JPH11325727A - 遠赤外線乾燥機 - Google Patents

遠赤外線乾燥機

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JPH11325727A
JPH11325727A JP13085598A JP13085598A JPH11325727A JP H11325727 A JPH11325727 A JP H11325727A JP 13085598 A JP13085598 A JP 13085598A JP 13085598 A JP13085598 A JP 13085598A JP H11325727 A JPH11325727 A JP H11325727A
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JP
Japan
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hot air
dried
weight
far
drying chamber
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Application number
JP13085598A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kinoshita
博 木下
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Sky Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Sky Aluminium Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装製品、接着製品を短時間で乾燥硬化で
き、しかも乾燥コストを低減できる乾燥機の開発が求め
られていた。 【解決手段】 発熱媒体33および遠赤外線放射体31
を具備する加熱板体3から放射された放射熱、遠赤外
線、熱風噴射口9から噴射された熱風8によって、乾燥
室2内の被乾燥物4に作用させ、特に、遠赤外線によっ
て被乾燥物4全体をほぼ均等に加熱することで、効率良
く加熱乾燥できる遠赤外線乾燥機1を提供する。また、
熱風8を循環利用することで、低コスト化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、塗装部
品、塗装製品、樹脂封止剤、集積印刷回路等の乾燥硬化
に用いられる遠赤外線乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】塗装部品、塗装製品、樹脂封止剤、集積
印刷回路等の乾燥硬化では、熱風炉が用いられる。例え
ば、電気製品のプリント基板の製造工程では、基板の塗
装工程が存在し、塗膜が形成されたプリント基板を熱風
炉内に搬入して、この熱風炉に導入した150℃前後の
熱風を吹き付けて加熱乾燥するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような乾燥方法では、乾燥時間の短縮が困難であり、
前記プリント基板のように、多数の部品や製品を製造す
る場合では、製造能率の向上の障害になるといった不満
があった。すなわち、熱風の吹き付けによる交換熱エネ
ルギーは、熱風温度と、加熱前の被乾燥物(前述のプリ
ント基板等)の初期温度との差に比例する。このため、
交換熱エネルギーを増大するには、熱風の温度を上げた
り、熱風の風速を上げることになる。しかしながら、熱
風の温度を上げることは、前述のプリント基板では電気
的特性に与える影響が懸念されるため限界がある。ま
た、電気電子部品以外でも、加熱による部材の変形や変
質が懸念されるため、温度の上昇には限界がある。一
方、風速を上げるには、強力なブロアーを必要とする
上、目的温度の熱風を大量に供給するため、熱風のコス
トが上昇する。被乾燥物の直接熱風が作用する部分と、
それ以外の部分とで、乾燥にムラが生じやすくなり、品
質低下の原因になる。また、熱風炉に導入した熱風を排
気する必要があり、風速を上げる(導入量を増大する)
と、排気設備も大型化する必要があり、コストが上昇し
てしまう。熱風炉からの排気は、塗装塗膜の溶剤等の成
分が含まれていることが多く、排気処理が必要であるこ
とが一般的であり、風速を上げると、排気処理設備も大
型化して、コストが上昇することになる。塗装塗膜の乾
燥以外、例えば、接着製品の乾燥を行う場合でも、排気
に接着剤の溶剤等が含まれるため、同様に、風速を上げ
ると排気処理設備が大型化する。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、(1)主として乾燥室内に複数連設された加熱板
体の遠赤外線放射体から放射された遠赤外線、および熱
風、前記加熱板体の加熱による輻射熱によって、被乾燥
物の塗装塗膜全体が短時間で効率良く目的温度に加熱す
ることで、乾燥時間を短縮できる、(2)熱風循環手段
によって、乾燥室から引き込んだ熱風をヒータで加熱し
てチャンバーへ接続循環し、さらに乾燥室内で加熱され
た熱風を熱風循環手段で循環して再度利用することによ
り、低コスト化、乾燥時間の短縮が可能になるといった
優れた効果が得られる遠赤外線乾燥機を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、被乾燥物を移動して乾燥室内を通過させる移動手段
と、前記乾燥室内の被乾燥物通過位置の両側あるいは片
側に間隔をおいて配置され、前記移動手段によって前記
乾燥室内を通過する被乾燥物に対して対面する複数の加
熱板体を、隣接する加熱板体間に開口を有して配列固定
してなり、前記加熱板体は、板状発熱媒体およびその外
面に遠赤外線放射体が積層されてなる加熱手段と、前記
乾燥室に対して画成されたチャンバーに供給された熱風
を、前記開口から被乾燥物に向けて噴射する熱風噴射手
段と、前記噴射後の熱風を前記乾燥室から引込ダクトを
介して機外の混合室に導出し、これにダンパーを介して
外気を吸引混合し、次いでヒータで加熱した後、ブロア
ーにより前記チャンバーへ循環するとともに、調整ダン
パーにより一部を機外へ排出可能になっている熱風循環
手段とを具備してなることを特徴とする遠赤外線乾燥機
を前記課題の解決手段とした。
【0006】この遠赤外線乾燥機では、移動手段によっ
て乾燥室内に被乾燥物を搬入した後、加熱板体の発熱媒
体からの放射熱、遠赤外線放射体から放射された遠赤外
線、熱風噴射手段から噴射された熱風によって、被乾燥
物を加熱乾燥する。この時、遠赤外線の利用によって、
熱と熱風とを利用した従来の乾燥に比べて乾燥効率が向
上する。遠赤外線放射体は、発熱媒体により加熱される
ことで遠赤外線を放射する。また、遠赤外線放射体は、
熱風噴射手段から乾燥室内に噴射供給された熱風によっ
ても加熱され、効率良く遠赤外線を放射する。遠赤外線
を乾燥に利用することで、被乾燥物の表面からでは無
く、全体的に加熱乾燥硬化することができる。熱風噴射
手段から乾燥室内に噴射供給された熱風は、乾燥室内で
加熱された上、熱風循環手段によって、乾燥室から引き
込まれ、ヒータで加熱され、チャンバーへ接続循環さ
れ、再度、熱風噴射手段から乾燥室内に噴射供給され、
被乾燥物の乾燥に再利用される。このため、加熱にかか
る熱量を節約することができ、加熱にコストを低減でき
る。
【0007】本発明では、前記遠赤外線放射体が、Mn
を0.3〜4.3重量%、あるいは必要に応じて、さら
に、Mgを0.05〜6.0重量%含有し、残部がAl
および不可避的不純物とからなる組成を有し、かつ粒径
0.01〜3μmのAl−Mn系金属間化合物を分散析
出しているAl合金(請求項2)、または、Siを3〜
15重量%含有し、あるいは必要に応じてさらにFeを
0.05〜2.0重量%、Mgを0.05〜2.0重量
%、Cuを0.05〜6.0重量%、Mnを0.05〜
2.0重量%、Niを0.05〜3.0重量%、Crを
0.05〜0.5重量%、Vを0.05〜0.5重量
%、Zrを0.05〜0.5重量%、Znを1.0重量
%を超え7.0重量%以下の内の1種または2種以上を
含有し、残部がAlおよび不可避的不純物からなる組成
を有するとともに、晶出または析出したSi粒子の粒径
が、0.05μm以上で分散しているAl合金からな
り、該Al合金からなる板体の表面に厚さ4μm以上の
陽極酸化皮膜を形成してなるもの(請求項3)であるこ
とがより好ましい。
【0008】これら成分からなる遠赤外線放射体は、陽
極酸化皮膜の形成により、表面に、遠赤外線放射特性に
優れたアルマイト層が形成され、被乾燥物の乾燥を一層
効率良く行うことができる。前者の成分のAl合金から
なる遠赤外線放射体では、熱処理することで、Al−M
n系金属間化合物を分散析出させる(例えば、特公平7
−116639等参照)。後者の成分のAl合金からな
る遠赤外線放射体では、合金溶湯の凝固条件、すなわ
ち、圧延用スラブの連続鋳造過程において、晶出または
析出したSi粒子の粒子サイズが決まり、熱処理によっ
て粒子形状が調整される。いずれの成分のAl合金につ
いても、陽極酸化皮膜の形成により、複雑に枝分かれし
た多孔質構造のアルマイト層が得られ、耐熱性に優れた
遠赤外線放射体が得られる。また、このAl合金からな
る板体は、加工性に優れるため、目的形状の遠赤外線放
射体が容易に得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の遠赤外線乾燥機の第
1実施形態を、図1から図7を参照して説明する。図1
は、本実施形態の遠赤外線乾燥機1を示す全体図、図2
は乾燥室2における加熱板体3の連設状態を示す平面
図、図3は図2のA−A線断面矢視図、図4は図2のB
−B線断面矢視図、図5は図4のC−C線断面矢視図、
図6は加熱板体3を示す斜視図、図7は加熱板体を示す
断面図である。図1に示すように、この遠赤外線乾燥機
1は、載置された被乾燥物4を、水平に横一方向(図1
中矢印H)に移動して乾燥室2内を通過させるコンベア
装置である移動手段6と、前記乾燥室2内にて、前記移
動手段6の上方に水平方向に複数連設された加熱板体3
と、隣接する加熱板体3間に開口され、チャンバー7に
供給された熱風8を下方の移動手段6に向けて噴射する
熱風噴射手段9(熱風噴射口)と、前記乾燥室2内の熱
風8を前記移動手段6の下方から引き込んで、前記チャ
ンバー7へ接続循環し、かつ、前記熱風8を、前記乾燥
室2から前記熱風噴射手段9に到達するまでの間にヒー
タ10(ダクトヒータ)により加熱する熱風循環手段1
1とを具備している。
【0010】乾燥室2は、移動手段6に沿った細長に形
成されており、駆動された移動手段6によって搬入され
た被乾燥物4を多数収容できるようになっている。ま
た、乾燥室2は、移動手段6による被乾燥物4の出入口
(図示せず。水平方向両側に設けられる)、熱風噴射手
段9、熱風循環手段11による熱風8の引込ダクト11
a以外は、全体として気密であり、熱風噴射手段9から
噴射された熱風8は引込ダクト11aから熱風循環手段
11に引き込まれる気流を形成する。移動手段6として
は、チェーン等の無端条体を回転駆動するタイプのコン
ベア、多数のローラを回転駆動するローラコンベア、レ
ールやワイヤー等の軌条から吊支され移動するトロリー
コンベア、ワイヤーやバー等を利用して被乾燥物4を搬
送するリフト&キャリーコンベア等、各種構成が採用可
能である。また、前記無端条体を利用したコンベアとし
ては、無端条体に取り付けたバーによって被乾燥物4を
搬送するバー式、被乾燥物4を立てるリフト式、ベルト
上に載せて搬送するベルト式等が存在し、いずれも採用
可能である。ベルト式のコンベアにて適用されるベルト
としては、熱風8の通気性の確保の上から、メッシュベ
ルトを採用することが好ましく、このメッシュベルトの
素材としては、乾燥室2内の高温に耐え得る、例えば、
テフロン、ステンレス、ゴムシート、テフロンシート等
が採用される。また、いずれのタイプのコンベアにおい
ても、被乾燥物4を安定搬送するための支持手段として
は、係止、把持、懸垂等の各種方式のものが採用可能で
ある。また、メッシュ状の無端条体を利用したコンベア
では、通気性に優れるため、無端条体上の被乾燥物4の
全体に熱風8を万遍なく接触させることが可能になり、
しかも、乾燥室2の上部から下部への熱風8の流れを円
滑にでき、部分的な熱風8の滞留を無くして、乾燥室2
内の温度分布等を均等にすることができる。
【0011】図2、図3、図4に示すように、加熱板体
3は、乾燥室2の天井部にて、前記移動手段6による被
乾燥物4の搬送方向に沿った方向、および、これに垂直
の方向に縦横に連設されている。熱風噴射手段9は、移
動手段6による被乾燥物4の搬送方向に隣接する加熱板
体3間の隙間に開口されたスリット状であり、移動手段
6による被乾燥物4の搬送方向に対して垂直の方向に延
在している。図3および図5に示すように、前記熱風噴
射手段9は、具体的には、移動手段6による被乾燥物4
の搬送方向に隣接する各加熱板体3の上方を覆う遮蔽板
9aを、それぞれ加熱板体3間の隙間まで傾斜させて延
在させ、テーパ状に形成されている。遮蔽板9aは、乾
燥室2と、その上方のチャンバー7との間の隔壁となっ
ている。
【0012】図6に示すように、加熱板体3は、長方形
パネル状である。この加熱板体3の上面側には、乾燥室
2の天井部から吊支するための支持フレーム3aと、電
源コンセント3bとが設けられている。なお、この加熱
板体3を吊支する構成としては、前記支持フレーム3a
に限定されず、例えば、加熱板体3の支持向きを調整可
能な構成であることがより好ましい。
【0013】図7において、加熱板体3は、移動手段6
に臨む下面3c側から順に、遠赤外線放射体31、マイ
カ等からなる絶縁層32、発熱マイカ等からなる発熱媒
体33、マイカ等からなる絶縁層34、マイカ等からな
る断熱層35、ステンレス等からなる上面板36を積層
した構成になっている。加熱板体下面3cは、移動手段
6によって乾燥室2内を移動される被乾燥物4に対面す
るようになっている。
【0014】遠赤外線放射体31は、陽極酸化皮膜付き
のAl合金板であり、請求項2記載のように、Mnを
0.3〜4.3重量%、あるいは必要に応じて、さら
に、Mgを0.05〜6.0重量%含有し、残部がAl
および不可避的不純物とからなる組成を有し、かつ粒径
0.01〜3μmのAl−Mn系金属間化合物を分散析
出しているAl合金、または、Siを3〜15重量%含
有し、あるいは必要に応じてさらにFeを0.05〜
2.0重量%、Mgを0.05〜2.0重量%、Cuを
0.05〜6.0重量%、Mnを0.05〜2.0重量
%、Niを0.05〜3.0重量%、Crを0.05〜
0.5重量%、Vを0.05〜0.5重量%、Zrを
0.05〜0.5重量%、Znを1.0重量%を超え
7.0重量%以下の内の1種または2種以上を含有し、
残部がAlおよび不可避的不純物からなる組成を有する
とともに、晶出または析出したSi粒子の粒径が、0.
05μm以上で分散しているAl合金からなり、該Al
合金からなる板体の表面に厚さ4μm以上の陽極酸化皮
膜を形成してなるものである。そして、この遠赤外線放
射体31は、端部に立ち上げ部31aを有し、上面板3
6との間に積層されている、絶縁層32、発熱媒体3
3、絶縁層34、断熱層35をその外側から覆うように
なっている。
【0015】発熱媒体33は、通電により発熱し、遠赤
外線放射体31を加熱する。加熱された遠赤外線放射体
31からは遠赤外線が放射され、この遠赤外線は、移動
手段6上の被乾燥物4に照射され、被乾燥物4中に吸収
され、遠赤外線放射効果を発現する。すなわち、遠赤外
線が保有していた電磁波エネルギーが形を変えて、その
物体(被乾燥物4)を構成する分子の振動を活発化させ
る。その結果、物体内部の温度が上昇する。遠赤外線を
樹脂塗料等の分子に放射する時は、放射エネルギーと分
子の振動数とが一致し、一種の共鳴状態となり、振動は
一層活発になることが知られている。遠赤外線放射体3
1は、中央部の下方への突出量が大きくなるように湾曲
成形され、各加熱板体3の遠赤外線放射体31から放射
された遠赤外線が移動手段6上面全体に、万遍なく放射
されるようになっている。遠赤外線放射体31は、前述
のいずれの成分構成からなるものも加工性が良好であ
り、各種形状に容易に成形することができる。しかも、
これら成分構成の遠赤外線放射体31は、遠赤外線放射
性能に優れるため、発熱媒体33により加熱されると、
大量の遠赤外線を放射して、被乾燥物4を効率良く加熱
することができる。なお、前述のいずれの成分構成から
なる遠赤外線放射体31も、表面に形成した陽極酸化皮
膜(アルマイト皮膜)は、耐熱性等に優れ、高温環境下
で使用しても高い安定性を有することが知られている。
このため、発熱媒体33によって加熱されたり、熱風8
に曝されたりしても、劣化しにくく、長期にわたって安
定に使用できる。
【0016】発熱媒体としては、発熱マイカ以外の各種
構成が採用可能であり、通電により発熱するものとして
は、例えば、発熱抵抗材料の粉体を層状にしたもの等も
採用可能である。また、発熱媒体としては、通電以外に
よって発熱するものも採用可能であり、例えば、超音波
の照射により発熱するもの等、各種構成の採用が可能で
ある。
【0017】マイカからなる絶縁層32、34、断熱層
35は、耐熱性に優れるため、長期の使用によっても劣
化しにくく、高い耐久性が得られる。ステンレスからな
る上面板36は、高温環境下でも腐食しにくいため、耐
久性が向上する。支持フレーム3aもステンレス等の、
耐腐食性に優れた素材を採用することが好ましい。絶縁
層32、34、断熱層35としては、マイカに限定され
ること無く、高温環境下で長期の使用に耐えるものであ
れば、各種構成が採用可能である。
【0018】図1に示すように、熱風循環手段11は、
引込ダクト11aから引き込んだ熱風8を収容し、か
つ、ダンパー12を介して機外から導入した大気と混合
する混合室13と、該混合室13内の熱風8を熱風循環
ブロアー14によって送り出し、チャンバー7へ循環接
続する循環用ダクト15とを備えている。チャンバー7
へ供給された熱風8は、熱風噴射手段9から、再び、乾
燥室2内に噴射供給される。循環用ダクト15は、熱風
8をチャンバー7に供給する供給口16の近傍に、調整
ダンパー17によって開閉される排気口18を備え、必
要に応じて排気口18を開放することで、一部の熱風8
を排気することができる。また、循環用ダクト15を通
る熱風8は、途中のヒータ10によって加熱されるた
め、チャンバー7に循環され、熱風噴射手段9から乾燥
室2内に噴射された時には、循環前に乾燥室2内に在っ
た時よりも高温になっている。
【0019】この遠赤外線乾燥機1では、移動手段6を
駆動して、被乾燥物4を乾燥室2内に搬入した後、加熱
板体3、熱風循環手段11等を作動させて、被乾燥物4
を加熱乾燥させる。乾燥室2内の被乾燥物4は、熱風8
や発熱媒体33により加熱された遠赤外線放射体31か
ら放射された遠赤外線および加熱による輻射熱、熱風噴
射手段9から吹き付けられる熱風8とによって加熱乾燥
される。遠赤外線は、被乾燥物4を表面のみならず、全
体的に加熱できるので、これにより、被乾燥物4は全体
が均等に加熱乾燥され、乾燥が遅れた場所が部分的に残
るといった不都合を防止でき、結果的に乾燥時間を短縮
できる。しかも、移動手段6上での被乾燥物4の設置ピ
ッチを短くしても、遠赤外線の作用により、全ての被乾
燥物4をほぼ均等に加熱できるので、乾燥室2内に多数
の被乾燥物4を高密度に搬入しても、同時に効率良く乾
燥することができ、乾燥効率の向上、炉長の短縮が可能
である。
【0020】熱風噴射手段9から乾燥室2内に噴射され
た熱風8は、熱風循環手段11によって、繰り返し循環
され、循環の度に、加熱された被乾燥物4、ヒータ10
によって加熱されるため、効率良く昇温され、加熱にか
かるコストも大幅に削減できる。電気製品に使用される
プリント基板等の被乾燥物4の乾燥では、100〜20
0℃前後の熱風8を吹き付けることが好ましく、この遠
赤外線乾燥機1では、起動してから短時間で目的温度の
熱風8を吹き付けることが可能であり、この熱風8が乾
燥室2内を絶え間なく通過することで、乾燥室2内全体
および被乾燥物4も短時間で、100〜200℃に昇温
できる。このため、被乾燥物4の乾燥時間を短縮でき
る。
【0021】この遠赤外線乾燥機1の試作機について検
証した結果、被乾燥物4に吹き付ける熱風8の交換エネ
ルギー(交換される熱エネルギー)は、風速の2.5乗
に依存している。例えば、風速が2倍になれば、交換エ
ネルギーは5.66倍、風速が3倍になると交換エネル
ギーは15倍になり、高い交換効率が得られる。このた
め、例えば、熱風8の風速を僅かに上げるだけで、交換
エネルギーを大幅に向上でき、被乾燥物4を短時間で効
率良く乾燥することができる。また、遠赤外線放射面で
ある加熱板体下面3cの温度をT1、被乾燥物4の表面
温度をT2とすると、交換エネルギーは、T1 4−T2 4
であり、加熱板体下面3cの温度T1と被乾燥物4の表
面温度をT2との間の温度差の4乗に比例する。遠赤外
線を利用しない単純な熱風炉では、交換エネルギーは、
熱風と被乾燥物との間の温度差に単純比例することと比
較すると、遠赤外線を利用する場合は、交換エネルギー
が大幅に増大する。このため、熱風8の温度を上昇した
り、風速を上げたりしなくても、被乾燥物4は迅速に熱
交換され、短時間で、昇温乾燥される。また、目的温度
に加熱された熱風8を大量に供給する必要が無いので、
加熱のためのコストも大幅に低減できる。
【0022】また、この遠赤外線乾燥機1によれば、熱
風噴射手段9から吹き出す熱風8を、移動手段6上の領
域を仕切るエアカーテンとして機能させることも可能で
ある。この時、移動手段6上の被乾燥物4は、主とし
て、加熱板体3の遠赤外線放射体31から放射された遠
赤外線、および一部輻射熱によって加熱されることにな
る。また、図2に示すように、エアーカーテン間に画成
された各領域Eは、移動手段6による被乾燥物4の搬送
方向(図2中矢印H)に沿って連設されているので、発
熱媒体33の発熱量を変えることで、各領域Eの温度を
個別に設定することも可能である。この時、移動手段6
によって被乾燥物4を目的の領域Eに搬入すれば、適し
た条件によって乾燥することも可能である。
【0023】乾燥室2内の温度は、引込ダクト11aの
引込口近傍に設けた温度センサ11bにより平均温度が
計測される。また、引込ダクト11aでは、濃度検出セ
ンサ11cにより、熱風8に含まれる有機溶剤等の特定
物質濃度を検出する。塗装製品や封止製品の乾燥では、
塗料や接着剤に含まれる溶剤等の物質が、乾燥に伴って
熱風8内に混入するが、これら混入物質の中には爆発性
を有するものも有り、混入した物質濃度や温度が爆発し
やすい一定値を超えないようにする必要がある。そこ
で、前記濃度検出センサ11cにより検出した混入物質
濃度が、予め設定した値を超えたり、温度検出センサ1
1bによる検出温度が予め設定した値を超えたならば、
速やかにダンパー12を開放して、機外の大気を混合室
13に導入して、熱風8と混合し、濃度や温度を低下さ
せる。これにより、被乾燥物4の乾燥によって、爆発性
を有する物質が熱風8に混合されるような場合であって
も、安全に乾燥させることができる。
【0024】乾燥室2では、排気された熱風8が途中で
滞留すること無く引込ダクト11aへ流れ込むので、濃
度検出センサ11cによる熱風8内の混入物質濃度の検
出や、温度検出センサ11bによる熱風温度の検出を確
実に行うことができる。これにより、この遠赤外線乾燥
機1によれば、高い安全性も確保することができ、塗装
製品の塗料の種類や、接着製品の接着剤の種類等を問わ
ず、被乾燥物4の種類に依らず、幅広く適用できる。加
熱板体3、ヒータ10、熱風循環ブロアー14、ダンパ
ー12、17等は、いずれも防爆構造を採用し、電動モ
ータ等の電気駆動部から通電時の火花が外部に漏れない
ようにすることは言うまでも無い。
【0025】図8は、本発明の第2実施形態を示す。本
実施形態の遠赤外線乾燥機は、第1実施形態記載の遠赤
外線乾燥機1における乾燥室2の内部構成を変更した乾
燥室2aを備えるものであり、図8(a)は乾燥室2a
内を示す平面図、(b)は図8(a)のE−E線断面矢
視図である。図8(a)において、乾燥室2aの中央部
には、被乾燥物4を移動して通過させる移動手段6aを
備え、この移動手段6aの両側に、それぞれ加熱板体
3、チャンバー7、熱風噴射手段9、遮蔽板9aを配置
して、対向させている。図8(b)に示すように、移動
手段6aは、トロリーコンベアであり、水平に架設され
たレール6bを走行体6cが走行することで、前記走行
体6cから下方に吊支された把持金具6d下端に把持固
定して吊下した被乾燥物4を搬送するようになってい
る。そして、被乾燥物4は、移動手段6aによって移動
されつつ、両側の加熱板体3からの主として遠赤外線お
よび一部輻射熱、熱風噴射手段9から吹き付けられる熱
風8によって、両面から効率良く加熱乾燥される。ま
た、本実施形態においても、乾燥室2aに噴射された熱
風8を、図示しない熱風循環手段によりチャンバーに接
続循環して、循環利用することで、加熱コストを低減さ
せることは、前述の第1実施形態と同様である。したが
って、この遠赤外線乾燥機によれば、被乾燥物4を両面
から同時に加熱乾燥できるので、乾燥時間を一層短縮で
き、炉長の短縮も可能になる。また、乾燥時の被乾燥物
4への入熱、温度変化が、両面でほぼ同様になるので、
温度差による変形の発生等を抑えることができ、熱処理
製品の品質を向上できるといった利点もある。
【0026】なお、本発明の遠赤外線乾燥機は、前記実
施形態に限定されず、各種構成が採用可能である。例え
ば、加熱板体や熱風噴射手段の形状等は、前記実施形態
に限定されず、各種構成が採用可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の遠赤外線
乾燥機によれば、加熱板体表面から放射される主として
遠赤外線および一部輻射熱と、乾燥室内に噴射される熱
風とによって、被乾燥物を加熱乾燥するので、特に遠赤
外線の作用によって、被乾燥物の加熱効率を向上でき、
乾燥時間を短縮できる。しかも、遠赤外線による被乾燥
物の加熱は、被乾燥物の表面のみならず、その全体をほ
ぼ均等に効率良く加熱するので、乾燥室の内外に被乾燥
物を搬送する移動手段上での被乾燥物の配置ピッチを小
さくすること等が可能になり、乾燥室の小型化、炉長の
短縮が可能になる。また、乾燥室内へ供給した熱風を循
環利用することで、加熱にかかるコストを低コスト化で
きるといった優れた効果を奏する。
【0028】請求項2、3記載の遠赤外線乾燥機によれ
ば、遠赤外線放射体が、特に、遠赤外線の放射性能に優
れた素材からなるため、乾燥時間の一層の短縮、乾燥コ
ストの一層の低コスト化が可能である。また、表面の陽
極酸化皮膜により、耐熱性等に優れ、高い安定性が得ら
れるので、高温環境下でも劣化しにくく、長期にわたっ
て安定に使用できるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の遠赤外線乾燥機を示
す全体構成図である。
【図2】 図1の遠赤外線乾燥機の乾燥室に配置される
加熱板体および熱風噴出口を示す平面図である。
【図3】 図2のA−A線断面矢視図である。
【図4】 図2のC−C線断面矢視図である。
【図5】 図4のD−D線断面矢視図である。
【図6】 図2の加熱板体を示す斜視図である。
【図7】 図2の加熱板体を示す断面図である。
【図8】 本発明の第2実施形態の遠赤外線乾燥機を示
す図であって、(a)は乾燥室を示す平面図、(b)は
(a)のE−E線断面矢視図である。
【符号の説明】
1…遠赤外線乾燥機、2、2a…乾燥室、3…加熱板
体、4…被乾燥物、6、…移動手段(コンベア装置)、
6a…移動手段(トロリーコンベア)、7…チャンバ
ー、8…熱風、9…熱風噴射手段(熱風噴射口)、10
…ヒータ(ダクトヒータ)、11…熱風循環手段、11
a…引込ダクト、12…ダンパー、13…混合室、14
…ブロアー(熱風循環ブロアー)、17…調整ダンパ
ー、31…遠赤外線放射体、33…発熱媒体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F26B 23/04 F26B 23/04 B // C25D 11/04 C25D 11/04 E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被乾燥物を移動して乾燥室内を通過させ
    る移動手段と、前記乾燥室内の被乾燥物通過位置の両側
    あるいは片側に間隔をおいて配置され、前記移動手段に
    よって前記乾燥室内を通過する被乾燥物に対して対面す
    る複数の加熱板体を、隣接する加熱板体間に開口を有し
    て配列固定してなり、前記加熱板体は、板状発熱媒体お
    よびその外面に遠赤外線放射体が積層されてなる加熱手
    段と、前記乾燥室に対して画成されたチャンバーに供給
    された熱風を、前記開口から被乾燥物に向けて噴射する
    熱風噴射手段と、前記噴射後の熱風を前記乾燥室から引
    込ダクトを介して機外の混合室に導出し、これにダンパ
    ーを介して外気を吸引混合し、次いでヒータで加熱した
    後、ブロアーにより前記チャンバーへ循環するととも
    に、調整ダンパーにより一部を機外へ排出可能になって
    いる熱風循環手段とを具備してなることを特徴とする遠
    赤外線乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記遠赤外線放射体が、Mnを0.3〜
    4.3重量%、あるいは必要に応じて、さらに、Mgを
    0.05〜6.0重量%含有し、残部がAlおよび不可
    避的不純物とからなる組成を有し、かつ粒径0.01〜
    3μmのAl−Mn系金属間化合物を分散析出している
    Al合金からなり、該Al合金からなる板体の表面に厚
    さ4μm以上の陽極酸化皮膜を形成してなるものである
    ことを特徴とする請求項1記載の遠赤外線乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記遠赤外線放射体が、Siを3〜15
    重量%含有し、あるいは必要に応じてさらにFeを0.
    05〜2.0重量%、Mgを0.05〜2.0重量%、
    Cuを0.05〜6.0重量%、Mnを0.05〜2.
    0重量%、Niを0.05〜3.0重量%、Crを0.
    05〜0.5重量%、Vを0.05〜0.5重量%、Z
    rを0.05〜0.5重量%、Znを1.0重量%を超
    え7.0重量%以下の内の1種または2種以上を含有
    し、残部がAlおよび不可避的不純物からなる組成を有
    するとともに、晶出または析出したSi粒子の粒径が、
    0.05μm以上で分散しているAl合金からなり、該
    Al合金からなる板体の表面に厚さ4μm以上の陽極酸
    化皮膜を形成してなるものであることを特徴とする請求
    項1記載の遠赤外線乾燥機。
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