JPH11319944A - 連続ラインにおける欠陥対応の自動減速方法及び装置 - Google Patents

連続ラインにおける欠陥対応の自動減速方法及び装置

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JPH11319944A
JPH11319944A JP13046298A JP13046298A JPH11319944A JP H11319944 A JPH11319944 A JP H11319944A JP 13046298 A JP13046298 A JP 13046298A JP 13046298 A JP13046298 A JP 13046298A JP H11319944 A JPH11319944 A JP H11319944A
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一 田中
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正昭 西田
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伸一 朝長
Shigemi Fukuda
茂美 福田
Akio Nagamune
章生 長棟
Tsutomu Kawamura
努 河村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続ラインでの欠陥検査を効果的に行うこと
のできる自動減速をできるようにする。 【解決手段】 帯条体の連続ラインの出側の表面欠陥計
で検出した欠陥情報を前記表面欠陥計の下流で目視再検
査するにあたって、表面欠陥計で検出した欠陥情報をト
ラッキングし、欠陥位置が下流の所定位置に到達時に出
側ライン速度を所要の目視検査速度まで自動減速する。
また、帯条体の連続ラインの出側にさらに欠陥マーキン
グ装置とその下流に欠陥マーキング検出装置を配設し、
表面欠陥計で欠陥を検出すると同時に欠陥マーキング装
置で帯条体エッジ部に欠陥マーキングを行い、欠陥マー
キング検出装置で前記欠陥マーキングを検出して欠陥位
置のトラッキングを修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷延鋼板の表面
検査に使用している表面欠陥計の欠陥情報に基き、人間
による目視検査を行う場合において、連続ラインの自動
減速方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板の表面欠陥の検出能力は、時間をか
けて静止検査を行うなら人間の目視検査が最も優れる。
しかし、数多くある欠陥には、目視で見え易い欠陥と見
え難い欠陥の2種類ある。いずれに該当するかは、欠陥
種で異なり、また同一欠陥種であっても欠陥等級でも異
なる。また、多くの欠陥は鋼板のエッジ部に発生し易い
が、エッジ部の欠陥は目視検査では検出能力が低下す
る。そのため、鋼板走行中は人間の目視検査による欠陥
検出能力は著しく低下する。
【0003】鋼板が走行している場合、散発的に発生す
る表面欠陥に対する表面欠陥計の欠陥検出能力は人間の
欠陥検出能力に比較すると著しく優れている。そのた
め、散発的に発生する表面欠陥の検出は、表面欠陥計に
頼っている。しかし、表面欠陥計の欠陥検出精度は鋼板
の表面性状に大きく左右される。また、微小な凹凸欠陥
については検出できない等により全ての欠陥について欠
陥検出精度が満足できる状態にはない。
【0004】そのため、表面欠陥計と人間の目視検査を
併用し、鋼板全長の表面欠陥の検査を行っている。特に
目視検査では、一定距離毎に出側ラインを停止し表面欠
陥計で検出できない微小な凹凸欠陥について砥石がけし
て欠陥検出を行っている。
【0005】冷延鋼板の連続ラインでは、ラインで発生
する欠陥をできるだけ正確に検出するために、目視検査
を行う検査台をライン出側に設け、また表面欠陥計につ
いても可能な限り出側に設置している。表面欠陥計の欠
陥検出精度は満足できる状態にないため、表面欠陥計で
検出した欠陥については、目視観察によって確認するこ
とが必用になる場合が多い。
【0006】しかし、連続処理ラインの出側速度は高速
であり、表面欠陥計を検査台の近くに設置すると、欠陥
を検出しても欠陥が通過してしまい目視確認できない。
また間に合ったとしても、ラインが高速のため、目視で
は欠陥の確認が不可能である。またあまり上流に設置す
ると、欠陥が検査台に到達する時が不明であり、表面欠
陥計で検出した欠陥を目視検査によって確認することが
困難である。また、表面欠陥計から検査台までに発生す
る欠陥について検出できない。
【0007】さらに、連続処理ラインでは、所要の処理
を行う中央セクションの操業条件が最も重要であり、中
央セクションのライン速度を安定にして通板すること
が、安定した高品質の製品を能率良く製造する上で不可
欠である。連続ラインの出側速度は中央セクションの制
約を受け、出側で目視検査等の際に出側ライン速度を減
速する場合、中央セクションのライン速度に影響を及ぼ
さない範囲内で行う必要がある。
【0008】このような事情から、連続ラインの出側で
目視検査による欠陥検出を十分に行うことが困難であ
る。そのため一旦コイルに巻き取った後、次工程、例え
ばリコイルラインやスリッターラインに装入して再度人
間による目視検査をして欠陥の最終判定を行わざるを得
ない状況にある。
【0009】このようなことから、特公平1―2677
2号公報においては、前工程の連続処理ラインの欠陥情
報に基いてスリッターラインで目視検査を行う際に、作
業能率を向上できるスリッターラインでの欠陥部の自動
減速方法が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公平1―2
6772号公報の減速方法では、減速目標速度が一定で
あり、目視で検出し易い欠陥には対応可能であるが、目
視で見にくい欠陥には全く対応できない。また、表面欠
陥計での検出が100%信頼可能な欠陥まで自動減速を
行うため作業能率が低下する等の問題がある。
【0011】さらに、連続処理ラインで検出した欠陥を
一旦コイルに巻き取った後、別のラインで再検査するこ
とを前提としているので、連続処理ラインで効果的な欠
陥検査を行う点については全く考慮されていない。
【0012】本発明は、前記問題点を考慮したものであ
り、その主目的は連続ラインでの欠陥検査を効果的に行
うことのできる自動減速方法及び装置を提供するもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴とする要旨は以下の通りである。
【0014】(1)帯状体の連続ライン出側の表面欠陥
計で検出した欠陥情報を前記表面欠陥計の下流で目視再
検査するにあたって、表面欠陥計で検出した欠陥情報を
トラッキングし、欠陥位置が下流の所定位置に到達時に
出側ライン速度を所要の目視検査速度まで自動減速する
ことを特徴とする連続ラインにおける欠陥対応の自動減
速方法。
【0015】(2)上記(1)において、帯状体の連続
ラインの出側にさらに欠陥マーキング装置とその下流に
欠陥マーキング検出装置を配設し、表面欠陥計で欠陥を
検出すると同時に欠陥マーキング装置で帯状体エッジ部
に欠陥マーキングを行い、欠陥マーキング検出装置で前
記欠陥マーキングを検出して欠陥位置のトラッキングを
修正することを特徴とする連続ラインにおける欠陥対応
の自動減速方法。
【0016】(3)上記(1)又は(2)において、表
面欠陥計で検出した欠陥情報を下流の目視検査部に表示
することを特徴とする連続ラインにおける欠陥対応の自
動減速方法。
【0017】(4)上記(1)〜(3)において、欠陥
種・欠陥等級に応じて自動減速の要否を設定することを
特徴とする連続ラインにおける欠陥対応の自動減速方
法。
【0018】(5)上記(1)〜(4)において、欠陥
種・欠陥等級に応じて自動減速目標速度を変更すること
を特徴とする連続ラインにおける欠陥対応の自動減速方
法。
【0019】(6)上記(1)〜(5)において、自動
減速にあたって、ラインの状況に応じて自動減速可否を
判断することを特徴とする連続ラインにおける欠陥対応
の自動減速方法。
【0020】(7)連続ラインの出側に帯状体の表面欠
陥を検出する表面欠陥計、前記表面欠陥計で検出した欠
陥情報のライン内位置をトラッキングするトラッキング
装置及び欠陥位置が下流の所定位置に到達時に出側ライ
ン速度を表面欠陥計で検出した欠陥情報に基き設定され
る所要の目視検査速度まで減速する出側速度制御装置を
備えることを特徴とする連続ラインにおける欠陥対応の
自動減速装置。
【0021】(8)上記(7)において、表面欠陥計の
下流に表面欠陥計が欠陥検出した際に帯状体エッジ部に
欠陥マーキングを行う欠陥マーキング装置及び前記欠陥
マーキングを検出して欠陥位置のトラッキングを修正す
る欠陥マーキング検出装置を備えることを特徴とする連
続ラインにおける欠陥対応の自動減速装置。
【0022】(9)上記(7)又は(8)において、目
視検査部に表面欠陥計で検出した欠陥情報の表示手段を
備えることを特徴とする連続ラインにおける欠陥対応の
自動減速装置。
【0023】(10)上記(7)〜(9)において、欠
陥種・欠陥等級に応じて自動減速の要否を設定する手段
を備えることを特徴とする連続ラインにおける欠陥対応
の自動減速装置。
【0024】(11)上記(7)〜(10)において、
欠陥種・欠陥等級に応じて自動減速目標速度を変更する
手段を備えることを特徴とする連続ラインにおける欠陥
対応の自動減速装置。
【0025】(12)上記(7)〜(11)において、
自動減速にあたって、ラインの状況に応じて自動減速可
否を判断する手段を備えることを特徴とする連続ライン
における欠陥対応の自動減速装置。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を用い
て説明する。
【0027】図1は、冷延鋼板の連続ラインの主要設備
の配置を示す図である。図1において、連続ラインの入
側のペイオフリール1から払い出されたコイルは溶接機
2で接続され、入側ループカー3を経て中央セクション
4に搬送される。中央セクション4では、焼きなまし、
メッキ処理等の処理が施され、出側ループカー5を経て
検査台10に搬送される。検査台10で鋼板表面の目視
検査後、出側のテンションリール12に巻き取られる。
巻き取られたコイルは所定の長さになると、切断機11
で切断される。
【0028】図1のラインには、表面欠陥計6、欠陥マ
ーキング装置7、欠陥マーキング検出装置8およびトリ
マー9が設置されている。表面欠陥計6は、出側ライン
速度が最大速度時に検査台10で減速完了できる位置に
設置されている。欠陥マーキング装置7は表面欠陥計6
の直近の下流に設置され、表面欠陥計6が欠陥を検出す
ると、欠陥マーキング装置7で即欠陥マーキングを行う
と同時に、PLG14で検出した鋼板搬送ロール13の
回転数に基いてトラッキング装置15で欠陥位置をトラ
ッキングする。
【0029】欠陥マーキング検出装置8はトリマー9の
直前に設置されている。欠陥マーキング検出装置8で欠
陥マーキングを検出し、欠陥位置のトラッキングを修正
し、欠陥位置のトラッキング精度をより向上する。欠陥
マーキングは、欠陥マーキング検出装置8で検出された
後、トリマー9で除去される。
【0030】表面欠陥計6、欠陥マーキング装置7、欠
陥マーキング検出装置8には、公知の装置を使用でき
る。例えば、欠陥マーキング装置としては、特公昭63
−10784号公報に記載されるように着磁器で欠陥位
置の磁界を変化させる装置あるいは特開平2−2594
54号公報に記載されるようにインクを付着させる装置
を使用でき、マーキング検出器としては、それぞれ前記
磁界の変化を検出する装置、あるいはインク付着部を検
出する装置を組み合わせればよい。
【0031】図2は、表面欠陥計6のシステム構成を示
す図である。表面欠陥計6では、鋼板表・裏面の検出器
21で表面欠陥を検出し、信号処理部22で欠陥種・欠
陥等級を判定する。また、表面欠陥計6には、予め、欠
陥種・欠陥等級を考慮して表面欠陥計6の判定結果が信
頼できる欠陥、判定結果の信頼性が劣るが目視で見易い
欠陥、判定結果の信頼性が劣り目視でも見にくい欠陥が
弁別して設定されている。
【0032】表面欠陥計6では、検出、判定した欠陥種
・欠陥等級と該欠陥について予め設定されている表面欠
陥計6の判定の信頼性及び目視判定の難易性を考慮し
て、該欠陥部について検査台10での自動減速の要否、
自動減速する場合の減速目標速度を設定する。
【0033】表面欠陥計6で検出、判定した欠陥種・欠
陥等級が表面欠陥計6の判定結果が信頼できる欠陥の場
合、検査台10では自動減速を行わない。表面欠陥計6
の判定結果の信頼性が劣り目視で見やすい欠陥の場合、
検査台10での速度を所定の減速目標速度に設定して目
視検査する。表面欠陥計6の判定結果の信頼性が劣り目
視で見にくい欠陥の場合、検査台10で停止して目視検
査するように減速目標速度を設定する。
【0034】表面欠陥計6で設定した減速目標速度に基
いて、出側速度制御装置24に減速指令を行う。出側速
度制御装置24では、現在の速度、減速目標速度及び欠
陥位置のトラッキングに基いて、検査台10で自動減速
を完了すべく、減速条件を演算をし、減速する。欠陥マ
ーキング検出装置8で欠陥マーキング部を検出した場
合、欠陥位置のトラッキングを修正し、欠陥位置が検査
台10に到達したときに所定の減速目標速度になるよう
に、減速条件を再演算し、減速速度を修正する。また、
出側速度制御装置24では、表面欠陥計6の指示に基い
て、表面欠陥計6が検出した欠陥種・欠陥等級により自
動減速の実施有無の設定が可能である。
【0035】図3は、欠陥種・欠陥等級別の表面欠陥計
の信頼度の例を示す図、図4は、ライン速度が100m
pmの場合の欠陥種・欠陥等級別の目視検査による欠陥
の弁別の難易性の例を示す図である。図3、図4では、
各欠陥種毎に、欠陥程度に応じて、欠陥等級がA〜Dの
4段階に区分され、更に前記各区分内で上中下の3段階
に区分されている。前記で区分された各欠陥種、欠陥等
級毎に、表面欠陥計の信頼度、目視検査による欠陥の弁
別の難易性が設定されている。なお、欠陥程度はAが最
も軽微で、B、C、Dの順に程度が酷くなり、前記各区
分内では上→中→下の順に程度が酷くなる。
【0036】表1は、図3に示した表面欠陥計の信頼度
及び図4に示した目視検査の難易性を考慮して目視検査
を行う場合の減速目標速度の例を示す速度テーブルであ
る。
【0037】表面欠陥計6が欠陥を検出すると、これら
の図と表に基き、欠陥種・欠陥等級から表面欠陥計10
0%信頼できる欠陥については自動減速しない。また、
表面欠陥計信頼度が80%の場合、目視で良く見える欠
陥であれば自動減速目標速度は100mpmに設定し、
目視で見える欠陥については50mpmに設定する。ま
た、表面欠陥計信頼度が80%で目視で見えない欠陥に
ついては、自動減速目標速度を0mpmに設定する。
【0038】
【表1】
【0039】出側速度制御装置24は、表面欠陥計6か
らの減速指令の入力後自動減速開始迄、出側ループカー
5の位置を監視し、ループカー5内の鋼板の貯蔵量があ
る一定値以上に増加していると、中央セクション4に影
響を与えると判断し、自動減速を行わない。この場合
は、該欠陥の目視検査を出側で行うことができないた
め、一旦テンションリール12に巻き取った後、次工程
のリコイルラインで表面検査を行う。また自動減速不可
の旨警報装置25に警報出力し、検査員に注意を促す。
【0040】表面欠陥計6は、欠陥検出後、欠陥情報、
欠陥画像をトラッキングし、該欠陥が検査台10に到達
する前に、検査台10に設けられたCRT26に欠陥情
報表示27と欠陥画像表示28を行う。また、該欠陥部
が検査台10に到達する5秒前に警報装置25に警報出
力し、検査員に該欠陥の到達を知らせる。検査員が欠陥
位置が容易に判るように、欠陥情報については、欠陥長
手位置、欠陥幅位置、欠陥種、欠陥等級を表示する。検
査員は、検査台10で所定の目標減速速度で走行する鋼
板の目視検査を行い、目視検査終了後、出側を加速す
る。
【0041】なお、自動減速完了後一定時間経過しても
出側が加速しない場合又は出側ループカー5の貯蔵量が
一定値以上に増加した場合、その旨の警報を出力する。
【0042】図5はCRT26に表示する欠陥情報の表
示画面の一例である。検査員の目視判定を正として、C
RT26から直接入力して欠陥情報を修正可能になって
いる。また、表面欠陥計6の見逃し欠陥についても入力
可能になっている。
【0043】表面欠陥計6で検出、判定した欠陥につい
て目視検査を行い、これらの結果を上位計算機23に送
り、上位計算機23は製品コイル毎の品質管理を行う。
【0044】図6は、自動減速を行った場合の出側ライ
ン速度の変化を示す図で、は表面欠陥計の判定が10
0%信頼できる欠陥の場合で出側ライン速度を減速しな
い場合、、は目視検査で見やすい欠陥の場合で、見
易さの難易に応じて目標減速速度を変えた場合(例え
ば、図4の○、△に対応)、は目視検査で見にくい欠
陥の場合で出側を停止して検査する場合である。
【0045】前記装置では、欠陥トラッキングの精度ア
ップのために欠陥マーキング装置7と欠陥マーキング検
出装置8を設置しているが、これらの設備は無くても良
い。また欠陥マーキング部除去のためにトリマー9を設
置しているが、欠陥マーキング部は最終工程のリコイル
ラインで除去しても良い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表面欠陥計で検出した欠陥の検査台到達に合わせて目視
検査に適した速度に自動減速されるので、検査員の欠陥
位置の探索が不要になり、欠陥判定作業負荷の軽減と再
検査時間の短縮が可能になり、再検査能率を大幅に向上
できる。連続ライン内で必要な表面欠陥検査を表面欠陥
計と目視検査を併用して効果的に行うことができるの
で、品質保証の面から信頼度の極めて高い表面検査が可
能になる。そのため、従来、表面欠陥計で検出した欠陥
の判定を冷延鋼板の最終工程であるリコイルラインやス
リッターラインで行っていたが、このような作業が不要
になり、工程省略が可能となる。また、検査省略による
作業時間の大幅削減と検査員の作業負荷の削減が可能に
なる。
【0047】また、発生した欠陥の早期発見が可能とな
り、必要な欠陥対策を早期に取ることができるので、大
量欠陥の発生防止効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に使用した連続ライ
ンの構成を示す図。
【図2】表面欠陥計のシステム構成を示す図。
【図3】欠陥種、欠陥等級別の表面欠陥計の信頼度の一
例を示す図。
【図4】欠陥種、欠陥等級別の目視検査での欠陥検出難
易性の一例を示す図。
【図5】CRTの欠陥情報の表示画面の一例を示す図。
【図6】自動減速を行った場合の出側ライン速度の変化
を示す図。
【符号の説明】
1 ぺーオフリール 2 溶接機 3 入側ループカー 4 中央セクション 5 出側ループカー 6 表面欠陥計 7 欠陥マーキング装置 8 欠陥マーキング検出装置 9 トリマー 10 検査台 11 切断機 12 テンションリール 11 警報装置 13 鋼板搬送ロール 14 PLG 15 トラッキング装置 16 鋼板 21 検出器 22 信号処理部 23 上位計算機 24 出側速度制御装置 25 警報装置 26 CRT 27 欠陥情報表示 28 欠陥画像表示
フロントページの続き (72)発明者 福田 茂美 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 長棟 章生 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 河村 努 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状体の連続ラインの出側の表面欠陥計
    で検出した欠陥情報を前記表面欠陥計の下流で目視再検
    査するにあたって、表面欠陥計で検出した欠陥情報をト
    ラッキングし、欠陥位置が下流の所定位置に到達時に出
    側ライン速度を所要の目視検査速度まで自動減速するこ
    とを特徴とする連続ラインにおける欠陥対応の自動減速
    方法。
  2. 【請求項2】 帯状体の連続ラインの出側にさらに欠陥
    マーキング装置とその下流に欠陥マーキング検出装置を
    配設し、表面欠陥計で欠陥を検出すると同時に欠陥マー
    キング装置で帯状体エッジ部に欠陥マーキングを行い、
    欠陥マーキング検出装置で前記欠陥マーキングを検出し
    て欠陥位置のトラッキングを修正することを特徴とする
    請求項1に記載の連続ラインにおける欠陥対応の自動減
    速方法。
  3. 【請求項3】 表面欠陥計で検出した欠陥情報を下流の
    目視検査部に表示することを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の連続ラインにおける欠陥対応の自動減速
    方法。
  4. 【請求項4】 欠陥種・欠陥等級に応じて自動減速の要
    否を設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれかの項に記載の連続ラインにおける欠陥対応の自
    動減速方法。
  5. 【請求項5】 欠陥種・欠陥等級に応じて自動減速目標
    速度を変更することを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれかの項に記載の連続ラインにおける欠陥対応の
    自動減速方法。
  6. 【請求項6】 自動減速にあたって、ラインの状況に応
    じて自動減速可否を判断することを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれかの項に記載の連続ラインにおけ
    る欠陥対応の自動減速方法。
  7. 【請求項7】 連続ラインの出側に帯状体の表面欠陥を
    検出する表面欠陥計、前記表面欠陥計で検出した欠陥情
    報のライン内位置をトラッキングするトラッキング装置
    及び欠陥位置が下流の所定位置に到達時に出側ライン速
    度を表面欠陥計で検出した欠陥情報に基き設定される所
    要の目視検査速度まで減速する出側速度制御装置を備え
    ることを特徴とする連続ラインにおける欠陥対応の自動
    減速装置。
  8. 【請求項8】 表面欠陥計の下流に表面欠陥計が欠陥検
    出した際に帯状体エッジ部に欠陥マーキングを行う欠陥
    マーキング装置及び前記欠陥マーキングを検出して欠陥
    位置のトラッキングを修正する欠陥マーキング検出装置
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の連続ライン
    における欠陥対応の自動減速装置。
  9. 【請求項9】 目視検査部に表面欠陥計で検出した欠陥
    情報の表示手段を備えることを特徴とする請求項7又は
    請求項8に記載の連続ラインにおける欠陥対応の自動減
    速装置。
  10. 【請求項10】 欠陥種・欠陥等級に応じて自動減速の
    要否を設定する手段を備えることを特徴とする請求項7
    乃至請求項9のいずれかの項に記載の連続ラインにおけ
    る欠陥対応の自動減速装置。
  11. 【請求項11】 欠陥種・欠陥等級に応じて自動減速目
    標速度を変更する手段を備えることを特徴とする請求項
    7乃至請求項10のいずれかの項に記載の連続ラインに
    おける欠陥対応の自動減速装置。
  12. 【請求項12】 自動減速にあたって、ラインの状況に
    応じて自動減速可否を判断する手段を備えることを特徴
    とする請求項7乃至請求項11のいずれかの項に記載の
    連続ラインにおける欠陥対応の自動減速装置。
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