JPH11328583A - 通行規制方法及び通行規制装置 - Google Patents

通行規制方法及び通行規制装置

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JPH11328583A
JPH11328583A JP10135583A JP13558398A JPH11328583A JP H11328583 A JPH11328583 A JP H11328583A JP 10135583 A JP10135583 A JP 10135583A JP 13558398 A JP13558398 A JP 13558398A JP H11328583 A JPH11328583 A JP H11328583A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指定地域に対する通行規制を無人かつ低コス
トで行い、通行料の収受に伴う手間を要しない通行規制
方法及び通行規制装置を提供する。 【解決手段】 指定地域に対する進入路Rに遮断機1を
設ける。指定地域の通過を許可されている特定車両の運
転者が有するPHS端末3には、遮断機1のPHS端末
2とトランシーバ通信可能な情報が登録されている。P
HS端末3とPHS端末2とがトランシーバ回線で接続
されたことに基づいて遮断機1は閉鎖を解除する。指定
地域の通行を制限されている一般車両の運転者は、PH
S端末3からPHS端末2に対してPHS回線を介して
通行料の課金を承諾する旨の情報を送出すると、遮断機
1は閉鎖を解除する。通行料は、一般車両の運転者のP
HS端末3の端末番号に関連付けされてサービス制御局
6に送出され、通信料金とともに請求される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指定地域における
自動車(以下、車両という)の通行量を規制する通行規
制方法及び通行規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特定の地域内における車両の通行量を規
制することにより、その地域内における安全平穏な生活
を確保する試みがなされている。指定地域内の交通量を
規制する方法としては、指定地域を通行しようとする車
両が通行規制の適用を除外される、つまり自由な通行が
許可される車両(以下、特定車両という)か、通行規制
を適用される、つまり自由な通行が制限される車両(以
下、一般車両という)かを識別して、特定車両の通行を
許容する一方、一般車両の通行を禁止する方法(通行許
可制)や、特定車両の通行を許容するとともに、一般車
両に対しては、規定の通行料を支払うことを条件に通行
を許容する方法(ロードプライシング)等がある。な
お、上記特定車両としては、指定地域の住民の所有する
車両、公共車両(自治体、警察、消防、郵便等)、公営
企業の車両(通信事業者、水道、ガス等)及び配送サー
ビス車両(荷物、新聞等)がある。また、上記一般車両
としては、上記特定車両に該当しない車両、すなわち、
指定地域を訪問する来客の車両や、指定地域に対する集
金や営業を行うための車両が含まれる。
【0003】また、特定車両及び一般車両の識別、通行
の許可/禁止、及び課金を行う従来の方式としては、指
定地域の進入路に係員を配置する有人方式と、係員の配
置を不要とした無人方式とがある。有人方式では、係員
が自動者用進入路(以下、単に進入路という。)で全て
の車両を停止し、各車両の運転者を見て又は運転者に質
問して、その回答結果に基づいて当該車両が特定車両か
否かを識別して、特定車両であれば通行を許可し、一般
車両であれば、通行を禁止するか、その場で通行料に相
当する現金を徴収した後、通行を許可する。無人方式で
は、特定車両の運転者に予め通行券を配布しておき、指
定地域の進入路に、通行券読取り機と、現金収受機と、
進入路の開閉動作を行う遮断機とを設ける。特定車両の
運転者が通行券を通行券読取り機に読み取らせた場合、
又は、通行券を所有していない一般車両の運転者が所定
金額の通行料を現金収受機に投入したときに、遮断機を
開放して車両の通行を許可する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記有
人方式の場合は、各進入路に係員を配置する必要がある
ため、人員の確保及び人件費の問題があるばかりでな
く、天候などによる労働環境・条件が過酷であるなどの
問題がある。また、車両の識別を容易かつ確実に行うこ
とは困難であるという問題がある。さらに、一般車両か
ら料金を徴収する場合には、一般車両の運転者が常に必
要な額又は種類の現金を所有しているとは限らず、料金
支払いの際に困惑する事態が生じることが少なくない。
さらに、徴収した現金を保管・運搬・後処理に多くの手
間がかかり、また、現金の防犯性にも問題がある。上記
無人方式の場合には、上記有人方式による問題である人
員確保、人件費、労働条件及び車両識別の困難さ等の問
題は解消されるものの、通行券の材料、印刷、配布にそ
れぞれコストがかかるとともに、現金収受機で収受した
現金の防犯性の問題がある。本発明は、上記の点に鑑み
てなされたものであり、その目的は、指定地域に対する
車両の通行規制を無人かつ低コストで行うことができる
通行規制方法及び通行規制装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、現金収受に伴う保管・運搬
・後処理等に手間を要せず、かつ、防犯性の問題を解消
した通行規制方法及び通行規制装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の通行規制方法
は、指定地域の進入路を開閉する遮断機に設けたPHS
端末に、特定車両の運転者が所有するPHS端末との間
でトランシーバ通信を行うために必要な識別情報及びト
ランシーバ番号を登録しておき、前記特定車両の運転者
が所有するPHS端末と前記遮断機のPHS端末との間
でトランシーバ通信回線が結ばれたことに基づいて前記
進入路の閉鎖を解除することを特徴としている。上記発
明方法によれば、特定車両の運転者が所有するPHS端
末から遮断機のPHS端末に対して予め登録されている
トランシーバ番号による発信がなされると、相互のPH
S端末に登録されている識別情報の照合がなされる。そ
の照合結果が一致すると、トランシーバ回線が結ばれる
ので、遮断機が進入路の閉鎖を解除して、車両の通行を
許可する。
【0006】請求項2の通行規制方法は、指定地域の進
入路を開閉する遮断機に設けたPHS端末に所定の論理
番号を割り当てておき、遮断機のPHS端末の設置位置
を含む通信エリアを担当する基地局を収容する交換機
が、特定車両の運転者が所有するPHS端末から前記基
地局を経由して前記論理番号を受信したときは、その交
換機にサービス制御局に対して論理番号の問合せをさせ
て遮断機のPHS端末の端末番号を取得させるととも
に、その端末番号に基づいて、遮断機のPHS端末と特
定車両の運転者が所有するPHS端末との間の通信パス
を設定させ、遮断機は前記通信パスの成立を検知したこ
とに基づいて前記進入路の閉鎖を解除することを特徴と
している。上記発明方法によれば、特定車両の運転者が
PHS端末から、予め通知されている遮断機のPHS端
末の論理番号を用いて発呼すると、その論理番号に対応
する端末番号を有する遮断機のPHS端末と前記特定車
両の運転者のPHS端末との間で通信パスが設定され
る。遮断機は前記通信パスの成立を検知すると進入路の
閉鎖を解除し、通行を許可する。
【0007】請求項3の通行規制方法は、指定地域の進
入路を開閉する遮断機に設けたPHS端末に所定の論理
番号を割り当てておき、前記遮断機のPHS端末の設置
位置を含む通信エリアを担当する基地局を収容する交換
機には、前記指定地域の通行が制限されている一般車両
の運転者が所有するPHS端末から前記基地局を経由し
て前記論理番号を受信したときには、サービス制御局に
対して論理番号を問合せることによって前記遮断機のP
HS端末の端末番号を取得させるとともに、その端末番
号に基づいて、前記遮断機のPHS端末と前記一般車両
の運転者が所有するPHS端末との間の通信パスを設定
させ、前記遮断機には、前記通信パスを経由して前記一
般車両の運転者のPHS端末に対して通行料を支払う意
思の有無を問う問合せ情報を送信させ、前記問合せ情報
に対して支払い意思がある旨の承諾情報を受信したこと
に基づいて、前記進入路の閉鎖を解除するとともに、前
記交換機を経由して通知される前記一般車両の運転者の
PHS端末の端末番号と、前記指定地域の通行料と、年
月日及び時分を含む通行時間とを含む課金情報を生成し
て、その課金情報を前記交換機を介して前記サービス制
御局に送出させ、前記サービス制御局には、受け取った
前記課金情報をそれに含まれる前記PHS端末の端末番
号と関連付けて格納させることを特徴としている。上記
発明方法によれば、一般車両の運転者のPHS端末と遮
断機のPHS端末との間でPHS回線が接続された後、
遮断機のPHS端末から一般車両の運転者のPHS端末
に通行料の課金の可否を問合せる問合せ情報が送出され
る。問合せ情報に応じて承諾情報を遮断機のPHS端末
に送出すると、遮断機の閉鎖が解除されるので、進入路
に対する一般車両の通行が許可される。一般車両の運転
者のPHS端末の端末番号は、発信元端末番号として遮
断機のPHS端末に通知され、発信元端末番号と、通行
料と、通行時間とを含む課金情報が生成される。課金情
報は、サービス制御局に送出され、そこで端末番号と関
連付けて記憶される。
【0008】請求項4の通行規制方法は、指定地域の進
入路を開閉する遮断機に設けたPHS端末に、特定車両
の運転者が所有するPHS端末との間でトランシーバ通
信を行うために必要な識別情報及びトランシーバ番号を
登録しておくとともに、所定の論理番号を割り当ててお
き、前記特定車両の運転者が所有するPHS端末と前記
遮断機のPHS端末との間でトランシーバ通信回線が結
ばれたことに基づいて前記進入路の閉鎖を解除し、前記
遮断機のPHS端末の設置位置を含む通信エリアを担当
する基地局を収容する交換機には、前記特定車両の運転
者が所有するPHS端末から前記基地局を経由して前記
論理番号を受信したときには、サービス制御局に対して
論理番号を問合せることによって前記遮断機のPHS端
末の端末番号を取得させるとともに、その端末番号に基
づいて、前記遮断機のPHS端末と前記特定車両の運転
者が所有するPHS端末との間の通信パスを設定させ、
前記遮断機は、前記通信パスの成立を検知したことに基
づいて、前記進入路の閉鎖を解除することを特徴として
いる。上記発明方法によれば、特定車両の運転者が所有
するPHS端末から遮断機のPHS端末に対して予め登
録されているトランシーバ番号による発信がなされる
と、互いのPHS端末に登録されている識別情報の照合
がなされる。その照合結果が一致すると、トランシーバ
回線が結ばれるので、遮断機によって自動車進入路の閉
鎖が解除されることにより、特定車両の通行が許可され
る。一方、一般車両の運転者が、自らが所有するPHS
端末から遮断機に割り当てられている論理番号を発信す
ることによって、遮断機のPHS端末に着信してPHS
回線が接続されると、遮断機の閉鎖が解除されるので、
一般車両の通行が許可される。
【0009】請求項5の通行規制方法は、指定地域の進
入路を開閉する遮断機に設けたPHS端末に、前記指定
地域の通行を許可されている特定車両の運転者が所有す
るPHS端末との間でトランシーバ通信を行うために必
要な識別情報及びトランシーバ番号を登録しておくとと
もに、所定の論理番号を割り当てておき、前記特定車両
の運転者が所有するPHS端末と前記遮断機のPHS端
末との間でトランシーバ通信回線が結ばれたことに基づ
いて前記進入路の閉鎖を解除し、前記遮断機のPHS端
末の設置位置を含む通信エリアを担当する基地局を収容
する交換機には、前記指定地域の通行が制限されている
一般車両の運転者が所有するPHS端末から前記基地局
を経由して前記論理番号を受信したときには、サービス
制御局に対して論理番号を問合せることによって前記遮
断機のPHS端末の端末番号を取得させるとともに、そ
の端末番号に基づいて、前記遮断機のPHS端末と前記
一般車両の運転者が所有するPHS端末との間の通信パ
スを設定させ、前記遮断機には、前記通信パスを経由し
て前記一般車両の運転者のPHS端末に対して通行料を
支払う意思の有無を問う問合せ情報を送信させ、前記問
合せ情報に対して支払い意思がある旨の承諾情報を受信
したことに基づいて、前記進入路の閉鎖を解除するとと
もに、前記交換機を経由して通知される前記一般車両の
運転者のPHS端末の端末番号と、前記指定地域の通行
料と、年月日及び時分を含む通行時間とを含む課金情報
を生成して、その課金情報を前記交換機を介して前記サ
ービス制御局に送出させ、前記サービス制御局には、受
け取った前記課金情報をそれに含まれる前記PHS端末
の端末番号と関連付けて格納させることを特徴としてい
る。上記発明方法によれば、特定車両の運転者が所有す
るPHS端末から遮断機のPHS端末に対して予め登録
されているトランシーバ番号による発信がなされると、
互いのPHS端末に登録されている識別情報の照合がな
される。その照合結果が一致すると、トランシーバ回線
が結ばれるので、遮断機によって自動車進入路の閉鎖が
解除されることにより、特定車両の通行が許可される。
一方、一般車両の運転者が、自らが所有するPHS端末
から遮断機に割り当てられている論理番号を発信するこ
とによって、遮断機のPHS端末に着信してPHS回線
が接続される。その後、遮断機のPHS端末から一般車
両の運転者のPHS端末に対して通行料の課金の意思の
有無を問合せる問合せ情報が送出される。問合せ情報に
応じて承諾情報を遮断機のPHS端末に送出すると、遮
断機の閉鎖が解除されるので、一般車両の通行が許可さ
れる。一般車両の運転者が所有するPHS端末の端末番
号は、発信元端末番号として遮断機のPHS端末に通知
される。発信元端末番号と、通行料と、通行時間とを含
む課金情報が生成されて記憶される。記憶された課金情
報は、サービス制御局に送出されて、そこで端末番号と
関連付けて記憶される。
【0010】請求項6の通行規制装置は、特定車両の運
転者が所有するPHS端末と、前記指定地域の進入路を
開閉する遮断機とを有してなり、前記遮断機は、前記進
入路を開閉する開閉部材と、その開閉部材を開閉動作さ
せる駆動部と、その駆動部に開閉制御信号を与える制御
部と、前記進入路を車両が通過したことを検知する通過
検知器と、前記特定車両の運転者が所有するPHS端末
との間でトランシーバ通信を行うために必要な識別情報
及びトランシーバ番号を登録されたPHS端末とを備
え、前記制御部は、前記PHS端末からトランシーバ通
信回線が結合されたことを示すトランシーバ通信結合信
号を入力したことに基づいて前記駆動部に閉鎖解除指令
信号を与え、かつ、前記通過検知器からの通過検知信号
に基づいて前記駆動部に閉鎖指令信号を与えることを特
徴としている。上記構成によれば、特定車両の運転者が
所有するPHS端末から遮断機のPHS端末に対して予
め登録されているトランシーバ番号による発信がなされ
ると、互いのPHS端末に登録されている識別情報の照
合がなされる。その照合結果が一致すると、トランシー
バ回線が結ばれるので、遮断機の制御部から閉鎖解除指
令信号が駆動部に送出され、開閉部材による進入路の閉
鎖が解除される。通過検知器の通過検知信号を入力した
制御部によって閉鎖指令信号が駆動部に送出され、開閉
部材によって進入路が閉鎖される。
【0011】請求項7の通行規制装置は、一般車両の運
転者が所有するPHS端末と、前記指定地域の進入路を
開閉する遮断機と、その遮断機に設けられ、所定の論理
番号を割り当てら得たPHS端末と、前記遮断機のPH
S端末の設置位置を含む通信エリアを担当する基地局を
収容し、前記一般車両の運転者のPHS端末から前記遮
断機のPHS端末に割り当てられた論理番号を前記基地
局を前記基地局を経由して受信したときに、サービス制
御局に前記論理番号に対応する前記遮断機のPHS端末
の端末番号を問合わせて、その端末番号に基づいてPH
S回線の通信パスを設定する交換機と、前記交換機から
問合わせを受けた前記論理番号に対応する端末番号を前
記交換機に送出する前記サービス制御局とを有し、前記
遮断機は、前記進入路を開閉する開閉部材と、その開閉
部材を開閉動作させる駆動部と、その駆動部に開閉制御
信号を与えるとともに、前記遮断機のPHS端末との間
で信号を授受する制御部と、車両が前記進入路を通過し
たことを検知する通過検知器とを備え、前記制御部は、
前記遮断機のPHS端末が前記一般車両の運転者のPH
S端末との間でPHS回線による通信パスが設定された
ことに基づいて前記駆動部に閉鎖解除指令信号を与え、
前記通過検知器から通過検知信号を受けたことに基づい
て前記駆動部に閉鎖指令信号を与えることを特徴として
いる。上記構成によれば、一般車両の運転者が所有する
PHS端末から発信された論理番号に基づいて遮断機の
PHS端末に着信してPHS回線が接続されると、遮断
機の制御部は、駆動部に閉鎖解除指令信号を送出するの
で、駆動部が開閉部材による進入路の閉鎖を解除して一
般車両の通行が許可される。
【0012】請求項8の通行規制装置は、指定地域の通
行が制限されている一般車両の運転者が所有するPHS
端末と、前記指定地域の進入路を開閉する遮断機と、そ
の遮断機に設けられ、所定の論理番号を割り当てら得た
PHS端末と、前記遮断機のPHS端末の設置位置を含
む通信エリアを担当する基地局を収容し、前記一般車両
の運転者が所有するPHS端末から前記遮断機のPHS
端末に割り当てられた論理番号を前記基地局を前記基地
局を経由して受信したときに、サービス制御局に前記論
理番号に対応する前記遮断機のPHS端末の端末番号を
問合わせて、その端末番号に基づいてPHS回線の通信
パスを設定する交換機と、前記交換機から問合わせを受
けた前記論理番号に対応する端末番号を前記交換機に送
出するとともに、前記遮断機のPHS端末から前記交換
機を経由して送出される課金情報をそれに含まれるPH
S端末の端末番号に対応して記憶する前記サービス制御
局とを有し、前記遮断機は、前記進入路を開閉する開閉
部材と、その開閉部材を開閉動作させる駆動部と、その
駆動部に開閉制御信号を与えるとともに、前記遮断機の
PHS端末との間で信号を授受する制御部と、車両が前
記進入路を通過したことを検知する通過検知器とを備
え、前記制御部は、前記遮断機のPHS端末に対する通
信制御を行う通信制御手段と、通行料の支払いの意思の
有無を問う前記問合わせ情報を記憶する記憶手段と、前
記交換機を経由して通知される前記一般車両の運転者の
PHS端末の端末番号と、前記指定地域の通行料と、年
月日及び時分を含む通行時間とを含む課金情報を生成す
る課金情報生成手段とを備え、前記通信制御手段は、前
記遮断機のPHS端末が前記一般車両の運転者のPHS
端末との間でPHS回線による通信パスが設定されたと
きに前記記憶手段から読出した前記問合わせ情報を前記
一般車両の運転者のPHS端末に送出し、かつ、前記課
金情報生成手段により生成された課金情報を前記サービ
ス制御局に送出するものであり、前記制御部は、前記問
合せ情報に対して支払い意思がある旨の承諾情報を受信
したことに基づいて、前記駆動部に閉鎖解除指令信号を
与え、前記通過検知器から通過検知信号を受けたことに
基づいて前記駆動部に閉鎖指令信号を与えることを特徴
としている。上記構成によれば、一般車両の運転者が所
有するPHS端末から発信された論理番号に基づいて遮
断機のPHS端末に着信してPHS回線が接続された
後、遮断機のPHS端末から通行者のPHS端末に対し
て通行料の支払い意思の有無を問合せる問合せ情報が送
出される。問合せ情報に応じて承諾情報が遮断機のPH
S端末に送出されると、遮断機の制御部は、駆動部に閉
鎖解除指令信号を送出するので、駆動部が開閉部材によ
る進入路の閉鎖を解除して一般車両の通行が許可され
る。そして、通過検知器から通過検知信号を受けたこと
に基づいて駆動部に閉鎖指令信号を送出するので、駆動
部が開閉部材によって自動者用進入路を閉鎖する。一般
車両の運転者のPHS端末の端末番号は、発信元端末番
号として遮断機のPHS端末に通知される。遮断機の制
御部によって発信元端末番号と、通行料と、通行時間と
を含む課金情報が生成されてサービス制御局に送出され
て、そこで端末番号と関連付けて記憶される。
【0013】請求項9の通行規制装置は、特定車両の運
転者が所有するPHS端末及び前記指定地域の通行が制
限されている一般車両の運転者が所有するPHS端末
と、前記指定地域の進入路を開閉するように設置され、
前記特定車両の運転者が所有するPHS端末との間でト
ランシーバ通信を行うために必要な識別情報及びトラン
シーバ番号を登録され、かつ、所定の論理番号を割り当
てられたPHS端末を備えられた遮断機と、前記遮断機
のPHS端末の設置位置を含む通信エリアを担当する基
地局を収容し、前記一般車両の運転者が所有するPHS
端末から前記遮断機のPHS端末に割り当てられた論理
番号を前記基地局を前記基地局を経由して受信したとき
に、サービス制御局に前記論理番号に対応する前記遮断
機のPHS端末の端末番号を問合わせて、その端末番号
を基にPHS回線の通信パスを設定する交換機と、前記
交換機から問合わせを受けた前記論理番号に対応する端
末番号を前記交換機に送出する前記サービス制御局とを
有し、前記遮断機は、前記進入路を開閉する開閉部材
と、その開閉部材を開閉動作させる駆動部と、その駆動
部に開閉制御信号を与えるとともに、前記遮断機のPH
S端末との間で信号を授受する制御部と、前記進入路を
車両が通過したことを検知する通過検知器とを備え、前
記制御部は、前記遮断機のPHS端末が前記一般車両の
運転者のPHS端末との間でPHS回線による通信パス
が設定されたことに基づいて、又は、前記PHS端末か
らトランシーバ通信回線が結合されたことを示すトラン
シーバ通信結合信号を入力したことに基づいて、前記駆
動部に閉鎖解除指令信号を与え、かつ、前記通過検知器
からの通過検知信号に基づいて前記駆動部に閉鎖指令信
号を与えることを特徴としている。上記構成によれば、
特定車両の運転者が所有するPHS端末から遮断機のP
HS端末に対して予め登録されているトランシーバ番号
による発信がなされると、互いのPHS端末に登録され
ている識別情報の照合がなされる。その照合結果が一致
すると、トランシーバ回線が結ばれるので、遮断機の制
御部から閉鎖解除指令信号が駆動部に送出されて開閉部
材による進入路の閉鎖が解除される。通過検知器の通過
検知信号を入力した制御部によって閉鎖指令信号が駆動
部に送出され、開閉部材によって進入路が閉鎖される。
一方、一般車両の運転者が所有するPHS端末から発信
された論理番号に基づいて遮断機のPHS端末に着信し
てPHS回線が接続されると、遮断機の制御部は、駆動
部に閉鎖解除指令信号を送出するので、駆動部が開閉部
材による進入路の閉鎖を解除して一般車両の通行を許可
する。
【0014】請求項10の通行規制装置は、特定車両の
運転者が所有するPHS端末と、一般車両の運転者が所
有するPHS端末と、前記指定地域の進入路を開閉する
遮断機と、その遮断機に設けられ、前記特定車両の運転
者が所有するPHS端末との間でトランシーバ通信を行
うために必要な識別情報及びトランシーバ番号を登録さ
れ、かつ、所定の論理番号を割り当てられたPHS端末
と、前記遮断機のPHS端末の設置位置を含む通信エリ
アを担当する基地局を収容し、前記一般車両の運転者が
所有するPHS端末から前記遮断機のPHS端末に割り
当てられた論理番号を前記基地局を前記基地局を経由し
て受信したときに、サービス制御局に前記論理番号に対
応する前記遮断機のPHS端末の端末番号を問合わせ
て、その端末番号に基づいてPHS回線の通信パスを設
定する交換機と、前記交換機から問合わせを受けた前記
論理番号に対応する端末番号を前記交換機に送出すると
ともに、前記遮断機のPHS端末から前記交換機を経由
して送出される課金情報をそれに含まれるPHS端末の
端末番号に対応して記憶する前記サービス制御局とを有
し、前記遮断機は、前記進入路を開閉する開閉部材と、
その開閉部材を開閉動作させる駆動部と、その駆動部に
開閉制御信号を与えるとともに、前記遮断機のPHS端
末との間で信号を授受する制御部と、前記進入路を車両
が通過したことを検知する通過検知器とを備え、前記制
御部は、前記遮断機のPHS端末に対する通信制御を行
う通信制御手段と、通行料の支払いの意思の有無を問う
前記問合わせ情報を記憶する記憶手段と、前記交換機を
経由して通知される前記一般車両の運転者のPHS端末
の端末番号と、前記指定地域の通行料と、年月日及び時
分を含む通行時間とを含む課金情報を生成する課金情報
生成手段とを備え、前記通信制御手段は、前記遮断機の
PHS端末が前記一般車両の運転者のPHS端末との間
でPHS回線による通信パスが設定されたときに前記記
憶手段から読出した前記問合わせ情報を前記一般車両の
運転者のPHS端末に送出し、かつ、前記課金情報生成
手段により生成された課金情報を前記サービス制御局に
送出するものであり、前記制御部は、前記PHS端末か
らトランシーバ通信回線が結合されたことを示すトラン
シーバ通信結合信号を入力した場合には、前記駆動部に
閉鎖解除指令信号を与え、かつ、前記通過検知器からの
通過検知信号に基づいて前記駆動部に閉鎖指令信号を与
え、前記問合せ情報に対して支払い意思がある旨の承諾
情報を受信した場合には、前記駆動部に閉鎖解除指令信
号を与え、前記通過検知器から通過検知信号を受けたこ
とに基づいて前記駆動部に閉鎖指令信号を与えることを
特徴としている。上記構成によれば、特定車両の運転者
が所有するPHS端末から遮断機のPHS端末に対して
予め登録されているトランシーバ番号による発信がなさ
れると、互いのPHS端末に登録されている識別情報の
照合がなされる。その照合結果が一致すると、トランシ
ーバ回線が結ばれるので、遮断機の制御部から閉鎖解除
指令信号が駆動部に送出されて開閉部材による進入路の
閉鎖が解除される。通過検知器の通過検知信号を入力し
た制御部によって閉鎖指令信号が駆動部に送出され、開
閉部材によって進入路が閉鎖される。一方、一般車両の
運転者が所有するPHS端末から発信された論理番号に
基づいて遮断機のPHS端末に着信してPHS回線が接
続された後、遮断機のPHS端末から通行者のPHS端
末に対して通行料の支払い意思の有無を問合せる問合せ
情報が送出される。問合せ情報に応じて承諾情報が遮断
機のPHS端末に送出されると、遮断機の制御部は、駆
動部に閉鎖解除指令信号を送出するので、駆動部が開閉
部材による進入路の閉鎖を解除して一般車両の通行を許
可する。そして、通過検知器から通過検知信号を受けた
ことに基づいて前記駆動部に閉鎖指令信号を送出するの
で、駆動部が開閉部材によって進入路を閉鎖する。一般
車両の運転者のPHS端末の端末番号は、発信元端末番
号として遮断機のPHS端末に通知される。遮断機の制
御部によって、発信元端末番号と、通行料と、通行時間
とを含む課金情報が生成されて、サービス制御局に送出
され、そこで端末番号と関連付けて記憶される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。本発明の通行規制方法に
ついては、以下の本発明方法を使用する通行規制装置の
説明の中で併せて説明する。
【0016】図1は、本発明の通行規制装置の全体構成
を示す概念図である。図2は、通行規制装置の構成要素
である遮断機を示す斜視図であり、図3は、同じく遮断
機の概略平面図であり、図4は、遮断機の構成を示すブ
ロック図である。
【0017】図1に示すように、通行規制装置は、遮断
機1、遮断機に設けられたPHS端末2、車両の運転者
が所持するPHS端末3、基地局4、交換機5、サービ
ス制御局6から構成されている。なお、以下の説明にお
いては、特定車両の運転者が有するPHS端末も、一般
車両の運転者が有するPHS端末もPHS端末3として
説明するので注意されたい。
【0018】図2に示すように、遮断機1は、筐体10
を有して指定地域への進入路Rの路傍に設置され、指定
地域への車両Vの進入を規制するものである。
【0019】図3に示すように、遮断機1は、その筐体
10内に設けられた制御部11と、その制御部11に電
気的に接続された駆動部12と、その駆動部12に機械
的に接続され、筐体10の側面から外部に突出された支
軸13と、支軸13に固着された遮断バー14と、PH
S端末2とを有している。筐体10の上面に突設された
アンテナ2aを備えたPHS端末2は、制御部11に電
気的に接続されている。又、制御部11には、進入路R
を閉鎖及び開放する開閉部材を構成する遮断バー14に
向かって接近する車両を検知するための接近検知器15
と、遮断バー14の位置を通過する車両を検知するため
の通過検知器16とが電気的に接続されている。
【0020】なお、進入路Rに対する車両Vの進入を阻
止し、又は許容するための開閉部材としては、上記構成
に限定されるものではない。すなわち、水平な支軸13
回りに回転されて開閉する遮断バー14に代えて、水平
状態のまま昇降して開閉する遮断バーや進入路の路面に
昇降出没自在又は起伏自在に設けられたロッド等の棒状
体又はプレート等の板状体など、開閉のための運動様態
や形状が異なる任意のものを用いることができる。ま
た、図2に示した接近検知器15又は通過検知器16
は、路面に埋設された、車両の金属部分による誘導電圧
の変化を検出するループコイルを用いるものである。し
かしながら、両検知器15,16は、上記構成に限定さ
れるものではなく、遮断機Cの前後に立設した支柱に取
付けた光電センサ、超音波センサ、及びその他の基地の
車両検知器を用いることができる。
【0021】図1に戻って、遮断機1に設けられている
PHS端末2は、車両Vの運転者が所持するPHS端末
3との間でPHS回線Lpを経由して通信を行うととも
に、後述するように、トランシーバ通信を行うために必
要な情報を登録されたPHS端末3との間では、トラン
シーバ回線Ltを介して通信できるようになっている。
また、PHS端末2は、遮断機1によって生成される通
行料を含む課金情報を基地局4、交換機5及び共通線信
号網Ncを介してサービス制御局6に送出するようにな
っている。
【0022】基地局4は、それが担当する通信エリアに
位置するPHS端末との通信を行うものである。交換機
5は、通常は、複数の基地局4を収容しており、ディジ
タル通信網Ndに接続されて交換処理を行う。
【0023】サービス制御局6は、共通線信号網Ncを
介して交換機5と接続されており、交換機5との間で制
御情報を授受する。サービス制御局6には、PHS端末
の位置登録等を行うためのPHS制御データベース61
と、PHS端末の契約者に対応する通信に関する通信課
金情報を記録するための顧客管理情報データベース62
とが設けられている。本発明の通行規制装置において
は、顧客管理情報データベース62に、後述する通行料
を含む課金情報を格納するための格納領域が新規に設け
られている。また、サービス制御局6は、フリーダイヤ
ルやダイヤルQ2のような電話サービスの際にダイヤル
する論理番号と、その論理番号に対応する着番号とから
なる対応表63を有している。例えば、フリーダイヤル
の論理番号は、「0120」と6桁の番号とから構成さ
れている。サービス制御局6は、上記対応表に基づく番
号翻訳を行う。番号翻訳とは、交換機5からの論理番号
の問い合わせに対して、対応表63に基づいて対応する
着番号を調べ、交換機5に応答する動作のことをいう。
この実施の形態において、サービス制御局6の対応表6
3は、駐車場管理装置1に対応して定められた論理番号
と、遮断機1のPHS端末2の端末番号(着番号)とを
対応して格納している。
【0024】本発明における一つの実施態様において
は、遮断機1のPHS端末2及び運転者が所持するPH
S端末3の双方が有するトランシーバ通信機能を最大限
に利用している。遮断機1のPHS端末2には、この遮
断機1によって通行を規制される指定地域の通行を許可
された特定車両の運転者が所有するPHS端末3との間
でトランシーバ通信を行うことができるように所定の情
報が登録されている。この所定の情報には、特定車両の
運転者が所有するPHS端末3に登録されているID情
報と同じID情報と、トランシーバ通信による受発信を
行うためのトランシーバ番号とが含まれている。したが
って、特定車両の運転者が自らのPHS端末3を用いて
上記トランシーバ番号を発信すると、遮断機1のPHS
端末2に着信するとともに、互いのPHS端末のID情
報の照合結果が一致したときに、通信パスが設定され
る。これに対して、ID情報が登録されていないPHS
端末を用いて上記トランシーバ番号に発信したとしても
通信パスは設定されない。遮断機1のPHS端末2は、
車載のPHS端末3との間で、通常のPHS回線Lpに
よる通信パスが設定されたときには、PHS通信結合信
号を制御部11に出力するようになっており、トランシ
ーバ通信による通信パスが設定されたときには、トラン
シーバ通信結合信号を遮断機1の制御部11に出力する
ようになっている。
【0025】図4を参照して、遮断機1の構成について
説明する。制御部11の記憶部101は、CPU100
が実行する装置プログラムを格納するROM101a
と、ワークエリア及び一時記憶領域を提供する101b
とから構成されている。
【0026】課金情報記憶手段102は、指定地域の通
行が制限されている一般車両の運転者が所有するPHS
端末3の端末番号と、その一般車両の運転者に対して請
求すべき通行料及び当該遮断機1の位置を通過した通行
時間等を含む利用情報とを関連付けてなる課金情報を格
納するためのものである。課金情報については、後で図
5を参照して詳述する。
【0027】時計手段103は、年月日、現在時刻等を
示す時計データを生成するものである。I/F手段10
4は、前述した駆動部12、近接検知器15及び通過検
知器16との間で情報の授受を制御するものである。
【0028】ガイダンス情報生成手段105は、PHS
回線を介して一般車両の運手者のPHS端末3へ送出す
るための各種のガイダンス情報を生成するものである。
ガイダンス情報は、一般車両の運転者に対して、指定地
域の通行には通行料がかかる旨、その通行料の金額、通
行料の支払いを承諾する際にPHS端末3に対して行う
べき操作内容、あるいは処理の終了説明等を一般車両の
運転者に報知したり、指示したりするためのものであ
る。このガイダンス情報は、音声、文字及び画像の少な
くとも1つの形式によって構成されている。音声による
ガイダンス情報は、PHS端末3の受話口によって音声
出力され、画像及び文字によるガイダンス情報は、PH
S端末3のディスプレイによって画面表示される。通信
I/F手段106は、CPU100とPHS端末2との
間で行われる制御信号の授受を制御するためのものであ
る。
【0029】PHS端末2は、この遮断機1が位置する
通信エリアを担当するPHSの基地局4と接続して通信
を行うものである。
【0030】図3に示すように、駆動部3は、例えばモ
ータ及び減速機等で構成され、回転力を支軸4に与え
る。駆動部3は、閉鎖解除指令信号を入力すると、モー
タを正回転させて、通常、水平状態に保持されている遮
断バー5を上方に回転させて進入路を開放し、車両が当
地域に進入することを許容する。駆動部3は、閉鎖指令
信号を入力すると、モータを逆転させて、それまで開放
位置に保持されていた遮断バー5をほぼ水平上方の閉鎖
位置まで下降させる。
【0031】図5は、課金情報記憶手段102の構成の
一例を示す説明図である。課金情報Dpは、端末番号T
n及び利用情報Duから構成されている。この例におい
て、利用情報Duは、遮断機1を通過したときの通行時
間Taと、通行料Mpとから構成されている。
【0032】図6は、サービス制御局6の顧客管理情報
データベース62において、端末番号Tnと、課金情報
Dpとを関連付けて格納する課金情報格納領域Aの構成
を示す説明図である。課金情報格納領域Aには、端末番
号Tn毎に、課金情報Dpを構成する通行時間Ta、通
行料Mp及び遮断機1の設置されている地域名Npが格
納されている。
【0033】次に、図7〜図11のフローチャートを参
照して、上記構成による通行規制装置の動作を説明す
る。各図において、ST及び数字を結合した符号はステ
ップ番号を示している。図7は、遮断機1の動作を示す
フローチャートである。制御部11のCPU100は、
PHS端末2からトランシーバ通信結合信号を入力した
か否かに基づいてトランシーバ回線接続の有無を判定す
る(ST1)。ST1が“Y”ならば、図8に基づいて
詳述する遮断バーの開閉処理を行い(ST2)、ST1
に戻る。一方、ST1が“N”ならば、PHS端末2か
らPHS通信結合信号を入力したか否かに基づいてPH
S回線接続の有無を判定する(ST3)。ST3が
“N”ならばST1に戻る。ST3が“Y”ならば、発
信元である一般車両の運転者のPHS端末3の端末番号
がサービス制御局6、交換機5及び基地局4を介して通
知されるので、その端末番号を課金情報記憶手段102
に格納する(図5参照)(ST4)。そして、当該地域
の通行希望者の通行意思の有無を確認するために、ガイ
ダンス情報生成手段105によって生成されたガイダン
ス情報を問合せ情報として音声信号又は文字情報あるい
は画像情報に変換した後、PHS端末2から一般車両の
運転者のPHS端末3にPHS回線Ltを介して送信す
る(ST5)。上記ガイダンス文言は、例えば、『当地
域を通行するために通行料が必要です。通行料は、あな
たのPHS端末の通信料に課金されます。よろしい場合
には、#キー(PHS端末のダイヤルキーに存在する1
つ以上の数字及び記号であればよい)を押してくださ
い。』等である。
【0034】次いで、CPU100は、一般車両の運転
者のPHS端末3から課金を承諾する旨の承諾情報、す
なわち、前述した所定のキー操作に基づくトーン信号を
一定時間以内に受信したか否かを監視する(ST6)。
一定時間以内にPHS端末3から承諾情報を受信しなか
った場合には、課金情報記憶手段102に格納していた
端末番号をクリアして(ST7)、処理を打ち切ってS
T1に戻る。なお、ST7の次に、処理を打ち切る旨の
ガイダンス情報、例えば『通行料の課金がなされません
でしたので、通行はできません。迂回してください。』
などを生成して一般車両の運転者のPHS端末3に送出
してもよい。
【0035】ST6で“Y”、すなわち一定時間以内に
承諾情報を受信したときには、ST4において端末番号
を格納した課金情報記憶手段102に、規定の通行料及
びその時点で時計手段103から出力されている年月日
及び時刻からなる利用時間を格納する(図5参照)(S
T8)。次いで、先のST2と同様に遮断バーの開閉処
理を行い(ST9)、ST1に戻る。なお、ST9の次
に、課金処理がなされたことを確認する旨のガイダンス
情報、例えば『通行料の課金を行いました。』などを生
成して一般車両の運転者のPHS端末3に送出してもよ
い。なお、承諾情報の形態は、一般車両の運転者がPH
S端末3のダイヤルキーに対して所定のキー操作を行う
ことによって生成されるトーン信号に限定されるもので
はない。遮断機1の制御部11がPHS端末2から送出
される音声情報を認識する手段を有していれば、音声に
よる承諾情報をPHS端末3からPHS端末2に送信し
てもよい。
【0036】図8は、遮断機1における遮断バー14の
開閉処理を示すフローチャートである。まず、CPU1
00は、接近検知器15から車両の接近を示す検知信号
の入力を待機し(ST20)、ST20が“Y”なら
ば、駆動部12に対して遮断バー14の開放動作を指令
する(ST21)。これにより、駆動部12は遮断バー
14を開放動作させる。次いで、CPU100は、通過
検知器16から車両の通過を示す検知信号の入力を待機
し(ST22)、ST22が“Y”ならば、駆動部12
に対して遮断バー14の閉鎖動作を指令する(ST2
3)。これにより、駆動部12は遮断バー14を閉鎖動
作させて、処理を終了する。上記動作によれば、遮断機
1に対する車両の接近及び通過に基づいて、進入路の閉
鎖の解除及び再閉鎖を行うので、遮断機1を通過する車
両に対して適確な通行規制を行うことができる。
【0037】図9は、遮断機1の制御部11における課
金情報送出処理を示すフローチャートである。CPU1
00は、時計手段103から出力される時計データに基
づいて、課金情報の送出を行うべき所定時間が到来した
か否かを判定する(ST30)。ST30が“N”なら
ば、一旦この処理を終了する。ST30が“Y”なら
ば、サービス制御局6に課金情報を送出するために設定
されている情報送出用の論理番号を発信する(ST3
1)。交換機5との間に通信パスが設定されると(ST
32が“Y”)、課金情報記憶手段102に格納されて
いる全ての課金情報Dpを交換機5に送出する(ST3
3)。ここで、CPU100は、送出する各課金情報D
pの利用情報Duに当該地域の名称Npを付加して送出
する。課金情報Dpの送出が完了すると(ST34で
“Y”)、回線を切断し(ST35)、課金情報記憶手
段102の内容をクリアして(ST36)、この処理を
終了する。
【0038】図10は、交換機の制御処理のフローチャ
ートである。交換機5は、発信元であるPHS端末3か
ら着信した際に、遮断機1のPHS端末2に割り当てら
れている論理番号を受信したか否かを判定する(ST4
0)。ST40が“Y”ならば、上記論理番号に対応す
る着番号、すなわちPHS端末2の端末番号をサービス
制御局6に問い合わせる(ST41)。交換局5は、サ
ービス制御局6から応答された上記PHS端末2の端末
番号を受信すると(ST42で“Y”)、その端末番号
に基づいて回線接続を行う(ST43)。なお、遮断機
1の近傍には、一般車両の運転者が遮断機1のPHS端
末2に割り当てられている論理番号を容易に視認できる
ように、論理番号を表示した看板や表示装置等を設けて
おくことが好ましい。
【0039】次いで、基地局4から送出されてくる基地
局識別情報に基づいて、発信元のPHS端末3と、着信
先のPHS端末2とが、同一の基地局4、又は、担当す
る通信エリアが互いに隣接している他の基地局4を経由
しているか否かを判定する(ST44)。ST44が
“N”ならば、PHS端末3を所持している一般車両の
運転者は、遮断機1の設置位置をカバーする基地局4の
通信エリア(半径数百m程度)の範囲外、つまり遮断機
1から比較的離れた位置にいる。このため、遮断機1の
遮断バーを開閉させるのは不適当である。したがって、
交換機5は、一般車両の運転者が遮断機1から離れた位
置に所在しているため処理を中断する旨のガイダンス情
報を送出し(ST45)、回線を切断し(ST46)、
一旦、処理を強制的に中止させて、ST40へ戻る。S
T44が“Y”ならば、回線接続を継続したままST4
0へ戻る。上記ST44において、交換機5が同一基地
局を経由しているかだけでなく、担当する通信エリアが
互いに隣接している基地局を経由しているか否かを判定
している理由について説明する。これは、1つの基地局
4の通信エリアのみが遮断機1の位置をカバーしている
とは限らず、隣接する2つ以上の基地局の通信エリアが
互いに重複して遮断機1の位置をカバーしていることが
あるからである。
【0040】一方、ST40で“N”ならば、課金情報
送出用の論理番号を受信したか否かを判定する(ST4
7)。ST47が“Y”ならば、サービス制御局6に対
して接続要求を送出して回線を接続し、PHS端末2か
ら送出される課金情報を共通線信号網Ncを介してサー
ビス制御局6に送出する(ST48)。そして、PHS
端末2が課金情報を送出した後に行う回線切断を待機し
(ST49)、回線が切断されたらならば(ST49で
“Y”)、ST40に戻る。ST47が“N”ならば、
別処理、すなわち通常の通信制御処理を行うが、本発明
とは関連しないので、説明を省略する。
【0041】図11は、サービス制御局の制御処理のフ
ローチャートである。まず、一般車両の運転者の所持す
るPHS端末3から遮断機1のPHS端末2に対応する
論理番号の問い合わせがあれば(ST60で“Y”)、
サービス制御局6が有する対応表63に基づいて着番号
であるPHS端末2の端末番号を交換機5に応答する番
号翻訳を行う(ST61)。ST60が“N”であれ
ば、ST61をスキップする。次に、交換機5からの接
続要求の有無を判定する(ST62)。ST62が
“Y”ならば、交換機5から課金情報Dpを受信したか
否かを判定し(ST63)、ST63が“Y”ならば、
受信した課金情報Dpを顧客管理情報データベース62
の課金情報格納領域Aに格納して(ST64)、ST6
0に戻る。また、ST62,ST63が“N”ならば、
ST60に戻る。この結果、顧客管理情報データベース
62の課金情報格納領域Aには、PHS端末2の端末番
号Tnに関連付けられて、利用情報Duを構成する通行
時間Ta、通行料Mp及び地域名Npが格納される。
【0042】サービス制御局6は、顧客管理情報データ
ベース62の通信課金情報格納領域の通信課金情報及び
課金情報格納領域の課金情報に基づいて請求情報を生成
する。すなわち、各端末番号に関連付けされている通信
料金及び通行料を合算した請求情報を算出する。算出さ
れた課金情報に基づいて、通常の通信料金の収受と同様
に、すなわち金融機関による自動振込処理によって駐車
料金の収受がなされる。あるいは、上記請求情報に基づ
いて請求書の作成及び発送がなされ、その請求書に基づ
いて通行料の収受がなされる。
【0043】なお、料金の支払いを行う一般車両の運転
者が個々の通行料の請求内容を確認するために、通行料
Mpに加えて、課金情報Dpの全て又は一部を請求料金
明細書に記載することが好ましい。
【0044】上述した実施の形態の通行規制装置によれ
ば、特定車両の運転者は、遮断機1のPHS端末2とト
ランシーバ通信可能な情報が登録されているPHS端末
3を有していれば、そのPHS端末3とPHS端末2と
のトランシーバ通信回線Ltが接続されたことに基づい
て、遮断機1の閉鎖状態が解除されるから、進入路を通
行することができる。また、特定車両の運転者以外の者
は、その所持するPHS端末3によって遮断機1のPH
S端末2とPHS回線Lpを接続すれば、遮断機1から
送出される通行料の支払いの承諾を問合せる問合せ情報
が送出され、この問合せ情報に応じて所定のキー操作を
行って通行料の支払いを承諾する承諾情報を送出する
と、遮断機1の閉鎖状態が解除されるから、進入路を通
行することができる。したがって、指定地域に対する車
両の通行規制を無人で行うことができ、かつ、従来と違
って通行券等を発行することなく、運転者が所有するP
HS端末を利用して通行規制を行うので、コストが安価
で済む利点がある。
【0045】また、上記実施の形態の通行規制装置によ
れば、通行料の課金は、特定車両の運転者以外の者が有
するPHS端末3の端末番号と関連付けてサービス制御
局6に記録されるので、通行料を通信料金とともに請求
することができる。したがって、従来と違って、通行料
を現金の形態で収受しないので、現金の保管・運搬・後
処理等の手間がかからず、かつ、防犯性に優れている。
【0046】上述した実施の形態によれば、特定車両の
運転者がPHS端末3のトランシーバ機能を利用するこ
とを失念して、PHS通信を利用して通行料の課金を承
諾してしまった場合には、通行料の請求がなされてしま
う不都合がある。この不都合を防止するためには、次に
述べるような方法が考えられる。第1の方法としては、
サービス制御局6の顧客管理情報データベース62にお
いて、予め特定車両の運転者の有するPHS端末3の端
末番号を登録しておく。請求書発行処理前などに、上記
特定車両の運転者のPHS端末の端末番号と、記録され
た各課金情報に含まれる端末番号とを照合し、一致する
課金情報は、これを消去するか、決済処理を中止する。
第2の方法としては、遮断機1の制御部11の記憶部1
01に、特定車両の運転者の有するPHS端末の端末番
号を登録しておく。遮断機1のPHS端末2が着信した
際に、通知される発信元端末番号を、上記登録されてい
る端末番号と照合して、一致する場合には、上記登録さ
れている端末番号に対応する、課金情報記憶手段102
に格納されている課金情報を消去すればよい。
【0047】なお、上述した実施の形態では、遮断機1
に接近検知機15及び通過検知器16の双方を設けてい
るため、接近検知器15が車両を検知し、かつ、駆動部
12が閉鎖解除指令信号を受信したことをもって遮断バ
ー13を開放しているため、車両が遮断機1の設置位置
に到達していないのに遮断バー13が開放されてしまう
といった不都合がなく好ましい。しかしながら、このよ
うな不都合を考慮する必要がなければ、接近検知器15
を省略して構成することもできる。
【0048】上述した実施の形態では、特定車両につい
ては、通行料の支払いを必要とせずに通行を許可し、か
つ、一般車両については、通行料の支払いの意思を確認
したことをもって通行を許可する形態(ロードプライシ
ング)について説明した。しかしながら、本発明の通行
規制装置及び通行規制方法は、上記実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、特定車両のみ通行を許可
し、特定車両の通行を禁止する形態(通行許可制)とし
てもよい。この場合には、PHS端末のトランシーバ通
信機能を利用して特定車両の運転者が所有するPHS端
末と遮断機のPHS端末とのトランシーバ通信回線が接
続されたか否かに基づく遮断機の開閉処理のみを行えば
よい。また、他の形態として、指定地域を通行する車両
の全てに対して通行料の支払いを要求するもの、いわゆ
る有料道路の料金徴収と同様な形態としてもよい。この
場合には、上述したPHS端末のトランシーバ通信機能
を利用して特定車両の通行を許可する必要はなく、PH
S回線を介した通行料の支払いの意思確認に基づく遮断
機の開閉処理のみを行うようにすればよい。さらに、特
定車両については、PHS端末間の通信パスが設定され
たことに基づいて、遮断機の開閉処理を行うようにして
もよい。
【0049】上述した実施の形態では、図9のフローチ
ャートに示したように、所定時間毎に、課金情報記憶手
段に記憶されている課金情報をサービス制御局に送出す
るようにしているが、課金情報が生成される度に、その
課金情報をサービス制御局に送出するようにしてもよ
い。
【0050】ここで、上述した実施の形態の説明と請求
項の記載との対応を説明する。図4で説明した制御部1
1のCPU100及び通信I/F106が、請求項6〜
請求項10に記載した、遮断機のPHS端末に対する通
信制御を行う「通信制御手段」に相当している。図4で
説明したガイダンス情報生成手段105が、請求項7及
び請求項10に記載した、通行料の支払いの意思の有無
を問う前記問合わせ情報を記憶する「記憶手段」に相当
している。図7のフローチャートで説明したST4,S
T8の動作を行う制御部11のCPU100、課金情報
記憶手段102及び時計手段103が、交換機を経由し
て通知される一般車両の運転者のPHS端末の端末番号
と、指定地域の通行料と、年月日及び時分を含む通行時
間とを含む課金情報を生成する「課金情報生成手段」に
相当している。
【0051】
【発明の効果】本発明の請求項1の通行規制方法によれ
ば、特定車両の運転者が有するPHS端末と遮断機のP
HS端末とがトランシーバ回線で接続されたことに基づ
いて、遮断機の閉鎖が解除されるので、上記特定車両
は、進入路を通行することができる。一般車両の運転者
は、PHS端末によるトランシーバ通信ができないの
で、遮断機の閉鎖を解除することができず、進入路の通
行が禁止される。したがって、一般車両に対する通行規
制を無人かつ低コストで実現できる。
【0052】本発明の請求項2の通行規制方法によれ
ば、特定車両の運転者がPHS端末から、予め通知され
ている論理番号を用いて発呼すると、遮断機のPHS端
末と前記特定車両の運転者のPHS端末との間で通信パ
スが設定された時に遮断機は進入路の閉鎖を解除し、通
行を許可するので、例えば指定地域の住民には論理番号
を予め通知し、非住民には論理番号を通知しないことに
より、容易に住民と非住民とを区別して、通行規制を実
現することができる。また、特定車両は、普及している
PHS端末を用いて通信パスを設定する簡単な操作のみ
で指定地域に進入することができる。
【0053】本発明の請求項3の通行規制方法によれ
ば、一般車両の運転者が通行料の支払いを承諾した場合
に、遮断機の閉鎖が解除されるので、一般車両は、進入
路の通行を許可される。したがって、一般車両に対する
通行規制を無人かつ低コストで実現できる。また、サー
ビス制御局において、一般車両の運転者のPHS端末の
端末番号に通行料が関連付けて格納されるので、遮断機
における現金の収受を行う必要がないため、現金取扱い
に手間がかからず、かつ、防犯性に優れている。
【0054】本発明の請求項4の通行規制方法によれ
ば、特定車両の運転者は、所持するPHS端末と遮断機
のPHS端末との間のトランシーバ通信を利用すること
により、また、一般車両の運転者は、所持するPHS端
末を用いて所定の論理番号を発信することによって、遮
断機のPHS端末との間にPHS回線を接続させること
により、遮断機の閉鎖が解除されて通行が許可されるの
で、いずれの場合も、普及しているPHS通信システム
を用いて、無人でかつ低コストで通行規制を実現するこ
とができる。
【0055】本発明の請求項5の通行規制方法によれ
ば、特定車両の運転者が有するPHS端末と遮断機のP
HS端末とがトランシーバ回線で接続されたことに基づ
いて、遮断機の閉鎖が解除されるので、特定車両は、通
行料の課金なしで進入路を通行することができる。一
方、一般車両の運転者が通行料の支払いを承諾した場合
に、遮断機の閉鎖が解除されるので、一般車両は、進入
路を通行することができる。したがって、特定車両及び
一般車両に対する通行規制を無人かつ低コストで実現で
きる。また、サービス制御局において、一般車両の運転
者のPHS端末の端末番号に通行料が関連付けされて格
納されるので、遮断機における現金の収受を行う必要が
ないため、現金取扱いに手間がかからず、かつ、防犯性
に優れている。
【0056】本発明の請求項6の通行規制装置によれ
ば、特定車両の運転者が有するPHS端末と遮断機のP
HS端末とがトランシーバ回線で接続されたことに基づ
いて、遮断機の閉鎖が解除されるので、特定車両は、進
入路を通行することができる。一般車両の運転者は、P
HS端末によるトランシーバ通信ができないので、遮断
機の閉鎖を解除することができず、進入路を通行できな
い。したがって、特定車両の運転者が運転する車両に対
する通行規制を無人かつ低コストで実現できる。
【0057】本発明の請求項7の通行規制装置によれ
ば、一般車両の運転者がPHS端末から所定の論理番号
を発信すると、遮断機のPHS端末との間でPHS回線
が接続され、遮断機の制御部は駆動部に閉鎖解除指令信
号を送出するので、駆動部が開閉部材による進入路の閉
鎖を解除して一般車両の通行が許可される。したがっ
て、一般車両に対する通行規制を無人かつ低コストで実
現できる。
【0058】本発明の請求項8の通行規制装置によれ
ば、一般車両の運転者が通行料の課金を承諾した場合
に、遮断機の閉鎖が解除されるので、一般車両は進入路
を通行することができる。したがって、一般車両に対す
る通行規制を無人かつ低コストで実現できる。また、サ
ービス制御局において、一般車両の運転者のPHS端末
の端末番号に通行料が関連付けされて格納されるので、
遮断機における現金の収受に伴う手間がかからず、か
つ、防犯性に優れている。
【0059】本発明の請求項9の通行規制装置によれ
ば、特定車両の運転者が所有するPHS端末から予め通
知されているトランシーバ番号を発信すると、遮断機の
PHS端末との間でトランシーバ回線が結ばれて、遮断
機の開閉部材による進入路の閉鎖が解除される。また、
通過検知器が通過を検知すると、遮断機の開閉部材によ
って進入路が閉鎖される。一方、一般車両の運転者が所
有するPHS端末から所定の論理番号を発信すると、遮
断機の開閉部材による進入路の閉鎖が解除されて一般車
両の通行を許可する。従って、特定車両に対する通行規
制及び一般車両に対する通行規制を、PHS端末のトラ
ンシーバ機能及びPHS通信システムを巧妙に使い分け
て、安価にかつ簡単に実現することができる。
【0060】本発明の請求項10の通行規制装置によれ
ば、特定車両の運転者が有するPHS端末と遮断機のP
HS端末とがトランシーバ回線で接続されたことに基づ
いて、遮断機の閉鎖が解除されるので、特定車両は、通
行料の課金なしで進入路を通行することができる。一
方、一般車両の運転者が通行料の支払いを承諾した場合
に、遮断機の閉鎖が解除されるので、一般車両は、進入
路を通行することができる。したがって、特定車両及び
一般車両に対する通行規制を無人かつ低コストで実現で
きる。また、サービス制御局において、一般車両の運転
者のPHS端末の端末番号に通行料が関連付けされて格
納されるので、遮断機における現金の収受を行う必要が
ないため、現金取扱いに手間がかからず、かつ、防犯性
に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通行規制装置の全体構成を示す概念図
である。
【図2】通行規制装置の構成要素である遮断機を示す斜
視図である。
【図3】遮断機の概略平面図である。
【図4】遮断機の構成を示すブロック図である。
【図5】課金情報記憶手段の構成の一例を示す説明図で
ある。
【図6】サービス制御局における課金情報格納領域の構
成を示す説明図である。
【図7】遮断機の動作を示すフローチャートである。
【図8】遮断機における遮断バーの開閉処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】遮断機の課金情報送出処理を示すフローチャー
トである。
【図10】交換機の制御処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】サービス制御局の制御処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 遮断機 11 制御部 102 課金情報記憶手段 103 時計手段 105 ガイダンス情報生成手段 12 駆動部 14 遮断バー(開閉部材) 15 接近検知器 16 通過検知器 2 PHS端末 3 PHS端末 4 基地局 5 交換局 6 サービス制御局 61 PHS制御データベース 62 顧客管理情報データベース 63 対応表 V 自動車(車両) Lp PHS回線 Lt トランシーバ回線 Nd ディジタル通信網 Nc 共通線信号網

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定地域の自動車用進入路を開閉する遮
    断機に設けたPHS端末に、前記指定地域の通行を許可
    されている特定車両の運転者が所有するPHS端末との
    間でトランシーバ通信を行うために必要な識別情報及び
    トランシーバ番号を登録しておき、前記特定車両の運転
    者が所有するPHS端末と前記遮断機のPHS端末との
    間でトランシーバ通信回線が結ばれたことに基づいて前
    記自動車用進入路の閉鎖を解除することを特徴とする通
    行規制方法。
  2. 【請求項2】 指定地域の自動車用進入路を開閉する遮
    断機に設けたPHS端末に所定の論理番号を割り当てて
    おき、 前記遮断機のPHS端末の設置位置を含む通信エリアを
    担当する基地局を収容する交換機が、前記指定地域の通
    行を許可されている特定車両の運転者が所有するPHS
    端末から前記基地局を経由して前記論理番号を受信した
    ときは、その交換機にサービス制御局に対して論理番号
    の問合せをさせて前記遮断機のPHS端末の端末番号を
    取得させるとともに、その端末番号に基づいて、前記遮
    断機のPHS端末と前記特定車両の運転者が所有するP
    HS端末との間の通信パスを設定させ、 前記遮断機は、前記通信パスの成立を検知したことに基
    づいて、前記自動車用進入路の閉鎖を解除すること、 を特徴とする通行規制方法。
  3. 【請求項3】 指定地域の自動車用進入路を開閉する遮
    断機に設けたPHS端末に所定の論理番号を割り当てて
    おき、前記遮断機のPHS端末の設置位置を含む通信エ
    リアを担当する基地局を収容する交換機には、前記指定
    地域の通行が制限されている一般車両の運転者が所有す
    るPHS端末から前記基地局を経由して前記論理番号を
    受信したときには、サービス制御局に対して論理番号を
    問合せることによって前記遮断機のPHS端末の端末番
    号を取得させるとともに、その端末番号に基づいて、前
    記遮断機のPHS端末と前記一般車両の運転者が所有す
    るPHS端末との間の通信パスを設定させ、 前記遮断機には、前記通信パスを経由して前記一般車両
    の運転者のPHS端末に対して通行料を支払う意思の有
    無を問う問合せ情報を送信させ、前記問合せ情報に対し
    て支払い意思がある旨の承諾情報を受信したことに基づ
    いて、前記自動車用進入路の閉鎖を解除するとともに、
    前記交換機を経由して通知される前記一般車両の運転者
    のPHS端末の端末番号と、前記指定地域の通行料と、
    年月日及び時分を含む通行時間とを含む課金情報を生成
    して、その課金情報を前記交換機を介して前記サービス
    制御局に送出させ、 前記サービス制御局には、受け取った前記課金情報をそ
    れに含まれる前記PHS端末の端末番号と関連付けて格
    納させること、 を特徴とする通行規制方法。
  4. 【請求項4】 指定地域の自動車用進入路を開閉する遮
    断機に設けたPHS端末に、前記指定地域の通行を許可
    されている特定車両の運転者が所有するPHS端末との
    間でトランシーバ通信を行うために必要な識別情報及び
    トランシーバ番号を登録しておくとともに、所定の論理
    番号を割り当てておき、 前記特定車両の運転者が所有するPHS端末と前記遮断
    機のPHS端末との間でトランシーバ通信回線が結ばれ
    たことに基づいて前記自動車用進入路の閉鎖を解除し、 前記遮断機のPHS端末の設置位置を含む通信エリアを
    担当する基地局を収容する交換機には、前記指定地域の
    通行を許可されている特定車両の運転者が所有するPH
    S端末から前記基地局を経由して前記論理番号を受信し
    たときには、サービス制御局に対して論理番号を問合せ
    ることによって前記遮断機のPHS端末の端末番号を取
    得させるとともに、その端末番号に基づいて、前記遮断
    機のPHS端末と前記特定車両の運転者が所有するPH
    S端末との間の通信パスを設定させ、 前記遮断機は、前記通信パスの成立を検知したことに基
    づいて、前記自動車用進入路の閉鎖を解除すること、 を特徴とする通行規制方法。
  5. 【請求項5】 指定地域の自動車用進入路を開閉する遮
    断機に設けたPHS端末に、前記指定地域の通行を許可
    されている特定車両の運転者が所有するPHS端末との
    間でトランシーバ通信を行うために必要な識別情報及び
    トランシーバ番号を登録しておくとともに、所定の論理
    番号を割り当てておき、 前記特定車両の運転者が所有するPHS端末と前記遮断
    機のPHS端末との間でトランシーバ通信回線が結ばれ
    たことに基づいて前記自動車用進入路の閉鎖を解除し、 前記遮断機のPHS端末の設置位置を含む通信エリアを
    担当する基地局を収容する交換機には、前記指定地域の
    通行が制限されている一般車両の運転者が所有するPH
    S端末から前記基地局を経由して前記論理番号を受信し
    たときには、サービス制御局に対して論理番号を問合せ
    ることによって前記遮断機のPHS端末の端末番号を取
    得させるとともに、その端末番号に基づいて、前記遮断
    機のPHS端末と前記一般車両の運転者が所有するPH
    S端末との間の通信パスを設定させ、 前記遮断機には、前記通信パスを経由して前記一般車両
    の運転者のPHS端末に対して通行料を支払う意思の有
    無を問う問合せ情報を送信させ、前記問合せ情報に対し
    て支払い意思がある旨の承諾情報を受信したことに基づ
    いて、前記自動車用進入路の閉鎖を解除するとともに、
    前記交換機を経由して通知される前記一般車両の運転者
    のPHS端末の端末番号と、前記指定地域の通行料と、
    年月日及び時分を含む通行時間とを含む課金情報を生成
    して、その課金情報を前記交換機を介して前記サービス
    制御局に送出させ、 前記サービス制御局には、受け取った前記課金情報をそ
    れに含まれる前記PHS端末の端末番号と関連付けて格
    納させること、 を特徴とする通行規制方法。
  6. 【請求項6】 指定地域の通行を許可されている特定車
    両の運転者が所有するPHS端末と、前記指定地域の自
    動車用進入路を開閉する遮断機とを有してなり、 前記遮断機は、前記自動車用進入路を開閉する開閉部材
    と、その開閉部材を開閉動作させる駆動部と、その駆動
    部に開閉制御信号を与えるとともに、前記遮断機のPH
    S端末との間で信号を授受する制御部と、前記自動車用
    進入路を車両が通過したことを検知する通過検知器と、
    前記特定車両の運転者が所有するPHS端末との間でト
    ランシーバ通信を行うために必要な識別情報及びトラン
    シーバ番号を登録されたPHS端末とを備え、 前記制御部は、前記PHS端末からトランシーバ通信回
    線が結合されたことを示すトランシーバ通信結合信号を
    入力したことに基づいて前記駆動部に閉鎖解除指令信号
    を与え、かつ、前記通過検知器からの通過検知信号に基
    づいて前記駆動部に閉鎖指令信号を与えることを特徴と
    する通行規制装置。
  7. 【請求項7】 指定地域の通行が制限されている一般車
    両の運転者が所有するPHS端末と、前記指定地域の自
    動車用進入路を開閉する遮断機と、その遮断機に設けら
    れ、所定の論理番号を割り当てら得たPHS端末と、前
    記遮断機のPHS端末の設置位置を含む通信エリアを担
    当する基地局を収容し、前記一般車両の運転者が所有す
    るPHS端末から前記遮断機のPHS端末に割り当てら
    れた論理番号を前記基地局を前記基地局を経由して受信
    したときに、サービス制御局に前記論理番号に対応する
    前記遮断機のPHS端末の端末番号を問合わせて、その
    端末番号に基づいてPHS回線の通信パスを設定する交
    換機と、前記交換機から問合わせを受けた前記論理番号
    に対応する端末番号を前記交換機に送出する前記サービ
    ス制御局とを有し、 前記遮断機は、前記自動車用進入路を開閉する開閉部材
    と、その開閉部材を開閉動作させる駆動部と、その駆動
    部に開閉制御信号を与えるとともに、前記遮断機のPH
    S端末との間で信号を授受する制御部と、車両が前記自
    動車用進入路を通過したことを検知する通過検知器とを
    備え、 前記制御部は、前記遮断機のPHS端末が前記一般車両
    の運転者のPHS端末との間でPHS回線による通信パ
    スが設定されたことに基づいて、前記駆動部に閉鎖解除
    指令信号を与え、前記通過検知器から通過検知信号を受
    けたことに基づいて前記駆動部に閉鎖指令信号を与える
    こと、 を特徴とする通行規制装置。
  8. 【請求項8】 指定地域の通行が制限されている一般車
    両の運転者が所有するPHS端末と、前記指定地域の自
    動車用進入路を開閉する遮断機と、その遮断機に設けら
    れ、所定の論理番号を割り当てら得たPHS端末と、前
    記遮断機のPHS端末の設置位置を含む通信エリアを担
    当する基地局を収容し、前記一般車両の運転者が所有す
    るPHS端末から前記遮断機のPHS端末に割り当てら
    れた論理番号を前記基地局を前記基地局を経由して受信
    したときに、サービス制御局に前記論理番号に対応する
    前記遮断機のPHS端末の端末番号を問合わせて、その
    端末番号に基づいてPHS回線の通信パスを設定する交
    換機と、前記交換機から問合わせを受けた前記論理番号
    に対応する端末番号を前記交換機に送出するとともに、
    前記遮断機のPHS端末から前記交換機を経由して送出
    される課金情報をそれに含まれるPHS端末の端末番号
    に対応して記憶する前記サービス制御局とを有し、 前記遮断機は、前記自動車用進入路を開閉する開閉部材
    と、その開閉部材を開閉動作させる駆動部と、その駆動
    部に開閉制御信号を与えるとともに、前記遮断機のPH
    S端末との間で信号を授受する制御部と、車両が前記自
    動車用進入路を通過したことを検知する通過検知器とを
    備え、 前記制御部は、前記遮断機のPHS端末に対する通信制
    御を行う通信制御手段と、通行料の支払いの意思の有無
    を問う前記問合わせ情報を記憶する記憶手段と、前記交
    換機を経由して通知される前記一般車両の運転者のPH
    S端末の端末番号と、前記指定地域の通行料と、年月日
    及び時分を含む通行時間とを含む課金情報を生成する課
    金情報生成手段とを備え、前記通信制御手段は、前記遮
    断機のPHS端末が前記一般車両の運転者のPHS端末
    との間でPHS回線による通信パスが設定されたときに
    前記記憶手段から読出した前記問合わせ情報を前記一般
    車両の運転者のPHS端末に送出し、かつ、前記課金情
    報生成手段により生成された課金情報を前記サービス制
    御局に送出するものであり、前記制御部は、前記問合せ
    情報に対して支払い意思がある旨の承諾情報を受信した
    ことに基づいて、前記駆動部に閉鎖解除指令信号を与
    え、前記通過検知器から通過検知信号を受けたことに基
    づいて前記駆動部に閉鎖指令信号を与えること、 を特徴とする通行規制装置。
  9. 【請求項9】 指定地域の通行が許可されている特定車
    両の運転者が所有するPHS端末及び前記指定地域の通
    行が制限されている一般車両の運転者が所有するPHS
    端末と、 前記指定地域の自動車用進入路を開閉するように設置さ
    れ、前記特定車両の運転者が所有するPHS端末との間
    でトランシーバ通信を行うために必要な識別情報及びト
    ランシーバ番号を登録され、かつ、所定の論理番号を割
    り当てられたPHS端末を備えられた遮断機と、 前記遮断機のPHS端末の設置位置を含む通信エリアを
    担当する基地局を収容し、前記一般車両の運転者が所有
    するPHS端末から前記遮断機のPHS端末に割り当て
    られた論理番号を前記基地局を前記基地局を経由して受
    信したときに、サービス制御局に前記論理番号に対応す
    る前記遮断機のPHS端末の端末番号を問合わせて、そ
    の端末番号を基にPHS回線の通信パスを設定する交換
    機と、 前記交換機から問合わせを受けた前記論理番号に対応す
    る端末番号を前記交換機に送出する前記サービス制御局
    とを有し、 前記遮断機は、前記自動車用進入路を開閉する開閉部材
    と、その開閉部材を開閉動作させる駆動部と、その駆動
    部に開閉制御信号を与えるとともに、前記遮断機のPH
    S端末との間で信号を授受する制御部と、前記自動車用
    進入路を車両が通過したことを検知する通過検知器とを
    備え、 前記制御部は、前記遮断機のPHS端末が前記一般車両
    の運転者のPHS端末との間でPHS回線による通信パ
    スが設定されたことに基づいて、又は、前記PHS端末
    からトランシーバ通信回線が結合されたことを示すトラ
    ンシーバ通信結合信号を入力したことに基づいて、前記
    駆動部に閉鎖解除指令信号を与え、かつ、前記通過検知
    器からの通過検知信号に基づいて前記駆動部に閉鎖指令
    信号を与えること、 を特徴とする通行規制装置。
  10. 【請求項10】 指定地域の通行が許可されている特定
    車両の運転者が所有するPHS端末と、 前記指定地域の通行が制限されている一般車両の運転者
    が所有するPHS端末と、 前記指定地域の自動車用進入路を開閉する遮断機と、 その遮断機に設けられ、前記特定車両の運転者が所有す
    るPHS端末との間でトランシーバ通信を行うために必
    要な識別情報及びトランシーバ番号を登録され、かつ、
    所定の論理番号を割り当てられたPHS端末と、 前記遮断機のPHS端末の設置位置を含む通信エリアを
    担当する基地局を収容し、前記一般車両の運転者が所有
    するPHS端末から前記遮断機のPHS端末に割り当て
    られた論理番号を前記基地局を前記基地局を経由して受
    信したときに、サービス制御局に前記論理番号に対応す
    る前記遮断機のPHS端末の端末番号を問合わせて、そ
    の端末番号に基づいてPHS回線の通信パスを設定する
    交換機と、前記交換機から問合わせを受けた前記論理番
    号に対応する端末番号を前記交換機に送出するととも
    に、前記遮断機のPHS端末から前記交換機を経由して
    送出される課金情報をそれに含まれるPHS端末の端末
    番号に対応して記憶する前記サービス制御局とを有し、 前記遮断機は、前記自動車用進入路を開閉する開閉部材
    と、その開閉部材を開閉動作させる駆動部と、その駆動
    部に開閉制御信号を与えるとともに、前記遮断機のPH
    S端末との間で信号を授受する制御部と、前記自動車用
    進入路を車両が通過したことを検知する通過検知器とを
    備え、 前記制御部は、前記遮断機のPHS端末に対する通信制
    御を行う通信制御手段と、通行料の支払いの意思の有無
    を問う前記問合わせ情報を記憶する記憶手段と、前記交
    換機を経由して通知される前記一般車両の運転者のPH
    S端末の端末番号と、前記指定地域の通行料と、年月日
    及び時分を含む通行時間とを含む課金情報を生成する課
    金情報生成手段とを備え、前記通信制御手段は、前記遮
    断機のPHS端末が前記一般車両の運転者のPHS端末
    との間でPHS回線による通信パスが設定されたときに
    前記記憶手段から読出した前記問合わせ情報を前記一般
    車両の運転者のPHS端末に送出し、かつ、前記課金情
    報生成手段により生成された課金情報を前記サービス制
    御局に送出するものであり、前記制御部は、前記PHS
    端末からトランシーバ通信回線が結合されたことを示す
    トランシーバ通信結合信号を入力した場合には、前記駆
    動部に閉鎖解除指令信号を与え、かつ、前記通過検知器
    からの通過検知信号に基づいて前記駆動部に閉鎖指令信
    号を与え、前記問合せ情報に対して支払い意思がある旨
    の承諾情報を受信した場合には、前記駆動部に閉鎖解除
    指令信号を与え、前記通過検知器から通過検知信号を受
    けたことに基づいて前記駆動部に閉鎖指令信号を与える
    こと、 を特徴とする通行規制装置。
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