JPH11318559A - 化粧紙 - Google Patents
化粧紙Info
- Publication number
- JPH11318559A JPH11318559A JP13357498A JP13357498A JPH11318559A JP H11318559 A JPH11318559 A JP H11318559A JP 13357498 A JP13357498 A JP 13357498A JP 13357498 A JP13357498 A JP 13357498A JP H11318559 A JPH11318559 A JP H11318559A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin
- decorative paper
- paper
- skin
- bodies
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Sanitary Thin Papers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】取り扱いを容易にした化粧紙を提供する。
【解決手段】2枚の薄葉体1及び2を向い合わせにし
て、それぞれの外縁に沿う部分を一部に非連結部Aを残
した状態で連結することにより、化粧紙3を構成する。
非連結部Aの所で2枚の薄葉体1,2を離反させるよう
に開いて、2枚の薄葉体1,2の間に形成された隙間に
複数本の指5a〜5cを挿入することにより、化粧紙3
を複数の指の先に嵌めた状態で安定に保持することがで
きるようにする。
て、それぞれの外縁に沿う部分を一部に非連結部Aを残
した状態で連結することにより、化粧紙3を構成する。
非連結部Aの所で2枚の薄葉体1,2を離反させるよう
に開いて、2枚の薄葉体1,2の間に形成された隙間に
複数本の指5a〜5cを挿入することにより、化粧紙3
を複数の指の先に嵌めた状態で安定に保持することがで
きるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔などの化粧を行
ったり、化粧を直したりする際に、脂や汗などの皮膚の
付着物を取るために用いる化粧紙に関するものである。
ったり、化粧を直したりする際に、脂や汗などの皮膚の
付着物を取るために用いる化粧紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】顔などの化粧を行ったり、化粧を直した
りする際には、脂や汗などの皮膚の付着物を取り除くた
めに、脂取り紙などの薄紙からなる化粧紙が用いられて
いる。従来のこの種の化粧紙は、長方形または正方形状
に切断された小さな1枚の薄紙からなっていて、多数枚
重ね合わせた状態で包装されて提供される。
りする際には、脂や汗などの皮膚の付着物を取り除くた
めに、脂取り紙などの薄紙からなる化粧紙が用いられて
いる。従来のこの種の化粧紙は、長方形または正方形状
に切断された小さな1枚の薄紙からなっていて、多数枚
重ね合わせた状態で包装されて提供される。
【0003】従来の化粧紙を使用する際には、化粧紙を
1枚ずつ指でつまみとって、つまんだ化粧紙を指先で皮
膚の所定箇所に押しつけたり、該化粧紙で皮膚を拭った
りすることにより脂や汗を取り除く。
1枚ずつ指でつまみとって、つまんだ化粧紙を指先で皮
膚の所定箇所に押しつけたり、該化粧紙で皮膚を拭った
りすることにより脂や汗を取り除く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
化粧紙は、1枚の薄紙からなっていたため、使用に際し
ては、指先でつまむしかなかったが、この種の化粧紙
は、人差し指から薬指までの3本の指の先に乗る程度の
比較的小さな寸法を有している上に、ペラペラに形成さ
れているため、指でつまんだだけで安定に保持すること
は容易ではなく、その取り扱いがはなはだ面倒であっ
た。特に脂取り紙は、非常に薄く形成されていて、指先
でつまんで脂を拭い去る作業を行う際に皺が生じてくし
ゃくしゃになったり、破れたりし易いため、その取り扱
いを慎重に行う必要があって、使い難かった。
化粧紙は、1枚の薄紙からなっていたため、使用に際し
ては、指先でつまむしかなかったが、この種の化粧紙
は、人差し指から薬指までの3本の指の先に乗る程度の
比較的小さな寸法を有している上に、ペラペラに形成さ
れているため、指でつまんだだけで安定に保持すること
は容易ではなく、その取り扱いがはなはだ面倒であっ
た。特に脂取り紙は、非常に薄く形成されていて、指先
でつまんで脂を拭い去る作業を行う際に皺が生じてくし
ゃくしゃになったり、破れたりし易いため、その取り扱
いを慎重に行う必要があって、使い難かった。
【0005】また、一部を指でつまんで保持する必要が
あった従来の化粧紙では、つまんでいる指が邪魔になっ
て、一度に皮膚にあてがうことができる化粧紙の面積が
制限されるため、化粧紙の全面をまんべんなく利用して
化粧直しなどを行うためには、指を当てる部分を変えな
がら指で化粧紙を皮膚に押し付ける作業を何回も繰り返
す必要があり、化粧または化粧直しを能率よく行うこと
ができなかった。
あった従来の化粧紙では、つまんでいる指が邪魔になっ
て、一度に皮膚にあてがうことができる化粧紙の面積が
制限されるため、化粧紙の全面をまんべんなく利用して
化粧直しなどを行うためには、指を当てる部分を変えな
がら指で化粧紙を皮膚に押し付ける作業を何回も繰り返
す必要があり、化粧または化粧直しを能率よく行うこと
ができなかった。
【0006】本発明の目的は、従来のものよりも取り扱
いを容易にすることができるようにした化粧紙を提供す
ることにある。
いを容易にすることができるようにした化粧紙を提供す
ることにある。
【0007】本発明の他の目的は、化粧紙の全面を有効
に利用して皮膚を清浄にするための処理を能率よく行う
ことができるようにした化粧紙を提供することにある。
に利用して皮膚を清浄にするための処理を能率よく行う
ことができるようにした化粧紙を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる化粧紙
は、皮膚の付着物を除去するのに適したシート状材料か
らなっていて、互いに向い合わせにした状態で配置され
た2枚の薄葉体からなっている。2枚の薄葉体は、それ
ぞれの外縁に沿う部分が、一部に非連結部(連結されな
い部分)を残した状態で相互に連結されていて、非連結
部の所で2枚の薄葉体を離反させるように開くことによ
り、2枚の薄葉体間に複数の指の少なくとも先端部を挿
入するための隙間が形成されるようになっている。
は、皮膚の付着物を除去するのに適したシート状材料か
らなっていて、互いに向い合わせにした状態で配置され
た2枚の薄葉体からなっている。2枚の薄葉体は、それ
ぞれの外縁に沿う部分が、一部に非連結部(連結されな
い部分)を残した状態で相互に連結されていて、非連結
部の所で2枚の薄葉体を離反させるように開くことによ
り、2枚の薄葉体間に複数の指の少なくとも先端部を挿
入するための隙間が形成されるようになっている。
【0009】各薄葉体を構成するシート状材料として
は、脂や汗を吸収する性質を有する材質のものを用い
る。このシート状材料は、例えば和紙のような植物性の
繊維からなるもの、樹脂繊維からなるもの、または樹脂
繊維と植物繊維との混合体からなるものを用いることが
できる。2枚の薄葉体は、同じ材料からなっていてもよ
く、異なる材料からなっていてもよい。
は、脂や汗を吸収する性質を有する材質のものを用い
る。このシート状材料は、例えば和紙のような植物性の
繊維からなるもの、樹脂繊維からなるもの、または樹脂
繊維と植物繊維との混合体からなるものを用いることが
できる。2枚の薄葉体は、同じ材料からなっていてもよ
く、異なる材料からなっていてもよい。
【0010】なお本明細書において、各薄葉体の「外
縁」とは、各薄葉体の輪郭線に沿う縁部を意味する。
縁」とは、各薄葉体の輪郭線に沿う縁部を意味する。
【0011】上記のように構成すると、非連結部の所で
2枚の薄葉体を離反させるように開いて、該2枚の薄葉
体の間に形成された隙間に複数本の指を挿入することに
より、化粧紙を複数の指の先に嵌めた状態で安定に保持
することができるため、化粧紙の取り扱いを容易にする
ことができ、化粧紙を取り扱う際に皺が生じるのを防ぐ
ことができる。
2枚の薄葉体を離反させるように開いて、該2枚の薄葉
体の間に形成された隙間に複数本の指を挿入することに
より、化粧紙を複数の指の先に嵌めた状態で安定に保持
することができるため、化粧紙の取り扱いを容易にする
ことができ、化粧紙を取り扱う際に皺が生じるのを防ぐ
ことができる。
【0012】また化粧紙を指先でつまむことなく、複数
の指の先に嵌めた状態で安定に保持しながら一度に薄葉
体の広範囲の部分を皮膚に押しつけて脂や汗を除去する
ことができるため、各薄葉体の全面を有効に利用して脂
や汗を除去する作業を能率よく行うことができる。
の指の先に嵌めた状態で安定に保持しながら一度に薄葉
体の広範囲の部分を皮膚に押しつけて脂や汗を除去する
ことができるため、各薄葉体の全面を有効に利用して脂
や汗を除去する作業を能率よく行うことができる。
【0013】なお本発明においては、1つの化粧紙を構
成するために2枚の薄葉体を用いることになるが、2枚
の薄葉体のいずれをも有効に利用できるため、材料が無
駄になることはない。
成するために2枚の薄葉体を用いることになるが、2枚
の薄葉体のいずれをも有効に利用できるため、材料が無
駄になることはない。
【0014】上記2枚の薄葉体は、袋を構成するよう
に、それぞれの端縁部を、一部に非連結部を残した状態
で相互に連結するのが好ましい。
に、それぞれの端縁部を、一部に非連結部を残した状態
で相互に連結するのが好ましい。
【0015】このように、2枚の薄葉体により袋を構成
するようにすると、化粧紙を複数の指先に嵌めた際に、
指が突き抜けることがないため、取り扱いを容易にする
ことができる。
するようにすると、化粧紙を複数の指先に嵌めた際に、
指が突き抜けることがないため、取り扱いを容易にする
ことができる。
【0016】本発明においては、上記2枚の薄葉体のう
ちの一方の外縁部の非連結部に沿う部分の一部を切除す
ることにより、切込み部を形成しておくのが好ましい。
このように、一方の薄葉体の外縁部の非連結部に沿う部
分に切込み部を形成しておくと、該切込み部に爪または
指先をかけることにより、非連結部を開く操作を容易に
行うことができるため、取り扱いを容易にすることがで
きる。
ちの一方の外縁部の非連結部に沿う部分の一部を切除す
ることにより、切込み部を形成しておくのが好ましい。
このように、一方の薄葉体の外縁部の非連結部に沿う部
分に切込み部を形成しておくと、該切込み部に爪または
指先をかけることにより、非連結部を開く操作を容易に
行うことができるため、取り扱いを容易にすることがで
きる。
【0017】化粧紙は、化粧を行う際、または化粧を直
す際に、皮膚に浮いた脂を吸収して除去するために用い
られることが多い。本発明に係わる化粧紙をこのような
用途に用いる場合には、皮膚に浮いた脂を吸収するため
に広く用いられている脂取り紙により各薄葉体を形成す
る。
す際に、皮膚に浮いた脂を吸収して除去するために用い
られることが多い。本発明に係わる化粧紙をこのような
用途に用いる場合には、皮膚に浮いた脂を吸収するため
に広く用いられている脂取り紙により各薄葉体を形成す
る。
【0018】本発明において、2枚の薄葉体の外縁に沿
う部分の連結は、接着により行ってもよく、接着以外の
方法により行ってもよい。例えば、可能であれば、2枚
の薄葉体の外縁に沿う部分を重ね合わせた状態で圧縮す
ることにより連結するようにしてもよい。
う部分の連結は、接着により行ってもよく、接着以外の
方法により行ってもよい。例えば、可能であれば、2枚
の薄葉体の外縁に沿う部分を重ね合わせた状態で圧縮す
ることにより連結するようにしてもよい。
【0019】また薄葉体を構成する材料として溶着が可
能な材料(例えば樹脂繊維または樹脂繊維を含む材料)
を用いる場合には、2枚の薄葉体の外縁に沿う部分の連
結を溶着により行ってもよい。
能な材料(例えば樹脂繊維または樹脂繊維を含む材料)
を用いる場合には、2枚の薄葉体の外縁に沿う部分の連
結を溶着により行ってもよい。
【0020】上記2枚の薄葉体は、別々に形成してもよ
く、1枚のシート状材料を2つ折りにして重ね合わせる
ことにより形成してもよい。1枚のシート状材料を2つ
折りにして重ね合わせることにより2枚の薄葉体を構成
する場合には、2枚の薄葉体の外縁に沿う部分の連結部
の一部がシート状材料の折り曲げ部により構成されるこ
とになる。
く、1枚のシート状材料を2つ折りにして重ね合わせる
ことにより形成してもよい。1枚のシート状材料を2つ
折りにして重ね合わせることにより2枚の薄葉体を構成
する場合には、2枚の薄葉体の外縁に沿う部分の連結部
の一部がシート状材料の折り曲げ部により構成されるこ
とになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。図1ないし図4は本発明に係わ
る化粧紙の一構成例を示したもので、図1はその使用状
態を示す斜視図、図2(A)及び(B)はそれぞれ本発
明で用いる第1及び第2の薄葉体の一例を示す正面図、
図3は図2の薄葉体を用いて構成した本発明に係わる化
粧紙の正面図、図4は図3のX−X線断面図である。
実施の形態を説明する。図1ないし図4は本発明に係わ
る化粧紙の一構成例を示したもので、図1はその使用状
態を示す斜視図、図2(A)及び(B)はそれぞれ本発
明で用いる第1及び第2の薄葉体の一例を示す正面図、
図3は図2の薄葉体を用いて構成した本発明に係わる化
粧紙の正面図、図4は図3のX−X線断面図である。
【0022】この例では、脂取り紙を切断することによ
り図2(A)に示すように形成された第1の薄葉体1
と、同じく脂取り紙を切断することにより図2(B)に
示すように形成された第2の薄葉体2とを重ね合わせ
て、両薄葉体1及び2により袋を構成するように、両薄
葉体の外縁部1a及び2aに沿う部分を、一部に非連結
部(連結されない部分)Aを残した状態で接着により連
結することにより化粧紙3が構成されている。
り図2(A)に示すように形成された第1の薄葉体1
と、同じく脂取り紙を切断することにより図2(B)に
示すように形成された第2の薄葉体2とを重ね合わせ
て、両薄葉体1及び2により袋を構成するように、両薄
葉体の外縁部1a及び2aに沿う部分を、一部に非連結
部(連結されない部分)Aを残した状態で接着により連
結することにより化粧紙3が構成されている。
【0023】更に詳細に説明すると、第1の薄葉体1
は、その外縁部1aがほぼ台形状の輪郭形状を呈するよ
うに形成されていて、台形の上底部に相当する部分は、
手5の人差し指5aから薬指5cまでの3本の指の先端
を結ぶ曲線にほぼ沿うように円弧状に変形されている。
は、その外縁部1aがほぼ台形状の輪郭形状を呈するよ
うに形成されていて、台形の上底部に相当する部分は、
手5の人差し指5aから薬指5cまでの3本の指の先端
を結ぶ曲線にほぼ沿うように円弧状に変形されている。
【0024】第2の薄葉体2は、その外縁部2aが第1
の薄葉体1と同一の輪郭形状を呈するように形成されて
いるが、この第2の薄葉体2においては、その外縁部2
aの台形の下底部に相当する部分2a1の一部が切除され
て、所定の深さを有する切込み部2bが形成されてい
る。
の薄葉体1と同一の輪郭形状を呈するように形成されて
いるが、この第2の薄葉体2においては、その外縁部2
aの台形の下底部に相当する部分2a1の一部が切除され
て、所定の深さを有する切込み部2bが形成されてい
る。
【0025】第1の薄葉体1及び第2の薄葉体2は、図
4に示すように互いに重ね合わせた状態で配置され、そ
れぞれの外縁部1a及び2aの台形の下底部に相当する
部分1a1及び2a1の両端部を除いた大部分を非連結部
(連結しない部分)Aとして残した状態で、それぞれの
外縁部1a及び2aが接着剤4により接着されて連結さ
れている。
4に示すように互いに重ね合わせた状態で配置され、そ
れぞれの外縁部1a及び2aの台形の下底部に相当する
部分1a1及び2a1の両端部を除いた大部分を非連結部
(連結しない部分)Aとして残した状態で、それぞれの
外縁部1a及び2aが接着剤4により接着されて連結さ
れている。
【0026】なお、薄葉体1及び2をそれぞれ構成する
脂取り紙に裏表があって、脂を吸収する際に皮膚に当て
る面が決められている場合には、皮膚に当てる面を外側
に向けた状態で、第1及び第2の薄葉体を向い合わせに
する必要がある。
脂取り紙に裏表があって、脂を吸収する際に皮膚に当て
る面が決められている場合には、皮膚に当てる面を外側
に向けた状態で、第1及び第2の薄葉体を向い合わせに
する必要がある。
【0027】薄葉体1及び2の幅寸法及び非連結部Aの
幅寸法は、非連結部Aの所で薄葉体1及び2を開いた際
に、両者間に、複数の指(好ましくは少くとも3本の
指)を並べた状態で挿入する隙間を形成するのに適合し
た大きさ(小さ過ぎず、大き過ぎない大きさ)に設定す
る。
幅寸法は、非連結部Aの所で薄葉体1及び2を開いた際
に、両者間に、複数の指(好ましくは少くとも3本の
指)を並べた状態で挿入する隙間を形成するのに適合し
た大きさ(小さ過ぎず、大き過ぎない大きさ)に設定す
る。
【0028】上記の化粧紙3を使用する際には、図1に
示すように、第1及び第2の薄葉体1及び2を非連結部
Aの所で開いて、両薄葉体の間に形成された隙間に人差
し指5aないし薬指5cを並べた状態で挿入することに
より、化粧紙3を指の先端部に嵌めた状態にする。この
状態で、化粧紙3を構成する2枚の薄葉体のうち、指の
腹が接している側の薄葉体(図1の状態では第1の薄葉
体1)を皮膚に押し当てて、皮膚に浮いた脂や汗などを
吸収する。
示すように、第1及び第2の薄葉体1及び2を非連結部
Aの所で開いて、両薄葉体の間に形成された隙間に人差
し指5aないし薬指5cを並べた状態で挿入することに
より、化粧紙3を指の先端部に嵌めた状態にする。この
状態で、化粧紙3を構成する2枚の薄葉体のうち、指の
腹が接している側の薄葉体(図1の状態では第1の薄葉
体1)を皮膚に押し当てて、皮膚に浮いた脂や汗などを
吸収する。
【0029】上記のように構成すると、化粧紙3を複数
の指の先に嵌めた状態で安定に保持することができるた
め、化粧紙3の取り扱いを容易にすることができ、化粧
紙3を取り扱う際に皺が生じるのを防ぐことができる。
の指の先に嵌めた状態で安定に保持することができるた
め、化粧紙3の取り扱いを容易にすることができ、化粧
紙3を取り扱う際に皺が生じるのを防ぐことができる。
【0030】また上記のように構成すると、化粧紙3を
指先でつまむことなく、複数の指の先に嵌めた状態で安
定に保持しながら広範囲の部分を皮膚に押し当てて脂や
汗を除去することができるため、各薄葉体の全面を有効
に利用して脂や汗を除去することができ、化粧や化粧直
しの際に皮膚を清浄にする作業を能率よく行うことがで
きる。
指先でつまむことなく、複数の指の先に嵌めた状態で安
定に保持しながら広範囲の部分を皮膚に押し当てて脂や
汗を除去することができるため、各薄葉体の全面を有効
に利用して脂や汗を除去することができ、化粧や化粧直
しの際に皮膚を清浄にする作業を能率よく行うことがで
きる。
【0031】更に上記のように、2枚の薄葉体1及び2
により袋を構成するようにすると、化粧紙3を複数の指
先に嵌めた際に、指が突き抜けることがないため、取り
扱いを容易にすることができる。
により袋を構成するようにすると、化粧紙3を複数の指
先に嵌めた際に、指が突き抜けることがないため、取り
扱いを容易にすることができる。
【0032】上記の例のように、一方の薄葉体2の非連
結部に沿う部分に切込み部2bを形成しておくと、切込
み部2bの部分に指をかけることにより、非連結部を開
く操作を容易に行うわせることができるが、本発明にお
いては、必ずしも一方の薄葉体の非連結部に沿う部分に
切込み部を形成する必要はなく、切込み部を有しない同
一形状の2枚の薄葉体を向い合わせにして、それぞれの
外縁部に沿う部分を一部に連結部を残した状態で連結す
ることにより化粧紙を構成するようにしてもよい。
結部に沿う部分に切込み部2bを形成しておくと、切込
み部2bの部分に指をかけることにより、非連結部を開
く操作を容易に行うわせることができるが、本発明にお
いては、必ずしも一方の薄葉体の非連結部に沿う部分に
切込み部を形成する必要はなく、切込み部を有しない同
一形状の2枚の薄葉体を向い合わせにして、それぞれの
外縁部に沿う部分を一部に連結部を残した状態で連結す
ることにより化粧紙を構成するようにしてもよい。
【0033】上記の例では、第1及び第2の薄葉体1及
び2の輪郭形状をほぼ台形状としたが、これらの薄葉体
の輪郭形状は上記の例に限定されるものではなく、使い
やすさを損なわない範囲で第1及び第2の薄葉体の形状
を変更することができる。例えば、図5に示すように、
第1の薄葉体1及び第2の薄葉体2の輪郭形状を矩形状
とすることができる。
び2の輪郭形状をほぼ台形状としたが、これらの薄葉体
の輪郭形状は上記の例に限定されるものではなく、使い
やすさを損なわない範囲で第1及び第2の薄葉体の形状
を変更することができる。例えば、図5に示すように、
第1の薄葉体1及び第2の薄葉体2の輪郭形状を矩形状
とすることができる。
【0034】上記の例では、第1及び第2の薄葉体1及
び2により袋を構成するように、両薄葉体の外縁部に沿
う部分を、一部に非連結部を残した状態で連結するよう
にしたが、本発明においては、第1及び第2の薄葉体1
及び2の間に隙間を形成して化粧紙を指先に嵌めること
ができるように構成すればよく、必ずしも両薄葉体によ
り袋を構成する必要はない。
び2により袋を構成するように、両薄葉体の外縁部に沿
う部分を、一部に非連結部を残した状態で連結するよう
にしたが、本発明においては、第1及び第2の薄葉体1
及び2の間に隙間を形成して化粧紙を指先に嵌めること
ができるように構成すればよく、必ずしも両薄葉体によ
り袋を構成する必要はない。
【0035】例えば、図6に示すように、矩形状の薄葉
体1及び2の幅方向の両端の外縁に沿う部分のみを接着
剤4により接合して連結し、両薄葉体の長さ方向(指の
長さ方向に沿う方向)の両端を非連結部Aとすることに
より、偏平につぶされた状態の筒状体を両薄葉体1,2
により構成するようにしてもよい。
体1及び2の幅方向の両端の外縁に沿う部分のみを接着
剤4により接合して連結し、両薄葉体の長さ方向(指の
長さ方向に沿う方向)の両端を非連結部Aとすることに
より、偏平につぶされた状態の筒状体を両薄葉体1,2
により構成するようにしてもよい。
【0036】上記の各例では、別々に形成された2枚の
薄葉体1及び2を重ね合わせて、両薄葉体の外縁に沿う
部分を接着により連結するようにしたが、図7に示すよ
うに、1枚のシート状材料を2つ折りにして重ね合わせ
ることにより2枚の薄葉体1及び2を構成して、シート
状材料の折り目部分Bを2枚の薄葉体の連結部の一部と
して用い、他の連結部を接着剤4により構成するように
してもよい。
薄葉体1及び2を重ね合わせて、両薄葉体の外縁に沿う
部分を接着により連結するようにしたが、図7に示すよ
うに、1枚のシート状材料を2つ折りにして重ね合わせ
ることにより2枚の薄葉体1及び2を構成して、シート
状材料の折り目部分Bを2枚の薄葉体の連結部の一部と
して用い、他の連結部を接着剤4により構成するように
してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、2枚の
薄葉体を向い合わせにして、それぞれの外縁部に沿う部
分を一部に非連結部を残した状態で連結する構造とした
ので、非連結部の所で2枚の薄葉体を離反させるように
開いて、該2枚の薄葉体の間に形成された隙間に複数本
の指を挿入することにより、化粧紙を複数の指の先に嵌
めた状態で安定に保持することができる。従って、化粧
紙の取り扱いを容易にすることができ、化粧紙を取り扱
う際に皺が生じたり破れたりするの防ぐことができる。
薄葉体を向い合わせにして、それぞれの外縁部に沿う部
分を一部に非連結部を残した状態で連結する構造とした
ので、非連結部の所で2枚の薄葉体を離反させるように
開いて、該2枚の薄葉体の間に形成された隙間に複数本
の指を挿入することにより、化粧紙を複数の指の先に嵌
めた状態で安定に保持することができる。従って、化粧
紙の取り扱いを容易にすることができ、化粧紙を取り扱
う際に皺が生じたり破れたりするの防ぐことができる。
【0038】また本発明によれば、化粧紙を指先でつま
むことなく、複数の指の先に嵌めた状態で安定に保持し
ながら広範囲の部分を皮膚に押し当てて脂や汗を除去す
ることができるため、各薄葉体の全面を有効に利用して
脂や汗を除去する作業を能率よく行うことができる。
むことなく、複数の指の先に嵌めた状態で安定に保持し
ながら広範囲の部分を皮膚に押し当てて脂や汗を除去す
ることができるため、各薄葉体の全面を有効に利用して
脂や汗を除去する作業を能率よく行うことができる。
【図1】本発明に係わる化粧紙の使用状態を示す斜視図
である。
である。
【図2】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の化粧紙を
構成する第1及び第2の薄葉体の構成例を示した正面図
である。
構成する第1及び第2の薄葉体の構成例を示した正面図
である。
【図3】図2(A)及び(B)に示した薄葉体を用いて
構成した本発明に係わる化粧紙の正面図である。
構成した本発明に係わる化粧紙の正面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】本発明に係わる化粧紙の他の構成例を示した正
面図である。
面図である。
【図6】本発明に係わる化粧紙の更に他の構成例を示し
た正面図である。
た正面図である。
【図7】本発明に係わる化粧紙の更に他の構成例を示し
た斜視図である。
た斜視図である。
1 第1の薄葉体 1a 第1の薄葉体の外縁部 2 第2の薄葉体 2a 第2の薄葉体の外縁部 3 化粧紙
Claims (4)
- 【請求項1】 皮膚の付着物を除去するのに適したシー
ト状材料からなっていて、互いに向い合わせにした状態
で配置された2枚の薄葉体からなり、 前記2枚の薄葉体は、それぞれの外縁に沿う部分が、一
部に非連結部を残した状態で相互に連結され、 前記非連結部の所で前記2枚の薄葉体を離反させるよう
に開くことにより、前記2枚の薄葉体間に複数の指の少
なくとも先端部付近を挿入するための隙間が形成される
ように構成されている化粧紙。 - 【請求項2】 皮膚の付着物を除去するのに適したシー
ト状材料からなっていて、互いに向い合わせにした状態
で配置された2枚の薄葉体からなり、 前記2枚の薄葉体は、袋を構成するように、それぞれの
外縁に沿う部分が、一部に非連結部を残した状態で相互
に連結され、 前記非連結部の所で前記2枚の薄葉体を離反させるよう
に開くことにより、前記2枚の薄葉体間に複数の指の少
なくとも先端部付近を挿入するための隙間が形成される
ように構成されている化粧紙。 - 【請求項3】 前記2枚の薄葉体のうちの一方の外縁部
の前記非連結部に沿う部分の少なくとも一部が切除され
て切込み部が形成されている請求項1または2に記載の
化粧紙。 - 【請求項4】 前記2枚の薄葉体は、皮膚に浮いた脂を
吸収するのに適した材料からなる脂取り紙からなってい
る請求項1ないし3のいずれか1つに記載の化粧紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13357498A JPH11318559A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 化粧紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13357498A JPH11318559A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 化粧紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11318559A true JPH11318559A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15108003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13357498A Withdrawn JPH11318559A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 化粧紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11318559A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200465983Y1 (ko) | 2010-07-26 | 2013-03-20 | 조원범 | 절약형 부직포 화장솜 |
WO2021076576A1 (en) * | 2019-10-14 | 2021-04-22 | L'oreal | Perforated cosmetic cloth |
-
1998
- 1998-05-15 JP JP13357498A patent/JPH11318559A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200465983Y1 (ko) | 2010-07-26 | 2013-03-20 | 조원범 | 절약형 부직포 화장솜 |
WO2021076576A1 (en) * | 2019-10-14 | 2021-04-22 | L'oreal | Perforated cosmetic cloth |
US11660256B2 (en) | 2019-10-14 | 2023-05-30 | L'oreal | Perforated cosmetic cloth |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5518352B2 (ja) | 立体フェイスマスク | |
JP4964487B2 (ja) | 個包装体及びその製造方法 | |
US9725207B2 (en) | Easy open carton | |
JP6891064B2 (ja) | 包装箱 | |
CN102427788A (zh) | 吸收性物品 | |
JP5686963B2 (ja) | ワイプ組立体 | |
US6719137B2 (en) | Sealed package for adhesive wound dressing, and apparatus therefore | |
JP2017071438A (ja) | 箱および箱のブランクシート | |
JPH11318559A (ja) | 化粧紙 | |
JP6141809B2 (ja) | 衛生用具 | |
JP3587616B2 (ja) | 生理用ナプキン | |
JP5155039B2 (ja) | 包装箱 | |
WO2012117248A2 (en) | Handling implement | |
CN107735060A (zh) | 化妆用眼睑整形带及使用其的双眼睑形成方法和该带的制造方法 | |
JP5797795B2 (ja) | 立体フェイスマスク及びその製造方法 | |
JP2004305310A (ja) | 脱毛シート | |
JP4033706B2 (ja) | 開封補助罫入り包装箱 | |
RU2514860C2 (ru) | Способ очистки с использованием блока салфеток | |
JP3187306U (ja) | 携帯用使い捨て埃取り具 | |
WO2022145245A1 (ja) | スキンケア用シート及びシート包装体 | |
CN212891789U (zh) | 一种便于手撕的橡皮包装纸 | |
JP5180982B2 (ja) | 収納箱 | |
JP4526456B2 (ja) | 取手を備えた包装体の組立方法 | |
JP3160106U (ja) | 指カバー | |
JPH04120733U (ja) | 生理用ナプキン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |