JPH11319409A - 微小重力状態における気液分離装置 - Google Patents

微小重力状態における気液分離装置

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JPH11319409A
JPH11319409A JP13235998A JP13235998A JPH11319409A JP H11319409 A JPH11319409 A JP H11319409A JP 13235998 A JP13235998 A JP 13235998A JP 13235998 A JP13235998 A JP 13235998A JP H11319409 A JPH11319409 A JP H11319409A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部動力源を使用せずに、気体と液体との混
合体の遠心力を利用して微小重力状態において気体と液
体とを分離することができる気液分離装置を提供するこ
と。 【解決手段】 気体と液体とに分離するための分離空間
10を規定する略円筒状の分離ハウジング2と、気体と
液体との混合体を分離ハウジング2に送給するための混
合体送給手段4と、混合体から分離された液体を表面張
力によって保持するスチールウール22と、分離空間1
0の上部に連通された気体排出手段5と、分離空間10
の下部に設けられたスチールウール22に連通された液
体排出手段6とを備えた微小重力状態における気液分離
装置。混合体送給手段4は分離ハウジング2の周側壁8
に沿って下方に流れるように混合体を分離空間10に送
給し、送給された混合体は流れる間に遠心力によって気
体と液体とに分離される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小重力状態にお
いて気体と液体とを分離する気液分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、宇宙環境などの重力がほとん
ど作用しない微小重力状態において、気体と液体との混
合体から気体と液体とを分離するための気液分離装置が
実用に供されている。公知の気液分離装置は気体と液体
との混合体を収容するための円筒状の分離ハウジングを
備え、分離ハウジングの内部は分離空間を形成してい
る。分離ハウジングは回転自在に支持され、この分離ハ
ウジングにモータなどの外部動力源が駆動連結されてお
り、外部動力源は円筒状の分離ハウジングを所定方向に
回転する。このような気液分離装置では、気体と液体と
の混合体が分離ハウジング内部の分離空間に供給され、
外部動力源によって分離ハウジングが所定方向に回転さ
れる。このように分離ハウジングを回転させると、分離
空間内の混合体に遠心力が作用し、密度の異なる気体と
液体とが遠心力によって分離される。すなわち、混合体
中の気体は、分離ハウジングの回転軸付近に集まって気
相を形成し、混合体中の液体は、分離ハウジングの周側
壁に集まり、周側壁に沿って下方に流れて分離ハウジン
グの底部に液相を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の気液分離装置で
は、上述したように、分離ハウジングを回転駆動するた
めの外部動力源を必要とし、それ故に、装置全体が大形
化しまた製造コストも高くなるという問題がある。ま
た、外部動力源を作動させるためには電力などを消費
し、たとえば宇宙環境下の微小重力状態では消費できる
電力量も制限を受けるため、外部動力源の使用は望まし
くない。
【0004】本発明の目的は、外部動力源を用いること
なく、微小重力状態において混合体を気体と液体とに分
離することができる気液分離装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、気体と液体と
に分離するための分離空間を規定する略円筒状または略
円錐状の分離ハウジングと、気体と液体との混合体を前
記分離ハウジングに送給するための混合体送給手段と、
前記分離空間の下部に設けられ、混合体から分離された
液体を保持する液体保持手段と、前記分離空間の上部に
形成される気相に連通された気体排出手段と、前記液体
保持手段に保持された液相に連通された液体排出手段と
を具備し、前記混合体送給手段は、前記分離ハウジング
の周側壁に沿って下方に流れるように混合体を前記分離
空間に送給し、前記分離空間に送給された混合体は、前
記分離ハウジングの前記周側壁に沿って下方に流れる間
に遠心力によって気体と液体とに分離され、前記液体保
持手段は、混合体から分離された液体を表面張力によっ
て保持することを特徴とする微小重力状態における気液
分離装置である。
【0006】本発明に従えば、気体と液体との混合体
は、分離ハウジングの周側壁に沿って下方に流れるよう
に分離ハウジングの分離空間に送給される。それ故にか
く送給された混合体は、分離ハウジングの周側壁に沿っ
て流れる間に、遠心力によって気体と液体とに分離さ
れ、分離された液体は液体保持手段に表面張力でもって
保持される。したがって、遠心力および表面張力を利用
して混合体を気相と液相とに確実に分離することがで
き、装置全体の小形化、省電力化を達成することができ
る。
【0007】また、液体保持手段は、混合体から分離さ
れた液体を表面張力によって保持するので、分離された
液体は確実に収集される。
【0008】また本発明は、前記混合体送給手段は、混
合体を前記分離空間に導入するための導入管を含み、前
記導入管の導入部は、前記液体保持手段に向けて下方に
傾斜しているとともに、前記分離ハウジングの前記周側
壁に沿って湾曲して、または前記周側壁の接線方向に直
線状に延びていることを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、導入管の導入部は、液体
保持手段に向けて下方に傾斜しているとともに、分離ハ
ウジングの周側壁に沿って湾曲して、または周側壁の接
線方向に直線状に延びている。したがって、導入管の導
入部から分離空間に送給された気体と液体との混合体
は、分離ハウジングの周側壁に沿って下方に流れ、混合
体が、螺旋状に分離ハウジングの周側壁に沿って下方に
流れる間に、遠心力によって気体と液体とに所要のとお
りに分離される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、さら
に詳しく説明する。図1は本発明に従う微小重力状態に
おける気液分離装置の第1の実施形態を簡略的に示す斜
視図であり、図2は図1の気液分離装置の断面を簡略的
に示す断面図である。
【0011】図1および図2を参照して、図示の気液分
離装置は、気体と液体との混合体を、気体と液体とに分
離するための略円筒状の分離ハウジング2と、混合体を
分離ハウジング2内に送給するための混合体送給手段4
と、分離された気体を排出するための気体排出手段5
と、分離された液体を排出するための液体排出手段6と
を備えている。分離ハウジング2は中空円筒状であり、
円筒状の周側壁8と、周側壁8の下端部に設けられた円
筒状の底壁9と、その上端部に設けられた円形状の天壁
11から構成され、これら壁8,9,11によって分離
空間10を形成している。この形態では、図1に示すよ
うに、分離ハウジング2は、プラスチックなどの透明材
料から形成されている。
【0012】混合体を分離ハウジング2に送給するため
の混合体送給手段4は、混合体が収容されたタンクの如
き混合体供給源12、供給ポンプ14および導入管16
から構成されている。供給ポンプ14は混合体供給源1
2内の混合体を導入管16に導き、かく送給された混合
体は、この導入管16を通して分離ハウジング2内に供
給される。
【0013】導入管16の導入部18は、分離ハウジン
グ2の天壁11を貫通し、その周側壁8の内周面に沿っ
て上方から下方に延びている。導入管16の導入部18
(先端部)は、所定の角度で下方に傾斜しているととも
に、周側壁8の内周面に沿って円弧状に湾曲して延びて
いる。このように構成することによって、導入管16か
ら分離ハウジング2内に送給される混合体は、矢印20
によって示すように、螺旋状に周側壁8の内周面に沿っ
て下方に流れ、このように流れる間に遠心力によって気
体と液体とに分離される。なお、導入部18が下方に傾
斜する角度は、水平方向(図2において左右方向)に対
して10°〜30°程度に設定され、このように設定す
ることによって混合体を緩やかに下方に向けて流すこと
ができる。また、導入部18の長さは周側壁8の内周面
に沿って約3/4周以上設けることによって周側壁8に
沿った流れを育成することができる。
【0014】分離ハウジング2の分離空間10の下部に
は、混合体から分離された液体を保持する液体保持手段
が設けられている。液体保持手段は表面張力によって液
体を保持し、このような液体保持手段として、たとえば
スチールウール、スポンジ、ウイック材などの多孔質体
から構成することができ、本実施形態においては液体保
持手段は密に充填されたスチールウール22から構成さ
れている。スチールウール22の上面には、これを押圧
して密にするための金網などの押え部材24が設けら
れ、分離ハウジング2の底壁9との間にスチールウール
22が密に保持される。これによって、スチールウール
22が固定され、混合体を遠心力によって気体と液体と
に分離する分離空間10が充分に確保される。また、押
え部材24の中心には、液体保持手段に保持された液体
を検知するための液検出センサ30が設けられており、
この液検出センサ30によってスチールウール22の液
体の保持状況を把握することができる。
【0015】スチールウール22に保持された液体は、
液体排出手段6によって排出される。液体排出手段6は
排出ポンプ32および液体排出管34から構成され、液
体排出管34は分離ハウジング2の底壁9に接続され、
底壁9の中央部に開口している。したがって、排出ポン
プ32が作動すると、スチールウール22に保持された
液体が液体排出管34を通って分離ハウジング2の外へ
排出される。なお、液体排出管34を取付ける位置は、
分離ハウジング2の底壁9の他の部位、または周底壁8
の下端部であってもよい。
【0016】また、分離ハウジング2の分離空間10に
おいて混合体から分離された気体は、気体排出手段5に
よって排出される。気体排出手段5は気体排出管36か
ら構成され、気体排出管36の一端部は、分離ハウジン
グ2の天壁11を通して上方から下方に延び、分離空間
10の上部に連通されている。このような分離ハウジン
グ2では、分離された気体が分離空間10の上部中央部
に集まって気相を形成するので、気体排出管36の先端
は、分離空間10の上部中央部に配置するのが望まし
い。送給ポンプ14の作用によって混合体が分離ハウジ
ング2内に送給されると、その内部圧力が上昇し、これ
によって、分離された気体は気体排出管36から分離ハ
ウジング2の外へ排出される。
【0017】次に、上述した第1の実施形態の気液分離
装置の作用について説明する。この気液分離装置は、微
小重力状態において気体と液体とに分離するときに用い
られる。分離しようとする気体と液体との混合体は、混
合体送給手段4の供給ポンプ14の作用によって導入管
16を通して分離ハウジング2内に供給される。導入管
16を通して流れる混合体は、導入管16の導入部18
から分離ハウジング2の分離空間10に送給される。導
入管16の導入部18は下方に傾斜しているとともに、
周側壁8の内周面に沿って円弧状に湾曲して延びている
ので、送給された混合体は矢印20で示すように螺旋状
に周側壁8の内周面に沿って下方に流れる。このとき、
気体と液体には遠心力が作用し、それらの密度の相違に
よって液体は周側壁8の内周面に向けて流れるようにな
り、一方気体は分離空間10の中心付近に集まるように
流れる。したがって、分離空間10に送給された混合体
は、作用する遠心力によって気体と液体とに分離され
る。
【0018】分離空間10において分離された液体は、
周側壁8の内周表面に付着してこれに沿ってさらに下方
に流れ、押え部材24を通過してスチールウール22に
達する。図2を参照して、液体は周側壁8に沿ってスチ
ールウール22の上面から侵透し、表面張力によってス
チールウール22に保持され、液相26を形成する。液
体がスチールウール22に侵透すると、液相26の上面
は二点鎖線28で示すように、その周縁部が中央部に比
して高くなり、そして分離保持された液体が多くなる
と、押え部材24の中心部まで液体が達し、液検出セン
サ30はこれを検出する。したがって、液検出センサ3
0はスチールウール22の実質上全域が液相26によっ
て満たされたときこれを検出する。
【0019】この実施形態では、たとえば、液検出セン
サ30が液体を検出すると、排出ポンプ32が所定時間
作動される。排出ポンプ32が作用するとスチールウー
ル22に保持された液体が液体排出管34を通って外部
に排出される。このとき、スチールウール22には、表
面張力によって液体が保持され、この液相26によって
気相を実質上シールするようになるので、分離空間10
内の気体が液体排出管34を通して排出されることが確
実に阻止される。
【0020】また、分離ハウジング2の分離空間10に
おいて分離された気体は、分離空間10の中心付近(分
離ハウジング2の中心軸付近)に集まって気相を形成
し、気相の気体は気体排出管36を通して分離ハウジン
グ2の外へ排出される。
【0021】このように、微小重力状態において分離ハ
ウジング2を回転させずに比較的簡単な構成で気体と液
体とを分離することができる。したがって、装置全体を
小形化することができ、また装置の省電力化を図ること
ができる。
【0022】なお、本実施形態においては、混合体送給
手段4が供給ポンプ14を備え、この供給ポンプ14に
よって混合体が分離空間10に送給され、分離された気
体が上昇する圧力によって分離ハウジング2の外へ排出
されるが、これに代えて、気体排出手段5に気体排出ポ
ンプを設け、この気体排出ポンプによって分離された気
体を吸引排出し、分離ハウジング2内の減圧によって分
離しようとする混合体を分離空間10に導入するように
することもできる。
【0023】図3は、本発明に従う気液分離装置の第2
の実施形態を簡略的に示す斜視図である。第2の実施形
態の基本的構成は上述した第1の実施形態のものと実質
上同一であり、第1の実施形態と同一の部材には同一の
番号を付して示す。
【0024】図3を参照して、図示の気液分離装置は、
気体と液体との混合体を分離するための略円錐状の分離
ハウジング102と、混合体を分離ハウジング2に送給
するための混合体送給手段104と、分離された気体を
排出する気体排出手段105と、分離された液体を排出
する液体排出手段106とを備えている。分離ハウジン
グ102は周側壁108と周側壁108の下端部に設け
られた円形状の底壁109と、その上端部に設けられ、
底壁109より大きい径の円形状の天壁111から構成
されている。したがって、分離ハウジング102は、下
方になるほど内径が小さくなるように形成されている。
分離ハウジング102は、混合体を気体と液体に分離す
るための分離空間110を規定する。
【0025】混合体送給手段104は、第1の実施形態
と同様に、混合体供給源112、供給ポンプ114およ
び導入管116から構成され、混合体供給源112から
の混合体が導入管116を通して分離ハウジング102
内に供給される。導入管116の一端部、すなわち導入
部117は分離ハウジング102の周側壁108に接続
されている。この導入部117は、所定の角度、たとえ
ば10°〜30°程度の角度で下方に直線状に傾斜して
いるとともに、周側壁108の接線方向に直線的に延び
ている。このように接続することによって、導入管11
6から送給される混合体は分離ハウジング102の分離
空間110にその接線方向に下方に送給され、かく送給
された混合体は、矢印120によって示すように螺旋状
に周側壁108の内周面に沿って下方に流れ、このよう
に流れる間に、混合体は、第1の実施形態と同様に、遠
心力によって気体と液体とに分離される。なお、第2の
実施形態のその他の構成は、第1の実施形態と実質上同
一である。
【0026】この第2の実施形態では、分離ハウジング
102の下部はその上部に比して内径が小さくなってい
るので、分離ハウジング102内に流入した混合体は、
分離ハウジング102の周側壁108に沿って下方に流
れる間にその流速が速くなり、したがって内径と流速が
変わることによって混合体により大きい遠心力が作用す
るようになり、かくして混合体を気体と液体とにより効
率よく分離することができる。
【0027】以上、本発明に従う気液分離装置の実施形
態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく
種々の変形、修正が可能である。
【0028】上述した気液分離装置は、たとえば、液体
としての水と気体としての空気とを分離するものとして
用いることができるが、これ以外にも、たとえば燃料電
池における液体としての水と気体としての水素とを分離
する分離装置にも適用することができる。
【0029】また、たとえば、図示の実施形態では気液
分離装置として説明したが、分離ハウジングの下部に冷
却装置を装備することによって、気体と液体との混合体
から液体を取出すことを目的とする凝縮装置として機能
させることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1の微小重力状態におけ
る気液分離装置によれば、気体と液体との混合体は、分
離ハウジングの周側壁に沿って下方に流れるように分離
ハウジングの分離空間に送給される。それ故にかく送給
された混合体は、分離ハウジングの周側壁に沿って流れ
る間に、遠心力によって気体と液体とに分離され、分離
された液体は液体保持手段に表面張力でもって保持され
る。したがって、遠心力および表面張力を利用して混合
体を気相と液相とに確実に分離することができ、装置全
体の小形化、省電力化を達成することができる。
【0031】また、液体保持手段は、混合体から分離さ
れた液体を表面張力によって保持するので、分離された
液体は確実に収集される。
【0032】また本発明の請求項2の微小重力状態にお
ける気液分離装置によれば、導入管の導入部は、液体保
持手段に向けて下方に傾斜しているとともに、分離ハウ
ジングの周側壁に沿って湾曲して、または周側壁の接線
方向に直線状に延びている。したがって、導入管の導入
部から分離空間に送給された気体と液体との混合体は、
分離ハウジングの周側壁に沿って下方に流れ、混合体
が、螺旋状に分離ハウジングの周側壁に沿って下方に流
れる間に、遠心力によって気体と液体とに所要のとおり
に分離される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う気液分離装置の第1の実施形態を
簡略的に示す斜視図である。
【図2】図1の気液分離装置の断面を簡略的に示す断面
図である。
【図3】本発明に従う気液分離装置の第2の実施形態を
簡略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
2,102 分離ハウジング 4,104 混合体送給手段 5,105 気体排出手段 6,106 液体排出手段 8,108 周側壁 10,110 分離空間 16,116 導入管 18,117 導入部 22 スチールウール(液体保持手段) 24 押え部材 30 液検出センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 微小重力状態における気液分離装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微小重力状態にお
いて気体と液体とを分離する気液分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、宇宙環境などの重力がほとん
ど作用しない微小重力状態において、気体と液体との混
合体から気体と液体とを分離するための気液分離装置が
実用に供されている。公知の気液分離装置は気体と液体
との混合体を収容するための円筒状の分離ハウジングを
備え、分離ハウジングの内部は分離空間を形成してい
る。分離ハウジングは回転自在に支持され、この分離ハ
ウジングにモータなどの外部動力源が駆動連結されてお
り、外部動力源は円筒状の分離ハウジングを所定方向に
回転する。このような気液分離装置では、気体と液体と
の混合体が分離ハウジング内部の分離空間に供給され、
外部動力源によって分離ハウジングが所定方向に回転さ
れる。このように分離ハウジングを回転させると、分離
空間内の混合体に遠心力が作用し、密度の異なる気体と
液体とが遠心力によって分離される。すなわち、混合体
中の気体は、分離ハウジングの回転軸付近に集まって気
相を形成し、混合体中の液体は、分離ハウジングの周側
壁に集まり、周側壁に沿って下方に流れて分離ハウジン
グの底部に液相を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の気液分離装置で
は、上述したように、分離ハウジングを回転駆動するた
めの外部動力源を必要とし、それ故に、装置全体が大形
化しまた製造コストも高くなるという問題がある。ま
た、外部動力源を作動させるためには電力などを消費
し、たとえば宇宙環境下の微小重力状態では消費できる
電力量も制限を受けるため、外部動力源の使用は望まし
くない。
【0004】本発明の目的は、外部動力源を用いること
なく、微小重力状態において混合体を気体と液体とに分
離することができる気液分離装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)分離ハ
ウジング2であって、気体と液体とに分離するための分
離空間10を上部に規定する略円筒状または略円錐状の
周側壁8と、周側壁8の下端部に設けられる底板9と、
周側壁8の上端部に設けられる天板11とを有する分離
ハウジング2と、(b)先端部になるにつれて下方に傾
斜し、気体と液体との混合体を、分離ハウジング2の周
側壁8の内周面に沿って流れるように送給する導入部1
8,117と、(c)導入部18,117に混合体を送
給する手段12,14,112,114と、(d)分離
ハウジング2内でその分離ハウジング2の分離空間10
の下方に充填され、液体を表面張力によって保持する液
相保持手段22と、(e)分離ハウジング2の分離空間
10の上部に形成される気相に連通される気体排出管3
6と、(f)分離ハウジング2の液相保持手段22の下
部に設けられ、液相保持手段22によって保持された液
体を排出する液体排出管34とを含むことを特徴とする
微小重力状態における気液分離装置である。
【0006】本発明に従えば、気体と液体との混合体
は、分離ハウジングの周側壁に沿って下方に流れるよう
に分離ハウジングの分離空間に送給される。このように
送給された混合体は、分離ハウジングの周側壁に沿って
流れる間に、遠心力によって気体と液体とに分離され、
分離された液体は液体保持手段に表面張力によって保持
される。したがって、遠心力および表面張力を利用して
混合体を気相と液相とに確実に分離することができ、装
置全体の小形化、省電力化を達成することができる。
【0007】また、液体保持手段は、混合体から分離さ
れた液体を表面張力によって保持するので、分離された
液体は確実に収集される。
【0008】また本発明は、前記導入部18,117
は、分離ハウジング2内で液相保持手段22に向けて下
方に傾斜しているとともに、分離ハウジング2の周側壁
8に沿って湾曲して延びており、または周側壁8の接線
方向に直線状に延びていることを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、導入部18,117は、
液体保持手段に向けて下方に傾斜しているとともに、分
離ハウジングの周側壁に沿って湾曲して、または周側壁
の接線方向に直線状に延びている。したがって、導入部
18,117から分離空間に送給された気体と液体との
混合体は、分離ハウジングの周側壁に沿って下方に流
れ、混合体が、螺旋状に分離ハウジングの周側壁に沿っ
て下方に流れる間に、遠心力によって気体と液体とに所
要のとおりに分離される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、さら
に詳しく説明する。図1は本発明に従う微小重力状態に
おける気液分離装置の第1の実施形態を簡略的に示す斜
視図であり、図2は図1の気液分離装置の断面を簡略的
に示す断面図である。
【0011】図1および図2を参照して、図示の気液分
離装置は、気体と液体との混合体を、気体と液体とに分
離するための略円筒状の分離ハウジング2と、混合体を
分離ハウジング2内に送給するための混合体送給手段4
と、分離された気体を排出するための気体排出手段5
と、分離された液体を排出するための液体排出手段6と
を備えている。分離ハウジング2は中空円筒状であり、
円筒状の周側壁8と、周側壁8の下端部に設けられた円
板状の底板9と、その周側壁8の上端部に設けられた円
板状の天板11から構成され、これら壁8と板9,11
とによって分離空間10を形成している。この形態で
は、図1に示すように、分離ハウジング2は、プラスチ
ックなどの透明材料から形成されている。
【0012】混合体を分離ハウジング2に送給するため
の混合体送給手段4は、混合体が収容されたタンクの如
き混合体供給源12、供給ポンプ14および導入管16
から構成されている。供給ポンプ14は混合体供給源1
2内の混合体を導入管16に導き、このように送給され
た混合体は、この導入管16を通して分離ハウジング2
内に供給される。
【0013】導入管16の導入部18は、分離ハウジン
グ2の天板11を貫通し、その周側壁8の内周面に沿っ
て上方から下方に延びている。導入管16の導入部18
(先端部)は、所定の角度で下方に傾斜しているととも
に、周側壁8の内周面に沿って円弧状に湾曲して延びて
いる。このように構成することによって、導入管16か
ら分離ハウジング2内に送給される混合体は、矢印20
によって示すように、螺旋状に周側壁8の内周面に沿っ
て下方に流れ、このように流れる間に遠心力によって気
体と液体とに分離される。なお、導入部18が下方に傾
斜する角度は、水平方向(図2において左右方向)に対
して10°〜30°程度に設定され、このように設定す
ることによって混合体を緩やかに下方に向けて流すこと
ができる。また、導入部18の長さは周側壁8の内周面
に沿って約3/4周以上設けることによって周側壁8に
沿った流れを育成することができる。
【0014】分離ハウジング2の分離空間10の下方に
は、混合体から分離された液体を保持する液体保持手段
が設けられている。液体保持手段は表面張力によって液
体を保持し、このような液体保持手段として、たとえば
スチールウール、スポンジ、ウイック材などの多孔質体
から構成することができ、本実施形態においては液体保
持手段は密に充填されたスチールウール22から構成さ
れている。スチールウール22の上面には、これを押圧
して密にするための金網などの押え部材24が設けら
れ、分離ハウジング2の底板9との間にスチールウール
22が密に保持される。これによって、スチールウール
22が固定され、混合体を遠心力によって気体と液体と
に分離する分離空間10が充分に確保される。また、押
え部材24の中心には、液体保持手段に保持された液体
を検知するための液検出センサ30が設けられており、
この液検出センサ30によってスチールウール22の液
体の保持状況を把握することができる。
【0015】スチールウール22に保持された液体は、
液体排出手段6によって排出される。液体排出手段6は
排出ポンプ32および液体排出管34から構成され、液
体排出管34は分離ハウジング2の底板9に接続され、
底板9の中央部に開口している。したがって、排出ポン
プ32が作動すると、スチールウール22に保持された
液体が液体排出管34を通って分離ハウジング2の外へ
排出される。なお、液体排出管34を取付ける位置は、
分離ハウジング2の底板9の他の部位、または周側壁8
の下端部であってもよい。
【0016】また、分離ハウジング2の分離空間10に
おいて混合体から分離された気体は、気体排出手段5に
よって排出される。気体排出手段5は気体排出管36か
ら構成され、気体排出管36の一端部は、分離ハウジン
グ2の天板11を通して上方から下方に延び、分離空間
10の上部に連通されている。このような分離ハウジン
グ2では、分離された気体が分離空間10の上部中央部
に集まって気相を形成するので、気体排出管36の先端
は、分離空間10の上部中央部に配置するのが望まし
い。送給ポンプ14の作用によって混合体が分離ハウジ
ング2内に送給されると、その内部圧力が上昇し、これ
によって、分離された気体は気体排出管36から分離ハ
ウジング2の外へ排出される。
【0017】次に、上述した第1の実施形態の気液分離
装置の作用について説明する。この気液分離装置は、微
小重力状態において気体と液体とに分離するときに用い
られる。分離しようとする気体と液体との混合体は、混
合体送給手段4の供給ポンプ14の作用によって導入管
16を通して分離ハウジング2内に供給される。導入管
16を通して流れる混合体は、導入管16の導入部18
から分離ハウジング2の分離空間10に送給される。導
入管16の導入部18は下方に傾斜しているとともに、
周側壁8の内周面に沿って円弧状に湾曲して延びている
ので、送給された混合体は矢印20で示すように螺旋状
に周側壁8の内周面に沿って下方に流れる。このとき、
気体と液体には遠心力が作用し、それらの密度の相違に
よって液体は周側壁8の内周面に向けて流れるようにな
り、一方気体は分離空間10の中心付近に集まるように
流れる。したがって、分離空間10に送給された混合体
は、作用する遠心力によって気体と液体とに分離され
る。
【0018】分離空間10において分離された液体は、
周側壁8の内周表面に付着してこれに沿ってさらに下方
に流れ、押え部材24を通過してスチールウール22に
達する。図2を参照して、液体は周側壁8に沿ってスチ
ールウール22の上面から侵透し、表面張力によってス
チールウール22に保持され、液相26を形成する。液
体がスチールウール22に侵透すると、液相26の上面
は二点鎖線28で示すように、その周縁部が中央部に比
して高くなり、そして分離保持された液体が多くなる
と、押え部材24の中心部まで液体が達し、液検出セン
サ30はこれを検出する。したがって、液検出センサ3
0はスチールウール22の実質上全域が液相26によっ
て満たされたときこれを検出する。
【0019】この実施形態では、たとえば、液検出セン
サ30が液体を検出すると、排出ポンプ32が所定時間
作動される。排出ポンプ32が作用するとスチールウー
ル22に保持された液体が液体排出管34を通って外部
に排出される。このとき、スチールウール22には、表
面張力によって液体が保持され、この液相26によって
気相を実質上シールするようになるので、分離空間10
内の気体が液体排出管34を通して排出されることが確
実に阻止される。
【0020】また、分離ハウジング2の分離空間10に
おいて分離された気体は、分離空間10の中心付近(分
離ハウジング2の中心軸付近)に集まって気相を形成
し、気相の気体は気体排出管36を通して分離ハウジン
グ2の外へ排出される。
【0021】このように、微小重力状態において分離ハ
ウジング2を回転させずに比較的簡単な構成で気体と液
体とを分離することができる。したがって、装置全体を
小形化することができ、また装置の省電力化を図ること
ができる。
【0022】なお、本実施形態においては、混合体送給
手段4が供給ポンプ14を備え、この供給ポンプ14に
よって混合体が分離空間10に送給され、分離された気
体が上昇する圧力によって分離ハウジング2の外へ排出
されるが、これに代えて、気体排出手段5に気体排出ポ
ンプを設け、この気体排出ポンプによって分離された気
体を吸引排出し、分離ハウジング2内の減圧によって分
離しようとする混合体を分離空間10に導入するように
することもできる。
【0023】図3は、本発明に従う気液分離装置の第2
の実施形態を簡略的に示す斜視図である。第2の実施形
態の基本的構成は上述した第1の実施形態のものと実質
上同一であり、第1の実施形態と同一の部材には同一の
番号を付して示す。
【0024】図3を参照して、図示の気液分離装置は、
気体と液体との混合体を分離するための略円錐状の分離
ハウジング102と、混合体を分離ハウジング102に
送給するための混合体送給手段104と、分離された気
体を排出する気体排出手段105と、分離された液体を
排出する液体排出手段106とを備えている。分離ハウ
ジング102は周側壁108と周側壁108の下端部に
設けられた円板状の底板109と、その上端部に設けら
れ、底板109より大きい径の円板状の天板111から
構成されている。したがって、分離ハウジング102
は、下方になるほど内径が小さくなるように形成されて
いる。分離ハウジング102は、混合体を気体と液体に
分離するための分離空間110を規定する。
【0025】混合体送給手段104は、第1の実施形態
と同様に、混合体供給源112、供給ポンプ114およ
び導入管116から構成され、混合体供給源112から
の混合体が導入管116を通して分離ハウジング102
内に供給される。導入管116の一端部、すなわち導入
部117は分離ハウジング102の周側壁108に接続
されている。この導入部117は、所定の角度、たとえ
ば10°〜30°程度の角度で下方に直線状に傾斜して
いるとともに、周側壁108の接線方向に直線的に延び
ている。このように接続することによって、導入管11
6から送給される混合体は分離ハウジング102の分離
空間110にその接線方向に下方に送給され、このよう
に送給された混合体は、矢印120によって示すように
螺旋状に周側壁108の内周面に沿って下方に流れ、こ
のように流れる間に、混合体は、第1の実施形態と同様
に、遠心力によって気体と液体とに分離される。なお、
第2の実施形態のその他の構成は、第1の実施形態と実
質上同一である。
【0026】この第2の実施形態では、分離ハウジング
102の下部はその上部に比して内径が小さくなってい
るので、分離ハウジング102内に流入した混合体は、
分離ハウジング102の周側壁108に沿って下方に流
れる間にその流速が速くなり、したがって内径と流速が
変わることによって混合体により大きい遠心力が作用す
るようになり、このようにして混合体を気体と液体とに
より効率よく分離することができる。
【0027】上述した気液分離装置は、たとえば、液体
としての水と気体としての空気とを分離するものとして
用いることができるが、これ以外にも、たとえば燃料電
池における液体としての水と気体としての水素とを分離
する分離装置にも適用することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1の微小重力状態におけ
る気液分離装置によれば、気体と液体との混合体は、分
離ハウジングの周側壁に沿って下方に流れるように分離
ハウジングの分離空間に送給される。このように送給さ
れた混合体は、分離ハウジングの周側壁に沿って流れる
間に、遠心力によって気体と液体とに分離され、分離さ
れた液体は液体保持手段に表面張力によって保持され
る。したがって、遠心力および表面張力を利用して混合
体を気相と液相とに確実に分離することができ、装置全
体の小形化、省電力化を達成することができる。
【0029】また、液体保持手段は、混合体から分離さ
れた液体を表面張力によって保持するので、分離された
液体は確実に収集される。
【0030】また本発明の請求項2の微小重力状態にお
ける気液分離装置によれば、導入管の導入部は、液体保
持手段に向けて下方に傾斜しているとともに、分離ハウ
ジングの周側壁に沿って湾曲して、または周側壁の接線
方向に直線状に延びている。したがって、導入管の導入
部から分離空間に送給された気体と液体との混合体は、
分離ハウジングの周側壁に沿って下方に流れ、混合体
が、螺旋状に分離ハウジングの周側壁に沿って下方に流
れる間に、遠心力によって気体と液体とに所要のとおり
に分離される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う気液分離装置の第1の実施形態を
簡略的に示す斜視図である。
【図2】図1の気液分離装置の断面を簡略的に示す断面
図である。
【図3】本発明に従う気液分離装置の第2の実施形態を
簡略的に示す斜視図である。
【符号の説明】 2,102 分離ハウジング 4,104 混合体送給手段 5,105 気体排出手段 6,106 液体排出手段 8,108 周側壁 10,110 分離空間 16,116 導入管 18,117 導入部 22 スチールウール(液体保持手段) 24 押え部材 30 液検出センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体と液体とに分離するための分離空間
    を規定する略円筒状または略円錐状の分離ハウジング
    と、 気体と液体との混合体を前記分離ハウジングに送給する
    ための混合体送給手段と、 前記分離空間の下部に設けられ、混合体から分離された
    液体を保持する液体保持手段と、 前記分離空間の上部に形成される気相に連通された気体
    排出手段と、 前記液体保持手段に保持された液相に連通された液体排
    出手段とを具備し、 前記混合体送給手段は、前記分離ハウジングの周側壁に
    沿って下方に流れるように混合体を前記分離空間に送給
    し、 前記分離空間に送給された混合体は、前記分離ハウジン
    グの前記周側壁に沿って下方に流れる間に遠心力によっ
    て気体と液体とに分離され、 前記液体保持手段は、混合体から分離された液体を表面
    張力によって保持することを特徴とする微小重力状態に
    おける気液分離装置。
  2. 【請求項2】 前記混合体送給手段は、混合体を前記分
    離空間に導入するための導入管を含み、前記導入管の導
    入部は、前記液体保持手段に向けて下方に傾斜している
    とともに、前記分離ハウジングの前記周側壁に沿って湾
    曲して、または前記周側壁の接線方向に直線状に延びて
    いることを特徴とする請求項1記載の微小重力状態にお
    ける気液分離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101321911B1 (ko) * 2007-09-10 2013-10-25 삼성전자주식회사 3차원 기포 포획 장치
JP2014227142A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 アストリウム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 軌道内で液体を分離するためのタンク

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JP2014227142A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 アストリウム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 軌道内で液体を分離するためのタンク

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