JPH11318193A - 脱穀機の選別風調節装置 - Google Patents

脱穀機の選別風調節装置

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JPH11318193A
JPH11318193A JP12710098A JP12710098A JPH11318193A JP H11318193 A JPH11318193 A JP H11318193A JP 12710098 A JP12710098 A JP 12710098A JP 12710098 A JP12710098 A JP 12710098A JP H11318193 A JPH11318193 A JP H11318193A
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JP
Japan
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threshing
dust
sorting
opening
chamber
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Pending
Application number
JP12710098A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Takeuchi
賢一朗 竹内
Hidekazu Imamura
英一 今村
Tomoyuki Ichimaru
智之 市丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排塵ファンで吸入して排出する排塵物の排出
性能の向上、及び二番物の二番還元量を減少させようと
するものである。 【解決手段】フィードチェンで移送して供給した穀稈を
脱穀する脱穀室22で脱穀した脱穀処理物へ送風ファン
43からの選別風を送風して、風選別するこの送風ファ
ン43を形成する未脱穀処理物の供給を受けて再処理す
る排塵処理室23側の機壁36に設けた外気を吸入する
吸入口33を開閉する開閉シャッタ32は、該フィード
チェンの停止操作に連動して閉状態に作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィードチェン
で移送して供給した穀稈を脱穀する脱穀室で脱穀した脱
穀処理物へ送風ファンからの選別風を送風して、風選別
するこの送風ファンを形成する未脱穀処理物の供給を受
けて再処理する排塵処理室側の機壁に設けた外気を吸入
する吸入口を開閉する開閉シャッタは、該フィードチェ
ンの停止操作に連動して閉状態に作動する選別風調節装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィードチェンで穀稈を移送して、前後
方向に設けた脱穀室へ供給し、この脱穀室で脱穀処理さ
れる。この脱穀室内で脱穀処理されなかった未脱穀処理
物は、この脱穀室の一方側の側部に設けた排塵処理室へ
供給され、再度脱穀処理する。前記脱穀室内、及び排塵
処理室内で脱穀処理された脱穀処理物は、該脱穀室前方
下部に設けた送風ファンから発生する選別風を送風して
風選別する。又、排塵処理室で脱穀処理された藁屑、及
び稈切等の排塵物は、この排塵処理室から排出されて、
排塵ファンで吸引して機外へ排出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】送風ファンから発生す
る選別風は、後方部では対角に位置する箇所に影響が大
であるが、従来はこの選別風の後方部での影響は同じで
あることにより、排塵処理室から排出される排塵物側
に、この選別風が多く送風されることがなく、排塵ファ
ンで吸引して排出する排塵物の吸引の補助になることが
少く、このために、排塵物を該排塵ファンで吸引して排
出する性能が低下したり、又、穀稈の供給量が減少し
て、脱穀処理物の処理量が減少すると、送風ファンから
発生する選別風を減少させて、三番飛散穀粒量を減少さ
せていたが、選別風を減少させると、二番還元量が増加
し、このために、次に穀稈の供給量が正規になると、多
量に還元された二番還元量により、脱穀性能が低下する
ことがあったが、この発明により、これらの問題点を解
消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、フィードチェン7で移送して供給される穀稈を脱穀
する前後方向の脱穀室22の一方側の側部に未脱穀処理
物の供給を受けて再度脱穀処理する排塵処理室23と、
該脱穀室22の移送始端の下部に脱穀処理物へ選別風を
送風して風選別する送風ファン43と、該排塵処理室2
3から排出する排塵物を吸引して排出する排塵ファン5
1とを設けた脱穀機において、該送風ファン43を形成
する該排塵処理室23側の機壁36に設けた外気を吸入
する吸入口33を開閉する開閉シャッタ32を開閉自在
に設けると共に、該フィードチェン7の停止操作に連動
して該開閉シャッタ32が閉状態に作動することを特徴
とする脱穀機の選別調節装置の構成とする。
【0005】
【発明の作用】フィードチェン7で穀稈を移送して、前
後方向に設けた脱穀室22へ供給され、この脱穀室22
で脱穀処理される。この脱穀室22内で脱穀処理されな
かった未脱穀処理物は、この脱穀室22の一方側の側部
に設けた排塵処理室23へ供給され、再度脱穀処理す
る。
【0006】前記脱穀室22内、及び排塵処理室23内
で脱穀処理された脱穀処理物は、該脱穀室22の前方下
部に設けた送風ファン43から発生する選別風を送風し
て風選別する。又、排塵処理室23で脱穀処理された藁
屑、及び稈切等の排塵物は、この排塵処理室23から排
出され、排塵ファン51で吸引して機外へ排出する。穀
稈の供給が停止すると、前記フィードチェン7を停止操
作する。この停止操作に連動して、送風ファン43を形
成する排塵処理室23側の機壁36に設けて、外気を吸
引する吸引口33を開閉する開閉シャッタ32が閉状態
に作動し、該排塵処理室23側の該吸入口33から吸入
する外気は大幅に減少され、一方側が大幅に減少した該
送風ファン43から発生する選別風を送風して風選別す
る。
【0007】
【発明の効果】送風ファン43から発生する選別風は、
後方部の排塵処理室23の排塵物が排出される側へは、
選別風が多く送風され、この反対側には、少ない選別風
が送風されることにより、多く送風される排出側では、
この選別風によって排塵ファン51で吸引して排出する
排塵物の吸引の補助となり、このために、吸引性能が向
上する。又、選別風の風側は減少するが、他方側は減少
しないことにより、三番飛散穀粒量、及び二番還元量も
減少する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1に載置した脱穀機2に
内装した送風ファン43、及び右側機壁36の外側に設
けた開閉シャッタ32等よりなる選別風調節装置を図示
して説明する。
【0009】前記コンバイン1の車台4の下部には、土
壌面を走行する左右一対の走行クローラ5を張設した走
行装置6を配置し、該車台4上部には、フィードチェン
7に挾持されて搬送される刈取穀稈を脱穀し、この脱穀
された穀粒を選別回収して一時貯留する穀粒貯留タンク
8を設けた脱穀機2を載置している。前記脱穀機2の前
部には、前端位置から立毛穀稈を分草する分草体9と、
この分草された穀稈を引き起す引起装置10と、引き起
された穀稈を刈り取る刈刃装置11と、この刈り取られ
た穀稈を後方へ搬送し、フィードチェン7へ受渡しする
穀稈掻込搬送装置12等を設けた刈取機13は、油圧駆
動による伸縮シリンダ14により、土壌面に対して昇降
自在に作用させる構成としている。
【0010】前記脱穀機2側には、コンバイン1の操作
制御を行う、例えば、フィードチェン7の回転停止操作
するチェン停止レバー15a等を設けた操作装置15
と、作業者が搭乗する操縦席16とを設け、この操縦席
16の下部には、エンジン17を搭載すると共に、後方
には、穀粒貯留タンク8を設置する。これら走行装置
6、脱穀機2、刈取機13、エンジン17等によって、
該コンバイン1の機体18を構成させている。
【0011】前記刈取機13の穀稈掻込搬送装置12に
よって形成される穀稈搬送経路中には、刈り取られ搬送
される穀稈に接触作用することにより、脱穀機2へ穀稈
供給の有無を検出する穀稈センサ19を設けると共に、
車台4の前端部に装架された走行用ミッションケース2
0の伝動経路中には、その出力回転数に基づく走行車速
を検出する車速センサ21を設けた構成としている。
【0012】前記脱穀機2は、図1〜図4で示す如く上
部側に脱穀室22、排塵処理室23、及び二番処理室2
4を設け、下部に選別室25を各々配置した構成であ
る。該脱穀室22内には、各種の多数の扱歯26aを植
設して穀稈を脱穀処理する扱胴26を前後方向に、前側
機壁27aと中機壁27bとに、扱胴軸28で軸架内装
している。
【0013】平面視前記脱穀室22の右側に平行して前
部に位置させた二番処理室24内には、後述する二番還
元筒30から還元される未脱穀処理物(二番物)を前方
へ移送、又は脱穀処理する二番処理胴29には、移送始
端部から順次移送螺旋31aを装着し、次に多数の処理
歯31bを植設し、次に脱穀された脱穀処理物は、該二
番処理室24の移送終端部の開口24c部から横内側へ
向けて、下部の選別室25へ排出する排出羽根31cを
装着した構成である。該二番処理胴29の外径は、後述
する排塵処理胴37の外径より、小径とした構成であ
る。
【0014】前記二番処理胴29と、後部側に位置させ
た排塵処理室23内には、脱穀室22の後端部側から供
給される一部の未脱穀処理物を再処理する移送螺旋38
a、及び多数の処理歯38bを装着した排塵処理胴37
とは、同軸の処理胴軸39に連設させ、該脱穀室22よ
り後方へ延出して、前側機壁27aと後側機壁27cと
に、該処理胴軸39で軸架内装した構成としている。
【0015】前記二番処理室24内には、還元される未
脱穀処理物(二番物)内に混入する穀粒を検出する穀粒
センサ24aを設けた構成であり、この穀粒センサ24
aは穀粒が当るとONするON−OFFスイッチ方式で
あり、所定時間内のON回数により、二番物内に混入す
る穀粒量を検出する構成としている。前記脱穀室22の
平面視左側の扱ぎ口22aに沿って、穀稈を挾持移送す
るフィードチェン7と、このフィードチェン7に穀稈を
挾持する挾持杆40とを配設すると共に、扱胴26の扱
歯26aの外周縁下部から扱胴カバー41までの間を包
囲する扱網22bと、二番処理胴29の移送螺旋31
a、及び処理歯31b等の外周縁下側を包囲して、この
二番処理胴29の後端部から排出口24cまでの間を張
設して、移送終端部に該排出口24cを形成した半円形
状の二番処理板24bと、排塵処理胴37の移送螺旋3
8a、及び処理歯38bの外周縁下側を包する前後方向
に所定間隔に設けた漏下枠を外周枠で支持した排塵漏下
具23aとを各々配設し、又、右側の機壁36bの内側
部には、これら二番処理胴29、及び排塵処理胴37等
を内装する排塵処理室23、及び二番処理室24等を形
成した構成である。
【0016】前記排塵処理室23の移送終端部には、こ
の排塵処理室23内で処理された藁屑、及び稈切等の排
塵物を排出する排出口23bを設けた構成としている。
前記選別室25は、脱穀室22で脱穀処理され、扱網2
2bから漏下した脱穀物と、二番処理室24で処理さ
れ、この二番処理室24の排出口24cから排出される
処理物と、排塵処理室23で処理され、排塵漏下具23
aから漏下した処理物と、該排塵処理室23の排出口2
3bから排出された排塵物の一部とを移送しながら選別
する縦長の揺動選別装置3は、扱胴26の軸方向に沿わ
せて前部を上手側にして、前端部に揺動支点3aを設け
ると共に、後方へ向けて延長配設し、その後端部に設け
た揺動カム3bによって、揺動可能に架設した構成とし
ている。
【0017】前記揺動選別装置3は、前部の移送棚42
a、この移送棚42aの後側のチヤフシーブ42b、こ
のチヤフシーブ42bの後側のストローラック42c、
及び該チヤフシーブ42bの下側のグレンシーブ42d
等よりなる構成であり、該チヤシーブ42bは移送角度
を調節可能に構成して漏下量を変更できる構成である。
【0018】前記揺動選別装置3の移送始端部側(上手
側)には、送風ファン43の送風胴43aに内装した複
数枚の送風羽根43bの回転駆動により、選別風を起風
して選別風路44aへ送風する該送風ファン43を配設
した構成としている。 前記送風ファン43を形成する
右側機壁36と左側機壁35とには、外気を吸引する略
長方形状の上下に各々吸入口33,33と吸入口33
a,33aとを設けている。この吸入口33を設けた該
右側機壁36の外側には、支持軸32aを固着して設
け、この支持軸32aにより、略長方形状の開閉シャッ
タ32を回動自在に軸支した構成であり、この開閉シャ
ッタ32の開閉作動により、下側の該吸入口33を開閉
自在にする構成であり、この開閉シャッタ32は抜け止
めを施した構成である。
【0019】前記開閉シャッタ32の一端部側には、連
接ワイヤ32bの一端部側を装置し、この連接ワイヤ3
2bの他端部側は、操作装置15に設けたチェン停止レ
バー15aの一端部へ装着して構成である。該チェン停
止レバー15aの入・切操作により、フィードチェン7
を回転駆動するチェン駆動モータを始動、及び停止する
ON−OFF方式のチェンスイッチが入・切操作され
て、該フィードチェン7が回転駆動、及び停止されると
共に、該連接ワイヤ32bを介して、該開閉シャッタ3
2が回動操作され、排塵処理室24側の右側機壁36に
設けた下側の吸入口33は、この開閉シャッタ34によ
り、開閉する構成である。該チェン停止レバー15aの
切操作により、該吸入口33は、塞ぎ状態になる構成で
ある。
【0020】前記コンバイン1によって収穫作業中で、
コーナー部での旋回のときには、刈取機13を上昇回動
させるべく操作すると共に、脱穀機2のフィードチェン
7の回転駆動を停止させるべく、チェン停止レバー15
aを切側へ操作することにより、前記の如く右側の機壁
36の下側の吸入口33が閉状態になるが、脱穀機2の
後部側では、送風ファン43からの選別風は、対角位置
へ送風されることにより、排塵処理室23の排出口23
b側へは、該送風ファン43からの選別風は多量に送風
されることにより、後述する排塵ファン51で吸引して
排出する該排塵処理室23からの排塵物の吸引の補助を
すると共に、選別風は大幅に減少していないことによ
り、二番還元量は増加しない構成としている。
【0021】前記揺動選別装置3のグレンシーブ42d
の下方部には、このグレンシーブ42dから漏下した中
選別物は、固定の一番選別棚44上で送風ファン43か
らの選別風の送風により、一番穀粒を風選別する一番選
別部を設けると共に、前記ストローラック42cから漏
下した荒選別物は、固定の二番選別棚45a上で、二番
物を粗選別する二番選別部を設け、該一番選別部と該二
番選別部に、該送風ファン43の起風を送風して、一番
選別、及び二番選別する構成である。
【0022】前記送風胴43a底板の下手側を直線状に
延長して送風吐出口の下唇部43cを形成すると共に、
風割47を設け、又、この下唇部43cの先端部と、一
番選別棚44から流下選別される一番穀粒を収容して一
番螺旋48により、横送りする一番受樋49の上手側と
接続し、その下手側は該一番選別棚44の下端部と接続
させる。この一番選別棚44の下側面には、二番受樋4
5の前側の流下棚先端部を重合させた構成である。
【0023】前記二番受樋45の前後両側の流下棚から
流下する未脱穀処理物(二番物)を収容して、二番螺旋
50により横送りする該二番受樋45の後側の該流下棚
の先端部は、二番選別棚45aの下部の下側に重合させ
た構成であり、この二番選別棚45aの上端部は機外へ
開放させた構成である。前記二番螺旋50で横移送され
た未脱穀処理物(二番物)を引継して、上方側の二番処
理室24内へ揚送する。上端部に還元羽根(図示せず)
を設けると共に、揚送螺旋30aを内装した二番還元筒
30を脱穀機2の平面視右側機壁36の外側に斜設して
設け、この二番還元筒30の還元口30bは、揚送され
た二番還元物を該二番処理室24の二番処理胴29の後
端部位置へ還元すべく開口させた構成としている。
【0024】前記揺動選別装置3のストローラック42
c上部には、送風ファン43の選別風と、該揺動選別装
置3の揺動選別とによって選別した選別塵埃と、該排塵
処理室23の排出口23bから排出される藁屑、及び稈
切等の排塵物とを吸引して機外へ排出する排塵ファン5
1を設けた構成である。前記穀粒貯留タンク8の一側部
には、縦移送用の縦移送螺旋52aを内装した排穀支持
筒52を設け、この排穀支持筒52の上端部を支点とし
て、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒
を排出する排出螺旋53aを内装した排出オーガ53
は、上下回動、及び左右旋回可能に前後方向へ配設した
構成としている。
【0025】前記左側機壁35の外側には、図4で示す
如く支持軸34aを固着して設け、この支持軸34aに
より、略長方形状の開閉シャッタ34を回動自在に軸支
した構成であり、この開閉シャッタ34の開閉作動によ
り、左側機壁35に設けた下側の吸入口33aを開閉自
在にする構成であり、これにより、左右両側の吸入口3
3a,33を開閉する構成である。
【0026】前記左側の開閉シャッタ34の開閉構成
は、右側の開閉シャッタ32と同じ構成とし、連接ワイ
ヤ34bにより、チェン停止レバー15aと連接させた
構成であり、該チェン停止レバー15aの切操作によ
り、フィードチェン7の回転駆動を停止させたときに
は、左右両側の下側の吸入口33a,33は、左右両側
の該開閉シャッタ34,32の作動により、塞いだ状態
になる構成としている。
【0027】これにより、前記フィードチェン7の停止
と、左右両側の開閉シャッタ34,32とが連動するこ
とにより、コンバイン1で収穫作業中で、コーナー等で
の旋回のときは、揺動選別装置3上へ供給される脱穀処
理物が減少するが、このときは、該フィードチェン7の
停止に連動して、該開閉シャッタ34,32が閉するこ
とで、送風ファン43からの選別風が減少して、この揺
動選別装置3からはね出す穀粒が減少して、三番飛散粒
を減少させることができる。
【0028】図1で示す如く揺動選別装置3の上部に
は、この揺動選別装置3上へ供給される脱穀処理物の層
の厚みを検出するON−OFFスイッチ方式の層厚セン
サ54を設けると共に、二番還元筒30の還元口30b
の近傍には、この二番還元筒30で所定量以上の二番物
が還元されると、この二番物量を検出するON−OFF
スイッチ方式の二番センサ55を設けた構成である。
【0029】前記揺動選別装置3上へ供給された脱穀処
理物の層厚みが薄く、これによって層厚センサ54が脱
穀処理物を検出せず、この層厚センサ54がOFF状態
であると共に、二番還元筒30で還元される二番物が多
量で、これによって二番センサ55が二番物を検出し、
この二番センサ55がON状態であると、左右両側に設
けた開閉モータ(図示せず)で自動開閉制御する開閉シ
ャッタ34,32が閉状態に制御されて、左・右側機壁
35,36に設けた下側の吸入口33a,33を閉状態
に制御する構成としている。
【0030】これにより、刈り取り終りのときには、揺
動選別装置3上へ供給される脱穀処理物は減少して層厚
は薄くなるが、二番物の還元量は依然として多いことが
あり、このときには、この二番物内に穀粒の混入が多
く、この穀粒は送風ファン43からの選別風が多量であ
ると、機外へ排出されることがあったが、開閉シャッタ
34,32を閉制御することにより、該送風ファン43
からの選別風が減少して、これを防止することができ
る。
【0031】図1、及び図5で示す如く前記穀稈センサ
19が刈取穀稈の未搬送により、この穀稈センサ19が
OFF状態であると共に、揺動選別装置3上へ供給され
た脱穀処理物の層厚みが薄く、層厚センサ54がこの脱
穀処理物が検出されず、この層厚センサ54がOFF状
態であると、左右両側に設けた開閉モータ(図示せず)
で自動開閉制御する開閉シャッタ34,32が閉状態に
制御されて、左・右側機壁35,36に設けた下側の吸
入口33a,33を閉状態に制御する構成である。
【0032】これにより、前記穀稈センサ19、及び層
厚センサ54がOFF状態のときには、脱穀室22内は
空運転状態であり、このときは揺動選別装置3上へ供給
される脱穀処理物は減少して層厚が薄くなり、送風ファ
ン43からの選別風が多量であると、穀粒は機外へ排出
されることがあったが、開閉シャッタ34,32を閉状
態に制御することにより、該送風ファン43からの選別
風が減少して、これを防止することができる。
【0033】図3で示す如く風割47の前後方向略中央
部に、回動自在に設けた支持軸56を左・右側機壁3
5,36で軸支して設け、この支持軸56の一端部に
は、回動レバー57を装着して設け、この回動レバー5
7の先端部には、連接ワイヤ58の一端部を装着し、こ
の連接ワイヤ58の他端部は、チェン停止レバー15a
に装着した構成である。該チェン停止レバー15aの切
操作により、フィードチェン7が停止され、この停止に
連動して該風割47が該連接ワイヤ58等を介して回動
され、この風割47によって選別風路44aの一部を塞
いで送風ファン43からの選別風が減少する構成として
いる。
【0034】これにより、前記フィードチェン7の停止
と、風割47とが連動することにより、コンバイン1で
収穫作業中でコーナー等での旋回のときは、揺動選別装
置3上へ供給される脱穀処理物が減少するが、このとき
は、該フィードチェン7の停止に連動して、該風割47
が回動して、選別風路44aを塞ぐことにより、吸引フ
ァン43からの選別風が減少して、三番飛散粒を減少さ
せることができる。
【0035】図3で示す如く前記フィードチェン7を停
止操作するチェン停止レバー15aには、左・右側機壁
35,36に設けた下側の吸入口33a,33を開閉す
る開閉シャッタ34,32に連接する各連接ワイヤ34
b,32bの他端部、及び風割47を回動する回動レバ
ー57に連接する連接ワイヤ58の他端部の両者を装着
した構成である。
【0036】これにより、前記フィードチェン7の停止
と、開閉シャッタ34,32の閉作動、及び風割47の
回作動とが連動することにより、コンバイン1で収穫作
業中にコーナー等での旋回のときには、揺動選別装置3
上へ供給される脱穀処理物が減少するが、このときは、
吸入口33a,33、及び選別風路44aを塞ぐことに
より、吸引ファン43からの選別風が減少して、三番飛
散粒を減少させることができる。
【0037】図1、及び図5で示す如く前記穀稈センサ
19が刈取穀稈の未搬送により、OFF状態であると共
に、更に層厚センサ54で揺動選別装置3上の脱穀処理
物が検出されず、この層厚センサ54がOFF状態であ
るときには、開閉シャッタ34,32が閉状態に作動さ
れ、各吸入口33a,33を塞ぐ状態になる構成である
と共に、風割47が回動作動され、選別風路44aを塞
ぐ状態になる構成である。
【0038】これにより、穀稈センサ19、及び層厚セ
ンサ54のOFF状態のときには、送風ファン43から
の選別風が減少して、三番飛散粒を減少させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀機の拡大側断面図
【図2】脱穀機の拡大平断面図
【図3】脱穀機の送風ファン部の拡大側断面図
【図4】脱穀機の送風ファン部の拡大正断面図
【図5】コンバインの全体側面図
【符号の説明】
7 フィードチェン 22 脱穀室 23 排塵処理室 32 開閉シャッタ 33 吸入口 36 機壁 43 送風ファン 51 排塵ファン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィードチェン7で移送して供給される
    穀稈を脱穀する前後方向の脱穀室22の一方側の側部に
    未脱穀処理物の供給を受けて再度脱穀処理する排塵処理
    室23と、該脱穀室22の移送始端の下部に脱穀処理物
    へ選別風を送風して風選別する送風ファン43と、該排
    塵処理室23から排出する排塵物を吸引して排出する排
    塵ファン51とを設けた脱穀機において、該送風ファン
    43を形成する該排塵処理室23側の機壁36に設けた
    外気を吸入する吸入口33を開閉する開閉シャッタ32
    を開閉自在に設けると共に、該フィードチェン7の停止
    操作に連動して該開閉シャッタ32が閉状態に作動する
    ことを特徴とする脱穀機の選別風調節装置。
JP12710098A 1998-05-11 1998-05-11 脱穀機の選別風調節装置 Pending JPH11318193A (ja)

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