JPH11328691A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH11328691A
JPH11328691A JP13783398A JP13783398A JPH11328691A JP H11328691 A JPH11328691 A JP H11328691A JP 13783398 A JP13783398 A JP 13783398A JP 13783398 A JP13783398 A JP 13783398A JP H11328691 A JPH11328691 A JP H11328691A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク装置のサーボ制御について低消費
電力となるようにする。 【解決手段】 光ディスク装置は光ピックアップ2によ
り光ディスク1から読み取ったフォーカス又はトラッキ
ングのサーボ系の信号をA/Dコンバータ4を用いてデ
ィジタル信号に変換してディジタルサーボ5で信号処理
してPWM回路7及びドライバ8で光ピックアップ2を
駆動制御する。このとき、ディジタルサーボ5ではA/
Dコンバータ4を細かく制御して動作の基準となる信号
においてもA/D変換が不要となった時点でA/Dクロ
ックの供給停止などによりA/Dコンバータ4の動作を
停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミニディスク(以下
「MD」という)、CD等の光ディスクを使用した信号
の記録又は再生が可能な光ディスク装置に関し、特に信
号の記録又は再生に必要なフォーカス又はトラッキング
ディジタルサーボ制御機構を備えた光ディスク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置の構成図を図6に
示す。1は記録/再生媒体である光ディスク、2は光ピ
ックアップ、3はRFアンプ、4はA/Dコンバータ、
5aはディジタルサーボ、6は光ディスク装置全体を制
御するシステムマイコン、7はPWM(Pulse Width Mo
dulation)回路、8はドライバである。
【0003】光ピックアップ2は、記録媒体である光デ
ィスク1に光を照射し、光ディスク1からの反射光を読
み取るようになっている。RFアンプ3は光ピックアッ
プ2により読み取られたアナログのフォーカス系又はト
ラッキング系のRF信号を増幅する。
【0004】A/Dコンバータ4はRFアンプ3で増幅
されたそれぞれのRF信号を特定のサンプリング周波数
(44.1kHz又は88.2kHz等)でA/D変換
し、その後、ディジタルサーボ5aが前記サンプリング
周波数と同じ動作周波数でサーボ処理を行う。
【0005】また、ディジタルサーボ5aはA/Dコン
バータ4へA/Dクロック、スタート信号及びチャネル
切り替え信号を出力する。A/DクロックはA/Dコン
バータ4でのA/D変換の動作クロックである。A/D
スタート信号はA/Dコンバータ4へのA/D変換開始
を表す信号である。A/Dチャネル切り替え信号は後述
のように1つのA/Dコンバータ4で時分割された複数
チャネルのアナログ信号をA/D変換するときに信号の
切り替えを与える信号である。システムマイコン6はデ
ィジタルサーボ5aからの現在の内部のサーボ状態を示
すサーボ状態確認信号を読み取り、それぞれのサーボ特
性が最適となるような値をディジタルサーボ5aに設定
する。
【0006】PWM回路7はシステムマイコン6からの
PWM特性設定値に基づいてディジタルサーボ5aで信
号処理されたRF信号をサーボ制御量として受け取り、
PWM変調してドライバ8に受け渡す。ドライバ8は受
け取った制御量を電圧に変換して光ピックアップ2を駆
動制御する。これにより、光ディスクは目標のトラック
の信号を読むことができるように正確に光ピックアップ
2を追従させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光ディスク装置では、すべてのサーボ動作が必要で
なくなった場合になってはじめてA/Dコンバータ4、
ディジタルサーボ5aを停止するようになっていたた
め、あるサンプリングのクロック間隔内ではA/D変換
動作が必要な期間が終わった場合でもA/Dコンバータ
4は動作を続ける。そのため、光ディスク装置はA/D
コンバータ4で無駄な電力を消費することになる。ディ
ジタルサーボ5aがあるサンプリングの間隔内でサーボ
処理が終わった場合でも、同様にA/Dコンバータ4、
ディジタルサーボ5aはクロックが与えられ続けている
ため動作を続けるために無駄な電力を消費することにな
る。
【0008】そのうえ、上記従来の光ディスク装置はA
/Dコンバータ4の動作に合わせてディジタルサーボ5
aが動作しているため、時分割で複数チャネルの信号を
処理してる場合、サーボ処理が不必要なチャネルの信号
があったときでもディジタルサーボ5aが動作している
ため低消費電力を目指す点で問題となっていた。
【0009】さらに、上記従来の光ディスク装置では、
サンプリング周波数が特定の周波数に固定されていたた
め、サンプリング周波数として例えば44.1kHzと
した場合、サンプリング周波数88.2kHzとした場
合に比べて低消費電力の点では有効であるが、サーボ引
き込み等のサーボ制御の性能の点では劣る。逆に、サン
プリング周波数を88.2kHzとした場合、サンプリ
ング周波数44.1kHzとした場合に比べてサーボ制
御の性能の点では有効であるが、低消費電力の点では劣
る。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、低消
費電力の光ディスク装置を提供することを目的とする。
また、複数チャネルの信号を処理する場合にチャネルご
とにサンプリング周波数の設定を行って低消費電力を目
指しつつ性能の向上を図った光ディスク装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の構成では、光ディスクから信号を読
み取る光ピックアップと、前記光ピックアップから読み
取られた信号を増幅するRFアンプと、前記RFアンプ
より出力されるRF信号をA/D変換するA/Dコンバ
ータと、前記A/Dコンバータの出力を信号処理しかつ
前記A/Dコンバータの動作を制御するディジタルサー
ボと、前記ディジタルサーボの制御によって前記光ピッ
クアップを駆動制御するドライバを有する光ディスク装
置において、前記ディジタルサーボは前記A/Dコンバ
ータを動作タイミングを細かく制御している。
【0012】このような構成によると、光ディスク装置
は光ピックアップで光ディスクに記録されている信号を
読み取り、読み取ったアナログ信号をRFアンプで増幅
する。そして、A/DコンバータでRFアンプで増幅さ
れたRF信号をA/D変換する。そして、A/Dコンバ
ータより出力されるディジタルのRF信号をディジタル
サーボで信号処理し、例えばPWM回路を用いてフォー
カス又はトラッキング制御量をドライバに供給する。こ
れにより、ドライバは光ピックアップを駆動制御する。
ディジタルサーボはA/Dコンバータの動作タイミング
を細かく制御できるため、A/Dコンバータの動作が不
要となった時点でクロック供給の停止等によりA/Dコ
ンバータの動作を停止することができる。これにより、
光ディスク装置は低消費電力となる。
【0013】また、本発明の第2の構成では上記第1の
構成において、さらに、前記ディジタルサーボは動作ク
ロックの基準となる1クロックにおいて前記A/Dコン
バータと前記ディジタルサーボについてそれぞれの処理
が終わり次第それぞれの動作を停止し、その後次のクロ
ックによりともに動作を再開するようにしている。
【0014】このような構成によると、光ディスク装置
は動作の基準となるクロックの1クロックの動作内にお
いてA/Dコンバータとディジタルサーボのそれぞれの
処理が終わり次第それぞれについて次のクロックまで動
作を停止する。これにより、光ディスク装置の低消費電
力化を図っている。
【0015】また、本発明の第3の構成では、上記第1
の構成又は上記第2の構成において、さらに、前記ディ
ジタルサーボは前記A/Dコンバータのサンプリング周
波数を可変にするサンプリング周波数可変手段を備える
ようにしている。
【0016】このような構成によると、光ディスク装置
は例えば複数チャネルのディジタル信号を処理する場合
では、ディジタルサーボにおいてサンプリング周波数可
変手段でチャネルごとにA/Dコンバータのサンプリン
グ周波数を可変することができ、サーボ制御の性能の低
くてもよいチャネルの信号ではサンプリング周波数を低
減することにより低消費電力とすることができる。
【0017】また、本発明の第4の構成では、上記第1
の構成乃至上記第3の構成のいずれかにおいて、さら
に、前記サンプリング周波数可変手段はサンプリング周
波数を切り替え信号の入力により動作中においても前記
サンプリング周波数を切り替えるようにしている。
【0018】このような構成によると、光ディスク装置
は例えば通常再生中に曲間サーチの動作変更となった場
合にサンプリング周波数を一時的に上げてサーボ制御の
性能を高くすることができる。
【0019】また、本発明の第5の構成では上記第4の
構成において、さらに、前記ディジタルサーボはハイパ
スフィルタ及びローパスフィルタからサーボフィルタを
内蔵し、前記サンプリング周波数の切り替わる時に前記
サーボフィルタを構成する遅延回路での遅延量を変更す
るようにしている。
【0020】このような構成によると、光ディスク装置
はサンプリングされたディジタル信号をディジタルサー
ボにおけるサーボフィルタでサーボ処理を行うが、例え
ば、サンプリング周波数が88.2kHzから44.1
kHzに切り替わるときにサーボフィルタに設けられて
いる遅延回路での遅延量を半減することによりフィルタ
の特性を保持することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は本発明の実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。図1において光ディスク装置は光ディスク
1より信号を読み取る光ピックアップ2と、RFアンプ
3と、A/Dコンバータ4と、ディジタルサーボ5と、
システムマイコン6と、PWM回路7と、ドライバ8と
を有し、上記従来の光ディスク装置(図6)と同一部分
には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態で
はサンプリング周波数の切り替えはシステムマイコン6
を用いて行い、システムマイコン6は動作状況に応じて
サンプリング周波数切り替え信号をディジタルサーボ5
に送る。
【0022】サンプリング周波数切り替え信号を受け取
ったディジタルサーボ5は、そのサンプリング周波数切
り替え信号のサンプリング周波数に応じて、A/Dコン
バータ4のタイミングをコントロールしてサーボ処理を
行う。サンプリング周波数切り替え信号はトラッキング
又はフォーカスのようにサーボ処理に用いられる信号の
サンプリング周波数の設定に用いられる。
【0023】このサンプリング周波数の切り替えの処理
の様子を図2及び図3を用いて説明する。図2はA/D
コンバータ4とディジタルサーボ5の内部構成を示すブ
ロック図である。図3は光ディスク装置の動作を示す波
形図である。
【0024】図2においてディジタルサーボ5にはDS
P(degital signal processor)9、タイミング生成回
路10、OR回路11、カウンタ12、OR回路15が
設けられている。また、A/Dコンバータ4にはA/D
変換部13と、A/D入力セレクタ14が設けられてい
る。
【0025】ディジタルサーボ5には発振回路(図示せ
ず)より供給されるマスタークロックと、システムマイ
コン6から供給されるサンプリング周波数切り替え信号
が入力される。マスタークロックは22MHzのクロッ
クである。マスタークロックはOR回路11を介してD
SP9のクロック入力端子CLKに入力されるととも
に、マスタークロックはカウンタ12の入力端子CLK
に入力される。
【0026】カウンタ12はマスタークロックの入力に
より88.2kHzの基準信号FS88Kと、88.1
kHzの期間をマスタークロックでカウントしたカウン
ト値をタイミング生成回路10に送る。したがって、カ
ウント値は1から256までの値となる。基準信号FS
88KはDSP9とタイミング生成回路10に入力さ
れ、カウント値はタイミング生成回路10に入力され
る。
【0027】DSP9はサーボ処理全般を受け持ち、D
SP9は後述のように3チャネル分の信号を時分割でA
/D変換するためのSTART時間設定信号をタイミン
グ生成回路10に出力する。また、DSP9は基準信号
FS88Kの1クロック内において、すべてのサーボ処
理が完了すると、DSP STOP信号をハイレベルと
してOR回路11によってDSP9のクロック入力端子
CLKの入力をハイレベルとし、DSP9を完全に停止
させる。その後、DSP9は基準信号FS88Kの入力
によりDSP STOP信号をローレベルとして動作を
再開する。
【0028】タイミング生成回路10はA/Dストップ
(STOP)信号、A/D(スタート)START信
号、A/Dチャネル切り替え信号(SW)信号をA/D
コンバータ4に出力する。ディジタルサーボ5におい
て、A/D STOP信号とマスタークロックがOR回
路15に入力され、OR回路15の出力がA/D変換部
13のクロック入力端子CLKに入力される。
【0029】A/D STOP信号がハイレベルとなる
と、A/D変換部13の動作が停止する。そして、A/
D START信号がハイレベルとなると、A/D変換
部13の動作が再開される。A/D SW信号はA/D
コンバータ4の内部のA/D入力セレクタ14に入力さ
れ、A/D入力セレクタ14では3つの信号A/D入力
0、1、2からA/D SW信号によって選択された信
号をA/D変換部13のA/D入力として出力する。図
示しないがA/D変換部13でA/D変換されたデータ
は再度ディジタルサーボ5に入力され、ディジタルサー
ボ5で信号処理されてサーボ制御としてディジタルサー
ボ5より出力される。
【0030】図3は本実施形態の光ディスク装置の動作
を示す波形図である。(a)はサンプリング周波数が8
8.2kHzの場合を示し、(b)はサンプリング周波
数はチャネル0、1が44.1kHzでチャネル2が8
8.2kHzの場合の動作を示す。
【0031】基準信号FS88Kはカウンタ12(図2
参照)より出力される88.2kHzの信号である。
(a)の場合では上述したように基準信号FS88Kの
クロックが与えられる区間1において、DSP9(図2
参照)はすべてのサーボ処理が完了した時点aでDSP
クロックがハイレベルとなり、DSP9の動作が停止す
る。そして、次の基準信号FS88Kによる区間2の開
始時点bでDSP9の動作が再開される。
【0032】そして、DSP9より出力されるSTAR
T時間設定信号によってタイミング生成回路10よりA
/D START信号及びこの信号と同時にA/D S
W信号によるチャネルが切り替わるようになっている。
本実施形態では、START時間設定信号は200、1
0、70である。つまり、基準信号FS88Kを基準に
カウンタ12(図2参照)より出力されるカウント値が
200、10、70となったときにタイミング生成回路
10はA/D START信号を出力する。
【0033】そして、例えばチャネル0の場合、時点c
でA/D START信号によりA/DクロックがA/
Dコンバータ4に入力され、A/D変換動作が完了した
時点dでA/DクロックがハイレベルとなりA/D変換
部13の動作が停止する。そして、次のA/D STA
RT信号の開始時点eでA/Dクロックが再開され、A
/Dコンバータ4ではチャネル1のA/D変換が開始さ
れる。その後、動作が完了した時点fでA/D変換部1
3のA/D変換動作が停止する。そして、次のA/D
START信号の開始時点gでA/Dクロックが再開さ
れ、A/Dコンバータ4ではチャネル2のA/D変換が
開始される。その後、動作が完了した時点hでA/D変
換部13のA/D変換動作が停止する。このように3チ
ャネル分の信号が時分割で制御が行われる。
【0034】図3(b)にはチャネル0、1のサンプリ
ング周波数を44.1kHzでチャネル2のサンプリン
グ周波数を88.2kHzとした場合での光ディスク装
置の動作を示す。このような組み合わせを用いる場合、
基準信号FS88Kで与えられる88.2kHzの区間
の2回に1回(区間2)では(a)と同じ切り替えタイ
ミングで動作するが、別の1回(区間1)ではチャネル
0、1に対応するA/Dスタート信号を発生させず、チ
ャネル2のA/D START信号をできるだけ早くサ
ーボ処理が始められるようになっている。これにより、
図4のDSP9のクロックCLKを停止する期間を
(a)に示す場合に比べて長くすることができるので消
費電力の低減の効果がある。
【0035】しかし、上述したようにサンプリング周波
数を常に44.1kHzとした場合、再生開始、光ディ
スク1に記録されている音楽の曲と曲の間を探すための
曲間サーチ及び早送り等のサーボ引き込み時にはサンプ
リング周波数を88.2kHzとした場合に比べてサー
ボ制御の性能が劣化してしまう。そこで、通常再生時で
は、それぞれのサーボ処理のサンプリング周波数を4
4.1kHzとして消費電力の低減を図る。また、再生
開始時、曲間サーチ及び早送り等のサーボ処理が必要な
ときにサンプリング周波数を88.2kHzとしてサー
ボ引き込みを行うことにより光ディスク装置全体として
性能を劣化させることなく低消費電力化を図ることがで
きる。
【0036】次に、この様子の一例を図4に示す波形図
を用いて詳しく説明する。通常再生中ではサンプリング
周波数44.1kHzであるが、その途中に曲間サーチ
を行った場合、システムマイコン6(図1参照)は直ち
にAの時点でディジタルサーボ5(図1参照)に出力す
るサンプリング周波数切り替え信号を88.2kHzに
設定する。このサンプリング周波数切り替え信号を受け
たディジタルサーボ5は直後のサンプリング開始時点
A’からサンプリング周波数を88.2kHzとしてA
/Dコンバータ4の動作のタイミングをコントロールし
てサーボ処理を行う。
【0037】その後、サーチ処理が終了すると、今度は
マイコン6はBの時点でディジタルサーボ5にサンプリ
ング周波数切り替え信号を44.1kHzに設定を変更
する。このサンプリング周波数切り替え信号を受けたデ
ィジタルサーボ5は次のサンプリング開始時点B’から
サンプリング周波数を44.1kHzとしてA/Dコン
バータ4の動作タイミングをコントロールしてサーボ処
理を行う。
【0038】ディジタルサーボ5にはサーボフィルタが
内蔵されており、単純にサンプリング周波数を切り替え
た場合にはそのサーボフィルタの特性が変化してしま
う。そこで、以下説明するようにフィルタ特性が変化し
ないようにしている。図5はディジタルサーボ5に内蔵
されているサーボフィルタのブロック図であり、サーボ
フィルタはLPF(ローパスフィルタ)とHPF(ハイ
パスフィルタ)で構成されている。
【0039】図5(a)にはサンプリング周波数が8
8.2kHzの場合を示す。図5(b)にはサンプリン
グ周波数が44.1kHzの場合を示す。(a)におい
て、88.2kHz周期のディジタル化されたサーボ誤
差信号が乗算回路20に入力される。乗算回路20のゲ
インはGaである。そして、乗算回路20の出力が加算
回路19に入力される。そして、加算回路19の出力が
2つの遅延回路16、17及び乗算回路18を介して再
度加算回路19に入力される。乗算回路18の係数はG
bである。なお、GaとGbはLPFのゲインである。
【0040】さらに、サーボ誤差信号入力は加算回路2
7と遅延回路22に入力される。遅延回路22の出力は
さらに遅延回路23、24、25を介して乗算回路26
に入力される。乗算回路26のゲインはGcであり、H
PFのゲインを示す。乗算回路26の出力は加算回路2
7の−側に入力される。加算回路19と加算回路27の
出力は加算回路28に入力され、加算結果がサーボ制御
信号としてディジタルサーボ5から出力される。なお、
各遅延回路の遅延量はサンプリングの周期を単位として
それぞれDである。
【0041】(b)において、44.1kHz周期のデ
ィジタル化されたサーボ誤差信号が乗算回路32に入力
される。乗算回路32のゲインはGaである。そして、
乗算回路32の出力が加算回路31に入力される。そし
て、加算回路31の出力が1つの遅延回路29及び乗算
回路30を介して再度加算回路31に入力される。そし
て、乗算回路30のゲインはGbである。
【0042】さらに、サーボ誤差信号入力は加算回路3
6と遅延回路33に入力される。遅延回路33の出力は
さらに遅延回路34及び乗算回路35に入力される。乗
算回路35のゲインはGcである。乗算回路35の出力
は加算回路36の−側に入力される。加算回路31と加
算回路36の出力は加算回路37に入力され、加算結果
がサーボ制御信号としてディジタルサーボ5から出力さ
れる。なお、各遅延回路の遅延量はサンプリングの周期
を単位としてそれぞれDである。
【0043】図5に示すように、サンプリング周波数8
8.2kHzの場合に比べてサンプリング周波数が4
4.1kHzに切り替えられた場合には、サーボフィル
タ内の各遅延回路の遅延量をすべて半分にすることで同
じ出力特性が得られるフィルタが構成できる。すなわ
ち、遅延量を半分にしているが、サンプリング周波数が
半分になっているため、時間的には同じとなる。
【0044】以上のように本実施形態の光ディスク装置
はA/Dコンバータ4とディジタルサーボ5についてそ
れぞれ動作が完了した時点でクロックを停止することに
より動作を停止させているので低消費電力となる。ま
た、チャネルごとに応じてサンプリング周波数を設定で
きるので、サーボ性能の低くてもよいチャネルではサン
プリングクロックを低くすることにより低消費電力とす
ることができる。また、曲間サーチのときに通常再生時
よりもサンプリング周波数を高くしてもサーボ性能を向
上させることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の光
ディスク装置によれば、光ディスクからの信号をディジ
タルサーボによって動作タイミングを細かく制御してい
るので、A/D変換動作の完了した時点でA/Dコンバ
ータを停止することができるため低消費電力とすること
ができる。
【0046】また、請求項2に記載の光ディスク装置に
よれば、A/Dコンバータとディジタルサーボについて
それぞれ1クロック内で処理が終了した時点でクロック
停止等により動作を停止するため、低消費電力とするこ
とができる。
【0047】また、請求項3に記載の光ディスク装置に
よれば、サンプリング周波数可変手段でサンプリング周
波数を可変することができるため、例えば複数チャネル
の信号を時分割で信号処理している場合、サーボ処理の
性能の低くてもよいチャネルではサンプリング周波数を
低くすることができるので、全体として性能を落とすこ
となく低消費電力となる効果がある。
【0048】また、請求項4に記載の光ディスク装置に
よれば、通常再生中より曲間サーチを行っているときに
サンプリング周波数を高くすることができ、サーボの性
能を動作中ににおいても一時的に高めることができる。
【0049】また、請求項5に記載の光ディスク装置に
よれば、サンプリング周波数によってディジタルサーボ
に内蔵されたディジタルフィルタの遅延量を変更するこ
とによってディジタルフィルタの特性を変えることなく
サーボ処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の−実施形態の光ディスク装置のブロ
ック図。
【図2】 その光ディスク装置のディジタルサーボ及び
A/Dコンバータの内部構成を示すブロック図。
【図3】 その光ディスク装置の動作の一例を示す波形
図。
【図4】 その動作の詳細を示す波形図。
【図5】 そのディジタルサーボに設けられているサー
ボフィルタの回路図。
【図6】 従来の光ディスク装置の回路図。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光ピックアップ 3 RFアンプ 4 A/Dコンバータ 5 ディジタルサーボ 6 システムマイコン 7 PWM回路 8 ドライバ 9 DSP 10 タイミング生成回路 11 OR回路 12 カウンタ 13 A/D変換部 14 A/D入力セレクタ 15 OR回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクから信号を読み取る光ピック
    アップと、前記光ピックアップから読み取られた信号を
    増幅するRFアンプと、前記RFアンプより出力される
    RF信号をA/D変換するA/Dコンバータと、前記A
    /Dコンバータの出力を信号処理しかつ前記A/Dコン
    バータの動作を制御するディジタルサーボと、前記ディ
    ジタルサーボの制御によって前記光ピックアップを駆動
    制御するドライバを有する光ディスク装置において、 前記ディジタルサーボは前記A/Dコンバータを動作タ
    イミングを細かく制御することを特徴とする光ディスク
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ディジタルサーボは動作クロックの
    基準となる1クロックにおいて前記A/Dコンバータと
    前記ディジタルサーボについてそれぞれの処理が終わり
    次第それぞれの動作を停止し、その後次のクロックによ
    りともに動作を再開することを特徴とする請求項1に記
    載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記ディジタルサーボは前記A/Dコン
    バータのサンプリング周波数を可変にするサンプリング
    周波数可変手段を備えたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記サンプリング周波数可変手段はサン
    プリング周波数を切り替え信号の入力により動作中にお
    いても前記サンプリング周波数を切り替えることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の光ディ
    スク装置。
  5. 【請求項5】 前記ディジタルサーボはハイパスフィル
    タ及びローパスフィルタからサーボフィルタを内蔵し、
    前記サンプリング周波数の切り替わる時に前記サーボフ
    ィルタを構成する遅延回路での遅延量を変更することを
    特徴とする請求項4に記載の光ディスク装置。
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