JPH11326947A - ポリマー絶縁膜の液晶表示体 - Google Patents

ポリマー絶縁膜の液晶表示体

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JPH11326947A
JPH11326947A JP13355398A JP13355398A JPH11326947A JP H11326947 A JPH11326947 A JP H11326947A JP 13355398 A JP13355398 A JP 13355398A JP 13355398 A JP13355398 A JP 13355398A JP H11326947 A JPH11326947 A JP H11326947A
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liquid crystal
insulating film
crystal display
interlayer insulating
film
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JP13355398A
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Kenichi Sanechika
健一 実近
Kohei Kita
孝平 北
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 TFT特性を落とさないで、平坦性がよく、
クラックが入らない層間絶縁膜を用いた、表示品位の高
い液晶表示体を提供すること。 【解決手段】 薄膜トランジスター(TFT)液晶表示
体において、層間絶縁膜が無色透明で、且つ耐熱性を有
するポリアリーレンエーテル等の芳香族ポリマーで構成
されている液晶表示体。ポリアリーレンエーテルが複数
の下記芳香族共重合体鎖からなる芳香族共重合体であ
る。 芳香族共重合体鎖:(A)式(1)で表される2,6−
ジフェニルフェノール繰り返し単位、及び(B)該2,
6−ジフェニルフェノール単位の繰り返し中に挿入され
るフェノール性コモノマー単位を包含する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
ー(TFT)液晶液晶表示体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯情報機器に使用される表示体として
は、その画像品位の優秀性、ドライバー内蔵型液晶パネ
ルの可能性等から低温ポリシリコンTFTを用いた液晶
表示体が注目されている。この液晶表示体のTFT基板
の層間絶縁膜はテトラエチルシリケートのCVD法によ
る方法、あるいはSOG(スピンオングラス)等の方法
により作成されている。
【0003】これまで用いられている低温ポリシリコン
TFT液晶表示体の断面図を図5に示す。図5において
1は偏光板を、2はガラス基板を、3はポリシリコン層
を、4はゲート絶縁膜を、5はゲート電極を、6は層間
絶縁膜を、7はアルミ電極を、8はITO画素電極を、
9はパシべーション膜を、10は配向膜を、11は液晶
をそれぞれ示す。この断面図からわかるよう液晶が接し
ている部分は平坦性にかける。これは主にゲート電極作
成後に層間絶縁膜を作る際ゲート電極等の形状をそのま
まうつすためである。このためラビング時のITO画素
電極等の断線、段差による液晶の配向乱れ、表示品位の
低下、カラーフィルターの作成に不都合等の欠点を持っ
ていた。また厚く塗った場合焼成時、収縮が大きくクラ
ックが入る欠点があった。さらに、十分な絶縁特性を得
るためには温度を400℃以上に上げる必要があり、こ
の場合シリコン中の水素が抜けTFTの特性が低下する
欠点もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、TFT特性
を落とさないで、平坦性がよく、クラックが入らない層
間絶縁膜を用いた、表示品位の高い液晶表示体を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため、鋭意検討した結果、層間絶縁膜として無
色透明で、かつ、耐熱性を有する芳香族ポリマーを用い
ることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は; 1. 薄膜トランジスター(TFT)液晶表示体におい
て、層間絶縁膜(6)が無色透明で、且つ耐熱性を有す
る芳香族ポリマーで構成されるいることを特徴とする液
晶表示体、 2. 芳香族ポリマーがポリアリーレンエーテルである
ことを特徴とする1記載の液晶表示体、 3. ポリアリーレンエーテルが複数の下記芳香族共重
合体鎖からなる芳香族共重合体であることを特徴とする
2記載の液晶表示体、芳香族共重合体鎖:(A)下記式
(1)で表される2,6−ジフェニルフェノール繰り返
し単位、及び(B)該2,6−ジフェニルフェノール単
位の繰り返し中に挿入されたフェノール性コモノマー単
位を包含する。
【0006】
【化2】
【0007】である。以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における無色透明とは、可視光線領域400〜8
00nmの全ての波長において光線透過率90%以上を
満足する層間絶縁膜の膜厚が0.1μm以上、好ましく
は1μm以上、更に好ましくは10μm以上のものを言
う。光線透過率90%以上を満足する層間絶縁膜の膜厚
が0.1μmより薄い場合、層間絶縁膜自体が液晶表示
体の輝度、コントラスト等に性能低下を起こす主原因と
なるため、本発明の層間絶縁膜として用いることができ
ない。
【0008】また、本発明で言う耐熱性とは、不活性ガ
ス中での5%重量減少温度が300℃以上、好ましく3
50℃以上、さらに好ましくは400℃以上のものを言
う。5%重量減少温度が300℃より低いと後工程で脱
ガス等の問題が生じ、本発明の層間絶縁膜として用いる
ことができない。本発明で用いられる芳香族ポリマー
は、上記要件を満たすものであれば特に限定されるもの
ではないが、芳香核を主成分とするポリエーテル、ポリ
スルホン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエー
テルスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエー
テルケトン等を挙げることが出来る。その中でも芳香核
を主成分とするポリアリーレンエーテルは、可視光線領
域での高い透明性と高耐熱性を満足するため好ましい。
さらに、ポリアリーレンエーテルは誘電率が低く、ま
た、低吸湿性であるため低消費電力化の達成、吸湿によ
る悪影響を受けにくい等の面でメリットを有する。特に
ドライバー内蔵型の液晶パネルの場合、ドライバーIC
とTFT両方に同じポリアリーレンエーテル層間絶縁膜
を使用できるので低消費電力化により有効となる。
【0009】本発明において用いられるポリアリーレン
エーテルは、単一のあるいは複数のフェノール性モノマ
ーから得られる重合体である。フェノール性モノマーと
しては、例えば、2−フェニルフェノール、3−フェニ
ルフェノール、4−フェニルフェノール、2,6−ジフ
ェニルフェノール、2,3−ジフェニルフェノール、
2,4−ジフェニルフェノール、フェノール、α−ナフ
トール、β−ナフトール等を挙げることが出来る。これ
らを単独で重合しても構わないし、必要に応じて組み合
わせて重合しても構わない。また、本発明の主旨を損な
わない範囲内で少量の脂肪族基を含有するフェノール、
例えば2,6−ジメチルフェノールやo−クレゾール等
を共重合することは差し支えない。
【0010】代表的なポリアリーレンエーテルとしては
以下のものを挙げることが出来る。例えば、特開平9−
202823号明細書には9,9−ジフェニルフルオレ
ノン基とビフェニル基あるいはターフェニル基から構成
されるポリアリーレンエーテルが開示されている。ま
た、WO97/01594、米国特許第5115082
号明細書にはフッ素化されたポリアリーレンエーテルが
開示されている。Raychem Corporati
onは、架橋及び/または末端キャップすることができ
る種々のフッ素化ポリアリールエーテルの特許を取得し
ている。これらの特許には、米国特許第5108840
号、同第5114780号、同第5145936号、同
第5155175号、同第5173542号、同第52
04416号,同第5235044号、同第52704
53号、及び同第5179188号が含まれる。
【0011】中でもポリアリーレンエーテルが、複数の
下記芳香族共重合体鎖からなる芳香族共重合体(以下、
2,6−ジフェニルフェノール共重合体という。)であ
れば、透明性、耐熱性、低誘電率、低吸湿性に加え、S
iO2、電極との密着性が高い、安価に製造できる、精
製が容易でNa等の含有不純物量が少ない等の面で非常
に優れているので好ましい。芳香族共重合体鎖は(A)
下記式(1)で表される2,6−ジフェニルフェノール
繰り返し単位、及び(B)該2,6−ジフェニルフェノ
ール単位の繰り返し中に挿入されたフェノール性コモノ
マー単位を包含する。
【0012】
【化3】
【0013】本発明において、該フェノール性コモノマ
ー単位(B)は(i)単素数6〜18の1価の芳香族基
及びハロゲン原子よりなる群より選ばれる置換基1個を
有する一置換フェノールに由来するコモノマー単位、
(ii)α−ナフトールに由来するコモノマー単位、
(iii)β−ナフトールに由来するコモノマー単位及
び(iv)炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜1
0のアルコキシル基、炭素数2〜10のアルケニル基及
び炭素数2〜10のアルキニル基よりなる群より選ばれ
る、少なくとも1個の脂肪族基で置換されたフェノール
に由来するコモノマー単位よりなる群から選ばれる少な
くとも1種のフェノール性コモノマー単位である。
【0014】上記のコモノマー単位(i)を得るのに用
いることのできる一置換フェノールの具体例としては、
2−フェニルフェノール、3−フェニルフェノール、4
−フェニルフェノール、ナフチルフェノール、ビフェニ
ルフェノール、フルオロフェノール及びクロロフェノー
ル等が挙げられる。本発明において特に好ましいコモノ
マー単位(i)は2−フェニルフェノールに由来するコ
モノマー単位である。
【0015】上記のコモノマー単位(iv)を得るのに
用いることのできる少なくとも1個の脂肪族基で置換さ
れたフェノールの例としては、2,6−ジメチルフェノ
ール及びクレゾール等が挙げられる。本発明の2,6−
ジフェニルフェノール共重合体は必ずしもコモノマー単
位(iv)を含む必要はなく、本発明の2,6−ジフェ
ニルフェノール共重合体が特に高い耐熱性を有すること
を要求される場合にはコモノマー単位(iv)を含まな
いことが好ましい。本発明の2,6−ジフェニルフェノ
ール共重合体がコモノマー単位(iv)を含む際には、
その量は上記該フェノール性コモノマー単位(B)の量
に対して20重量%以下である必要があり、好ましくは
10重量%以下である。コモノマー単位(iv)の量が
20重量%を超すと、2,6−ジフェニルフェノール共
重合体の熱分解温度が低下するという不利が生じる。
【0016】本発明においては、該フェノール性コモノ
マー単位(B)がいずれも2−フェニルフェノールに由
来するコモノマー単位であることが好ましい。本発明の
2,6−ジフェニルフェノール共重合体において、該
2,6−ジフェニルフェノール繰り返し単位(A)の量
が該2,6−ジフェニルフェノール共重合体の重量に対
して50〜98重量%であり、該フェノール性コモノマ
ー単位(B)の量が該2,6−ジフェニルフェノール共
重合体の重量に対して2〜50重量%である。但し、上
記したように、該コモノマー単位(iv)が存在する場
合には、該コモノマー単位(iv)の量は該フェノール
性コモノマー単位(B)の重量に対して20重量%以下
である。
【0017】上記2,6−ジフェニルフェノール繰り返
し単位(A)の含有量は、好ましくは60〜95重量%
であり、更に好ましくは70〜90重量%である。2,
6−ジフェニルフェノール繰り返し単位(A)の含有量
が50重量%より小さいと耐熱性が十分ではなく、また
98重量%より大きいと十分に非晶性とならない。本発
明の芳香族ポリマーの重量平均分子量は1,000〜
3,000,000である。好ましくは10,000〜
500,000であり、更に好ましくは50,000〜
200,000である。
【0018】本発明で使用される芳香族ポリマーは、適
当な溶剤に溶解して高分子溶液とした後、流延法、キャ
スト法、スピンコート法、ディピング法、スプレイ法等
などの公知の方法で膜状に成形することによりTFT液
晶表示体の層間絶縁膜として有利に用いることができる
膜厚0.1〜500μmの芳香族ポリマー膜を得ること
が出来る。
【0019】上記の本発明の芳香族ポリマーの溶液につ
いて以下に説明する。溶媒は本発明の芳香族ポリマーを
溶解するものなら特に限定するものではない。例えば、
トルエン、キシレン、メシチレン、デュレン、テトラリ
ンなどの芳香族炭化水素系、クロロホルム、ジクロロメ
タン、ジクロロエタン、トリクロロエタン、テトラクロ
ロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどのハ
ロゲン化炭化水素系、シクロヘキサノン、シクロペンタ
ノン、アセトフェノンなどのケトン系、乳酸エチルなど
のエステル系、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アニ
ソールなどのエーテル系、その他N−メチルピロリド
ン、テトラメチルウレア、プロピレングリコール−1−
モノメチルエーテル−2−アセテート、1−メトキシ−
2−プロパノ−ルなどを挙げることができる。これらの
溶媒は単独で用いてもよいが、溶解性、成膜性、基板へ
の濡れ性、作業性などを改良するために数種類の溶媒を
混合して用いることもできる。
【0020】芳香族ポリマー溶液の濃度は、芳香族ポリ
マーの種類、分子量などによって異なるが、2〜50重
量%、好ましくは5〜30重量%の範囲で用いられる。
得られた芳香族ポリマー溶液を前述したような方法で膜
状にした後、溶媒を蒸発させることにより、平坦性がよ
く、クラックが入らない重合体膜が得られる。この重合
体膜はこのままでも透明性、耐熱性に優れるが、架橋処
理することによって透明性を維持したまま耐熱性、耐溶
剤性、密着性などがさらに向上し、いっそう優れた特性
を有する重合体膜与えることができる。架橋は加熱処
理、光照射、電子線照射など公知の方法で行うことがで
きる。TFTを用いた液晶表示体の製造プロセスは加熱
処理工程を含むので本願発明の重合体膜を用いて液晶表
示体を製造する際、加熱処理によって重合体膜を架橋さ
せることが最も簡便で好ましい。加熱による架橋は本重
合体膜を適当な温度で加熱するだけでも進行するが、上
記芳香族ポリマー溶液にラジカル発生剤を添加して得た
溶液を用いることにより効果的に架橋密度の高い重合体
膜を得ることができる。
【0021】本発明におけるラジカル発生剤としては一
般にラジカル発生剤として知られているものを用いるこ
とができる。たとえば過酸化物としてベンゾイルペルオ
キシド、ジクミルペルオキシド、t−ブチルペルオキシ
イソブチレ−ト、ジ−t−ブチルペルオキシ−2−メチ
ルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシル)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス
(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)シ
クロヘキサン、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチル
ペルオキシシクロヘキシル)プロパン、1,1−ビス
(t−ブチルペルオキシ)シクロドデカン、t−ヘキシ
ルペルオキシイソプロピルモノカ−ボネ−ト、t−ブチ
ルペルオキシマレイン酸、t−ブチルペルオキシ−3,
5,5−トリメチルヘキサノエ−ト、t−ブチルペルオ
キシラウレ−ト、2、5−ジメチル−2,5−ジ(m−
トルイルペルオキシ)ヘキサン、t−ブチルペルオキシ
イソプロピルモノカ−ボネ−ト、t−ブチルペルオキシ
−2−エチルヘキシルモノカ−ボネ−ト、t−ヘキシル
ペルオキシベンゾエ−ト、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(ベンゾイルペルオキシ)ヘキサン、t−ブチルペル
オキシアセテ−ト、2,2−ビス(t−ブチルペルオキ
シ)ブタン、t−ブチルペルオキシベンゾエ−ト、n−
ブチル−4,4−ビス(t−ブチルペルオキシ)バレレ
−ト、ジ−t−ブチルペルオキシイソフタレ−ト、α,
α´ビス(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベン
ゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペル
オキシ)ヘキサン、t−ブチルヒドロペルオキシド、p
−メンタンヒドロペルオキシド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3−ヘキシン、
ジイソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド、t−ブチ
ルトリメチルシリルペルオキシド、1,1,3,3−テ
トラメチルブチルヒドロペルオキシド、クミルヒドロペ
ルオキシド、t−ヘキシルヒドロペルオキシド、t−ブ
チルヒドロペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシ
ド、p−サイメンヒドロペルオキシド、ジアセチルペル
オキシド、ジイソブチリルペルオキシド、ジオクタノイ
ルペルオキシド、ジデカノイルペルオキシド、ジラウロ
イルペルオキシド、m−トルイルペルオキシド、t−ブ
チルペルオキシラウレ−ト、1,3−ビス(t−ブチル
パ−オキシイソプロピル)ベンゼンが挙げられる。
【0022】また、下記化4に示すビベンジル化合物を
ラジカル発生剤として好ましく使用することができる。
【0023】
【化4】
【0024】(式中のRはそれぞれ独立に水素原子、炭
素数が1〜20の炭化水素基、シアノ基、ニトロ基、炭
素数1〜20のアルコキシル基、またはハロゲン原子の
いずれかを表す。) 上記化4に示すビベンジル化合物として、具体的には
2、3−ジメチル−2,3−ジフェニルブタン、α,
α' −ジメトキシ−α,α' −ジフェニルビベンジル、
α,α' −ジフェニル−α−メトキシビベンジル、α,
α' −ジメトキシ−α,α' ジメチルビベンジル、α,
α' −ジメトキシビベンジル、3,4−ジメチル−3,
4−ジフェニル−n−ヘキサン、2,2,3,3−テト
ラフェニルコハク酸ニトリル、ジベンジルなどを挙げる
ことができる。
【0025】本発明のラジカル発生剤の分解温度は高い
方が好ましい。低い分解温度のラジカル発生剤を用いる
とポットライフが短くなるばかりでなく、溶媒の乾燥時
などにラジカル発生剤が急速に分解するため効果的に架
橋が起こらず、また膜質も低下する。高温で分解するラ
ジカル発生剤を用いた方が優れた特性の膜を与える理由
は明らかではないが、本発明の芳香族ポリマーの多くの
ガラス転移温度は200℃以上と高いので、重合体鎖の
運動性の乏しい低温でラジカルが発生しても架橋反応を
引き起こす前に失活してしまうものと考えられる。好ま
しくは1分間の半減期温度が150℃以上、さらに好ま
しくは200℃以上のラジカル発生剤が用いられる。
【0026】添加するラジカル発生剤の量は芳香族ポリ
マーに対して0.1〜200重量%が好ましく、更に好
ましくは1〜50重量%であり、5〜30重量%である
ことが最も好ましい。少ないと添加効果が見られず、多
すぎると架橋後の膜物性にかえって悪影響を与える。ラ
ジカル発生剤の添加は、芳香族ポリマー溶液調製時に芳
香族ポリマーとともに溶媒に溶解させるのがもっとも簡
便である。このとき、密着性改良剤、レベリング剤など
の作業性、膜特性を改良するための添加剤を加えること
もできる。
【0027】一般に液晶表示体材料ではいわゆるパーテ
ィクルの混入は極力さける必要があり、芳香族ポリマー
とラジカル発生剤の溶液は使用前にあらかじめ0.1μ
m〜1μm程度のフィルターでろ過しておくことが好ま
しい。本発明の芳香族ポリマー溶液を液晶表示体の層間
絶縁膜に用いるには、前述の膜形成法の中でもスピンコ
ート法を適用するのが好ましい。この際、濡れ性、密着
性などを改良するために基板を表面処理しておくことも
よく行われる。一度のスピンコートによって通常0.1
〜10μmの膜を得ることができる。もちろん膜厚を大
きくしたいときには溶液中における高分子濃度を高くす
るか、あるいは加熱硬化後にスピンコートを繰り返せば
よい。通常、液晶表示体の層間絶縁膜としては、膜厚は
0.1〜3μmの膜が用いられるが、特に限定されるも
のではない。
【0028】得られた膜の乾燥温度は溶媒の種類によっ
て異なるが、一般に室温〜200℃である。あまり急速
に揮発させると膜表面の平滑性が悪くなる。溶媒の揮発
速度を制御するためには、2段階に加熱乾燥する等の方
法も好ましい。例えばトルエンを溶媒として用いた場合
には、トルエンの沸点以下の40〜80℃で予備乾燥し
た後に、トルエンの沸点以上の180℃程度で完全にト
ルエンを揮発させる等の方法を用いることが出来る。
【0029】上記の方法で得られた膜を架橋する場合に
はこの後、さらに加熱などの処理を行う。熱架橋を行う
場合、加熱温度は200℃以上が好ましく、さらに好ま
しくは300℃以上である。200℃より低い温度では
ラジカル発生剤を添加していても実質的に架橋反応は進
行しない。加熱雰囲気に酸素が存在する方が架橋反応速
度は大きいが、例えば電極材料としてアルミニウムを用
いた場合、酸素存在下で加熱するとアルミニウムが酸化
されてしまう。このように酸素存在下での加熱が好まし
くない場合には、窒素、ヘリウムまたはアルゴンなど不
活性雰囲気下でも実用上全く問題ない速度で架橋が進行
する。
【0030】架橋前の芳香族ポリマーは一般的な有機溶
剤に可溶あるいは膨潤するが、十分に架橋した重合体に
おいては溶剤に対してほとんど溶解、膨潤することがな
い。またゲートおよびソースドレイン電極、ゲート絶縁
膜、ドライバーIC用Siウェハー等への密着性も著し
く向上する。また該芳香族ポリマーの分子量、溶液の濃
度を適切に設定することにより、電極、ドライバーIC
の微細配線パターンへの埋め込み性と平坦性がよく、ク
ラックの入らない層間絶縁膜を容易に形成できる。ま
た、テトラエチルシリケートのCVD法あるいはSOG
(スピンオングラス)等の方法による層間絶縁膜の場合
は十分な絶縁特性を得るためには温度を400℃以上に
上げる必要があり、この場合シリコン中の水素が抜けT
FTの特性が低下する欠点があったが、本法の場合、4
00℃より低い温度で層間絶縁膜を形成できるためその
問題もない。さらに芳香族ポリマーとしてポリアリーレ
ンエーテルを用いる場合は、低吸湿性で水分の悪影響が
無く、また、低誘電率で消費電力の低減が図れる等メリ
ットが大きい。特に、一般式(1)で表される2,6−
ジフェニルフェノール共重合体の場合には、透明、耐熱
性、低吸湿性、低誘電率に加え、アルミニウム、銅など
の配線材料、ガラス、シリカなどのセラミック材料への
密着性に優れ、かつ、安価に製造できる、精製が容易で
Na等の含有不純物量が少ない等の面で非常に優れてい
る。
【0031】これらの層間絶縁膜は必要に応じて、通常
のレジストを用いてパターニングする事は容易である。
よって、本発明により、平坦性が良く、クラックのない
層間絶縁膜を用いた表示品位の高い液晶表示体を提供す
ることが出来る。また、本発明の透明かつ耐熱性の高い
芳香族ポリマーは液晶表示体用の層間絶縁膜のみならず
液晶表示体の配向膜、パシベーション膜、プラズマディ
スプレイの誘電体層、EPROM、太陽電池の層間絶縁
膜、パシベーション膜等としても極めて有用である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明の液晶表示体の製造方法はポリアリ
ーレンエーテル溶液を用い、従来の液晶ディスプレイの
低温ポリシリコンTFT基板作成工程の層間絶縁膜作成
工程と同様に芳香族ポリマー溶液を適当な手段(ディピ
ング法、スピンコート法、スプレイ法等)により塗布、
焼成することにより層間絶縁膜を得る方法である。焼成
温度はTFT特性と層間絶縁膜の特性の兼ね合いできめ
られる。
【0033】また、芳香族ポリマーの重量平均分子量は
GPCにより測定し、ポリスチレン換算で求めた。示差
熱分析(DSC)装置は(パーキンエルマー社製 DS
C7)を用い窒素中で10℃/minの昇温速度で測定
した。耐熱性は熱天秤(リガク社製 THERMO F
LEX Tas−300 TG8110D)を用いてヘ
リウム中で測定した。5%重量減少は50℃/minの
昇温速度で200℃まで昇温し1時間維持した後、10
℃/minの昇温速度で900℃まで再昇温した際の再
昇温した部分の重量減少から評価を行った。等温熱重量
減少は400℃まで50℃/minの昇温速度で上げた
後400℃で2時間維持した際の重量減少を測定するこ
とによって評価した。被膜の誘電率測定は、シ−ルドマ
イクロプロ−ブ法(横河・ヒュ−レット・パッカ−ド社
製 HP4280A)により測定した。被膜の膜厚測定
は接触式膜厚計(スロ−ン社製 DEKTAKII)を
用いた。透明性は紫外可視分光光度計(島津製作所社製
MPS−2000)を用い測定した。
【0034】
【合成例】酸素導入管、攪拌装置のついた500mlセ
パラブルフラスコに350gのトルエンを秤り取り、3
0g(121.8mmol)の2,6−ジフェニルフェ
ノ−ルと5.18g(30.43mmol)の2−フェ
ニルフェノ−ルを加え窒素気流下で攪拌し溶解させた。
これに臭化銅0.5g、N,N,N',N'−テトラメチ
ルエチレンジアミン400μl及び8.72gの無水硫
酸マグネシウムを加え60℃で液面下より酸素を導入し
ながら約10時間酸化重合を行った。反応終了後、反応
液中の不溶分をPTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)0.5μmのフィルタ−でろ過し、メタノ−ルで再
沈殿させ高分子固形分を単離し真空乾燥した。乾燥後の
収量は34g(収率98%)であり、定量的に溶媒可溶
性の共重合体が得られた。ポリスチレン換算での重量平
均分子量は約30万であった。
【0035】得られた粗高分子34gをフラスコ中で酢
酸20mlを含むTHF300mlに溶解し約1時間の
加熱還流をした後にMeOHに滴下、再沈殿し固形分を
回収した。得られた固形分の銅残量をICPにより測定
したところ0.8ppmの残存が認められた。さらに精
製するために得られた高分子34gをTHF340ml
に溶解し三菱化学製陽イオン交換樹脂PK220中を流
した後にMeOH中に滴下し再沈殿精製を行った。得ら
れた固形分の銅残量をICPにより測定したところ0.
1ppm以下まで除去されていた。また、この共重合体
には2,6−ジフェニルフェノ−ルの単独重合体をDS
Cで測定した場合に観測される240℃の結晶化ピ−
ク、及び480℃付近の高分子の融解ピ−クは見られ
ず、230℃付近にガラス転移点に由来するピ−クのみ
が観測されることから非晶質であることが示された。得
られた高分子の5%重量減少温度は540℃であり、ま
た400℃で2時間維持した際の1時間あたりの重量減
少は1.2%であった。
【0036】
【実施例1】合成例で得た共重合体0.30gとラジカ
ル発生剤として2,3−ジメチル−2,3−ジフェニル
ブタン0.03gをメシチレン1.50gとプロピレン
グリコ−ル−1−モノメチルエ−テル−2−アセテ−ト
0.17gの混合溶媒に溶解し塗布溶液を作製した。該
塗布溶液をアルミニウムでコ−トしたシリコン基板上に
3000rpmで30秒間回転塗布した後400℃で1
時間乾燥・硬化することにより、0.5μの均質な被膜
を形成した。この被膜上にアルミニウム電極を形成し測
定した1MHzでの誘電率は2.82であった。
【0037】
【実施例2】合成例で得た共重合体2gとラジカル発生
剤として2,3−ジメチル−2,3−ジフェニルブタン
0.3gをアニソ−ル20gに溶解し両者を混合した
後、ガラス板上にディピング法で塗布し、乾燥して膜厚
80μmの被膜を得た。この被膜を窒素中、400℃で
1時間アニールしたところ、アニール後の皮膜ではDS
Cによるガラス転移温度は観測されず、またN−メチル
ピロリドン浸漬でも外観上に変化は認められなかった。
さらにアニール後の皮膜の5%重量減少温度は553℃
であり、また400℃で2時間維持した際の1時間あた
りの重量減少は0.8%であることから、このラジカル
発生剤で耐熱性がさらに向上したことを確認した。
【0038】
【実施例3】市販の無アルカリガラスの上にシリカ緩衝
層を作り、さらにLPCVD法によりアモルファス−シ
リコン(a−Si)を50nm、ジシランから堆積し
た。次にエキシマレーザーによりアニールし、結晶化さ
せた。チャンネル層のパターン化後、ECR(エレクト
ロン サイクロトロン 共鳴)法によりシリカを120
nm堆積した。しかる後、窒化タンタルによりゲート電
極を形成し層間絶縁膜形成前の基板を作成した。このよ
うにして得た基板をスピンコータに設置し、0.2μm
のフイルターをとおし実施例1で得た共重合体の塗布溶
液を基板上に供給し3000rpmで30秒間回転塗布
した。塗布後この基板を200℃で2時間乾燥、300
℃で焼成した。コンタクトホール形成後、画素電極用の
ITOと内部結線用のアルミ電極を形成した後、ITO
電極部分を残しシリカを堆積しパシベーション層とし
た。さらに配向膜をスピンコート法により塗布し、ラビ
ングした。同様に、全面にITO電極付きのガラス基板
に同じように配向膜を塗布しラビングした。このように
して得られた2枚の基板をラビング方向が直交するよう
に、スペーサーを介して液晶セルを組み立てた後、液晶
を真空封入して液晶表示体とした。この液晶表示体の断
面図を図1に示す。
【0039】図1において1は偏光板を、2はガラス基
板を、3はポリシリコン層を、4はゲート絶縁膜を、5
はゲート電極を、8はITO画素電極を、6は層間絶縁
膜を、7はアルミ電極を、9はパシベーション膜を、1
0は配向膜を、11は液晶をそれぞれ示す。図に示すよ
うに層間絶縁膜を本発明の方法により作成することによ
りほぼ段差が埋まり、平坦化されていることがわかる。
平坦化されていることをわかりやすく示すために、従来
の方法により作成した基板と本発明で述べた方法により
得られた基板のゲート絶縁膜近傍の断面図の比較図を図
2に示す。図2において12はTFT基板を、5はゲー
ト電極を、6は層間絶縁膜をそれぞれ示す。左側が従来
の方法によるものであり、右側が本発明による方法であ
る。またTEOS(テトラエチルシリケート)を用い4
00℃で処理したTFTのIV特性と、本発明で処理し
たTFTのIV特性を比較したところ本発明で述べた方
法による方が明らかに表示品位等の特性が優れている事
がわかった。
【0040】
【実施例4】石英ガラスの上に実施例2で得たポリアリ
ーレンエーテル共重合体の塗布液をディピング法で塗布
し、乾燥して20μm厚膜を形成し、200℃で2時間
乾燥、窒素下400℃で2時間焼成した。焼成前後で可
視吸収スペクトルに変化は認められず、可視光線領域4
00〜800nmの全ての波長において光線透過率は9
0%以上を示した。可視スペクトルの結果を図3に示
す。
【0041】
【比較例1】石英ガラスの上にポリイミド(ゼネラル
サイエンス コーポレーション社製)の塗布液をディピ
ング法で塗布し、乾燥して20μmの厚膜を形成し、2
00℃で2時間乾燥、窒素下400℃で2時間焼成し
た。焼成前後で着色が顕著に認められ、400nm付近
の波長において光線透過率はほぼ0%を示した。可視ス
ペクトルの結果を図4に示す。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な方法により平坦
性の良い層間絶縁膜を有するポリシリコンTFT液晶表
示体を得ることができる。また、低温で有機の層間絶縁
膜を形成できるためTFT特性のよい液晶表示体を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示体の断面図を示す。
【図2】ゲート絶縁膜近傍の断面図を示す。
【図3】ポリアリーレンエーテル共重合体の可視スペク
トルを示す。
【図4】ポリイミドの可視スペクトルを示す。
【図5】従来の液晶表示体の断面図を示す。
【符号の説明】
1 偏光板 2 ガラス基板 3 ポリシリコン層 4 ゲート絶縁膜 5 ゲート電極 6 層間絶縁膜 7 アルミ電極 8 ITO画素電極 9 パシベーション膜 10 配向膜 11 液晶 12 TFT基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜トランジスター(TFT)液晶表示
    体において、層間絶縁膜が無色透明で、且つ耐熱性を有
    する芳香族ポリマーで構成されるいることを特徴とする
    液晶表示体。
  2. 【請求項2】 芳香族ポリマーがポリアリーレンエーテ
    ルであることを特徴とする請求項1記載の液晶表示体。
  3. 【請求項3】 ポリアリーレンエーテルが複数の下記芳
    香族共重合体鎖からなる芳香族共重合体であることを特
    徴とする請求項2記載の液晶表示体。芳香族共重合体
    鎖:(A)下記式(1)で表される2,6−ジフェニル
    フェノール繰り返し単位、及び(B)該2,6−ジフェ
    ニルフェノール単位の繰り返し中に挿入されるフェノー
    ル性コモノマー単位を包含する。 【化1】
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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