JPH11319959A - 熱間ベンダにおける曲げ方法及び熱間ベンダ - Google Patents

熱間ベンダにおける曲げ方法及び熱間ベンダ

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JPH11319959A
JPH11319959A JP13982898A JP13982898A JPH11319959A JP H11319959 A JPH11319959 A JP H11319959A JP 13982898 A JP13982898 A JP 13982898A JP 13982898 A JP13982898 A JP 13982898A JP H11319959 A JPH11319959 A JP H11319959A
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bending
heating
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neutral axis
buckling
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JP13982898A
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English (en)
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Ikuo Mibu
生男 壬生
Junji Sumikawa
順二 澄川
Yasukazu Shiraishi
八州一 白石
Keisuke Tomino
啓介 冨野
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Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Engineering and Services Co Ltd
Hitachi Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高周波べンダのような熱間べンダによる大口径
薄肉管の小半径曲げについて、座屈の発生を効果的に防
止できる曲げ方法を提供する。 【解決手段】 被加工物の特性と曲げ半径により与えら
れる剛性化係数に関して腹側に座屈を生じない範囲の圧
縮側加工率となる中立軸の角度βを求め、そして曲げが
生じる環状加熱部をその周方向で複数の区域(−90°
〜θ2 、θ2 〜θ3 及びθ3 〜+90°)に分割すると
共に、これら各区域について温度分布(T1 、T2 、T
3 )を形成することで中立軸を前記角度βの位置に保持
することで、座屈の発生を防止するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高周波ベン
ダのような熱間ベンダによりパイプなどの被加工物に曲
げ加工を施す技術に関し、特に例えば1.5 DR以下のよ
うな小半径の曲げ加工を施す場合に生じ易い座屈や偏平
化を効果的に防止するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波ベンダで曲げ加工を施すについて
は、例えば被加工物がパイプであってその板厚がある厚
み以下の薄肉であると、これに例えば1.5 DR以下のよ
うな小半径で曲げ加工を施そうとする場合に、曲げの腹
側にふくれ現象として現れる座屈を生じ易い。しかるに
パイプなどの被加工物についてはその曲げ製品に座屈の
発生を許容しないのが一般である。このため座屈の発生
を防止できる技術が求められる。また薄肉のパイプを小
半径で曲げる場合には偏平化の問題もあり、これを防止
できる技術も求められる。そのような技術としては、例
えば特開昭58−6731号、特開昭50−15774
号、特開平55−144332号及び特開昭58−13
8522号の各公報にそれぞれ記載される曲げ方法が既
に知られている。以下これら各従来技術について順次説
明する。
【0003】特開昭58−6731号公報の曲げ方法
(図17):加熱コイル9の出口側において押曲げロー
ラ10が加える曲げの押力の作用点側に支持点6を配置
し、この支持点6により被加工物であるパイプ11を支
持することで座屈の発生を防止するようにしている。こ
の方法は、座屈の防止には有効である。しかし支持点6
のための設備が大掛かりなものとなり、またそのために
曲げ半径の小さな曲げ加工が困難であるという問題を残
している。なお、これは一般的な高周波ベンダに共通す
る構造であるが、加熱コイル9は銅製の板材をリング状
に加工した1回巻の導体から構成され、且つその内部が
空洞とされ、そこに冷却水が満たされている。この冷却
水20は、所定の曲がりを生じた加熱部を速やかに冷却
するのに用いられる。また加熱コイル9の入口側にはガ
イドローラ8が設けられ、このガイドローラ8でパイプ
11の背側と腹側それぞれについてその中心部を支持し
ている。
【0004】特開昭50−15774号公報の曲げ方法
(図18):この方法は、旋回アーム14でパイプ11
に曲げ力を加える旋回アーム方式であり、加熱コイル9
の出口側に断面変形防止用溝形押え金具4を取り付け、
この押え金具4で規制することにより所定以上の偏平化
が生じるのを防止している。この方法によると偏平化は
小さくできるが、座屈を防止することはできない。また
押え金具4が妨げとなるために曲げ半径をあまり小さく
できない。
【0005】特開昭55−144332号公報の曲げ方
法(図19):背側の最も曲げ半径が大きい位置から周
方向に若干外れた位置、すなわちパイプ11の中心軸を
含みかつ曲げ平面に垂直な面から距離aだけ離れた部分
Pをノズル2から放出する冷却水で冷却している。ノズ
ル2からの冷却水による冷却領域は、引張強度が大きく
なることで伸縮が小さくなる。また部分Pの曲げ外側は
引張域となり、部分Pの曲げ内側は圧縮域となる。この
ため減肉率を小さくし、また偏平化を抑制することが可
能となる。しかしこの方法は、これを大口径薄肉管の小
半径曲げに適用した場合には座屈が促進され、座屈の防
止については逆効果となる。
【0006】特開昭58−138522号公報の曲げ方
法(図20):この方法は特殊な加熱コイル9を用い
る。加熱コイル9は、その断面形状が外径面から内径面
に向けて狭くなるテーパ状に形成されると共に、その内
径面の両端に噴射孔が設けられて冷却水54をパイプ1
1に向けて噴射できるようにされている。そしてこの加
熱コイル9を用いることで、板厚の2倍以下となるよう
な狭い加熱幅で加熱できるようにしている。この方法
は、座屈の防止にはそれなりに有効であるとしても、加
熱コイルが特殊であり、座屈の発生について配慮する必
要のない場合には例えば加熱コイルを交換する必要があ
るなどの不利益を伴い、また他の品質要件、例えば減肉
率をできるだけ小さくすることなどへの対処が容易でな
いなどの問題を残している。尚、円方向に数分割して周
方向に温度分布を設けて曲げ中立位置を設定する従来例
には、特開平5−277571号がある。これは、減肉
率を小さくすることをねらいとするものであって、座屈
の軽減を目的とするものでない。座屈の軽減では、逆に
減肉率が大きくなることもあり、上記従来例とはその作
用も異なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように特開昭5
8−6731号公報の曲げ方法は、座屈の防止にはそれ
なりに有効であるものの、支持点6のための設備が大掛
かりなものとなり、またそのために曲げ半径の小さな曲
げ加工が困難であるという問題を残している。また特開
昭50−15774号公報の曲げ方法は、偏平化は小さ
くできても座屈を防止することはできないし、曲げ半径
をあまり小さくできないという問題がある。また特開昭
55−144332号公報の曲げ方法は、減肉率の制御
や偏平化の抑制には有効であるものの、座屈対策につい
ては逆効果となるという問題がある。また特開昭58−
138522号公報の曲げ方法は、座屈の防止を図れる
ものの、加熱コイルが特殊化することによる不利益や他
の品質要件への対処が困難であるなどの問題を残してい
る。
【0008】このような事情を背景になされたのが本発
明で、座屈を効果的に防止することのできる曲げ方法の
提供を目的としており、特に種々の品質要求や曲げ仕様
に対応することを可能とする、所定の中立軸に基づいた
制御の下で座屈を効果的に防止することのできる曲げ方
法及び熱間ベンダの提供を目的としている。また本発明
は座屈を効果的に防止すると共に、偏平化も抑制できる
曲げ方法及び熱間ベンダの提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、送出し機構に
より所定の推力で送り出される被加工物に対し、その外
周からの加熱手段による加熱で所定の加熱幅の環状加熱
部を形成すると共に、曲げ機構で加える曲げ力により前
記環状加熱部に曲がりを生じさせることを連続的に繰り
返すことで所定形状の曲げ加工を施すようになっている
熱間ベンダにおける曲げ方法において、被加工物の特性
と曲げ半径により与えられる剛性化係数に関して腹側に
座屈を生じない範囲の圧縮側加工率となる中立軸を求
め、この中立軸を保つような区域分割とこれら各区域に
おける温度分布を前記環状加熱部にその周方向で与える
ことにより、座屈の発生を防止するようにしたことを特
徴とする曲げ方法を提供する。また本発明は、上記の曲
げ方法において、曲げ終了の直前から曲げ終了までの間
は、背側も冷却する偏平化防止条件とし、偏平化防止条
件における背側の温度を偏平化防止条件開始までの温度
より低い温度に保つようにした曲げ方法を提供する。
【0010】更に本発明は、送出し機構と、該機構によ
り所定の推力で送り出される被加工物に対し、その外周
からの加熱で所定の加熱幅の環状加熱部位を形成する加
熱手段と、前記環状加熱部位に曲がりを生じさせること
を連続的に繰り返すことで所定形状の曲げ加工を施す曲
げ機構と、を備えると共に、上記加熱手段にあっては、
被加工物の特性と曲げ半径により与えられる剛性化係数
に関して腹側に座屈を生じない範囲の圧縮側加工率とな
る中立軸を保つような温度分布を、前記環状加熱部位に
与える手段を、有する熱間ベンダを開示する。
【0011】更に本発明は、送出し機構と、該機構によ
り所定の推力で送り出される被加工物に対し、その外周
からの加熱で所定の加熱幅の環状加熱部位を形成する加
熱手段と、前記環状加熱部位に曲がりを生じさせること
を連続的に繰り返すことで所定形状の曲げ加工を施す曲
げ機構と、を備えると共に、上記加熱手段にあっては、
被加工物の特性と曲げ半径により与えられる剛性化係数
に関して腹側に座屈を生じない範囲の圧縮側加工率とな
る中立軸を保つような、区域分割とこれら各区域におけ
る温度分布を、前記環状加熱部位にその周方向で与える
手段を、有する熱間ベンダを開示する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による曲げは、上記のよう
に、被加工物の特性と曲げ半径により与えられる剛性化
係数に関して腹側に座屈を生じない範囲の圧縮側加工率
となる中立軸を求め、この中立軸を保つような区域分割
とこれら各区域における温度分布を前記環状加熱部にそ
の周方向で与えることにより、座屈の発生を防止するよ
うにしてなっている。
【0013】このような曲げ方法における剛性化係数を
与える被加工物の特性は、被加工物がパイプである場合
にはパイプの板厚tとパイプの直径Dである。そして剛
性化係数は、曲げ半径ρ0 とパイプの直径Dとの比をD
Rとして下記式(数1)となる。
【数1】
【0014】一方、圧縮側加工率(%)は、パイプの半
径(D/2)をr、中立軸の位置を表す角度をβとし
て、r・ sinβ=aとおくと、下記式(数2)で表され
る。
【数2】
【0015】これら剛性化係数と圧縮側加工率とには、
座屈の発生に関して一定の関係がある。この関係の実際
は、曲げ実験や過去の曲げデータなどから得ることがで
きる。例えば図1の座屈非発生に関する限界線のグラフ
に示す例がそれであり、このグラフは後述する実験例で
得られデータに基づいている。一方、剛性化係数は加工
対象のパイプとそれに施す曲げ半径から予め与えられ
る。したがってこの剛性化係数に関して、座屈を生じな
い範囲の圧縮側加工率を求めることができる。そして圧
縮側加工率が決まると、上記の式(数2)から中立軸の
角度βを求めることができる。
【0016】この本発明におけるβは、基本的には、曲
がりを生じている環状加熱部つまり曲り部におけるパイ
プの厚さ変化(分布)による中立軸の角度βt 、パイプ
に加えられる推力による中立軸の角度βf 、曲り部に生
じる変形抵抗による中立軸の角度βd 、それにパイプに
圧縮力を加える場合のこの圧縮力による中立軸の角度β
b の合成となる。つまり角度βの中立軸は、基本的に
は、厚さ、推力、 変形抵抗及び圧縮力を要件として定ま
るものである。ただ座屈を防止する加工条件では圧縮力
は加えない。したがって角度βは、推力による中立軸の
角度βf 、変形抵抗による中立軸の角度βd 及び厚さ変
化による中立軸の角度βt の合成で表され、より実際的
には、角度βd と角度βt の合成である角度βdtと、推
力による中立軸の角度βf との合成で表される。これら
各中立軸の角度のより具体的な内容を以下に説明する。
【0017】本発明による曲げ方法においては、環状加
熱部における区域の分割数をどの程度とするかが問題に
なる。分割数は多いほど制御の精度を高めることができ
ると言える。しかし各区域の温度制御のし易さや中立軸
の算出に関する複雑さなどを考慮すると、3分割が適当
な分割数である。したがって以下では3分割の場合を例
として各中立軸について説明する。3分割の場合には、
図2に示すように、腹側の中心点を−90°、背側の中
心点を+90°として、−90°〜θ2 、θ2〜θ3
びθ3 〜+90°の3区域に環状加熱部を分割し、これ
らの区域に関して温度分布を与える。このような分割条
件におけるβは、β≧θ3 の場合(図2の場合)であれ
ば、下記式(数3)で表され、θ2 ≦β≦θ3 の場合で
あれば、下記式(数4)で表される。なお加工対象のパ
イプは、曲げに関して、腹側の中心点(腹側の最も曲げ
半径の小さい位置)と背側の中心点(背側の最も曲げ半
径の大きい位置)とを結ぶ線分を挟んで対称となる。し
たがって区域の分割数を3分割という場合、それは対称
の一方に関して数える。また各区域とそこにおける温度
は上記線分を挟んで対称になる。
【数3】
【数4】
【0018】ただし、S1は区域−90°〜θ2 における
温度T1 に相関する変形抵抗、S2は区域θ2 〜θ3 にお
ける温度T2 に相関する変形抵抗、S3は区域θ3 〜+9
0°における温度T3 に相関する変形抵抗、t1は区域−
90°〜θ2 におけるパイプの板厚、t2は区域θ2 〜θ
3 (β≧θ3 の場合) または区域θ2 〜β (θ2 ≦β≦
θ3 の場合) におけるパイプの板厚、t3は区域θ3 〜β
(β≧θ3 の場合) または区域β〜θ3 2 ≦β≦θ
3 の場合) におけるパイプの板厚、t4は区域β〜+90
° (β≧θ3 の場合) またはθ3 〜+90° (θ2 ≦β
≦θ3 の場合)におけるパイプの板厚。なおKp は推力
に対する圧縮力の倍数であるが、座屈防止の場合には上
記のように圧縮力は加えないことになるのでKp =0と
なる。
【0019】このβは上記のようにβdtとβf の合成で
あり、そのβdtとその要素であるβt 、βd は、β≧θ
3 の場合であれば、それぞれ下記式(数5)〜(数7)
で表され、θ2 ≦β≦θ3 の場合であれば、下記式(数
8)〜(数10)で表される。一方、βf はβ≧θ3
もθ2 ≦β≦θ3 でも同じであり、下記式(数11)で
表される。
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】
【数9】
【数10】
【数11】 以上の各式に関連する事項を図15及び図16として付
した表にまとめてある。
【0020】上記のような曲げ方法における中立軸は、
通常の場合であれば実際上、−90°〜0°の間にあ
る。つまり環状加熱部における温度分布は、背側から腹
側に高−中−低となる。このような温度分布は、環状加
熱部における加熱幅を腹側の中心点に向けて狭くなるテ
ーパ状とすることで効果的に与えることができる。この
加熱幅がテーパ状とされる場合の一例を図3に示す。図
に見られるように、環状加熱部における加熱幅は腹側の
中心点の位置で最も狭く、背側の中心点の位置で最も広
くなり、その間はほぼ一様な傾斜で変化している。この
加熱幅における量的な関係は、加工対象のパイプ11の
板厚をtとして、通常、腹側の中心点の位置での幅が1
t程度で、背側の中心点の位置での幅が5t程度とな
る。
【0021】このようなテーパ状の加熱幅は、例えば加
熱手段に特定の形状を与えることで形成することも可能
であるが、そのようにすると、加熱手段の汎用性を損な
うことになる。そこで、好ましくは、冷却の仕方により
加熱幅がテーパ状となるようにする。つまり冷却を所定
のパターンでなすことによりテーパ状の加熱幅を得るよ
うにする。
【0022】この所定パターンによる冷却は、加熱手段
の入り口側で被加工物に対し冷却水を放出する補助冷却
装置を設け、この補助冷却装置により行うようにするの
が好ましい。そのような補助冷却装置を備えた高周波ベ
ンダの加熱コイル近辺の構造の一例を図4に示す。加熱
コイル9の内側は空洞16とされ、そこに満たされた冷
却水20を注水孔18から加熱コイル9の出口側に向け
てパイプ11に注水し、加熱コイル9の出口側の冷却、
つまり軟化状態で曲げを受けた部分の速やかな冷却を行
なう。また加熱コイル9には温度センサー21が取り付
けられている。この温度センサー21は加熱コイル9の
周方向で複数箇所に取り付けられ、それぞれの位置で温
度を計測し、制御装置(図示なし)に伝える。制御装置
はこれらの温度データに基づいて、加熱コイル9による
加熱温度を制御すると共に、図2におけるような各区域
におけるそれぞれの温度を補助冷却装置28による冷却
で設定するための制御などをなす。
【0023】補助冷却装置28は、取付部22とこれに
接続した摺動棒24を介することで、前後方向に移動で
きるようにして、加熱コイル9に取り付けてある。この
補助冷却装置28は、パイプ11の腹側で注水孔34か
ら冷却水40をパイプ11に対し垂直に注水する。その
注水範囲は、図5に示すように、腹側の中心点(−90
°)から両側にθm の範囲であり、例えば中立軸の角度
βを−25.7°とする場合であれば、θm は約45°とな
る。また補助冷却装置28による冷却パターンは、図6
に示すように、腹側の中心点に対応する部分が環状加熱
部に向けて突き出す状態のくの字形のパターンとなる。
つまり腹側の中心点に対応する部分で加熱コイル9に最
も接近し、周方向に向かうのにしたがって加熱コイル9
から離れるパターンとなる。このような冷却パターン
は、例えば補助冷却装置28を前後方向に移動させつつ
冷却水40の注水を所定のパターンでなすことにより形
成することができる。
【0024】上記のように本発明による曲げ方法では、
環状加熱部における温度分布が背側から腹側に高−中−
低となるが、その背側の最高温部の温度をA3 変態点よ
り高いオーステナイト領域、例えば1050℃に保つよ
うにするのが好ましい。一方、腹側の最低温部の温度
は、例えば750〜850℃程度とするのが好ましい。
ここで、図7にFe−C系の平衡状態図を示す。一般
に、オーステナイト領域から通常の冷却速度で冷却する
と、Ms変態温度(図示なし)以下においてマルテンサ
イト組織となり、高硬度となる。一方、冷却速度を遅く
すれば、他の相との混合組織となり、硬度が低く、高延
性、高靭性を得ることができる。そこで、本発明による
座屈防止のための曲げ方法を実施する際には、被加工物
の送り速度を通常の場合よりも例えば50%程度、遅く
するのが好ましい。
【0025】本発明による曲げ方法を実施するには、通
常、高周波ベンダを用いる。高周波ベンダとしては旋回
アーム式と押曲げローラ式の何れも用いることができ
る。旋回アーム式高周波ベンダの一例の概略を図8に示
す。この高周波ベンダは、プッシャ7、ガイドローラ
8、上記したような構造の加熱コイル9、旋回中心15
を支点に旋回する旋回アーム14、それに上で説明した
のと同様な補助冷却装置(図示を省略)を備えている。
この高周波ベンダで加工対象のパイプ11に曲げ加工を
施すには、先ず旋回アーム14でパイプ11の先端部を
クランプする。それからこの状態でパイプ11の曲げ加
工部位を加熱コイル9により例えば数cm程度狭い幅で
環状に加熱して塑性変形可能な環状加熱部つまり局部軟
化域12とすると共に、プッシャ7による所定推力での
送り動作と旋回アーム14の旋回動作との組み合わせに
より局部軟化域12に曲げ半径ρ0 の曲げを与え、それ
から速やかに局部軟化域12を冷却水20の注水により
冷却する。以降同様な加熱と曲げ操作及び冷却を繰り返
して所定の曲げ角度まで曲げ加工を行なう。
【0026】本発明の曲げ方法を上記のような高周波ベ
ンダにより大口径薄肉管に小半径の曲げで実施する場合
には、曲げ開始時と曲げ終了時のそれぞれについて、軸
方向の温度勾配を緩やかにするグラディエーションを施
すのが好ましい。その様子を図9に示す。グラディエー
ションの範囲32は、例えば6°程度の角度範囲で行な
う。例えば直径609.6φのパイプに1.5 DRの曲げ
を施す場合であれば、約96mmにわたって加熱コイル
9を移動し、軸方向の温度勾配を緩やかにする。
【0027】また大口径薄肉管に小半径の曲げ加工を施
す場合には、曲げ終了部で凹み現象を生じる可能性があ
る。図10はその様子を模試化して示している。曲げ終
了部における凹み46は、曲げ終了部の背側が引張り力
Fyを受け、さらにこの部分が高温となっている場合に
生じる。そこで、曲げ終了部でのグラディエーションに
際して、背側も積極的に冷却して凹み現象を防止する。
また曲げ終了部においては、90°に近いかそれ以上の
曲げを施す場合、曲げ力がパイプの軸方向に対し直角に
働く状態となるため、偏平化も生じ易くなる。そこで凹
み現象防止のためのグラディエーション時における背側
の積極的冷却を偏平化の防止にも機能させて偏平化防止
条件による加工を行う。このようなグラディエーション
時における偏平化防止条件での背側の冷却は、図11に
示すように、背側冷却用の補助冷却装置48により冷却
水50を注水して行う。その冷却条件は、θn が約30
°となるようにし、また冷却領域の温度が上記した腹側
の最低温部の温度程度となるようにする。
【0028】ここで、以上のような本発明による曲げ方
法における曲げ制御パラメータなどの計算手順を要約す
ると図12のようになる。先ず曲げ仕様として、加工対
象となるパイプの外径と板厚及び曲げ半径(DR)を入
力して剛性化係数を求める。剛性化係数が得られたら、
予め作成してあるデータ、例えば図1のような座屈非発
生の限界線に関するグラフから、温度分布の与え方など
により類型化される曲げ加工のタイプを選択する。つま
り得られた剛性化係数に関して座屈の発生しない範囲に
おいて、最も有利な曲げ加工タイプを選択する。例えば
外径が 609.6mmで板厚が 9.5mmのパイプに 1.5DR
の曲げを施す場合には剛性化係数が0.222 となる。この
場合、全体の温度を均一にする等温曲げタイプは座屈の
発生しない剛性化係数が0.3 以上であるので適用でき
ず、したがって剛性化係数が0.222でも座屈が発生しな
いタイプ、すなわち背側の温度を高くして腹側の温度を
低くする温度差曲げタイプを選択する。曲げタイプを選
択したら、座屈の発生しない範囲で最小限の圧縮側加工
率を求める。上記の例の場合であれば、図1のグラフか
ら圧縮側加工率は約25%となる。この圧縮側加工率か
ら上記の式(数2)からaを求め、このaから中立軸の
角度βを求める。次いで、この角度βに中立軸を保つた
めの制御パラメータ、つまり環状加熱部における区域分
割のためのθ2とθ3 、それに各区域における温度T
1 、T2 、T3 を求める。それには、先ず最適と推測さ
れる値をθ2 とθ3 、それにT1 、T2 、T3 に仮定
し、この仮定の値について上記の式(数3)または式
(数4)から仮の中立軸の角度(これを仮にβx とす
る)を計算する。なお式(数3)や式(数4)における
t1〜t4は実際に保持することになる中立軸の角度βから
求めることのできる減肉率や増肉率に基づいて計算によ
り求める。それからβとβx を比較し、両者が合致して
いるか否かを判断し、もし合致していなければ、区域分
割と温度の仮り値を設定し直して再計算し、このことを
βとβx が合致するまで繰り返す。そしてβとβx が合
致したら、その場合の区域分割と温度の値を実際の制御
パラメータとする。
【0029】また、本発明による曲げ方法を上記のよう
な高周波ベンダで実施する場合の全体的な処理の手順の
概略は図13に示すようになる。先ず上記のようにして
曲げタイプと制御パラメータを決定する。それから加熱
コイル9からの冷却水20と補助冷却装置28からの冷
却水40の腹側に対する注水を開始し、次いで発振器を
ONとして加熱コイル9を作動させる。加熱コイル9に
よる加熱が所定の温度に達したら、曲げを開始する。曲
げ加工が進行して曲げ終了部に至ったなら、上記のグラ
ディエーションを実行すると共に、凹凸防止と偏平防止
のための背側の冷却を行う。この冷却は、補助冷却装置
48を作動させて行う。これが済めば、曲げ終了とな
り、発振器をOFFにして加熱コイル9を停止させると
共に、冷却用の注水も停止する。
【0030】
【実験例】以上のような本発明による曲げ方法に関連す
る実験の結果を図14の表に示す。実験は、等温曲げ、
温度差曲げ、中立軸曲げ及びSR効果曲げの各曲げタイ
プについて行っている。曲げ半径は、等温曲げの一例を
除いて、何れも 1.5DRの小半径曲げであり、加工対象
としたパイプの外径も 609.6mmという大口径である。
この結果を全体的に評価すると、温度分布を背側から腹
側に高−中−低とし、背側の最高温部をオーステナイト
領域に保つ温度差曲げが、減肉率は35.9%とやや大きく
なるものの、ふくれ対策(座屈対策)と偏平防止の何れ
についても良好(一重マルで示した)であり、総合評価
も良好(二重マルで示した)となる。すなわち本発明の
曲げ方法によれば、大口径薄肉管の小半径曲げの場合で
あっても、座屈や偏平化を効果的に防止することができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の曲げ方法よれ
ば、被加工物の特性と曲げ半径により与えられる剛性化
係数に関して腹側に座屈を生じない範囲の圧縮側加工率
となる中立軸を求め、この中立軸を厚さ変化、推力、圧
縮力及び変形抵抗を考慮した中立軸として保持するよう
な制御を行うようにしているので、より効果的に座屈を
防止でき、しかも他の品質要件である減肉率などの品質
要件が過剰に低下することも防止できる。また本発明の
曲げ方法よれば、座屈の防止と同時に、偏平化も効果的
に防止できる。したがって本発明の曲げ方法よれば、大
口径薄肉管の小半径による曲げを高品質で行うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】座屈の発生に関する剛性化係数と圧縮側加工率
の関係を示すグラフである。
【図2】曲げ断面における3分割の場合の温度区域と中
立軸の関係を示す説明図である。
【図3】加熱幅についての説明図である。
【図4】本発明で用いる高周波ベンダにおける加熱コイ
ルと補助冷却装置部分の簡略化した断面図である。
【図5】補助冷却装置による腹側に対する冷却範囲の説
明図である。
【図6】補助冷却装置による腹側に対する冷却パターン
の説明図である。
【図7】Fe−C系の平衡状態図である。
【図8】本発明で用いる高周波ベンダの簡略化した平面
図である。
【図9】グラディエーションに関する説明図である。
【図10】曲げ終了部における凹みについての説明図で
ある。
【図11】補助冷却装置による腹側と背側に対する冷却
範囲の説明図である。
【図12】制御パラメータなどの計算手順についての説
明図である。
【図13】本発明の曲げ方法における全体的な処理手順
の説明図である。
【図14】実験例で得られたデータと各曲げタイプの評
価に関する一覧表である。
【図15】本発明の曲げ方法に関連する各数式などの一
覧表である。
【図16】図15と同様な一覧表である。
【図17】従来の曲げ方法についての説明図である。
【図18】従来の曲げ方法についての説明図である。
【図19】従来の曲げ方法についての説明図である。
【図20】従来の曲げ方法についての説明図である。
【符号の説明】
7 プッシャ(送出し機構) 9 加熱コイル(加熱手段) 11 パイプ(被加工物) 12 局部軟化域(環状加熱部) 14 旋回アーム(曲げ機構) 24 摺動棒 28 補助冷却装置 48 補助冷却装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 八州一 茨城県日立市幸町三丁目2番2号 株式会 社日立エンジニアリングサービス内 (72)発明者 冨野 啓介 茨城県日立市幸町三丁目2番2号 株式会 社日立エンジニアリングサービス内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送出し機構により所定の推力で送り出さ
    れる被加工物に対し、その外周からの加熱手段による加
    熱で所定の加熱幅の環状加熱部を形成すると共に、曲げ
    機構で加える曲げ力により前記環状加熱部に曲がりを生
    じさせることを連続的に繰り返すことで所定形状の曲げ
    加工を施すようになっている熱間ベンダにおける曲げ方
    法において、 被加工物の特性と曲げ半径により与えられる剛性化係数
    に関して腹側に座屈を生じない範囲の圧縮側加工率とな
    る中立軸を求め、この中立軸を保つような区域分割とこ
    れら各区域における温度分布を前記環状加熱部にその周
    方向で与えることにより、座屈の発生を防止するように
    したことを特徴とする熱間ベンダにおける曲げ方法。
  2. 【請求項2】 中立軸の角度βは、推力による中立軸の
    角度βf と、変形抵抗と厚さ変化とによる中立軸の角度
    βdtとの合成で表される請求項1に記載の熱間ベンダに
    おける曲げ方法。
  3. 【請求項3】 環状加熱部における加熱幅を腹側の中心
    点に向けて狭くなるテーパ状とすることで、温度分布を
    背側から腹側に温度が高−中−低となるようにした請求
    項1または請求項2に記載の熱間ベンダにおける曲げ方
    法。
  4. 【請求項4】 冷却を所定のパターンでなすことにより
    テーパ状の加熱幅を与えるようにした請求項3に記載の
    熱間ベンダにおける曲げ方法。
  5. 【請求項5】 加熱手段の入り口側で被加工物に対し冷
    却水を放出する補助冷却装置を設け、この補助冷却装置
    により所定のパターンの冷却をなすようにした請求項4
    に記載の熱間ベンダにおける曲げ方法。
  6. 【請求項6】 補助冷却装置を被加工物の軸方向で移動
    できるようにし、この移動を利用してテーパ状の加熱幅
    のための冷却パターンを得るようにした請求項5に記載
    の熱間ベンダにおける曲げ方法。
  7. 【請求項7】 背側の最高温部をオーステナイト領域に
    保つようにした請求項1〜請求項6の何れか1項に記載
    の熱間ベンダにおける曲げ方法。
  8. 【請求項8】 曲げ終了の直前から曲げ終了までの間
    は、背側も冷却する偏平化防止条件とし、偏平化防止条
    件における背側の温度を偏平化防止条件開始までの温度
    より低い温度に保つようにした請求項1〜請求項7の何
    れか1項に記載の熱間ベンダにおける曲げ方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8の何れか1項に記載
    の熱間ベンダにおける曲げ方法を用いた熱間ベンダ。
  10. 【請求項10】 送出し機構と、該機構により所定の推
    力で送り出される被加工物に対し、その外周からの加熱
    で所定の加熱幅の環状加熱部位を形成する加熱手段と、
    前記環状加熱部位に曲がりを生じさせることを連続的に
    繰り返すことで所定形状の曲げ加工を施す曲げ機構と、
    を備えると共に、 上記加熱手段にあっては、被加工物の特性と曲げ半径に
    より与えられる剛性化係数に関して腹側に座屈を生じな
    い範囲の圧縮側加工率となる中立軸を保つような温度分
    布を、前記環状加熱部位に与える手段を、有する熱間ベ
    ンダ。
  11. 【請求項11】 送出し機構と、該機構により所定の推
    力で送り出される被加工物に対し、その外周からの加熱
    で所定の加熱幅の環状加熱部位を形成する加熱手段と、
    前記環状加熱部位に曲がりを生じさせることを連続的に
    繰り返すことで所定形状の曲げ加工を施す曲げ機構と、
    を備えると共に、 上記加熱手段にあっては、被加工物の特性と曲げ半径に
    より与えられる剛性化係数に関して腹側に座屈を生じな
    い範囲の圧縮側加工率となる中立軸を保つような、区域
    分割とこれら各区域における温度分布を、前記環状加熱
    部位にその周方向で与える手段を、有する熱間ベンダ。
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