JPH11323260A - 着色性樹脂組成物、着色性感光性樹脂組成物、着色画像形成用感光液、感光性エレメント、着色画像の製造法、カラーフィルタ用基板の製造法及びカラーフィルタの製造法 - Google Patents

着色性樹脂組成物、着色性感光性樹脂組成物、着色画像形成用感光液、感光性エレメント、着色画像の製造法、カラーフィルタ用基板の製造法及びカラーフィルタの製造法

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JPH11323260A
JPH11323260A JP16530898A JP16530898A JPH11323260A JP H11323260 A JPH11323260 A JP H11323260A JP 16530898 A JP16530898 A JP 16530898A JP 16530898 A JP16530898 A JP 16530898A JP H11323260 A JPH11323260 A JP H11323260A
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JP
Japan
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photosensitive
resin composition
coloring
forming
dye
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JP16530898A
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English (en)
Inventor
Yoichi Kimura
陽一 木村
Michio Uruno
道生 宇留野
Jiyunrin Ryu
順林 劉
Koji Yamazaki
浩二 山崎
Tetsuya Okazaki
哲也 岡崎
Seigo Yokochi
精吾 横地
Shinya Kato
慎也 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感光特性,遮光性,絶縁性に優れる着色性樹脂
組成物、感光性着色性樹脂組成物とそれを用いた着色画
像の製造法及びカラーフィルタの製造法を提供する。 【解決手段】樹脂,色素及びその色素の色と補色関係に
ある色に発色若しくは変色可能な物質を含有してなり、
前記その色素の色と補色関係にある色に発色若しくは変
色可能な物質がイミノ系化合物とイソシアネート系化合
物の組合せ、キレート化剤と金属塩との組合せ、又はフ
ルオラン系感熱色素又はフタリド系感熱色素と酸成分と
の組合せのいずれかである着色性樹脂組成物、感光性着
色性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着色性樹脂組成
物、感光性着色性樹脂組成物、着色画像形成用感光液、
感光性エレメント、着色画像の製造法、カラーフィルタ
用基板の製造法及びカラーフイルタの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示デバイス,センサー及び
色分解デバイスなどにカラーフイルタが多用されてい
る。このカラーフィルタは、赤,緑,青またはシアン,
マゼンタ,イエローの画素とこれら画素間の間隙に対応
する遮光用ブラックマトリックスで構成されている。ブ
ラックマトリックスの製造法としては、従来は、金属ク
ロムをガラス基板に蒸着し、エッチングするという方法
が採られていた。この方法で製造したブラックマトリッ
クスは、遮光性は高いが反射率が高く、視認性が悪いと
いう問題があった。その解決手段として、酸化クロム/
金属クロム二層構造の低反射クロムが提案されている。
しかし、この方法は、コストが高くなる問題があった。
【0003】最近、顔料を分散した感光材料を用いる方
法が注目され、多くの検討が行われている。この方法に
よれば製法が簡略化され、反射率が低くなることが知ら
れている。しかし一方、遮光性を高くするためには、顔
料の含有量を多くしなければならず、感光特性が低下す
るという問題があった(特開平7−244377 号公報)。ま
た、顔料としてカーボンブラックを用いると比抵抗が低
くなる問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、顔料を分散
したブラックマトリックス用感光材料の課題である、感
光特性及び、比抵抗を共に著しく向上させることが可能
な着色性樹脂組成物,感光性着色性樹脂組成物、これを
用いた着色画像感光液及び着色画像の形成法、カラーフ
イルタ用基板の製造法、及びカラーフィルタの製造法を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、少なくとも、熱,光,酸,アルカリのいずれ
かの処理により発色する物質と光硬化性組成物を組み合
わせることにより、パターニングした後に黒色化し、感
光特性,遮光性,比抵抗を共に著しく向上させることが
可能な手段を見い出し、本発明に至った。 すなわち本
発明は、 (1)樹脂及び発色若しくは変色可能な物質を含有して
なる着色性樹脂組成物。
【0006】(2)樹脂,色素及びその色素の色と補色
関係にある色に発色若しくは変色可能な物質を含有して
なる着色性樹脂組成物。
【0007】(3)色素及びその色素の色と補色関係に
ある色に発色若しくは変色可能な物質がイミノ系化合物
とイソシアネート系化合物の組合せ,キレート化剤と金
属塩との組合せ、又はフルオラン系感熱色素又はフタレ
イン系感熱色素と酸成分との組合せである前記項(1)
又は項(2)記載の着色性樹脂組成物。
【0008】(4)(a)ポリマー、(b)光重合性不
飽和結合を分子内に1個以上含有するモノマー、(c)
光重合開始剤、及び(e)発色若しくは変色可能な物質
を含有してなる感光性着色性樹脂組成物。
【0009】(5)(a)ポリマー、(b)光重合性不
飽和結合を分子内に1個以上含有するモノマー、(c)
光重合開始剤、(d)色素及び(e)前記色素の色と補
色関係にある色に発色若しくは変色可能な物質を含有し
てなる感光性着色性樹脂組成物。
【0010】(6)色素の色と補色関係にある色に発色
若しくは変色可能な物質がイミノ系化合物とイソシアネ
ート系化合物の組合せ,キレート化剤と金属塩との組合
せ、又はフルオラン系感熱色素若しくはフタリド系感熱
色素と酸成分との組合せである前記項(4)又は項
(5)記載の感光性着色性樹脂組成物。
【0011】(7)ポリマーが、酸価20〜300で重
量平均分子量1,500〜20,000の樹脂である前記
項(4)〜項(6)のいずれかに記載の感光性着色性樹
脂組成物。
【0012】(8)ポリマーが、下記の一般式(1)
【0013】
【化3】
【0014】(但し、式中、Rは水素原子又はメチル
基を示し、R及びRはそれぞれ独立に水素原子,水
酸基,炭素数1〜12のアルキル基又は炭素数1〜12
のアルコキシ基を示す)で表される繰り返し単位及び下
記一般式(2)
【0015】
【化4】
【0016】(但し、式中、R及びRは、それぞれ
独立した水素原子,炭素数1〜12のアルキル基又は光
反応性不飽和結合を有する基を示し、Rは水素原子又
は炭素数1〜12のアルキル基を示す)で表される繰り
返し単位を、一般式(1)/一般式(2)が1/5〜5
/1(モル比)の比率で有することを特徴とする前記項
(7)記載の感光性着色性樹脂組成物。
【0017】(9)(a′)カチオン重合可能な基を有
する樹脂及び/又は(b′)カチオン重合性モノマー、
(c′)光カチオン重合開始剤、及び(e)発色若しく
は変色可能な物質を含有してなる感光性着色性樹脂組成
物。
【0018】(10)(a′)カチオン重合可能な基を
有する樹脂及び/又は(b′)カチオン重合性モノマ
ー、(c′)光カチオン重合開始剤、(d)色素、及び
(e)前記色素の色と補色関係にある色に発色若しくは
変色可能な物質を含有してなる感光性着色性樹脂組成
物。
【0019】(11)色素の色と補色関係にある色に発
色若しくは変色可能な物質がイミノ系化合物とイソシア
ネート系化合物の組合せ,キレート化剤と金属塩との組
合せ、又はフルオラン系感熱色素又はフタリド系感熱色
素と酸との組合せのいずれかである前記項(9)又は項
(10)記載の感光性着色性樹脂組成物。
【0020】(12)前記項(4)〜項(11)のいず
れかの感光性着色性樹脂組成物に、(f)有機溶剤を含有
させてなる着色画像形成用感光液。
【0021】(13)前記項(4)〜項(11)のいず
れかの感光性着色性樹脂組成物を支持体上に成膜してな
る感光性エレメント。
【0022】(14)前記項(4)〜項(11)のいず
れかの感光性着色性樹脂組成物からなる感光層を基板上
に積層し、次いで前記感光層を光現像する着色画像形成
工程を含む着色画像の製造法。
【0023】(15)露光後に、発色又は変色処理する
前記項(14)記載の着色画像の製造法。
【0024】(16)感光層が前記項(12)記載の着
色画像形成用感光液又は前記項(13)記載の感光成エ
レメントから形成されるものである前記項(14)又は
項(15)記載の着色画像の製造法。
【0025】(17)前記項(4)〜項(11)のいず
れかに記載の感光性着色性樹脂組成物又は前記項(1
2)記載の着色画像形成用感光液又は前記項(13)記
載の感光性エレメントを用いて着色画像形成材料の膜を
基板上に形成する工程、該膜上に活性光線を画像状に照
射し、露光部を光硬化させ、未露光部を現像により除去
する工程、さらに、露光後に発色又は変色処理する工程
を含む方法によりブラックマトリックスを形成する工程
を含むことを特徴とするカラーフィルタ用基板の製造
法。
【0026】(18)前記項(17)記載のカラーフィ
ルタ用基板の上に異なった複数の有彩色の着色画像形成
材料を用いて、画像を形成することを特徴とするカラー
フイルタの製造法。
【0027】(19)画素が、赤,緑及び青の画素であ
ることを特徴とする前記項(18)記載のカラーフイル
タの製造法に関する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0029】本発明の着色性樹脂組成物において、発色
若しくは変色可能な物質とは、少なくとも、熱,光,
酸,アルカリのいずれかの処理で発色若しくは変色する
物質であって、特に制限はないが、(1)イミノ系化合
物とイソシアネート系化合物の組合せ、(2)キレート
化剤と金属塩の組合せ、(3)フルオラン系感熱色素又
はフタレリ度ド系感熱色素と酸成分の組合せ等が優れて
いる。
【0030】前記(1)のイミノ系化合物としては、特
に制限はなく、例えば一般式(3)
【0031】
【化5】
【0032】(ただし、式中、RはF,Cl,Brまた
は炭素数1〜12のアルキル基であり、nは0〜4の整
数である)が挙げられる。具体的には、下記の式(4)
【0033】
【化6】
【0034】で表される化合物が有用である。
【0035】また、イソシアネート系化合物としては、
特に芳香族ポリイソシアネート化合物が好ましく、例え
ば一般式(5)〜(9)等の化合物が挙げられる。
【0036】
【化7】
【0037】(ただし、式中、Xは、炭素数1〜12の
アルキル基又は炭素数1〜12のアルコキシ基、mは0
〜4の整数、Xが2個以上あるときこれらは同一でも異
なっていてもよい)
【0038】
【化8】
【0039】(ただし、式中、X及びmは一般式(5)
に同じであり、Rは、水素,炭素数1〜12のアルキル
基又は炭素数1〜12のアルコキシ基、nは0〜2の整
数を示す)
【0040】
【化9】
【0041】(ただし、式中、X及びmは一般式(5)
に同じであり、2個のmは同一でも異なっていてもよ
く、Yは、水素又はイソシアネート基を示す)
【0042】
【化10】
【0043】(ただし、式中、Xは一般式(5)に同じ
であり、kは0〜3の整数、2個のkは同一でも異なっ
ていてもよい)
【0044】
【化11】
【0045】(ただし、式中、Xは一般式(5)に同じ
であり、kは0〜3の整数、2個のkは同一でも異なっ
ていてもよく、Rは一般式(6)に同じである) 具体例としては、トリレンジイソシアネート,キシリレ
ンジイソシアネート,
【0046】
【化12】
【0047】等がある。
【0048】前記のイミノ系化合物とイソシアネート系
化合物の配合比は、前者/後者(モル比)1/5〜5/
1で用いることができる。好ましくはイミノ基/イソシ
アネート基の当量比が0.7〜1.3/1.0の範囲が
有用である。
【0049】また、前記(2)のキレート化剤として
は、特に制限はなく、金属塩と反応してキレート化合物
を形成できる化合物であればよく、例えば、サリチルア
ルドキシム,オキシン,バリアミンブル−Bベース,ア
ゾ色素等が挙げられる。
【0050】前記金属塩としては、安息香酸、フタル酸
等の芳香族カルボン酸、酢酸、ステアリン酸、ナフテン
酸等の脂肪酸等のカルボン酸の遷移金属の塩、有機遷移
金属錯体等の有機金属塩がある。ここで、遷移金属と
は、周期律表でScから原子番号順にZnまでの元素で
ある。カルボン酸の遷移金属の塩としては、安息香酸
銅、安息香酸亜鉛、安息香酸マンガン、安息香酸ニッケ
ル、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸銅、酢酸銅、酢酸
コバルト、酢酸マンガン等があり、有機遷移金属錯体と
しては、アセチルアセトン鉄(III)、アセチルアセト
ンクロム(III)、アセチルアセトンコバルト(II)、
ビス(2,4―ペンタネジオナト)銅等がある。
【0051】また、FeCl,FeCl,CuCl
,Cu(OH),Mg(OH),Ca(0H),
NaVO3,NiSO4等の無機金属塩が挙げられる。金
属塩は、着色性樹脂組成物又は感光性着色性樹脂組成物
中に添加しても良く、添加せずに、画素を形成した後の
発色工程において、膜に含浸又は付着させることもでき
る。
【0052】キレート化剤と金属塩の組合わせの具体的
な例としては、 1.サリチルアルドキシム :NaVO3、Cu(O
H)、Mg(OH)、酢酸コバルト 2.オキシン : NaVO3、FeCl
3、アセチルアセトン鉄(III)、酢酸マンガン 3.バリアミンブルーB :アセチルアセトン鉄(II
I) 4.アゾ色素(例:カルコン;下記式(9)):Ca
(OH)
【0053】
【化13】
【0054】等が挙げられる。前記キレート化剤と金属
塩の配合割合は前者/後者(モル比)で1/5〜20/
1が好ましい。
【0055】フルオラン系感熱色素としては、一般式
(10)
【0056】
【化14】
【0057】(ただし、式中、R,R及びR
はそれぞれ独立して、塩素,臭素等のハロゲン,炭素数
1〜4のアルキル基,炭素数1〜4のアルコキシ基,ア
ミノ基,炭素数1〜4のアルキル基を有するモノアルキ
ルアミノ基又は炭素数1〜4のアルキル基を有するジア
ルキルアミノ基を示し、p,q及びrはそれぞれ独立し
て、0〜4の整数を示し、p,q及びrのそれぞれが2
以上であるとき、複数個のR,R及びRはそ
れぞれ独立して上記の基を示す。また、Pが2のとき2
個のR が芳香族縮合環を形成していてもよい。)で
表される化合物がある。
【0058】フルオラン系化合物としては、更に具体的
には一般式(11)
【0059】
【化15】
【0060】又は一般式(12)
【0061】
【化16】
【0062】(ただし、式中、Rは水素原子,N
(R′)<前記R′は水素原子又はアルキル基であ
る。>,アルキル基,アルコキシ基のいずれかであ
る。、Rは水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ア
ルキル基置換アミノ基のいずれかである。Rは水素原
子、アミノ基、アリール又はアリール誘導体で置換され
たイミノ基のいずれかである。)で表わされる化合物を
使用することが有用である。具体的には例えば下記の化
合物が挙げられる。
【0063】
【化17】
【0064】
【化18】
【0065】前記フタリド系感熱色素としては、一般式
【0066】
【化19】
【0067】(ただし、式中、Yは、=CH―又は=N
―、X及びX′はそれぞれ独立して水素,炭素数1〜4
のアルキル基、一般式
【0068】
【化20】
【0069】〔ただし、式中、Rは炭素数1〜3の
アルキレン基、nは0又は1、Rは塩素,臭素等の
ハロゲン,炭素数1〜4のアルキル基,炭素数1〜4の
アルコキシ基,アミノ基,炭素数1〜4のアルキル基を
有するモノアルキルアミノ基又は炭素数1〜4のアルキ
ル基を有するジアルキルアミノ基を示し、mは0〜5の
整数を示し、mが2以上であるとき、複数個のR
それぞれ独立して上記の基を示す)で表される基又は一
般式
【0070】
【化21】
【0071】(ただし、式中、Rは水素又は炭素数
1〜4のアルキン基、Rは塩素,臭素等のハロゲ
ン,炭素数1〜4のアルキン基,炭素数1〜4のアルコ
キシ基,アミノ基,炭素数1〜4のアルキル基を有する
モノアルキルアミノ基又は炭素数1〜4のアルキル基を
有するジアルキルアミノ基を示し、kは0〜4を示す)
で表される基を示す〕で表される化合物がある。
【0072】具体的には例えば、3,3―ビス(p―ジ
メチルアミノフェニル)―6―ジメチルアミノフタリ
ド、3―(4―ジエチルアミノフェニル)―3―(1―
エチルー2―メチルインドール―3―イル)フタリド、
3,3―ビス(1―nーブチルー2―メチルインド−ル
ー3―イル)フタリド、3,3―ビス(1―エチルー2
―メチルインドールー3―イル)フタリド、3―(4―
ジエチルアミノー2―エトキシフェニル)―3―(1―
エチルー2―メチルインドールー3―イル)―4―アザ
フタリド等がある。
【0073】また、酸成分としては、例えばフェノー
ル,クレゾール,レゾルシン,キシレノール,α―ナフ
トール,ビフェノール,ビスフェノールA,ビスフェノ
ールF,安息香酸,4―ヒドロキシ安息香酸,フタル
酸,マレイン酸,フマール酸,シュウ酸,アジピン酸,
ステアリン産,没食子酸,サリチル酸,サリチル酸誘導
体の亜鉛塩等の有機酸,酸性白土,カオリン,ゼオライ
ト等の粘土酸が使用できる。
【0074】前記フルオラン系感熱色素又はフタリド系
感熱色素と、前記酸成分との配合割合は、前者/後者
(モル比)が1/5〜5/1で用いるとよい。
【0075】前記の発色若しくは変色可能な物質[(e)
成分]は樹脂と混合することにより、発色若しくは変色
可能な着色性樹脂組成物とすることができるが、その使
用量は、充分な着色性と形状保持性(特に、成膜性)を
有する範囲で適宜決定され、特に制限はないが、(e)
成分の総使用量が、樹脂[(A)成分]及び(e)成分の
総量に対して5〜95重量%の範囲内とすることが好ま
しい。この使用量が少なすぎると着色性が劣り、多すぎ
ると樹脂組成物との形状保持性(特に、成膜性)が劣る
傾向がある。
【0076】また、本発明において、適宜色素が用いら
れる。用いられる色素としては、特に制限はないが、以
下に示すような有彩色の染料もしくは顔料を使用するこ
とができる。
【0077】赤色顔料系としては、例えば、カラーイン
デックス名でピグメントレッド9,123,155,1
68,177,180,217,220,224などが
挙げられる。
【0078】黄色顔料系としては、例えば、カラーイン
デックス名でピグメントイエロー17,20,24,8
3,93,109,110,117,125,128,
129,138,139,147,154などが挙げら
れる。
【0079】緑色顔料系としては、例えば、カラーイン
デックス名でピグメントグリーン7,36,37等が挙
げられる。
【0080】青色顔料系としては、例えば、カラーイン
デックス名でピグメントブルー15,15:3,15:
4,15:6,22,60が挙げられる。
【0081】紫色顔料系としては、例えば、カラーイン
デックス名でピグメントバイオレット19,23,2
9,37,50等が挙げられる。
【0082】また、、上記以外の色の顔料も使用でき
る。
【0083】色素 [(d)成分]と発色若しくは変色可
能な物質 [(e)成分]を併せて使用し、(d)成分の色
に対して補色の関係にある色に発色又は変色可能な物質
として(e)成分を使用する場合、発色又は変色処理する
ことにより、全体として、黒色又は黒色に近い暗色に変
化し、これらを含む着色性樹脂組成物は、カラーフィル
ター用ブラックマトリックス形成材料として使用でき
る。
【0084】(d)成分と(e)成分の総使用量は、樹
脂[(a)成分]、(d)成分、及び(e)成分の総量に
対して5〜70重量%とすることが好ましく、15〜5
0重量%とすることが特に好ましい。この使用量が5重
量%未満では黒色又は黒色に近い暗色に変化後画像の感
光成が低くなる傾向があり、また、多すぎると膜の形成
がしにくくなり、また、感光性樹脂組成物の場合、光感
度が低下する。
【0085】また、色素[(d)成分]の使用量は、
(d)成分及び(e)成分の総使用量に対して10〜9
0重量%とすることが好ましく、20〜80重量%とす
ることがより好ましく、30〜70重量%とすることが
特に好ましい。この使用量が多すぎても少なすぎても黒
色又は黒色に近い暗色に変化後の画像の遮光性が低くな
る傾向がある。また、感光性樹脂組成物の場合、色素が
多くなりすぎると光感度が低下する傾向がある。
【0086】また、黒色色素として、染料もしくは顔料
を上記色素と併用することができる。
【0087】黒色顔料系としては、カーボンブラック,
黒鉛,チタンカーボン,黒色酸化鉄,二酸化マンガン等
の黒色材料が用いられる。
【0088】黒色色素の使用量は、(a)成分及び
(b)成分の総使用量に対して90重量%以下とするこ
とが好ましく、80重量%以下とすることがより好まし
く、70重量%以下とすることが特に好ましい。この使
用量が90重量%を超えると光感度が低下する傾向があ
る。
【0089】本発明における樹脂組成物において、樹脂
[(A)成分]としては、成膜性を有するものが好まし
く、さらに、感光性を妨げず、現像性を有するものが好
ましい。本発明における樹脂としては、カルボキシメチ
ルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン等を使用することができるが、メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピル
メタクリレート、ブチルメタクリレート、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
ブチルアクリレート等のアクリル酸エステル又はメタク
リル酸エステル、スチレン、スチレン誘導体、その他の
重合性モノマーとの単独重合体又は共重合体、(メタ)
アクリル酸(アクリル酸及びメタクリル酸を意味する。
以下同様)、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン
酸、マレイン酸モノアルキルエステル、シトラコン酸、
無水シトラコン酸、シトラコン酸モノアルキルエステル
等のカルボキシル基含有重合性モノマーと(メタ)アク
リル酸エステル、スチレン、スチレン誘導体、その他の
重合性モノマーとの共重合体等が特に好ましい。
【0090】前記マレイン酸モノアルキルエステルとし
ては、アルキルの炭素数が1〜12のものが好ましく、
マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、マレイ
ン酸モノ−n−プロピル、マレイン酸モノイソプロピ
ル、マレイン酸モノ−n−ブチル、マレイン酸モノ−n
−ヘキシル、マレイン酸モノ−n−オクチル、マレイン
酸モノ−2−エチルヘキシル、マレイン酸モノ−n−ノ
ニル、マレイン酸モノ−n−ドデシル等が挙げられる。
前記シトラコン酸モノアルキルエステルとしては、アル
キルの炭素数が1〜12のものが好ましく、シトラコン
酸モノメチル、シトラコン酸モノエチル、シトラコン酸
モノ−n−プロピル、シトラコン酸モノイソプロピル、
シトラコン酸モノ−n−ブチル、シトラコン酸モノ−n
−ヘキシル、シトラコン酸モノ−n−オクチル、シトラ
コン酸モノ−2−エチルヘキシル、シトラコン酸モノ−
n−ノニル、シトラコン酸モノ−n−ドデシル等が挙げ
られる。
【0091】前記スチレン誘導体としては、α−メチル
スチレン、m−又はp−メトキシスチレン、p−ヒドロ
キシスチレン、2−メトキシ−4−ヒドロキシスチレ
ン、2−ヒドロキシ−4−メチルスチレン等が挙げられ
る。
【0092】本発明における樹脂である(A)成分とし
ては、光硬化性樹脂を用いることができる。このような
光硬化性樹脂としては、特に制限はなく、例えば、 (イ)ポリマー及び光架橋剤の組合せ (ロ)光架橋性ポリマー (ハ)光重合性不飽和結合を分子内に1個以上含有する
モノマー,光重合開始剤及びポリマーの組合せ (ニ)カチオン重合性モノマーまたはポリマー及び光カ
チオン重合開始剤の組合せが挙げられる。
【0093】(イ)のポリマーとしては、特に制限はな
く例えば、カゼイン,ゼラチン,卵白,グルー,ポリ酢
酸ビニル,部分ケン化ポリビニルアルコール,ポリビニ
ルアルコール,ポリビニルピロリドン,アルコール可溶
性ポリアミド等が挙げられる。
【0094】また、光架橋剤としては、特に制限はな
く、例えば、重クロム酸塩,ジアゾニウム塩,ビスアジ
ド化合物,ジアゾ樹脂,スチリルピリジニウム塩等が挙
げられる。
【0095】(ロ)の光架橋性ポリマーとしては、特に
制限はなく、例えば、ポリケイ皮酸ビニル,ポリシンナ
ミリデン酢酸ビニル等が挙げられる。
【0096】また、(ハ)の光重合性不飽和結合を分子
内に1個以上有するモノマー[(b)成分]のうち、光
重合性不飽和結合を分子内に1個有するモノマーとして
は、メチルメタクリレート,ブチルメタクリレート、2
−エチルヘキシルメタクリレート等のアルキルメタクリ
レート,メチルアクリレート,ブチルアクリレート、2
−エチルヘキシルアクリレート等のアルキルアクリレー
ト,ベンジルメタクリレート等のアラルキルメタクリレ
ート,ベンジルアクリレート等のアラルキルアクリレー
ト,ブトキシエチルメタクリレート等のアルコキシアル
キルメタクリレート,ブトキシエチルアクリレート等の
アルコキシアルキルアクリレート、N,N−ジメチルア
ミノエチルメタクリレート等のアミノアルキルメタクリ
レート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート等
のアミノアルキルアクリレート,(ジエチレングリコー
ルエチルエーテル)のメタクリル酸エステル,(トリエ
チレングリコールブチルエーテル)のメタクリル酸エス
テル,(ジプロピレングリコールメチルエーテル)のメ
タクリル酸エステル等の(ポリアルキレングリコールア
ルキルエーテル)のメタクリル酸エステル,(ジエチレ
ングリコールエチルエーテル)のアクリル酸エステル,
(トリエチレングリコールブチルエーテル)のアクリル
酸エステル,(ジプロピレングリコールメチルエーテ
ル)のアクリル酸エステル等の(ポリアルキレングリコ
ールアルキルエーテル)のアクリル酸エステル,(ヘキ
サエチレングリコールフェニスエーテル)のメタクリル
酸エステル等の(ポリアルキレングリコールアリールエ
ーテル)のメタクリル酸エステル,(ヘキサエチレング
リコールフェニスエーテル)のアクリル酸エステル等の
(ポリアルキレングリコールアリールエーテル)のアク
リル酸エステル,ジシクロペンタニルメタクリレート,
ジシクロペンタニルアクリレート,イソボルニルメタク
リレート,メトキシ化シクロデカトリエンメタクリレー
ト,イソボルニルアクリレート,メトキシ化シクロデカ
トリエンアクリレート,グリセロールメタクリレート,
グリセロールアクリレート,ヘプタデカフロロデシルメ
タクリレート等のフッ素化アルキルメタクリレート,ヘ
プタデカフロロデシルアクリレート等のフッ素化アルキ
ルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート等がある。
【0097】光重合性不飽和結合を分子内に1個以上有
するモノマー[(b)成分]のうち、光重合性不飽和結
合を分子内に2個以上有するモノマーとしては、ビスフ
ェノールAジメタクリレート1,4−ブタンジオールジ
メタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタク
リレート,ジエチレングリコールジメタクリレート,グ
リセロールジメタクリレート,ネオペンチルグリコール
ジメタクリレート,ポリエチレングリコールジメタクリ
レート,ポリプロピレングリコールジメタクリレート,
テトラエチレングリコールジメタクリレート,トリメチ
ロールプロパントリメタクリレート,ペンタエリスリト
ールトリメタクリレート,トリス(メタクリロキシエチ
ル)イソシアヌレート,ペンタエリスリトールテトラメ
タクリレート,ジペンタエリスリトールテトラメタクリ
レート,ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレー
ト,ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート,ビ
スフェノールAジアクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジアクリエレート、1,3−ブチレングリコールジア
クリレート,ジエチレングリコールジアクリレート,グ
リセロールジアクリレート,ネオペンチルグリコールジ
アクリレート,ポリエチレングリコールジアクリレー
ト,ポリプロピレングリコールジアクリレート,テトラ
エチレングリコールジアクリレート,トリメチロールプ
ロパントリアクリレート,ペンタエリスリトールトリア
クリレート,トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌ
レート,ペンタエリスリトールテトラアクリレート,ジ
ペンタエリスリトールテトラアクリレート,ジペンタエ
リスリトールヘキサアクリレート,ジペンタエリスリト
ールペンタアクリレート等が挙げられる。
【0098】さらに、一般式(a)
【0099】
【化22】
【0100】(但し、ただし、式中、Rはエチレン基又
はプロピレン基を示し、m及びnはそれぞれ独立に、1
〜20の整数を示す)で表されるビスフェノールAのア
ルキレンオキシド付加物のジアクリレート、一般式
(b)
【0101】
【化23】
【0102】(ただし、式中、m及びnはそれぞれ独立
に、1〜10の整数を示す)で表されるビスフェノール
Aのエピクロルヒドリン変生物とアクリル酸の付加エス
テル化物、ビスフェノールAジメタクリレート、1、4
―ブタンジオールジアクリレート、1、3―ブチレング
リコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタ
クリレート、グリセロールジメタクリレート、ネオペン
チルグリコールジアクリレート、一般式(c)
【0103】
【化24】
【0104】(ただし、式中、Rはエチレン基又はプロ
ピレン基を示し、m及びnはそれぞれ独立に、1〜20
の整数を示す)で表されるリン酸のアルキレンオキシド
付加物のジアクリレート、一般式(d)
【0105】
【化25】
【0106】(ただし、式中、m及びnはそれぞれ独立
に、1〜10の整数を示す)で表されるフタル酸のエピ
クロルヒドリン変性物とアクリル酸の付加エステル化
物、ポリエチレングリコールのジアクリレート、ポリプ
ロぺピレングリコールのジメタクリレート、テトラエチ
レングリコールジアクリレーと、一般式(e)
【0107】
【化26】
【0108】(ただし、式中、m及びnはそれぞれ独立
に、1〜10の整数である)で表される1,6―へキサ
ンジオールのエピクロルヒドリン変性物とアクリル酸の
付加エステル化物(アクロイル基を一分子中に2個有す
るもの)、トリメチロールプロパントリアクリレート、
ペンタエリスリトールトリアクリレート、一般式(f)
【0109】
【化27】
【0110】(式中、Rはエチレン基又はプロピレン基
を示し、3個のmはそれぞれ独立に、1〜20の整数を
示す)で表されるリン酸のアルキレンオキシド付加物の
トリアクリレート、一般式(g)
【0111】
【化28】
【0112】(ただし、式中、Rはエチレン基又はプロ
ピレン基を示し、 m、m及びm″はそれぞれ独立
に、1〜20の整数を示す)で表されるトリメチロープ
ロパンのアルキレンオキシド付加物のトリアクリレー
ト、トリス(メタクリロキシエチル)イソシアヌレー
ト、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペン
タエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタアクリレート等が挙げられる。これらのモノマー
は、単独で又は2種以上を組合せて用いることができ
る。
【0113】光重合開始剤[(c)成分]としては、特
に制限はなく、例えば、ベンゾフェノン、N,N′−テ
トラエチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノン、4−
メトキシ−4′−ジメチルアミノベンゾフェノン,ベン
ジル、2,2−ジエトキシアセトフェノン,ベンゾイ
ン,ベンゾインメチルエーテル,ベンゾインイソブチル
エーテル,ベンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシ
イソブチルフェノン,チオキサントン、2−クロロチオ
キサントン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケ
トン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニ
ル]−2−モルホリノ−1−プロパン、t−ブチルアン
トラキノン、1−クロロアントラキノン、2,3−ジク
ロロアントラキノン、3−クロル−2−メチルアントラ
キノン、2−エチルアントラキノン、1,4−ナフトキ
ノン、9,10−フェナントラキノン、1,2−ベンゾ
アントラキノン、1,4−ジメチルアントラキノン、2
−フェニルアントラキノン、2−(o−クロロフェニ
ル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体,トリア
ジン系光開始剤などが挙げられる。これらの光重合開始
剤は、単独で又は2種以上を組合せて用いることができ
る。
【0114】また、(ハ)におけるポリマー[(a)成
分]としては、特に制限はないが、例えば、(メタ)ア
クリル酸(アクリル酸及びメタクリル酸を意味する。以
下同様),イタコン酸,マレイン酸,無水マレイン酸,
マレイン酸モノアルキルエステル等のカルボキシル基含
有重合性モノマーとメチルメタクリレート,エチルメタ
クリレート,プロピルメタクリレート,ブチルメタクリ
レート,メチルアクリレート,エチルアクリレート,プ
ロピルアクリレート,ブチルアクリレート等の(メタ)
アクリル酸エステル,スチレン,スチレン誘導体等の重
合性モノマーとの共重合体が代表的なものとして挙げら
れる。前記マレイン酸モノアルキルエステルとしては、
マレイン酸モノメチル,マレイン酸モノエチル,マレイ
ン酸モノーn−プロピル,マレイン酸モノイソプロピ
ル,マレイン酸モノーn−ブチル,マレイン酸モノーn
−ヘキシル,マレイン酸モノーn−オクチル,マレイン
酸モノー2−エチルヘキシル,マレイン酸モノーn−ノ
ニル,マレイン酸モノーn−ドデシル等が挙げられる。
前記スチレン誘導体としては、α−メチルスチレン、m
−又はp−メトキシスチレン、p−ヒドロキシスチレ
ン、2−メトキシ−4−ヒドロキシスチレン、2−ヒド
ロキシ−4−メチルスチレン等が挙げられる。
【0115】また、(ハ)のポリマー[(a)成分]は
光重合性不飽和結合を有するものであってもよい。かか
る樹脂の代表的なものとしては、高酸価のカルボキシル
基含有樹脂にグリシジルメタクリレート,グリシジルア
クリレート,アリルグリシジルエーテル、α−エチルグ
リシジルアクリレート,クロトニルグリシジルエーテ
ル,イタコン酸モノアルキルグリシジルエーテル等のオ
キシラン環とエチレン性不飽和結合をそれぞれ1個有す
る化合物やアリルアルコール、2−ブテン−4−オー
ル,フルフリルアルコール,オレイルアルコール,シン
ナミルアルコール、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、N−メチロ
ールアクリルアミド等の不飽和アルコールを反応させた
樹脂,水酸基を有するカルボキシル基含有樹脂に遊離イ
ソシアネート基含有不飽和化合物を反応させた樹脂,エ
ポキシ樹脂と不飽和カルボン酸との付加反応物に多塩基
酸無水物を反応させた樹脂,共役ジエン重合体や共役ジ
エン共重合体と不飽和ジカルボン酸無水物との付加反応
物に水酸基含有重合性モノマーを反応させた樹脂などが
挙げられる。
【0116】これらの樹脂の不飽和当量は、200〜
3、000の範囲とすることが好ましく、230〜1、
000の範囲とすることがより好ましく、250〜75
0とすることが好ましい。不飽和当量が200未満では
感光材料の調製時に、顔料を樹脂に分散させるときに一
部硬化する傾向があり、不飽和当量が3、000を超え
ると、不飽和基の導入による光重合性が十分に付与され
ない。なお、ここでいう不飽和当量とは、不飽和結合一
つあたりの樹脂の分子量を意味している。前記の樹脂は
それ自身光重合性を有する場合、また、後述するような
感光性赤色樹脂組成物のように組成物として感光性を付
与された場合に、露光後アルカリ現像性を有するという
観点からは、酸価が20〜300範囲であることが好ま
しく、さらに酸価が40〜200の範囲内であることが
好ましく、特に、60〜170の範囲であることが好ま
しい。酸価が20未満ではアルカリ現像性が低下する傾
向にあり、また、300を超えるとアルカリ現像液の画
素パターンの形状が不鮮明になる傾向がある。
【0117】また、前記の樹脂の重量平均分子量は1、
500〜200、000の範囲内であることが好まし
く、特に、10、000〜50、000の範囲であるこ
とが好ましい。重量平均分子量が1、500未満では顔
料の分散安定性が低下する傾向があり、また、200、
000を超えると感光液にしたときに粘度が高くなり、
塗布性、特にスピンコートする際の塗布性が低下する傾
向がある。
【0118】なお、本発明において、重量平均分子量
は、ゲルパ−ミエーションクロマトグラフィーにて測定
し、標準ポリスチレンの検量線を用いて換算した値であ
る。
【0119】酸価が20〜300、重量平均分子量が、
1、500〜200、000の樹脂としては、特に、下
記一般式(1)
【0120】
【化29】
【0121】(ただし、式中、Rは水素原子又はメチ
ル基を示し、R及びRはそれぞれ独立に水素原子、
炭素数1〜12のアルキル基又は炭素数1〜12のアル
コキシ基を示す)及び下記一般式(2)
【0122】
【化30】
【0123】(ただし、式中、R及びRは、それぞ
れ独立に水素原子、炭素数1〜12のアルキル基又は光
反応性不飽和結合を有する基を示し、Rは水素原子、
炭素数1〜12のアルキル基を示す)で表される繰り返
し単位を有し、一般式(1)/一般式(2)が1/5〜
5/1(モル比)の比率で有する樹脂が顔料の分散安定
性、光感度の点で特に好ましい。
【0124】前記樹脂としては、次のものが好ましい。
すなわち、(I)一般式(2)において、Rが光反応
性不飽和結合を有する基、Rが水素原子、Rが水素
原子である繰り返し単位、(II)一般式(2)におい
て、Rが光反応性不飽和結合を有する基、Rが水素
原子又は光反応性不飽和結合を有する基、Rが水素原
子である繰り返し単位、(III)一般式(2)におい
て、Rが光反応性不飽和結合を有する基、Rが水素
原子又は炭素数1〜12のアルキル基又は、光反応性不
飽和結合を有する基、Rが水素原子である繰り返し単
位、(IV)一般式(2)において、R及びRがそれ
ぞれ独立に水素原子又は光反応性不飽和結合を有する基
であり、これらのうち少なくとも一方は光反応性不飽和
結合を有する基であり、Rが炭素数1〜12のアルキル
基である繰り返し単位を有するものであることが好まし
い。
【0125】上記一般式(1)で表される繰り返し単位
及び一般式(2)で表される繰り返し単位を有する樹脂
の製造法としては、例えば、一般式(1)で表される繰
り返し単位及び一般式(2)で表される繰り返し単位を
有する樹脂の前駆体に、不飽和アルコール(アリルアル
コール、2―ブテンー4―オール、フルフリルアルコー
ル、オイレルアルコール、シンナミルアルコール、2―
ヒドロキシアクリレート、2―ヒドロキシメタクリレー
ト、N−メチロールアクリルアミド等)をエステル化反
応させて製造する方法、一般式(1)で表される繰り返
し単位及び一般式(2)で表される繰り返し単位を有す
る樹脂の前駆体に、オキシラン環とエチレン性不飽和結
合をそれぞれ1個有する化合物(グリシジルメタクリレ
ート,グリシジルアクリレート、アリルグリシジルエー
テル、α―エチルグリシジルアクリレート、クロトニル
グリシジルエーテル、イタコン酸モノアルキルモノグリ
シジルエステル等)を付加させて製造する方法などがあ
る。
【0126】一般式(1)で表される繰り返し単位及び
一般式(2)で表される繰り返し単位を有する樹脂の前
駆体としては、スチレン又はその誘導体と、マレイン酸
モノアルキルエステル(マレイン酸のハーフエステ
ル)、シトラコン酸モノアルキルエステル(シトラコン
酸のハーフエステル)とを共重合することにより得るこ
とができる。
【0127】スチレン誘導体としては、例えば、α―メ
チルスチレン、m又はp―メトキシスチレン、p―ヒド
ロキシスチレン、2―メトキシー4―ヒドロキシスチレ
ン、2―ヒドロキシー4―メチルスチレン等が挙げられ
る。
【0128】マレイン酸モノアルキルエステルとして
は、例えば、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエ
チル、マレイン酸モノーn―プロピル、マレイン酸モノ
ーnーブチル、マレイン酸モノーn―ヘキシル、マレイ
ン酸モノーn―オクチル、マレイン酸モノー2―エチル
ヘキシル、マレイン酸モノーn―ノニル、マレイン酸モ
ノーn―ドデシル等が挙げられる。
【0129】シトラコン酸モノアルキルエステルとして
は、例えば、シトラコン酸モノメチル、シトラコン酸モ
ノエチル、シトラコン酸モノーn―プロピル、シトラコ
ン酸モノイソプロピル、シトラコン酸―n―ブチル、シ
トラコン酸―nーへキシル、シトラコン酸モノーn―オ
クチル、シトラコン酸モノーn―エチルへキシル、シト
ラコン酸モノ―n―ノニル、シトラコン酸モノーn―ド
デシル等が挙げられる。
【0130】また、本発明の着色性樹脂組成物に用いる
樹脂としては、前記した一般式(1)及び一般式(2)
で表される繰り返し単位を有する樹脂を使用するとき、
他の樹脂を併用してもよい。他の樹脂としては、前記し
た樹脂のうち前記した一般式(1)及び一般式(2)で
表される繰り返し単位を有する樹脂以外の樹脂が使用さ
れるが、さらに、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂、メラミン樹脂等を使用してもよい。他の樹脂は
樹脂の総量100重量部に対して、50重量部以下で使
用することが好ましい。
【0131】前記感光性着色樹脂組成物に使用されるポ
リマー[(a)成分]、光重合性不飽和結合を分子内に
1個以上有するモノマー[(b)成分]、光重合開始剤
[(c)成分]及び(d)成分と(e)成分の配合割合
は、これらの総量に対して、(a)成分のポリマーは、
好ましくは10〜85重量%、より好ましくは20〜6
0重量%、特に好ましくは25〜50重量%、(b)成
分の光重合性不飽和結合を分子内に1個以上有するモノ
マーは、好ましくは2〜50重量%、より好ましくは5
〜40重量%、特に好ましくは10〜30重量%、
(c)成分の光重合開始剤は、好ましくは0.01〜2
0重量%、より好ましくは2〜15重量%、特に好まし
くは5〜10重量%、(e)成分若しくは(d)成分と
(e)成分の総量は、好ましくは5〜70重量%、より
好ましくは10〜60重量%、特に好ましくは15〜5
0重量%である。
【0132】前記着色画像形成材料に樹脂が少なくなり
すぎると顔料の分散安定性が低下する傾向があり、多す
ぎると感光液にしたときの粘度が高くなり、塗布性、特
にスピンコートする際の塗布性が低下する傾向がある。
【0133】光重合性不飽和結合を分子内に1個以上有
するモノマーが少なくなりすぎると光感度が低くなる傾
向があり、多くなりすぎるとと顔料の分散安定性が低下
する傾向がある。
【0134】光重合開始剤が少なくなりすぎると光感度
が低くなる傾向があり、多くなりすぎると密着性が低下
する傾向がある。
【0135】また、(e)成分若しくは(d)成分と
(e)成分が少なくなりすぎると画像の色濃度が低くな
る傾向があり、多くなりすぎると膜が形成しにくくなる
傾向がある。
【0136】(ニ)のカチオン重合性モノマー
[(b′)成分としては、特に制限はなく、例えば、エ
ポキシ基を含む化合物,脂環型エーテル基を含む化合
物,アセタール基を含む化合物,ヘミアセタール基を含
む化合物、その他のヘテロ環を含む化合物,不飽和結合
を含む化合物,環状シロキサンを含む化合物等が挙げら
れる。
【0137】光カチオン重合開始剤[(c′)成分]と
しては、特に制限はなく、例えば、スルホニウム塩,ヨ
ードニウム塩,ベンゾイントシレート,o−ニトロベン
ジルトシレート,アリールスルホン酸のp−ニトロベン
ジルエステル,p−ニトロベンジル−9,10−ジエト
キシアントラセン−2−スルホネート,鉄−アレーン錯
体,シラノール・アルミニウム錯体等が挙げられる。
【0138】本発明における着色性樹脂組成物、感光性
着色性樹脂組成物には、必須成分である樹脂[(A)成
分)]及び(e)成分又は樹脂[(A)成分]、(d)
成分及び(e)成分以外に、暗反応を抑制するためのハ
イドロキノン,ハイドロキノンモノメチルエーテル,ピ
ロガロール,t−ブチルカテコール等の熱重合禁止剤,
基板との密着性を向上させるためのシランカップリング
剤(ビニル基,エポキシ基,アミノ基,メルカプト基等
を有した)やチタネートカップリング剤(イソプロピル
トリメタクリロイルチタネート,ジイソプロピルイソス
テアロイル−4−アミノベンゾイルチタネート等),膜
の平滑性を向上させるための界面活性剤(フッ素系,シ
リコン系,炭化水素系等),紫外線吸収剤,酸化防止剤
などの各種添加剤を必要に応じて適宜使用することがで
きる。
【0139】本発明の着色性樹脂組成物、感光性着色性
樹脂組成物には、適当な溶剤を加えて感光液とし、これ
を基板に直接塗布するか、若しくは一旦、支持体に塗布
したのち基板にラミネートするなどして基板表面に膜と
して形成される。その後、露光,現像を行い、目的の画
像パターンを得ることができる。
【0140】本発明の着色性樹脂組成物、感光性着色性
樹脂組成物を感光液とする方法を以下に示す。パターン
形成後に熱,光,酸,アルカル等の特定の処理を行うこ
とにより発色する物質及び色素が溶剤に溶解する場合は
(a)成分及び(c)成分、(d)成分及び(e)成分を
全量混合し、これに溶剤を加えて、感光液とすることが
できる。
【0141】(d)成分及び(e)成分のうちに溶剤に
不溶の成分がある場合は、不溶成分を分散させる必要が
ある。この方法としては通常、分散樹脂、(d)成分及
び(e)成分中の不溶成分を溶剤(単独で用いても、2
種類以上を併用して用いてもよい)と混合し、この混合
物を超音波分散機,三本ロール,ボールミル,サンドミ
ル,ビーズミル,ホモジナイザー,ニーダー等の各種分
散/混練装置を用いて行うことができる。
【0142】この際使用する分散樹脂としては、前記
(A)成分中のポリマーの一部または全部を使用しても
良い。また、ポリカルボン酸型高分子活性剤,ポリスル
ホン酸型高分子活性剤等のアニオン系顔料分散剤,ポリ
オキシエチレン,ポリオキシプロピレンブロックポリマ
ー等のノニオン系顔料分散剤などの顔料分散剤,アント
ラキノン系,ペリレン系フタロシアニン系,キナクドリ
ン系等の有機色素にカルボキシル基,スルホン酸基,ス
ルホン酸塩基,カルボン酸アミド基,スルホン酸アミド
基,水酸基等の置換基を導入した有機色素の誘導体など
を加えると、顔料の分散性や分散安定性が向上し、好ま
しい。
【0143】(d)成分及び(e)成分中の可溶成分、
及び(A)成分は、不溶成分の分散時に加えても、分散
後に加えてもよい。
【0144】同様に有機溶剤も不溶成分の分散時に全量
用いてもよく、また有機溶剤の一部を分散後に加えても
よい。ただし、有機溶剤は、分散時の不溶成分及び樹脂
の全量100重量%に対して、分散時に少なくとも10
0重量%用いることが好ましい。100重量%未満では分
散時の粘度が高すぎて、特にボールミル,サンドミル,
ビーズミルなどで分散する場合には分散が困難になる可
能性がある。
【0145】本発明に用いる溶剤としては、特に制限は
なく、例えば、エチレングリコール系,プロピレングリ
コール系,ラクトン系,ラクタム系,ケトン系,セロソ
ルブ系,アルコール系,エーテル系,エステル系,芳香
族系,水等が挙げられる。これらは単独で用いてもよ
く、2種類以上を併用して用いてもよい。また、これら
の有機溶剤は、感光液中の(A),(d)及び(e)成分
を含む全固形分が5〜40重量%の範囲になるよう用い
られることが好ましい。全固形分が5重量%未満になる
程の有機溶剤を使用すると、塗膜の乾燥に時間がかか
り、また、40重量%を超す程の溶剤量では、感光液の
粘度が高すぎて、塗布性が低下し好ましくない。
【0146】このようにして得られた感光液を基板に直
接塗布する方法としては、例えば、ロールコーター塗
布,スピンコーター塗布,スプレー塗布,ホエラー塗
布,ディップコーター塗布,カーテンフローコーター塗
布,ワイヤーバーコーター塗布,グラビアコーター塗
布,エアナイフコーター塗布などがある。
【0147】この際に用いる基板としては、用途により
選択されるが、例えば、白板ガラス,青板ガラス,シリ
カコート青板ガラス等の透明ガラス基板,ポリエステル
樹脂,ポリカーボネート樹脂,アクリル樹脂,塩化ビニ
ル樹脂等の合成樹脂製シート,フィルム又は基板,アル
ミニウム板,銅板,ニッケル板,ステンレス板等の金属
基板、その他セラミック基板,光電変換素子を有する半
導体基板などが挙げられる。
【0148】塗布後、通常、50〜130℃の温度で1
〜30分乾燥して膜を得ることができる。
【0149】一方、感光液を基板に直接塗布せずに、一
旦支持体上に塗布,乾燥し、着色画像形成材料を含む層
(この厚さは、通常、0.1〜300μm、好ましくは
0.2〜30μm 、より好ましくは0.2〜5μm であ
る)を形成して感光性エレメントとし、これを基板にラ
ミネートするなどして、基板上に着色画像形成材料の膜
を形成することもできる。支持体に感光液を塗布する方
法としては、ナイフコーター塗布,グラビアコーター塗
布,ロールコーター塗布,スプレーコーター塗布等が挙
げられる。
【0150】この際に用いられる支持体としては、例え
ば、ポリエステルフィルム,ポリイミドフィルム,ポリ
アミドイミドフィルム,ポリプロピレンフィルム,ポリ
スチレンフィルム等のフィルムが挙げられる。
【0151】塗布した後、感光液を基板に直接塗布する
方法と同様に、通常、50〜130℃の温度で1〜30
分間乾燥して膜を得ることができる。また、更に膜の表
面に塵が付着するのを防ぐ目的で、膜の表面に剥離可能
なカバーフィルムを積層することが好ましい。
【0152】剥離可能なカバーフィルムとしては、例え
ば、ポリエチレンフィルム,テフロンフィルム,ポリプ
ロピレンフィルム,表面処理した紙等が挙げられ、カバ
ーフィルムを剥離するときに、膜と支持体との接着力よ
りも、膜とカバーフィルムとの接着力の方が、より小さ
いものであることが好ましい。
【0153】このようにして得られた感光性エレメント
を、基板上にラミネートする方法としては、基板と本発
明における着色画像形成材料の膜を重ね合わせながら、
加熱圧着することが好ましい。この場合、雰囲気は常圧
でも減圧下でもよい。
【0154】このようにして基板表面に形成した、本発
明の着色画像形成材料を含む膜の厚みは、用途によって
適宜定まるが、通常、0.1〜300μm の範囲で使用
される。また、カラーフィルタに用いる場合には、通
常、0.2〜5μm の範囲で使用される。
【0155】次に、着色画像を形成する方法について説
明する。
【0156】上記方法で得られた基板上の膜に活性光線
を画像状に照射し、露光部の膜を硬化させる。この際、
感光性エレメントを用いて膜を形成した場合には、支持
体をつけたまま上から露光してもよく、支持体を剥離し
た後、露光してもよい。また、基板に直接感光液を塗布
して膜を形成した場合でも、その膜表面にポリビニルア
ルコール等の酸素遮断膜を0.5〜30μm の厚みで形
成し、その上から露光してもよい。
【0157】活性光線の光源としては、例えば、カーボ
ンアーク灯,超高圧水銀灯,高圧水銀灯,キセノンラン
プ,メタルハライドランプ,蛍光ランプ,タングステン
ランプ,可視光レーザーなどが好適である。これらの光
源を用いてフォトマスクを介したパターン露光や走査に
よる直接描写などにより画像状に活性光線が照射され
る。
【0158】続いて現像工程を行う。現像は、樹脂の種
類により、アルカリ水溶液,溶剤等で行う。アルカリ水
溶液としては、特に制限はなく、例えば、水酸化ナトリ
ウム,水酸化カリウム,炭酸ナトリウム,炭酸カリウ
ム,炭酸水素ナトリウム,炭酸水素カリウム,メタケイ
酸ナトリウム等の無機アルカリ,モノエタノールアミ
ン,ジエタノールアミン,トリエタノールアミン,テト
ラメタルアンモニウムハイドロオキサイド,トリエチル
アミン,n−ブチルアミン等の有機塩基、又は塩を含む
水溶液が使用できる。溶剤としては、特に制限はなく、
例えば、エチレングリコール系,プロピレングリコール
系,ラクトン系,ラクタム系,ケトン系,セロソルブ
系,アルコール系,エステル系,芳香族系,水等が使用
できる。これらの現像液を吹き付けるか、水溶液に浸漬
するなどして未露光部を除去し、画像に対応した硬化膜
の画像パターンを得ることができる。この際、支持体を
付けたまま露光した場合には、支持体を剥離したのち、
現像を行う。
【0159】現像後、熱,光,酸あるいはアルカリによ
る処理を行い、発色させることができる。
【0160】好ましくは、現像後、40〜280℃で、
より好ましくは60〜260℃、さらに好ましくは80
〜240℃の温度に加熱することによりパターンを発色
させる。加熱時間は適宜決定されるが、通常24時間以
内、より好ましくは1分〜1時間である。
【0161】液晶表示素子に用いるカラーフィルタの作
製を例示する。まず、前記した着色画像形成用感光液又
は感光性エレメントを用いて基板上に前記した着色画像
の形成方法により、ブラックマトリックスを形成してブ
ラックマトリックスが形成されたカラーフィルタ用基板
を作成する。次いで、、赤,緑,青等の着色画像を順次
形成してカラーフィルタとする。
【0162】別の方法としては、基板上に赤,緑,青等
の着色画像を順次形成して、着色画像が形成されたカラ
ーフィルタ用基板を作成する。次いで、前記した着色画
像形成用感光液又は感光性エレメントを用いて、赤,
緑,青等の着色画像が形成された基板上に前記した着色
画像の形成方法により、ブラックマトリックスを形成し
てブラックマトリックスが形成されたカラーフィルタ用
基板を作成する。次いで、、赤,緑,青等の着色画像を
順次形成してカラーフィルタとする。
【0163】これらの方法において、赤,緑,青等の感
光性着色画像の形成は、前記した発明における着色画像
形成用感光液又は感光性エレメントを用いて、前記した
着色画像の形成方法により行なってもよく、前記した本
発明における着色画像形成用感光液又は感光性エレメン
トの代わりに(d)成分を使用せず、その代わりに
(e)成分を用いること以外前記着色画像形成用感光液
又は感光性エレメントと同様の着色画像形成用感光液又
は感光性エレメントを用いて、前記したのと同様の着色
画像の形成方法により行ってもよい。
【0164】次に、本発明を実施例により詳細に説明す
るが、本発明はこれらによって制限されるものではな
い。
【0165】実施例1 化合物(4)15g,ステアリン酸亜鉛15gをPVA
(ポリビニルアルコール)10%水溶液150gに懸濁
させ、懸濁液Aを得た。化合物(13)10gをPVA
10%水溶液100gに懸濁させ、懸濁液Bを得た。カ
ラーインデックス名ピグメントブルー15:6、15g
をPVA10%水溶液150gに懸濁させ、懸濁液Cを
得た。懸濁液A,B,Cをそれぞれ別々にビーズミルを
用いて30分分散した。分散後、分散液A,B,Cを混
合し、重クロム酸アンモニウム1.5gを添加し、ブラッ
クマトリックス形成材料を含む感光液を得た。
【0166】
【化31】
【0167】
【化32】
【0168】得られた感光液を、ガラス基板(コーニン
グ社製、商品名7059)上にスピンコート法により塗
布し、更に80℃で5分間乾燥を行い、膜圧1.0μm
の膜を形成した。
【0169】得られた膜に、ネガマスクを通して超高圧
水銀灯により画像状に100mJ/cm2 の露光を行い、
次いで、水により現像を行い、200℃で30分の加熱
発色処理を行いブラックマトリックスパターンを得た。
【0170】実施例2 実施例1で得られた感光液を厚さ6μmのポリエチレン
フタレートフィルム上に、クラビアコート法により塗布
し、100℃2分の乾燥により、膜厚2.0μmの膜を形
成し、その上に厚さ40μmのポリエチレンフィルムで
被覆して感光性エレメントを得た。
【0171】得られた感光性エレメントからポリエチレ
ンフィルムを剥がした後、実施例1で用いたものと同様
のガラス基板上に、ラミネートした。ラミネート条件
は、ガラス基板温度40℃,ラミネートロール温度80
℃,ラミネート圧力3.5kgf/cm2 ,ラミネート速度
1.5m/minで行った。
【0172】次に、ネガマスクを通して、ポリエチレン
テレフタレートフィルム上〜超高圧水銀灯により画像状
に10mJ/cm2 の露光を行い、次いで、ポリエチレン
テレフタレートフィルムを剥離した後、実施例1と同様
な方法及び条件で現像,加熱発色処理を行った。
【0173】実施例3 下記の共重合体A40g,カラーインデックス名で、ピ
グメントレッド177、25g及びピグメントエロー8
3、5gをジエチレングリコールジメチルエーテル20
0gに加え、これをビーズミルを用いて2時間分散し
た。この分散液200gに共重合体A10g、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート30g、構造式(1
4)で表わされる光開始剤1.2g、構造式(15)で表
わされる光開始剤1.2g 、構造式(16)で表わされ
る光開始剤5.6g及びジエチレングリコールジメチル
エーテル280gを加えて混合し、着色画像形成材料を
含む感光液を得た。
【0174】(1)共重合体A:スチレン50モル%−
マレイン酸モノアクリロイルオキシエチルエステル20
モル%―マレイン酸誘導体30モル%からなり、重量平
均分子量9,000でかつ酸価91の共重合体 (2)上記マレイン酸誘導体に基づく繰り返し単位は次
の構造を有するものである。
【0175】
【化33】
【0176】
【化34】
【0177】
【化35】
【0178】
【化36】
【0179】得られた感光液を、実施例1で得られたブ
ラックマトリックス基板上にスピンコート法により塗布
し、更に80℃で5分間乾燥を行い、膜厚2.0μm の
膜を形成した。
【0180】得られた膜に、ネガマスクを通して超高圧
水銀灯により画像状に100mJ/cm2 の露光を行い、
次いで、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(東邦化学株式会社製、商品名ノナール912A)を
0.5重量% 及び水銀化カリウムを0.3重量% 含む水
溶液により現像を行い、次いで200℃/30分の後加
熱を行い、ブラックマトリックス基板上に赤色画像パタ
ーンを得た。
【0181】共重合体A60g、カラーインデックス名
で、ピグメントグリーン36、22g及びピグメントエ
ロー83、8gをジエチレングリコールジメチルエーテ
ル250gに加え、これをビーズミルを用いて2時間分
散した。この分散液220gに共重合体A10g,ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート32g、構造式
(14)で表わされる光開始剤1.6g、構造式(15)で
表わされる光開始剤0.8g 、構造式(16)で表わさ
れる光開始剤5.8g 及びジエチレングリコールジメチ
ルエーテル125gを加えて混合し、着色画像形成材料
を含む感光液を得た。
【0182】この感光液を、赤色画像パターンを形成し
た前述のブラックマトリックス基板上に、赤色画像形成
材料の場合と同様の条件で塗布,乾燥,露光,現像,後
加熱を行い、ブラックマトリックス基板上、赤色画像パ
ターンの隣に緑色画像パターンを得た。
【0183】共重合体A25g,カラーインデックス名
で、ピグメントブルー15:6、24g及びピグメント
バイオレット23、1gをジエチレングリコールジメチ
ルエーテル200gに加え、これをビーズミルを用いた
2時間分散した。この分散液140gに共重合体A36
g、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート30
g、構造式(14)で表わされる光開始剤1.9g 、構
造式(15)で表わされる光開始剤0.9g 、構造式
(16)で表わされる光開始剤6.5g 及びジエチレン
グリコールジメチルエーテル230gを加えて混合し、
着色画像形成材料を含む感光液を得た。
【0184】この感光液を、赤色及び緑色画像パターン
を形成した前述のブラックマトリックス基板上に、赤色
画像形成材料の場合と同様の条件で塗布,乾燥,露光,
現像,後加熱を行い、ブラックマトリックス基板上、緑
色画像パターンの隣に緑色画像パターンを得た。
【0185】以上により、ブラックマトリックス上に
赤,緑及び青色及び三色からなるモザイク状に画素が並
んだカラーフィルタを作製した。
【0186】実施例4 樹脂の合成例 メチルメタクリレート42g,ブチルアクリレート33
g,アクリル酸25g及びアゾビスイソブチロニトリル
2gからなる混合液を、窒素ガス雰囲気下で110℃に
保温したプロピレングリコールモノメチルエーテル90
g中に2時間かけて滴下した。滴下後、撹拌しながら3
時間保温し、その後、アゾビスジメチルバレロニトリル
1g及びプロピレングリコールモノメチルエーテル12
gからなる混合液を20分間かけて滴下し、さらに撹拌
しながら4時間保温して高酸価アクリル樹脂(酸価19
3)溶液を得た。
【0187】次に、この溶液にグリシジルメタクリレー
ト24g,ハイドロキノン0.1g及びテトラエチルア
ンモニウムブロマイド0.8g を加えて空気を吹き込み
ながら105℃で6時間反応させて、光重合性不飽和基
を有する樹脂溶液を得た。この樹脂の酸価は88、重量
平均分子量は45,000 であった。樹脂溶液の固形分
は55重量%であった。
【0188】感光液の作成例 (a)成分として、前述した樹脂の合成例で作製した樹
脂を40g、(b)成分として、式(17)で表されるキ
レート試薬4.2g 、金属塩としてNaVO34.4g、
(c)成分として、ジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート30g、(d)成分として2−2′ビス(o−
クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラフェニ
ル−1,2′−ビスイミダゾール6g,N,N′−テト
ラエチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノン2gおよ
びメルカプトベンゾイミダゾール1g並びにプロピレン
グリコールモノメチルエーテル280gを加えて混合
し、感光液を得た。
【0189】
【化37】
【0190】得られた感光液を、ガラス基板(コーニン
グ株式会社製、商品名;7059)上にスピンコート法
により塗布し、更に80℃で5分間乾燥を行い、膜厚
1.0μmの膜を形成した。
【0191】得られた膜に、ネガマスクを通して超高圧
水銀灯により画像状に100mJ/cm2 の露光を行い、
次いで、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(東邦化学株式会社製、商品名;ノナール912A)を
0.5 重量%及び水酸化カリウムを0.3 重量%含む水
溶液により現像を行いパターンを形成した。
【0192】得られたパターンを、90℃,1.0N の
塩酸に10分間浸漬し、発色処理を行いブラックマトリ
ックスパターンを得た。
【0193】
【発明の効果】本発明の着色性樹脂組成物,感光性着色
性樹脂組成物、これを用いた感光液及び着色画像の製造
法カラーフィルタの製造法により製造した感光性エレメ
ントは光感度等に優れている。また本発明により得られ
るブラックマトリックスは、遮光性,絶縁性(比抵抗)
が優れ、画像表示素子として有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 7/12 C09D 7/12 Z G02B 5/20 101 G02B 5/20 101 5/22 5/22 G03F 7/004 505 G03F 7/004 505 // C08F 2/44 C08F 2/44 A B C 2/48 2/48 (72)発明者 山崎 浩二 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井工場内 (72)発明者 岡崎 哲也 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井工場内 (72)発明者 横地 精吾 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井工場内 (72)発明者 加藤 慎也 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井工場内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂及び発色若しくは変色可能な物質を含
    有してなる着色性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】樹脂,色素及びその色素の色と補色関係に
    ある色に発色若しくは変色可能な物質を含有してなる着
    色性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】発色若しくは変色可能な物質がイミノ系化
    合物とイソシアネート系化合物の組合せ,キレート化剤
    と金属塩との組合せ、又はフルオラン系感熱色素又はフ
    タリド系感熱色素と酸成分との組合せのいずれかである
    請求項1又は2記載の着色性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】(a)ポリマー、(b)光重合性不飽和結
    合を分子内に1個以上含有するモノマー、(c)光重合
    開始剤、及び(e)発色若しくは変色可能な物質を含有
    してなる感光性着色性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】(a)ポリマー、(b)光重合性不飽和結
    合を分子内に1個以上含有するモノマー、(c)光重合
    開始剤、(d)色素及び(e)前記色素の色と補色関係
    にある色に発色若しくは変色可能な物質を含有してなる
    感光性着色性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】発色若しくは変色可能な物質がイミノ系化
    合物とイソシアネート系化合物の組合せ,キレート化剤
    と金属塩との組合せ、又はフルオラン系感熱色素又はフ
    タリド系感熱色素と酸成分との組合せのいずれかである
    請求項4又は5記載の感光性着色性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】ポリマーが、酸価20〜300で重量平均
    分子量1,500〜20,000の樹脂である請求項4又
    は5記載の感光性着色性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】ポリマーが、下記の一般式(1) 【化1】 (但し、式中、Rは水素原子又はメチル基を示し、R
    及びRはそれぞれ独立に水素原子,水酸基,炭素数
    1〜12のアルキル基又は炭素数1〜12のアルコキシ
    基を示す)で表される繰り返し単位及び下記一般式
    (2) 【化2】 (但し、式中、R及びRは、それぞれ独立した水素
    原子,炭素数1〜12のアルキル基又は光反応性不飽和
    結合を有する基を示し、Rは水素原子又は炭素数1〜
    12のアルキル基を示す)で表される繰り返し単位を、
    一般式(1)/一般式(2)が1/5〜5/1(モル
    比)の比率で有することを特徴とする請求項7記載の感
    光性着色性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】(a)カチオン重合可能な基を有する樹
    脂及び/又は(b′)カチオン重合性モノマー、
    (c′)光カチオン重合開始剤及び(e)発色若しくは
    変色可能な物質を含有してなる感光性着色性樹脂組成
    物。
  10. 【請求項10】(a′)カチオン重合可能な基を有する
    樹脂及び/又は(b′)カチオン重合性モノマー、
    (c′)光カチオン重合開始剤、(d)色素及び(e)
    前記色素の色と補色関係にある色に発色若しくは変色可
    能な物質を含有してなる感光性着色性樹脂組成物。
  11. 【請求項11】発色若しくは変色可能な物質がイミノ系
    化合物とイソシアネート系化合物の組合せ,キレート化
    剤と金属塩との組合せ、又はフルオラン系感熱色素若し
    くはフタリド系感熱色素と酸成分との組合せのいずれか
    である請求項9又は10記載の感光性着色性樹脂組成
    物。
  12. 【請求項12】請求項4〜11のいずれかの感光性着色
    性樹脂組成物に、(f)有機溶剤を含有させてなる着色
    画像形成用感光液。
  13. 【請求項13】請求項4〜11のいずれかの感光性着色
    性樹脂組成物を支持体上に成膜してなる感光性エレメン
    ト。
  14. 【請求項14】請求項4〜11のいずれかの感光性着色
    性樹脂組成物からなる感光層を基板上に積層し、次いで
    前記感光層を露光現像する着色画像形成工程を含む着色
    画像の製造法。
  15. 【請求項15】露光後に、発色又は変色処理する請求項
    14記載の着色画像の製造法。
  16. 【請求項16】感光層が請求項12記載の着色画像形成
    用感光液又は請求項13記載の感光性エレメントから形
    成されるものである請求項14又は15記載の着色画像
    の製造法。
  17. 【請求項17】請求項4〜11のいずれかに記載の感光
    性着色性樹脂組成物、請求項12記載の着色画像形成用
    感光液又は請求項13記載の感光性エレメントを用い
    て、着色画像形成材料の膜を基板上に形成する工程、該
    膜上に活性光線を画像状に照射し、露光部を光硬化さ
    せ、未露光部を現像により除去する工程、さらに、露光
    後に発色又は変色処理する工程を含む方法によりブラッ
    クマトリックスを形成する工程を含むことを特徴とする
    カラーフィルタ用基板の製造法。
  18. 【請求項18】請求項17記載のカラーフィルタ用基板
    の製造法により得られるカラーフィルタ用基板の表面上
    に異なった複数の有彩色の着色画像形成材料を用いて、
    画像を形成することを特徴とするカラーフイルタの製造
    法。
  19. 【請求項19】画素が、赤,緑及び青の画素であること
    を特徴とする請求項18記載のカラーフイルタの製造
    法。
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