JPH11321565A - 移動体安全確保システム、移動体側装置、監視装置および移動体 - Google Patents

移動体安全確保システム、移動体側装置、監視装置および移動体

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JPH11321565A
JPH11321565A JP13572298A JP13572298A JPH11321565A JP H11321565 A JPH11321565 A JP H11321565A JP 13572298 A JP13572298 A JP 13572298A JP 13572298 A JP13572298 A JP 13572298A JP H11321565 A JPH11321565 A JP H11321565A
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JP
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mobile
vehicle
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JP13572298A
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Inventor
Keisuke Kimura
圭介 木村
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NTT Docomo Inc
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
NTT Mobile Communications Networks Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体の所有者の行動を制限することなく、
移動体の位置を正確に検出して移動体の安全を確保す
る。 【解決手段】 衛星からの信号を受信し、受信した信号
に基づいて車両1の位置を表す位置情報を取得するGP
S受信機121と、この位置情報および車両1固有の識
別情報を移動通信網経由で送信する移動機13とを備え
た車両1と、移動通信網2経由で送信されてきた位置情
報および識別情報を受信し、識別情報で示される車両1
の位置を位置情報に基づいて特定する位置サービスセン
タ3とを有する。セキュリティサービスセンタ4では、
位置サービスセンタ3にて特定された車両1の位置が監
視者に知らされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の位置を正確
に検出して移動体の安全を確保する移動体安全確保シス
テム、移動体側装置、監視装置および移動体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高級車の盗難が問題となってお
り、様々な技術的対策が提案されている。例えば、平成
9年特許第2666454号(特開平2−195738
号)では、車両に当該車両の異常状態を検出する検出手
段と、この手段により異常状態が検出された場合に基地
局への上りチャネル経由で発呼信号を送信する発呼手段
とを設け、さらに、車両の所有者が車両から離れる時に
携帯受信機を携行するようにしている。この携帯受信機
は発呼手段からの発呼信号を受信した基地局が下りチャ
ネル経由で送信する応答信号を受信可能な受信機であ
り、応答信号を受信すると警報音を発する。したがっ
て、所有者は、遠隔地において車両が異常状態となった
ことを知ることができる。また、特開平5−16483
2号には、船舶等の位置検出に用いられるロランC用受
信機を車両に搭載し、固有の連続信号をロランC用受信
機の受信結果に応じて変調して車両側から監視装置側へ
送信し、監視装置側にて車両の位置をつきとめる方法が
記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の方法
では、所有者が駐車位置に戻る前に車両が持ち去られた
場合には、車両を追跡できないという欠点がある。ま
た、所有者は車両の発呼手段に接続される基地局のエリ
ア内に存在する必要がある。すなわち、所有者の行動が
制限されてしまう。もちろん、全ての基地局から応答信
号を送信するようにすれば、上記制限は大幅に緩和され
るが、所有者は異常発生時に迅速に車両位置に駆けつけ
る必要があることから、実質的にはさほど変わらない。
【0004】後者の方法では、監視装置側で車両の位置
を把握しているので、所有者の行動を制限することなく
車両の位置を検出することができる。しかしながら、ロ
ランCは船舶等の位置検出方式であり、夜間の検出誤差
は最大で2キロメートルにも及ぶ。建造物が点在する環
境であれば、2キロメートルの誤差であっても十分に正
確と言えるが、建造物が密集している地域が多い日本に
おいては、不十分な精度と言わざるを得ない。また、車
両の位置を表す情報は変調成分として送信されることか
ら、位置を表す情報の送信において誤り訂正等のノイズ
対策を講じることができないという欠点もある。
【0005】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、所有者の行動を制限することなく、車両の位置を
正確に検出して移動体の安全を確保することができる移
動体安全確保システムと当該システムを構成する移動体
側装置および監視装置とを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による移動体安全確保システムの第1
は、高速移動可能な遠隔地の移動体から監視装置へ移動
通信網を介して情報を送信することにより前記移動体の
位置を把握して安全を確保する移動体安全確保システム
であって、移動体に設けられ、衛星からの信号を受信
し、受信した信号に基づいて該移動体の位置を表す位置
情報を取得し、該位置情報および固有の識別情報を前記
移動通信網経由で送信する移動体側装置と、前記移動通
信網経由で送信されてきた前記位置情報および前記識別
情報を受信し、該識別情報で示される前記移動体側装置
の位置を前記位置情報に基づいて特定する監視装置とを
有することを特徴としている。
【0007】また、上記第1において、前記移動体側装
置で前記移動体の異常を検出し、前記異常の検出結果に
応じたタイミングで前記識別情報および前記位置情報を
前記監視装置へ送信するようにしてもよいし、所定の時
間間隔で前記識別情報および前記位置情報を前記監視装
置へ送信するようにしてもよい。また、上記第1におい
て、前記監視装置側で衛星からの信号を受信し、受信し
た信号と前記位置情報とに基づいて前記移動体の位置を
特定するようにしてもよいし、特定された前記移動体の
位置を該移動体の前記識別情報に対応付けて記憶し、記
憶内容に基づいて前記移動体の移動の様子を告知するよ
うにしてもよいし、前記識別情報および前記位置情報の
受信時間間隔を測定し、前記受信時間間隔が所定の時間
を超過した場合に前記移動体に異常が発生したと推定す
るようにしてもよい。
【0008】さらに、上述した課題を解決するために、
本発明による移動体安全確保システムの第2は、遠隔地
の移動体から監視装置へCDMA方式の移動通信網を介
して情報を送信することにより前記移動体の位置を把握
して安全を確保する移動体安全確保システムであって、
移動体に設けられ、固有の識別情報を前記移動通信網経
由で送信する移動体側装置と、前記通信網経由で送信さ
れてきた前記識別情報で示される前記移動体側装置の位
置を、前記移動通信網により特定された位置とする監視
装置と、を有することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。 A:実施形態の構成 A−1:全体構成 図1は本発明の一実施形態による移動体安全確保システ
ムの全体構成を示す図であり、図面および説明の繁雑化
を避けるために、安全を確保すべき車両としては1台の
車両1のみが描かれている。図において、2は移動通信
網、3は移動通信網2に接続された位置サービスセンタ
であり、各車両と位置サービスセンタ3は移動通信網2
経由で通信する。4は位置サービスセンタ3に接続され
たセキュリティサービスセンタであり、位置サービスセ
ンタ3から供給される情報に基づいて対応する車両に対
するセキュリティサービスを提供する。
【0010】車両1において、11は車両1に組み込ま
れた異常検出装置であり、車両1の各部の動作を検出
し、異常検出時には警報信号を出力し続ける。12は車
両1に着脱自在に搭載されるPDA(携帯情報端末)、
13は移動通信網2に対応した移動機であり、PDA1
2は、異常検出装置11および移動機13を制御し、サ
スペンド中に何らかのイベントが発生すると起動する。
【0011】ここで、PDA12の構成を図2に示す。
この図に示すように、PDA12は衛星からの信号を受
信するGPS受信機121、液晶パネル等の表示パネル
122、タッチパネル等の指示入力器123、およびC
PU(中央処理装置),ROM(Read Only Memory),
RAM(Random Access Memory),各種I/Oインタフ
ェース等を備えた制御部124から構成されている。制
御部124は、ROMに格納されたプログラムをCPU
がイベントに応じて実行することでPDA12内部のG
PS受信機121および表示パネル122、外部の異常
検出装置11および移動機13を制御して、後述の各種
処理を行う。
【0012】再び図1において、位置サービスセンタ3
はGPS受信機121と同一構成のGPS受信機31を
備え、移動通信網2からの着信要求に応答し、移動通信
網2経由で供給される車両側からの情報、GPS受信機
31による受信信号、および車両側との接続状態に基づ
いた情報をセキュリティサービスセンタ4へ供給すると
ともに、セキュリティサービスセンタ4からの指示に従
って車両側への発呼や情報の送信を行う。
【0013】なお、本実施形態では、セキュリティサー
ビスセンタ4は、安全を確保すべき車両に異常が発生し
た時点で監視者に当該車両の位置を知らせる機能と、盗
難車両の位置を追跡して監視者に知らせる機能とを有し
ている。もちろん、これら以外の機能(例えば、異常が
発生した車両の位置を警察等に自動的に通報する機能)
をセキュリティサービスセンタ4に設けるようにしても
よい。
【0014】A−2:制御部124が行う処理 次に、PDA12の制御部124が行う各種処理につい
て、図3,図4を参照して説明する。ただし、各図の初
期状態として、PDA12はサスペンド状態にあるもの
とする。また、ここで説明する各種処理は車両のセキュ
リティに関連した処理であり、PDA12が備えている
全ての機能を網羅している訳ではない。なお、PDA1
2および移動機13はセキュリティに関連する処理以外
に、ナビゲーションシステムとしての処理や、音声通話
処理などを実行可能である。
【0015】図3は指示入力器123が操作された場合
の処理(指示入力処理)の流れを示すフローチャートで
あり、指示入力器123が操作されると、制御部124
はPDA12をサスペンド状態から稼働状態へ遷移さ
せ、まず、PDA12がセキュリティモードにあるか否
かを判定する(ステップSA1)。なお、セキュリティ
モードは車両の異常を検出するモードであり、PDA1
2をセキュリティモードとすることにより、車両1がセ
キュリティモードとなる。
【0016】ステップSA1の判定は、RAMの所定ア
ドレスに格納されたフラグ(以後、モードフラグ)を参
照することにより行われる。この判定結果が「YES」
の場合、制御部124は表示パネル122に所定のメッ
セージを表示させ、PDA12のセキュリティモードの
解除パスワードの入力を要求する(ステップSA2)。
そして、指示入力器123により入力されたパスワード
が、RAMあるいはROMの所定アドレスに予め設定さ
れた解除パスワードと一致するか否かを判定し(ステッ
プSA3)、一致した場合には上記モードフラグを書き
替え、PDA12のセキュリティモードを解除する(ス
テップSA4)。なお、本実施形態では、正当な解除パ
スワードを入力しない限り、解除パスワードの入力要求
が繰り返されるが、入力ミスが所定回数以上連続したら
その旨を位置サービスセンタ3側へ送信するようにして
もよい。
【0017】ステップSA5はステップSA4に後続し
た処理であり、異常検出装置11の稼働/停止、移動機
13の接続先電話番号(位置サービスセンタ3の電話番
号)、解除パスワード、車両1のモード、車両1の識別
情報等を設定する設定処理であり、制御部124は指示
入力部123からの指示に応じた設定処理を行う。な
お、ステップSA1の判定結果が「NO」の場合には、
処理は上記ステップSA5へ進む。ステップSA6で
は、上記設定処理の設定によりセキュリティモードが選
択されたか否かが判定され、選択されていない場合に
は、上記設定処理が繰り返される。ステップSA6にお
いてセキュリティモードが選択された場合、制御部12
4はPDA12をサスペンド状態とするとともに、車両
1のドアが外部から正常にロックされた時点から異常検
出装置11が稼働するよう設定する(ステップSA
7)。
【0018】図4は異常検出装置11から警報信号が出
力された場合の処理(異常処理)の流れを示すフローチ
ャートであり、制御部124はPDA12をサスペンド
状態から稼働状態へ遷移させ、まず、発呼指示とRAM
の所定アドレスに格納された接続先電話番号とを移動機
13へ供給する(ステップSB1)。これにより、移動
機13は上記接続先電話番号で発呼し、位置サービスセ
ンタ3との間で回線を確立する。
【0019】また、制御部124は、ステップSB1に
続いて(あるいはステップSB1に並行して)、GPS
受信機121から出力される位置情報を受信し(ステッ
プSB2)、車両1の識別情報とともに移動機13から
位置サービスセンタ3へ送信させる(ステップSB
3)。なお、本実施形態においては、車両1の識別番号
を車両1の所有者が任意に設定できるようにしている
が、重複しないように設定する必要があることは言うま
でもない。また、車両1の識別番号として、移動機13
の識別番号を使用するようにすれば、ステップSB2に
おいて移動機13から位置サービスセンタ3へ送信する
情報は車両1の位置情報のみでよい。上記ステップSB
2〜SB3の処理は車両1のドアロックが外部から正常
に解除されるまで繰り返される。なお、車両1のドアロ
ックが外部から正常に解除されると、異常検出装置11
が作動を停止する。
【0020】A−3:位置サービスセンタ3が着信時に
行う処理 位置サービスセンタ3は、移動通信網2からの着信時に
は、図5に示す流れの処理を行う。すなわち、着信時に
おいて、位置サービスセンタ3は、移動通信網2からの
着信要求に含まれる発番号が位置サービス契約者所有の
移動機の番号であるか否かを判定し(ステップSC
1)、この判定結果が「NO」の場合には着信を拒否し
て処理を終了する(ステップSC2)。逆に上記判定結
果が「YES」の場合には着信を許可する(ステップS
C3)。これにより、移動機13との間で回線が確立す
る。なお、位置サービス契約者の電話番号は契約時に位
置サービスセンタ3に登録される。
【0021】次に、上記回線経由で移動機13側から識
別情報および位置情報が送信されてくると、これらを受
信し(ステップSC4)、当該位置情報とGPS受信機
31の受信信号とに基づいて車両1の位置を特定する
(ステップSC5)。すなわち、本実施形態では、精度
を高めるために、2つのGPS受信機を用いた公知の手
法により車両の位置を特定している。もちろん、車両1
側のGPS受信機121のみで十分な精度が得られる場
合には、位置サービスセンタ3側のGPS受信機31を
省略してもよい。また、車両1側において位置を求めず
に、位置サービスセンタ3において位置を求めるように
しているのは、車両1側(すなわちPDA12)にかか
る負担を軽減するためであるが、車両1側に十分な演算
処理能力がある場合には、車両1側において位置を求
め、これを位置サービスセンタ3へ送信するようにして
もよい。次に、位置サービスセンタ3は、ステップSC
5で特定した位置と識別情報と発番号とをセキュリティ
サービスセンタ4へ送信し(ステップSC6)、以降、
ステップSC4〜SC6の処理を繰り返す。
【0022】A−4:セキュリティサービスセンタ4が
行う処理 セキュリティサービスセンタ4は、位置サービスセンタ
3から情報が供給されると、図6に示すように、まず、
位置サービスセンタ3から供給されてきた識別番号が予
め登録されているか否かを判定し(ステップSD1)、
登録されていない場合には、当該識別番号とともに送信
されてきた発番号に対応した回線を切断する旨の指示を
位置サービスセンタ3へ供給する(ステップSD2)。
逆に、登録されている場合には、位置サービスセンタ3
から供給された車両1の位置を識別番号および受信時刻
に対応付けて記憶するとともに(ステップSD3)、現
時点から所定時間以前までの当該車両1の位置(すなわ
ち軌跡)を図示せぬ表示装置に表示し、監視者へ異常の
発生を報知する(ステップSD4)。
【0023】B:実施形態の動作 次に、上述した構成の実施形態の動作について説明す
る。ただし、車両1の所有者は位置サービスセンタ3お
よびセキュリティサービスセンタ4を使用するための契
約を予め結んでいるものとする。車両1の所有者がPD
A12および移動機13を車両1内の所定位置に装着
し、PDA12に対して所定の指示を入力し、外部から
ドアをロックすることで車両1はセキュリティモードに
遷移する。この際、PDA12および移動機13の装着
位置は、第3者に発見され難い位置が望ましい。
【0024】この状況下で、異常検出装置11が何ら異
常を検出しない場合には、警報信号は出力されず、した
がって、PDA12および移動機13はサスペンド状態
のままである。そして、正当な所有者がドアのロックを
外部から正常に解除すると、車両1のセキュリティモー
ドが解除される。ここで、車両1の正当な使用者でない
第3者が車両1内部に入り込もうとし、車両1の窓を割
るなどの行為に及ぶと、異常検出装置11が車両1の異
常を検出し、警報信号を出力する。これによりPDA1
2が起動し、GPS受信機121によって得られた位置
情報と車両1の識別情報が移動機13から位置サービス
センタ3へ送信され、車両1の位置、識別情報、移動機
13の電話番号がセキュリティサービスセンタ4へ供給
される。
【0025】セキュリティサービスセンタ4では、車両
1に異常が発生したこと、ならびに車両1の位置が監視
者に知らされる。仮に車両1が移動したとしても、車両
の位置は逐次更新されるため、監視者は車両の移動先を
容易に察知することができる。したがって、監視者から
の通報を受けた警察等による車両1の保護が容易とな
る。なお、解除パスワードを入力しない限りPDA12
のセキュリティモードは解除されないので、何らかの手
段により異常検出装置11に検出されることなく車両1
内に侵入した第3者にPDA12のセキュリティモード
が解除されてしまうこともなく、また、正当な所有者の
同乗者が不用意にPDA12のセキュリティモードを解
除してしまうこともない。
【0026】C:補足 なお、上述した実施形態では、監視者が警察等に通報す
るようにしたが、セキュリティサービスセンタ4から車
両1の識別情報(例えば車両ナンバー)および現在位置
を警察等が有する端末装置へ転送するようにし、より正
確かつ迅速な情報伝達を行うようにしてもよい。また、
ドアのロックが外部から正常に解除されたら、PDA1
2のセキュリティモードを解除するようにしてもよい
し、ドアのロックが外部から正常に解除されても、解除
パスワードを入力しない限り、車両1のセキュリティモ
ードを解除しないようにしてもよい。さらに、PDA1
2および移動機13の少なくとも一方を、車両1から着
脱不能としてもよい。
【0027】また、車両がセキュリティモードに遷移し
た場合に、車両側からセキュリティサービスセンタ4へ
その旨を登録し、登録された識別番号の各車両への発呼
をセキュリティサービスセンタ4側から所定時間間隔で
位置サービスセンタ3に指示し、セキュリティサービス
センタ4において、登録された識別番号の各車両の現在
位置を把握するようにしてもよい。この場合には、異常
検出装置11が故障しても、セキュリティサービスセン
タ4において、車両の異常動作を把握することができ
る。
【0028】さらに、パケット通信をサポートした移動
通信網2を利用し、車両1と位置サービスセンタ31と
の間を常時接続するようにすれば、セキュリティサービ
スセンタ4において、車両1に対して電波妨害が行われ
ていることを知ることができる。しかも、送信するデー
タ量に応じて課金されるパケット通信を利用すれば、車
両1の所有者にかかる負担を低減することができる。
【0029】なお、移動通信網2をCDMA方式の移動
通信網とすれば、移動通信網2において移動機13の位
置を十分に高い精度で特定することができる。したがっ
て、この場合には、GPS受信機を使用しなくてもよ
い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動体の所有者の行動を制限することなく、移動体の位
置を正確に検出して移動体の安全を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による移動体安全確保シ
ステムの全体構成を示す図である。
【図2】 同システムにおけるPDA12の構成を示す
ブロック図である。
【図3】 同PDA12の処理(指示入力処理)の流れ
を示すフローチャートである。
【図4】 同PDA12の処理(異常処理)の流れを示
すフローチャートである。
【図5】 同システムにおける位置サービスセンタ3の
処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】 同システムにおけるセキュリティサービスセ
ンタ4の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…車両、2…移動通信網、3…位置サービスセンタ、
4…セキュリティサービスセンタ、11…異常検出装
置、12…PDA、13…移動機、31,121…GP
S受信機、122…表示パネル、123…指示入力器、
124…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 11/04 H04B 7/26 106B

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速移動可能な遠隔地の移動体から監視
    装置へ移動通信網を介して情報を送信することにより前
    記移動体の位置を把握して安全を確保する移動体安全確
    保システムであって、 移動体に設けられ、衛星からの信号を受信し、受信した
    信号に基づいて該移動体の位置を表す位置情報を取得
    し、該位置情報および固有の識別情報を前記移動通信網
    経由で送信する移動体側装置と、 前記移動通信網経由で送信されてきた前記位置情報およ
    び前記識別情報を受信し、該識別情報で示される前記移
    動体側装置の位置を前記位置情報に基づいて特定する監
    視装置とを有することを特徴とする移動体安全確保シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動体安全確保システ
    ムを構成する移動体側装置であって、 前記位置情報を取得する位置情報取得手段と、 前記識別情報および前記位置情報を前記監視装置へ送信
    する送信手段とを具備することを特徴とする移動体側装
    置。
  3. 【請求項3】 前記移動体の異常を検出する異常検出手
    段を具備し、 前記送信手段は前記異常検出手段による前記異常の検出
    結果に応じたタイミングで前記識別情報および前記位置
    情報を前記監視装置へ送信することを特徴とする請求項
    2に記載の移動体側装置。
  4. 【請求項4】 前記送信手段は所定の時間間隔で前記識
    別情報および前記位置情報を前記監視装置へ送信するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の移動体側装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4いずれかに記載の移動
    体側装置を具備することを特徴とする移動体。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の移動体安全確保システ
    ムを構成する監視装置であって、 前記移動通信網経由で送信されてくる前記識別情報およ
    び前記位置情報を受信する受信手段と、 前記識別情報で示される前記移動体の位置を前記位置情
    報に基づいて特定する位置特定手段とを具備することを
    特徴とする監視装置。
  7. 【請求項7】 前記位置特定手段は、衛星からの信号を
    受信し、受信した信号と前記位置情報とに基づいて前記
    移動体の位置を特定することを特徴とする監視装置。
  8. 【請求項8】 前記位置特定手段により特定された前記
    移動体の位置を該移動体の前記識別情報に対応付けて記
    憶する記憶手段と、 前記記憶手段の記憶内容に基づいて前記移動体の移動の
    様子を告知する告知手段とを具備することを特徴とする
    請求項6に記載の監視装置。
  9. 【請求項9】 前記受信手段による前記識別情報および
    前記位置情報の受信時間間隔を測定する時間間隔測定手
    段と、 前記受信時間間隔が所定の時間を超過した場合に前記移
    動体に異常が発生したと推定する推定手段とを具備する
    ことを特徴とする請求項6に記載の監視装置。
  10. 【請求項10】 遠隔地の移動体から監視装置へCDM
    A方式の移動通信網を介して情報を送信することにより
    前記移動体の位置を把握して安全を確保する移動体安全
    確保システムであって、 移動体に設けられ、固有の識別情報を前記移動通信網経
    由で送信する移動体側装置と、 前記通信網経由で送信されてきた前記識別情報で示され
    る前記移動体側装置の位置を、前記移動通信網により特
    定された位置とする監視装置と、 を有することを特徴とする移動体安全確保システム。
JP13572298A 1998-05-18 1998-05-18 移動体安全確保システム、移動体側装置、監視装置および移動体 Pending JPH11321565A (ja)

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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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