JPH11324474A - 扉閉鎖装置 - Google Patents

扉閉鎖装置

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JPH11324474A
JPH11324474A JP13906498A JP13906498A JPH11324474A JP H11324474 A JPH11324474 A JP H11324474A JP 13906498 A JP13906498 A JP 13906498A JP 13906498 A JP13906498 A JP 13906498A JP H11324474 A JPH11324474 A JP H11324474A
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door
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環状平面に形成した凹凸噛合い部を噛合わせ
てストップカム部材の傾斜角度を設定するのは熟練を要
するし、凹凸噛合い部が擦れ合うと、凹凸が均一化して
ナット部材を締付けても凹凸噛合い部同士が確実に噛み
合わなくなる。 【解決手段】 リング部材の内周面に沿って第二支軸5
7の軸芯方向に刻設された外側歯部を有し、この外側歯
部に対し第二支軸57の軸芯方向に沿って嵌脱可能な内
側歯部をスリーブ6に形成したことにより、扉の開き角
度を設定、すなわちストップカム部材66の傾斜角度を
設定する際に、外側歯部と内側歯部とを確実かつ容易に
噛み合わせて、扉の開き角度を設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉閉鎖装置、特に
扉の開き角度を設定するための開き角度設定手段を備え
た扉閉鎖装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、扉を開いた状態から自動的に閉
鎖する装置としてドアクローザが知られている。そし
て、このドアクローザの扉への取付け方の一例として、
扉が開く反対側に取付ける所謂パラレル取付けがある。
図4は、このパラレル取付けの平面図を示す。
【0003】図において、50は、支軸51a回りに開
閉自在な扉51に取付けられるクローザ本体であり、こ
のクローザ本体50は、一端が回動軸52回りに回動自
在に支持された第一アーム部材53を備えている。そし
て、この第一アーム部材53には、扉51の開き角度θ
1を設定するための開き角度設定装置54が設けられて
いる。
【0004】従来、この開き角度設定装置54は、前記
第一アーム部材53の他端に一端が第一支軸55を介し
て取付けられた第二アーム部材56と、この第二アーム
部材56の他端側にボルト状の第二支軸(後述の取付け
部材60に貫通されている)57を介して連結されると
ともに壁W側にねじ59止めによって取付けられる取付
け部材(ステーともいう)60と、第二アーム部材56
の他端側と取付け部材60との連結部に設けられられた
制限手段61とから構成されている。
【0005】この制限手段61は、図8および図9に示
すように、前記取付け部材60に一体的に突出形成され
た突出部62を有し、この突出部62の底面は環状平面
に形成され、この環状平面には前記第二支軸57を中心
に放射状に凹凸噛合い部63が形成されている。また、
制限手段61は、突出部62の下方で第二支軸57が挿
通されたストップカム部材66を有し、このストップカ
ム部材66の上面は環状平面に形成され、この環状平面
には、前記凹凸噛合い部63に嵌合する相対形状の凹凸
噛合い部65が形成されている。また、ストップカム部
材66の側方に突出した突出部には、ストップ溝67が
形成され、第二アーム部材56の他端側にはストップ溝
67に嵌合する球体68が保持され、第二アーム部材5
6には、球体68を他端側に付勢するばね69が内装さ
れている。
【0006】また、前記第二支軸57に前記突出部6
2、ストップカム部材66および第二アーム部材56を
締め付けるナット部材70が螺合している。そして、こ
のナット部材70を締め付けることによって凹凸噛合い
部63,65同士が噛み合い、突出部62にストップカ
ム部材66が固定され、第二アーム部材56が第二支軸
57回りに回動自在な状態となり、扉51を開くことに
より、球体68がばね69に押圧されてストップカム部
材66の周面に当接しながら移動し、予め設定されてい
る位置で球体68がストップ溝67に嵌合する。これに
よって、扉51が予め設定された開き角度θ1で停止す
る。
【0007】すなわち、図4では扉51の開き角度θ1
は90°に設定されており、この場合、扉51の開き角
度θ1が90°となった位置で球体68がストップ溝6
7に嵌合するよう、図9に示すように、予めストップカ
ム部材66の傾斜角度θ2が設定されている。
【0008】そして、扉51の開き角度θ1の設定、す
なわちストップカム部材66の傾斜角度θ2を設定する
には、ナット部材70を緩めて、凹凸噛合い部63,6
5同士の噛み合いを外し、球体68をストップ溝67に
嵌合させた状態で、扉51(第二アーム部材56)を第
二支軸57回りに必要な位置まで回動させて傾斜角度θ
2を調節する。その後、ナット部材70を締め付けて凹
凸噛合い部63,65同士を確実に噛み合わせる。そし
て、扉51を閉じると、その閉鎖力がばね69の弾性に
打ち勝って球体68がストップ溝67から外れ、ストッ
プカム部材66の周面に当接しながら移動し、ドアクロ
ーザの動作によって扉51が閉鎖する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の開き角度設
定装置54において、凹凸噛合い部63,65は、それ
ぞれ環状平面に形成されているので、ナット部材70を
緩めてストップカム部材66の傾斜角度θ2を設定する
する際に幾度も擦れ合うと、凹凸が均一化されてしまう
ことがあり、ナット部材70を締付けても凹凸噛合い部
63,65同士が確実に噛み合わなくなる場合がある。
【0010】また、ストップカム部材66の傾斜角度θ
2を設定するために凹凸噛合い部63,65同士を噛み
合わせる際は、平面同士を合わせるようにして行うので
その作業は難しく、ストップカム部材66の傾斜角度θ
2の調節に熟練を要していた。
【0011】そこで、本発明は、上記課題を解決し得る
扉閉鎖装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
手段は、閉鎖装置本体に主軸を介して第一アーム部材の
一端部が回動自在に取付けられ、この第一アーム部材の
他端部に第一支軸を介して第二アーム部材の一端部が回
動自在に連結され、この第二アーム部材の他端部は壁側
に取付けられる取付け部材に、ねじ部を有した第二支軸
を介して回動自在に連結され、この第二支軸に、扉が所
定角度だけ開いた際にその開き角度を保持するためのス
トップカム部材が外嵌され、前記第二アーム部材に、扉
が所定角度だけ開いた際にストップカム部材の嵌合溝に
嵌合する突起がばねによって嵌合溝に嵌合する方向に付
勢され、前記ストップカム部材の第二支軸との嵌合部内
周面に沿って、環状かつ第二支軸の軸芯方向に向けて刻
設された外側歯部が設けられ、前記第二支軸に外嵌され
るとともにストップカム部材に内嵌するスリーブが設け
られ、このスリーブの外周に、前記外側歯部に第二支軸
の軸芯方向に沿って嵌脱する内側歯部が設けられ、前記
取付け部材の第二支軸への嵌合部とストップカム部材の
嵌合部との間に、外側歯部と内側歯部とが第二支軸の軸
芯方向に外れるよう付勢するためのばねが設けられ、こ
のばねの弾性力に抗して外側歯部と内側歯部とが嵌合す
る方向に前記ねじに締め付けられるナット部材が螺合さ
れている。
【0013】また、閉鎖装置本体に主軸を介して第一ア
ーム部材の一端部が回動自在に取付けられ、この第一ア
ーム部材の他端部に、ねじ部を有した第一支軸を介して
第二アーム部材の一端部が回動自在に連結され、この第
二アーム部材の他端部は壁側に第二支軸を介して回動自
在に取付けられ、前記第一支軸に、扉が所定角度だけ開
いた際にその開き角度を保持するためのストップカム部
材が外嵌され、前記第二アーム部材に、扉が所定角度だ
け開いた際にストップカム部材の嵌合溝に嵌合する突起
がばねによって嵌合溝に嵌合する方向に付勢され、前記
ストップカム部材の第一支軸との嵌合部内周面に沿っ
て、環状かつ第一支軸の軸芯方向に向けて刻設された外
側歯部が設けられ、前記第一支軸に外嵌されるとともに
ストップカム部材に内嵌するスリーブが設けられ、この
スリーブの外周に、前記外側歯部に第一支軸の軸芯方向
に沿って嵌脱する内側歯部が設けられ、前記第一アーム
部材の第一支軸への嵌合部とストップカム部材の嵌合部
との間に、外側歯部と内側歯部とが第一支軸の軸芯方向
に外れるよう付勢するためのばねが設けられ、このばね
の弾性力に抗して外側歯部と内側歯部とが嵌合する方向
に前記ねじに締め付けられるナット部材が螺合されてい
る。
【0014】上記各構成において、ナット部材を緩める
とばねの弾性力によって外側歯部と内側歯部とが軸芯方
向に外れ、突起をストップカム部材の嵌合溝に嵌合させ
た状態で扉を設定しようとする角度まで開き、ナット部
材を締付けると、外側歯部と内側歯部とが軸芯方向に沿
って容易に嵌合し、扉の開き角度を設定することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。まず、図1〜図4に基づいて、本
発明の実施の第一形態を説明する。本発明の実施の第一
形態に係る扉閉鎖装置(以下「ドアクローザ」と称す)
1は、図4に示すように、扉51が開く反対側に取付け
るようにしたパラレル取付けに用いられ、開いた扉51
を自動的に閉鎖するためのものである。なお、図4,図
8および図9で示した従来例と同様の機能を有する構成
部品については、同一の符号を付す。
【0016】本発明の実施の第一形態に係るドアクロー
ザ1は、図1および図4に示すように、扉51に取付け
られるクローザ本体50に、鉛直方向の主軸52を介し
て第一アーム部材53の一端側が回動自在に取付けら
れ、この第一アーム部材53には、扉51の開き角度θ
1を設定するための開き角度設定装置54が設けられて
いる。
【0017】次に、この開き角度設定装置54を説明す
る。すなわち、第一アーム部材53の他端側に鉛直方向
の第一支軸55を介して第二アーム部材56の一端側が
回動自在に連結され、この第二アーム部材56の他端側
は、壁W側に取付けられる取付け部材(「ステー」とも
いう)60に、ねじ部57aを形成した鉛直方向の第二
支軸57を介して平板状の取付け部56aが回動自在に
連結されている。
【0018】図1に示すように、第二支軸57上の前記
取付け部56aとの嵌合部分は、四角柱状の第二支軸本
体Bに対して拡径された平面視円形の拡径部57bとさ
れ、第二支軸57の下端部は、さらに拡径されて座盤5
7cが形成されている。
【0019】また、同図に示すように、この第二支軸5
7に、前記扉51が所定角度だけ開いた際にその開き角
度θ1を保持するためのストップカム部材66が外嵌さ
れ、前記第二アーム部材56に、扉51が所定角度だけ
開いた際にストップカム部材66のストップ溝67に嵌
合する球体68(突起の一例)が第二アーム部材56に
内装したばね69(図8参照)によってストップ溝67
に嵌合する方向に付勢されている。
【0020】また、図2に示すように、ストップカム部
材66の下面には、間座2を嵌合するための間座溝3が
形成され、この間座2は、前記拡径部57bの上面によ
って押圧されて間座溝3内に保持されている。
【0021】同図に示すように、前記ストップカム部材
66の、第二支軸57との嵌合部における内周面に、リ
ング部材4が内嵌固定され、このリング部材4は、その
内周面に沿って(環状に)かつ第二支軸57の軸芯方向
に向けて刻設された外側歯部5を有している。
【0022】また、図3に示すように、前記第二支軸5
7に回動自在に外嵌されるとともにストップカム部材6
6に内嵌するスリーブ6が設けられ、このスリーブ6の
外周下部に、前記外側歯部5に対し第二支軸57の軸芯
方向に沿って嵌脱可能な内側歯部7が形成され、スリー
ブ6の上部は、わずかに縮径されて前記取付け部材60
の第二支軸57への嵌合部から上方に突出し、その突出
部分は取付け部材60に溶接されている。なお、このス
リーブ6の中心には前記第二支軸本体Bが挿通する角孔
6aが形成されている。
【0023】前記取付け部材60の嵌合部分とストップ
カム部材66の嵌合部分との間に、ストップカム部材6
6を下方、すなわち内側歯部7に対し外側歯部5が第二
支軸57の軸芯方向(下方)に外れるよう付勢するため
の取外し用ばね8が設けられ、この取外し用ばね8の弾
性力に抗して外側歯部5と内側歯部7とが嵌合する方向
に前記ねじ部57aに締め付けられるナット部材70
が、スリーブ6の上部に皿ばね10およびワッシャ9お
よびを介して螺合されている。
【0024】図中の15は、前記取外し用ばね8のケー
スである。上記構成において、扉51の開き角度θ1を
設定、すなわちストップカム部材66の傾斜角度(回動
可能な角度)θ2を設定する方法を説明する。
【0025】まず、ナット部材70を緩めることによ
り、取外し用ばね8の弾性力によってストップカム部材
66が第二支軸57に沿って下方に押されて外側歯部5
を内側歯部7から離脱させる。一方で、ばね69の弾性
力によって球体68はストップ溝67に嵌合したままで
ある。この状態で、扉51を所定の停止角度に開く。す
なわち、扉51にクローザ本体1および第一アーム部材
53を介して連結されている第二アーム部材56が扉5
1とともに回動するので、ストップカム部材66の傾斜
角度θ2が決定される。そして、ナット部材70を取外
し用ばね8の弾性力に抗して締め付ける。そうすると、
第二支軸57の拡径部57bが上昇し、これに伴って間
座2およびストップカム部材66が持ち上げられ、ま
た、内側歯部7に対して外側歯部5が噛合し、ストップ
カム部材66は、スリーブ6に固定される。
【0026】なお、ナット部材70を締め付けた際、四
角柱状の第二支軸本体Bに嵌合している間座2の案内に
よってストップカム部材66は円滑に持ち上げられる。
そして、ストップカム部材66ががたつかないようナッ
ト部材70をしっかりと締付ける。また、皿ばね10の
弾性によって、ナット部材70の締付け状態を保持する
ことができる。
【0027】さらに、スリーブ6の上部は取付け部材6
0に溶接され、四角柱状の第二支軸本体Bがスリーブ6
の角孔6aに挿通されているので、ナット部材70を締
付ける際、拡径部57b(第二支軸57)が共回りする
のを防止できる。
【0028】また、第二支軸57の下端部に形成された
座盤57cによって、ナット部材70を締付けた際にス
リーブ6と取付け部材60とがより強固に固定される。
このようにしてストップカム部材66の傾斜角度θ2を
設定し、扉51を閉鎖する方向に回動させると、球体6
8がストップ溝67から外れ、ストップカム部材66の
周面に当接した状態で滑る。そして、取外し用ばね8の
弾性力に抗して扉51を開けると、球体68がストップ
カム部材66の周面に当接した状態で滑り、扉51が開
き角度θ1だけ開いた際に、球体68がストップ溝67
に嵌合し、扉51が停止される。
【0029】上記のように、リング部材4の内周面に沿
ってかつ第二支軸57の軸芯方向に向けて刻設された外
側歯部5を有し、外側歯部5に対し第二支軸57の軸芯
方向に沿って嵌脱可能な内側歯部7がスリーブ6に形成
されているので、扉51の開き角度θ1を設定、すなわ
ちストップカム部材66の傾斜角度θ2を設定する際
に、外側歯部5と内側歯部7とが確実に噛み合って擦れ
合うことがなく、ナット部材70を締付けると、スリー
ブ6が第二支軸57の軸芯に沿って移動するので、熟練
を要することなく容易に外側歯部5と内側歯部7とを噛
合させてストップカム部材66の傾斜角度θ2を容易に
設定することができる。
【0030】次に、図5〜図7に基づいて、本発明の実
施の第二形態を説明する。本発明の実施の第二形態に係
るドアクローザ1は、図7に示すように、扉51が開く
側に取付けるようにした正規取付けに用いられるもので
あり、クローザ本体50に主軸52を介して第一アーム
部材53の一端部が回動自在に取付けられ、この第一ア
ーム部材53の他端部に、ねじ部55aを有した第一支
軸55を介して第二アーム部材56の一端部が回動自在
に連結され、この第二アーム部材56の他端部は壁W側
に第二支軸57を介して回動自在に取付けられている。
【0031】前記第一支軸55に、扉51が所定角度だ
け開いた際にその開き角度θ1を保持するためのストッ
プカム部材66が外嵌され、前記第二アーム部材56
に、扉51が所定角度だけ開いた際にストップカム部材
66のストップ溝67に嵌合する球体68がばね69に
よってストップ溝67に嵌合する方向に付勢されてい
る。
【0032】また、前記ストップカム部材66の第一支
軸55との嵌合部内周面に沿って、環状かつ第一支軸5
5の軸芯方向に向けて刻設された外側歯部5が形成され
たリング部材4が設けられ、前記第一支軸55に外嵌さ
れるとともにストップカム部材66に内嵌するスリーブ
6が設けられ、このスリーブ6の外周に、前記外側歯部
5に第一支軸55の軸芯方向に沿って嵌脱する内側歯部
7が形成され、第一アーム部材53の第一支軸55への
嵌合部とストップカム部材66の嵌合部との間に、外側
歯部5と内側歯部7とが第一支軸55の軸芯方向に外れ
るよう付勢するための取外し用ばね8が配置され、この
取外し用ばね8の弾性力に抗して外側歯部5と内側歯部
7とが嵌合する方向に前記ねじ部55aに締め付けられ
るナット部材70が螺合されたものである。
【0033】また、扉51の開き角度θ1を設定するた
めの開き角度設定装置54が設けられ、この開き角度設
定装置54の構成は、上記実施の第一形態とほぼ上下逆
転した構成となっているが、前述のように、スリーブ6
は第一アーム部材53に挿通し、スリーブ6には、上部
に座盤55cおよび拡径部55bが形成され下部にねじ
部55aが形成された第一支軸55が挿通されている。
また、スリーブ6と第一アーム部材53とは溶接されて
いないといった点で異なる。
【0034】また、取外し用ばね8は、ストップカム部
材66を上方に付勢するもので、ナット部材70を回転
させることにより、ストップカム部材66とともに間座
2および第二アーム部材56が上下動する。
【0035】そして、上記実施の第一形態と同様に、リ
ング部材4の内周面に沿ってかつ第一支軸55の軸芯方
向に向けて刻設された外側歯部5を有し、外側歯部5に
対し第一支軸55の軸芯方向に沿って嵌脱可能な内側歯
部7がスリーブ6に形成されていることにより、扉51
の開き角度θ1を設定、すなわちストップカム部材66
の傾斜角度θ2を設定する際に、外側歯部5と内側歯部
7とが確実に噛み合って擦れ合うことがなく、ナット部
材70を締付けると、スリーブ6が第一支軸55の軸芯
に沿って移動するので、熟練を要することなく容易に外
側歯部5と内側歯部7とを噛合させてストップカム部材
66の傾斜角度θ2を容易に設定することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、ストップカム部材の第二支軸との嵌合部内周面に沿
って、環状かつ第二支軸の軸芯方向に向けて刻設された
外側歯部が設けられ、第二支軸に外嵌されるとともにス
トップカム部材に内嵌するスリーブの外周に、外側歯部
に第二支軸の軸芯方向に沿って嵌脱する内側歯部が設け
られ、外側歯部と内側歯部とが第二支軸の軸芯方向に外
れるよう付勢するためのばねの弾性力に抗して外側歯部
と内側歯部とが嵌合する方向に締め付けられるナット部
材が設けられことにより、ナット部材の操作によって外
側歯部と内側歯部とが軸芯方向に嵌合離脱するので、扉
の開き角度を設定、すなわちストップカム部材の傾斜角
度を設定する際に、外側歯部と内側歯部とが確実に噛み
合って擦れ合うことがなく、また、熟練を要することな
く容易に外側歯部と内側歯部とを噛合させてストップカ
ム部材の傾斜角度を容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態を示す要部断面図であ
る。
【図2】同じくストップカム部材の拡大断面図である。
【図3】同じくスリーブの拡大斜視図である。
【図4】同じく全体構成を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の第二形態を示す要部断面図であ
る。
【図6】同じく全体構成を示す側面図である。
【図7】同じく全体構成を示す平面図である。
【図8】従来例を示す要部断面図である。
【図9】同じく一部破断平面図である。
【符号の説明】
1 ドアクローザ 4 リング部材 5 外側歯部 6 スリーブ 7 内側歯部 8 取外し用ばね 10 皿ばね 50 クローザ本体 51 扉 53 第一アーム部材 54 開き角度設定装置 55 第一支軸 56 第二アーム部材 57 第二支軸 60 取付け部材 66 ストップカム部材 67 ストップ溝 70 ナット部材 θ1 扉の開き角度 θ2 ストップカム部材の傾斜角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開いた扉を自動的に閉鎖する扉閉鎖装置
    であって、閉鎖装置本体に主軸を介して第一アーム部材
    の一端部が回動自在に取付けられ、この第一アーム部材
    の他端部に第一支軸を介して第二アーム部材の一端部が
    回動自在に連結され、この第二アーム部材の他端部は壁
    側に取付けられる取付け部材に、ねじ部を有した第二支
    軸を介して回動自在に連結され、この第二支軸に、扉が
    所定角度だけ開いた際にその開き角度を保持するための
    ストップカム部材が外嵌され、前記第二アーム部材に、
    扉が所定角度だけ開いた際にストップカム部材の嵌合溝
    に嵌合する突起がばねによって嵌合溝に嵌合する方向に
    付勢され、前記ストップカム部材の第二支軸との嵌合部
    内周面に沿って、環状かつ第二支軸の軸芯方向に向けて
    刻設された外側歯部が設けられ、前記第二支軸に外嵌さ
    れるとともにストップカム部材に内嵌するスリーブが設
    けられ、このスリーブの外周に、前記外側歯部に第二支
    軸の軸芯方向に沿って嵌脱する内側歯部が設けられ、前
    記取付け部材の第二支軸への嵌合部とストップカム部材
    の嵌合部との間に、外側歯部と内側歯部とが第二支軸の
    軸芯方向に外れるよう付勢するためのばねが設けられ、
    このばねの弾性力に抗して外側歯部と内側歯部とが嵌合
    する方向に前記ねじに締め付けられるナット部材が螺合
    されたことを特徴とする扉閉鎖装置。
  2. 【請求項2】 開いた扉を自動的に閉鎖する扉閉鎖装置
    であって、閉鎖装置本体に主軸を介して第一アーム部材
    の一端部が回動自在に取付けられ、この第一アーム部材
    の他端部に、ねじ部を有した第一支軸を介して第二アー
    ム部材の一端部が回動自在に連結され、この第二アーム
    部材の他端部は壁側に第二支軸を介して回動自在に取付
    けられ、前記第一支軸に、扉が所定角度だけ開いた際に
    その開き角度を保持するためのストップカム部材が外嵌
    され、前記第二アーム部材に、扉が所定角度だけ開いた
    際にストップカム部材の嵌合溝に嵌合する突起がばねに
    よって嵌合溝に嵌合する方向に付勢され、前記ストップ
    カム部材の第一支軸との嵌合部内周面に沿って、環状か
    つ第一支軸の軸芯方向に向けて刻設された外側歯部が設
    けられ、前記第一支軸に外嵌されるとともにストップカ
    ム部材に内嵌するスリーブが設けられ、このスリーブの
    外周に、前記外側歯部に第一支軸の軸芯方向に沿って嵌
    脱する内側歯部が設けられ、前記第一アーム部材の第一
    支軸への嵌合部とストップカム部材の嵌合部との間に、
    外側歯部と内側歯部とが第一支軸の軸芯方向に外れるよ
    う付勢するためのばねが設けられ、このばねの弾性力に
    抗して外側歯部と内側歯部とが嵌合する方向に前記ねじ
    に締め付けられるナット部材が螺合されたことを特徴と
    する扉閉鎖装置。
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