JPH11326378A - 検査治具 - Google Patents

検査治具

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JPH11326378A
JPH11326378A JP13883998A JP13883998A JPH11326378A JP H11326378 A JPH11326378 A JP H11326378A JP 13883998 A JP13883998 A JP 13883998A JP 13883998 A JP13883998 A JP 13883998A JP H11326378 A JPH11326378 A JP H11326378A
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JP
Japan
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layer
thin film
inspection
electrode
wiring layer
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Pending
Application number
JP13883998A
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English (en)
Inventor
Kiyotomo Nakamura
清智 中村
Tatsuhiro Okano
達広 岡野
Takasane Tsunoda
卓真 角田
Hidekatsu Sekine
秀克 関根
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査電極が脱落しないで、配線層との電気的
接続信頼性の高い検査治具を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 絶縁基板13の片面に検査電極17が、
もう一方の面に配線層18aが形成されており、検査電
極17と配線層18aは検査電極17と同一の金属材料
で構成されており、絶縁基板13上の配線層18aはク
ロム薄膜層14を介して形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置や配線
回路基板等の導通検査に用いられる検査治具基板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリイミドフィルム上への銅の
導体層の形成する際下地層としてスパッタリングで薄膜
導体層を形成する法が用いられている。無電解めっきで
は十分な密着が得られないからである。通常銅をスパッ
タして薄膜導体層を形成しておいてから、さらに膜厚確
保のために電解銅めっきなどを行って所定膜厚の導体層
を形成する。ここで、銅の薄膜導体層をスパッタリング
で形成する前に拡散防止層としてポリイミド上にスパッ
タリングによりクロム薄膜層を形成しておくことが密着
向上に効果があることが知られている。
【0003】ポリイミドフィルムからなる絶縁基板に検
査電極と配線層が形成された従来の検査治具は図3
(a)〜(g)に示すように、絶縁基板23の片面に検
査電極25を、絶縁基板23のもう一方の面の絶縁基板
23と検査電極25上にクロム薄膜層26、薄膜導体層
27及び所定厚の導体層28を形成し、パターニング処
理して配線層28aを形成していた。この構成では、配
線層28aと検査電極25の接続面にはクロム薄膜層2
6が残ることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】クロム金属は一般に配
線層に使用されている銅よりも堅くてもろいため、検査
電極と配線層界面にクロム薄膜層が存在すると検査治具
として繰り返し使用した場合折り曲げ時の応力の集中に
よりクロム薄膜層に亀裂が生じ、検査電極が脱落すると
いう不具合が生じている。
【0005】また、電気抵抗については、銅が1.72
4×10-6Ω/cm(20℃)であるのに対し、クロム
は18.9×10-6Ω/cm(0℃)と、銅と比較して
約10倍も大きいために検査電極と配線層界面にクロム
薄膜層が存在するとノイズが発生し、電気的接続信頼性
の低下が懸念される。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、検査電極が脱落しないで、配線層との電気的接続
信頼性の高い検査治具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するため、ポリイミド樹脂からなる絶縁基板の片面に検
査電極が、もう一方の面に配線層が形成されており、前
記検査電極と前記配線層は電気的に接続されてなる検査
治具において、前記絶縁基板と前記配線層との間にはク
ロム薄膜層が形成されているが、前記検査電極と前記配
線層との間にはクロム薄膜層を介在させないで、前記検
査電極と前記配線層が電気的に接続されていることを特
徴とする検査治具としたものである。
【0008】このような検査治具にすることにより、被
検査体に押圧して導通検査を繰り返し行った場合検査電
極と配線層界面での応力の集中点を分散することがで
き、結果的に長時問の使用においても検査電極の脱落の
ない優れた検査治具を提供することができる。
【0009】また、検査電極と配線層との接続面にクロ
ム薄膜層を有する従来の検査治具に比べて飛躍的なノイ
ズの低減が図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき説
明する。図1(a)に本発明の検査治具の部分摸式斜視
図を、図1(b)に検査治具の部分摸式斜視図をA−
A’線で切断した摸式断面図を、図2(a)〜(f)に
本発明の検査治具の製造工程を示す摸式断面図をそれぞ
れ示す。
【0011】本発明の検査治具は図1(a)及び(b)
に示すように、絶縁基板13の片面に検査電極17が、
もう一方の面に配線層18aが形成されており、絶縁基
板13と配線層18aとの間にはクロム薄膜層14が形
成されているが、検査電極17と配線層18aは検査電
極17と同一の金属材料で構成されている。そのため、
検査電極17と配線層18aの間にはクロム薄膜層14
は介在しない。
【0012】以下、本発明の検査治具の形成法について
図2(a)〜(f)を用いて説明する。まず、金属基板
11上にレジスト層12及び絶縁基板13を形成する
(図2(a)参照)。ここで、金属基板11は導電性を
有する金属であれば使用可能であるが、ここでは製造プ
ロセス上ステンレス板が好ましい。レジスト層12は検
査電極17を電解めっきで形成するために使用されるも
ので、絶縁性を有する樹脂であれば使用可能であるが、
後工程で最終的に剥離・除去されるため、電解めっきプ
ロセスには充分な耐性を有し、且つ剥離処理が容易な液
状の感光性レジスト又はドライフィルムレジストが好適
である。絶縁基板13は絶縁性、耐熱性及び機械的強度
が求められ、ポリエステル、エポキシ、アクリル及びポ
リイミド樹脂等が使用可能であるが、ポリイミド樹脂が
好適である。
【0013】次に、絶縁基板13上にクロム薄膜層14
及び薄膜導体層15を形成する(図2(b)参照)。こ
こで、クロム薄膜層14は絶縁基板13と薄膜導体層1
5との密着性を向上させるために形成するもので、通常
スパッタリングにて形成する。薄膜導体層15は電解め
っきにて導体層18を形成するための下地電極として作
用し、銅のスパッタリングにて形成する。
【0014】次に、レジスト層12及び絶縁基板13に
検査電極を形成するための円錐台状の開口部16をエキ
シマレーザ加工にて形成する(図2(c)参照)。
【0015】次に、金属基板11をめっき電極にして電
解めっきにて開口部16に検査電極17及び薄膜導体層
15上に導体層18を連続して形成する(図2(d)参
照)。ここで、検査電極17及び導体層18は同一金属
材料で連続的に形成されるため、特に界面は存在しな
い。さらに、検査電極17及び導体層18の材料は電気
抵抗の小さい銅および銅合金が好ましい。
【0016】次に、導体層18、薄膜導体層15及びク
ロム薄膜層14をパターニング処理して配線層18aを
形成する(図2(e)参照)。配線層18aの形成に
は、フォトエッチング法やセミアディティブ法が使用で
きる。
【0017】次に、検査電極17、配線層18aが形成
された上記基板を専用の剥離液に浸漬し、金属基板11
及びレジスト層12を剥離・除去し、絶縁基板13の片
面に検査電極17、もう一方の面に配線層18aが形成
された本発明の検査治具を得ることができる(図2
(f)参照)。
【0018】
【実施例】以下実施例により本発明を詳細に説明する。
まず、0.3mm厚のステンレス板からなる金属基板1
1上にドライフィルムレジスト(H−N250:日立化
成工業(株)製)をラミネートしてレジスト層12を、
さらに、20μm厚のポリイミドフィルム(ユーピレッ
クス:宇部興産(株)製)を貼着し絶縁基板13を形成
した。
【0019】次に、絶縁基板13上にスパッタリングに
て300nm厚のクロム薄膜層14を、さらに、銅をス
パッタリングして300nm厚の薄膜導体層15を形成
した。
【0020】次に、エキシマレーザ加工機を用いて、薄
膜導体層15、クロム薄膜層14、絶縁基板13及びレ
ジスト層12に40μmφの円錐台状の開口部16を形
成した。
【0021】次に、金属基板11をカソードとし、定電
流めっき法によって硫酸銅浴で1.0V/dm2 で60
分銅めっきを行って、検査電極17及び15〜20μm
厚の導体層18を連続して形成した。
【0022】次に、導体層18、薄膜導体層15及びク
ロム薄膜層14をフォトエッチングプロセスにてパター
ニング処理して配線層18aを形成した。
【0023】次に、検査電極17及び配線層18aが形
成された基板を10%水酸化ナトリウム水溶液に浸せき
して、金属基板11及びレジスト層12を剥離・除去す
ることで、絶縁基板13の片面に検査電極17、もう一
方の面に配線層18aが形成された本発明の検査治具を
作製することができた。
【0024】<比較例>まず、0.3mm厚のステンレ
ス板からなる金属基板21上にドライフィルムレジスト
(H−N250:日立化成工業(株)製)をラミネート
してレジスト層22を、さらに、20μm厚のポリイミ
ドフィルム(ユーピレックス:宇部興産(株)製)を貼
着し絶縁基板23を形成した。
【0025】次に、エキシマレーザ加工機を用いて、絶
縁基板23及びレジスト層22に40μmφの円錐台状
の開口部24を形成した。
【0026】次に、金属基板21をカソードとし、定電
流めっき法によって硫酸銅浴で2A/dm2 で60分銅
めっきを行って、検査電極25を形成した。
【0027】次に、絶縁基板23及び検査電極25上に
スパッタリングにて300nm厚のクロム薄膜層26
を、さらに、銅をスパッタリングして300nm厚の薄
膜導体層27を形成した。
【0028】次に、電解銅めっきにて薄膜導体層27上
に10〜15μm厚の銅の導体層28を形成した。
【0029】次に、導体層28、薄膜導体層27及びク
ロム薄膜層26をフォトエッチングプロセスにてパター
ニング処理して配線層28aを形成した。
【0030】次に、検査電極25及び配線層28aが形
成された基板を10%水酸化ナトリウム水溶液に浸せき
して金属基板21及びレジスト層22を剥離・除去する
ことで、絶縁基板23に検査電極25及び配線層28a
が形成され、且つ検査電極25と配線層28aとの間に
クロム薄膜層26を有する従来の検査治具を作製した。
【0031】上記検査電極25と配線層28aとの間に
クロム薄膜層26を有する従来の検査治具を用いて被検
査体に押圧し繰り返し導通試験を行った結果検査電極の
脱落が確認された。これに対し、本発明の検査治具を使
って同様の条件で繰り返し導通試験を行なった結果検査
電極の脱落は確認されなかった。
【0032】
【発明の効果】本発明の検査治具を用いて、被検査体に
押圧し繰り返し導通試験を行った結果検査電極の脱落は
ほとんどなくなり、配線層との電気的接続信頼性の高い
検査治具を提供することができる。また、検査治具本体
の費用のみならず検査治具交換の時問やメンテナンス時
問の短縮による検査コストの大幅な低減が図れる。さら
にまた、定電流めっき法を使って電極から配線層まで一
括してメッキを行うため、工程の短縮や設備費用削減に
よる製造コストの削減、収率向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の検査治具の一実施例を示す
部分模式斜視図である。(b)は、本発明の検査治具の
部分模式斜視図をA−A’線で切断した模式断面図を示
す。
【図2】(a)〜(f)は本発明の検査治具の一実施例
の製造工程を工程順に示す模式断面図である。
【図3】(a)〜(g)は従来の検査治具の製造工程を
工程順に示す模式断面図である。
【符号の説明】
11、21……金属基板 12、22……レジスト層 13、23……絶縁基板 14、26……クロム薄膜層 15、27……薄膜導体層 16、24……開口部 17、25……検査電極 18、28……導体層 18a、28a……配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 秀克 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリイミド樹脂からなる絶縁基板の片面に
    検査電極が、もう一方の面に配線層が形成されており、
    前記検査電極と前記配線層は電気的に接続されてなる検
    査治具において、前記絶縁基板と前記配線層との間には
    クロム薄膜層が形成されいるが、前記検査電極と前記配
    線層との間にはクロム薄膜層を介在させないで、前記検
    査電極と前記配線層が電気的に接続されていることを特
    徴とする検査治具。
JP13883998A 1998-05-20 1998-05-20 検査治具 Pending JPH11326378A (ja)

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JP13883998A JPH11326378A (ja) 1998-05-20 1998-05-20 検査治具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7671609B2 (en) 2004-04-27 2010-03-02 Jsr Corporation Sheet-like probe, method of producing the probe, and application of the probe

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7671609B2 (en) 2004-04-27 2010-03-02 Jsr Corporation Sheet-like probe, method of producing the probe, and application of the probe
US7737707B2 (en) 2004-04-27 2010-06-15 Jsr Corporation Sheet-like probe, method of producing the probe, and application of the probe

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