JP2516758Y2 - リコイルスターター - Google Patents
リコイルスターターInfo
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- JP2516758Y2 JP2516758Y2 JP1990072611U JP7261190U JP2516758Y2 JP 2516758 Y2 JP2516758 Y2 JP 2516758Y2 JP 1990072611 U JP1990072611 U JP 1990072611U JP 7261190 U JP7261190 U JP 7261190U JP 2516758 Y2 JP2516758 Y2 JP 2516758Y2
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- Japan
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- recoil
- case
- support portion
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- rope
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、汎用強制空冷エンジンに使用されるリコイ
ルスターター、特にそのリコイルハンドル支持部の構造
に関する。
ルスターター、特にそのリコイルハンドル支持部の構造
に関する。
〔従来の技術〕 実開昭60-87371号公報に記載された従来技術を第3
図,第4図について説明する。
図,第4図について説明する。
エンジンEの前面にクランク軸と連動した冷却フアン
を配置し、その前方をフアンケース3で覆い、フアンケ
ース3内に冷却フアンを収容し、フアンケース3の前方
にリコイルケース4を配置する。そして、リコイルケー
ス側周面5の上部中央個所に袋状に支持部50を形成し、
この支持部50で受け部10の下方に形成した球状部51を回
動可能に囲繞し、リコイルハンドルを上記受け部10に嵌
挿することにより、リコイルハンドル8をリコイルケー
スに対して左・右に揺動自在に構成したものである。符
号52は、ロープ12の引張り操作を円滑にするためのロー
ラである。
を配置し、その前方をフアンケース3で覆い、フアンケ
ース3内に冷却フアンを収容し、フアンケース3の前方
にリコイルケース4を配置する。そして、リコイルケー
ス側周面5の上部中央個所に袋状に支持部50を形成し、
この支持部50で受け部10の下方に形成した球状部51を回
動可能に囲繞し、リコイルハンドルを上記受け部10に嵌
挿することにより、リコイルハンドル8をリコイルケー
スに対して左・右に揺動自在に構成したものである。符
号52は、ロープ12の引張り操作を円滑にするためのロー
ラである。
前述の従来技術には次のような問題点がある。
(1) 回動自在化の要点である支持部50を袋状とし、
更に球状部51を設ける必要があり、両者を球状とするこ
とは加工精度及び製造コストにおいて不利である。
更に球状部51を設ける必要があり、両者を球状とするこ
とは加工精度及び製造コストにおいて不利である。
(2) 球状であるため、支持部50、下受側部材53と球
状部51との間隙精度の確保が容易でなく、揺動に円滑さ
を欠く。
状部51との間隙精度の確保が容易でなく、揺動に円滑さ
を欠く。
(3) 支持部50で球状部51を直持包み込んで支持する
必要から、支持部50の端部との干渉により、球状部51の
回動角がせまく、限定されてしまう。
必要から、支持部50の端部との干渉により、球状部51の
回動角がせまく、限定されてしまう。
本考案は、リコイルハンドルの支持部の製造が容易
で、且つエンジンの何れの側でも操作可能なリコイルス
ターターを提供することを目的とするものである。
で、且つエンジンの何れの側でも操作可能なリコイルス
ターターを提供することを目的とするものである。
リコイルハンドルの支持部を回動軸と接合一体化さ
せ、同回動軸の両端を回動可能に支持する。リコイルケ
ースの上部に、リコイルハンドル支持部が同支持部の回
動軸線まわりに回動可能なように、切欠溝を設け、リコ
イルハンドルが左右両方向に傾動出来るようにする。
せ、同回動軸の両端を回動可能に支持する。リコイルケ
ースの上部に、リコイルハンドル支持部が同支持部の回
動軸線まわりに回動可能なように、切欠溝を設け、リコ
イルハンドルが左右両方向に傾動出来るようにする。
リコイルバンドル支持部が同支持部を構成する回動軸
の軸線まわりに回転できる。
の軸線まわりに回転できる。
リコイルハンドルは、非操作時には上方を向いている
が、エンジン始動時には、操作者の位置により、左右ど
ちらからでも、エンジンの位置を変えることなく、リコ
イルでハンドルを引く始動操作が可能である。
が、エンジン始動時には、操作者の位置により、左右ど
ちらからでも、エンジンの位置を変えることなく、リコ
イルでハンドルを引く始動操作が可能である。
第1図,第2図において、Eはリコイルスターター付
き強制空冷エンジン、12はリコイルスターターのロー
プ、103はフアンケース、104はリコイルケース、105は
リコイルケースの上部、108はリコイルハンドル、110は
リコイルハンドルを支持する漏斗状の支持部、150はリ
コイルケース上部に設けた軸受穴、151は支軸151aとロ
ープ嵌挿溝151bを具えた回動軸、180は支持部110及び回
動軸151を収容するリコイルケース上部105の切欠溝、19
0は軸受穴150と共に回動軸両端の支軸151aを軸支する支
持部材である。
き強制空冷エンジン、12はリコイルスターターのロー
プ、103はフアンケース、104はリコイルケース、105は
リコイルケースの上部、108はリコイルハンドル、110は
リコイルハンドルを支持する漏斗状の支持部、150はリ
コイルケース上部に設けた軸受穴、151は支軸151aとロ
ープ嵌挿溝151bを具えた回動軸、180は支持部110及び回
動軸151を収容するリコイルケース上部105の切欠溝、19
0は軸受穴150と共に回動軸両端の支軸151aを軸支する支
持部材である。
支持部110と回動軸151とは一体結合され、回動軸151
は支軸151a、軸受穴150及び支持部材190を介して、回転
可能に支持されている。
は支軸151a、軸受穴150及び支持部材190を介して、回転
可能に支持されている。
従って支持部110と回動軸151はリコイルケース上部10
5の切欠溝180の内側で第2図の左右に回動することがで
きる。
5の切欠溝180の内側で第2図の左右に回動することがで
きる。
リコイルハンドル108の下端に接続されたロープ12
は、回動軸151のロープ嵌挿溝151bを通過し、下方のリ
コイルスターター本体に巻付けられており、非操作時に
は、リコイルハンドル108は第1,2図に示した位置にあ
る。
は、回動軸151のロープ嵌挿溝151bを通過し、下方のリ
コイルスターター本体に巻付けられており、非操作時に
は、リコイルハンドル108は第1,2図に示した位置にあ
る。
本装置の操作に際して、操作者が第2図の右側又は左
側でリコイルハンドル108を引張ると、回動軸151及び支
持部110が右側又は左側に傾き(第2図の点線位置)、
ロープ12が引出されリコイルスターター本体がチヤージ
される。
側でリコイルハンドル108を引張ると、回動軸151及び支
持部110が右側又は左側に傾き(第2図の点線位置)、
ロープ12が引出されリコイルスターター本体がチヤージ
される。
なお、ロープ嵌挿溝151bは、第2図に示すように、上
部は支持部110の内面と滑らかに接続し、下端は滑らか
に広がっており、傾斜操作時にロープ損傷を防止し、ロ
ープ引き操作を円滑に行うことができる。
部は支持部110の内面と滑らかに接続し、下端は滑らか
に広がっており、傾斜操作時にロープ損傷を防止し、ロ
ープ引き操作を円滑に行うことができる。
本考案はファンケースにリコイルケースを固定したリ
コイルスターター付き強制空冷エンジンにおいて、前記
リコイルケースに、リコイルハンドルの下端部を支持す
る漏斗状の支持部と、該支持部に連通するロープ嵌挿溝
とを有する回動軸を回動可能に支持するとともに前記リ
コイルケースの上部に前記漏斗状の支持部がエンジンの
両方の側に傾動しうる切欠溝を設けたものであるから、
次の効果を有する。
コイルスターター付き強制空冷エンジンにおいて、前記
リコイルケースに、リコイルハンドルの下端部を支持す
る漏斗状の支持部と、該支持部に連通するロープ嵌挿溝
とを有する回動軸を回動可能に支持するとともに前記リ
コイルケースの上部に前記漏斗状の支持部がエンジンの
両方の側に傾動しうる切欠溝を設けたものであるから、
次の効果を有する。
(1) リコイルハンドルの回動支持部として、従来の
球状部に替り、回動軸を用いるので、加工が容易とな
り、コストが安くなる。
球状部に替り、回動軸を用いるので、加工が容易とな
り、コストが安くなる。
(2) 上記(1)項の理由により、回動部の間隙寸度
の確保及び管理が容易となり、品質の安定性及び操作の
円滑性が向上する。
の確保及び管理が容易となり、品質の安定性及び操作の
円滑性が向上する。
(3) リコイルスターターを操作する際の回動角が大
きく、揺れ、自在度が向上する。
きく、揺れ、自在度が向上する。
(4) 回動軸に設けたロープ嵌挿溝によりロープを案
内するので、ロープの損傷がなくなり、ロープ寿命が長
くなり、更にロープ引き力が円滑化する。
内するので、ロープの損傷がなくなり、ロープ寿命が長
くなり、更にロープ引き力が円滑化する。
第1図は本考案リコイルスターターの実施例の断面図、
第2図は同上のリコイルハンドル支持部の詳細断面図、
第3図は従来のリコイルスターター付きエンジンにおけ
るリコイルスターター部分の正面図、第4図は同上のリ
コイルハンドル支持部の詳細断面図である。 12……ロープ、103……フアンケース 104……リコイルケース、108……リコイルハンドル 110……漏斗状の支持部、151……回動軸 151b……ロープ嵌挿溝
第2図は同上のリコイルハンドル支持部の詳細断面図、
第3図は従来のリコイルスターター付きエンジンにおけ
るリコイルスターター部分の正面図、第4図は同上のリ
コイルハンドル支持部の詳細断面図である。 12……ロープ、103……フアンケース 104……リコイルケース、108……リコイルハンドル 110……漏斗状の支持部、151……回動軸 151b……ロープ嵌挿溝
Claims (1)
- 【請求項1】ファンケースにリコイルケースを固定した
リコイルスターター付き強制空冷エンジンにおいて、前
記リコイルケースに、リコイルハンドルの下端部を支持
する漏斗状の支持部と、該支持部に連通するロープ嵌挿
溝とを有する回動軸を回動可能に支持するとともに前記
リコイルケースの上部に前記漏斗状の支持部がエンジン
の両方の側に傾動しうる切欠溝を設けたことを特徴とす
るリコイルスターター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990072611U JP2516758Y2 (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | リコイルスターター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990072611U JP2516758Y2 (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | リコイルスターター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0432267U JPH0432267U (ja) | 1992-03-16 |
JP2516758Y2 true JP2516758Y2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=31610699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990072611U Expired - Fee Related JP2516758Y2 (ja) | 1990-07-10 | 1990-07-10 | リコイルスターター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516758Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5416261B2 (ja) * | 2012-08-22 | 2014-02-12 | スターテング工業株式会社 | リコイルスタータ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6087371U (ja) * | 1983-11-18 | 1985-06-15 | 株式会社クボタ | リコイルスタ−タ付き強制空冷エンジン |
-
1990
- 1990-07-10 JP JP1990072611U patent/JP2516758Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0432267U (ja) | 1992-03-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |