JPH11325247A - ダストブーツ装着構造 - Google Patents

ダストブーツ装着構造

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JPH11325247A
JPH11325247A JP13054998A JP13054998A JPH11325247A JP H11325247 A JPH11325247 A JP H11325247A JP 13054998 A JP13054998 A JP 13054998A JP 13054998 A JP13054998 A JP 13054998A JP H11325247 A JPH11325247 A JP H11325247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boot
dust boot
movable mechanism
dust
mounting structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP13054998A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Yoshino
琢也 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種機械設備の可動機構部をダストブーツで
嵌合被覆して異物侵入から保護する装着構造であって、
所要の仕上げ精度によるシール面での組付作業性が高め
られ、しかも所要のシール性を確保でき、総体的にコス
ト低減が可能なダストブーツ装着構造を提供する。 【解決手段】 蛇腹筒状のダストブーツ10の一端側結
合端14をこの内周面で可動機構部20のブーツ装着端
21に設けたシール段部22の外周面に嵌合させ、所要
のシール性を確保する。シール段部22に連続した位置
のブーツ装着端21の先端には、ダストブーツ結合端1
4に後続する谷部13が係合して位置決めされる環状凹
溝23を設けている。ブーツ谷部13は外側溝壁24を
乗り越えて環状凹溝23に落とし込まれて位置決めさ
れ、ブーツ側結合端14とシール段部22との位置ずれ
を自動的に修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種機械設備の回
転部、可動部、摺動部および揺動部等の可動機構部を、
泥、雨水、塵埃および異物等の侵入に対してシール性を
確保して保護するためのダストブーツ装着構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、ダストブーツ装着構造の従来例
を示す断面図である。この装着構造は、伸縮自在な蛇腹
筒形状のダストブーツ1を有し、このダストブーツ1の
一端側を各種機械設備の可動機構部3におけるブーツ装
着端に嵌合して被覆保護している。すなわち、一方側の
ダストブーツ1の結合端側には、その内周一円に環状凸
条によるシール突起条2が設けられている。また、他方
側の可動機構部ブーツ装着端では、その外周一円に環状
凹溝によるシール溝4が設けられ、このシール溝4にブ
ーツ側のシール突起条2を嵌合させている。
【0003】シール溝4の溝面は、ダストブーツ1側の
シール突起条2との嵌合面間における所要のシール性を
確保するために、JIS規格の表面粗さ区分でいう仕上
げ記号▽▽程度の仕上げ精度で機械加工されている。
【0004】ところで、図2に示す従来例のダストブー
ツ装着構造の場合、可動機構部3におけるブーツ装着端
にブーツ位置決め機能とシール性を両立させるシール溝
4を設けているため、高精度仕上げ加工を要し、製造コ
ストが高騰する一因となっている。しかも、そうした環
状凹溝によるシール溝4を機械加工して設けるには、そ
れ相当の大型で高価な加工機械設備を必要とし、総体的
にコスト高を招く原因ともなっている。
【0005】一方、そうした原因によるコスト低減を実
現するに、可動機構部側に高精度加工のシール溝4を設
けない構造が考えられる。その場合でも、ダストブーツ
1が嵌合する部位の周面には、所要のシール性を確保す
るための高精度加工が必要である。しかるに、シール溝
4を撤廃して、可動機構部側のブーツ装着端の周面と面
一に嵌合シール面を設けた場合、その面一の嵌合シール
面にダストブーツ1側のシール突起条2を迅速かつ的確
に位置決めすることが困難となる。また、かかる位置決
めは作業手間と熟練を要し、結果的にコスト高騰を招く
ことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各種
機械設備の可動機構部をダストブーツで嵌合被覆して異
物侵入から保護する装着構造に係り、所要の仕上げ精度
によるシール面での組付作業性が高められ、しかも所要
のシール性を確保でき、総体的にコスト低減が可能なダ
ストブーツ装着構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のダストブーツ装
着構造は、山部と谷部が連続して連なり伸縮自在な蛇腹
筒状に成形されたダストブーツの一端部を、往復動、回
動、揺動を含むいずれかの運動を行う可動機構部の一端
部に嵌合結合して被覆することにより、その被覆部分の
シール性を確保して異物侵入から保護するための構造に
係り、可動機構部のブーツ装着端の外周面に、ダストブ
ーツの結合端が嵌合する環状のシール段部を設けると共
に、このシール段部に連続した位置の可動機構部のブー
ツ装着端の先端に、ダストブーツの結合端に後続する谷
部が係合して位置決めされる環状凹溝を設けている。
【0008】この場合、可動機構部のシール段部の外径
がダストブーツの結合端の内径dよりも大きく締
めしろ嵌合され、可動機構部のブーツ位置決め用環状凹
溝の外側溝壁の外径Dはダストブーツの位置決め用谷
部の谷径よりも大きく、このような谷部は外側溝壁を乗
り越えて環状凹溝に係合可能とすることができる。ま
た、ブーツ装着時に、ダストブーツの結合端に生じた可
動機構部のシール段部に対する嵌合位置ずれを、谷部の
環状凹溝への落し込み係合によって修正可能とすること
もできる。
【0009】かかる構成により、本発明のダストブーツ
装着構造は、ダストブーツの装着にあたって、可動機構
部側に所要の加工精度▽▽をもって加工する部分はシー
ル段部の外周面であって、従来のように環状凹溝そのも
のを高精度にシール面加工する必要がないから、加工が
容易となる。また、シール段部外周面でのブーツ位置決
めによる組付作業性において、ブーツ本体の蛇腹形状の
谷部を利用して可動機構部側に設けたブーツ位置決め用
環状凹溝に落し込むことで自動的に修正でき、装着作業
が迅速かつ的確に行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明によるダストブーツ装着構
造の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0011】図1の(a)、(b)に示すように、ダス
トブーツ10はそのブーツ本体11が樹脂またはゴム成
形によって山部12と谷部13が交互に連続する伸縮自
在な蛇腹筒形状となっている。ブーツ本体11の一端側
は谷部13に連なる内径dを有する結合端14として
成形されている。結合端14の内径dは谷部13の谷
径dよりも大きく、d>dに形成されている。
【0012】ブーツ本体11は、その結合端14を可動
機構部20のブーツ装着端21の外周面に嵌合して結合
され、そこの部分を被覆することでシール性を確保し、
異物侵入から保護する。
【0013】可動機構部20のブーツ装着端21におい
ては、その外周径よりも一段大きい外径Dに段付成形
された環状のシール段部22が設けられている。このシ
ール段部22の外周面は、JIS規格の表面粗さ区分で
いう仕上げ記号▽▽程度の仕上げ精度でもって機械加工
されている。
【0014】また、シール段部22の前方の連続した先
端位置に、さほどの高精度加工を必要としないブーツ位
置決め用の環状凹溝23が設けられている。この環状凹
溝23の外側溝壁24は、上記シール段部22の外径D
よりも小さく外径Dに加工され、D>Dであ
る。
【0015】ここで、ダストブーツ10と可動機構部2
0による各部の嵌合関係は次の如くである。ブーツ本体
11の結合端14をこの内径dの内周面で可動機構部
20側の外径Dのシール段部22に嵌合させるため
に、D<d<Dの締めしろ嵌合となるよう設定さ
れている。また、ブーツ本体11の位置決め用谷部13
を可動機構部20側のラフ(粗)加工されたブーツ位置
決め用の環状凹溝23に落とし込み嵌合させる。そのた
め、谷部13の谷径dと溝壁24の外径Dとの関係
は、d<Dである。すなわち、ブーツ本体11側の
谷部13が溝壁24を乗り越えて環状凹溝23に落とし
込まれることで、ブーツ装着時、ダストブーツ10の可
動機構部20に対する位置決めが自動的に行われる。
【0016】以上の構成により、ダストブーツ10の可
動機構部20への装着は次のように行われる。ブーツ本
体11の結合端14を可動機構部20のブーツ装着端2
1に外周から組み込む。その際、まずブーツ本体11の
結合端14がブーツ装着端21のシール段部22の外周
面に嵌合する。それに続いて、ブーツ本体11の位置決
め用谷部13がブーツ装着端21のブーツ位置決め用の
環状凹溝23にその溝壁24を乗り越えて落とし込まれ
る。
【0017】組み込み当初、ブーツ本体11の結合端1
4とブーツ装着端21のシール段部22との間で多少の
位置ずれが生じることがある。そうした場合でも、続く
ブーツ本体11側の位置決め用谷部13が環状凹溝23
にその溝壁24を乗り越えて落し込まれた段階で、結合
端14の位置ずれが自動修正され、シール段部22の外
周面に適正に嵌合する。それにより、ダストブーツ10
と可動機構部20との間の所要のシール性が確保され
る。
【0018】この間、位置決めを伴う組み込み作業はほ
ぼワンタッチで行われ、しかも可動機構部20のブーツ
装着端21における被覆保護により、塵埃、泥、雨水等
を含む各種の異物侵入を防止することができる。
【0019】このようなダストブーツ装着構造につい
て、エアー圧0.3Kgf/cm、水温20℃の条件下で、相
手材に組み付けしたブーツを水没させ、エアー洩れの有
無を確認したところ、エアー洩れはみられなかった。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るダストブーツ装着構造は、
ダストブーツを装着する相手の可動機構部に、ダストブ
ーツとの嵌合により所要のシール性を確保するシール段
部と、ダストブーツの装着時の位置決めを行うラフ加工
による環状凹溝を別々に加工することで、従来両機能を
両立すべく高精度加工のシール溝を設ける場合と比較し
て格段に加工が容易となる。しかも、▽▽加工を要せ
ず、単なる位置決め用の環状凹溝に蛇腹ブーツ本体の谷
部を利用して落とし込むことで、可動機構部に対するダ
ストブーツの組付作業をほぼワンタッチでしかも正確に
位置決めできる利点があり、仕上げ精度や組立作業の軽
減化によって総体的にコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)は、本発明に係るダストブーツ装着
構造の実施の形態において、ブーツ装着部材側にダスト
ブーツを嵌合して組み付ける前の状態を示す側面断面図
であり、同図(b)は組付後の状態を示す側面断面図で
ある。
【図2】ダストブーツ装着構造の従来例を示す側面断面
図である。
【符号の説明】
10 ダストブーツ 11 ブーツ本体 12 山部 13 谷部 20 可動機構部 21 ブーツ装着端 22 シール段部 23 ブーツ位置決め用の環状凹溝 24 外側溝壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山部と谷部が連続して連なり伸縮自在な
    蛇腹筒状に成形されたダストブーツの一端部を、可動機
    構部の一端部に嵌合結合して被覆することにより、その
    被覆部分のシール性を確保して異物侵入から保護するた
    めのダストブーツ装着構造において、 可動機構部のブーツ装着端の外周面に、ダストブーツの
    結合端が嵌合する環状のシール段部を設けると共に、こ
    のシール段部に連続した位置の可動機構部のブーツ装着
    端の先端に、ダストブーツの結合端に後続する谷部が係
    合して位置決めされる環状凹溝を設けたことを特徴とす
    るダストブーツ装着構造。
  2. 【請求項2】 可動機構部のシール段部の外径Dがダ
    ストブーツの結合端の内径dよりも大きく締めしろ嵌
    合され、可動機構部のブーツ位置決め用環状凹溝の外側
    溝壁の外径Dはダストブーツの位置決め用谷部の谷径
    よりも大きく、このような谷部が外側溝壁を乗り越
    えて環状凹溝に係合可能となっている請求項1記載のダ
    ストブーツ装着構造。
  3. 【請求項3】 ブーツ装着時に、ダストブーツの結合端
    に生じた可動機構部のシール段部に対する嵌合位置ずれ
    を、谷部の環状凹溝への落し込み係合によって修正可能
    としている請求項1または2記載のダストブーツ装着構
    造。
JP13054998A 1998-05-13 1998-05-13 ダストブーツ装着構造 Pending JPH11325247A (ja)

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JP13054998A JPH11325247A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 ダストブーツ装着構造

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JPH11325247A true JPH11325247A (ja) 1999-11-26

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JP (1) JPH11325247A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247661A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Toyoda Gosei Co Ltd ブーツ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247661A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Toyoda Gosei Co Ltd ブーツ

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