JPH11323680A - 紡機におけるスピンドルの残糸処理装置 - Google Patents
紡機におけるスピンドルの残糸処理装置Info
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- JPH11323680A JPH11323680A JP12508398A JP12508398A JPH11323680A JP H11323680 A JPH11323680 A JP H11323680A JP 12508398 A JP12508398 A JP 12508398A JP 12508398 A JP12508398 A JP 12508398A JP H11323680 A JPH11323680 A JP H11323680A
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 尻糸巻部に糸把持作用が強いシールバンドが
巻き付けられた場合でも尻糸残糸を効率よく除去し、一
度尻糸除去に失敗した場合でも尻糸巻部に多量の尻糸が
巻き付けられたままに放置されるのを防止する。 【解決手段】 スピンドル4の列に沿って走行可能に設
けられた走行体12の上部に吸引用ノズル19が設けられて
いる。吸引用ノズル19のスピンドル4側に、切断刃23、
渡り糸の弛め部材25、ブラシ28及びはぎ取り部材30が固
定されている。弛め部材25と切断刃23とは走行体12の移
動方向に対してほぼ同じ位置に上下に位置するように配
置されている。ブラシ28は切断刃23の取付位置より走行
体12の糸切断時の走行方向後側で尻糸巻部9と接触可能
な位置に配置されている。はぎ取り部材30は切断刃23よ
り後側でかつブラシ28より前側に位置し、走行体12の移
動時に尻糸巻部9に対して近接した位置を通過するよう
に走行体12に取り付けられている。
巻き付けられた場合でも尻糸残糸を効率よく除去し、一
度尻糸除去に失敗した場合でも尻糸巻部に多量の尻糸が
巻き付けられたままに放置されるのを防止する。 【解決手段】 スピンドル4の列に沿って走行可能に設
けられた走行体12の上部に吸引用ノズル19が設けられて
いる。吸引用ノズル19のスピンドル4側に、切断刃23、
渡り糸の弛め部材25、ブラシ28及びはぎ取り部材30が固
定されている。弛め部材25と切断刃23とは走行体12の移
動方向に対してほぼ同じ位置に上下に位置するように配
置されている。ブラシ28は切断刃23の取付位置より走行
体12の糸切断時の走行方向後側で尻糸巻部9と接触可能
な位置に配置されている。はぎ取り部材30は切断刃23よ
り後側でかつブラシ28より前側に位置し、走行体12の移
動時に尻糸巻部9に対して近接した位置を通過するよう
に走行体12に取り付けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスピンドル下部に尻
糸巻部が設けられたリング精紡機、リング撚糸機等の紡
機におけるスピンドルの残糸処理装置に関するものであ
る。
糸巻部が設けられたリング精紡機、リング撚糸機等の紡
機におけるスピンドルの残糸処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】リング精紡機、リング撚糸機等の紡機に
おいては満管時に管替作業を自動的に行うため、管替後
の再起動時に糸を空ボビンに自動的に巻付けることがで
きるように、ローラパートに連なる糸がトラベラに通っ
たままスピンドルに接続していることが要求される。こ
の要求を満たすため、従来、図8に示すように、切断刃
(図示せず)を備え周囲に溝部が形成された規制部50
と、規制部50の直下においてローレットが周面に形成
された尻糸巻部51とよりなるカッタ体(クリップ)5
2をスピンドル53の下部に嵌着していた(例えば実公
昭55−35344号公報)。そして、満管後リングレ
ールを急降下させて傾斜巻を行った後、尻糸巻部51に
糸を数回巻付け、満管糸54の引き抜き時に尻糸巻部5
1から溝部を通って満管糸54に連なる糸を切断刃に緊
張状態で圧接して切断していた。
おいては満管時に管替作業を自動的に行うため、管替後
の再起動時に糸を空ボビンに自動的に巻付けることがで
きるように、ローラパートに連なる糸がトラベラに通っ
たままスピンドルに接続していることが要求される。こ
の要求を満たすため、従来、図8に示すように、切断刃
(図示せず)を備え周囲に溝部が形成された規制部50
と、規制部50の直下においてローレットが周面に形成
された尻糸巻部51とよりなるカッタ体(クリップ)5
2をスピンドル53の下部に嵌着していた(例えば実公
昭55−35344号公報)。そして、満管後リングレ
ールを急降下させて傾斜巻を行った後、尻糸巻部51に
糸を数回巻付け、満管糸54の引き抜き時に尻糸巻部5
1から溝部を通って満管糸54に連なる糸を切断刃に緊
張状態で圧接して切断していた。
【0003】空ボビンへの糸の自動巻付けを確実に行う
ためには、スピンドル53の尻糸巻部51に巻き付けら
れた尻糸55が容易に移動しないように確実に巻付ける
必要があり、スピンドルの尻糸巻部51は表面にローレ
ットを刻む等して尻糸55が移動し難いようにしてい
る。しかし、ボビンから尻糸巻部に繋る糸は次の玉揚げ
作業時まで切断されないため、玉揚げを繰返す度に尻糸
残糸の上に新たな尻糸55を巻付けることになる。以前
に巻き付けられた尻糸残糸の上に更に尻糸55を巻付け
ると、すでにローレットによる尻糸巻位置確保の効果は
なく、僅かな外力で尻糸55が移動して緩みを生じるよ
うになる。又、尻糸残糸はローレット面での変動規制作
用を減少させるだけではなく、尻糸残糸の糸端が機台再
起動時に巻取り糸に絡み付き糸切れの原因となったり、
毛羽の発生原因になるという不都合もある。
ためには、スピンドル53の尻糸巻部51に巻き付けら
れた尻糸55が容易に移動しないように確実に巻付ける
必要があり、スピンドルの尻糸巻部51は表面にローレ
ットを刻む等して尻糸55が移動し難いようにしてい
る。しかし、ボビンから尻糸巻部に繋る糸は次の玉揚げ
作業時まで切断されないため、玉揚げを繰返す度に尻糸
残糸の上に新たな尻糸55を巻付けることになる。以前
に巻き付けられた尻糸残糸の上に更に尻糸55を巻付け
ると、すでにローレットによる尻糸巻位置確保の効果は
なく、僅かな外力で尻糸55が移動して緩みを生じるよ
うになる。又、尻糸残糸はローレット面での変動規制作
用を減少させるだけではなく、尻糸残糸の糸端が機台再
起動時に巻取り糸に絡み付き糸切れの原因となったり、
毛羽の発生原因になるという不都合もある。
【0004】前記のような不都合を解消するため、従
来、種々の尻糸残糸処理装置が提案されている。例え
ば、特開昭60−21927号公報には、スピンドル列
に沿って走行可能な本体に、走行方向の上流側から順
に、第1切断部材、ブラシ及び第2切断部材を設けた装
置が開示されている。第1切断部材は尻糸巻部からの渡
り糸を切断しうる位置まで延びるように形成され、ブラ
シは少なくとも尻糸巻部に接触するように形成されてい
る。また、第2切断部材は弾性部材で形成されるととも
に、尻糸巻部及びカッタ体の間の角部ないしその近傍ま
で延びるように形成されている。そして、第1切断部材
によって渡り糸が切断され、ブラシによって通常の尻糸
巻き位置又はその下方にある残糸が除去され、通常の尻
糸巻き位置より上方の前記角部にある残糸が第2切断部
材により除去される。
来、種々の尻糸残糸処理装置が提案されている。例え
ば、特開昭60−21927号公報には、スピンドル列
に沿って走行可能な本体に、走行方向の上流側から順
に、第1切断部材、ブラシ及び第2切断部材を設けた装
置が開示されている。第1切断部材は尻糸巻部からの渡
り糸を切断しうる位置まで延びるように形成され、ブラ
シは少なくとも尻糸巻部に接触するように形成されてい
る。また、第2切断部材は弾性部材で形成されるととも
に、尻糸巻部及びカッタ体の間の角部ないしその近傍ま
で延びるように形成されている。そして、第1切断部材
によって渡り糸が切断され、ブラシによって通常の尻糸
巻き位置又はその下方にある残糸が除去され、通常の尻
糸巻き位置より上方の前記角部にある残糸が第2切断部
材により除去される。
【0005】また、特開平5−279931号公報に
は、図9及び図10に示す残糸処理装置が開示されてい
る。この装置は、スピンドル53の列の後方に配設され
たガイドレール56に沿って摺動可能にスライダ57が
設けられ、牽引部材58によりガイドレール56に沿っ
て移動される。スライダ57には糸切り装置(切断刃)
59、ループオプナー60及びワーブ清掃装置61が装
備されている。糸切り装置59は尻糸巻部51の上方に
設けられた一対の糸捕捉ディスク62の間にその先端が
突出している。図10に示すように、ループオプナー6
0は外周に螺旋溝を有する円柱状に形成されている。ワ
ーブ清掃装置61は尻糸巻部51と下方の糸捕捉ディス
ク62間の狭い領域に近接して突出しているが、尻糸巻
部51の粗面部には接触しない。紡出糸の原料が木綿の
ような短繊維の場合は、ループオプナー60は設けなく
てもよい。
は、図9及び図10に示す残糸処理装置が開示されてい
る。この装置は、スピンドル53の列の後方に配設され
たガイドレール56に沿って摺動可能にスライダ57が
設けられ、牽引部材58によりガイドレール56に沿っ
て移動される。スライダ57には糸切り装置(切断刃)
59、ループオプナー60及びワーブ清掃装置61が装
備されている。糸切り装置59は尻糸巻部51の上方に
設けられた一対の糸捕捉ディスク62の間にその先端が
突出している。図10に示すように、ループオプナー6
0は外周に螺旋溝を有する円柱状に形成されている。ワ
ーブ清掃装置61は尻糸巻部51と下方の糸捕捉ディス
ク62間の狭い領域に近接して突出しているが、尻糸巻
部51の粗面部には接触しない。紡出糸の原料が木綿の
ような短繊維の場合は、ループオプナー60は設けなく
てもよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すように、渡
り糸63を切断する切断刃64を備えた装置では、渡り
糸63の切断時に切断刃64がボビンあるいは尻糸巻部
51と接触すると、その摩擦により切断刃64、ボビン
あるいは尻糸巻部51の磨耗が早く進行したり切断刃6
4が破損し易くなる。従って、切断刃64をボビンある
いは尻糸巻部51と接触せずに、渡り糸63と接触する
位置に位置決めする必要がある。ところが、規制部(糸
捕捉ディスク)の径は大きくできないため、渡り糸とボ
ビンあるいは尻糸巻部との距離が小さく、切断刃の位置
決めを高い精度で行う必要があり、位置決め作業が面倒
であった。また、従来の残糸切断装置はガイドレールの
上面に沿って移動する構成のため、ガイドレール上に堆
積した風綿等の影響で走行時にがたつきが生じ、切断刃
を高い精度で位置決めしても、渡り糸の切断ミスが発生
する。
り糸63を切断する切断刃64を備えた装置では、渡り
糸63の切断時に切断刃64がボビンあるいは尻糸巻部
51と接触すると、その摩擦により切断刃64、ボビン
あるいは尻糸巻部51の磨耗が早く進行したり切断刃6
4が破損し易くなる。従って、切断刃64をボビンある
いは尻糸巻部51と接触せずに、渡り糸63と接触する
位置に位置決めする必要がある。ところが、規制部(糸
捕捉ディスク)の径は大きくできないため、渡り糸とボ
ビンあるいは尻糸巻部との距離が小さく、切断刃の位置
決めを高い精度で行う必要があり、位置決め作業が面倒
であった。また、従来の残糸切断装置はガイドレールの
上面に沿って移動する構成のため、ガイドレール上に堆
積した風綿等の影響で走行時にがたつきが生じ、切断刃
を高い精度で位置決めしても、渡り糸の切断ミスが発生
する。
【0007】渡り糸の切断ミスが発生すると尻糸が除去
できず、次の玉揚げ時に残った尻糸の上に新たに尻糸が
巻き付けられる。そして、古い尻糸の上に新たに尻糸が
巻き付けられた場合は、渡り糸が切断されても尻糸巻部
の尻糸が全部解舒され難くなる。従って、一度渡り糸の
切断ミスが発生したスピンドルには尻糸が玉揚げ毎に次
々に巻き付けられた状態となり易い。その結果、空ボビ
ンへの自動巻付けの失敗や、多数巻き付けられた尻糸に
よる消費動力の増大等の不都合が生じる。
できず、次の玉揚げ時に残った尻糸の上に新たに尻糸が
巻き付けられる。そして、古い尻糸の上に新たに尻糸が
巻き付けられた場合は、渡り糸が切断されても尻糸巻部
の尻糸が全部解舒され難くなる。従って、一度渡り糸の
切断ミスが発生したスピンドルには尻糸が玉揚げ毎に次
々に巻き付けられた状態となり易い。その結果、空ボビ
ンへの自動巻付けの失敗や、多数巻き付けられた尻糸に
よる消費動力の増大等の不都合が生じる。
【0008】また、尻糸巻部での尻糸の移動を規制する
手段として尻糸巻部にローレットを刻んだ構成では渡り
糸が切断されただけで残糸が飛散され易いが、尻糸巻部
に所謂マジックテープ(商品名)等の糸把持作用が強い
シールバンドが巻き付けられた場合は、渡り糸が切断さ
れても残糸が飛散されずに尻糸巻部に残る場合がある。
手段として尻糸巻部にローレットを刻んだ構成では渡り
糸が切断されただけで残糸が飛散され易いが、尻糸巻部
に所謂マジックテープ(商品名)等の糸把持作用が強い
シールバンドが巻き付けられた場合は、渡り糸が切断さ
れても残糸が飛散されずに尻糸巻部に残る場合がある。
【0009】特開昭60−21927号公報に開示され
た装置では、尻糸巻部に接触するブラシを備えているた
め、渡り糸が切断された後に尻糸巻部の残糸を除去する
機能が高い。しかし、渡り糸が切断されていない状態で
ブラシが尻糸巻部の糸に接触する場合は、除去する効果
は低い。渡り糸が切断されていない状態でブラシの掻き
取り作用だけで尻糸巻部の残糸を除去しようとすると、
ブラシの毛を硬くして、ブラシを尻糸巻部に強く押し当
てる必要がありスピンドルの回転抵抗が大きくなる。回
転抵抗が大きな状態でもスピンドルの回転数を一定に保
つように駆動するには動力消費量が多くなるばかりでな
く、モータの容量を大きくする必要があるという問題が
ある。
た装置では、尻糸巻部に接触するブラシを備えているた
め、渡り糸が切断された後に尻糸巻部の残糸を除去する
機能が高い。しかし、渡り糸が切断されていない状態で
ブラシが尻糸巻部の糸に接触する場合は、除去する効果
は低い。渡り糸が切断されていない状態でブラシの掻き
取り作用だけで尻糸巻部の残糸を除去しようとすると、
ブラシの毛を硬くして、ブラシを尻糸巻部に強く押し当
てる必要がありスピンドルの回転抵抗が大きくなる。回
転抵抗が大きな状態でもスピンドルの回転数を一定に保
つように駆動するには動力消費量が多くなるばかりでな
く、モータの容量を大きくする必要があるという問題が
ある。
【0010】一方、特開平5−279931号公報に開
示された装置では、ブラシがないため尻糸巻部に糸把持
作用が強いシールバンドが巻き付けられた場合は、残糸
の除去が良好に行われない。
示された装置では、ブラシがないため尻糸巻部に糸把持
作用が強いシールバンドが巻き付けられた場合は、残糸
の除去が良好に行われない。
【0011】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は尻糸巻部に糸把持作用が強いシ
ールバンドが巻き付けられた場合でも尻糸残糸を効率よ
く除去できるとともに、一度尻糸除去に失敗した場合で
も尻糸巻部に多量の尻糸が巻き付けられたままに放置さ
れるのを防止することができる紡機におけるスピンドル
の残糸処理装置を提供することにある。
のであって、その目的は尻糸巻部に糸把持作用が強いシ
ールバンドが巻き付けられた場合でも尻糸残糸を効率よ
く除去できるとともに、一度尻糸除去に失敗した場合で
も尻糸巻部に多量の尻糸が巻き付けられたままに放置さ
れるのを防止することができる紡機におけるスピンドル
の残糸処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、機台の長手方向に列設
した各スピンドルの下部に尻糸巻部を有する紡機におけ
るスピンドルの残糸処理装置であって、前記スピンドル
列に沿って配設されたガイドレールに沿って走行可能に
設けられた走行体と、前記走行体に対して前記尻糸巻部
から管糸の糸巻始め位置の間に糸規制部を経て形成され
た渡り糸に接触可能な位置に取り付けられた切断刃と、
前記走行体に対して前記尻糸巻部と接触可能な位置に取
り付けられたブラシと、1回の尻糸巻き付け幅より広い
幅を有し走行体の移動時に前記尻糸巻部に対して近接し
た位置を通過するように前記走行体に取り付けられたは
ぎ取り部材とを備えた。
め、請求項1に記載の発明では、機台の長手方向に列設
した各スピンドルの下部に尻糸巻部を有する紡機におけ
るスピンドルの残糸処理装置であって、前記スピンドル
列に沿って配設されたガイドレールに沿って走行可能に
設けられた走行体と、前記走行体に対して前記尻糸巻部
から管糸の糸巻始め位置の間に糸規制部を経て形成され
た渡り糸に接触可能な位置に取り付けられた切断刃と、
前記走行体に対して前記尻糸巻部と接触可能な位置に取
り付けられたブラシと、1回の尻糸巻き付け幅より広い
幅を有し走行体の移動時に前記尻糸巻部に対して近接し
た位置を通過するように前記走行体に取り付けられたは
ぎ取り部材とを備えた。
【0013】請求項2に記載の発明では、前記はぎ取り
部材は、前記ブラシの取付位置より前記走行体の糸切断
時の走行方向前側に位置するように取り付けられてい
る。請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2
に記載の発明において、前記はぎ取り部材は、先端が鋸
歯状に形成されている。
部材は、前記ブラシの取付位置より前記走行体の糸切断
時の走行方向前側に位置するように取り付けられてい
る。請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2
に記載の発明において、前記はぎ取り部材は、先端が鋸
歯状に形成されている。
【0014】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記はぎ
取り部材は、その幅が前記尻糸巻部の全幅とほぼ同じに
形成されている。
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記はぎ
取り部材は、その幅が前記尻糸巻部の全幅とほぼ同じに
形成されている。
【0015】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記はぎ
取り部材は、前記切断刃の取付位置より前記走行体の糸
切断時の走行方向後側に位置するように取り付けられて
いる。
求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記はぎ
取り部材は、前記切断刃の取付位置より前記走行体の糸
切断時の走行方向後側に位置するように取り付けられて
いる。
【0016】請求項1〜請求項5に記載の発明では、切
断刃を備えた走行体は、渡り糸の切断作業を行うときに
は紡機のスピンドル列に沿って配設されたガイドレール
に沿って走行する。渡り糸が切断された残糸はスピンド
ルの回転に伴い尻糸巻部から解舒されて飛散する。ま
た、渡り糸が切断刃により切断された後、尻糸巻部に残
った残糸にブラシが係合して残糸が尻糸巻部から除去さ
れる。また、渡り糸の切断に失敗して、尻糸巻部に複数
回分の尻糸が巻き付けられると、走行体の移動時にはぎ
取り部材が残糸を引っ掻くように作用して残糸がはぎ取
られる。
断刃を備えた走行体は、渡り糸の切断作業を行うときに
は紡機のスピンドル列に沿って配設されたガイドレール
に沿って走行する。渡り糸が切断された残糸はスピンド
ルの回転に伴い尻糸巻部から解舒されて飛散する。ま
た、渡り糸が切断刃により切断された後、尻糸巻部に残
った残糸にブラシが係合して残糸が尻糸巻部から除去さ
れる。また、渡り糸の切断に失敗して、尻糸巻部に複数
回分の尻糸が巻き付けられると、走行体の移動時にはぎ
取り部材が残糸を引っ掻くように作用して残糸がはぎ取
られる。
【0017】請求項2に記載の発明では、はぎ取り部材
で引っ掻かれた後にブラシの作用を受けるため、除去作
用が向上する。請求項3に記載の発明では、請求項1又
は請求項2に記載の発明において、はぎ取り部材の先端
が鋸歯状のため、残糸を引っ掻いてはぎ取る効果が増
す。
で引っ掻かれた後にブラシの作用を受けるため、除去作
用が向上する。請求項3に記載の発明では、請求項1又
は請求項2に記載の発明において、はぎ取り部材の先端
が鋸歯状のため、残糸を引っ掻いてはぎ取る効果が増
す。
【0018】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、はぎ取り
部材の幅が尻糸巻部の全幅とほぼ同じに形成されている
ため、尻糸が通常巻き付けられる位置からずれた状態で
尻糸巻部に溜まった場合でも、はぎ取り機能が低下しな
い。
求項3のいずれか一項に記載の発明において、はぎ取り
部材の幅が尻糸巻部の全幅とほぼ同じに形成されている
ため、尻糸が通常巻き付けられる位置からずれた状態で
尻糸巻部に溜まった場合でも、はぎ取り機能が低下しな
い。
【0019】請求項5に記載の発明では、請求項1〜請
求項4のいずれか一項に記載の発明において、切断刃に
より渡り糸が切断された後、スピンドルの回転に伴って
振り回される糸端がはぎ取り部材に当たって千切れ、長
い糸の状態で飛散するのが防止される。
求項4のいずれか一項に記載の発明において、切断刃に
より渡り糸が切断された後、スピンドルの回転に伴って
振り回される糸端がはぎ取り部材に当たって千切れ、長
い糸の状態で飛散するのが防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を紡機機台に沿って
往復移動するとともに、吹気パイプ及び吸引パイプを装
備して紡機機台の清掃を行う清掃体(ブロークリーナ)
を装備したリング精紡機のスピンドルの残糸処理装置に
具体化した一実施の形態を図1〜図7に従って説明す
る。
往復移動するとともに、吹気パイプ及び吸引パイプを装
備して紡機機台の清掃を行う清掃体(ブロークリーナ)
を装備したリング精紡機のスピンドルの残糸処理装置に
具体化した一実施の形態を図1〜図7に従って説明す
る。
【0021】図1に示すように、スピンドルレール1の
前側(図1の左側)には支持ブラケット2がスピンドル
レール1に沿って延びるように取り付けられている。支
持ブラケット2には自動管替機(図示せず)の管替作業
時において満ボビンあるいは空ボビンを一時的に装着す
るための中間ペッグ3が各スピンドル4と対応して突設
されている。支持ブラケット2の前方及び下方にはガイ
ドレール5,6がスピンドル列に沿って延びるように配
設されている。両ガイドレール5,6はブラケット7を
介して支持ブラケット2に固定されている。各スピンド
ル4には糸規制部としての規制部8と、尻糸巻部9とを
備えた公知のカッタ体10が嵌着固定されている。な
お、カッタ体10の尻糸巻部9にはローレットを刻設す
る代わりに、シールバンド(図示せず)が巻き付けられ
ている。シールバンドには例えば所謂マジックテープ
(商品名)が使用されている。
前側(図1の左側)には支持ブラケット2がスピンドル
レール1に沿って延びるように取り付けられている。支
持ブラケット2には自動管替機(図示せず)の管替作業
時において満ボビンあるいは空ボビンを一時的に装着す
るための中間ペッグ3が各スピンドル4と対応して突設
されている。支持ブラケット2の前方及び下方にはガイ
ドレール5,6がスピンドル列に沿って延びるように配
設されている。両ガイドレール5,6はブラケット7を
介して支持ブラケット2に固定されている。各スピンド
ル4には糸規制部としての規制部8と、尻糸巻部9とを
備えた公知のカッタ体10が嵌着固定されている。な
お、カッタ体10の尻糸巻部9にはローレットを刻設す
る代わりに、シールバンド(図示せず)が巻き付けられ
ている。シールバンドには例えば所謂マジックテープ
(商品名)が使用されている。
【0022】残糸処理装置としての残糸切断装置11を
構成する走行体12は図1に示すように、側面逆L字状
に形成されるとともに、ガイドレール5,6と係合する
ローラ13,14を介してガイドレール5,6に沿って
移動可能に支承されている。ローラ13はガイドレール
5の上面と係合する位置に、ローラ14はガイドレール
6の下面と係合する位置にそれぞれ設けられ、走行体1
2はガイドレール5,6をローラ13,14で挟持する
状態でガイドレール5,6に沿って移動可能に支承され
ている。各ローラ13,14には各ガイドレール5,6
と係合する溝13a,14aが形成されている。図3に
示すように、ローラ13は走行体12の上部の同じ高さ
位置に一対設けられ、ボルト15により固定された支柱
16にベアリング(図示せず)を介して回転自在に支持
されている。ローラ14は走行体12の下部のほぼ中央
部に1個設けられ、ボルト15により固定された支柱1
8にベアリングを介して回転自在に支持されている。
構成する走行体12は図1に示すように、側面逆L字状
に形成されるとともに、ガイドレール5,6と係合する
ローラ13,14を介してガイドレール5,6に沿って
移動可能に支承されている。ローラ13はガイドレール
5の上面と係合する位置に、ローラ14はガイドレール
6の下面と係合する位置にそれぞれ設けられ、走行体1
2はガイドレール5,6をローラ13,14で挟持する
状態でガイドレール5,6に沿って移動可能に支承され
ている。各ローラ13,14には各ガイドレール5,6
と係合する溝13a,14aが形成されている。図3に
示すように、ローラ13は走行体12の上部の同じ高さ
位置に一対設けられ、ボルト15により固定された支柱
16にベアリング(図示せず)を介して回転自在に支持
されている。ローラ14は走行体12の下部のほぼ中央
部に1個設けられ、ボルト15により固定された支柱1
8にベアリングを介して回転自在に支持されている。
【0023】図1、図3及び図5に示すように、走行体
12の上部には吸引用ノズル19が取り付けられてい
る。走行体12の上部には吸引用ノズル19の前側(先
端側)で、かつ走行体12の糸切断時の走行方向の前側
(図2の右側)に取付部20が設けられている。取付部
20は走行体12の上部プレート12aを形成する板材
の一部を上側に垂直に折り曲げて形成されている。
12の上部には吸引用ノズル19が取り付けられてい
る。走行体12の上部には吸引用ノズル19の前側(先
端側)で、かつ走行体12の糸切断時の走行方向の前側
(図2の右側)に取付部20が設けられている。取付部
20は走行体12の上部プレート12aを形成する板材
の一部を上側に垂直に折り曲げて形成されている。
【0024】取付部20には取付用部材としての支持ブ
ラケット21が固定されている。支持ブラケット21は
ほぼL字状に形成されるとともに、ボルト22及びばね
座金22aを介して取付部20に固定されている。取付
部20には水平に延びる長孔(図示せず)が形成され、
支持ブラケット21は2本のボルト22により、前後方
向即ちスピンドル4に対して接近離間する方向の位置調
整可能に固定されている。
ラケット21が固定されている。支持ブラケット21は
ほぼL字状に形成されるとともに、ボルト22及びばね
座金22aを介して取付部20に固定されている。取付
部20には水平に延びる長孔(図示せず)が形成され、
支持ブラケット21は2本のボルト22により、前後方
向即ちスピンドル4に対して接近離間する方向の位置調
整可能に固定されている。
【0025】図1及び図2等に示すように、支持ブラケ
ット21には切断刃23と、切断刃23の取り付け位置
より走行体12の糸切断時の走行方向前側で渡り糸24
と係合して渡り糸24を弛める作用を為す弛め部材25
とが取り付けられている。弛め部材25と切断刃23と
は走行体12の移動方向に対してほぼ同じ位置に上下に
位置するように支持ブラケット21の上側に配置されて
いる。切断刃23及び弛め部材25には前後方向に延び
る長孔が形成されるとともに、支持ブラケット21に形
成されたねじ孔(図示せず)に螺合される共通のねじ2
6により、支持ブラケット21に対して前後方向の位置
調整可能に固定されている。
ット21には切断刃23と、切断刃23の取り付け位置
より走行体12の糸切断時の走行方向前側で渡り糸24
と係合して渡り糸24を弛める作用を為す弛め部材25
とが取り付けられている。弛め部材25と切断刃23と
は走行体12の移動方向に対してほぼ同じ位置に上下に
位置するように支持ブラケット21の上側に配置されて
いる。切断刃23及び弛め部材25には前後方向に延び
る長孔が形成されるとともに、支持ブラケット21に形
成されたねじ孔(図示せず)に螺合される共通のねじ2
6により、支持ブラケット21に対して前後方向の位置
調整可能に固定されている。
【0026】切断刃23は渡り糸24を受け入れ易く、
かつ捕捉し易い鋸歯形状に形成されている。図1,5に
示すように、切断刃23はその刃先がカッタ体10の規
制部8の上方まで突出し、かつスピンドル4に装着され
たボビン(管糸)27と接触不能な位置に配置されるよ
うに位置決めされて固定されている。即ち、切断刃23
は尻糸巻部9から管糸27の糸巻始め位置の間に規制部
8を経て形成された渡り糸24に接触可能な位置に配置
されている。
かつ捕捉し易い鋸歯形状に形成されている。図1,5に
示すように、切断刃23はその刃先がカッタ体10の規
制部8の上方まで突出し、かつスピンドル4に装着され
たボビン(管糸)27と接触不能な位置に配置されるよ
うに位置決めされて固定されている。即ち、切断刃23
は尻糸巻部9から管糸27の糸巻始め位置の間に規制部
8を経て形成された渡り糸24に接触可能な位置に配置
されている。
【0027】弛め部材25は規制部8の上側において渡
り糸24と係合するように取り付けられている。弛め部
材25は可撓性を有する部材で形成され、その先端が切
断刃23より前側に位置するように取り付けられてい
る。この実施の形態では弛め部材25としてブラシが使
用され、その先端がボビン27と接触可能な位置に取り
付けられている。
り糸24と係合するように取り付けられている。弛め部
材25は可撓性を有する部材で形成され、その先端が切
断刃23より前側に位置するように取り付けられてい
る。この実施の形態では弛め部材25としてブラシが使
用され、その先端がボビン27と接触可能な位置に取り
付けられている。
【0028】図2及び図3に示すように、支持ブラケッ
ト21の下面には切断刃23の取り付け位置より走行体
12の糸切断時の走行方向後側に、尻糸巻部9に残る尻
糸(残糸)に係合して残糸を除去する作用を為すブラシ
28がねじ29により取り付けられている。ブラシ28
にはねじ孔(図示せず)が複数個形成され、支持ブラケ
ット21に形成された長孔21aを貫通して該ねじ孔に
螺合されるねじ29により、前後方向の位置調整可能に
支持ブラケット21に固定されている。ブラシ28は尻
糸巻部9に対する一回の尻糸の巻付け幅より広い幅で接
触可能に形成されている。ブラシ28の毛は金属製では
なくナイロン等比較的柔らかな材質で形成されている。
なお、図ではブラシの毛をまとめて一つの部材のように
表している。
ト21の下面には切断刃23の取り付け位置より走行体
12の糸切断時の走行方向後側に、尻糸巻部9に残る尻
糸(残糸)に係合して残糸を除去する作用を為すブラシ
28がねじ29により取り付けられている。ブラシ28
にはねじ孔(図示せず)が複数個形成され、支持ブラケ
ット21に形成された長孔21aを貫通して該ねじ孔に
螺合されるねじ29により、前後方向の位置調整可能に
支持ブラケット21に固定されている。ブラシ28は尻
糸巻部9に対する一回の尻糸の巻付け幅より広い幅で接
触可能に形成されている。ブラシ28の毛は金属製では
なくナイロン等比較的柔らかな材質で形成されている。
なお、図ではブラシの毛をまとめて一つの部材のように
表している。
【0029】走行体12には、はぎ取り部材30がブラ
シ28の取付位置より走行体12の糸切断時の走行方向
前側で、かつ切断刃23の取付位置より走行方向後側に
位置するように取り付けられている。はぎ取り部材30
はその先端部が走行体12の移動時に尻糸巻部9に対し
て近接した位置を通過するように走行体12に取り付け
られている。はぎ取り部材30は先端部の幅が1回の尻
糸巻き付け幅より広い幅で、ブラシ28より幅広に形成
されている。この実施の形態ではその幅が尻糸巻部の全
幅とほぼ同じに形成されている。はぎ取り部材30は先
端が鋸歯状に形成されるとともに、金属板を折り曲げ加
工することにより形成されている。はぎ取り部材30は
その基端がねじ26により走行体12の上部プレート1
2aに固定されている。
シ28の取付位置より走行体12の糸切断時の走行方向
前側で、かつ切断刃23の取付位置より走行方向後側に
位置するように取り付けられている。はぎ取り部材30
はその先端部が走行体12の移動時に尻糸巻部9に対し
て近接した位置を通過するように走行体12に取り付け
られている。はぎ取り部材30は先端部の幅が1回の尻
糸巻き付け幅より広い幅で、ブラシ28より幅広に形成
されている。この実施の形態ではその幅が尻糸巻部の全
幅とほぼ同じに形成されている。はぎ取り部材30は先
端が鋸歯状に形成されるとともに、金属板を折り曲げ加
工することにより形成されている。はぎ取り部材30は
その基端がねじ26により走行体12の上部プレート1
2aに固定されている。
【0030】図1及び図2に示すように、吸引用ノズル
19はスピンドル列側に向けて開口した扁平な吸引用開
口部19aを先端側に、吸引用開口部19aと反対側に
排気開口部19bをそれぞれ備えている。吸引用開口部
19aは切断刃23、弛め部材25及びブラシ28と対
応する位置だけでなく、ブラシ28の取付位置より走行
体12の糸切断時の走行方向後側に対応する位置にも対
応する形状に形成されている。
19はスピンドル列側に向けて開口した扁平な吸引用開
口部19aを先端側に、吸引用開口部19aと反対側に
排気開口部19bをそれぞれ備えている。吸引用開口部
19aは切断刃23、弛め部材25及びブラシ28と対
応する位置だけでなく、ブラシ28の取付位置より走行
体12の糸切断時の走行方向後側に対応する位置にも対
応する形状に形成されている。
【0031】排気開口部19bは吸引用開口部19aの
ほぼ中央と対向する位置に配置されている。また、吸引
用ノズル19は基端側が排気開口部19bに向かって通
路断面積が次第に小さくなるように形成されている。吸
引用ノズル19は先端側が扁平な四角筒状に形成され、
基端は円筒状に形成されている。排気開口部19bは後
記する清掃体の吸引パイプの吸引口と対応する形状に形
成されている。
ほぼ中央と対向する位置に配置されている。また、吸引
用ノズル19は基端側が排気開口部19bに向かって通
路断面積が次第に小さくなるように形成されている。吸
引用ノズル19は先端側が扁平な四角筒状に形成され、
基端は円筒状に形成されている。排気開口部19bは後
記する清掃体の吸引パイプの吸引口と対応する形状に形
成されている。
【0032】吸引用ノズル19は、先端側の四角筒状部
の下壁の一部が走行体12の上部プレート12aにより
形成される形状に形成され、四角筒状部の下壁の残りの
部分を形成するプレート31の先端に屈曲形成された垂
下片31aにおいて走行体12に固着されている。
の下壁の一部が走行体12の上部プレート12aにより
形成される形状に形成され、四角筒状部の下壁の残りの
部分を形成するプレート31の先端に屈曲形成された垂
下片31aにおいて走行体12に固着されている。
【0033】また、図2及び図3に示すように、走行体
12の上部にはガイドレール5の上面を清掃するための
ブラシ32が固定されている。ブラシ32は上部プレー
ト12aを形成する板材の一部を下側に垂直に折り曲げ
て形成された支持部12bにねじにより固定されてい
る。ブラシ32はその先端がガイドレール5の上面に接
触する位置に固定されている。
12の上部にはガイドレール5の上面を清掃するための
ブラシ32が固定されている。ブラシ32は上部プレー
ト12aを形成する板材の一部を下側に垂直に折り曲げ
て形成された支持部12bにねじにより固定されてい
る。ブラシ32はその先端がガイドレール5の上面に接
触する位置に固定されている。
【0034】図1に示すように、走行体12の下部には
紡機機台の長手方向(図1の紙面と直交方向)に沿って
往復移動して紡機機台の清掃を行う清掃体の吸引パイプ
33にブラケット33aを介して取り付けられた係合部
材33bと係合可能な係合体としてのレバー34が装備
されている。係合部材33bはコイルばねとロッドとが
連結された構成となっている。吸引パイプ33は係合部
材33bがレバー34と係合する状態で、吸引用ノズル
19の排気開口部19bと対向するようになっている。
紡機機台の長手方向(図1の紙面と直交方向)に沿って
往復移動して紡機機台の清掃を行う清掃体の吸引パイプ
33にブラケット33aを介して取り付けられた係合部
材33bと係合可能な係合体としてのレバー34が装備
されている。係合部材33bはコイルばねとロッドとが
連結された構成となっている。吸引パイプ33は係合部
材33bがレバー34と係合する状態で、吸引用ノズル
19の排気開口部19bと対向するようになっている。
【0035】図1及び図3に示すように、レバー34は
走行体12の下部に固定された支柱35の中心に形成さ
れた支持孔35aにブッシュ34aを介して摺動可能に
支持されている。支柱35は小径部の先端側に雄ねじ部
が形成され、走行体12に形成された孔を小径部が貫通
した状態で該雄ねじ部に螺合するナット36により走行
体12に固定されている。レバー34の一端には係合部
37が設けられている。係合部37はほぼ円錐台状に形
成され、ボルト38によりレバー34に固定されてい
る。
走行体12の下部に固定された支柱35の中心に形成さ
れた支持孔35aにブッシュ34aを介して摺動可能に
支持されている。支柱35は小径部の先端側に雄ねじ部
が形成され、走行体12に形成された孔を小径部が貫通
した状態で該雄ねじ部に螺合するナット36により走行
体12に固定されている。レバー34の一端には係合部
37が設けられている。係合部37はほぼ円錐台状に形
成され、ボルト38によりレバー34に固定されてい
る。
【0036】残糸切断装置11は管替後の巻取り運転開
始から満管までに1回、ガイドレール5,6に沿って往
復移動して渡り糸24の切断作業を行い、それ以外のと
きは所定の待機位置で待機する。残糸切断装置11の待
機位置は紡機機台の左右両側で異なり、一方はアウトエ
ンド側に、他方はギヤエンド側に設定されている。
始から満管までに1回、ガイドレール5,6に沿って往
復移動して渡り糸24の切断作業を行い、それ以外のと
きは所定の待機位置で待機する。残糸切断装置11の待
機位置は紡機機台の左右両側で異なり、一方はアウトエ
ンド側に、他方はギヤエンド側に設定されている。
【0037】図4はスピンドル4の装着位置より残糸切
断装置11の待機位置側において、残糸切断装置11の
待機位置側を見た一部破断側面図である。スピンドルレ
ール1の端部には残糸切断装置11の待機位置と対応す
る位置に、図4に示すように、走行体12に装備された
レバー34を係合部材33bと係合可能な係合位置と、
係合部材33bと係合不能な待機位置とに移動させる作
動手段としてのレバー作動装置39が配設されている。
レバー作動装置39を構成するエアシリンダ40は、ブ
ラケット41を介してスピンドルレール1に固定されて
いる。エアシリンダ40はスピンドルレール1と直交す
る状態に配設され、そのピストンロッド40aの先端に
掛止部材42が固定されている。掛止部材42にはレバ
ー34の係合部37と係合可能な凹部42aが形成され
ている。そして、凹部42aが係合部37と係合した状
態でピストンロッド40aが没入位置に配置されると、
レバー34が係合部材33bと係合不能な待機位置に配
置されるようになっている。レバー34は常には待機位
置に配置されている。エアシリンダ40にはピストンロ
ッド40aが突出位置に配置されたことを検知するセン
サPS1と、没入位置に配置されたことを検知するセン
サPS2とが装備されている。
断装置11の待機位置側において、残糸切断装置11の
待機位置側を見た一部破断側面図である。スピンドルレ
ール1の端部には残糸切断装置11の待機位置と対応す
る位置に、図4に示すように、走行体12に装備された
レバー34を係合部材33bと係合可能な係合位置と、
係合部材33bと係合不能な待機位置とに移動させる作
動手段としてのレバー作動装置39が配設されている。
レバー作動装置39を構成するエアシリンダ40は、ブ
ラケット41を介してスピンドルレール1に固定されて
いる。エアシリンダ40はスピンドルレール1と直交す
る状態に配設され、そのピストンロッド40aの先端に
掛止部材42が固定されている。掛止部材42にはレバ
ー34の係合部37と係合可能な凹部42aが形成され
ている。そして、凹部42aが係合部37と係合した状
態でピストンロッド40aが没入位置に配置されると、
レバー34が係合部材33bと係合不能な待機位置に配
置されるようになっている。レバー34は常には待機位
置に配置されている。エアシリンダ40にはピストンロ
ッド40aが突出位置に配置されたことを検知するセン
サPS1と、没入位置に配置されたことを検知するセン
サPS2とが装備されている。
【0038】残糸切断装置11の待機位置と対応する位
置には、走行体12の側面と係合して走行体12が当該
位置よりスピンドルレール1の端部側に移動するのを規
制するストッパ43が配設されている。また、残糸切断
装置11が待機位置に有ることを検知するセンサS1が
所定位置に配設されている。また、紡機機台の端部には
清掃体が残糸切断装置11の待機位置より紡機機台端部
側の所定位置にあるときにオンとなる清掃体検知センサ
(図示せず)が配設されている。そして、エアシリンダ
40はリングレール(図示せず)が所定位置まで上昇し
た際にオン状態となるリミットスイッチ(図示せず)の
信号と、センサPS1,PS2の信号と、センサS1の
信号と、清掃体検知センサの信号とに基づいて作動され
るようになっている。
置には、走行体12の側面と係合して走行体12が当該
位置よりスピンドルレール1の端部側に移動するのを規
制するストッパ43が配設されている。また、残糸切断
装置11が待機位置に有ることを検知するセンサS1が
所定位置に配設されている。また、紡機機台の端部には
清掃体が残糸切断装置11の待機位置より紡機機台端部
側の所定位置にあるときにオンとなる清掃体検知センサ
(図示せず)が配設されている。そして、エアシリンダ
40はリングレール(図示せず)が所定位置まで上昇し
た際にオン状態となるリミットスイッチ(図示せず)の
信号と、センサPS1,PS2の信号と、センサS1の
信号と、清掃体検知センサの信号とに基づいて作動され
るようになっている。
【0039】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。機台運転開始と同時に清掃体が走行レール
(図示せず)に沿って紡機機台の端から端まで往復移動
を開始する。この時ピストンロッド40aは没入状態に
保持され、レバー34は待機位置に保持されている。従
って、清掃体が待機位置にある残糸切断装置11と対応
する位置を通過してもレバー34は係合部材33bと係
合せず、残糸切断装置11が待機位置に保持される。そ
して、清掃体のみが紡機機台に沿って往復移動して紡機
機台の清掃を行う。
説明する。機台運転開始と同時に清掃体が走行レール
(図示せず)に沿って紡機機台の端から端まで往復移動
を開始する。この時ピストンロッド40aは没入状態に
保持され、レバー34は待機位置に保持されている。従
って、清掃体が待機位置にある残糸切断装置11と対応
する位置を通過してもレバー34は係合部材33bと係
合せず、残糸切断装置11が待機位置に保持される。そ
して、清掃体のみが紡機機台に沿って往復移動して紡機
機台の清掃を行う。
【0040】巻取開始時から所定時間経過し、リングレ
ールが残糸切断装置11と干渉しない位置まで上昇した
ことがリミットスイッチの信号により確認された後、清
掃体が残糸切断装置11の待機位置を通過して紡機機台
端部の所定位置に移動したことを清掃体検知センサが検
知すると、エアシリンダ40が作動されてピストンロッ
ド40aが突出位置に配置される。そして、レバー34
が図4に鎖線で示す待機位置から実線で示す係合位置に
配置される。この状態で清掃体が紡機機台の端部からス
ピンドル列側へ移動すると、清掃体の移動に伴って吸引
パイプ33が残糸切断装置11の待機位置を通過する
際、係合部材33bがレバー34と係合する状態とな
る。そして、残糸切断装置11は清掃体と一体的に移動
を開始する。この状態では吸引パイプ33が吸引用ノズ
ル19の排気開口部19bと対向する状態となる。糸切
断時における走行体12の往動方向は図1においては、
紙面の手前側となる。
ールが残糸切断装置11と干渉しない位置まで上昇した
ことがリミットスイッチの信号により確認された後、清
掃体が残糸切断装置11の待機位置を通過して紡機機台
端部の所定位置に移動したことを清掃体検知センサが検
知すると、エアシリンダ40が作動されてピストンロッ
ド40aが突出位置に配置される。そして、レバー34
が図4に鎖線で示す待機位置から実線で示す係合位置に
配置される。この状態で清掃体が紡機機台の端部からス
ピンドル列側へ移動すると、清掃体の移動に伴って吸引
パイプ33が残糸切断装置11の待機位置を通過する
際、係合部材33bがレバー34と係合する状態とな
る。そして、残糸切断装置11は清掃体と一体的に移動
を開始する。この状態では吸引パイプ33が吸引用ノズ
ル19の排気開口部19bと対向する状態となる。糸切
断時における走行体12の往動方向は図1においては、
紙面の手前側となる。
【0041】走行体12の移動に伴って残糸切断装置1
1がスピンドル4と対応する位置を通過する場合、弛め
部材25及び切断刃23は図7に矢印で示す方向に移動
する。先ず弛め部材25が渡り糸24と係合して、尻糸
巻部9に巻かれている尻糸を弛める方向の力が作用す
る。そして、渡り糸24が弛められる。弛め部材25は
規制部8の上側において渡り糸24と係合する。従っ
て、渡り糸24に対して尻糸巻部9に巻き付けられた糸
を弛める方向の力が作用し易い。
1がスピンドル4と対応する位置を通過する場合、弛め
部材25及び切断刃23は図7に矢印で示す方向に移動
する。先ず弛め部材25が渡り糸24と係合して、尻糸
巻部9に巻かれている尻糸を弛める方向の力が作用す
る。そして、渡り糸24が弛められる。弛め部材25は
規制部8の上側において渡り糸24と係合する。従っ
て、渡り糸24に対して尻糸巻部9に巻き付けられた糸
を弛める方向の力が作用し易い。
【0042】スピンドル4が高速で回転しているため、
図6に示すように、弛め部材25との係合が解除される
と、弛んだ渡り糸24は遠心力の作用により外側にふく
らんだ状態で回転する。この状態で、切断刃23がスピ
ンドル4と対応する位置を通過するため、切断刃23が
ふくらんだ状態で回転する渡り糸24と確実に接触して
渡り糸24が切断される。切断刃23が渡り糸24を切
断すると、尻糸巻部9に巻かれていた尻糸が遠心力によ
り解舒され、吸引パイプ33の吸引作用により吸引用ノ
ズル19の吸引用開口部19aに向かう吸引気流によっ
て吸引用ノズル19を経て吸引パイプ33に吸い込まれ
る。
図6に示すように、弛め部材25との係合が解除される
と、弛んだ渡り糸24は遠心力の作用により外側にふく
らんだ状態で回転する。この状態で、切断刃23がスピ
ンドル4と対応する位置を通過するため、切断刃23が
ふくらんだ状態で回転する渡り糸24と確実に接触して
渡り糸24が切断される。切断刃23が渡り糸24を切
断すると、尻糸巻部9に巻かれていた尻糸が遠心力によ
り解舒され、吸引パイプ33の吸引作用により吸引用ノ
ズル19の吸引用開口部19aに向かう吸引気流によっ
て吸引用ノズル19を経て吸引パイプ33に吸い込まれ
る。
【0043】尻糸巻部9がローレットの刻設された構成
の場合は渡り糸24の切断により、尻糸が遠心力により
解舒され易いが、マジックテープ等のシールバンドを巻
き付けた構成の場合は、渡り糸24の切断後も尻糸が解
舒されずに残る場合がある。しかし、この実施の形態で
は、切断刃23による渡り糸24の切断後に、ブラシ2
8が尻糸巻部9と接触するとともに尻糸と係合して尻糸
を尻糸巻部9から除去する。そして、除去された尻糸は
吸引用ノズル19を経て吸引パイプ33に吸い込まれ
る。
の場合は渡り糸24の切断により、尻糸が遠心力により
解舒され易いが、マジックテープ等のシールバンドを巻
き付けた構成の場合は、渡り糸24の切断後も尻糸が解
舒されずに残る場合がある。しかし、この実施の形態で
は、切断刃23による渡り糸24の切断後に、ブラシ2
8が尻糸巻部9と接触するとともに尻糸と係合して尻糸
を尻糸巻部9から除去する。そして、除去された尻糸は
吸引用ノズル19を経て吸引パイプ33に吸い込まれ
る。
【0044】紡出糸の原料が長繊維の場合や、紡出糸が
複合糸の場合には、渡り糸24が切断された後、尻糸巻
部9に巻かれた尻糸が解けて糸端が長くなった状態で吸
引用開口部19abの吸引作用を受ける。従って、切断
刃23やブラシ28より走行体12の糸切断時の走行方
向後側に対応する位置に、吸引用ノズル19の吸引用開
口部19aが存在すると、吸引用ノズル19の吸引作用
が残糸や飛散しようとする糸に効果的に作用する。
複合糸の場合には、渡り糸24が切断された後、尻糸巻
部9に巻かれた尻糸が解けて糸端が長くなった状態で吸
引用開口部19abの吸引作用を受ける。従って、切断
刃23やブラシ28より走行体12の糸切断時の走行方
向後側に対応する位置に、吸引用ノズル19の吸引用開
口部19aが存在すると、吸引用ノズル19の吸引作用
が残糸や飛散しようとする糸に効果的に作用する。
【0045】糸端が長くなった状態で尻糸が飛散する
と、隣接する錘の糸に引っ掛かる虞がある。しかし、は
ぎ取り部材30が切断刃23の取付位置より走行体12
の糸切断時の走行方向後側に位置するため、渡り糸24
が切断された後の尻糸の端部がスピンドル4の高速回転
に伴って振り回されるときにはぎ取り部材30の先端に
当たって細かく千切れる。従って、尻糸が長いまま飛散
することが防止されるとともに、飛散しようとする糸が
吸引用開口19aに吸引され易くなる。
と、隣接する錘の糸に引っ掛かる虞がある。しかし、は
ぎ取り部材30が切断刃23の取付位置より走行体12
の糸切断時の走行方向後側に位置するため、渡り糸24
が切断された後の尻糸の端部がスピンドル4の高速回転
に伴って振り回されるときにはぎ取り部材30の先端に
当たって細かく千切れる。従って、尻糸が長いまま飛散
することが防止されるとともに、飛散しようとする糸が
吸引用開口19aに吸引され易くなる。
【0046】何らかの原因で渡り糸24の切断に失敗す
ると、尻糸巻部9に残った尻糸の上にさらに尻糸が巻き
付けられることになる。このように尻糸巻部9に尻糸が
重ねて巻かれると、次の糸切断時に渡り糸24が切断さ
れても尻糸の除去がし難くなり、尻糸巻部9に尻糸が繰
り返し巻き付けられる状態となる。そして、尻糸巻部9
に巻き付けられた尻糸の量が多くなると、はぎ取り部材
30の先端部がその尻糸を掻き取るように作用して、尻
糸が尻糸巻部9からはぎ取られ、残った尻糸がブラシ2
8で除去される。
ると、尻糸巻部9に残った尻糸の上にさらに尻糸が巻き
付けられることになる。このように尻糸巻部9に尻糸が
重ねて巻かれると、次の糸切断時に渡り糸24が切断さ
れても尻糸の除去がし難くなり、尻糸巻部9に尻糸が繰
り返し巻き付けられる状態となる。そして、尻糸巻部9
に巻き付けられた尻糸の量が多くなると、はぎ取り部材
30の先端部がその尻糸を掻き取るように作用して、尻
糸が尻糸巻部9からはぎ取られ、残った尻糸がブラシ2
8で除去される。
【0047】残糸切断装置11の往動により全スピンド
ルの渡り糸24の切断及び尻糸の吸引除去が完了する。
残糸切断装置11は待機位置と反対側の所定位置まで達
すると、スピンドルレール1に設けられた図示しないス
トッパと係合して、それより機台端部側への移動が規制
される。この状態から清掃体はさらに機台端部側への移
動を続ける。この時レバー34は移動不能なため、吸引
パイプ33の移動に伴って係合部材33bが撓みながら
移動し、レバー34を乗り越えた位置で係合部材33b
がもとの状態に復帰する。
ルの渡り糸24の切断及び尻糸の吸引除去が完了する。
残糸切断装置11は待機位置と反対側の所定位置まで達
すると、スピンドルレール1に設けられた図示しないス
トッパと係合して、それより機台端部側への移動が規制
される。この状態から清掃体はさらに機台端部側への移
動を続ける。この時レバー34は移動不能なため、吸引
パイプ33の移動に伴って係合部材33bが撓みながら
移動し、レバー34を乗り越えた位置で係合部材33b
がもとの状態に復帰する。
【0048】そして、清掃体が機台端部で移動方向を変
換して残糸切断装置11の待機位置側に走行する際に、
再び係合部材33bがレバー34と係合して残糸切断装
置11が清掃体と一体的に移動を開始する。残糸切断装
置11は所定待機位置まで移動した時点でストッパ43
と係合して停止し、係合部37が掛止部材42の凹部4
2aと係合するとともに、センサS1がオン状態とな
る。その後、清掃体検知センサがオンになった時、エア
シリンダ40が作動されてピストンロッド40aが没入
位置に配置され、レバー34が待機位置に移動される。
以後、次回の管替が終了した後、巻取りが開始されて再
びリングレールが所定高さに上昇して糸切断時になるま
でレバー34が待機位置に保持され、残糸切断装置11
は待機位置で待機する。
換して残糸切断装置11の待機位置側に走行する際に、
再び係合部材33bがレバー34と係合して残糸切断装
置11が清掃体と一体的に移動を開始する。残糸切断装
置11は所定待機位置まで移動した時点でストッパ43
と係合して停止し、係合部37が掛止部材42の凹部4
2aと係合するとともに、センサS1がオン状態とな
る。その後、清掃体検知センサがオンになった時、エア
シリンダ40が作動されてピストンロッド40aが没入
位置に配置され、レバー34が待機位置に移動される。
以後、次回の管替が終了した後、巻取りが開始されて再
びリングレールが所定高さに上昇して糸切断時になるま
でレバー34が待機位置に保持され、残糸切断装置11
は待機位置で待機する。
【0049】なお、ガイドレール5の上面に堆積した風
綿は、ローラ13と接触する前にブラシ32により除去
される。この実施の形態では以下の効果を有する。
綿は、ローラ13と接触する前にブラシ32により除去
される。この実施の形態では以下の効果を有する。
【0050】(1) 渡り糸24が切断刃23で切断さ
れた後、ブラシ28が尻糸巻部9にと接触するため、尻
糸巻部9にマジックテープ等の糸把持作用が強いシール
バンドが巻き付けられていて、尻糸巻部9に尻糸が残っ
ている場合も、ブラシ28がその尻糸と確実に係合して
尻糸の除去機能が向上する。
れた後、ブラシ28が尻糸巻部9にと接触するため、尻
糸巻部9にマジックテープ等の糸把持作用が強いシール
バンドが巻き付けられていて、尻糸巻部9に尻糸が残っ
ている場合も、ブラシ28がその尻糸と確実に係合して
尻糸の除去機能が向上する。
【0051】(2) 走行体12に取り付けられたはぎ
取り部材30が1回の尻糸巻き付け幅より広い幅を有
し、走行体12の移動時に尻糸巻部9に対して近接した
位置を通過する。従って、渡り糸24の切断に失敗し
て、尻糸巻部9に複数回分の尻糸が巻き付けられても、
その尻糸がはぎ取り部材30により掻き取られるため、
尻糸巻部9に多量の尻糸が巻き付けられたままに放置さ
れるのを防止することができる。特に太番手の糸の紡出
のときに効果が大きくなる。
取り部材30が1回の尻糸巻き付け幅より広い幅を有
し、走行体12の移動時に尻糸巻部9に対して近接した
位置を通過する。従って、渡り糸24の切断に失敗し
て、尻糸巻部9に複数回分の尻糸が巻き付けられても、
その尻糸がはぎ取り部材30により掻き取られるため、
尻糸巻部9に多量の尻糸が巻き付けられたままに放置さ
れるのを防止することができる。特に太番手の糸の紡出
のときに効果が大きくなる。
【0052】(3) はぎ取り部材30がブラシ28の
取付位置より走行体12の糸切断時の走行方向前側に位
置するように取り付けられているため、尻糸巻部9に溜
まった尻糸がはぎ取り部材30で引っ掻かれた後にブラ
シ28の作用を受ける。従って、ブラシ28による尻糸
の除去作用が向上する。
取付位置より走行体12の糸切断時の走行方向前側に位
置するように取り付けられているため、尻糸巻部9に溜
まった尻糸がはぎ取り部材30で引っ掻かれた後にブラ
シ28の作用を受ける。従って、ブラシ28による尻糸
の除去作用が向上する。
【0053】(4) はぎ取り部材30の先端が鋸歯状
に形成されているため、尻糸巻部9に溜まった尻糸をは
ぎ取り部材30が引っ掻いてはぎ取る効果が増し、はぎ
取り作用が向上する。
に形成されているため、尻糸巻部9に溜まった尻糸をは
ぎ取り部材30が引っ掻いてはぎ取る効果が増し、はぎ
取り作用が向上する。
【0054】(5) はぎ取り部材30はその幅が尻糸
巻部9の全幅とほぼ同じに形成されているため、尻糸が
通常巻き付けられる位置からずれた状態で尻糸巻部9に
溜まった場合でも、はぎ取り機能が低下しない。
巻部9の全幅とほぼ同じに形成されているため、尻糸が
通常巻き付けられる位置からずれた状態で尻糸巻部9に
溜まった場合でも、はぎ取り機能が低下しない。
【0055】(6) はぎ取り部材が切断刃23の取付
位置より走行体12の糸切断時の走行方向後側に位置す
るように取り付けられているため、切断刃23により渡
り糸24が切断された後、スピンドル4の回転に伴って
振り回される糸端がはぎ取り部材30に当たって千切
れ、長い糸の状態で飛散するのが防止される。
位置より走行体12の糸切断時の走行方向後側に位置す
るように取り付けられているため、切断刃23により渡
り糸24が切断された後、スピンドル4の回転に伴って
振り回される糸端がはぎ取り部材30に当たって千切
れ、長い糸の状態で飛散するのが防止される。
【0056】(7) 弛め部材25により弛められて外
側にふくらんだ状態で回転する渡り糸24と切断刃23
が接触することで渡り糸24が切断されるため、切断刃
23の位置を正確に位置決めしなくても、切断刃23が
ボビン27あるいは尻糸巻部9と接触せずに、渡り糸2
4が切断され易くなる。
側にふくらんだ状態で回転する渡り糸24と切断刃23
が接触することで渡り糸24が切断されるため、切断刃
23の位置を正確に位置決めしなくても、切断刃23が
ボビン27あるいは尻糸巻部9と接触せずに、渡り糸2
4が切断され易くなる。
【0057】(8) 弛め部材25が規制部8の上側に
おいて渡り糸24と係合するため、渡り糸24に対して
尻糸巻部9に巻き付けられた糸を弛める方向の力が作用
し易く、弛め作用が良好になされる。
おいて渡り糸24と係合するため、渡り糸24に対して
尻糸巻部9に巻き付けられた糸を弛める方向の力が作用
し易く、弛め作用が良好になされる。
【0058】(9) 弛め部材25としてブラシが使用
されているため、板状の部材を弛め部材25に使用した
場合に比較して、弛め部材25が渡り糸24と確実に係
合して弛め作用が良好になされる。
されているため、板状の部材を弛め部材25に使用した
場合に比較して、弛め部材25が渡り糸24と確実に係
合して弛め作用が良好になされる。
【0059】(10) 弛め部材25と切断刃23とが
走行体の移動方向に対してほぼ同じ位置に上下に配置さ
れている。従って、弛め部材25及び切断刃23の取付
スペースの走行体12の走行方向の長さを短くでき、残
糸切断装置11全体をコンパクトにできる。
走行体の移動方向に対してほぼ同じ位置に上下に配置さ
れている。従って、弛め部材25及び切断刃23の取付
スペースの走行体12の走行方向の長さを短くでき、残
糸切断装置11全体をコンパクトにできる。
【0060】(11) 走行体12に吸引用ノズル19
が設けられているため、切断刃23で切断されて飛散し
ようとする残糸やブラシ28で尻糸巻き部9から除去さ
れて飛散しようとする残糸が吸引用ノズル19に吸引さ
れる。従って、飛散した残糸が隣接錘の糸に絡んで糸切
れを誘発する虞が少なくなる。
が設けられているため、切断刃23で切断されて飛散し
ようとする残糸やブラシ28で尻糸巻き部9から除去さ
れて飛散しようとする残糸が吸引用ノズル19に吸引さ
れる。従って、飛散した残糸が隣接錘の糸に絡んで糸切
れを誘発する虞が少なくなる。
【0061】(12) 吸引用ノズル19の吸引用開口
部19aが切断刃23及びブラシ28と対応する位置だ
けでなく、それらの取付位置より走行体12の糸切断時
の走行方向後側に対応する位置まで拡がるように形成さ
れている。従って、切断刃23で切断されて飛散しよう
とする残糸やブラシ28で尻糸巻き部9から除去されて
飛散しようとする残糸に対して、吸引用開口部19aの
吸引作用が効率良く及ぶ。
部19aが切断刃23及びブラシ28と対応する位置だ
けでなく、それらの取付位置より走行体12の糸切断時
の走行方向後側に対応する位置まで拡がるように形成さ
れている。従って、切断刃23で切断されて飛散しよう
とする残糸やブラシ28で尻糸巻き部9から除去されて
飛散しようとする残糸に対して、吸引用開口部19aの
吸引作用が効率良く及ぶ。
【0062】(13) 切断刃23、ブラシ28及び弛
め部材25を取り付ける支持ブラケット21の走行体1
2への取付位置が、吸引用ノズル19の外側に設けられ
ている。従って、吸引用ノズル19の開口面積に対し
て、残糸や風綿が引っかかり易いボルトやねじ等の部分
の占める割合が少なくなり、吸引作用が長期間良好な状
態に保持される。
め部材25を取り付ける支持ブラケット21の走行体1
2への取付位置が、吸引用ノズル19の外側に設けられ
ている。従って、吸引用ノズル19の開口面積に対し
て、残糸や風綿が引っかかり易いボルトやねじ等の部分
の占める割合が少なくなり、吸引作用が長期間良好な状
態に保持される。
【0063】(14) 走行体12は上下一対のガイド
レール5,6を溝13a,14aを有するローラ13,
14で挟持するように支承されているため、従来のよう
なガイドレールの上面あるいはガイドレールの側面に沿
って転動するローラを介して支持された構成に比較し
て、がたつきが少なくなる。
レール5,6を溝13a,14aを有するローラ13,
14で挟持するように支承されているため、従来のよう
なガイドレールの上面あるいはガイドレールの側面に沿
って転動するローラを介して支持された構成に比較し
て、がたつきが少なくなる。
【0064】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば次のように具体化してもよい。 ○ はぎ取り部材30の幅は、1回の尻糸巻き付け幅よ
り広ければよく、尻糸巻部9の全幅より狭くてもよい。
ではなく、例えば次のように具体化してもよい。 ○ はぎ取り部材30の幅は、1回の尻糸巻き付け幅よ
り広ければよく、尻糸巻部9の全幅より狭くてもよい。
【0065】○ はぎ取り部材30の取付位置を切断刃
23の取付位置より走行体12の糸切断時の走行方向前
側に位置するように取り付けてもよい。この場合は、渡
り糸24が切断された後に、はぎ取り部材30がスピン
ドル4とともに回転する尻糸の端部を千切る作用は殆ど
ないが、尻糸巻部9に溜まった尻糸のはぎ取り作用は同
様に発揮される。
23の取付位置より走行体12の糸切断時の走行方向前
側に位置するように取り付けてもよい。この場合は、渡
り糸24が切断された後に、はぎ取り部材30がスピン
ドル4とともに回転する尻糸の端部を千切る作用は殆ど
ないが、尻糸巻部9に溜まった尻糸のはぎ取り作用は同
様に発揮される。
【0066】○ はぎ取り部材30の取付位置をブラシ
28の取付位置より走行体12の糸切断時の走行方向後
側に位置するように取り付けてもよい。 ○ はぎ取り部材30の先端部を鋸歯状ではなく単なる
四角状に形成してもよい。
28の取付位置より走行体12の糸切断時の走行方向後
側に位置するように取り付けてもよい。 ○ はぎ取り部材30の先端部を鋸歯状ではなく単なる
四角状に形成してもよい。
【0067】○ はぎ取り部材30は金属製に限らず、
セラミック等の硬質の材料で形成してもよい。 ○ 弛め部材25及び切断刃23を走行体12の移動方
向に対してほぼ同じ位置に上下に配置する構成に代え
て、弛め部材25を切断刃23に対して走行体12の移
動方向の前側に配設してもよい。
セラミック等の硬質の材料で形成してもよい。 ○ 弛め部材25及び切断刃23を走行体12の移動方
向に対してほぼ同じ位置に上下に配置する構成に代え
て、弛め部材25を切断刃23に対して走行体12の移
動方向の前側に配設してもよい。
【0068】○ 切断刃23、ブラシ28及び弛め部材
25を吸引用ノズル19の内側に固定されるブラケット
を介して走行体12に取り付けてもよい。 ○ はぎ取り部材30を支持ブラケット21に固定して
もよい。
25を吸引用ノズル19の内側に固定されるブラケット
を介して走行体12に取り付けてもよい。 ○ はぎ取り部材30を支持ブラケット21に固定して
もよい。
【0069】○ 弛め部材25としてブラシを使用する
代わりに、可撓性の板を使用してもよい。 ○ 弛め部材25を規制部8の下方と対応する位置に配
置してもよい。この場合、空ボビン挿入時又は糸巻き始
め時にボビンとスピンドルに挟まれた糸を弛めることが
できる。また、弛め部材25(ブラシ)とスピンドル4
(カッタ体10)とが接触すると、糸を尻糸巻部9に巻
き付けるように作用するが、離れた状態であれば糸が弛
む。
代わりに、可撓性の板を使用してもよい。 ○ 弛め部材25を規制部8の下方と対応する位置に配
置してもよい。この場合、空ボビン挿入時又は糸巻き始
め時にボビンとスピンドルに挟まれた糸を弛めることが
できる。また、弛め部材25(ブラシ)とスピンドル4
(カッタ体10)とが接触すると、糸を尻糸巻部9に巻
き付けるように作用するが、離れた状態であれば糸が弛
む。
【0070】○ 切断刃23を規制部8の下方と対応す
る位置に配置してもよい。この場合も、規制部8の上方
と対応する位置に配置した場合と同様の効果を発揮す
る。 ○ 弛め部材25やブラシ31を省略してもよい。
る位置に配置してもよい。この場合も、規制部8の上方
と対応する位置に配置した場合と同様の効果を発揮す
る。 ○ 弛め部材25やブラシ31を省略してもよい。
【0071】○ 吸引用ノズル19の形状は、基端側の
通路断面積が排気開口部19bに向かって次第に小さく
なる形状に限らず、通路断面積が一定の単なる扁平な四
角筒状や楕円筒状で、基端が吸引パイプ33の吸引口と
同じ大きさの排気開口部19bが形成された部材で遮蔽
された形状としてもよい。また、排気開口部19bは吸
引パイプ33の吸引口と同じ大きさに限らず、吸引用ノ
ズル19を単なる筒状に形成してもよい。
通路断面積が排気開口部19bに向かって次第に小さく
なる形状に限らず、通路断面積が一定の単なる扁平な四
角筒状や楕円筒状で、基端が吸引パイプ33の吸引口と
同じ大きさの排気開口部19bが形成された部材で遮蔽
された形状としてもよい。また、排気開口部19bは吸
引パイプ33の吸引口と同じ大きさに限らず、吸引用ノ
ズル19を単なる筒状に形成してもよい。
【0072】○ 走行体12の上部プレート12aが吸
引用ノズル19の一部を構成する構成に代えて、筒状の
吸引用ノズル19を上部プレート12a上に固定又は固
着してもよい。この場合、吸引用ノズル19の構成が簡
単になる。
引用ノズル19の一部を構成する構成に代えて、筒状の
吸引用ノズル19を上部プレート12a上に固定又は固
着してもよい。この場合、吸引用ノズル19の構成が簡
単になる。
【0073】○ 吸引用ノズル19を走行体12の上部
プレート12aより後方まで延出せずに、上部プレート
12aと対応する長さとしたり、吸引用ノズル19を省
略してもよい。
プレート12aより後方まで延出せずに、上部プレート
12aと対応する長さとしたり、吸引用ノズル19を省
略してもよい。
【0074】○ 吸引用ノズル19を設けず、尻糸巻部
9から除去された残糸が飛散する構成としてもよい。こ
の構成では、はぎ取り部材30を切断刃23の取付位置
より走行体12の糸切断時の走行方向後側に配設するの
が好ましい。この場合、渡り糸24が切断された後に尻
糸巻部9から解舒された糸端が、スピンドル4の高速回
転に伴ってはぎ取り部材30に断続的に当たって千切れ
るため、解舒された糸が隣接錘の糸切れを誘発するよう
な長い状態で飛散するのを防止できる。
9から除去された残糸が飛散する構成としてもよい。こ
の構成では、はぎ取り部材30を切断刃23の取付位置
より走行体12の糸切断時の走行方向後側に配設するの
が好ましい。この場合、渡り糸24が切断された後に尻
糸巻部9から解舒された糸端が、スピンドル4の高速回
転に伴ってはぎ取り部材30に断続的に当たって千切れ
るため、解舒された糸が隣接錘の糸切れを誘発するよう
な長い状態で飛散するのを防止できる。
【0075】○ 走行体12をガイドレール5,6に支
承する構成として、両ローラ13,14ともガイドレー
ル5,6の上面と係合する構成や、ローラ14に代えて
ガイドレール6の側面に係合するローラを備えた構成と
してもよい。
承する構成として、両ローラ13,14ともガイドレー
ル5,6の上面と係合する構成や、ローラ14に代えて
ガイドレール6の側面に係合するローラを備えた構成と
してもよい。
【0076】○ 走行体12を清掃体とともに移動させ
る構成として、特開昭61−19824号公報あるいは
実開平5−45078号公報に開示された構成を採用し
てもよい。
る構成として、特開昭61−19824号公報あるいは
実開平5−45078号公報に開示された構成を採用し
てもよい。
【0077】○ リング精紡機に限らず、リング撚糸機
の残糸処理装置に適用してもよい。前記各実施の形態か
ら把握できる請求項記載以外の技術的思想(発明)につ
いて、以下にその効果とともに記載する。
の残糸処理装置に適用してもよい。前記各実施の形態か
ら把握できる請求項記載以外の技術的思想(発明)につ
いて、以下にその効果とともに記載する。
【0078】(1) 請求項1〜請求項5のいずれか一
項に記載の発明において、前記走行体には前記切断刃の
取付位置より前記走行体の糸切断時の走行方向前側で前
記渡り糸と係合して渡り糸を弛める弛め部材が取り付け
られている。この場合、走行体に装備された切断刃を高
い精度で位置決めせずに渡り糸の切断を行うことができ
る。
項に記載の発明において、前記走行体には前記切断刃の
取付位置より前記走行体の糸切断時の走行方向前側で前
記渡り糸と係合して渡り糸を弛める弛め部材が取り付け
られている。この場合、走行体に装備された切断刃を高
い精度で位置決めせずに渡り糸の切断を行うことができ
る。
【0079】(2) 請求項1〜請求項5及び(1)の
いずれか一項に記載の発明において、前記走行体には渡
り糸が切断された後、飛散しようとする残糸を吸引する
吸引用ノズルが装備されている。この場合、渡り糸が切
断された残糸はスピンドルの回転に伴い尻糸巻部から解
舒されて飛散しようとするが、吸引用ノズルに向かう吸
引気流により吸引用ノズルに吸引される。
いずれか一項に記載の発明において、前記走行体には渡
り糸が切断された後、飛散しようとする残糸を吸引する
吸引用ノズルが装備されている。この場合、渡り糸が切
断された残糸はスピンドルの回転に伴い尻糸巻部から解
舒されて飛散しようとするが、吸引用ノズルに向かう吸
引気流により吸引用ノズルに吸引される。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
5に記載の発明によれば、尻糸巻部に糸把持作用が強い
シールバンドが巻き付けられた場合でも尻糸残糸を効率
よく除去できるとともに、一度尻糸除去に失敗た場合で
も尻糸巻部に多量の尻糸が巻き付けられたままに放置さ
れるのを防止することができる。
5に記載の発明によれば、尻糸巻部に糸把持作用が強い
シールバンドが巻き付けられた場合でも尻糸残糸を効率
よく除去できるとともに、一度尻糸除去に失敗た場合で
も尻糸巻部に多量の尻糸が巻き付けられたままに放置さ
れるのを防止することができる。
【0081】請求項2に記載の発明によれば、尻糸巻部
に溜まった尻糸がはぎ取り部材で引っ掻かれた後にブラ
シの作用を受けるため、ブラシによる尻糸の除去作用が
向上する。
に溜まった尻糸がはぎ取り部材で引っ掻かれた後にブラ
シの作用を受けるため、ブラシによる尻糸の除去作用が
向上する。
【0082】請求項3に記載の発明によれば、はぎ取り
部材の先端が鋸歯状に形成されているため、尻糸巻部に
溜まった尻糸をはぎ取り部材が引っ掻いてはぎ取る効果
が増し、はぎ取り作用が向上する。
部材の先端が鋸歯状に形成されているため、尻糸巻部に
溜まった尻糸をはぎ取り部材が引っ掻いてはぎ取る効果
が増し、はぎ取り作用が向上する。
【0083】請求項4に記載の発明によれば、はぎ取り
部材はその幅が尻糸巻部の全幅とほぼ同じに形成されて
いるため、尻糸が通常巻き付けられる位置からずれた状
態で尻糸巻部に溜まった場合でも、はぎ取り機能が低下
しない。請求項5に記載の発明によれば、切断刃により
渡り糸が切断された後、スピンドルの回転に伴って振り
回される糸端がはぎ取り部材に当たって千切れ、長い糸
の状態で飛散するのが防止される。
部材はその幅が尻糸巻部の全幅とほぼ同じに形成されて
いるため、尻糸が通常巻き付けられる位置からずれた状
態で尻糸巻部に溜まった場合でも、はぎ取り機能が低下
しない。請求項5に記載の発明によれば、切断刃により
渡り糸が切断された後、スピンドルの回転に伴って振り
回される糸端がはぎ取り部材に当たって千切れ、長い糸
の状態で飛散するのが防止される。
【図1】 残糸切断装置とスピンドルとの関係を示す一
部破断概略側面図。
部破断概略側面図。
【図2】 残糸切断装置とスピンドルとの関係を示す一
部破断概略平面図。
部破断概略平面図。
【図3】 残糸切断装置を吸引用ノズルの部分で切断し
た断面図。
た断面図。
【図4】 レバー作動装置と残糸切断装置の関係を示す
一部破断側面図。
一部破断側面図。
【図5】 図1の部分拡大図。
【図6】 作用を示す模式側面図。
【図7】 作用を示す模式平面図。
【図8】 従来装置の切断刃と渡り糸の関係を示す模式
側面図。
側面図。
【図9】 別の従来装置の平面図。
【図10】 同じく側面図。
4…スピンドル、5,6…ガイドレール、8…糸規制部
としての規制部、9…尻糸巻部、11…残糸切断装置、
12…走行体、23…切断刃、24…渡り糸、27…管
糸(ボビン)、28…ブラシ、30…はぎ取り部材。
としての規制部、9…尻糸巻部、11…残糸切断装置、
12…走行体、23…切断刃、24…渡り糸、27…管
糸(ボビン)、28…ブラシ、30…はぎ取り部材。
Claims (5)
- 【請求項1】 機台の長手方向に列設した各スピンドル
の下部に尻糸巻部を有する紡機におけるスピンドルの残
糸処理装置であって、 前記スピンドル列に沿って配設されたガイドレールに沿
って走行可能に設けられた走行体と、 前記走行体に対して前記尻糸巻部から管糸の糸巻始め位
置の間に糸規制部を経て形成された渡り糸に接触可能な
位置に取り付けられた切断刃と、 前記走行体に対して前記尻糸巻部と接触可能な位置に取
り付けられたブラシと、 1回の尻糸巻き付け幅より広い幅を有し走行体の移動時
に前記尻糸巻部に対して近接した位置を通過するように
前記走行体に取り付けられたはぎ取り部材とを備えた紡
機におけるスピンドルの残糸処理装置。 - 【請求項2】 前記はぎ取り部材は、前記ブラシの取付
位置より前記走行体の糸切断時の走行方向前側に位置す
るように取り付けられている請求項1に記載の紡機にお
けるスピンドルの残糸処理装置。 - 【請求項3】 前記はぎ取り部材は、先端が鋸歯状に形
成されている請求項1又は請求項2に記載の紡機におけ
るスピンドルの残糸処理装置。 - 【請求項4】 前記はぎ取り部材は、その幅が前記尻糸
巻部の全幅とほぼ同じに形成されている請求項1〜請求
項3のいずれか一項に記載の紡機におけるスピンドルの
残糸処理装置。 - 【請求項5】 前記はぎ取り部材は、前記切断刃の取付
位置より前記走行体の糸切断時の走行方向後側に位置す
るように取り付けられている請求項1〜請求項4のいず
れか一項に記載の紡機におけるスピンドルの残糸処理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12508398A JPH11323680A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 紡機におけるスピンドルの残糸処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12508398A JPH11323680A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 紡機におけるスピンドルの残糸処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11323680A true JPH11323680A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=14901420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12508398A Pending JPH11323680A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 紡機におけるスピンドルの残糸処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11323680A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019011142A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | 東レ・オペロンテックス株式会社 | 紙管および弾性糸巻糸体パッケージ |
| CN112638802A (zh) * | 2018-09-15 | 2021-04-09 | 欧瑞康纺织有限及两合公司 | 用于推离至少一个纱筒的方法和装置 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP12508398A patent/JPH11323680A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019011142A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | 東レ・オペロンテックス株式会社 | 紙管および弾性糸巻糸体パッケージ |
| CN112638802A (zh) * | 2018-09-15 | 2021-04-09 | 欧瑞康纺织有限及两合公司 | 用于推离至少一个纱筒的方法和装置 |
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