JPH11279328A - 着色性樹脂組成物、感光性着色性樹脂組成物、着色画像形成用感光液、感光性エレメント、着色画像の製造方法、カラーフィルタ用パネルの製造法及びカラーフィルタの製造法 - Google Patents

着色性樹脂組成物、感光性着色性樹脂組成物、着色画像形成用感光液、感光性エレメント、着色画像の製造方法、カラーフィルタ用パネルの製造法及びカラーフィルタの製造法

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JPH11279328A
JPH11279328A JP8747698A JP8747698A JPH11279328A JP H11279328 A JPH11279328 A JP H11279328A JP 8747698 A JP8747698 A JP 8747698A JP 8747698 A JP8747698 A JP 8747698A JP H11279328 A JPH11279328 A JP H11279328A
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compound
photosensitive
resin composition
color
resin
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JP8747698A
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English (en)
Inventor
Jiyunrin Ryu
順林 劉
Michio Uruno
道生 宇留野
Yoichi Kimura
陽一 木村
Shigeo Tachiki
繁雄 立木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光感度等の感光特性が優れ、作成されたパタ
ーンを熱処理により効率よく着色又は変色させることが
できる感光性着色性樹脂組成物、これを用いた感光液及
び感光性エレメント、着色画像、カラーフイルタ用パネ
ルの製造法を提供する。 【解決手段】 樹脂、光重合性不飽和結合を分子内に含
有するモノマー、光開始剤、及びフルオラン化合物、フ
タリド化合物、フェノチアジン化合物又はトリフェニル
メタン化合物と熱酸発生剤を組み合わせてなり熱により
発色若しくは変色可能な物質を含有してなる感光性着色
性樹脂組成物。この樹脂組成物、感光液又は感光性エレ
メントを用いて着色画像形成材料を基板上に膜として形
成し、活性光線を画像状に照射し、露光部を光硬化さ
せ、未露光部を現像により除去し、さらに、露光後に加
熱処理して発色又は変色処理させる方法によりブラック
マトリックスを形成するカラーフィルタ用パネルの製造
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着色性樹脂組成
物、感光性着色性樹脂組成物、着色画像形成用感光液、
感光性エレメント、着色画像の製造方法、カラーフィル
タ用パネルの製造法及びカラーフィルタの製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示デバイス、センサー及び
色分解デバイスなどにカラーフイルタを多用されてい
る。このカラーフィルタは、赤、緑、青またはシアン、
マゼンタ、イエローの画素とこれら画素間の間隙に対応
する遮光用ブラックマトリックスで構成されている。ブ
ラックマトリックスの製造法としては、従来は、金属ク
ロムをガラス基板に蒸着し、エッチングするという方法
が採られていた。この方法で製造したブラックマトリッ
クスは、遮光性は高いが反射率が高く、視認性が悪いと
いう問題があった。その問題を解決する手段として、酸
化クロム/金属クロム二層構造の低反射クロムが考案さ
れた。しかし、この方法は、コストが掛かるという問題
点があった。
【0003】そこで最近、顔料を分散した感光材料を用
いる方法が注目され、多くの検討が行われるようになっ
た。この方法によれば製法も簡略化され、反射率が低く
なることが知られている。
【0004】しかし、遮光性を高くするためには、顔料
含有量を高くしなければならず、感光特性が低下すると
いう問題があった(特開平7−244377号公報)。
また、カーボンブラックを使用する場合には比抵抗が低
くなるという問題もあった。また、一般に、感光性樹脂
組成物において、色素を含有していると、特に色素含有
量が高いと、色素による光の吸収により、感光特性が低
下するという問題があった。さらに、一般に、特定の処
理後に初めて着色する樹脂組成物は、種々の分野での利
用が期待される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱処理によ
り効率よく着色又は変色する着色性樹脂組成物を提供す
るものである。本発明は、また、光感度等の感光特性が
優れ、作成されたパターンを熱処理により効率よく着色
又は変色させることができる感光性着色性樹脂組成物、
これを用いた感光液及び感光性エレメントを提供するも
のである。本発明は、また、遮光性、絶縁性が優れ、画
像として又は画像表示に有用なブラックマトリックスを
形成することができる着色画像の製造法、カラーフイル
タ用パネルの製造法及びカラーフィルタの製造法を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、次に記載する
発明に関する。 (1)樹脂及びフルオラン化合物、フタリド化合物、フ
ェノチアジン化合物又はトリフェニルメタン化合物と熱
酸発生剤を組み合わせてなり熱により発色若しくは変色
可能な物質を含有してなる着色性樹脂組成物。 (2)樹脂、色素及びフルオラン化合物、フタリド化合
物、フェノチアジン化合物又はトリフェニルメタン化合
物と熱酸発生剤を組み合わせてなり熱によりその色素の
色と補色関係にある色に発色若しくは変色可能な物質を
含有してなる着色性樹脂組成物。
【0007】(3)(a)樹脂、(b)光重合性不飽和
結合を分子内に1個以上含有するモノマー、(c)光開
始剤、及び(e)フルオラン化合物、フタリド化合物、
フェノチアジン化合物又はトリフェニルメタン化合物と
熱酸発生剤を組み合わせてなり熱により発色若しくは変
色可能な物質を含有してなる感光性着色性樹脂組成物。 (4)(a)樹脂、(b)光重合性不飽和結合を分子内
に1個以上含有するモノマー、(c)光開始剤、(d)
色素及び(e)フルオラン化合物、フタリド化合物、フ
ェノチアジン化合物又はトリフェニルメタン化合物と熱
酸発生剤を組み合わせてなり熱によりその色素の色と補
色関係にある色に発色若しくは変色可能な物質を含有し
てなる感光性着色性樹脂組成物。 (5)樹脂が、酸価20〜300で重量平均分子量1,
500〜20,000の樹脂である上記(3)又は
(4)に記載の感光性着色性樹脂組成物。
【0008】(6)(イ)カチオン重合可能な基を有す
る樹脂及び/又はカチオン重合性モノマー、(ロ)光カ
チオン開始剤及び(ニ)フルオラン化合物、フタリド化
合物、フェノチアジン化合物又はトリフェニルメタン化
合物と熱酸発生剤を組み合わせてなり熱により発色若し
くは変色可能な物質を含有してなる感光性着色性樹脂組
成物。 (7)(イ)カチオン重合可能な基を有する樹脂及び/
又はカチオン重合性モノマー、(ロ)光カチオン開始
剤、(ハ)色素及び(ニ)フルオラン化合物、フタリド
化合物、フェノチアジン化合物又はトリフェニルメタン
化合物と熱酸発生剤を組み合わせてなり熱によりその色
素の色と補色関係にある色に発色若しくは変色可能な物
質を含有してなる感光性着色性樹脂組成物。
【0009】(8)上記(3)〜(7)のいずれかの感
光性着色性樹脂組成物にさらに(f)有機溶剤中に含有
させてなる着色画像形成用感光液。 (9)請求項3〜7のいずれかの感光性着色性樹脂組成
物を支持体上に成膜してなる感光性エレメント。
【0010】(10)上記(3)〜(7)のいずれかの
感光性着色性樹脂組成物からなる感光層を基板上に積層
し、露光現像する着色画像形成工程を含む着色画像の製
造法。 (11)露光後に、加熱処理して発色又は変色させる上
記(10)記載の着色画像の製造法。 (12)感光層が上記(8)記載の感光液又は上記
(9)記載の感光性エレメントから形成されるものであ
る上記(10)又は(11)記載の着色画像の製造法。
【0011】(13)上記(3)〜(7)のいずれかに
記載の感光性着色性樹脂組成物、上記(8)の感光液又
は上記(9)の感光性エレメントを用いて着色画像形成
材料を基板上に膜として形成し、活性光線を画像状に照
射し、露光部を光硬化させ、未露光部を現像により除去
する工程、さらに、露光後に加熱処理して発色又は変色
処理させる工程を含む方法によりブラックマトリックス
を形成することを特徴とするカラーフィルタ用パネルの
製造法。 (14)上記(13)記載の方法を行った後、ブラック
マトリックスを形成したカラーフィルタ用パネルの上に
異なった複数の有彩色の着色画像形成材料を用いて、画
像を形成することを特徴とするカラーフイルタの製造
法。 (15)画素が、赤、緑及び青の画素であることを特徴
とする上記(14)記載のカラーフイルタの製造法。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において、熱により発色又
は変色可能な物質は、フルオラン化合物、フタリド化合
物、フェノチアジン化合物又はトリフェニルメタン化合
物と熱酸発生剤を組み合わせからなる。フルオラン化合
物、フタリド化合物、フェノチアジン化合物又はトリフ
ェニルメタン化合物は、加熱により熱酸発生剤と反応し
て発色又は変色するものが使用される。
【0013】フルオラン化合物としては、一般式(I)
【化1】 (ただし、式中、R1、R2及びR3はそれぞれ独立し
て、塩素、臭素等のハロゲン、炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数1〜4のアルコキシ基、アミノ基、炭素数1
〜4のアルキル基を有するモノアルキルアミノ基又は炭
素数1〜4のアルキル基を有するジアルキルアミノ基を
示し、p、q及びrはそれぞれ独立して、0〜4の整数
を示し、p、q及びrのそれぞれが2以上であるとき、
複数個のR1、R2及びR3はそれぞれ独立して上記の基
を示す)で表される化合物がある。
【0014】フルオラン化合物の具体例としては、3−
ジエチルアミノ−7−(2−クロロ−アニリノ)フルオ
ラン、3−ジブチルアミノ−7−(2−クロロ−アニリ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ジペンチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エ
チル−N−イソペンチルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7
−キシリジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7,8
−ベンゾフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メトキ
シ−7−ベンゾフルオラン、1,3−ジメチル−6−ジ
エチルアミノフルオラン、2−ブロモ−3−メチル−6
−ジブチルアミノフルオラン、2−N,N−ジベンジル
アミノ−6−ジエチルアミノフルオラン等がある。
【0015】前記フタリド化合物としては、一般式(I
I)
【化2】 〔ただし、式中、Yは、炭素又は窒素、X及びX′はそ
れぞれ独立して水素、炭素数1〜4のアルキル基、一般
【化3】 (ただし、式中、R4は炭素数1〜3のアルキレン基、
nは0又は1、R5は塩素、臭素等のハロゲン、炭素数
1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ア
ミノ基、炭素数1〜4のアルキル基を有するモノアルキ
ルアミノ基又は炭素数1〜4のアルキル基を有するジア
ルキルアミノ基を示し、mは0〜5の整数を示し、mが
2以上であるとき、複数個のR5はそれぞれ独立して上
記の基を示す)で表される基又は一般式
【化4】 (ただし、式中、R6は水素又は炭素数1〜4のアルキ
ル基、R7は塩素、臭素等のハロゲン、炭素数1〜4の
アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、アミノ基、
炭素数1〜4のアルキル基を有するモノアルキルアミノ
基又は炭素数1〜4のアルキル基を有するジアルキルア
ミノ基を示し、kは0〜4を示す)で表される基を示
す〕で表される化合物がある。
【0016】フタリド化合物の具体例としては、3,3
−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチル
アミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノフェニル)
−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イ
ル)フタリド、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メ
チルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタ
リド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニ
ル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−
イル)−4−アザフタリド等がある。
【0017】前記フェノチアジン化合物としては、一般
式(III)
【化5】 (ただし、式中、R1、R2及びR3はそれぞれ独立し
て、塩素、臭素等のハロゲン、炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数1〜4のアルコキシ基、アミノ基、炭素数1
〜4のアルキル基を有するモノアルキルアミノ基又は炭
素数1〜4のアルキル基を有するジアルキルアミノ基を
示し、s、t及びvはそれぞれ独立して、0〜5の整数
を示し、s、t及びvのそれぞれが2以上であるとき、
複数個のR1、R2及びR3はそれぞれ独立して上記の基
を示す)で表される化合物があり、具体的には、3,7
−ビス(ジメチルアミノ)−10−ベンゾイルフェノチ
アジン等がある。
【0018】前記トリフェニルメタン化合物としては、
一般式(IV)
【化6】 (ただし、式中、R1、R2及びR3はそれぞれ独立し
て、塩素、臭素等のハロゲン、炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数1〜4のアルコキシ基、アミノ基、炭素数1
〜4のアルキル基を有するモノアルキルアミノ基又は炭
素数1〜4のアルキル基を有するジアルキルアミノ基を
示し、s、t及びvはそれぞれ独立して、0〜5の整数
を示し、s、t及びvのそれぞれが2以上であるとき、
複数個のR1、R2及びR3はそれぞれ独立して上記の基
を示す)で表される化合物があり、具体的には、トリス
(4−ジメチルアミノ−フェニル)メタン等がある。
【0019】前記熱酸発生剤としては、加熱されたとき
に酸を発生することができる化合物であり、イオン性熱
酸発生剤と非イオン性熱酸発生剤とがある。加熱温度と
しては、40〜300℃が好ましく、加熱時間は通常
は、1秒〜24時間の範囲である。
【0020】イオン性熱酸発生剤としては、オニウム塩
があり、例えば、
【化7】 (ただし、A+は、スルホニウムイオン、ヨードニウム
イオン、アンモニウムイオン等があり、B-としては、
BF4 -、SbF6 -、PF6 -、AsF6 -、ZSO3 -等があ
り、Zとしては、ブチル基等の炭素数1〜5のアルキル
基、トリフルオロメチル基等の炭素数1〜5のフッ素置
換アルキル基、フェニル基、p−トルイル基等の炭素数
1〜4のアルキル基で置換されたフェニル基等がある)
で表される化合物がある。
【0021】A+において、スルホニウムイオンとして
は、
【化8】 (ただし、3個のQとしては、それぞれ独立して、フェ
ニル基、炭素数1〜4のアルキル基で置換されたフェニ
ル基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基で置換され
たフェニル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換され
たフェニル基、塩素、臭素等のハロゲンで置換されたフ
ェニル基、フェニルチオ基で置換されたフェニル基など
のアリール基、このようなアリール基で置換されていて
もよい炭素数1〜6のアルキル基、このようなアリール
基で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルケニル
基、等がある)で表されるものがあり、スルホニウムイ
オンとしては、上記一般式で2個のQがイオウ原子とと
もに環状構造を形成していてもよく、このようなものと
して、2−ブテニルテトラメチレンスルホニウム、3−
メチル−2−ブテニルテトラメチレンスルホニウム等が
あり、また、スルホニウムの2価のイオンとして、例え
ば、4,4′−ビス〔ジ−(β−ヒドロキシエトキシ)
フェニルスホニオ〕フェニルスルフィド等がある。
【0022】ヨードニウムイオンとしては、
【化9】 (ただし、2個のQは、それぞれ独立して、フェニル
基、炭素数1〜4のアルキル基で置換されたフェニル
基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基で置換された
フェニル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換された
フェニル基、塩素、臭素等のハロゲンで置換されたフェ
ニル基、フェニルチオ基で置換されたフェニル基などの
アリール基、このようなアリール基で置換されていても
よい炭素数1〜6のアルキル基、このようなアリール基
で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルケニル基等
がある)で表されるものがある。
【0023】アンモニウムイオンとしては、
【化10】 (ただし、4個のQは、それぞれ独立して、フェニル
基、炭素数1〜4のアルキル基で置換されたフェニル
基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基で置換された
フェニル基、炭素数1〜4のアルコキシ基で置換された
フェニル基、塩素、臭素等のハロゲンで置換されたフェ
ニル基、フェニルチオ基で置換されたフェニル基などの
アリール基、このようなアリール基で置換されていても
よい炭素数1〜6のアルキル基、このようなアリール基
で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルケニル基等
がある)で表されるものがある。
【0024】イオン性熱酸発生剤としては、2−ブテニ
ルテトラメチレンスルホニウムヘキサフルオロアンチモ
ネート、3−メチル−2−ブテニルテトラメチレンスル
ホニウムヘキサフルオロアンチモネート、4,4′−ビ
ス〔ジ(β−ヒドロキシエトキシ)フェニルスルホニ
オ〕フェニルスルフィド−ビス−ヘキサフルオロアンチ
モネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモネート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオ
ロホスフェート、トリフェニルスルホニウムトリフルオ
ロメタンスルホネート、ジフェニル〔4−(フェニルチ
オ)フェニル〕スルホニウムヘキサフルオロアンチモネ
ート、ジフェニル〔4−(フェニルチオ)フェニル〕ス
ルホニウムヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨ
ードニウムヘキサフルオロアンチモネート、ジフェニル
ヨードニウムテトラフルオロボレート、ジフェニルヨー
ドニウムヘキサフルオロホスフェート、ジフェニルヨー
ドニウムトリフルオロメタンスルホネート、(4−メト
キシフェニル)フェニルヨードニウムヘキサフルオロア
ンチモネート、(4−メトキシフェニル)フェニルヨー
ドニウムトリフルオロメタンスルホネート、ビス(p−
tert−ブチルフェニル)ヨードニウムテトラフルオロボ
レート、p−トルエンスルホン酸ベンジルアニリニウム
等がある。
【0025】また、前記非イオン性熱酸発生剤として
は、2−ニトロベンジルトシレート、2,4−ジニトロ
ベンジルトシレート、2,6−ジニトロベンジルトシレ
ート、ベンゾイントシレート、ベンゾイルエチルトシレ
ート、トリフルオロメタンスルホン酸−1−ナフタレ
ン、p−トルエンスルホン酸エチルなどがある。
【0026】前記のフルオラン化合物、フタリド化合
物、フェノチアジン化合物又はトリフェニルメタン化合
物(A剤)と熱酸発生剤(B剤)の比率は、A剤/B剤
がモル比で1/5〜5/1が好ましく、1/2〜2/1
が特に好ましく、最も好ましくは、1/1.1〜1.5
/1である。このような比率の範囲外になると発色能力
が低下する傾向がある。
【0027】フルオラン化合物、フタリド化合物、フェ
ノチアジン化合物又はトリフェニルメタン化合物と熱酸
発生剤を樹脂と混合することにより、発色又は変色可能
な着色性樹脂組成物とすることができるが、その使用量
は、充分な着色性と形状保持性(特に、成膜性)を有す
る範囲で適宜決定され、特に制限はないが、(e)成分
の総使用量が、樹脂〔(a)成分〕及び(e)成分の総
量に対して5〜95重量%の範囲内とすることが好まし
い。この使用量が少なすぎると着色性が劣り、多すぎる
と樹脂組成物の形状保持性(特に、成膜性)が劣る傾向
がある。
【0028】本発明において、色素が適宜用いられる。
用いられる色素としては、特に制限はないが、有彩色の
染料もしくは顔料を使用することができる。
【0029】赤色顔料としては、例えば、カラーインデ
ックス名でピグメントレッド9、123、155、16
8、177、180、217、220、224などが挙
げられる。黄色顔料としては、例えば、カラーインデッ
クス名でピグメントイエロー7、20、24、83、9
3、109、110、117、125、128、12
9、138、139、147、154などが挙げられ
る。緑色顔料としては、例えば、カラーインデックス名
でピグメントグリーン7、36、37等が挙げられる。
青色顔料としては、例えば、カラーインデックス名でピ
グメントブルー15、15:3、15:4、15:6、
22、60が挙げられる。紫色顔料系としては、例え
ば、カラーインデックス名でピグメントバイオレット1
9、23、29、37、50等が挙げられる。また、上
記以外の色の顔料も使用できる。
【0030】色素〔(d)成分〕とアミン化合物と金属
化合物又は非金属化合物を組み合わせ〔(e)成分〕を
併せて使用し、〔(d)成分〕の色に対して補色の関係
にある色に発色又は変色可能な物質として(e)成分を
使用する場合、熱処理により全体として、黒色又は黒色
に近い暗色に変化し、これらを含む着色性樹脂組成物
は、カラーフィルター用ブラックマトリックス形成材料
として使用できる。(d)成分と(e)成分の総使用量
は、樹脂〔(a)成分〕、(d)成分及び(e)成分の
総量に対して5〜70重量%とすることが好ましく、1
0〜60重量%とすることがより好ましく、15〜50
重量%とすることが特に好ましい。この使用量が5重量
%未満では黒色又は黒色に近い暗色に変化後の画像の遮
光性が低くなる傾向があり、また、多すぎると膜の形成
しにくくなり、また、感光性樹脂組成物の場合光感度が
低下する。
【0031】また、色素〔(d)成分〕の使用量は、
(d)成分及び(e)成分の総使用量に対して10〜9
0重量%とすることが好ましく、20〜80重量%とす
ることがより好ましく、30〜70重量%とすることが
特に好ましい。この使用量が多すぎても少なすぎても黒
色又は黒色に近い暗色に変化後の画像の遮光性が低くな
る傾向があり、また、また、感光性樹脂組成物の場合、
色素が多くなりすぎると光感度が低下する傾向がある。
【0032】(d)成分及び(e)成分に、さらに、黒
色色素として、染料もしくは顔料を上記色素と併用する
ことができる。黒色顔料としては、カーボンブラック、
黒鉛、チタンカーボン、黒色酸化鉄、二酸化マンガン等
の黒色材料が用いられる。黒色色素の使用量は、(d)
成分及び(e)成分の総使用量に対して90重量%以下
とすることが好ましく、80重量%以下とすることがよ
り好ましく、70重量%以下とすることが特に好まし
い。この使用量が多すぎると変色を視認することが困難
になり、感光性樹脂組成物の場合光感度が低下する傾向
がある。
【0033】本発明における着色性樹脂組成物におい
て、樹脂〔(a)成分〕としては、成膜性を有するもの
が好ましく、さらに、顔料分散性を有するものが好まし
く、さらに、感光性を妨げず、現像性を有するものが好
ましい。本発明における樹脂としては、カルボキシメチ
ルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン等を使用することができるが、メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピル
メタクリレート、ブチルメタクリレート、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
ブチルアクリレート等のアクリル酸エステル又はメタア
クリル酸エステル、スチレン、スチレン誘導体、その他
の重合性モノマーの単独重合体又は共重合体、(メタ)
アクリル酸(アクリル酸及びメタクリル酸を意味する。
以下同様)、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン
酸、マレイン酸モノアルキルエステル、シトラコン酸、
無水シトラコン酸、シトラコン酸モノアルキルエステル
等のカルボキシル基含有重合性モノマーと(メタ)アク
リル酸エステル、スチレン、スチレン誘導体、その他の
重合性モノマーとの共重合体等が特に好ましい。
【0034】前記マレイン酸モノアルキルエステルとし
ては、アルキルの炭素数が1〜12のものが好ましく、
マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、マレイ
ン酸モノn−プロピル、マレイン酸モノイソプロピル、
マレイン酸モノn−ブチル、マレイン酸モノn−ヘキシ
ル、マレイン酸モノn−オクチル、マレイン酸モノ2−
エチルヘキシル、マレイン酸モノn−ノニル、マレイン
酸モノn−ドデシル等が挙げられる。前記シトラコン酸
モノアルキルエステルとしては、アルキルの炭素数が1
〜12のものが好ましく、シトラコン酸モノメチル、シ
トラコン酸モノエチル、シトラコン酸モノn−プロピ
ル、シトラコン酸モノイソプロピル、シトラコン酸モノ
n−ブチル、シトラコン酸モノn−ヘキシル、シトラコ
ン酸モノn−オクチル、シトラコン酸モノ2−エチルヘ
キシル、シトラコン酸モノn−ノニル、シトラコン酸モ
ノn−ドデシル等が挙げられる。前記スチレン誘導体と
しては、α−メチルスチレン、m−又はp−メトキシス
チレン、p−ヒドロキシスチレン、2−メトキシ−4−
ヒドロキシスチレン、2−ヒドロキシ−4−メチルスチ
レン等が挙げられる。
【0035】本発明おける樹脂である〔(a)成分〕と
しては、光硬化性樹脂を用いることができる。このよう
な光硬化性樹脂としては特に制限はなく、例えば、 (イ)ポリマー及び架橋剤の組合せ (ロ)光架橋性ポリマー (ハ)光重合性不飽和結合を分子内に1個以上含有する
モノマー、光開始剤及びポリマーの組合せ (ニ)カチオン重合性モノマーまたはポリマー及び光カ
チオン重合開始剤の組合せ が挙げられる。
【0036】(イ)のポリマーとしては、特に制限はな
く例えば、カゼイン、ゼラチン、卵白、グルー、ポリ酢
酸ビニル、部分ケン化ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、アルコール可溶
性ポリアミド等が挙げられる。
【0037】また、架橋剤としては、特に制限はなく、
例えば、重クロム酸塩、ジアゾニウム塩、ビスアジド化
合物、ジアゾ樹脂、スチリルピリジニウム塩等が挙げら
れる。
【0038】(ロ)の光架橋性ポリマーとしては、特に
制限はなく、例えば、ポリケイ皮酸をビニル、ポリシン
ナミリデン酢酸ビニル等が挙げられる。
【0039】(ハ)の光重合性不飽和結合を分子内に1
個以上有するモノマーのうち、光重合性不飽和結合を分
子内に1個有するモノマーとしては、メチルメタクリレ
ート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタ
クリレート等のアルキルメタクリレート、メチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート等のアルキルアクリレート、ベンジルメタクリ
レート等のアラルキルメタクリレート、ベンジルアクリ
レート等のアラルキルアクリレート、ブトキシエチルメ
タクリレート等のアルコキシアルキルメタクリレート、
ブトキシエチルアクリレート等のアルコキシアルキルア
クリレート、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート等のアミノアルキルメタクリレート、N,N−ジメ
チルアミノエチルアクリレート等のアミノアルキルアク
リレート、(ジエチレングリコールエチルエーテル)の
メタクリル酸エステル、(トリエチレングリコールブチ
ルエーテル)のメタクリル酸エステル、(ジプロピレン
グリコールメチルエーテル)のメタクリル酸エステル等
の(ポリアルキレングリコールアルキルエーテル)のメ
タクリル酸エステル、(ジエチレングリコールエチルエ
ーテル)のアクリル酸エステル、(トリエチレングリコ
ールブチルエーテル)のアクリル酸エステル、(ジプロ
ピレングリコールメチルエーテル)のアクリル酸エステ
ル等の(ポリアルキレングリコールアルキルエーテル)
のアクリル酸エステル、(ヘキサエチレングリコールフ
ェニスエーテル)のメタクリル酸エステル等の(ポリア
ルキレングリコールアリールエーテル)のメタクリル酸
エステル、(ヘキサエチレングリコールフェニスエーテ
ル)のアクリル酸エステル等の(ポリアルキレングリコ
ールアリールエーテル)のアクリル酸エステル、ジシク
ロペンタニルメタクリレート、ジシクロペンタニルアク
リレート、イソボルニルメタクリレート、メトキシ化シ
クロデカトリエンメタクリレート、イソボルニルアクリ
レート、メトキシ化シクロデカトリエンアクリレート、
グリセロールメタクリレート、グリセロールアクリレー
ト、ヘプタデカフロロデシルメタクリレート等のフッ素
化アルキルメタクリレート、ヘプタデカフロロデシルア
クリレート等のフッ素化アルキルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチル
アクリレート等がある。
【0040】光重合性不飽和結合を分子内に1個以上有
するモノマーのうち、光重合性不飽和結合を分子内に2
個以上有するモノマーとしては、ビスフェノールAジメ
タクリレート1,4−ブタンジオールジメタクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、ジ
エチレングリコールジメタクリレート、グリセロールジ
メタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレ
ート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリ
プロピレングリコールジメタクリレート、テトラエチレ
ングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリメタ
クリレート、トリス(メタクリロキシエチル)イソシア
ヌレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレー
ト、ジペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、ジペンタ
エリスリトールペンタメタクリレート、ビスフェノール
Aジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリエ
レート、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、
ジエチレングリコールジアクリレート、グリセロールジ
アクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプロ
ピレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリ
コールジアクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、
トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ペン
タエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリス
リトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタア
クリレート等が挙げられる。
【0041】光重合性不飽和結合を分子内に2個以上有
するモノマーとしては、さらに、一般式(a)
【化11】 (ただし、式中、Rはエチレン基又はプロピレン基を示
し、m及びnはそれぞれ独立に、1〜20の整数を示
す)で示されるビスフェノールAのアルキレンオキシド
付加物のジアクリレート、一般式(b)
【化12】 (ただし、式中、m及びnはそれぞれ独立に、1〜10
の整数を示す)で示されるビスフェノールAのエピクロ
ルヒドリン変性物とアクリル酸の付加エステル化物、ビ
スフェノールAジメタクリレート、1,4−ブタンジオ
ールジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジア
クリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、
グリセロールジメタクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジアクリレート、一般式(c)
【化13】 (ただし、式中、Rはエチレン基又はプロピレン基を示
し、m及びnはそれぞれ独立に、1〜20の整数を示
す)で示されるリン酸のアルキレンオキシド付加物のジ
アクリレート、一般式(d)
【化14】 (ただし、式中、m及びnはそれぞれ独立に、1〜10
の整数を示す)で示されるフタル酸のエピクロリン変性
物とアクリル酸の付加エステル化物、ポリエチレングリ
コールのジアクリレート、ポリプロピレングリコールの
ジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリ
レート、一般式(e)
【化15】 (ただし、式中、m及びnはそれぞれ独立に、1〜20
の整数を示す)で示される1,6−ヘキサンジオールの
エピクロリン変性物とアクリル酸の付加エステル化物
(アクイリル基を一分子中に2個有するもの)、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、一般式(f)
【化16】 (ただし、式中、Rはエチレン基又はプロピレン基を示
し、3個のmはそれぞれ独立に、1〜20の整数を示
す)で示されるリン酸のアルキンオキシド付加物のトリ
アクリレート、一般式(g)
【化17】 (ただし、式中、Rはエチレン基又はプロピレン基を示
し、m、m′及びm″はそれぞれ独立に、1〜20の整
数を示す)で示されるトリメチロールプロパンのアルキ
レンオキシド付加物のトリアクリレート、トリス(メタ
クリロキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリ
トールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテ
トラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート
などが挙げられる。これらのモノマーは、単独で又は2
種以上を組み合わせて用いることができる。
【0042】(ハ)の光開始剤としては、特に制限はな
く、例えば、ベンゾフェノン、N,N′−テトラエチル
−4,4′−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−
4′−ジメチルアミノベンゾフェノン、ベンジル、2,
2−ジエトキシアセトフェノン、ベンゾイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベ
ンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシイソブチルフ
ェノン、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メ
チル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モル
ホリノ−1−プロパン、t−ブチルアントラキノン、1
−クロロアントラキノン、2,3−ジクロロアントラキ
ノン、3−クロル−2−メチルアントラキノン、2−エ
チルアントラキノン、1,4−ナフトキノン、9,10
−フェナントラキノン、1,2−ベンゾアントラキノ
ン、1,4−ジメチルアントラキノン、2−フェニルア
ントラキノン、2−(o−クロロフェニル)−4,5−
ジフェニルイミダゾール二量体、トリアジン系光開始剤
などが挙げられる。これらの光開始剤は、単独で又は2
種以上を組み合わせて用いることができる。
【0043】(ハ)のポリマーとしては、特に制限はな
いが、例えば、(メタ)アクリル酸(アクリル酸及びメ
タクリル酸を意味する。以下同様)、イタコン酸、マレ
イン酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノアルキルエス
テル等のカルボキシル基含有重合性モノマーとメチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタク
リレート、ブチルメタクリレート、メタルアクリレー
ト、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチ
ルアクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル、スチ
レン、スチレン誘導体等の重合性モノマーとの共重合体
が代表的なものとして挙げられる。前記マレイン酸モノ
アルキルエステルとしては、マレイン酸モノメチル、マ
レイン酸モノエチル、マレイン酸モノn−プロピル、マ
レイン酸モノイソプロピル、マレイン酸モノn−ブチ
ル、マレイン酸モノn−ヘキシル、マレイン酸モノn−
オクチル、マレイン酸モノ2−エチルヘキシル、マレイ
ン酸モノn−ノニル、マレイン酸モノn−ドデシル等が
挙げられる。前記スチレン誘導体としては、α−メチル
スチレン、m−又はp−メトキシスチレン、p−ヒドロ
キシスチレン、2−メトキシ−4−ヒドロキシスチレ
ン、2−ヒドロキシ−4−メチルスチレン等が挙げられ
る。
【0044】また、(ハ)のポリマーとしては、光重合
性不飽和結合を有するものであってもよい。かかるポリ
マーの代表的なものとしては、高酸価のカルボキシル基
含有樹脂にグリシジルメタクリレート、グリシジルアク
リレート、アリルグリシジルエーテル、α−エチルグリ
シジルアクリレート、クロトニルグリシジルエーテル、
イタコン酸モノアルキルグリシジルエーテル等のオキシ
ラン環とエチレン性不飽和結合をそれぞれ1個有する化
合物やアリルアルコール、2−ブテン−4−オール、フ
ルフリルアルコール、オレイルアルコール、シンナミル
アルコール、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート、N−メチロールアク
リルアミド等の不飽和アルコールを反応させた樹脂、水
酸基を有するカルボキシル基含有樹脂に遊離イソシアネ
ート基含有不飽和化合物を反応させた樹脂、エポキシ樹
脂と不飽和カルボン酸との付加反応物に多塩基酸無水物
を反応させた樹脂、共役ジエン重合体や共役ジエン共重
合体と不飽和ジカルボン酸無水物との付加反応物に水酸
基含有重合性モノマーを反応させた樹脂などが挙げられ
る。
【0045】これらの樹脂の不飽和当量は、200〜3
000の範囲とすることが好ましく、230〜1000
の範囲とすることがより好ましく、特に、250〜75
0とすることが好ましい。不飽和当量が小さすぎると感
光材料の調製時に、顔料を樹脂に分散させる時に一部硬
化する傾向があり、不飽和当量が大きすぎると、不飽和
基の導入による光重合性が十分に付与されない。なお、
ここでいう不飽和当量とは、不飽和結合一つあたりの樹
脂の分子量を意味している。
【0046】前記の樹脂は、それ自身光重合性を有する
場合、また、後述するような感光性赤色樹脂組成物のよ
うに組成物として感光性を付与された場合に、露光後ア
ルカリ現像性を有するという観点からは、酸価が40〜
200の範囲内であることが好ましく、特に60〜17
0の範囲であることが好ましい。酸価が20未満ではア
ルカリ現像性が低下する傾向があり、また、300を越
えるとアルカリ現像後の画素パターンの形状が不鮮明と
なる傾向がある。
【0047】また、前記の樹脂の重量平均分子量は1,
500〜200,000の範囲内であることが好まし
く、特に10,000〜50,000の範囲内であるこ
とが好ましい。重量平均分子量が1,500未満では顔
料の分散安定性が低下する傾向があり、また、200,
000を越えると感光液にしたときに粘度が高くなり、
塗布性、特に、スピンコートする際の塗布性が低下する
傾向がある。なお、本明細書において、重量平均分子量
は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにて測定
し、標準ポリスチレンの検量線を用いて換算した値であ
る。
【0048】酸価が20〜300、重量平均分子量が1
500〜200000の樹脂としては、特に、下記一般
式(V)
【化18】 (ただし、式中、W1は水素原子又はメチル基を示し、
2及びW3はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜12
のアルキル基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を示
す)で表される繰り返し単位及び下記一般式(VI)
【化19】 (ただし、式中、W4及びW5は、それぞれ独立に水素原
子、炭素数1〜12のアルキル基又は光反応性不飽和結
合を有する基を示し、W6は水素原子又は炭素数1〜1
2のアルキル基を示す)で表される繰り返し単位を、一
般式(V)/一般式(VI)が1/1〜5/1(モル比)
の比率で有する樹脂が顔料の分散安定性、光感度の点で
特に好ましい。
【0049】前記樹脂としては、次のものがさらに好ま
しい。すなわち、(i)一般式(VI)において、W4
光反応性不飽和結合を有する基、W5が水素原子、W6
水素原子である繰り返し単位、(ii)一般式(VI)にお
いて、W4が光反応性不飽和結合を有する基、W5が水素
原子又は光反応性不飽和結合を有する基、W6が水素原
子である繰り返し単位、(iii)一般式(VI)におい
て、W4が光反応性不飽和結合有する基、W5が水素原
子、炭素数1〜12のアルキル基又は、光反応性不飽和
結合を有する基、W6が水素原子である繰り返し単位、
(iv)一般式(VI)において、W4及びW5がそれぞれ独
立に水素原子又は光反応性不飽和結合を有する基であ
り、これらのうち少なくとも一方は光反応性不飽和結合
を有する基であり、W6が炭素数1〜12のアルキル基
である繰り返し単位を有するものであることが好まし
い。
【0050】上記一般式(V)で表される繰り返し単位
及び一般式(VI)で表される繰り返し単位を有する樹脂
の製造法としては、例えば、一般式(V)で表される繰
り返し単位及び一般式(VI)で表される繰り返し単位を
有する樹脂の前駆体に、不飽和アルコール(アリルアル
コール、2−ブテン−4−オール、フルフリルアルコー
ル、オレイルアルコール、シンナミルアルコール、2−
ヒドロキシアクリレート、2−ヒドロキシメタクリレー
ト、N−メチロールアクリルアミド等)をエステル化反
応させて製造する方法、一般式(V)で表される繰り返
し単位及び一般式(VI)で表される繰り返し単位を有す
る樹脂の前駆体に、オキシラン環とエチレン性不飽和結
合をそれぞれ1個有する化合物(グリシジルメタクリレ
ート、グリシジルアクリレート、アリルグリシジルエー
テル、α−エチルグリシジルアクリレート、クロトニル
グリシジルエーテル、イタコン酸モノアルキルモノグリ
シジルエステル等)を付加させて製造する方法などが挙
げられる。
【0051】一般式(V)で表される繰り返し単位及び
一般式(VI)で表される繰り返し単位を有する樹脂の前
駆体としては、スチレン又はその誘導体と、マレイン酸
モノアルキルエステル(マレイン酸のハーフエステ
ル)、シトラコン酸モノアルキルエステル(シトラコン
酸のハーフエステル)とを共重合することにより得るこ
とができる。
【0052】スチレン誘導体としては、例えば、α−メ
チルスチレン、m又はp−メトキシスチレン、p−ヒド
ロキシスチレン、2−メトキシ−4−ヒドロキシスチレ
ン、2−ヒドロキシ−4−メチルスチレン等が挙げられ
る。マレイン酸モノアルキルエステルとしては、例え
ば、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、マ
レイン酸モノ−n−プロピル、マレイン酸モノ−イソプ
ロピル、マレイン酸モノ−n−ブチル、マレイン酸モノ
−n−ヘキシル、マレイン酸モノ−n−オクチル、マレ
イン酸モノ−2−エチルヘキシル、マレイン酸モノ−n
−ノニル、マレイン酸モノ−n−ドデシル等が挙げられ
る。シトラコン酸モノアルキルエステルとしては、例え
ば、シトラコン酸モノメチル、シトラコン酸モノエチ
ル、シトラコン酸モノ−n−プロピル、シトラコン酸モ
ノ−イソプロピル、シトラコン酸モノ−n−ブチル、シ
トラコン酸モノ−n−ヘキシル、シトラコン酸モノ−n
−オクチル、シトラコン酸モノ−2−エチルヘキシル、
シトラコン酸モノ−n−ノニル、シトラコン酸モノ−n
−ドデシル等が挙げられる。
【0053】また、本発明の赤色樹脂組成物に使用する
樹脂としては、前記した一般式(V)で表される繰り返
し単位及び一般式(VI)で表される繰り返し単位を有す
る樹脂を使用するとき、他の樹脂を併用してもよい。他
の樹脂としては、前記した樹脂のうち前記した一般式
(V)で表される繰り返し単位及び一般式(VI)で表さ
れる繰り返し単位を有する樹脂以外の樹脂が使用される
が、さらに、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹
脂、メラミン樹脂等を使用してもよい。他の樹脂は樹脂
の総量100重量部に対して、50重量部以下で使用す
ることが好ましい。
【0054】前記(ニ)のカチオン重合型モノマーとし
ては、特に制限はなく、例えば、エポキシ基を含む化合
物、脂環型エーテル基を含む化合物、アセタール基を含
む化合物、ヘミアセタール基を含む化合物、その他のヘ
テロ環を含む化合物、不飽和結合を含む化合物、環状シ
ロキサンを含む化合物等が挙げられる。
【0055】光カチオン重合開始剤としては、特に制限
はなく、例えば、スルホニウム塩、ヨードニウム塩、ベ
ンゾイントシレート、o−ニトロベンジルトシレート、
アリールスルホン酸のp−ニトロベンジルエステル、p
−ニトロベンジル−9、10−ジエトキシアントラセン
−2−スルホネート、鉄−アレーン錯体、シラノール・
アルミニウム錯体等が挙げられる。
【0056】本発明における感光性着色性樹脂組成物に
は、(a)成分及び(e)成分又は(a)成分、(d)
成分及び(e)成分以外に、暗反応を抑制するためのハ
イドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ピ
ロガロール、t−ブチルカテコール等の熱重合禁止剤、
基板との密着性を向上させるためのシランカップリング
剤(ビニル基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト基等
を有した)やチタネートカップリング剤(イソプロピル
トリメタクリロイルチタネート、ジイソプロピルイソス
テアロイル−4−アミノベンゾイルチタネート等)、膜
の平滑性を向上させるための界面活性剤(フッ素系、シ
リコン系、炭化水素系等)、紫外線吸収剤、酸化防止剤
などの各種添加剤を必要に応じて適宜使用することがで
きる。
【0057】本発明の感光性着色性樹脂組成物は、適当
な溶剤を加えて感光液とし、これを基板に直接塗布する
か、若しくは一旦、支持体に塗布したのち基板にラミネ
ートするなどして基板表面に膜として形成される。その
後、露光、現像を行い、目的の画像パターンを得ること
ができる。
【0058】本発明の感光性着色性樹脂組成物を感光液
とする方法について以下に示す。(a)成分は、溶剤に
可溶性のものが選択して使用される。(e)成分又は
(d)成分及びがすべて溶剤に溶解する場合は((e)
成分、又は(d)成分及び(e)成分を全量混合し、こ
れに溶剤を加えて、感光液とすることができる。
【0059】(e)成分、又は(d)成分及び(e)成
分のうちに溶剤に不溶の成分がある場合は、不溶成分を
分散させる必要がある。この方法としては通常、樹脂
〔(a)成分〕及び不溶成分を溶剤(単独で用いても、
2種類以上を併用して用いてもよい)と混合し、この混
合物を超音波分散機、三本ロール、ボールミル、サンド
ミル、ビーズミル、ホモジナイザー、ニーダー等の各種
分散/混練装置を用いて行うことができる。
【0060】この際、使用する分散樹脂としては、
(a)成分中のポリマーの一部または全部を使用しても
良い。また、ポリカルボン酸型高分子活性剤、ポリスル
ホン酸型高分子活性剤等のアニオン系顔料分散剤、ポリ
オキシエチレン、ポリオキシプロピレンブロックポリマ
ー等のノニオン系顔料分散剤などの顔料分散剤、アント
ラキノン系、ペリレン系フタロシアニン系、キナクドリ
ン系等の有機色素にカルボキシル基、スルホン酸基、ス
ルホン酸塩基、カルボン酸アミド基、スルホン酸アミド
基、水酸基等の置換基を導入した有機色素の誘導体など
を加えると、顔料の分散性や分散安定性が向上し、好ま
しい。
【0061】上記のようにして(e)成分、又は(d)
成分及び(e)成分のうちに溶剤に不溶の成分を分散さ
せる場合において、(e)成分、又は(d)成分及び
(e)成分のうちの可溶成分及び(a)成分の残りは、
上記の分散時に加えても、顔料後に加えてもよい。同様
に有機溶剤も分散時に全量用いてもよく、また有機溶剤
の一部を分散後に加えてもよい。ただし、有機溶剤は、
分散時の顔料及び樹脂の全量100重量%に対して、分
散時に少なくとも100重量%用いることが好ましい。
100重量%未満では分散時の粘度が高すぎて、特にボ
ールミル、サンドミル、ビーズミルなどで分散する場合
には分散が困難になる可能性がある。
【0062】本発明に用いる溶剤としては、特に制限は
なく、例えば、エチレングリコール系、プロピレングリ
コール系、ラクトン系、ラクタム系、ケトン系、セロソ
ルブ系、アルコール系、エーテル系、エステル系、芳香
族系、水等が挙げられる。これらは単独で用いてもよ
く、2種類以上を併用して用いてもよい。また、これら
の有機溶剤は、感光液中の(a)成分、(d)成分及び
(e)成分を含む全固形分が5〜40重量%の範囲にな
るよう用いられることが好ましい。全固形分が5重量%
未満になる程の有機溶剤を使用すると、塗膜の乾燥に時
間がかかり、また、40重量%を超す程の溶剤量では、
感光液の粘度が高すぎて、塗布性が低下し好ましくな
い。
【0063】このようにして得られた感光液を基板に直
接塗布して、基板上に着色画像形成材料を膜として形成
することができる。感光液を基板に直接塗布する方法と
しては、例えば、ロールコーター塗布、スピンコーター
塗布、スプレー塗布、ホエラー塗布、ディップコーター
塗布、カーテンフローコーター塗布、ワイヤーバーコー
ター塗布、グラビアコーター塗布、エアナイフコーター
塗布などがある。
【0064】この際に用いる基板としては、用途により
選択されるが、例えば、白板ガラス、青板ガラス、シリ
カコート青板ガラス等の透明ガラス基板、ポリエステル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂等の合成樹脂製シート、フィルム又は基板、アル
ミニウム板、銅板、ニッケル板、ステンレス板等の金属
基板、その他セラミック基板、光電変換素子を有する半
導体基板などが挙げられる。
【0065】塗布後、通常、50〜130℃の温度で1
〜30分乾燥して膜を得ることができる。
【0066】一方、感光液を基板に直接塗布せずに、一
旦支持体上に塗布、乾燥し、着色画像形成材料を含む層
(この厚さは、通常、0.1〜300μm、好ましくは
0.2〜30μm、より好ましくは0.2〜5μmであ
る)を形成して感光性エレメントとし、これを基板にラ
ミネートするなどして、基板上に着色画像形成材料の膜
を形成することもできる。支持体に感光液を塗布する方
法としては、ナイフコーター塗布、グラビアコーター塗
布、ロールコーター塗布、スプレーコーター塗布等が挙
げられる。
【0067】この際に用いられる支持体としては、例え
ば、ポリエステルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリ
アミドイミドフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ
スチレンフィルム等のフィルムが挙げられる。
【0068】塗布した後、感光液を基板に直接塗布する
方法と同様に、通常、50〜130℃の温度で1〜30
分間乾燥して膜を得ることができる。また、更に膜の表
面に塵が付着するのを防ぐ目的で、膜の表面に剥離可能
なカバーフィルムを積層することが好ましい。
【0069】剥離可能なカバーフィルムとしては、例え
ば、ポリエチレンフィルム、テフロンフィルム、ポリプ
ロピレンフィルム、表面処理した紙等が挙げられ、カバ
ーフィルムを剥離するときに、膜と支持体との接着力よ
りも、膜とカバーフィルムとの接着力の方が、より小さ
いものであることが好ましい。
【0070】このようにして得られた感光性エレメント
を、基板上にラミネートする方法としては、基板と本発
明におけるカラーフィルタ用ブラックマトリックス形成
材料を含む膜を重ね合わせながら、加熱圧着することが
好ましい。この場合、雰囲気は常圧でも減圧下でもよ
い。
【0071】このようにして基板表面に形成した、本発
明の着色画像形成材料を含む膜の厚みは、用途によって
適宜定まるが、通常、0.1〜300μmの範囲で使用
される。また、カラーフィルタに用いる場合には、通
常、0.2〜5μmの範囲で使用される。
【0072】次に、画像パターンを形成する方法につい
て説明する。上記方法で得られた基板上の膜に活性光線
を画像状に照射し、露光部の膜を硬化させる。この際、
感光性エレメントを用いて膜を形成した場合には、支持
体をつけたまま上から露光してもよく、支持体を剥離し
た後、露光してもよい。また、基板に直接感光液を塗布
して膜を形成した場合でも、その膜表面にポリビニルア
ルコール等の酸素遮断膜を0.5〜30μmの厚みで形
成し、その上から露光してもよい。
【0073】活性光線の光源としては、例えば、カーボ
ンアーク灯、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、キセノンラン
プ、メタルハライドランプ、蛍光ランプ、タングステン
ランプ、可視光レーザーなどが好適である。これらの光
源を用いてフォトマスクを介したパターン露光や走査に
よる直接描写などにより画像状に活性光線が照射され
る。
【0074】続いて現像工程を行う。現像は、樹脂の種
類により、アルカリ水溶液、溶剤等で行う。アルカリ水
溶液としては、特に制限はなく、例えば、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、メタケイ
酸ナトリウム等の無機アルカリ、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、テト
ラメタルアンモニウムハイドロオキサイド、トリエチル
アミン、n−ブチルアミン等の有機塩基、又は塩を含む
水溶液が使用できる。溶剤としては、特に制限はなく、
例えば、エチレングリコール系、プロピレングリコール
系、ラクトン系、ラクタム系、ケトン系、セロソルブ
系、アルコール系、エステル系、芳香族系、水等が使用
できる。これらの現像液を吹き付けるか、水溶液に浸漬
するなどして未露光部を除去し、画像に対応した硬化膜
の画像パターンを得ることができる。この際、支持体を
付けたまま露光した場合には、支持体を剥離したのち、
現像を行う。
【0075】現像後、熱処理を行い、パターンを発色又
は変色させ、画像を形成することができる。熱処理は、
好ましくは40〜280℃、より好ましくは60〜26
0℃、特に好ましくは80〜240℃の温度で加熱する
ことにより行うことができる。熱処理時間は、特に制限
はないが、1〜60分間で十分である。
【0076】次に、液晶表示素子に用いるカラーフィル
タの作製を例示する。ガラス基板上に本発明における感
光性着色性樹脂組成物を用いて、前記したような方法に
より画像を形成することによりブラックマトリックスを
形成してカラーフィルタ用のパネルを製造し、この後、
赤、緑、青等の着色画像を形成する方法により、カラー
フィルタを製造することができる。また、赤、緑、青等
の着色画素を形成した後、着色画素間の間隙に前記した
ような方法により画像を形成し、ブラックマトリックス
を形成することによりカラーフィルタを製造することが
できる。赤、緑、青等の着色画像を形成する方法、感光
性着色性樹脂組成物として、(e)成分を用いず、
(d)成分として、赤、緑又は青のための色素含むもの
を用い、前記と同様にして画像を形成することにより行
うことができる。
【0077】
【実施例】次に、本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれらによって制限されるものではない。
【0078】実施例1 下記の共重合体A23.3g、ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート30g、構造式(1)で表される光
開始剤1.2g、構造式(2)で表される光開始剤1.
2g、構造式(3)で表される光開始剤5.6g、3−
(N−エチル−N−イソペンチルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン50g、2−ニトロベンジルト
シレート2.5g及びジエチレングリコールジメチルエ
ーテル467gを加えて混合し、ブラックマトリックス
形成材料を含む感光液を得た。
【0079】(1)共重合体A:スチレン50モル%−
マレイン酸モノアクリロイルオキシエチルエステル20
モル%−マレイン酸誘導体30モル%からなり、重量平
均分子量が9000かつ酸価91の共重合体。 (2)上記マレイン酸誘導体に基づく繰り返し単位は次
の構造を有するものである。
【0080】
【化20】
【0081】
【化21】
【0082】
【化22】
【0083】得られた感光液を、ガラス基板(コーニン
グ社製、商品名7059)上にスピンコート法により塗
布し、更に80℃で5分間乾燥を行い、膜圧1.0μm
の膜を形成した。
【0084】得られた膜に、ネガマスクを通して超高圧
水銀灯により画像状に100mJ/cm2の露光を行い、次い
で、ポリオキシエチレンノニルフェノール(東邦化学株
式会社製、商品名ノナール912A)を0.5重量%及
び水酸化カリウムを0.3重量%含む水溶液により現像
を行い、次いで、200℃で30分の加熱発色処理を行
いブラックマトリックスパターンを得た。
【0085】実施例2 下記の共重合体A23.3g、ジペンタエリスリトール
ヘキサアクリレート30g、構造式(1)で表される光
開始剤1.2g、構造式(2)で表される光開始剤1.
2g、構造式(3)で表される光開始剤5.6g、3−
ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン50g、2−ブテニルテトラメチレンスルホニウムヘ
キサフルオロアンチモネート2.5g及びジエチレング
リコールジメチルエーテル467gを加えて混合し、ブ
ラックマトリックス形成材料を含む感光液を得た。得ら
れた感光液を、ガラス基板(コーニング社製、商品名7
059)上にスピンコート法により塗布し、更に80℃
で5分間乾燥を行い、膜圧1.0μmの膜を形成した。
【0086】得られた膜に、ネガマスクを通して超高圧
水銀灯により画像状に100mJ/cm2の露光を行い、次い
で、ポリオキシエチレンノニルフェノール(東邦化学株
式会社製、商品名ノナール912A)を0.5重量%及
び水酸化カリウムを0.3重量%含む水溶液により現像
を行い、次いで、200℃で30分の加熱発色処理を行
いブラックマトリックスパターンを得た。
【0087】実施例3 実施例2において、3−ジペンチルアミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオランの代わりに3,3−ビス(p
−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタ
リドを使用したこと以外は、実施例2に準じて感光液及
びブラックマトリックスパターンを得た。
【0088】実施例4 実施例1において、3−(N−エチル−N−イソペンチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランの代わ
りに3,7−ビス(ジメチルアミノ)−10−ベンゾイ
ルフェノチアジンを使用したこと以外は、実施例1に準
じて感光液及びブラックマトリックスパターンを得た。
【0089】実施例5 実施例1において、3−(N−エチル−N−イソペンチ
ルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランの代わ
りにトリス(4−ジメチルアミノ−フェニル)メタンを
使用したこと以外は、実施例1に準じて感光液及びブラ
ックマトリックスパターンを得た。
【0090】実施例6 下記の共重合体A14.2g、カ−ボンブラック22.
5gをジエチレングリコールジメチルエーテル200g
に加え、これをビーズミルを用いて2時間分散した。こ
の分散液200gに下記の共重合体A10g、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート30g、構造式
(1)で表される光開始剤1.2g、構造式(2)で表
される光開始剤1.2g、構造式(3)で表される光開
始剤5.6g、化合物、3−ジペンチルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン25g、3−メチル−2
−ブテニルテトラメチレンスルホニウムヘキサフルオロ
アンチモネート1.2g及びジエチレングリコールジメ
チルエーテル280gを加えて混合し、ブラックマトリ
ックス形成材料を含む感光液を得た。得られた感光液
を、ガラス基板(コーニング社製、商品名7059)上
にスピンコート法により塗布し、更に80℃で5分間乾
燥を行い、膜圧1.0μmの膜を形成した。
【0091】得られた膜に、ネガマスクを通して超高圧
水銀灯により画像状に100mJ/cm2の露光を行い、次い
で、ポリオキシエチレンノニルフェノール(東邦化学株
式会社製、商品名ノナール912A)を0.5重量%及
び水酸化カリウムを0.3重量%含む水溶液により現像
を行い、次いで、200℃で30分の加熱発色処理を行
いブラックマトリックスパターンを得た。
【0092】実施例7 実施例1で得られた感光液を厚さ6μmのポリエチレン
フタレートフィルム上に、クラビアコート法により塗布
し、100℃2分の乾燥により、膜厚2.0μmの膜を
形成し、その上に厚さ40μmのポリエチレンフィルム
で被覆して感光性エレメントを得た。
【0093】得られた感光性エレメントからポリエチレ
ンフィルムを剥がした後、実施例1で用いたものと同様
のガラス基板上に、ラミネートした。ラミネート条件
は、ガラス基板温度40℃、ラミネートロール温度80
℃、ラミネート圧力3.5kgf/cm2、ラミネート速度
1.5m/minで行った。
【0094】次に、ネガマスクを通して、ポリエチレン
テレフタレートフィルム上〜超高圧水銀灯により画像状
に10mJ/cm2の露光を行い、次いで、ポリエチレンテレ
フタレートフィルムを剥離した後、実施例1と同様な方
法及び条件で現像、加熱発色処理を行った。
【0095】実施例8 共重合体A40g、カラーインデックス名で、ピグメン
トレッド177、25g及びピグメントエロー83、5
gをジエチレングリコールジメチルエーテル200gに
加え、これをビーズミルを用いて2時間分散した。この
分散液200gに共重合体A10g、ジペンタエリスリ
トールヘキサアクリレート30g、構造式(1)で表さ
れる光開始剤1.2g、構造式(2)で表される光開始
剤1.2g、構造式(3)で表される光開始剤5.6g
及びジエチレングリコールジメチルエーテル280gを
加えて混合し、着色画像形成材料を含む感光液を得た。
【0096】得られた感光液を、実施例1で得られたブ
ラックマトリックス基板上にスピンコート法により塗布
し、更に80℃で5分間乾燥を行い、膜厚2.0μmの
膜を形成した。得られた膜に、ネガマスクを通して超高
圧水銀灯により画像状に100mJ/cm2の露光を行い、次
いで、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(東
邦化学株式会社製、商品名ノナール912A)を0.5
重量%及び水銀化カリウムを0.3重量%含む水溶液に
より現像を行い、次いで200℃/30分の後加熱を行
い、ブラックマトリックス基板上に赤色画像パターンを
得た。
【0097】共重合体A60g、カラーインデックス名
で、ピグメントグリーン36、22g及びピグメントエ
ロー83、8gをジエチレングリコールジメチルエーテ
ル250gに加え、これをビーズミルを用いて2時間分
散した。この分散液220gに共重合体A10g、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート32g、構造式
(1)で表わされる光開始剤1.6g、構造式(2)で
表わされる光開始剤0.8g、構造式(3)で表わされ
る光開始剤5.8g及びジエチレングリコールジメチル
エーテル125gを加えて混合し、着色画像形成材料を
含む感光液を得た。この感光液を、赤色画像パターンを
形成した前述のブラックマトリックス基板上に、赤色画
像形成材料の場合と同様の条件で塗布、乾燥、露光、現
像、後加熱を行い、ブラックマトリックス基板上、赤色
画像パターンの隣に緑色画像パターンを得た。
【0098】共重合体A25g、カラーインデックス名
でピグメントブルー15:6、24g及びピグメントバ
イオレット23、1gをジエチレングリコールジメチル
エーテル200gに加え、これをビーズミルを用いた2
時間分散した。この分散液140gに共重合体A36
g、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート30
g、構造式(1)で表わされる光開始剤1.9g、構造
式(2)で表わされる光開始剤0.9g、構造式(3)
で表わされる光開始剤6.5g及びジエチレングリコー
ルジメチルエーテル230gを加えて混合し、着色画像
形成材料を含む感光液を得た。この感光液を、赤色及び
緑色画像パターンを形成した前述のブラックマトリック
ス基板上に、赤色画像形成材料の場合と同様の条件で塗
布、乾燥、露光、現像、後加熱を行い、ブラックマトリ
ックス基板上、緑色画像パターンの隣に緑色画像パター
ンを得た。
【0099】以上により、ブラックマトリックス上に
赤、緑及び青色及び三色からなるモザイク状に画素が並
んだカラーフィルタを作製した。
【0100】
【発明の効果】本発明の着色性樹脂組成物は、熱処理に
より効率よく着色又は変色する性質を有する。本発明の
感光性着色性樹脂組成物、これを用いた感光液及び感光
性エレメントは光感度等の感光特性がよく、作成された
パターンを熱処理により効率よく着色又は変色させるこ
とができる。また、本発明の着色画像の製造方法、カラ
ーフィルタ用パネルの製造法及びカラーフィルタの製造
法において、形成されるブラックマトリックスは、比抵
抗が向上しており、遮光性、絶縁性が優れ、それぞれ画
像又は画像表示素子として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03F 7/038 G03F 7/038 (72)発明者 立木 繁雄 千葉県市原市五井南海岸14番地 日立化成 工業株式会社五井工場内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂及びフルオラン化合物、フタリド化
    合物、フェノチアジン化合物又はトリフェニルメタン化
    合物と熱酸発生剤を組み合わせてなり熱により発色若し
    くは変色可能な物質を含有してなる着色性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 樹脂、色素及びフルオラン化合物、フタ
    リド化合物、フェノチアジン化合物又はトリフェニルメ
    タン化合物と熱酸発生剤を組み合わせてなり熱によりそ
    の色素の色と補色関係にある色に発色若しくは変色可能
    な物質を含有してなる着色性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (a)樹脂、(b)光重合性不飽和結合
    を分子内に1個以上含有するモノマー、(c)光開始
    剤、及び(e)フルオラン化合物、フタリド化合物、フ
    ェノチアジン化合物又はトリフェニルメタン化合物と熱
    酸発生剤を組み合わせてなり熱により発色若しくは変色
    可能な物質を含有してなる感光性着色性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (a)樹脂、(b)光重合性不飽和結合
    を分子内に1個以上含有するモノマー、(c)光開始
    剤、(d)色素及び(e)フルオラン化合物、フタリド
    化合物、フェノチアジン化合物又はトリフェニルメタン
    化合物と熱酸発生剤を組み合わせてなり熱によりその色
    素の色と補色関係にある色に発色若しくは変色可能な物
    質を含有してなる感光性着色性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 樹脂が、酸価20〜300で重量平均分
    子量1,500〜20,000の樹脂である請求項3又
    は4に記載の感光性着色性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 (イ)カチオン重合可能な基を有する樹
    脂及び/又はカチオン重合性モノマー、(ロ)光カチオ
    ン開始剤及び(ニ)フルオラン化合物、フタリド化合
    物、フェノチアジン化合物又はトリフェニルメタン化合
    物と熱酸発生剤を組み合わせてなり熱により発色若しく
    は変色可能な物質を含有してなる感光性着色性樹脂組成
    物。
  7. 【請求項7】 (イ)カチオン重合可能な基を有する樹
    脂及び/又はカチオン重合性モノマー、(ロ)光カチオ
    ン開始剤、(ハ)色素及び(ニ)フルオラン化合物、フ
    タリド化合物、フェノチアジン化合物又はトリフェニル
    メタン化合物と熱酸発生剤を組み合わせてなり熱により
    その色素の色と補色関係にある色に発色若しくは変色可
    能な物質を含有してなる感光性着色性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 請求項3〜7のいずれかの感光性着色性
    樹脂組成物にさらに(f)有機溶剤中に含有させてなる
    着色画像形成用感光液。
  9. 【請求項9】 請求項3〜7のいずれかの感光性着色性
    樹脂組成物を支持体上に成膜してなる感光性エレメン
    ト。
  10. 【請求項10】 請求項3〜7のいずれかの感光性着色
    性樹脂組成物からなる感光層を基板上に積層し、露光現
    像する着色画像形成工程を含む着色画像の製造法。
  11. 【請求項11】 露光後に、加熱処理して発色又は変色
    させる請求項10記載の着色画像の製造法。
  12. 【請求項12】 感光層が請求項8記載の感光液又は請
    求項9記載の感光性エレメントから形成されるものであ
    る請求項10又は11記載の着色画像の製造法。
  13. 【請求項13】 請求項3〜7のいずれかに記載の感光
    性着色性樹脂組成物、請求項8記載の感光液又は請求項
    9記載の感光性エレメントを用いて着色画像形成材料を
    基板上に膜として形成し、活性光線を画像状に照射し、
    露光部を光硬化させ、未露光部を現像により除去する工
    程、さらに、露光後に加熱処理して発色又は変色処理さ
    せる工程を含む方法によりブラックマトリックスを形成
    することを特徴とするカラーフィルタ用パネルの製造
    法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の方法を行った後、ブ
    ラックマトリックスを形成したカラーフィルタ用パネル
    の上に異なった複数の有彩色の着色画像形成材料を用い
    て、画像を形成することを特徴とするカラーフイルタの
    製造法。
  15. 【請求項15】 画素が、赤、緑及び青の画素であるこ
    とを特徴とする請求項14記載のカラーフイルタの製造
    法。
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