JPH11321347A - 車両用冷却装置 - Google Patents

車両用冷却装置

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JPH11321347A
JPH11321347A JP11011055A JP1105599A JPH11321347A JP H11321347 A JPH11321347 A JP H11321347A JP 11011055 A JP11011055 A JP 11011055A JP 1105599 A JP1105599 A JP 1105599A JP H11321347 A JPH11321347 A JP H11321347A
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radiator
engine
space
water
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Tetsushige Shinoda
哲滋 信田
Hiroki Matsuo
弘樹 松尾
Kazuya Makizono
一哉 牧園
Toshio Morikawa
敏夫 森川
Hikari Sugi
光 杉
Takashi Kurata
俊 倉田
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖機運転時間の短縮化を図りつつ、ラジエー
タの放熱能力が低下することを防止する。 【解決手段】 ラジエータ4と水冷エンジン1との間に
シュラウド6を配設するとともに、シュラウド6の上方
側にエンジン1および補機に向けて空気を吹き出す第1
空気通路61(第1、2吹出口61a、61b)を形成
し、下方側にラジエータ4を通過した空気をエンジンル
ーム3外に放出する第2空気通路62を形成する。これ
により、空気が直接に水冷エンジン1に衝突することを
防止できるとともに、エンジンルーム3の内壁側部とラ
ジエータ4との隙間を通過してラジエータ4の上流側ま
で空気が回り込む(逆流する)ことを防止できる。した
がって、暖機運転時間の短縮化を図りつつ、ラジエータ
4の放熱能力が低下することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷エンジン(以
下、エンジンと略す。)の冷却装置に関するもので、車
両用冷却装置に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】車両用冷却装置は、例えば特開平4−2
57735号公報に記載のごとく、エンジンルーム前方
側からエンジンルーム内に流入する空気流れに対して、
ラジエータをエンジンの上流側に配設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載の車両用冷却装置では、ラジエータを通過した空気は
直接にエンジンに衝突するので、例えば冬期やエンジン
始動直後等のコールドスタート時には、ラジエータを通
過した空気によりエンジンが冷却されるため、暖機運転
に長時間を要するという問題がある。
【0004】ところで、ラジエータを通過した空気は、
前述のごとく、エンジンに衝突してエンジンを冷却する
ので、例えば、夏季エンジン暖気後では、この衝突した
空気の温度はラジエータを通過した直後より高くなると
ともに、衝突した空気の一部は、エンジンルームの内壁
側部とラジエータとの隙間を通過してラジエータの上流
側まで回り込む。
【0005】このため、エンジンに衝突してラジエータ
の上流側まで回り込んだ空気が、再びラジエータを通過
するので、ラジエータの放熱能力が低下してしまうとい
う問題が発生する。本発明は、上記点に鑑み、暖機運転
時間の短縮化を図りつつ、ラジエータの放熱能力が低下
することを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜
9に記載の発明では、ラジエータ(3)と水冷エンジン
(1)との間に、エンジンルーム(3)内をラジエータ
(3)側の第1空間(31)と水冷エンジン(1)側の
第2空間(32)とに区画する区画壁(6)を有するこ
とを特徴とする。
【0007】これにより、ラジエータ(4)を通過した
空気が直接に水冷エンジン(1)に衝突することを防止
できる。したがって、例えば冬季やコールドスタート時
において、ラジエータ(4)を通過した空気により水冷
エンジン(1)が冷却されないので、暖機運転の促進を
図ることができる。また、夏季でエンジン暖気後では、
ラジエータ(4)を通過した空気が直接にエンジン
(1)に衝突することを防止できるので、水冷エンジン
(1)に衝突した空気がエンジンルーム(3)の内壁側
部とラジエータ(4)との隙間を通過してラジエータ
(4)の上流側まで回り込むことを防止でき、ラジエー
タ(4)の放熱能力が低下することを防止できる。
【0008】以上に述べたように、本発明によれば、暖
機運転時間の短縮化を図りつつ、ラジエータ(4)の放
熱能力が低下することを防止することができる。請求項
2に記載の発明では、空気口(2)から第1空間(3
1)内に流入した流入空気を第1空間(31)外に放出
する空気放出手段(61、71、62、72)を有する
ことを特徴とする。
【0009】ところで、仮に、空気放出手段(61、7
1、62、72)を有していない場合には、ラジエータ
(4)を通過した空気の行き場所がなくなるため、空気
口(2)から新しい外気が第1空間(31)内に流入し
なくなるのみならず、ラジエータ(4)を通過した空気
が区画壁(6)に衝突して空気口(2)側に向かって逆
流するといった問題が発生するおそれがある。
【0010】これに対して、本発明では、空気放出手段
(61、71、62、72)を有しているので、上記問
題が発生することを未然に防止することができる。請求
項3に記載の発明では、流入空気を第2空間(32)に
導く第1空気通路(61)と、流入空気をエンジンルー
ム(3)外に導く第2空気通路(62)とを区画壁
(6)に有していることを特徴とする。
【0011】これにより、請求項2に記載の発明と同様
に、ラジエータ(4)を通過した空気が区画壁(6)に
衝突して空気口(2)側に向かって逆流することを防止
できる。請求項4に記載の発明では、第2空間(62)
内には、水冷エンジン(1)と異なる発熱機器(11、
12)が配設されており、第1空気通路(61)は上方
側に形成され、第2空気通路(62)は下方側に形成さ
れていることを特徴とする。
【0012】これにより、発熱機器(11、12)の冷
却を図ることができる。請求項5に記載の発明では、流
入空気を強制的に第1空間(31)外に放出する送風機
(71、72)を有することを特徴とする。ところで、
ラジエータ(4)とエンジンルーム(3)の内壁との隙
間を完全に密閉することは一般的に困難であるため、単
純に第1、2空気通路(61、62)を形成したのみで
は、ラジエータ(4)を通過した空気がラジエータ
(4)とエンジンルーム(3)の内壁との隙間からラジ
エータ(4)の上流側に逆流するおそれがある。
【0013】これに対して、本発明では、流入空気を強
制的に第1空間(31)外に放出する送風機(71、7
2)を有しているので、ラジエータ(4)とエンジンル
ーム(3)の内壁との隙間の密閉性が不完全であって
も、ラジエータ(4)を通過した空気がラジエータ
(4)の上流側に逆流することを防止できる。したがっ
て、ラジエータ(4)の放熱能力が低下することを確実
に防止することができる。
【0014】ところで、発明者等の試験経験等によれ
ば、車両走行時、流入空気の風量が増大すると、区画壁
(6)が通風抵抗となって、区画壁(6)を有していな
い場合に比べて、却って、流入空気が減少してしまうこ
とを発見した。そこで、請求項7に記載の発明では、第
1空間(31)に流入する流入空気の風量を検出する風
量検出手段(18)の検出風量が所定風量以下のときに
は、両空間(31、32)を連通させる連通口(13)
を閉じ、一方、検出風量が所定風量より大きいときに
は、連通口(13)を開くことを特徴とする。
【0015】これにより通風抵抗が小さくなるので、流
入空気が減少してしまうことを防止できる。請求項8に
記載の発明では、第1空間(31)に流入する流入空気
の温度を検出する温度検出手段(17)を設け、さら
に、温度検出手段(17)の検出温度が所定温度未満の
ときには、流入空気を第2空間(32)に流入させるこ
となく、エンジンルーム(3)外に放出させることを特
徴とする。
【0016】これにより、冬季やコールドスタート時に
おいて、水冷エンジン(1)の表面からの放熱すること
を抑制できる。なお、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本実施形
態に係る車両用冷却装置の模式図である。図1中、1は
車両走行用の水冷エンジン(水冷式内燃機関)であり、
この水冷エンジン(以下、エンジンと略す。)は、車両
前方側に向けて開口して空気を内部に取り込む空気口
(フロントグリル)2が形成されたエンジンルーム(機
械室)3内に搭載されている。なお、エンジン1は、エ
ンジンルーム3内のうち空気口2からみて空気流れ下流
側に位置している。
【0018】そして、エンジンルーム3内のうち空気口
2とエンジン1との間には、エンジン1内を循環してエ
ンジン1を冷却する冷却水と空気との間で熱交換を行う
ラジエータ4が配設され、このラジエータ4より空気流
れ上流側には、車両用空調装置の放熱装置をなすコンデ
ンサ5が配設されている。また、ラジエータ4とエンジ
ン1との間には、エンジンルーム3内をラジエータ3側
の第1空間31とエンジン1側の第2空間32とに区画
する区画壁をなす樹脂製のシュラウド6が配設されてい
る。そして、シュラウド6のうち上方側には、空気口2
から第1空間31内に流入した空気(以下、この空気を
流入空気と呼ぶ。)を第2空間32に導く第1空気通路
61が形成され、一方、下方側には流入空気をエンジン
ルーム3外に導く第2空気通路62が形成されている。
なお、63はラジエータ4とシュラウド6とによって形
成されて、ラジエータ4を通過した空気を両空気通路6
1、62に導く第3空気通路である。
【0019】そして、第1空気通路61には、エンジン
1の上方側(車両後方)に向けて空気を吹き出す第1吹
出口61aと、パワステアリング用油圧ポンプ11、車
両空調装置用の圧縮機12及びジェネレータ(オルタネ
ータ)等のエンジン1と連動して稼働する補機(第2空
間32の下方側)に向けて空気を吹き出す第2吹出口6
1bとが形成されている。
【0020】ところで、第1空間31のうちラジエータ
4の上方側には、流入空気をラジエータ4を迂回させて
第1空気通路61に導くバイパス通路31aが形成され
ており、このバイパス通路31aは、第1空気通路61
に加えて、第3空気通路63にも連通している。そし
て、バイパス通路31aと第3空気通路63との連結部
位には、バイパス通路31a、第3空気通路63及び第
1空気通路61の連通状態を調節するとともに、流入空
気を強制的に第1空間31外に放出する第1送風機71
が配設されている。一方、第2空気通路62には、第3
空気通路63を経由して第2空気通路62に流入した空
気を強制的にエンジンルーム3外に放出する第2送風機
72が配設されている。
【0021】なお、両送風機71、72共に空気が多翼
形羽根車の軸と直角な断面を通過する横流ファン(クロ
スフローファン)である。そして、第1送風機71は、
クロスフローファン(多翼形羽根車)71a周りに回転
可能に配設された、断面円弧状のロータリドア71bを
回転させることにより、各通路31a、61、63の連
通状態を調節する。
【0022】因みに、図1からも明らかなように、空気
口2から見たコンデンサ5の面積(車両上下左右方向に
平行な面への投影面積)は、空気口2から見たラジエー
タ4の面積(流入空気流れに直交する面への投影面積)
より大きくなっており、このラジエータ4及びコンデン
サ5との面積差は、パイパス通路31aの通路断面積に
ほぼ相当するものである。
【0023】次に、本実施形態の作動を述べる。 1.第1モード(図1参照) この第1モードは、夏季等の外気温度が高いときのエン
ジン1の始動直後、またはエンジン1の負荷が小さいと
きのごとく、エンジン1の発熱量が小さく、ラジエータ
4で多くの放熱能力を必要としないときに実行されるモ
ードである。
【0024】具体的には、バイパス通路31a及び第3
空気通路63と第1空気通路61とを連通させるととも
に、両送風機71、72を稼働させて流入空気の一部を
第1空気通路61から第2空間62内に吹き出し、その
他は第2空気通路62(エンジンルーム3の下方側)か
らエンジンルーム3外に放出する。 2.第2モード(図2参照) この第2モードは、エンジン1の負荷が増大したときに
実行されるモードである。
【0025】具体的には、バイパス通路31aを閉じて
ラジエータ4を迂回していた流入空気をラジエータ4を
通過させるとともに、両送風機71、72を稼働させて
ラジエータ4を通過して第3空気通路63に流入した空
気の一部を第1空気通路61から第2空間62内に吹き
出し、その他は第2空気通路62(エンジンルーム3の
下方側)からエンジンルーム3外に放出する。
【0026】3.第3モード(図3参照) この第3モードは、冬季等の外気温度が低いときに実行
されるモードである。具体的には、第1空気通路61
(両吹出口61a、61b)を閉じるとともに、バイパ
ス通路31aと第3空気通路63とを連通させて流入空
気全量を第2空気通路62(エンジンルーム3の下方
側)からエンジンルーム3外に放出する。
【0027】なお、本実施形態では、各モードの切替え
は、エンジン1に配設されて冷却水温度を検出する水温
センサ(図示せず)の検出温度、及び空気口2に配設さ
れて流入空気の温度を検出する外気温センサ(図示せ
ず)の検出温度に基づいて行っている。具体的には、外
気温センサの検出温度Ta が所定温度Ta0以上であっ
て、水温センサの検出温度TW が所定温度Tw0未満であ
るときには、外気温度が高く、エンジン1の負荷が小さ
い状態であるとみなして第1モードを実行し、検出温度
a が所定温度Ta0以上であって、検出温度TW が所定
温度Tw0以上であるときには、外気温度が高く、エンジ
ン1の負荷が増大したものとみなして第2モードを実行
し、さらに、検出温度Ta が所定温度Ta0未満であると
きには外気温度が低下したものとみなして第3モードを
実行する。
【0028】また、第2送風機72は、車両用空調装置
が停止し、かつ、検出温度TW が所定温度Tw0未満のと
き以外は常に稼働する。次に、本実施形態の特徴を述べ
る。本実施形態によれば、ラジエータ4とエンジン1の
間に第1空間31と第2空間32とに区画するシュラウ
ド6が配設されているので、ラジエータ4を通過した空
気が直接にエンジン1に衝突することを防止できる。し
たがって、例えば冬季やコールドスタート時において、
ラジエータ4を通過した空気によりエンジン1が冷却さ
れないので、暖機運転の促進を図ることができる。
【0029】また、ラジエータ4を通過した空気が直接
にエンジン1に衝突することを防止できるので、エンジ
ン1に衝突した空気がエンジンルーム3の内壁側部とラ
ジエータ4との隙間を通過してラジエータ4の上流側ま
で回り込むことを防止でき、ラジエータ4の放熱能力が
低下することを防止できる。以上に述べたように、本実
施形態に係る車両用冷却装置によれば、暖機運転時間の
短縮化を図りつつ、ラジエータ4の放熱能力が低下する
ことを防止することができる。
【0030】ところで、仮に、第1、2空気通路61、
62が形成されていない場合には、ラジエータ4及びコ
ンデンサ5を通過した空気の行き場所がなくなるため、
空気口2から新しい外気が第1空間31(エンジンルー
ム3)内に流入しなくなるのみならず、ラジエータ4を
通過した空気がシュラウド6に衝突して空気口2側に向
かって逆流するといった問題が発生するおそれがある。
【0031】これに対して、本実施形態では、流入空気
を第1空間31外(エンジンルーム3外及び第2空間3
2側に導く第1、2空気通路61、62が形成されてい
るので、上記問題が発生することを未然に防止すること
ができる。したがって、ラジエータ4及びコンデンサ5
の放熱能力が低下することを防止できる。また、第1、
2モードでは、流入空気の一部を第1空気通路61から
第2空間32内に吹き出されているので、シュラウド6
によりエンジンルーム3が区画された場合であっても、
油圧ポンプ11等の空冷の補機を冷却することができ
る。
【0032】また、第1吹出口61aからエンジン1の
上方側に向けて空気が吹き出されるので、エンジン1に
吸入される空気の温度を比較的低く保つことができ、エ
ンジン1の出力を向上させることができる。ところで、
ラジエータ4の外形状は略矩形であるのに対して、エン
ジンルーム3の形状は、必ずしもラジエータ4の外形状
と相似形状でないので、ラジエータ4とエンジンルーム
3の内壁との隙間を完全に密閉することが困難である。
このため、単純に第1、2空気通路61、62を形成し
たのみでは、ラジエータ4を通過した空気がラジエータ
4とエンジンルーム3の内壁との隙間からラジエータ4
の上流側に逆流するおそれがある。
【0033】これに対して、本実施形態では、流入空気
を強制的に第1空間31外に放出する第1、2送風機7
1、72を有しているので、ラジエータ4とエンジンル
ーム3の内壁との隙間の密閉性が不完全であっても、ラ
ジエータ4を通過した空気がラジエータ4の上流側に逆
流することを防止できる。したがって、ラジエータ4の
放熱能力が低下することを確実に防止することができ
る。
【0034】ところで、空気口2と第1、2空気通路6
1、62との間の通風抵抗(圧力損失)を考えた場合、
本実施形態では、上述のごとく、バイパス通路31aを
開閉することによりラジエータ4を通過する風量を調節
しているので、バイパス通路31aを開いたときの方が
バイパス通路31aを閉じたときに比べて、通風抵抗が
小さくなる。
【0035】したがって、バイパス通路31aを開く第
1モード時には、コンデンサ5を通過する風量を他のモ
ードに比べて大きくすることができるので、第1モード
では、他のモードに比べてコンデンサ5の放熱能力を増
大させることができる。一方、第1モードではエンジン
1の負荷が小さいので、通常はエンジン回転数も余り高
くないので、車両用空調装置(冷凍サイクル)内を循環
する冷媒量も少なくなり、冷房能力(冷凍能力)が低下
するおそれがある。しかし、第1モードでは、前述のご
とく、コンデンサ5の放熱能力が増大しているので、冷
房能力が過度に低下することを抑制することができる。
【0036】また、バイパス通路31aを閉じる第2モ
ードでは、第1モードに比べて通風抵抗が増大するの
で、コンデンサ5を通過する風量が小さくなるものの、
バイパス通路31aを通過していた空気がラジエータ4
を通過するので、ラジエータ4を通過する風量が増大
し、ラジエータ4の冷却能力が増大する。したがって、
エンジン1の負荷が増大し、冷却水温度が上昇したとき
に、ラジエータ4の冷却能力を増大させることができる
ので、エンジン1の出力が低下することを防止しつつ、
エンジン1の燃費が悪化することを防止できる。
【0037】なお、第2モードでは、コンデンサ5を通
過する風量が小さくなるので、冷房能力が低下するおそ
れがあるが、エンジン1の負荷が大きいときには、一般
的にエンジン1の回転数が高く、車両用空調装置(冷凍
サイクル)内を循環する冷媒量も増大するので、冷房能
力が大きく低下することを防止できる。 (第2実施形態)上述の実施形態では、第1、2空気通
路61、62、第1送風機71(ロータリドア71bを
含む。)及び第2送風機72により、流入空気を第1空
間31外に放出する空気放出手段を構成したが、本実施
形態は、両送風機71、72を廃止して図4〜6に示す
ように、1つの軸流ファン8と、バイパス通路31aを
開閉する第1開閉ドア81及び第1空気通路61(第
1、2吹出口61a、61b)を開閉する第2開閉ドア
82とから構成したものである。
【0038】なお、図4は第1モードを示しており、両
開閉ドア81、82を開いて流入空気の一部を第1空気
通路61から第2空間62内に吹き出し、その他は第2
空気通路62(エンジンルーム3の下方側)からエンジ
ンルーム3外に放出する。また、図5は第2モードを示
しており、バイパス通路31aを閉じてラジエータ4を
迂回していた流入空気をラジエータ4を通過させるとと
もに、ラジエータ4を通過を通過して第3空気通路63
に流入した空気の一部を第1空気通路61から第2空間
62内に吹き出し、その他は第2空気通路62(エンジ
ンルーム3の下方側)からエンジンルーム3外に放出す
る。
【0039】さらに、図6は第3モードを示しており、
第1空気通路61(両吹出口61a、61b)を閉じる
とともに、バイパス通路31aと第3空気通路63とを
連通させて流入空気全量を第2空気通路62(エンジン
ルーム3の下方側)からエンジンルーム3外に放出す
る。 (第3実施形態)本実施形態は、図7に示すように、第
1空間31と第2区間32とを区画するシュラウド6に
両空間31、32を連通させる連通口13を形成すると
ともに、連通口13を開閉する第3開閉ドア(開閉手
段)14を設けたものである。なお、第3開閉ドア14
は、通路を開閉するドア部14a、14bを2枚有する
ように断面形状が略くの字に形成されている。
【0040】因みに、第1開閉ドア81及び第3開閉ド
ア14、並びに両送風機71、72の作動制御は、図8
に示すように、電子制御装置(ECU)15により制御
されており、このECU15には、エンジン1に配設さ
れて冷却水温度を検出する水温センサ16の検出温度T
W 、空気口3に配設されて流入空気の温度を検出する外
気温センサ(温度検出手段)17の検出温度Ta 、及び
車両速度を検出する車速センサ(風量検出手段)18の
検出速度Vが入力されている。
【0041】1.第4モード(図7参照) このモードは、春、夏、秋等の外気温度(検出温度
a )が所定温度(本実施形態では約20℃)以上であ
って、車両速度(検出速度V)が所定速度(本実施形態
では20km/h)以下のときに実行されるモードであ
り、この第4モードでは、連通口13を閉じるととも
に、バイパス通路31aを連通させる。
【0042】これにより、空気口3から流入した流入空
気の一部は、第1空気通路61を経由して第1吹出口6
1aから第2空間32(エンジン1)の上方側に吹き出
され、その他は、第2空気通路62を経由してエンジン
ルーム3外に吹き出される。なお、第1開閉ドア81
は、上記第1、2モードと同様に、エンジン負荷の増減
に応じて開閉制御されるものであり、エンジン負荷が大
きくなるほどバイパス通路31aの開度を小さくしてラ
ジエータ4を通過する風量を増大させ、一方、エンジン
負荷が小さくなるほどバイパス通路31aの開度を増大
させてラジエータ4を通過する風量を減少させる。
【0043】2.第5モード(図9参照) このモードは、外気温度が所定温度以上であって、車両
速度が所定速度未満のときに実行されるモードであり、
この第5モードでは、連通口13を開くとともに、第1
開閉ドア81を第4モードと同様にエンジン負荷に応じ
て作動させてバイパス通路31a連通させる。
【0044】これにより、バイパス通路31aを通過し
た多くの流入空気は、第1空気通路61を経由して第1
吹出口61aから第2空間32(エンジン1)の上方側
に吹き出され、ラジエータ4を通過した流入空気の一部
は、第2空気通路62を経由してエンジンルーム3外に
吹き出され、その他の多くは、連通口13から第2空間
32内に吹き出される。
【0045】3.第6モード(図10参照) このモードは、上記第3モードと同様に外気温度が低い
ときに実行されるモードであり、この第6モードでは、
バイパス通路31a及び連通口13が閉じられるととも
に、第3開閉ドア14を利用してラジエータ4を通過し
た流入空気が第1空気通路61側に向かって流通するこ
とを防止する。
【0046】次に、本実施形態の特徴を述べる。発明者
等の試験経験等によれば、第1、2実施形態では、車両
速度が上昇して走行風圧により流入空気の風量が増大す
ると、シュラウド6が通風抵抗となって、シュラウド6
を有していない場合に比べて、却って、流入空気が(時
速40km/hでは約15%)減少してしまうことを発
見した。
【0047】これに対して、本実施形態では、車両速度
が所定速度以上となったときには、連通口13が開かれ
るので、通風抵抗が小さくなり、流入空気が減少してし
まうことを防止できる。なお、車両速度が所定速度以上
となったときには、流入空気の一部は、連通口13を通
過してエンジン1に衝突するが、車両速度が所定速度以
上であるため、エンジン1に衝突してラジエータ4の上
流側まで回り込んだ空気が、再びラジエータ4を通過す
るといった問題は殆ど発生しない。
【0048】また、外気温度が低いときには、バイパス
通路31a及び連通口13が閉じられて流入空気は第2
空間32に流入することなく、エンジンルーム3外に放
出されるので、エンジン1の表面からの放熱が抑制され
る。延いては、エンジン冷却水が低下してしまうことを
防止できるので、エンジン冷却水を熱源として車室内の
暖房を図るヒータコア(図示せず)において、暖房能力
が不足することを防止できる。
【0049】因みに、一般的に、クロスフローファンは
軸流ファンに比べて、流入空気に対する通風抵抗が大き
いので、流入空気の減少量は、クロスフローファンを採
用した方が軸流ファンを採用した場合に比べて大きい。
したがって、本実施形態は、クロスフローファンを採用
したものに対して特に有効的である。なお、本実施形態
では、車両速度を検出することにより、間接的に流入空
気の風量を検出したが、車速センサ18に代えて流入空
気の風量を直接に検出する風量計を設けてもよい。
【0050】(第4実施形態)第3実施形態では、車両
速度に基づいてサーボモータ等の駆動手段を用いて第3
開閉ドア14を開閉作動させたが、本実施形態は、図1
1〜13に示すように、第3開閉ドア14をゴム等の弾
性部材に構成し、第3開閉ドア14に作用する流入空気
の動圧(風圧)が所定圧力以上となったときは自動的に
開き、一方、動圧が所定圧力未満となったときには自動
的に閉じるようにしたものである。
【0051】なお、14cは第6モード時にラジエータ
4を通過した空気が第1空気通路61側に向けて流通す
ることを抑制する第4ドアであり、図11は第4モード
を示し、図12は第5モードを示し、図13は第6モー
ドを示すものである。因みに、本実施形態では、第3開
閉ドア14全体を弾性部材にて形成したが、板バネ又は
ねじりコイルバネにより連通口13を開閉するドア部を
開閉するようにしてもよい。
【0052】(第5実施形態)本実施形態は、図14〜
16に示すように、第3開閉ドア14のドア部14aを
第4実施形態と同様に、弾性部材にて形成し、ドア部1
4bを樹脂や金属等の剛体にて形成したものである。な
お、図14は第4モードを示し、図15は第5モードを
示し、図16は第6モードを示すものである。
【0053】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、第1、2空気通路61、62は、エンジンルム3の
上下にそれぞれ形成されていたが、両空気通路61、6
2それぞれをエンジンルム3の左右などその他の場所に
形成してもよい。また、第1空気通路61をエンジンル
ーム3の下方側とし、第2空気通路62をエンジンルー
ム3の上方側に形成してもよい。
【0054】また、本発明に係る車両用冷却装置は、内
燃機関を走行用エンジンとする車両に限定されるもので
はなく、電気モータを走行用エンジンとする電気式車両
(鉄道車両を含む。)に対しても適用することができ
る。この場合、走行用電動モータは冷却水にて冷却され
る水冷式であることが必要である。なお、電気式車両の
場合の補機とは、前述のごとく、車両用空調装置の圧縮
機12は勿論、インバータ等の電気モータを制御する半
導体素子等の発熱機器も含まれる意味である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る第1モードを示す模式図で
ある。
【図2】第1実施形態に係る第2モードを示す模式図で
ある。
【図3】第1実施形態に係る第3モードを示す模式図で
ある。
【図4】第2実施形態に係る第1モードを示す模式図で
ある。
【図5】第2実施形態に係る第2モードを示す模式図で
ある。
【図6】第2実施形態に係る第3モードを示す模式図で
ある。
【図7】第3実施形態に係る第4モードを示す模式図で
ある。
【図8】第3実施形態に係る車両用冷却装置第の制御系
のブロック図である。
【図9】第3実施形態に係る第5モードを示す模式図で
ある。
【図10】第3実施形態に係る第6モードを示す模式図
である。
【図11】第4実施形態に係る第4モードを示す模式図
である。
【図12】第4実施形態に係る第5モードを示す模式図
である。
【図13】第4実施形態に係る第6モードを示す模式図
である。
【図14】第4実施形態に係る第4モードを示す模式図
である。
【図15】第4実施形態に係る第5モードを示す模式図
である。
【図16】第4実施形態に係る第6モードを示す模式図
である。
【符号の説明】
1…水冷エンジン、2…空気口、3…エンジンルーム、
4…ラジエータ、5…コンデンサ、6…シュラウド(区
画壁)、31a…バイパス通路、61…第1空気通路、
62…第2空気通路、71…第1送風機、72…第2送
風機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 敏夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 杉 光 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 倉田 俊 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を内部に取り込む空気口(2)が形
    成されたエンジンルーム(3)内に、水冷エンジン
    (1)を搭載した車両に適用される車両用冷却装置であ
    って、 前記エンジンルーム(3)内に配設され、前記水冷エン
    ジン(1)内を循環する冷却水と空気との間で熱交換を
    行うラジエータ(4)と、 前記ラジエータ(4)と前記水冷エンジン(1)との間
    に配設され、前記エンジンルーム(3)内を前記ラジエ
    ータ(4)側の第1空間(31)と前記水冷エンジン
    (1)側の第2空間(32)とに区画する区画壁(6)
    と有することを特徴とする車両用冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記空気口(2)から前記第1空間(3
    1)内に流入した流入空気を前記第1空間(31)外に
    放出する空気放出手段(61、71、62、72)を有
    することを特徴とする請求項1に記載の車両用冷却装
    置。
  3. 【請求項3】 空気を内部に取り込む空気口(2)が形
    成されたエンジンルーム(3)内に、水冷エンジン
    (1)を搭載した車両に適用される車両用冷却装置であ
    って、 前記エンジンルーム(3)内に配設され、前記水冷エン
    ジン(1)内を循環する冷却水と空気との間で熱交換を
    行うラジエータ(4)と、 前記ラジエータ(4)と前記水冷エンジン(1)との間
    に配設され、前記エンジンルーム(3)内を前記ラジエ
    ータ(4)側の第1空間(31)と前記水冷エンジン
    (1)側の第2空間(32)とに区画する区画壁(6)
    と有し、 前記区画壁(6)には、前記空気口(2)から前記第1
    空間(31)内に流入した流入空気を前記第2空間(3
    2)に導く第1空気通路(61)と、前記流入空気を前
    記エンジンルーム(3)外に導く第2空気通路(62)
    とが形成されていることを特徴とする車両用冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記第2空間(62)内には、前記水冷
    エンジン(1)と異なる発熱機器(11、12)が配設
    されており、 前記第1空気通路(61)は前記エンジンルーム(3)
    の上方側に形成され、 前記第2空気通路(62)は前記エンジンルーム(3)
    の下方側に形成されていることを特徴とする請求項3に
    記載の車両用冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記流入空気を強制的に前記第1空間
    (31)外に放出する送風機(71、72)を有するこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載の車両用冷却装
    置。
  6. 【請求項6】 水冷エンジン(1)内を循環する冷却水
    と空気との間で熱交換を行うラジエータ(3)と、 前記ラジエータ(3)と前記水冷エンジン(1)との間
    に配設され、前記エンジンルーム(3)内を前記ラジエ
    ータ(3)側の第1空間(31)と前記水冷エンジン
    (1)側の第2空間(32)とに区画する区画壁(6)
    とを有することを特徴とする冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記第1空間(31)に流入する流入空
    気の風量を検出する風量検出手段(18)を設け、 前記区画壁(6)に、両空間(31、32)を連通させ
    る連通口(13)を形成し、 前記連通口(13)を開閉する開閉手段(14)を設
    け、 さらに、前記風量検出手段(18)の検出風量が所定風
    量以下のときには、前記連通口(13)を閉じ、一方、
    前記検出風量が所定風量より大きいときには、前記連通
    口(13)を開くことを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれか1つに記載の車両用冷却装置。
  8. 【請求項8】 前記第1空間(31)に流入する流入空
    気の温度を検出する温度検出手段(17)を設け、 さらに、前記温度検出手段(17)の検出温度が所定温
    度未満のときには、前記流入空気を前記第2空間(3
    2)に流入させることなく、前記エンジンルーム(3)
    外に放出させることを特徴とする請求項3ないし5のい
    ずれか1つに記載の車両用冷却装置。
  9. 【請求項9】 前記第1空間(31)には、多翼形羽根
    車の軸と直角な断面を通過する横流ファン(71a)が
    配設されていることを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれか1つに記載の車両用冷却装置。
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