JPH11323940A - 緑化用の植生基体および緑化植生方法 - Google Patents

緑化用の植生基体および緑化植生方法

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JPH11323940A JP15205698A JP15205698A JPH11323940A JP H11323940 A JPH11323940 A JP H11323940A JP 15205698 A JP15205698 A JP 15205698A JP 15205698 A JP15205698 A JP 15205698A JP H11323940 A JPH11323940 A JP H11323940A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば敷設後1〜3年程度の期間は、ネット
として充分な引張強度を保持し、前記期間の後は、構成
素材の大部分が分解腐食して土壌と同質化し、公害問題
を招いたりすることなく、環境緑化に寄与することがで
きる緑化用の植生基体および緑化植生方法を提供する。 【解決手段】 ポリオールとジカルボン酸の重縮合体を
主成分とする繊維からなり法面などに張設されるネット
1と、このネット1に係着される植物種子5aおよび/
または肥料からなる植生基材5とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、法面などを保護
すると共にその緑化を行う緑化用の植生基体および緑化
植生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路建設や土地造成などに伴って形成さ
れる山腹の法面などには、その保護と景観を保持するた
めに植物を植生して緑化することが行われており、本願
出願人は、実公昭57−52204号公報、実公昭58
−5709号公報および特開昭61−179923号公
報などにおいて、簡単な施工手段で、かつ、経済的に前
記法面などの緑化を行うことができる緑化用の植生基体
を出願している。
【0003】ところで、前記緑化用の植生基体に使用さ
れるネットは、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどの化学繊維で形成されていた。これは、これらの
化学繊維が丈夫で安価なこと、法面などの緑化を行うた
めには、この法面に植物が根付き、この植物がある程度
成長するまではネットの強度を保持して、ネットで法面
を保護し、ネットが植物の植生基盤となる必要があるた
めである。
【0004】しかしながら、前記の化学繊維は、通常の
条件下では半永久的に変質しない特性があり、このため
他の動植物性繊維と異なり、長年のうちに風雨に曝され
て風化または腐食して土壌に同質化されることがなく、
ネットが半永久的に残ることになる。従って、以上のよ
うな特性がむしろ災いとなり、一方では環境緑化に寄与
するものの他方では公害問題を招くといった相矛盾する
ことになっていた。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、近年開発された微生物によって分解される生分解性
樹脂が、プラスチック公害の解決策として注目されてい
る。法面緑化の分野においても、生分解性樹脂の糸で編
織したネット(生分解性ネット)が、施工後一定期間で
微生物によって分解され、土壌と同質化する植生用のネ
ットとして非常に期待されており、様々な生分解性ネッ
トが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の生分
解性樹脂では、例えば、澱粉とポリエチレンとのブレン
ド物やポリカプロラクトンと汎用プラスチックとのブレ
ンド物では、部分的に未分解物が残るといった問題点が
あり、ポリカプロラクトンでは耐熱性に欠け、ポリグリ
コールでは成形性に難がある等、不都合なことが多く、
未だ、普及を見るに至ってはいない。
【0007】本発明は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、例えば敷設後1〜3
年程度の期間は、ネットとして充分な引張強度を保持
し、前記期間の後は、構成素材の大部分が分解腐食して
土壌と同質化し、公害問題を招いたりすることなく、環
境緑化に寄与することができる緑化用の植生基体および
緑化植生方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の緑化用の植生基体は、ポリオールとジカル
ボン酸の重縮合体を主成分とする繊維からなり法面など
に張設されるネットと、このネットに係着される植物種
子および/または肥料からなる植生基材とを有すること
を特徴としている。
【0009】上記構成のポリオールとジカルボン酸の重
縮合体を主成分とする繊維は、生分解性樹脂の一つであ
るポリブチレンサクシネートとして知られており、最終
的には、水と炭酸ガスに分解される完全自然循環型の化
学合成品である上、力学的物性や耐熱性に優れ、強度で
はポリエチレンやナイロンと同程度に達している。すな
わち、融点が90〜120℃とポリエチレン並に比較的
高く、成形温度は通常160〜200℃と範囲が広く、
ポリエチレンよりも溶融張力がやや大きいので、ポリエ
チレンの成形機械がそのまま使用でき、成形性にも優れ
ている等々、多くの利点を有している。
【0010】前記ネットの片面に薄綿を重ね合わせても
よく、この薄綿がポリオールとジカルボン酸の重縮合体
を主成分とする繊維よりなる場合には、薄綿による被覆
効果を長くすることができると共に、施設後1.5〜5
年後には、完全分解されて消失するので、環境を汚染す
ることがない。この薄綿がキチンをビスコース化しレー
ヨンと融合して生成した繊維よりなる場合や、薄綿が、
スフ糸と、キチンをビスコース化しレーヨンと融合して
生成した繊維との混合物よりなる場合には、キチンによ
る抗菌効果を用いて、植物の生育に有害な糸状菌などの
黴や大腸菌などの有害微生物の繁殖を抑えることができ
ると共に、ネットの腐食時期の調節を行うことができ
る。また、キチン自体が分解性であるので、最終的には
土になり、これが肥料になると共に、環境汚染の原因と
なる物質を全く生み出すことがない。
【0011】前記ネットに植生袋を収容する収容部が形
成されていてもよく、この植生袋内の肥料にキチンを粒
状または粉末状にして混合したり、植生袋内の肥料にキ
チンをビスコース化しレーヨンと融合して生成した繊維
の粉砕物を混合することによっても、キチンによる抗菌
効果を用いて、ネットの腐食時期の調節を行うことがで
きると共に、環境汚染の原因となる物質を全く生み出す
ことがない。
【0012】本発明の緑化植生方法は、ポリオールとジ
カルボン酸の重縮合体を主成分とする繊維からなるネッ
トを法面などに張設し、このネットに植生基材を吹き付
けることを特徴としている。また、前記ネットに植生袋
を収容する収容部が形成されていてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の第1
実施例を示す。まず、図1において、Nは緑化用の植生
基体で、1はその主素材であるネットである。この実施
例におけるネット1は、ポリオールとジカルボン酸の重
縮合体を主成分(ポリオールとジカルボン酸の重縮合体
が100%である場合を含む)とする繊維を用いてラッ
セル織機によって編成されたフロントネット2とバック
ネット3とからなる。また、ネット1は例えば幅1m、
長さ5m、目合いが20×12mmのネット1に編織さ
れている。なお、ネット1の大きさや目合いの大きさ
は、一例を示すものであり適宜変更可能である。また、
両ネット2,3が係着する位置に補強用のロープを係合
するようにして強度を増してもよい。
【0014】前記ネット1に用いられる繊維を構成する
生分解性樹脂であるポリオールとジカルボン酸の重縮合
体は、例えば、1,4−ブタンジオール等のポリオール
とコハク酸、アジピン酸のようなジカルボン酸との重縮
合反応により生成されるもの(例えば、昭和高分子株式
会社の商品名:「ビオノーレ」がある。以下、脂肪族ポ
リエステルという)で、化学式1に示すポリブチレンサ
クシネート(PBS)や、化学式2に示すポリエチレン
サクシネート(PES)、さらには、ポリブチレンサク
シネートアジュペート(PBSA)などがある。そし
て、この脂肪族ポリエステルはポリエチレンテレフタレ
ート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PB
T)の製造法と同じ方法で生成することができる。
【0015】
【化1】
【0016】
【化2】
【0017】脂肪族ポリエステル繊維はポリエチレンよ
りも溶融張力がやや大きく、その成形温度は、通常16
0〜200℃(ただし管理された条件下では140〜2
40℃)であり、密度1.2〜1.3g/cm2 、吸湿
度約0.4重量%、燃焼熱6,000cal/g以下で
あり、芳香族ポリエステルのPETに類似している。し
たがって、脂肪族ポリエステル繊維の成形はポリエチレ
ンの成形機械をそのまま使用して行うことができるの
で、ネット1の原材料として脂肪族ポリエステルを用い
ることによる製造コストの引き上げを抑えることができ
る。また、ネット1はポリエチレンに近い強度を有する
ので、緑化用の植生基体Nの取り扱いが容易になり施工
にかかる手間を最小限に少なくできる。
【0018】そして、前記ネット1の片面には、スフ糸
よりなる薄綿1aを重ね合わせており、ポリビニルアル
コール(以下、PVAという)などの水溶性糊剤4によ
り植物種子5aや肥料や土壌改良剤などの植生基材5と
共に付着保持されることにより、植生基材5が薄綿1a
を介してネット1に係着される。また、フロントネット
2とバックネット3の間には植生袋6を装着できるよう
に収容部6aが形成されている。
【0019】前記植生袋6は、例えば上述した脂肪族ポ
リエステルの繊維と、キチンをビスコース化しレーヨン
と融合して生成した繊維(例えば、オーミケンシ株式会
社の商品名:「クラビオン」がある。以下、抗菌レーヨ
ンという)の混合物の不織布からなる袋7内に、肥料、
保水剤、土壌改良剤など植物の成育に必要な植生材料8
およびキチン・キトサンの粒状または抗菌レーヨンの粉
砕物8aを収容したもので、植生材料8の組成は任意で
ある。そして、この実施例においては、植生袋6はネッ
ト1に連続的に形成された収容部6aに挿入することに
より保持されている。なお、前記植生袋6内に植物種子
5aを混入してあってもよい。
【0020】上述のように構成された緑化用植生基体N
は、図2に示すように、山腹などの法面9に、植物種子
5aが法面9に接すると共に、植生袋6が等高線に平行
になるようにして敷設され、アンカーピンやアンカーボ
ルト(いずれも図外)などで固定される。
【0021】このようにして法面9に敷設された緑化用
植生基体Nは、そのネット1が腐食性素材より構成され
ているが、植生袋6に大腸菌等に対し抗菌効果があるキ
チン・キトサンを混合しているので、その敷設後1〜3
年程度は必要な強度を維持する。つまり、植物が根づ
き、成長して、法面の緑化保護が達成されるまで、ポリ
エチレン製のネットに近い引張強度を保持するので、こ
のネット1が法面9を保護して植物の植生基盤を確保
し、ネット1に付着保持された植物種子5aを良好に育
成させることができる。
【0022】そして、前記緑化用の植生基体Nを構成す
る脂肪族ポリエステルやキチン・キトサンは、何れも微
生物で経時的に分解腐食されるものである。特に、脂肪
族ポリエステルは、法面に敷設するという使用環境下で
は、施工後1.5〜5年で、水と炭酸ガスにまで完全に
生分解するので、ネット1が法面9に半永久的に残った
りして公害問題を招いたりすることなく、環境緑化に寄
与することができる。さらに、キチン・キトサンの抗菌
力により、植物の生育に有害な糸状菌などの黴の繁殖や
大腸菌等の有害微生物の繁殖を抑えることができると共
に、キチン・キトサンに含まれるカルシウムなどが植物
の栄養にもなる。
【0023】なお、上述の例では植生基体Nとして植物
種子5aをスフ糸よりなる薄綿1aを介してネット1に
係着しているが、本発明はこれに限られるものではな
い。すなわち、前記植物種子5aを薄綿1aを介するこ
となく、直接水溶性糊剤4によりネット1に係着するよ
うにしてもよい。
【0024】さらに、前記薄綿1aをスフ糸のみで形成
することに代えて、その一部または全部を脂肪族ポリエ
ステルの繊維によって形成する変形も可能である。この
場合、薄綿1aをスフ糸のみで形成する場合に比べて被
覆効果を長くすることができる。また、施設後1.5〜
5年後には微生物により完全分解されて消失する。
【0025】また、上述の例ではネット1に形成された
収容部6aが連続的に形成される例を示しているが、本
発明はこれに限られるものではなく、各収容部6a間に
適宜の間隔が形成されていてもよい。
【0026】加えて、本発明はキチン・キトサンを収容
部6a内の植生材料8に混合する上述の例に限定するも
のではない。すなわち、薄綿1aを抗菌レーヨンあるい
はスフ糸と抗菌レーヨンとの混合物よりなる薄綿として
もよい。同様に、本例ではネット1を脂肪族ポリエステ
ルを主成分とする繊維のみによって形成した例を示して
いるが、ネット1を脂肪族ポリエステルの繊維と抗菌レ
ーヨンとの混合物によって形成してもよい。また、上述
したキチン・キトサンの混合を組み合わせてもよい。こ
れらのように構成することにより、キチン・キトサンに
よる抗菌効果をネット1の全体に作用させることがで
き、ネット1の強度を長く保つことができる。
【0027】逆に、上述の例では植生袋6の袋7を脂肪
族ポリエステルと抗菌レーヨンとの混合物としている
が、本発明はこれに限定するものではなく、袋7を脂肪
族ポリエステルのみで形成してもよい。
【0028】図3および図4は本発明の第2実施例を示
しており、図3は緑化植生方法に用いるネット1の構成
を示している。このネット1は上述の脂肪族ポリエステ
ルの繊維よりなり、適宜の間隔(例えば50cm)を置
いて収容部6aが形成されており、この収容部6bに植
生袋6が挿入される。
【0029】植生袋6内には、肥料、保水剤、土壌改良
剤など植物の成育に必要な植生材料8と植物種子5aお
よびキチン・キトサンを粒状または粉末状にして混合し
て収容しており、植生材料8の組成は任意である。
【0030】上記構成のネット1を用いた緑化植生方法
は、例えば図4に示すように、収容部6aに植生袋6を
収容した状態のネット1を法面9に配置し、かつ、位置
固定のためにアンカーピン(図外)を法面9に打ち込
み、その上から前記植生基材10を吹き付けることによ
り行われる。なお、植生基材10は、植生袋6に収容さ
れた植物種子5aの成長に必要な肥料、土壌改良材、有
機質材、保水材などを適当に混合したものであり、その
組成は任意である。
【0031】施設された緑化用のネット1の植生袋6内
にはキチン・キトサンを混合しているので、キチン・キ
トサンの抗菌効果により植物の生育に有害な糸状菌など
の黴や大腸菌などの有害微生物の繁殖を抑えることがで
きる。また、キチンの抗菌性により脂肪族ポリエステル
の繊維の分解を遅くすることができ、敷設後1〜3年程
度はネット1の必要な強度を維持することができる。つ
まり、発芽した植物種子5aが根づき、成長して、法面
9の緑化保護が達成されるまで、ネット1は十分の引張
強度を保持して植物の植生基盤を確保し、植物種子5a
を良好に育成させることができる。何よりも、ネット1
を構成する脂肪族ポリエステルやキチン・キトサンは、
何れ微生物によって完全分解されて水と炭酸ガスになる
ので、ネット1が法面9に残ることが全くなく、汚染要
素を全く残すことなく環境緑化に寄与することができ
る。
【0032】なお、上述した例においても、植生袋6内
の肥料に抗菌レーヨンの粉砕物を混合するようにしても
よい。また、植生基材10の中にキチンの粒または粉末
を混合させてもよい。このようにすることにより、キチ
ンの抗菌効果を用いて脂肪族ポリエステルよりなるネッ
ト1の強度を長く維持させるように調節すると共に、キ
チン・キトサンの抗菌力により植物の生育に悪影響を及
ぼす黴や菌の繁殖を防ぐことができると共に、キチン・
キトサン自体が植物の栄養ともなる。
【0033】また、植生基材10に植物種子5aを混入
したり、ネット1にポリビニールアルコール等の水溶解
性糊剤により植物種子5aを貼着するなど、図1,2示
した例と同様のネット1の変形も可能である。
【0034】なお、上述した各例ではネット1がラッセ
ル織機によって編成されたフロントネット2とバックネ
ット3よりなる例を示しているが、本発明はネット1を
二重にすることに限定するものではないことはいうまで
もない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
最終的には、水と炭酸ガスに分解される完全自然循環型
の化学合成品である上、力学的物性や耐熱性に優れ、強
度ではポリエチレンやナイロンに近い強度を有する脂肪
族ポリエステルの繊維を用いているので、従来から用い
ているポリエチレンの成形機械をそのまま使用して、環
境に恒久的に残ることがないネットを形成できる。すな
わち、汚染要素となるものを全く残すことなく緑化を達
成できる。
【0036】また、前記脂肪族ポリエステルをキチンと
合わせて用いることにより、キチンによる抗菌効果を用
いて植物の生育に悪影響を及ぼす糸状菌などの黴や大腸
菌などの有害微生物の繁殖を抑えることができると共
に、ネットの腐食時期の調節を行うことができる。ま
た、キチン自体が分解性であるので、最終的には土にな
り、これが肥料になると共に、環境汚染の原因となる物
質を全く生み出すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る緑化用の植生基体を示す斜視
図である。
【図2】前記緑化用の植生基体を法面に敷設した状態を
示す断面図である。
【図3】第2実施例に係る緑化用の植生基体のネットを
示す斜視図である。
【図4】前記緑化用の植生基体を法面に敷設した状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
N…緑化用の植生基体、1…ネット、1a…薄綿、5,
10…植生基材、5a…植物種子、6…植生袋、6a…
収容部、8…植生材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 和正 岡山県津山市高尾590番地の1 日本植生 株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオールとジカルボン酸の重縮合体を
    主成分とする繊維からなり法面などに張設されるネット
    と、このネットに係着される植物種子および/または肥
    料からなる植生基材とを有することを特徴とする緑化用
    の植生基体。
  2. 【請求項2】 前記ネットの片面に薄綿を重ね合わせた
    請求項1に記載の緑化用の植生基体。
  3. 【請求項3】 前記薄綿がポリオールとジカルボン酸の
    重縮合体を主成分とする繊維よりなる請求項2に記載の
    緑化用の植生基体。
  4. 【請求項4】 前記薄綿がキチンをビスコース化しレー
    ヨンと融合して生成した繊維よりなる請求項2に記載の
    緑化用の植生基体。
  5. 【請求項5】 前記薄綿が、スフ糸と、キチンをビスコ
    ース化しレーヨンと融合して生成した繊維との混合物よ
    りなる請求項2に記載の緑化用の植生基体。
  6. 【請求項6】 前記ネットに植生袋を収容する収容部が
    形成されている請求項1〜5の何れかに記載の緑化用の
    植生基体。
  7. 【請求項7】 前記植生袋内の肥料にキチンを粒状また
    は粉末状にして混合してある請求項6に記載の緑化用の
    植生基体。
  8. 【請求項8】 前記植生袋内の肥料にキチンをビスコー
    ス化しレーヨンと融合して生成した繊維の粉砕物を混合
    してある請求項6または7に記載の緑化用の植生基体。
  9. 【請求項9】 ポリオールとジカルボン酸の重縮合体を
    主成分とする繊維からなるネットを法面などに張設し、
    このネットに植生基材を吹き付けることを特徴とする緑
    化植生方法。
  10. 【請求項10】 前記ネットに植生袋を収容する収容部
    が形成されている請求項9に記載の緑化植生方法。
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