は、図13に示すように、ヒルベルト変換部25と、遅延部26と、正弦波発生部27と、乗算処理部28,29と、減算処理部30とを有している。
ヒルベルト変換部25と遅延部26とは、サンプリング変換部17において生成された補間信号に対して、0度位相および90度位相となる補間信号を生成する役割を有している。例えば、ヒルベルト変換部25において、30タップのFIR(Finite Impulse Response:有限インパルス応答)フィルタを用いた場合には、遅延部26において15サンプルの遅延を設定する。
正弦波発生部27は、周波数分析部2の帯域判定部11において判定された帯域判定値に応じて、0度位相および90度位相の正弦波を発生させる役割を有している。図14に示す表3は、帯域判定値に対する正弦波周波数と位相の関係を示している。
ここで、表3に示す正弦波周波数の周数数間隔は、帯域判定部11で分割した間隔の2倍となる2kHzに設定されており、正弦波周波数は、補間信号の周波数変換量に対応するものである。表3において、帯域判定値が帯域6〜帯域8の場合、正弦波発生部27は、高域側に2kHz〜6kHzの周波数変換を行う。具体的に、正弦波発生部27は、遅延部26より出力された0度位相の補間信号に対して0度位相の正弦波を出力して乗算処理部28において積算処理を行わせる(図13に示す正弦波発生部27のAより出力)。また、正弦波発生部27は、ヒルベルト変換部25より出力された90度位相の補間信号に対して90度位相の正弦波を出力して乗算処理部29において積算処理を行わせる(図13に示す正弦波発生部27のBより出力)。
一方で、帯域判定値が帯域4〜帯域2の場合、正弦波発生部27は、帯域6〜帯域8の位相を反転することで、負側すなわち低域側に2kHz〜6kHzの周波数変換を行う。具体的に、正弦波発生部27は、遅延部26より出力された0度位相の補間信号に対して90度位相の正弦波を出力して乗算処理部28において積算処理を行わせる(図13に示す正弦波発生部27のAより出力)。また、正弦波発生部27は、ヒルベルト変換部25より出力された90度位相の補間信号に対して0度位相の正弦波を出力して乗算処理部29において積算処理を行わせる(図13に示す正弦波発生部27のBより出力)。
また、正弦波発生部27は、帯域判定値が帯域5の場合には、遅延部26より出力された0度位相の補間信号に対して1を出力し(図13に示す正弦波発生部27のAより出力)、ヒルベルト変換部25より出力された90度位相の補間信号に対して0を出力して(図13に示す正弦波発生部27のBより出力)、補間信号の周波数変換を行わない。
さらに、正弦波発生部27は、帯域判定値が帯域1または帯域9の場合に、遅延部26より出力された0度位相の補間信号およびヒルベルト変換部25より出力された90度位相の補間信号に対して0を出力することにより、補間信号による高域補間を行わないようにする。正弦波発生部27において帯域1または帯域9が選択される場合とは、オーディオ信号の帯域が想定する帯域内にない場合であり、本実施の形態では、帯域が9.5kHz未満もしくは16.5kHz以上の場合(図4に示す表1の周波数範囲参照)が該当し、また、スレッショルド検出部9において帯域幅を検出できなかった場合にも該当する。
このようにして乗算処理部28および乗算処理部29において算出された補間信号は、減算処理部30において減算処理されることによって、周波数変換が実現された折り返し信号のない高域補間信号となる。
そして、図1に示すように、周波数変換部4において生成された高域補間信号は、もとのオーディオ信号に対して、加算部6で合成処理されて、高域が補間されたオーディオ信号(もとのオーディオ信号+高域補間信号)が生成される。なお、もとのオーディオ信号に対して、遅延部5で遅延処理の設定が行われているが、これは高域補間処理に伴う遅延を補正するものである。
図15〜図17は、本実施の形態に係る高域補間装置による高域補間の効果を示した図である。図15(a)は、帯域15kHzのピンクノイズを高域補間装置1で補間する前のオーディオ信号の周波数特性を示し、図15(b)は、高域補間装置1を用いて高域補間処理がなされたオーディオ信号の周波数特性を示している。また、図16(a)は、帯域15kHzの音楽を高域補間装置1で補間する前のオーディオ信号の周波数特性を示し、図16(b)は、高域補間装置1を用いて高域補間処理がなされたオーディオ信号の周波数特性を示している。さらに、図17(a)は、帯域10kHzの音楽を高域補間装置1で補間する前のオーディオ信号の周波数特性を示し、図17(b)は、高域補間装置1を用いて高域補間処理がなされたオーディオ信号の周波数特性を示している。
図15〜図17に示すように、高域補間装置1を用いて高域補間処理を行うことにより、音源(オーディオ信号)の帯域幅や周波数レベルに依存することなく(または、もとのオーディオ信号に応じて最適化した状態で)、もとのオーディオ信号に対してスペクトルにおいて連続した補間信号を付加(補間)することができ、高域が補間されたオーディオ信号により、聴取者に音楽の深みや迫力を体感させることが可能となる。
以上、説明したように本実施の形態に係る高域補間装置1では、補間信号生成部のサンプリング変換部17においてダウンサンプリング処理、アップサンプリング処理、減算処理を組み合わせて実施することによって、オーディオ信号のサンプリング速度(サンプリング周波数)を増加させることなく、補間信号の生成を行うことが可能となる。
特に、周波数分析部2においてオーディオ信号の帯域幅に基づいて帯域判定を行い、判定された帯域に応じたフィルタを用いてオーディオ信号にフィルタ処理を施した後に、サンプリング変換部17における処理を行うので、最適な帯域に調整された補間信号を生成することが可能となる。
さらに、判定された帯域に応じて周波数変換部4で周波数変換を行うことによって、周波数レベルに適した補間信号の調整を行うことが可能となる。このため、生成された補間信号をオーディオ信号の帯域幅・周波数レベルに最適に調整することができ、オーディオ信号のスペクトルにおいて連続的な補間信号を生成することが可能となる。
以上、本発明に係る高域補間装置に関して、図面を用いて詳細に説明を行ったが、本発明に係る高域補間装置は、上述した実施の形態に示すものに限定されるものではない。当業者であれば、請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

Claims (4)

  1. オーディオ信号の周波数特性に基づいて、高域周波数の音響データがカットされた周波数を、予め帯域幅毎に設定された帯域判定値として判定する帯域判定手段と、
    前記帯域判定値に基づいてハイパスフィルタのカットオフ周波数を選択し、選択されたカットオフ周波数を備えるハイパスフィルタを用いて前記オーディオ信号のフィルタ処理を行った後に前記オーディオ信号に対する高域補間信号を生成する補間信号生成手段とを備え、
    該補間信号生成手段は、前記ハイパスフィルタにより前記オーディオ信号のフィルタ処理が行われた信号に対してダウンサンプリング処理を行うダウンサンプリング手段と、
    前記ダウンサンプリング処理が施された信号に対してアップサンプリング処理を行うアップサンプリング手段と、
    前記アップサンプリング処理が施された信号から前記ハイパスフィルタにより前記オーディオ信号のフィルタ処理が行われた信号を減算する減算処理手段と
    を有し、
    前記帯域判定手段において前記帯域判定値の判定に用いられた、前記高域周波数の音響データがカットされた周波数に比べて、前記補間信号生成手段において当該帯域判定値に基づいて選択された前記ハイパスフィルタのカットオフ周波数の方が、低い周波数の値であること
    を特徴とする高域補間装置。
  2. 前記帯域判定手段により判定された前記帯域判定値に基づいて、前記補間信号生成手段により生成された高域補間信号の周波数変換を行う周波数変換手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の高域補間装置。
  3. オーディオ信号の周波数特性に基づいて、帯域判定手段が、高域周波数の音響データがカットされた周波数を、予め帯域幅毎に設定された帯域判定値として判定する帯域判定ステップと、
    前記帯域判定値に基づいて、補間信号生成手段が、ハイパスフィルタのカットオフ周波数を選択し、選択されたカットオフ周波数を備えるハイパスフィルタを用いて前記オーディオ信号のフィルタ処理を行い、前記オーディオ信号に対する高域補間信号を生成する補間信号生成ステップとを備え、
    該補間信号生成ステップは、
    ダウンサンプリング手段が、前記ハイパスフィルタにより前記オーディオ信号のフィルタ処理が行われた信号に対してダウンサンプリング処理を行うダウンサンプリングステップと、
    アップサンプリング手段が、前記ダウンサンプリング処理が施された信号に対してアップサンプリング処理を行うアップサンプリングステップと、
    減算処理手段が、前記アップサンプリング処理が施された信号から前記ハイパスフィルタにより前記オーディオ信号のフィルタ処理が行われた信号を減算する減算処理ステップと
    有し、
    前記帯域判定ステップにおいて前記帯域判定値の判定に用いられた、前記高域周波数の音響データがカットされた周波数に比べて、前記補間信号生成ステップにおいて当該帯域判定値に基づいて選択された前記ハイパスフィルタのカットオフ周波数の方が、低い周波数の値であること
    を特徴とする高域補間方法。
  4. 前記帯域判定ステップにおいて判定された前記帯域判定値に基づいて、周波数変換手段が、前記補間信号生成ステップにおいて生成された高域補間信号の周波数変換を行う周波数変換ステップ
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の高域補間方法。
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