JPH11326142A - タイヤ試験装置 - Google Patents

タイヤ試験装置

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JPH11326142A
JPH11326142A JP10139721A JP13972198A JPH11326142A JP H11326142 A JPH11326142 A JP H11326142A JP 10139721 A JP10139721 A JP 10139721A JP 13972198 A JP13972198 A JP 13972198A JP H11326142 A JPH11326142 A JP H11326142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
peripheral wall
outer peripheral
along
water receiving
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10139721A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Hiyouda
勝則 表田
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP10139721A priority Critical patent/JPH11326142A/ja
Publication of JPH11326142A publication Critical patent/JPH11326142A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M17/00Testing of vehicles
    • G01M17/007Wheeled or endless-tracked vehicles
    • G01M17/02Tyres
    • G01M17/022Tyres the tyre co-operating with rotatable rolls

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水の飛散を防止すると共に、正確かつ安定し
たウェットテストが行い得るタイヤ試験装置を提供する
ことにある。 【解決手段】 円板形状の後壁1と円筒状外周壁2とを
有すると共に、水平軸心P廻りに回転する前方開口状の
ドラム3を備える。さらに、ドラム3の外周壁2の略上
半部位に対応して、水受けカバー11を固定部に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ試験装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイヤ試験装置としては、水平軸
心廻りに回転する前方開口状のドラムと、ドラムの内周
面に負荷させるようにタイヤを回転自在に保持するタイ
ヤ保持部と、を備えたインサイドドラム式のものが公知
であり、水を溜めたドラムを回転させて、タイヤが濡れ
た路面を走行するように想定したウエットテストが行わ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タイヤ試験装置では、ドラムの回転にともなって水が上
方に持ち上げられると、重力によってドラム上方部から
一気に落水していた。この現象は、水の量にもよるが、
約60km/hまでの低速で発生し、これによって試験室が水
浸しになると共に、低速域でのタイヤテスト位置の水深
コントロールが困難乃至不可能となり、低速域でのウェ
ットテストに支障をきたしていた。
【0004】そこで、本発明は、水の飛散を防止すると
共に、正確かつ安定したウェットテストが行い得るタイ
ヤ試験装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るタイヤ試験装置は、円板形状の後壁
と、該後壁の外周縁に沿って設けられた円筒状外周壁と
を有する前方開口状のドラムを備え、水平軸心廻りに回
転する該ドラムの外周壁の内面を無端路面としてタイヤ
を走行させるタイヤ試験装置に於て、上記ドラムの外周
壁の略上半部位に対応して、水受けカバーを固定部に設
けたものである。
【0006】また、水受けカバーが、ドラムの外周壁の
内面に沿うように設けられた円弧帯板部と、該円弧帯板
部の前端縁に沿って設けられた円弧外鍔部と、ドラムの
外周壁の外面に沿うように該円弧外鍔部の外端縁に設け
られた円弧返し部と、を有するものである。
【0007】また、水受けカバーの円弧帯板部の後端縁
に沿って、ドラムの外周壁の内面側へ突出する小突条部
を設けると共に、円弧返し部の後端縁に沿って、ドラム
の外周壁の外面側へ突出する小突条部を設けたものであ
る。
【0008】また、前方から水平方向に見て、水受けカ
バーがドラムの外周壁に沿って中心角が約 120°〜約 2
40°の範囲に設けられているものである。また、ドラム
の外周壁の前端縁に沿って突出高さ寸法が10mm〜 150mm
の内鍔部を設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0010】図1〜図3は、本発明のタイヤ試験装置の
実施の一形態を示し、このタイヤ試験装置は、円板形状
の後壁1と、後壁1の外周縁に沿って設けられた円筒状
外周壁2と、を有する前方開口状のドラム3を備え、水
平軸心P廻りに回転するドラム3の外周壁2の内面4を
無端路面としてタイヤTを走行させるインサイドドラム
式のものである。
【0011】具体的に説明すると、5はドラム3を回転
駆動させる駆動部であり、モータ6と、モータ6からの
回転力をドラム3に伝達する駆動軸7と、駆動軸7を回
転自在に支持する支持台21と、を備えている。また、8
はタイヤ保持部であり、前後移動可能に設けられた支持
部22と、該支持部22に昇降可能に設けられると共にタイ
ヤTを回転自在に枢支するタイヤ懸架部9を備えてお
り、回転するドラム3の外周壁2の内面4にタイヤTを
所定圧力にて負荷する。
【0012】しかして、本発明のタイヤ試験装置は、ド
ラム3の外周壁2の前端縁に沿って、突出高さ寸法Hが
10mm〜 150mmの内鍔部10が設けられていると共に、ドラ
ム3の外周壁2の略上半部位に対応して、水受けカバー
11を固定部に設けている。
【0013】水受けカバー11は、ドラム3の外周壁2の
内面4に沿って設けられた円弧帯板部12と、円弧帯板部
12の前端縁に沿って設けられた円弧外鍔部13と、ドラム
3の外周壁の外面17に沿うように円弧外鍔部13の外端縁
に設けられた円弧返し部14と、を有し、さらに、円弧帯
板部12の後端縁に沿って、ドラム3の外周壁2の内面4
側へ突出する小突条部15が設けられると共に、円弧返し
部14の後端縁に沿って、ドラム3の外周壁2の外面17側
へ突出する小突条部16が設けられている。
【0014】また、前方から水平方向に見て、この水受
けカバー11は、ドラム3の外周壁2に沿って中心角θが
約 120°〜約 240°の範囲に設けられている。即ち、ド
ラム3の略上半部位に相当する約1/3 周〜約2/3 周の範
囲で水受けカバー11を設ける。本実施の形態では、上記
中心角θを約 180°(約半周分)とした水受けカバー11
を設けた場合を例示している。
【0015】また、水受けカバー11はドラム3に対して
非接触状態として固定部に設けられている。即ち、例え
ば、駆動部5の支持台21(固定部)に複数本のアームを
付設し、このアームの先端を水受けカバー11の円弧返し
部14に連結固定したり、あるいは、タイヤ保持部8の支
持部22(固定部)に複数本のアームを付設して水受けカ
バー11の円弧帯板部12等にアーム先端を連結する。この
場合、タイヤ保持部8が前後移動する際に、水受けカバ
ー11の小突条部15とドラム3の内鍔部10とが互いに干渉
しないよう各々の突出寸法を設定する。なお、試験室の
天井や梁等から吊下げられた連結杆にて水受けカバー11
を連結保持したり、あるいは、床に立設された支持杆に
て水受けカバー11を連結保持するも良い。
【0016】しかして、本発明のタイヤ試験装置による
ウェットテストでは、図1と図3と図4に示すように、
タイヤTをドラム3内にセットし、駆動部5を駆動させ
て水18を溜めたドラム3を(矢印A方向に)回転させ
て、外周壁2の内面4を無端路面としてタイヤTを走行
させる。すると、ドラム3の回転にともなって水18が上
方に持ち上げられ、重力によってドラム3上部から水18
が落下するが、落下した水18は、水受けカバー11の円弧
帯板部12を伝って(矢印Bの如く)円弧帯板部12の両端
部19,19からドラム3外周壁2の左右部側へ流れ落ち
る。
【0017】このとき、水受けカバー11の円弧外鍔部1
3、円弧返し部14及び小突条部16によって、円弧帯板部1
2に伝わり落ちる水18がドラム3の前方開口部20側へ飛
散せず、また、後方の小突条部15によって、円弧帯板部
12に伝わり落ちる水18が円弧帯板部12とドラム3の後壁
1との隙間から落ちない。また、遠心力にてドラム3の
外周壁2の内面4にへばりつく水18が、内鍔部10によっ
てドラム3の前方開口部20側へ飛散しない。
【0018】またこのように、ドラム3上部から落下す
る水18をドラム3内部の左右下方に流すことによって、
ドラム3下部にあるタイヤテスト位置Gの上方からの落
水が無くなり、タイヤテスト位置Gでの水深Dを安定さ
せることができる(水深コントロールが容易となる)。
【0019】ところで、ドラム3の内鍔部10の突出高さ
寸法Hが、10mmよりも小さいと、ウェットテスト時に於
て、ドラム3の外周壁2の内面4にへばりつく水18がド
ラム3の前方開口部20側へ飛散し易くなる。また、突出
高さ寸法Hが、150mm よりも大きいと、テストタイヤT
の最小動半径を規制してしまう。
【0020】また、図2と図4に示す如く、ドラム3の
外周壁2に沿って約120 °の中心角θよりも小さい範囲
で水受けカバー11を設けると、ウェットテスト時に於
て、ドラム3上部からタイヤテスト位置Gに水18が落下
してしまい、タイヤテスト位置Gの水深Dが不安定とな
る。また、約240 °の中心角θよりも大きい範囲で水受
けカバー11を設けると、テストタイヤTなどに干渉して
邪魔となる場合がある。
【0021】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、ドラム3内部に溜めた水を凍結させるこ
とによって、内周面に氷結路面を形成して氷路試験を行
うこともできる。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0023】(請求項1によれば)ウェットテストに於
て、タイヤテスト位置Gの上方からの落水が無くなる。
従って、タイヤテスト位置Gでの水深Dを安定させるこ
とができ、テストが容易となると共に、正確な試験デー
タを得ることができる。特に、約60km/hまでの低速域で
のウェットテストに有効である。
【0024】(請求項2によれば)ドラム3上部からの
落水を前方へ飛散させず、この落水を水受けカバー11の
両端部19,19から流してドラム3内部に溜めた水に戻す
ことができる。即ち、ドラム3内周に溜めた所定量の水
が減少し難くなり、テスト中に水の補給を頻繁に行う必
要が無い。
【0025】(請求項3によれば)より一層落水の飛散
を防止することができる。 (請求項4によれば)低速域から高速域まで、ドラム3
上部からの落水を確実に防止してタイヤテスト位置Gで
の水深Dを安定させることができ、かつ、テストタイヤ
Tなどに干渉して邪魔にならない。
【0026】(請求項5によれば)水を溜めたドラム3
の回転時に於て、遠心力によって外周壁2の内面4にへ
ばりつく水を前方へ飛散させず、かつ、テストタイヤT
の最小動半径を規制しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す一部断面側面図で
ある。
【図2】正面図である。
【図3】水受けカバーを示す要部拡大断面図である。
【図4】水の落下状態を示す要部断面背面図である。
【符号の説明】
1 後壁 2 外周壁 3 ドラム 4 内面 10 内鍔部 11 水受けカバー 12 円弧帯板部 13 円弧外鍔部 14 円弧返し部 15 小突条部 16 小突条部 17 外面 H 突出高さ寸法 P 水平軸心 T タイヤ θ 中心角

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板形状の後壁1と、該後壁1の外周縁
    に沿って設けられた円筒状外周壁2とを有する前方開口
    状のドラム3を備え、水平軸心P廻りに回転する該ドラ
    ム3の外周壁2の内面4を無端路面としてタイヤTを走
    行させるタイヤ試験装置に於て、上記ドラム3の外周壁
    2の略上半部位に対応して、水受けカバー11を固定部に
    設けたことを特徴とするタイヤ試験装置。
  2. 【請求項2】 水受けカバー11が、ドラム3の外周壁2
    の内面4に沿うように設けられた円弧帯板部12と、該円
    弧帯板部12の前端縁に沿って設けられた円弧外鍔部13
    と、ドラム3の外周壁2の外面17に沿うように該円弧外
    鍔部13の外端縁に設けられた円弧返し部14と、を有する
    請求項1記載のタイヤ試験装置。
  3. 【請求項3】 水受けカバー11の円弧帯板部12の後端縁
    に沿って、ドラム3の外周壁2の内面4側へ突出する小
    突条部15を設けると共に、円弧返し部14の後端縁に沿っ
    て、ドラム3の外周壁2の外面17側へ突出する小突条部
    16を設けた請求項2記載のタイヤ試験装置。
  4. 【請求項4】 前方から水平方向に見て、水受けカバー
    11がドラム3の外周壁2に沿って中心角θが約 120°〜
    約 240°の範囲に設けられている請求項1、2又は3記
    載のタイヤ試験装置。
  5. 【請求項5】 ドラム3の外周壁2の前端縁に沿って突
    出高さ寸法Hが10mm〜150mmの内鍔部10を設けた請求項
    1、2、3又は4記載のタイヤ試験装置。
JP10139721A 1998-05-21 1998-05-21 タイヤ試験装置 Withdrawn JPH11326142A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006226778A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤの接地圧分布測定装置
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JP2011149870A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Yokohama Rubber Co Ltd:The 摩擦試験装置及び摩擦試験方法
WO2012176359A1 (ja) 2011-06-23 2012-12-27 株式会社ブリヂストン タイヤ試験装置
CN110160809A (zh) * 2019-06-14 2019-08-23 青岛科技大学 室内轮胎湿滑性能测试方法

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