JPH11320942A - 画像記録方法 - Google Patents

画像記録方法

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JPH11320942A
JPH11320942A JP13191798A JP13191798A JPH11320942A JP H11320942 A JPH11320942 A JP H11320942A JP 13191798 A JP13191798 A JP 13191798A JP 13191798 A JP13191798 A JP 13191798A JP H11320942 A JPH11320942 A JP H11320942A
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dot
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data
dots
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JP13191798A
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Hiromitsu Takahashi
博光 高橋
Hiroyoshi Zama
宏芳 座間
Hiroshi Kobayashi
浩 小林
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録データの処理速度を著しく高めて高速な
記録を行うことができるとともに、記録画像に生じるブ
ラックラインやホワイトラインを目立たなくして高品質
の記録画像を得ることができる画像記録方法を提供する
こと。 【解決手段】 記録ヘッドの走査方向のドットを順次識
別し、このドットに記録データがあるときはそのドット
に連続フラグを付与し、記録データがなくなったときに
のみ、連続フラグが付与された連続したドットの記録デ
ータのうちから少なくとも1つのドットの記録データを
抜き出して前記走査方向の記録データのない他のドット
に付加するとともに、前記各記録データを上のバンドと
下のバンドとに振り分ける振り分け処理を行なうように
したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像記録方法に係
り、特に、記録ヘッドの上のバンドと下のバンドとを一
部重ねて記録するとともに、この重ね記録範囲における
複数ドット分の記録データを上のバンドと下のバンドと
に振り分けて記録を行なうようにした画像記録方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、高記録品質、低騒音、低コス
ト、メンテナンスの容易性等の理由により、コンピュー
タ、ワードプロセッサ等の出力装置として熱転写プリン
タが多く用いられている。
【0003】このような一般的な熱転写プリンタにおい
ては、プラテンの前方に用紙を支持するとともに、キャ
リッジに、複数の発熱素子が形成されたサーマルヘッド
を搭載し、これらのサーマルヘッドとプラテンとの間に
インクリボンと前記用紙とを挟持した状態で、サーマル
ヘッドをキャリッジとともにプラテンに沿って往復動さ
せながら、前記インクリボンを繰り出し、前記サーマル
ヘッドの発熱素子に記録情報に基づいて選択的に通電し
て発熱させることにより、インクリボンのインクを部分
的に用紙に転写して用紙上に所望の文字等の画像の記録
を行なうようになっている。
【0004】そして、このような熱転写プリンタにおい
ては、紙送り誤差等により、サーマルヘッドの1回の走
査により記録される範囲と、次のサーマルヘッドの走査
により記録される範囲とが、近接しすぎていわゆるブラ
ックラインが発生したり、逆に前記各範囲が離れていわ
ゆるホワイトラインが発生してしまうという問題があっ
た。
【0005】例えば、N×Mのディザマトリクスからな
る基本網点を基本セルとすると、この基本セルをサーマ
ルヘッドの走査方向へ右下がりになるようにずらしてス
クリーン角をマイナスとする記録を行う場合に、図23
に示すように、記録紙の紙送り量が適正であるときは、
1回のサーマルヘッドの走査による記録範囲(上のバン
ド)と、次のサーマルヘッドの走査による記録範囲(下
のバンド)との間隔が均等になっている。
【0006】しかし、図24に示すように、記録紙の紙
送り量が小さ過ぎたときは、上のバンドと下のバンドと
の間隔が狭くなり、ブラックラインが発生する。また、
図25に示すように、記録紙の紙送り量が大き過ぎたと
きは、上のバンドと下のバンドとの間隔が広くなり、ホ
ワイトラインが発生する。このようなブラックラインや
ホワイトラインは、見た目にも悪く、記録画像の品質に
大きく影響する。
【0007】このため、従来から、ブラックラインやホ
ワイトラインの発生を防止するため、上のバンドと下の
バンドとを一部重ねて記録することが行なわれている。
【0008】図26は、このような従来の記録方法の概
略を示したもので、例えば、サーマルヘッドの発熱ドッ
トが240ドットある場合に、4ドット分、すなわち、
上のバンドによる237ドット目、238ドット目、2
39ドット目および240ドット目と、下のバンドによ
る1ドット目、2ドット目、3ドット目および4ドット
目とを重ねて記録するようになっている。そして、この
4ドット分の記録データを、上のバンドと下のバンドと
に振り分けるようになっている。
【0009】従来、このような場合に、重ね記録範囲
(4ドット分)において、サーマルヘッドの各発熱素子
の配列方向(カラム方向)のドットを識別しながら、1
つのカラム毎に上のバンドと下のバンドとに記録データ
の振り分けを行なうようにしていた。すなわち、図17
に示すように、1番目のカラムにおいて、4つのドット
のすべてに記録データがある場合、この4つのドットの
うち、1番目と2番目の2つのドットを上のバンドに振
り分けるとともに、3番目と4番目の2つのドットを下
のバンドに振り分けるようになっている。また、2番目
のカラムにおいては、1番目のドットを上のバンドに振
り分けるとともに、3番目と4番目の2つのドットを下
のバンドに振り分けるようになっている。さらに、3番
目のカラムにおいては、1番目のドットを上のバンドに
振り分けるとともに、2番目と4番目の2つのドットを
下のバンドに振り分けるようになっている。
【0010】このように、従来は、各カラム毎にドット
の記録データをそれぞれ適宜に上のバンドと下のバンド
とに振り分け、これら振り分けた記録データに基づいて
サーマルヘッドの各発熱素子を駆動することにより、重
ね記録範囲における記録を行なうようになっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の熱転写
プリンタにおいては、各カラム毎にドットの記録データ
を振り分けるようにしているので、記録データの処理量
が極めて多く、処理速度が著しく遅くなってしまうとい
う問題を有していた。そのため、例えば、サーマルヘッ
ドの発熱素子への通電時間を制御して、記録ドットの径
を変化させることにより、多階調の記録を行なう場合等
のように、多くの記録データを扱う必要があるような記
録の場合、記録データの処理が間に合わなくなり、記録
速度が低下してしまい、高速な記録を行なうことができ
ないという問題を有している。
【0012】本発明は前述した点に鑑みてなされたもの
で、記録データの処理速度を著しく高めることができて
高速な記録を行なうことができるとともに、記録画像に
生じるブラックラインやホワイトラインを目立たなくし
て高品質の記録画像を得ることができる画像記録方法を
提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る請求項1に記載の画像記録方法の特徴は、
記録ヘッドの走査方向のドットを順次識別し、このドッ
トに記録データがあるときはそのドットに連続フラグを
付与し、記録データがなくなったときにのみ、連続フラ
グが付与された連続したドットの記録データのうちから
少なくとも1つのドットの記録データを抜き出して前記
走査方向の記録データのない他のドットに付加するとと
もに、前記各記録データを上のバンドと下のバンドとに
振り分ける振り分け処理を行なうようにした点にある。
【0014】そして、このような方法を採用したことに
より、従来のように、1つのカラム毎にそれぞれ記録デ
ータの振り分け処理を行なう場合に比較して、記録デー
タの振り分け処理の処理の仕方が規則的で単純となり、
しかも、処理量を著しく低減させることができ、容易
に、かつ、迅速に処理を行なうことができる。
【0015】また、記録紙の搬送誤差が生じて上のバン
ドと下のバンドとの間の距離が狭まったとしても、記録
データが抜き出されたドット位置は空白となっていると
ともに記録データが付加されたドットは上のドットと重
なるように記録されるためブラックラインが目立たなく
なり、一方、上のバンドと下のバンドとの距離が広がっ
たとしても、記録データが付加された記録ドットが空白
を埋めるようにして記録されるため、ホワイトラインを
目立たなくし、きわめて高品質の記録画像を得ることが
できる。
【0016】また、請求項2に記載の画像記録方法の特
徴は、請求項1において、連続したドットの記録データ
のうち右側の記録データを抜き出してより右側の記録デ
ータのないドットに付加するとともに、スクリーン角が
プラスの右上がりとなるように記録を行う場合には、前
記付加した記録データを下のバンドに振り分けて他の残
りの記録データを上のバンドに振り分けるようにし、ス
クリーン角がマイナスの右下がりとなるように記録を行
う場合には、前記付加した記録データを上のバンドに振
り分けて他の残りの記録データを下のバンドに振り分け
るように振り分け処理を行うようにした点にある。
【0017】そして、このような方法を採用したことに
より、記録紙の紙送りピッチが狭くなったとしても、ス
クリーン角がプラスのときは、下のラスタの記録データ
を付加したドットが上のラスタの連続する左側のドット
に重なってしまうとともに、記録データを抜き出したド
ット部分が空白となっているため、ブラックラインが目
立たなくなる。そして、スクリーン角がマイナスのとき
は、下のラスタの連続する左側ドットが上のラスタの記
録データを付加したドットに重なってしまうとともに、
記録データを抜き出したドット部分が空白となっている
ため、ブラックラインを目立たなくすることができる。
【0018】一方、記録紙の紙送りピッチが広くなった
としても、スクリーン角がプラスのときおよびマイナス
のときのいずれの場合においても、付加された右側のド
ットが上下のラスタ間の空白を埋めるようにして記録さ
れるため、記録画像のホワイトラインを目立たなくする
ことができる。
【0019】また、請求項3に記載の画像記録方法の特
徴は、請求項1または請求項2において、少なくともシ
アン、マゼンタおよびイエローの3色に色分解された画
像情報に基づいて、各色の記録データについてそれぞれ
振り分け処理を行なってフルカラーの記録を行なうよう
にした点にある。
【0020】そして、このような方法を採用したことに
より、シアン、マゼンタおよびイエローの3色により適
正にフルカラー画像の記録を行なうことができる。
【0021】また、請求項4に記載の画像記録方法の特
徴は、請求項1または請求項2において、モノクロの画
像情報の記録データについて振り分け処理を行なってモ
ノクロの記録を行なうようにした点にある。
【0022】そして、このような方法を採用したことに
より、適正にモノクロ画像の記録を行なうことができ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図22を参照して説明する。
【0024】図1から図22は本発明に係るカラー画像
形成方法の実施の一形態を示したもので、本実施形態に
おいては、図1に示すように、1回のサーマルヘッドの
走査による記録範囲(上のバンド)と、次のサーマルヘ
ッドの走査による記録範囲(下のバンド)とを一部重ね
て記録するようになっている。例えば、サーマルヘッド
の発熱ドットが240ドットある場合に、4ドット分、
すなわち、上のバンドによる237ドット目、238ド
ット目、239ドット目および240ドット目と、下の
バンドによる1ドット目、2ドット目、3ドット目およ
び4ドット目とを重ねて記録するようになっている。そ
して、この4ドット分のうち、237ドット目を参考ド
ットとし、238ドット目(2ドット目)、239ドッ
ト目(3ドット目)および240ドット目(4ドット
目)を上のバンドと下のバンドとに振り分けるようにな
っている。
【0025】そして、本実施形態においては、サーマル
ヘッドの走査方向(ラスタ方向)のドットを識別しなが
ら、重ね記録範囲のドットを上のバンドと下のバンドと
に振り分けるようになっている。
【0026】次に、このような重ね記録範囲のドットを
上のバンドと下のバンドとに振り分ける手段について、
図2から図22を参照して説明する。
【0027】まず、図2に示すように、最初に、例え
ば、記録データを保存するメモリ、その他の制御回路を
初期化した後(ST1)、重ね記録範囲のうち最初に記
録される最端列(先頭のカラム)のドットにアドレスを
設定する(ST2)。
【0028】その後、この先頭のカラムからそのカラム
のドットがベタパターンか否か判断する(ST3)。こ
のベタパターンとは、最大の階調で記録すべきパターン
をいい、カラム方向のドットがすべてベタパターンであ
る場合に、ベタパターンであると判断する。
【0029】そして、そのカラムのドットがベタパター
ンであれば、ベタフラグを付与して(ST4)、ベタパ
ターン処理を行なう(ST5)。このベタパターン処理
は、図3に示すように、ベタパターンが最初のベタパタ
ーンであるか否か判断し(ST6)、最初のベタパター
ンであれば、このカラム方向の各ドットを最大の階調で
記録するドットとして、例えば、上のバンドに振り分け
る(ST7)。これは、下のバンドに振り分けるように
してもよいことはもちろんである。ベタパターンが最初
のベタパターンでなければ、規則的パターン処理を行な
う(ST8)。この規則的パターン処理は、図5に示す
ように、例えば、カラム方向の各ドットのうち、一部の
ドットを間引いて、記録すべきドットのみを最大の階調
で記録するドットとして、例えば、上のバンドに振り分
けるようになっている(ST9)。
【0030】また、図2に示すように、そのカラムのド
ットがベタパターンでなければ、1つ前のカラムに戻っ
てベタパターンか否か判断し(ST10)、この1つ前
のカラムのドットがベタパターンであれば、戻り処理を
行なう(ST11)。この戻り処理は、図4に示すよう
に、ベタフラグをクリアして(ST12)、このカラム
方向の各ドットを最大の階調で記録するドットとして、
例えば、上のバンドに振り分ける(ST13)。すなわ
ち、ベタパターンにより記録する範囲は、ベタパターン
の最初のカラムおよび最後のカラムにおいては、すべて
のドットを記録するとともに、その間のカラムにおいて
は、間引いたドットを記録するようになっている。この
ようにベタパターンの最初のカラムおよび最後のカラム
においてすべてのドットを記録するようにしたのは、例
えば、ベタパターンによる長方形のパターン等におい
て、辺のステッチング処理部分が欠けないようにするた
めであり、また、間のカラムにおいて間引いたドットを
記録するようにしたのは、この間のすべてのドットを記
録するようにすると、記録が濃くなりすぎ、いわゆるブ
ラックラインが生じてしまうためである。
【0031】また、そのカラムのドットがベタパターン
でなければ、238ドット目からラスタ処理を行なう
(ST14)。このラスタ処理は、図6に示すように、
238ドット目のそのカラムのドット部分に記録データ
があるか否か調べ(ST15)、記録データがあれば、
この記録データが最初の記録データか否か調べ(ST1
6)、最初の記録データであれば、そのドットに対する
連続データの最初のアドレスを保存し(ST17)、連
続フラグを付与する(ST18)。また、最初の記録デ
ータでなければ、そのまま、連続フラグを付与する(S
T18)。
【0032】また、そのカラムのドット部分に記録デー
タがない場合には、それまでの連続フラグの数を調べ、
この連続フラグの数に応じて、1処理(ST20)、2
処理(ST22)、3処理(ST24)などの任意に設
定された処理に従って振り分け処理を行うようになって
いる。
【0033】なお、本実施形態では、連続フラグが15
以上の場合には(ST27)、1つのグループとして、
任意の振り分け処理を行うようになっているが(ST2
8)、これに限るものではなく、連続フラグが15以上
の場合についてもそれぞれ個別に振り分け処理を設定し
てもよい。また、逆に、15以下の連続フラグについて
個別に振り分け処理を行うのではなく、いくつかのグル
ープにまとめて、統一的に振り分け処理を行うようにし
てもよい。
【0034】また、前記連続フラグの振り分け処理につ
いてより具体的に説明すると、前述のように連続フラグ
の数を調べた後に、連続フラグの数に応じて、連続フラ
グの付与されたドットの記録データのうちから予め設定
された少なくとも1つのドットの記録データを抜き出し
て、ラスタ方向の記録データのない他のドットに付加す
るとともに、これらの記録データを上のバンドと下のバ
ンドとに振り分ける処理を行う。このとき、どのドット
の記録データを抜き出してどのドットに付加するかの決
定は、ブラックラインおよびホワイトラインが目立たな
くなるように任意に決定すればよく、記録画像の階調数
や記録紙の相違等によるドット濃度、形状あるいは輪郭
等の記録再現性を考慮して定められる。最終的には、す
べての記録条件に関するパラメータが決まり、熱転写プ
リンタ等の製品として完成したときに、各連続フラグに
応じた処理の区分けによって記録データの振り分け方が
すべて決められるようになっている。本実施形態では、
原則として連続フラグのドットの右側に位置する記録デ
ータをラスタ方向の右側の記録データのないドットにず
らすようになっている。
【0035】また、前記連続フラグのドットの記録デー
タを上のバンドで記録するか、下のバンドで記録するか
は、任意に選択してよいが、本実施形態においては、デ
ィザマトリクスを単位とする基本網点(基本セル)を適
当にずらして配列することにより形成される、いわゆる
スクリーン角が形成される場合には、このスクリーン角
がマイナスであるかプラスであるかにより決定するよう
になっている。
【0036】例えば、スクリーン角がプラスの右上がり
の場合には、連続フラグから抜き出されて付加された右
側の記録データを下のバンドに振り分けるとともに、残
りの左側の記録データを上のバンドに振り分けるように
なっている。
【0037】一方、スクリーン角がマイナスの右下がり
の場合には、前記連続フラグから抜き出されて付加され
た右側の記録データを上のバンドに振り分けるととも
に、残りの左側の記録データを下のバンドに振り分ける
ようになっている。
【0038】本実施形態においては、連続フラグの数お
よびスクリーン角の方向に応じて、予めどの位置のドッ
トの記録データをいくつ抜き出してどの位置に付加する
かが設定されている。
【0039】例えば、連続フラグが2のときには、2処
理を行うようになっており(ST22)、図7に示すよ
うに、ラスタ方向に連続する2つのドットの記録データ
のうち右側の記録データを抜き出して2ドット分の間隔
をおいて、より右側のドットに付加するようになってい
る。そして、スクリーン角がプラスのときには、抜き出
して付加した右側の記録データを下のバンドに振り分け
るとともに残りの左側の記録データを上のバンドに振り
分けるようになっている。
【0040】一方、スクリーン角がマイナスのときに
は、抜き出して付加した右側の記録データを上のバンド
に振り分けるとともに残りの左側の記録データを下のバ
ンドに振り分けるようになっている。ここで、「○」は
記録データがあることを示し、「×」は記録データがな
いことを示している。
【0041】従って、図8に示すように、連続フラグが
2の場合であって、スクリーン角がプラスの場合の振り
分け処理としては、連続フラグが付与されたドットのう
ち、最初のアドレスのカラムのドットの記録データとし
て、上のバンドに記録データを書込むとともに(ST2
9)、下のバンドに0(記録データなし)を書込む(S
T30)。次に、上のバンドおよび下のバンドについて
カラムのアドレスをともに1つ進めて(ST31,3
2)、次のカラムのドットの記録データとして上のバン
ドおよび下のバンドに0を書込む(ST33,34)。
さらに、上のバンドおよび下のバンドについてカラムの
アドレスをともに1つ進めて(ST35,36)、次の
カラムのドットの記録データとして上のバンドおよび下
のバンドの両方に0を書込む(ST37,38)。そし
て、再び、上のバンドおよび下のバンドについてカラム
のアドレスをともに1つ進めて(ST39,40)、上
のバンドに0を書込むとともに(ST41)、下のバン
ドに記録データを書込むことにより(ST42)、記録
データの振り分け処理を行なうようになっている。
【0042】また、図9に示すように、連続フラグが2
の場合であって、スクリーン角がマイナスの場合の振り
分け処理は、前記スクリーン角がプラスの場合の振り分
けと対称的に上下のバンドに振り分けるようになってい
る。すなわち、連続フラグが付与されたドットのうち、
最初のアドレスのカラムのドットの記録データとして、
上のバンドに0を書込むとともに(ST43)、下のバ
ンドに記録データを書込む(ST44)。次に、上のバ
ンドおよび下のバンドについてカラムのアドレスをとも
に1つ進めて(ST45,46)、次のカラムのドット
の記録データとして上のバンドおよび下のバンドの両方
に0を書込む(ST47,48)。さらに、上のバンド
および下のバンドについてカラムのアドレスをともに1
つ進めて(ST49,50)、次のカラムのドットの記
録データとして上のバンドおよび下のバンドの両方に0
を書込む(ST51,52)。そして、再び、上のバン
ドおよび下のバンドについてカラムのアドレスをともに
1つ進めて(ST53,54)、上のバンドに記録デー
タを書込むとともに(ST55)、下のバンドに0を書
込むことにより(ST56)、記録データの振り分け処
理を行なうようになっている。
【0043】また、もし、連続フラグが3のときには、
3処理を行うようになっており(ST24)、図10に
示すように、ラスタ方向に連続する3つのドットのうち
右端の記録データを抜き出して1つ隣のドットに付加す
るようになっている。そして、スクリーン角がプラスの
場合には、付加した記録データを下のバンドに振り分け
るとともに残りの記録データを上のバンドに振り分ける
ようになっている。
【0044】一方、スクリーン角がマイナスの場合に
は、付加した記録データを上のバンドに振り分けるとと
もに残りの記録データを下のバンドに振り分けるように
なっている。
【0045】そして、図11に示すように、前記連続フ
ラグが3であって、スクリーン角がプラスの場合の振り
分け処理は、連続フラグが付与されたドットのうち、最
初のアドレスのカラムのドットの記録データとして、上
のバンドに記録データを書込むとともに(ST57)、
下のバンドに0を書込む(ST58)。次に、上のバン
ドおよび下のバンドについてカラムのアドレスをともに
1つ進めて(ST59,60)、次のカラムのドットの
記録データとして上のバンドに記録データを書込むとと
もに(ST61)、下のバンドに0を書込む(ST6
2)。次に、上のバンドおよび下のバンドについてカラ
ムのアドレスをともに1つ進めて(ST63,64)、
次のカラムのドットの記録データとして上のバンドおよ
び下のバンドの両方に0を書込む(ST65,66)。
さらに、上のバンドおよび下のバンドについてカラムの
アドレスをともに1つ進めて(ST67,68)、上の
バンドに0を書込むとともに(ST69)、下のバンド
に記録データを書込むことにより(ST70)、記録デ
ータの振り分け処理を行なうようになっている。
【0046】また、図12に示すように、前記連続フラ
グが3であって、スクリーン角がマイナスの場合の振り
分け処理は、連続フラグが付与されたドットのうち、最
初のアドレスのカラムのドットの記録データとして、上
のバンドに0を書込むとともに(ST71)、下のバン
ドに記録データを書込む(ST72)。次に、上のバン
ドおよび下のバンドについてカラムのアドレスをともに
1つ進めて(ST73,74)、次のカラムのドットの
記録データとして上のバンドに0を書込むとともに(S
T75)、下のバンドに記録データを書込む(ST7
6)。次に、上のバンドおよび下のバンドについてカラ
ムのアドレスをともに1つ進めて(ST77,78)、
次のカラムのドットの記録データとして上のバンドおよ
び下のバンドの両方に0を書込む(ST79,80)。
さらに、上のバンドおよび下のバンドについてカラムの
アドレスをともに1つ進めて(ST81,82)、上の
バンドに記録データを書込むとともに(ST83)、下
のバンドに0を書込むことにより(ST84)、記録デ
ータの振り分け処理を行なうようになっている。
【0047】このように連続フラグが3の場合について
重ね記録範囲における振り分け処理を行って記録する
と、スクリーン角がプラスのときには、図13乃至図1
5に示すような記録状態となる。
【0048】図13に示すように、記録試の紙送りピッ
チが適正である場合には、ブラックラインもホワイトラ
インも発生しない。
【0049】そして、図14に示すように、紙送りピッ
チが小さくなった場合には、下のバンドの連続フラグの
右端のドット(抜き出して付加したドット)が、上のバ
ンドの連続フラグの左端のドットに重なって1つにな
り、さらに抜き出したドット位置に空白が形成されるた
め、全体として記録密度が高くなるのを抑制するように
なっている。
【0050】また、図15に示すように、紙送りピッチ
が大きくなった場合には、下のバンドの連続フラグの右
端のドットが、上のバンドと下のバンドとの間に記録さ
れるため、空白が形成されるのを抑制し、全体として記
録密度が低くなるのを防止するようになっている。
【0051】一方、スクリーン角がマイナスのときにつ
いても同様に、図16乃至図18に紙送りピッチに応じ
た記録状態を示す。
【0052】図16に示すように、紙送りピッチが適正
である場合には、ブラックラインもホワイトラインも発
生しない。
【0053】また、図17に示すように、紙送りピッチ
が小さくなった場合には、下のバンドの連続フラグの左
端のドットが上のバンドの連続フラグの右端のドット
(抜き出して付加したドット)に重なって1つになり、
さらに抜き出したドット位置に空白が形成されるため、
全体として記録密度が高くなるのを抑制するようになっ
ている。
【0054】また、図18に示すように、紙送りピッチ
が大きくなった場合には、上のバンドの連続フラグの右
端のドットが、上のバンドと下のバンドとの間に残って
記録されるため、空白が形成されるのを抑制し、全体と
して記録密度が低くなるのを防止するようになってい
る。
【0055】その他、連続フラグの振り分け処理におい
ては、前述のように右側の記録データを抜き出して付加
する処理の他に、さらに紙送り誤差の程度に応じて記録
データを別途付加するようにしても効果がある。
【0056】例えば、図19および図20に示すよう
に、連続フラグが3の場合を例に説明すると、この連続
する3つのドットの記録データのうち第3ドット目の記
録データを抜き出して1ドット分右側にずらすととも
に、さらに、このドットの右側の第5ドット目の位置に
記録データを階調数に応じて付加するようにしてもよ
い。
【0057】もし、第3ドット目の階調数Yが、1〜1
5階調のうちの10以下の場合には、図19に示すよう
に、第3ドット目のY階調の記録データを抜き出してよ
り右側の第4ドット目の位置に振り分け、さらに、第2
ドット目の記録データの階調を8階調に減らすととも
に、その減らした8階調分の記録データを第5ドット目
の位置に付加するように振り分ける。
【0058】一方、第3ドット目の階調数Yが、1〜1
5階調のうちの11以上の場合には、図20に示すよう
に、第3ドット目のY階調の記録データを抜き出してよ
り右側の第4ドット目の位置に振り分け、さらに、第5
ドット目の位置に8階調分の記録データを付加するよう
に振り分ける。
【0059】なお、前記カラムのドット部分に記録デー
タがない場合、すなわち、連続フラグの数が0の場合に
は、上下のバンドのアドレスをそれぞれ保存し(ST8
5)、0処理を行なう(ST86)。この0処理は、図
21に示すように、そのカラムのドットの記録データと
して上のバンドに0を書込むとともに(ST87)、下
のバンドに0を書込むようになっている(ST88)。
これにより、図22に示すように、記録データが振り分
けられる。
【0060】さらに、前記各処理が完了したら、連続フ
ラグをクリアして(ST89)、238ドット目のラス
タ処理が完了する。
【0061】このように238ドット目の記録データの
振り分けを行なった後、図2に示すように、同様に、2
39ドット目のラスタ処理を行なうととともに(ST9
0)、240ドット目のラスタ処理を行なう(ST9
1)。
【0062】その後、次のカラムにアドレスを移動して
(ST92)、すべてのカラムについて記録データの振
り分けが行なわれたか否か判断し(ST93)、行なわ
れた場合には、振り分け処理が完了し、行なわれていな
い場合には、すべてのカラムの記録データについて繰り
返し振り分け処理を行なう。
【0063】なお、前記実施形態においては、238ド
ット目の記録データの振り分け処理について詳細に説明
したが、このような記録データの振り分けについては、
本実施形態のものに限定されるものではなく、画像情報
等に応じて、上下のバンドに対して記録データをそれぞ
れ任意に振り分ることができる。239ドット目および
240ドット目の記録データの振り分け処理も任意の振
り分けとすることができる。
【0064】そして、このような処理により、記録デー
タの振り分けに基づいて、前記サーマルヘッドを動作さ
せることにより、所望の記録を行なうようになってい
る。
【0065】また、例えば、シアン、マゼンタ、イエロ
ーの各色毎の画像情報に基づいて、各色毎に記録データ
の振り分け処理を行なうことにより、適正にフルカラー
画像の記録を行なうことができる。この場合に、前記各
色の振り分け処理は、各色で同様の振り分けを行なうよ
うにしてもよいし、各色毎に異なるよう振り分けるよう
にしてもよい。例えば、マゼンタのインクリボンにより
記録を行う場合にはスクリーン角をプラスにして記録す
るための振り分け処理を行い、シアンのインクリボンに
より記録をする場合にはスクリーン角をマイナスにして
記録するための振り分け処理を行うようになっている。
【0066】さらに、モノクロの画像情報に基づいて、
その記録データの振り分け処理を行なうことにより、適
正にモノクロ画像の記録を行なうことができる。
【0067】したがって、本実施形態においては、ラス
タ方向のドットについて、このドットに記録データがあ
るときはそのドットに連続フラグを付与し、記録データ
がなくなったときにのみ、連続フラグが付与された連続
したドットの記録データを上のバンドと下のバンドとに
振り分ける振り分け処理を行なうようにしているので、
従来のように、1つのカラム毎にそれぞれ記録データの
振り分け処理行なう場合に比較して、記録データの振り
分け処理の処理の仕方が単純となり、しかも、処理量を
著しく低減させることができ、容易に、かつ、迅速に処
理を行なうことができる。これにより、従来と比較して
振り分け処理時間が約1/2となり、記録速度の高速化
を図ることができ、記録ドットの径を変化させることに
より、多階調の記録を行なう場合にも十分に対応するこ
とができる。
【0068】また、連続するフラグの一部のドットの記
録データを抜き出してラスタ方向の記録データのないド
ットに付加してから記録データを上のバンドと下のバン
ドとに振り分けることにより、紙送りピッチが小さくな
ったときに上のバンドと下のバンドとによる記録ドット
が連続して記録密度が高くなるのを抑制し、紙送りピッ
チが大きくなったときに上のバンドと下のバンドとの間
に空白ができて記録密度が低くなるのを抑制することが
できるため、記録画像にブラックラインやホワイトライ
ンが生じるのを防止できる。
【0069】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。
【0070】例えば、前述した画像記録方法は、熱転写
プリンタにおける画像記録方法として説明したが、この
ような場合に限る必要はなく、シリアル式のインクジェ
ットプリンタ等に適用することもできる。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
に係る画像記録方法は、従来のように、1つのカラム毎
にそれぞれ記録データの振り分け処理を行なう場合に比
較して、記録データの振り分け処理の処理の仕方が規則
的で単純となり、しかも、処理量を著しく低減させるこ
とができ、容易に、かつ、迅速に処理を行なうことがで
きる。
【0072】また、記録紙の搬送誤差が生じて上のバン
ドと下のバンドとの間の距離が狭まったとしても、記録
データが抜き出されたドット位置は空白となっていると
ともに記録データが付加されたドットは上のドットと重
なるように記録されるためブラックラインが目立たなく
なり、一方、上のバンドと下のバンドとの距離が広がっ
たとしても、記録データが付加された記録ドットが空白
を埋めるようにして記録されるため、ホワイトラインを
目立たなくし、きわめて高品質の記録画像を得ることが
できる。
【0073】また、請求項2に記載の画像記録方法の特
徴は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、記録紙の
紙送りピッチが狭くなったとしても、スクリーン角がプ
ラスのときは、下のラスタの記録データを付加したドッ
トが上のラスタの連続する左側のドットに重なってしま
うとともに、記録データを抜き出したドット部分が空白
となっているため、ブラックラインが目立たなくなる。
そして、スクリーン角がマイナスのときは、下のラスタ
の連続する左側ドットが上のラスタの記録データを付加
したドットに重なってしまうとともに、記録データを抜
き出したドット部分が空白となっているため、ブラック
ラインを目立たなくすることができる。
【0074】一方、記録紙の紙送りピッチが広くなった
としても、スクリーン角がプラスのときおよびマイナス
のときのいずれの場合においても、付加された右側のド
ットが上下のラスタ間の空白を埋めるようにして記録さ
れるため、記録画像のホワイトラインを目立たなくする
ことができる。
【0075】さらに、請求項3に記載の発明は、シア
ン、マゼンタおよびイエローの各色の記録データについ
てそれぞれ振り分け処理を行なうことにより、シアン、
マゼンタおよびイエローの3色により適正にフルカラー
画像の記録を行なうことができる。
【0076】また、請求項4に記載の発明は、モノクロ
の記録データについて振り分け処理を行なうことによ
り、適正にモノクロ画像の記録を行なうことができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像記録方法の実施の一形態を
示す説明図
【図2】 本発明の画像記録方法における記録データの
振り分け処理を示すフローチャート
【図3】 図2におけるベタパターン処理を示すフロー
チャート
【図4】 図2における戻り処理を示すフローチャート
【図5】 図3における規則的パターン処理を示すフロ
ーチャート
【図6】 図2における238ドット目のラスタ処理を
示すフローチャート
【図7】 図6の2処理による振り分け結果を示す説明
【図8】 図6における2処理であって、スクリーン角
がプラスの場合の振り分け処理を示すフローチャート
【図9】 図6における2処理であって、スクリーン角
がマイナスの場合の振り分け処理を示すフローチャート
【図10】 図6の3処理による振り分け結果を示す説
明図
【図11】 図6における3処理であって、スクリーン
角がプラスの場合の振り分け処理を示すフローチャート
【図12】 図6における3処理であって、スクリーン
角がマイナスの場合の振り分け処理を示すフローチャー
【図13】 本発明の画像記録方法におけるスクリーン
角がプラスの場合であって紙送りピッチが合っていると
きの上のバンドと下のバンドとの重ね記録部分を示す説
明図
【図14】 本発明の画像記録方法におけるスクリーン
角がプラスの場合であって紙送りピッチが狭いときの上
のバンドと下のバンドとの重ね記録部分を示す説明図
【図15】 本発明の画像記録方法におけるスクリーン
角がプラスの場合であって紙送りピッチが広いときの上
のバンドと下のバンドとの重ね記録部分を示す説明図
【図16】 本発明の画像記録方法におけるスクリーン
角がマイナスの場合であって紙送りピッチが合っている
ときの上のバンドと下のバンドとの重ね記録部分を示す
説明図
【図17】 本発明の画像記録方法におけるスクリーン
角がマイナスの場合であって紙送りピッチが狭いときの
上のバンドと下のバンドとの重ね記録部分を示す説明図
【図18】 本発明の画像記録方法におけるスクリーン
角がマイナスの場合であって紙送りピッチが広いときの
上のバンドと下のバンドとの重ね記録部分を示す説明図
【図19】 本実施形態における連続フラグが3の場合
の他の振り分け処理方法を示す説明図
【図20】 本実施形態における連続フラグが3の場合
の他の振り分け処理方法を示す説明図
【図21】 図6における0処理を示すフローチャート
【図22】 図21の0処理による振り分け結果を示す
説明図
【図23】 従来の画像記録方法における紙送りピッチ
が合っているときの上のバンドと下のバンドとの境界部
分の記録を示す説明図
【図24】 本発明の画像記録方法における紙送りピッ
チが狭いときの上のバンドと下のバンドとの境界部分の
記録を示す説明図
【図25】 本発明の画像記録方法における紙送りピッ
チが広いときの上のバンドと下のバンドとの境界部分の
記録を示す説明図
【図26】 従来の画像記録方法において上のバンドと
下のバンドとを重ねて記録するときの処理を示す説明図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1回の記録ヘッドの走査による記録範囲
    である上のバンドと、次の記録ヘッドの走査による記録
    範囲である下のバンドとを複数のドット分だけ重ねて記
    録するように記録紙を搬送するとともに、この重ね記録
    範囲における複数ドット分の記録データを、上のバンド
    と下のバンドとに振り分け、この振り分けられた記録デ
    ータに基づいて前記記録ヘッドの各発熱素子を動作させ
    て記録を行なう画像記録方法であって、前記記録ヘッド
    の走査方向のドットを順次識別し、このドットに記録デ
    ータがあるときはそのドットに連続フラグを付与し、記
    録データがなくなったときにのみ、連続フラグが付与さ
    れた連続したドットの記録データのうちから少なくとも
    1つのドットの記録データを抜き出して前記走査方向の
    記録データのない他のドットに付加するとともに、前記
    各記録データを上のバンドと下のバンドとに振り分ける
    振り分け処理を行なうようにしたことを特徴とする画像
    記録方法。
  2. 【請求項2】 前記連続したドットの記録データのうち
    右側の記録データを抜き出してより右側の記録データの
    ないドットに付加するとともに、スクリーン角がプラス
    の右上がりとなるように記録を行う場合には、前記付加
    した記録データを下のバンドに振り分けて他の残りの記
    録データを上のバンドに振り分けるようにし、スクリー
    ン角がマイナスの右下がりとなるように記録を行う場合
    には、前記付加した記録データを上のバンドに振り分け
    て他の残りの記録データを下のバンドに振り分けるよう
    に振り分け処理を行うようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の画像記録方法。
  3. 【請求項3】 少なくともシアン、マゼンタおよびイエ
    ローの3色に色分解された画像情報に基づいて、各色の
    記録データについてそれぞれ振り分け処理を行ない、フ
    ルカラーの記録を行なうようにしたことを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の画像記録方法。
  4. 【請求項4】 モノクロの画像情報の記録データについ
    て振り分け処理を行ない、モノクロの記録を行なうよう
    にしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の画像記録方法。
JP13191798A 1998-04-16 1998-05-14 画像記録方法 Withdrawn JPH11320942A (ja)

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DE69920098T DE69920098T2 (de) 1998-04-16 1999-04-09 Bildaufzeichnungsverfahren
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