JPH11328298A - コードリーダ - Google Patents
コードリーダInfo
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- JPH11328298A JPH11328298A JP10135170A JP13517098A JPH11328298A JP H11328298 A JPH11328298 A JP H11328298A JP 10135170 A JP10135170 A JP 10135170A JP 13517098 A JP13517098 A JP 13517098A JP H11328298 A JPH11328298 A JP H11328298A
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- code pattern
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コードパターン読み取り走査時における正反射
発生を抑えること。 【解決手段】コードリーダは、照明光を発する複数個の
光源11と、上記光源11から発せられた照明光を拡散
するための光拡散部材13bと、上記光拡散部材で拡散
された拡散光に基づく上記コードパターンの反射光を入
射してエリアセンサ16に結像させるレンズ14とを備
える。そして、上記複数個の光源11は、上記レンズ1
4を保持する鏡枠15の周囲にリング状に配設され、ま
た、上記光拡散部材13bは、上記光源11から発せら
れた上記レンズ14の光軸に近い方の最軸外の直接光3
0と上記撮影範囲からの最軸外の反射光29との交わる
位置、もしくはその近傍位置に、リング状に配設され
る。
発生を抑えること。 【解決手段】コードリーダは、照明光を発する複数個の
光源11と、上記光源11から発せられた照明光を拡散
するための光拡散部材13bと、上記光拡散部材で拡散
された拡散光に基づく上記コードパターンの反射光を入
射してエリアセンサ16に結像させるレンズ14とを備
える。そして、上記複数個の光源11は、上記レンズ1
4を保持する鏡枠15の周囲にリング状に配設され、ま
た、上記光拡散部材13bは、上記光源11から発せら
れた上記レンズ14の光軸に近い方の最軸外の直接光3
0と上記撮影範囲からの最軸外の反射光29との交わる
位置、もしくはその近傍位置に、リング状に配設され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙等のシート状の
記録媒体上に光学的に読み取り可能に印刷記録された2
次元のコードパターンを光学的に読み取るためのコード
リーダに関する。
記録媒体上に光学的に読み取り可能に印刷記録された2
次元のコードパターンを光学的に読み取るためのコード
リーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙等のシート状の記録媒体上
に光学的に読み取り可能に印刷記録された2次元のコー
ドパターンを読み取るためのコードリーダは種々提案さ
れている。
に光学的に読み取り可能に印刷記録された2次元のコー
ドパターンを読み取るためのコードリーダは種々提案さ
れている。
【0003】この種コードリーダは、データが光学的に
読み取り可能なコードパターンとして印刷記録されたシ
ート状記録媒体上の該コードパターンを、LED等の光
源により照明して、該コードパターンからの反射光をレ
ンズ等の光学系を介してエリアセンサで受光することに
より該コードパターンを撮影して光学的に読み取るよう
に構成されている。
読み取り可能なコードパターンとして印刷記録されたシ
ート状記録媒体上の該コードパターンを、LED等の光
源により照明して、該コードパターンからの反射光をレ
ンズ等の光学系を介してエリアセンサで受光することに
より該コードパターンを撮影して光学的に読み取るよう
に構成されている。
【0004】本発明の出願人も、特開平6−23146
6号公報として、紙等の記録媒体上に、音声や映像、そ
してテキストデータ等を含む所謂マルチメディア情報を
光学的に読み取り可能な形で印刷記録するための2次元
のコードパターンであるドットコード、及びそのドット
コードを光学的に読み取るためのコードリーダを提案し
ている。
6号公報として、紙等の記録媒体上に、音声や映像、そ
してテキストデータ等を含む所謂マルチメディア情報を
光学的に読み取り可能な形で印刷記録するための2次元
のコードパターンであるドットコード、及びそのドット
コードを光学的に読み取るためのコードリーダを提案し
ている。
【0005】図6は、そのドットコード1の物理フォー
マット構成を示した図である。即ち、複数個のブロック
2が2次元的に隣接配列されてドットコード1を構成
し、その各ブロック2は、例えば音声に係るデータの各
ブロック毎に分割されたデータがその値である「0」又
は「1」に対応した白ドット又は黒ドットのドットイメ
ージとして所定の配列形態にて存在するデータドットパ
ターン3と、そのデータドットパターン3の各ドット
(データドット4)を検出するための基準点を見つける
ために使用される各ブロック2の四隅に配置された一定
の黒の連続数を有するマーカ5と、上記複数の異なるブ
ロック2を読み取り時に識別できるようにマーカ5間に
配置されたエラー検出又はエラー訂正符号を含むブロッ
クアドレスパターン6と、から構成されている。
マット構成を示した図である。即ち、複数個のブロック
2が2次元的に隣接配列されてドットコード1を構成
し、その各ブロック2は、例えば音声に係るデータの各
ブロック毎に分割されたデータがその値である「0」又
は「1」に対応した白ドット又は黒ドットのドットイメ
ージとして所定の配列形態にて存在するデータドットパ
ターン3と、そのデータドットパターン3の各ドット
(データドット4)を検出するための基準点を見つける
ために使用される各ブロック2の四隅に配置された一定
の黒の連続数を有するマーカ5と、上記複数の異なるブ
ロック2を読み取り時に識別できるようにマーカ5間に
配置されたエラー検出又はエラー訂正符号を含むブロッ
クアドレスパターン6と、から構成されている。
【0006】而して、このような物理フォーマット構成
からなるドットコード1は、コードリーダの持つエリア
センサであるCCD等の固体撮像素子の受光面における
その大きさが当該受光面の大きさより大きくても、換言
すれば、当該ドットコード1をその固体撮像素子により
ワンショットにて撮像することができなくても、上記ブ
ロック2に付与された各アドレスさえ読み取って認識で
きれば、そのアドレスによって各ブロックのデータから
元のデータを再構築することが可能となるので、結果的
に、従来より知られた1次元、或いは2次元のコードパ
ターンでは実現し得なかった多量のデータを紙面等に保
持させることが可能となり、紙などを媒体としたマルチ
メディア情報の伝達が手軽にできて、従来では考えられ
なかった様々な用途に期待が広がっている。
からなるドットコード1は、コードリーダの持つエリア
センサであるCCD等の固体撮像素子の受光面における
その大きさが当該受光面の大きさより大きくても、換言
すれば、当該ドットコード1をその固体撮像素子により
ワンショットにて撮像することができなくても、上記ブ
ロック2に付与された各アドレスさえ読み取って認識で
きれば、そのアドレスによって各ブロックのデータから
元のデータを再構築することが可能となるので、結果的
に、従来より知られた1次元、或いは2次元のコードパ
ターンでは実現し得なかった多量のデータを紙面等に保
持させることが可能となり、紙などを媒体としたマルチ
メディア情報の伝達が手軽にできて、従来では考えられ
なかった様々な用途に期待が広がっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たこの種コードリーダについては、上記のドットコード
1を含む2次元のコードパターンの読み取り走査時にお
いて、光源から発せられた照明光に基づく正反射が原因
して撮影範囲に輝度ムラが発生し、その結果、正確にコ
ードパターンを撮影することが困難となって、最終的
に、コードパターンの読み取りエラーを起こし易いとい
う宿命的な課題を従前より持っていた。
たこの種コードリーダについては、上記のドットコード
1を含む2次元のコードパターンの読み取り走査時にお
いて、光源から発せられた照明光に基づく正反射が原因
して撮影範囲に輝度ムラが発生し、その結果、正確にコ
ードパターンを撮影することが困難となって、最終的
に、コードパターンの読み取りエラーを起こし易いとい
う宿命的な課題を従前より持っていた。
【0008】ここで、正反射が起きるメカニズムを、図
7の(A)及び(B)を参照して説明する。図7の
(A)は、コードリーダの主な構成を示す図であり、コ
ードリーダは、LED等よりなる光源11,光輝アルミ
板等よりなる光反射部材12,及び白色シート部材等よ
りなる光拡散部材13からなりコードパターンを照明す
る照明部と、レンズ14及びそのレンズ14を保持する
鏡枠15からなりコードパターンからの反射光をエリア
センサ16上に結像させる撮像光学部と、基板17及び
電装部18よりなりCCD等の固体撮像素子のエリアセ
ンサ16にて取り込んだ画像を処理しマルチメディア情
報を信号出力ケーブル19より出力する処理回路部と、
それらを内蔵保持する外装20とからなる。
7の(A)及び(B)を参照して説明する。図7の
(A)は、コードリーダの主な構成を示す図であり、コ
ードリーダは、LED等よりなる光源11,光輝アルミ
板等よりなる光反射部材12,及び白色シート部材等よ
りなる光拡散部材13からなりコードパターンを照明す
る照明部と、レンズ14及びそのレンズ14を保持する
鏡枠15からなりコードパターンからの反射光をエリア
センサ16上に結像させる撮像光学部と、基板17及び
電装部18よりなりCCD等の固体撮像素子のエリアセ
ンサ16にて取り込んだ画像を処理しマルチメディア情
報を信号出力ケーブル19より出力する処理回路部と、
それらを内蔵保持する外装20とからなる。
【0009】この例にて、コードリーダは、その先端面
21をコードパターンが記録された記録媒体に密着させ
た状態で、手動によりコードパターン上を移動させるこ
とで読み取りを行う。
21をコードパターンが記録された記録媒体に密着させ
た状態で、手動によりコードパターン上を移動させるこ
とで読み取りを行う。
【0010】なお他に、図7の(A)では、エリアセン
サ16と処理回路部を接続する接続ケーブル22、駆動
電源である電池23、その電池端子24、ユーザによる
読み取り開始を指示する操作スイッチ25を示してい
る。また、照明部において、光反射部材12は、光源1
1から発せられた光を反射してコードパターンに集光
し、光拡散部材13は、光源11から発せられる光を拡
散させコードパターン上で正反射が起きないようにする
ためのものである。
サ16と処理回路部を接続する接続ケーブル22、駆動
電源である電池23、その電池端子24、ユーザによる
読み取り開始を指示する操作スイッチ25を示してい
る。また、照明部において、光反射部材12は、光源1
1から発せられた光を反射してコードパターンに集光
し、光拡散部材13は、光源11から発せられる光を拡
散させコードパターン上で正反射が起きないようにする
ためのものである。
【0011】図7の(B)において、光源11が光軸に
近いとき、光源11から発せられた光線αは、被写体面
26に反射されてレンズ14を通りエリアセンサ16に
到達する。ここで、被写体面26が平滑な面であればあ
るほど、また光線αの光強度が強ければ強いほど、強い
正反射が発生して、例えばコードパターンの黒の部分で
あってもエリアセンサ16には強力な反射光が入射し、
その結果、黒を白と誤認識してしまう。このため、読み
取りエラーが発生し、正しい出力がなされなくなる。
近いとき、光源11から発せられた光線αは、被写体面
26に反射されてレンズ14を通りエリアセンサ16に
到達する。ここで、被写体面26が平滑な面であればあ
るほど、また光線αの光強度が強ければ強いほど、強い
正反射が発生して、例えばコードパターンの黒の部分で
あってもエリアセンサ16には強力な反射光が入射し、
その結果、黒を白と誤認識してしまう。このため、読み
取りエラーが発生し、正しい出力がなされなくなる。
【0012】また、このような手動走査を可能とするコ
ードリーダにおいては、手動走査の不安定さからくる原
因でさらに正反射が発生し易くなる。特に、コードリー
ダが被写体に対して傾いたときに発生し易くなる。即
ち、本来、このような手動走査を可能とするコードリー
ダは、コードパターンが記録された被写体面26に対し
て撮像光学部の光軸が直交するように走査するのが望ま
しい。しかし、手動走査では、コードパターン全長にお
いてコードリーダの姿勢を被写体面26に対して撮像光
学部の光軸が直交するように維持することは困難であ
る。図8の(A)に示す被写体面26aの反射光線βa
のように、被写体面16aに対して撮像光学系の光軸が
直交するように走査する場合は、エリアセンサ16に正
反射光が入射しないように光源11を光軸から離して配
置したとしても、同じく図8の(A)に示すように被写
体面26bに対して撮像光学系の光軸が傾いたときは、
被写体面26bの反射光線βbがエリアセンサ16に到
達してしまう。これを防ぐには、光源11を光軸からさ
らに遠ざけなければならなく、装置の大型化につなが
る。
ードリーダにおいては、手動走査の不安定さからくる原
因でさらに正反射が発生し易くなる。特に、コードリー
ダが被写体に対して傾いたときに発生し易くなる。即
ち、本来、このような手動走査を可能とするコードリー
ダは、コードパターンが記録された被写体面26に対し
て撮像光学部の光軸が直交するように走査するのが望ま
しい。しかし、手動走査では、コードパターン全長にお
いてコードリーダの姿勢を被写体面26に対して撮像光
学部の光軸が直交するように維持することは困難であ
る。図8の(A)に示す被写体面26aの反射光線βa
のように、被写体面16aに対して撮像光学系の光軸が
直交するように走査する場合は、エリアセンサ16に正
反射光が入射しないように光源11を光軸から離して配
置したとしても、同じく図8の(A)に示すように被写
体面26bに対して撮像光学系の光軸が傾いたときは、
被写体面26bの反射光線βbがエリアセンサ16に到
達してしまう。これを防ぐには、光源11を光軸からさ
らに遠ざけなければならなく、装置の大型化につなが
る。
【0013】即ち、正反射を原因とした撮影範囲の輝度
ムラ現象は、とりわけ、シート状の記録媒体に接触しな
がらコードパターンを手動で走査して光学的に読み取る
ように構成されたコードリーダにおいて顕著に発生し、
その対策が急務とされていた。
ムラ現象は、とりわけ、シート状の記録媒体に接触しな
がらコードパターンを手動で走査して光学的に読み取る
ように構成されたコードリーダにおいて顕著に発生し、
その対策が急務とされていた。
【0014】従来より、正反射を防ぐ手段として、図8
の(B)に示すように、光源11を被写体面26に対し
て傾けて配置する手法や、図7の(A)に示すように、
光源11の前に光拡散部材13を配置する手法が提案さ
れている。
の(B)に示すように、光源11を被写体面26に対し
て傾けて配置する手法や、図7の(A)に示すように、
光源11の前に光拡散部材13を配置する手法が提案さ
れている。
【0015】しかしながら、前者の光源11を被写体面
26に対して傾ける手法は、エリアセンサ16を使用す
る場合、光源11を被写体に対して各々一様に傾ける必
要があり、光源11を一枚の基板に実装できず各々の光
源11を別々の基板に実装したり、光源11を所定の角
度に各々位置決めする必要が生じたり、光源11と制御
部との接続にも煩雑さが生じる。
26に対して傾ける手法は、エリアセンサ16を使用す
る場合、光源11を被写体に対して各々一様に傾ける必
要があり、光源11を一枚の基板に実装できず各々の光
源11を別々の基板に実装したり、光源11を所定の角
度に各々位置決めする必要が生じたり、光源11と制御
部との接続にも煩雑さが生じる。
【0016】一方、後者の光源11の前に光拡散部材1
3を配置する手法では、未だ最も効果的な位置が提案さ
れていない。このように、正反射を防ぐ手段として種々
検討が為されてきてはいるが、未だ完全にこれを解決す
るまでには至っていないのが現状である。
3を配置する手法では、未だ最も効果的な位置が提案さ
れていない。このように、正反射を防ぐ手段として種々
検討が為されてきてはいるが、未だ完全にこれを解決す
るまでには至っていないのが現状である。
【0017】そこで、本発明では、この光拡散部材13
の最適位置を提案し、有効な正反射対策手段とするもの
である。即ち、本発明は、上記した事情に鑑みてなされ
たもので、コードパターンの読み取り走査時における正
反射の発生を抑えて、撮影範囲の輝度ムラを減少し、も
って、コードパターンの読み取りエラー発生を極力防止
したコードリーダを提供することを目的とする。
の最適位置を提案し、有効な正反射対策手段とするもの
である。即ち、本発明は、上記した事情に鑑みてなされ
たもので、コードパターンの読み取り走査時における正
反射の発生を抑えて、撮影範囲の輝度ムラを減少し、も
って、コードパターンの読み取りエラー発生を極力防止
したコードリーダを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるコードリーダは、データが光学的に
読み取り可能なコードパターンとして印刷記録されたシ
ート状記録媒体上の該コードパターンを照明して、該コ
ードパターンの反射光を光学系を介してエリアセンサで
受光することにより該コードパターンを撮影して光学的
に読み取るようにしたコードリーダであって、照明光を
発する複数個の光源と、上記光源から発せられた照明光
を拡散するための光拡散部材と、上記光拡散部材で拡散
された拡散光に基づく上記コードパターンの反射光を入
射してエリアセンサに結像させる光学系と、を備え、上
記複数個の光源を、上記光学系を保持する鏡枠の周囲に
リング状に配設すると共に、上記光拡散部材を、上記光
源から発せられた上記光学系の光軸に近い方の最軸外の
直接光と上記撮影範囲からの最軸外の反射光との交わる
位置、もしくはその近傍位置にリング状に配設したこと
を特徴とする。
めに、本発明によるコードリーダは、データが光学的に
読み取り可能なコードパターンとして印刷記録されたシ
ート状記録媒体上の該コードパターンを照明して、該コ
ードパターンの反射光を光学系を介してエリアセンサで
受光することにより該コードパターンを撮影して光学的
に読み取るようにしたコードリーダであって、照明光を
発する複数個の光源と、上記光源から発せられた照明光
を拡散するための光拡散部材と、上記光拡散部材で拡散
された拡散光に基づく上記コードパターンの反射光を入
射してエリアセンサに結像させる光学系と、を備え、上
記複数個の光源を、上記光学系を保持する鏡枠の周囲に
リング状に配設すると共に、上記光拡散部材を、上記光
源から発せられた上記光学系の光軸に近い方の最軸外の
直接光と上記撮影範囲からの最軸外の反射光との交わる
位置、もしくはその近傍位置にリング状に配設したこと
を特徴とする。
【0019】即ち、本発明のコードリーダによれば、複
数個の光源を、光学系を保持する鏡枠の周囲にリング状
に配設し、光拡散部材を、上記光源から発せられた上記
光学系の光軸に近い方の最軸外の直接光と上記撮影範囲
からの最軸外の反射光との交わる位置、もしくはその近
傍位置にリング状に配設するようにしている。このよう
に光拡散部材を配設することで、光拡散部材の拡散性能
を最大限引き出せ、且つ、撮像光学系の入射光線を遮る
ことがないため、正反射防止に対して最も効果的であ
る。
数個の光源を、光学系を保持する鏡枠の周囲にリング状
に配設し、光拡散部材を、上記光源から発せられた上記
光学系の光軸に近い方の最軸外の直接光と上記撮影範囲
からの最軸外の反射光との交わる位置、もしくはその近
傍位置にリング状に配設するようにしている。このよう
に光拡散部材を配設することで、光拡散部材の拡散性能
を最大限引き出せ、且つ、撮像光学系の入射光線を遮る
ことがないため、正反射防止に対して最も効果的であ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 [第1の実施の形態]図1の(A)は、本発明の第1の
実施の形態にかかるコードリーダの要点である光拡散部
材の最適配置位置を示す図である。なお、従来と同様の
ものについては、同じ参照番号を付して示す(以下同
じ)。
を参照して説明する。 [第1の実施の形態]図1の(A)は、本発明の第1の
実施の形態にかかるコードリーダの要点である光拡散部
材の最適配置位置を示す図である。なお、従来と同様の
ものについては、同じ参照番号を付して示す(以下同
じ)。
【0021】即ち、本実施の形態におけるコードリーダ
も、従来と同様に、LED等よりなる光源11,光輝ア
ルミ板等よりなる光反射部材12,及び白色シート部材
等よりなる光拡散部材13からなりコードパターンを照
明する照明部と、レンズ14及びそのレンズ14を保持
する鏡枠15からなりコードパターンからの反射光をエ
リアセンサ16上に結像させる撮像光学部と、基板(図
示せず)及び電装部(図示せず)よりなりエリアセンサ
16にて取り込んだ画像を処理しマルチメディア情報を
信号出力ケーブル(図示せず)より出力する処理回路部
と、それらを内蔵保持する外装20とからなる。そし
て、上記光源11は、上記鏡枠15の周囲にリング状に
配設され、光拡散部材13は、その光源11の前方に配
設されている。以下に、光拡散部材を13a,13b,
13cの各位置に配設したときの作用を説明する。
も、従来と同様に、LED等よりなる光源11,光輝ア
ルミ板等よりなる光反射部材12,及び白色シート部材
等よりなる光拡散部材13からなりコードパターンを照
明する照明部と、レンズ14及びそのレンズ14を保持
する鏡枠15からなりコードパターンからの反射光をエ
リアセンサ16上に結像させる撮像光学部と、基板(図
示せず)及び電装部(図示せず)よりなりエリアセンサ
16にて取り込んだ画像を処理しマルチメディア情報を
信号出力ケーブル(図示せず)より出力する処理回路部
と、それらを内蔵保持する外装20とからなる。そし
て、上記光源11は、上記鏡枠15の周囲にリング状に
配設され、光拡散部材13は、その光源11の前方に配
設されている。以下に、光拡散部材を13a,13b,
13cの各位置に配設したときの作用を説明する。
【0022】正反射を発生させる光線は、前述の通り光
源11から被写体面への直接光の一部である。正反射を
防止するには、この光線を拡散させ、被写体面に対し、
所定の角度を持ち入射するようにする。もしくは、光線
の強度を弱めればよいのであるが、図1の(A)に示す
ように、光源11の直前に光拡散部材13aを配置した
のでは拡散の効果が少ない。それは、図2の(A)に示
すように、光源11から光拡散部材13aまでの距離が
近いときは、光源11からの光束27が光拡散部材13
aの範囲28aに入射し、この部位が2次発光源として
作用して、光束27はこの光拡散部材13aにより拡散
され、正反射を発生させる光線の強度が弱められてはい
るものの効果が少ない。
源11から被写体面への直接光の一部である。正反射を
防止するには、この光線を拡散させ、被写体面に対し、
所定の角度を持ち入射するようにする。もしくは、光線
の強度を弱めればよいのであるが、図1の(A)に示す
ように、光源11の直前に光拡散部材13aを配置した
のでは拡散の効果が少ない。それは、図2の(A)に示
すように、光源11から光拡散部材13aまでの距離が
近いときは、光源11からの光束27が光拡散部材13
aの範囲28aに入射し、この部位が2次発光源として
作用して、光束27はこの光拡散部材13aにより拡散
され、正反射を発生させる光線の強度が弱められてはい
るものの効果が少ない。
【0023】このときの正反射を発生させる光線の強度
は、この光束27の配光角と強度を示す図2の(B)に
おけるグラフtのようになる。参考までに、光拡散部材
13を使わないときは、グラフsのようになる。
は、この光束27の配光角と強度を示す図2の(B)に
おけるグラフtのようになる。参考までに、光拡散部材
13を使わないときは、グラフsのようになる。
【0024】一方、図2の(A)に示すように、光源1
1から光拡散部材13bまでの距離が離れているとき
は、光源11からの光束27が光拡散部材13bの比較
的広い範囲28bに入射し拡散されるため、光源11と
上記光拡散部材13aのように距離が近い場合に比べ
て、正反射を発生させる光線の強度がより弱められる。
従って、光拡散部材13は、光源11から離れている方
が正反射削減に効果がある。このときの正反射を発生さ
せる光線の強度は、この光束27の配光角と強度を示す
図2の(B)におけるグラフuのようになる。
1から光拡散部材13bまでの距離が離れているとき
は、光源11からの光束27が光拡散部材13bの比較
的広い範囲28bに入射し拡散されるため、光源11と
上記光拡散部材13aのように距離が近い場合に比べ
て、正反射を発生させる光線の強度がより弱められる。
従って、光拡散部材13は、光源11から離れている方
が正反射削減に効果がある。このときの正反射を発生さ
せる光線の強度は、この光束27の配光角と強度を示す
図2の(B)におけるグラフuのようになる。
【0025】しかし、光拡散部材13の効果を得るため
に、図1の(A)における光拡散部材13cのように、
光源104から離して配置しようとすると、撮像光学系
の入射光線(撮影範囲からの最軸外の反射光29)を遮
らないように、光軸方向へは図1の(A)に示す位置ま
でしか延ばすことができない。そして、この光拡散部材
13cでは、正反射を発生させる光源11から被写体面
への直接光が入射してしまい、適切な正反射対策とはな
らない。
に、図1の(A)における光拡散部材13cのように、
光源104から離して配置しようとすると、撮像光学系
の入射光線(撮影範囲からの最軸外の反射光29)を遮
らないように、光軸方向へは図1の(A)に示す位置ま
でしか延ばすことができない。そして、この光拡散部材
13cでは、正反射を発生させる光源11から被写体面
への直接光が入射してしまい、適切な正反射対策とはな
らない。
【0026】そこで、図1の(A)に示すように、光拡
散部材13bを、光源11から発せられた光学系の光軸
に近い方の最軸外の直接光30と撮影範囲からの最軸外
の反射光29との交わる位置、もしくはその近傍位置に
配設している。このような位置に設けることで、光拡散
部材13bの拡散性能を最大限引き出せ、且つ、撮像光
学系の入射光線を遮ることがないため、正反射防止に対
して最も効果的である。なおここで、図1の(A)に示
す角度θは、光源11の指向角を示す。 [第2の実施の形態]次に、本発明の第2の実施の形態
を説明する。
散部材13bを、光源11から発せられた光学系の光軸
に近い方の最軸外の直接光30と撮影範囲からの最軸外
の反射光29との交わる位置、もしくはその近傍位置に
配設している。このような位置に設けることで、光拡散
部材13bの拡散性能を最大限引き出せ、且つ、撮像光
学系の入射光線を遮ることがないため、正反射防止に対
して最も効果的である。なおここで、図1の(A)に示
す角度θは、光源11の指向角を示す。 [第2の実施の形態]次に、本発明の第2の実施の形態
を説明する。
【0027】前述の通り、被写体に対して撮像光学系の
光軸が傾いたときに正反射光がエリアセンサ16に到達
し、コードパターンの読み取りに悪影響を与える。ここ
で、図3に示すように、正反射光がエリアセンサ16に
入射するときの被写体31に対する撮像光学系(レンズ
14)の光軸の傾きは、エリアセンサ16の撮像光学系
による物体側への投影面である被写体31と、光源11
による被写体面での強度分布を示す光源像32との距離
で決まる。つまり、レンズ14の周囲に円環状に並られ
た光源11の被写体面での光源像32のうち、撮像面が
四角形であるエリアセンサ16の対角方向に配置された
光源が最も被写体31の範囲に近いため、正反射を発生
させ易い。
光軸が傾いたときに正反射光がエリアセンサ16に到達
し、コードパターンの読み取りに悪影響を与える。ここ
で、図3に示すように、正反射光がエリアセンサ16に
入射するときの被写体31に対する撮像光学系(レンズ
14)の光軸の傾きは、エリアセンサ16の撮像光学系
による物体側への投影面である被写体31と、光源11
による被写体面での強度分布を示す光源像32との距離
で決まる。つまり、レンズ14の周囲に円環状に並られ
た光源11の被写体面での光源像32のうち、撮像面が
四角形であるエリアセンサ16の対角方向に配置された
光源が最も被写体31の範囲に近いため、正反射を発生
させ易い。
【0028】従って、本第2の実施の形態では、図4の
(A)に示すように、光源11をエリアセンサ16の受
光面形状に沿って配置する。このように配置すること
で、各光源11の光源像32が被写体31に対して一定
の距離を取ることができ、どの光源11も正反射を起こ
すには同レベルの寄与率となり、コードリーダの被写体
に対する傾きの許容度も全方向のコードリーダの傾きに
対して同じにすることができる。
(A)に示すように、光源11をエリアセンサ16の受
光面形状に沿って配置する。このように配置すること
で、各光源11の光源像32が被写体31に対して一定
の距離を取ることができ、どの光源11も正反射を起こ
すには同レベルの寄与率となり、コードリーダの被写体
に対する傾きの許容度も全方向のコードリーダの傾きに
対して同じにすることができる。
【0029】またさらに、図4の(B)に示したよう
に、被写体31の対角方向に光源像32が発生しないよ
うに、つまり図4の(A)に示すように被写体31の対
角方向には光源11を配置しないで、被写体31各辺に
沿った形状に光源11を配置するようにしても良い。こ
のように光源11を配置すれば、更に正反射が発生しに
くくなり、しかも、この照明系を覆う外装形状を最も小
さくすることができる。 [第3の実施の形態]次に、本発明の第3の実施の形態
を説明する。
に、被写体31の対角方向に光源像32が発生しないよ
うに、つまり図4の(A)に示すように被写体31の対
角方向には光源11を配置しないで、被写体31各辺に
沿った形状に光源11を配置するようにしても良い。こ
のように光源11を配置すれば、更に正反射が発生しに
くくなり、しかも、この照明系を覆う外装形状を最も小
さくすることができる。 [第3の実施の形態]次に、本発明の第3の実施の形態
を説明する。
【0030】図7の(A)に示したように、コードリー
ダには、光拡散部材13で拡散された拡散光をコードパ
ターンに向けて反射させる光反射部材12を設けてい
る。これは、光源11からの光を全てコードパターン上
に照射し光線を有効に使うことで、光源11の負担を下
げるために使用している。
ダには、光拡散部材13で拡散された拡散光をコードパ
ターンに向けて反射させる光反射部材12を設けてい
る。これは、光源11からの光を全てコードパターン上
に照射し光線を有効に使うことで、光源11の負担を下
げるために使用している。
【0031】ここで、正反射をおこす光束は、図1の
(B)に示す光線γ近傍の光線である。そのため、光拡
散部材13を、図1の(B)に示すように、正反射に影
響を及ぼす光束以外は光拡散部材13を通らないように
することで、正反射を発生させない光が光拡散部材13
を通ることにより、必要以上に減衰されるのを防ぎ、よ
り光源11の負担を下げ、光源数及び消費電流を削減す
ることができる。
(B)に示す光線γ近傍の光線である。そのため、光拡
散部材13を、図1の(B)に示すように、正反射に影
響を及ぼす光束以外は光拡散部材13を通らないように
することで、正反射を発生させない光が光拡散部材13
を通ることにより、必要以上に減衰されるのを防ぎ、よ
り光源11の負担を下げ、光源数及び消費電流を削減す
ることができる。
【0032】図1の(C)に、この場合の光源11、光
拡散部材13、レンズ14、及び鏡枠15の配置を示
す。光源11の一部(正反射を発生させる光線を発する
部位)が光拡散部材13にて覆われている。尚、この光
拡散部材13は、図1の(C)の如く、完全に連続した
リング形状以外に、分割された光拡散部材の複数個をリ
ング状に配設したものであっても良い。 [第4の実施の形態]次に、本発明の第4の実施の形態
を説明する。
拡散部材13、レンズ14、及び鏡枠15の配置を示
す。光源11の一部(正反射を発生させる光線を発する
部位)が光拡散部材13にて覆われている。尚、この光
拡散部材13は、図1の(C)の如く、完全に連続した
リング形状以外に、分割された光拡散部材の複数個をリ
ング状に配設したものであっても良い。 [第4の実施の形態]次に、本発明の第4の実施の形態
を説明する。
【0033】コードリーダの読み取り開口部は、矩形、
即ち四角形である。これは、受光センサ(エリアセン
サ)の撮像範囲が四角形であるため、受光センサの一定
倍の相似形状にし、光源からの光を光反射部材にて反射
された反射光及び光拡散部材にて拡散された拡散光を照
明必要部分のみに集めて、同じく照明部での消費エネル
ギーを削減するためである。
即ち四角形である。これは、受光センサ(エリアセン
サ)の撮像範囲が四角形であるため、受光センサの一定
倍の相似形状にし、光源からの光を光反射部材にて反射
された反射光及び光拡散部材にて拡散された拡散光を照
明必要部分のみに集めて、同じく照明部での消費エネル
ギーを削減するためである。
【0034】本実施の形態においては、図5の(A)及
び(B)に示すように、読み取り開口部33の四隅を除
く各辺に、光軸方向に沿って内方に向かう係止用突起3
4を設けている。
び(B)に示すように、読み取り開口部33の四隅を除
く各辺に、光軸方向に沿って内方に向かう係止用突起3
4を設けている。
【0035】これは、読み取り開口部33を構成する外
装20と光反射部材12とを位置決めするためのもので
ある。読み取り開口部33に対して光源11,光反射部
材12,及び光拡散部材13からなる照明部が位置決め
されないと、レンズ14,鏡枠15,及び図示しないエ
リアセンサからなる撮像光学部と、読み取り開口部3
3、及び照明部の相対位置がずれる可能性があり、被写
体面での照明ムラを引き起こし、読み取りに影響が生じ
る。
装20と光反射部材12とを位置決めするためのもので
ある。読み取り開口部33に対して光源11,光反射部
材12,及び光拡散部材13からなる照明部が位置決め
されないと、レンズ14,鏡枠15,及び図示しないエ
リアセンサからなる撮像光学部と、読み取り開口部3
3、及び照明部の相対位置がずれる可能性があり、被写
体面での照明ムラを引き起こし、読み取りに影響が生じ
る。
【0036】また、係止用突起34を光反射部材12の
内側から係止しているのは、光反射部材12を金属板で
作成した場合、エッジ35が露出する事になり、ユーザ
が読み取り開口部33から指等入れた場合、このエッジ
35に触れてけがをしないようにするためである。
内側から係止しているのは、光反射部材12を金属板で
作成した場合、エッジ35が露出する事になり、ユーザ
が読み取り開口部33から指等入れた場合、このエッジ
35に触れてけがをしないようにするためである。
【0037】ここで、この係止用突起34が読み取り開
口部33の四隅を除いて設けられている理由は、係止用
突起34がある各辺中心付近では光反射部材12はこの
係止用突起34により端面36近傍で光を反射すること
ができないものの、被写体中心から一番距離があり撮像
光学部の周辺減光等で光量不足になりやすい四隅では、
図5の(C)に示すように、光反射部材12を読み取り
開口部33端面まで全て光反射部材として使えるため、
被写体全体にわたってより均一に照明でき、コードパタ
ーンの読み取りエラーを防ぐことができるからである。
口部33の四隅を除いて設けられている理由は、係止用
突起34がある各辺中心付近では光反射部材12はこの
係止用突起34により端面36近傍で光を反射すること
ができないものの、被写体中心から一番距離があり撮像
光学部の周辺減光等で光量不足になりやすい四隅では、
図5の(C)に示すように、光反射部材12を読み取り
開口部33端面まで全て光反射部材として使えるため、
被写体全体にわたってより均一に照明でき、コードパタ
ーンの読み取りエラーを防ぐことができるからである。
【0038】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよ
うになる。
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよ
うになる。
【0039】(1) データが光学的に読み取り可能な
コードパターンとして印刷記録されたシート状記録媒体
上の該コードパターンを照明して、該コードパターンの
反射光を光学系を介してエリアセンサで受光することに
より該コードパターンを撮影して光学的に読み取るよう
にしたコードリーダにおいて、照明光を発する複数個の
光源と、上記光源から発せられた照明光を拡散するため
の光拡散部材と、上記光拡散部材で拡散された拡散光に
基づく上記コードパターンの反射光を入射してエリアセ
ンサに結像させる光学系と、を具備し、上記複数個の光
源を、上記光学系を保持する鏡枠の周囲にリング状に配
設すると共に、上記光拡散部材を、上記光源から発せら
れた上記光学系の光軸に近い方の最軸外の直接光と上記
撮影範囲からの最軸外の反射光との交わる位置、もしく
はその近傍位置にリング状に配設したことを特徴とする
コードリーダ。
コードパターンとして印刷記録されたシート状記録媒体
上の該コードパターンを照明して、該コードパターンの
反射光を光学系を介してエリアセンサで受光することに
より該コードパターンを撮影して光学的に読み取るよう
にしたコードリーダにおいて、照明光を発する複数個の
光源と、上記光源から発せられた照明光を拡散するため
の光拡散部材と、上記光拡散部材で拡散された拡散光に
基づく上記コードパターンの反射光を入射してエリアセ
ンサに結像させる光学系と、を具備し、上記複数個の光
源を、上記光学系を保持する鏡枠の周囲にリング状に配
設すると共に、上記光拡散部材を、上記光源から発せら
れた上記光学系の光軸に近い方の最軸外の直接光と上記
撮影範囲からの最軸外の反射光との交わる位置、もしく
はその近傍位置にリング状に配設したことを特徴とする
コードリーダ。
【0040】即ち、光拡散部材を、光源から発せられた
撮像光学系の光軸に近い方の最軸外の直接光と撮影範囲
からの最軸外の反射光との交わる位置に配設すること、
もしくは、その近傍位置に配設することで、最も効果的
に正反射を防止することができる。
撮像光学系の光軸に近い方の最軸外の直接光と撮影範囲
からの最軸外の反射光との交わる位置に配設すること、
もしくは、その近傍位置に配設することで、最も効果的
に正反射を防止することができる。
【0041】(2) 上記複数個の光源を、上記エリア
センサの受光面形状に沿って配設したことを特徴とする
(1)に記載のコードリーダ。即ち、複数個の光源を、
エリアセンサの受光面形状に沿って配設するという簡単
な構成で、コードリーダのコードパターン面に対する傾
きの許容角度が全方位で一定になる。しかも、光源をコ
ンパクトに配置することができ、コードリーダが小型化
できる。
センサの受光面形状に沿って配設したことを特徴とする
(1)に記載のコードリーダ。即ち、複数個の光源を、
エリアセンサの受光面形状に沿って配設するという簡単
な構成で、コードリーダのコードパターン面に対する傾
きの許容角度が全方位で一定になる。しかも、光源をコ
ンパクトに配置することができ、コードリーダが小型化
できる。
【0042】(3) 上記複数個の光源は、上記エリア
センサの矩形上の受光面における角部を除く各辺に沿っ
て配置されたものであることを特徴とする(2)に記載
のコードリーダ。
センサの矩形上の受光面における角部を除く各辺に沿っ
て配置されたものであることを特徴とする(2)に記載
のコードリーダ。
【0043】即ち、光源をコンパクトに配置することが
でき、コードリーダが小型化できる。 (4) 上記コードリーダは、上記光拡散部材で拡散さ
れた拡散光を上記コードパターンに向けて反射させるた
めの光反射部材を更に具備しており、上記リング状の光
拡散部材を、上記複数個の各光源から発せられた照明光
の一部が当該リング状光拡散部材に入射することなく、
直接、上記光反射部材に到達できるように構成したこと
を特徴とする(1)に記載のコードリーダ。
でき、コードリーダが小型化できる。 (4) 上記コードリーダは、上記光拡散部材で拡散さ
れた拡散光を上記コードパターンに向けて反射させるた
めの光反射部材を更に具備しており、上記リング状の光
拡散部材を、上記複数個の各光源から発せられた照明光
の一部が当該リング状光拡散部材に入射することなく、
直接、上記光反射部材に到達できるように構成したこと
を特徴とする(1)に記載のコードリーダ。
【0044】即ち、リング状の光拡散部材の外径を、複
数個の各光源から発せられた照明光の一部がリング状光
拡散部材に入射することなく、直接、光反射部材に到達
できる大きさとすることで、正反射を防止し、さらに正
反射を引き起こさない光線を減衰させないので、より効
率よく光が使え、光源数の削減や消費電流の削減ができ
る。
数個の各光源から発せられた照明光の一部がリング状光
拡散部材に入射することなく、直接、光反射部材に到達
できる大きさとすることで、正反射を防止し、さらに正
反射を引き起こさない光線を減衰させないので、より効
率よく光が使え、光源数の削減や消費電流の削減ができ
る。
【0045】(5) 上記コードリーダは、上記シート
状の記録媒体上に印刷記録されたコードパターンを、手
動走査で読み取るように構成されたものであることを特
徴とする(1)に記載のコードリーダ。
状の記録媒体上に印刷記録されたコードパターンを、手
動走査で読み取るように構成されたものであることを特
徴とする(1)に記載のコードリーダ。
【0046】即ち、正反射を防止できるため、ユーザの
コードリーダ走査時の姿勢に自由度が生じ、操作し易く
なる。 (6) データが光学的に読み取り可能なコードパター
ンとして印刷記録されたシート状記録媒体上の該コード
パターンを照明して、該コードパターンの反射光を光学
系を介してエリアセンサで受光することにより該コード
パターンを撮影して光学的に読み取るようにしたコード
リーダにおいて、照明光を発する、上記光学系を保持す
る鏡枠の周囲に配設された複数個の光源と、上記複数個
の各光源から発せられた照明光を拡散するための光拡散
部材と、上記光拡散部材で拡散された拡散光を、読み取
り開口に位置する上記コードパターンに向けて反射させ
る光反射部材と、上記光反射部材で反射された反射光及
び上記光拡散部材で拡散された拡散光に基づく上記コー
ドパターンの反射光を上記光学系を介して受光する、矩
形の受光面を有するエリアセンサと、を具備し、上記読
み取り開口の形状を、上記エリアセンサの受光面形状と
略一致する矩形に形成すると共に、当該読み取り開口四
隅の角部を除く各辺に、光軸方向に沿って内方に向かう
係止用突起を設け、該係止用突起を用いて、上記光反射
部材の上記読み取り開口側での取り付けを行なうことを
特徴とするコードリーダ。
コードリーダ走査時の姿勢に自由度が生じ、操作し易く
なる。 (6) データが光学的に読み取り可能なコードパター
ンとして印刷記録されたシート状記録媒体上の該コード
パターンを照明して、該コードパターンの反射光を光学
系を介してエリアセンサで受光することにより該コード
パターンを撮影して光学的に読み取るようにしたコード
リーダにおいて、照明光を発する、上記光学系を保持す
る鏡枠の周囲に配設された複数個の光源と、上記複数個
の各光源から発せられた照明光を拡散するための光拡散
部材と、上記光拡散部材で拡散された拡散光を、読み取
り開口に位置する上記コードパターンに向けて反射させ
る光反射部材と、上記光反射部材で反射された反射光及
び上記光拡散部材で拡散された拡散光に基づく上記コー
ドパターンの反射光を上記光学系を介して受光する、矩
形の受光面を有するエリアセンサと、を具備し、上記読
み取り開口の形状を、上記エリアセンサの受光面形状と
略一致する矩形に形成すると共に、当該読み取り開口四
隅の角部を除く各辺に、光軸方向に沿って内方に向かう
係止用突起を設け、該係止用突起を用いて、上記光反射
部材の上記読み取り開口側での取り付けを行なうことを
特徴とするコードリーダ。
【0047】即ち、読み取り開口部四隅の角部を除く各
辺に光軸方向に沿って内方に向かう係止用突起を設ける
ことで、読み取り開口部を構成する外装と光反射部材と
を位置決めができ、組立のバラツキの影響をなくせる。
さらに、係止用突起を光反射部材内側から係止している
ため、ユーザが読み取り開口部から指等入れた場合でも
金属板等薄板で作られた光反射部材のエッジ部分が露出
せずエッジに触れてけがをする事がない。そしてさら
に、周辺部の光量低下を抑えられる。
辺に光軸方向に沿って内方に向かう係止用突起を設ける
ことで、読み取り開口部を構成する外装と光反射部材と
を位置決めができ、組立のバラツキの影響をなくせる。
さらに、係止用突起を光反射部材内側から係止している
ため、ユーザが読み取り開口部から指等入れた場合でも
金属板等薄板で作られた光反射部材のエッジ部分が露出
せずエッジに触れてけがをする事がない。そしてさら
に、周辺部の光量低下を抑えられる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
コードパターンの読み取り走査時における正反射の発生
を抑えて、撮影範囲の輝度ムラを減少し、もって、コー
ドパターンの読み取りエラーを極力防止したコードリー
ダを提供することができる。
コードパターンの読み取り走査時における正反射の発生
を抑えて、撮影範囲の輝度ムラを減少し、もって、コー
ドパターンの読み取りエラーを極力防止したコードリー
ダを提供することができる。
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態にかかるイ
メージリーダの要部構成を示す断面図、(B)は本発明
の第3の実施の形態にかかるイメージリーダの要部構成
を示す断面図であり、(C)は第3の実施の形態にかか
るイメージリーダの先端面側から見た光源と光拡散部材
との配置関係を示す図である。
メージリーダの要部構成を示す断面図、(B)は本発明
の第3の実施の形態にかかるイメージリーダの要部構成
を示す断面図であり、(C)は第3の実施の形態にかか
るイメージリーダの先端面側から見た光源と光拡散部材
との配置関係を示す図である。
【図2】(A)は光源からの光束の拡散の様子を示す図
であり、(B)は光束の配光角と強度の関係を示す図で
ある。
であり、(B)は光束の配光角と強度の関係を示す図で
ある。
【図3】正反射を発生させ易い光源の配置を説明するた
めの図である。
めの図である。
【図4】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第2の実
施の形態にかかるイメージリーダ及びその変形例におけ
る光源配置を説明するための図である。
施の形態にかかるイメージリーダ及びその変形例におけ
る光源配置を説明するための図である。
【図5】(A)は本発明の第4の実施の形態にかかるイ
メージリーダの要部構成を示す断面図、(B)は係止用
突起の位置を示す図であり、(C)は係止用突起を読み
取り開口部の四隅を除いている理由を説明するための図
である。
メージリーダの要部構成を示す断面図、(B)は係止用
突起の位置を示す図であり、(C)は係止用突起を読み
取り開口部の四隅を除いている理由を説明するための図
である。
【図6】本発明のコードリーダによって読み取られる2
次元コードパターンの一例としてのドットコードの物理
フォーマット構成を示す図である。
次元コードパターンの一例としてのドットコードの物理
フォーマット構成を示す図である。
【図7】(A)は従来のコードリーダの主な構成を示す
断面図であり、(B)は正反射を説明するための図であ
る。
断面図であり、(B)は正反射を説明するための図であ
る。
【図8】(A)は従来のコードリーダで撮像光学系の光
軸が被写体面に対して直交するように走査された場合と
傾いて走査された場合の反射光線の違いを示す図であ
り、(B)は従来の正反射を防ぐ手段の適用されたコー
ドリーダの要部構成を示す断面図である。
軸が被写体面に対して直交するように走査された場合と
傾いて走査された場合の反射光線の違いを示す図であ
り、(B)は従来の正反射を防ぐ手段の適用されたコー
ドリーダの要部構成を示す断面図である。
【符号の説明】 11 光源 12 光反射部材 13,13a,13b,13c 光拡散部材 14 レンズ 15 鏡枠 16 エリアセンサ 20 外装 27 光束 29 撮影範囲からの最軸外の反射光 30 光源から発せられた光学系の光軸に近い方の最軸
外の直接光 31 被写体 32 光源像 33 読み取り開口部 34 係止用突起
外の直接光 31 被写体 32 光源像 33 読み取り開口部 34 係止用突起
Claims (5)
- 【請求項1】 データが光学的に読み取り可能なコード
パターンとして印刷記録されたシート状記録媒体上の該
コードパターンを照明して、該コードパターンの反射光
を光学系を介してエリアセンサで受光することにより該
コードパターンを撮影して光学的に読み取るようにした
コードリーダにおいて、 照明光を発する複数個の光源と、 上記光源から発せられた照明光を拡散するための光拡散
部材と、 上記光拡散部材で拡散された拡散光に基づく上記コード
パターンの反射光を入射してエリアセンサに結像させる
光学系と、 を具備し、 上記複数個の光源を、上記光学系を保持する鏡枠の周囲
にリング状に配設すると共に、 上記光拡散部材を、上記光源から発せられた上記光学系
の光軸に近い方の最軸外の直接光と上記撮影範囲からの
最軸外の反射光との交わる位置、もしくはその近傍位置
にリング状に配設したことを特徴とするコードリーダ。 - 【請求項2】 上記複数個の光源を、上記エリアセンサ
の受光面形状に沿って配設したことを特徴とする請求項
1に記載のコードリーダ。 - 【請求項3】 上記複数個の光源は、上記エリアセンサ
の矩形上の受光面における角部を除く各辺に沿って配置
されたものであることを特徴とする請求項2に記載のコ
ードリーダ。 - 【請求項4】 上記コードリーダは、上記光拡散部材で
拡散された拡散光を上記コードパターンに向けて反射さ
せるための光反射部材を更に具備しており、 上記リング状の光拡散部材を、上記複数個の各光源から
発せられた照明光の一部が当該リング状光拡散部材に入
射することなく、直接、上記光反射部材に到達できるよ
うに構成したことを特徴とする請求項1に記載のコード
リーダ。 - 【請求項5】 上記コードリーダは、上記シート状の記
録媒体上に印刷記録されたコードパターンを、手動走査
で読み取るように構成されたものであることを特徴とす
る請求項1に記載のコードリーダ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10135170A JPH11328298A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | コードリーダ |
US09/311,491 US6571025B2 (en) | 1998-05-18 | 1999-05-13 | Handheld code reader with optimal optical reading distance |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10135170A JPH11328298A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | コードリーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11328298A true JPH11328298A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15145481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10135170A Withdrawn JPH11328298A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | コードリーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11328298A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007057296A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Denso Wave Inc | 光学読取装置 |
JP2010176416A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Toshiba Tec Corp | コードシンボル読取装置 |
WO2019009258A1 (ja) * | 2017-07-03 | 2019-01-10 | 株式会社デンソーウェーブ | 光学的情報読取装置 |
JP2019046212A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | 株式会社デンソーウェーブ | 光学的情報読取装置 |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP10135170A patent/JPH11328298A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007057296A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Denso Wave Inc | 光学読取装置 |
JP2010176416A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Toshiba Tec Corp | コードシンボル読取装置 |
WO2019009258A1 (ja) * | 2017-07-03 | 2019-01-10 | 株式会社デンソーウェーブ | 光学的情報読取装置 |
JP2019046212A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | 株式会社デンソーウェーブ | 光学的情報読取装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |