JPH11317650A - 事後濾波方式の再循環遅延同期ループと動作方法 - Google Patents

事後濾波方式の再循環遅延同期ループと動作方法

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JPH11317650A
JPH11317650A JP10357980A JP35798098A JPH11317650A JP H11317650 A JPH11317650 A JP H11317650A JP 10357980 A JP10357980 A JP 10357980A JP 35798098 A JP35798098 A JP 35798098A JP H11317650 A JPH11317650 A JP H11317650A
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数合成に用いられる再循環遅延同期ルー
プは移相の不連続を生じるので、これを除きまたは軽減
する装置を提供する。 【解決手段】 クロック信号生成装置は、基準クロック
信号を受け、出力クロック信号を作り、基準クロック信
号に対する出力クロック信号の相対位相を調整して出力
クロック信号と基準クロック信号を揃える、再循環遅延
同期ループを含む。またこの装置は、出力クロック信号
を受け、出力クロック信号の全ての移相を出力信号の複
数のサイクルにわたって濾波して調整された出力クロッ
ク信号を作る、位相フィルタを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は一般に電子回路の
分野に関するもので、より詳しく述べると、事後濾波方
式の再循環遅延同期ループ(post-filtered recirculat
ing delay-lockedloop )とその動作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】再循環遅延同期ループ(DLL)は、出
力周波数が入力周波数の1倍乃至20倍である周波数合
成によく用いられるようになった。再循環遅延同期ルー
プは従来の位相同期ループ(PLL)より望ましい。そ
の理由は、位相同期ループが一般に3次または4次のフ
ィードバック系であるのに対して再循環遅延同期ループ
1次だからである。更に、再循環遅延同期ループは従来
の位相同期ループに比べて長期の位相雑音特性が優れて
いる。更に、遅延同期ループはループフィルタを必要と
しないディジタル制御で実現するのが容易である。再循
環遅延同期ループの例は、Michel Combes, Karim Diour
y, Alain Greiner の「ディジタルCMOS標準セルを
用いた移動式クロック乗算発生器」、半導体回路のIE
EEジャーナル、Vol.31、No.7,1996年
7月、に述べられている。
【0003】再循環遅延同期ループは一組の遅延要素を
用いる。遅延要素は出力クロック信号を遅らせて、出力
クロック信号の立上がり端と入力クロック信号の立上が
り端を一致させる。このような遅延機構を設けることに
より、入力および出力クロック信号の位相を「同期させ
る」。所定の入力クロック信号と出力クロック信号につ
いて再循環遅延同期ループにより適当な遅延時間が自動
的に決まるまで、出力クロック信号の立上がり端と入力
クロック信号の立上がり端を入力クロックのクロック信
号毎に揃えて、入力クロック信号と出力クロック信号の
位相のずれを除く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】遅延同期ループには位
相の不連続を生じるという欠点がある。再循環遅延同期
ループは位相同期ループに比べて短期またはサイクル毎
の位相雑音特性が劣る場合がある。その理由は、入力ク
ロック信号と出力クロック信号が「同期して」いない
と、入力クロックと比較したときに全ての位相雑音を出
力クロックの1サイクル内に完全に訂正するからであ
る。この訂正を、再循環遅延同期ループの位相のリフレ
ッシングと呼ぶ。この位相の訂正はMサイクルに1度行
なわれる。ただし、Mは出力クロックと入力クロックの
周波数の比を表す整数倍数である。出力の1サイクル内
にこの誤差を訂正すると、許容できないほど大きな位相
の不連続が起こり得る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上の説明から、従来の装
置に関連する問題を除きまたは軽減するため、事後濾波
方式の再循環遅延同期ループと動作方法が必要であるこ
とが分かる。この発明の事後濾波方式の再循環遅延同期
ループと動作方法は、上に述べた欠点と問題を実質的に
除くものである。この発明は、再循環遅延同期ループが
その位相をリフレッシュするときに起こる位相の不連続
を滑らかにするために無限インパルス応答フィルタを用
いる。
【0006】この発明はクロック信号を生成する方法と
して次のステップを含む。すなわち、再循環遅延同期ル
ープからクロック信号を受け、再循環遅延同期ループか
らの周期的な出力信号を濾波して再循環遅延同期ループ
の出力信号内の全ての移相(phase shift )を出力クロ
ック信号の計算された数の周期にわたって拡散させて、
濾波された出力信号を得る。
【0007】この発明の別の態様のクロック信号生成装
置は、基準クロック信号を受け、出力クロック信号を作
り、基準クロック信号に対する出力クロック信号の相対
位相を調整して出力クロック信号と基準クロック信号を
揃える、再循環遅延同期ループを含む。またこの装置は
出力クロック信号を受け、出力クロック信号の移相を出
力クロックの複数のサイクルにわたって濾波して調整さ
れた出力クロック信号を作る、位相フィルタを含む。
【0008】この発明は多くの技術上の利点を有する。
事後濾波方式の再循環遅延同期ループは、再循環遅延同
期ループが持つ長期的な位相特性の利点は失わずに、短
期的な位相の不連続を滑らかにする。事後濾波方式の再
循環遅延同期ループは、無限インパルス応答(IIR)
事後フィルタ(低域フィルタ)により1次DLLの利点
を補足する。1つの実施の形態ではフィルタの出力が再
循環遅延同期ループにフィードバックされないので、装
置全体の動作は1次に保たれる。
【0009】この発明の別の利点は、基準雑音が発振器
の周期のプラス・マイナス4分の1以内であれば基準雑
音の帯域幅は小さく、ループ内で発生する雑音に対して
は有効な帯域幅が高いことである。これらの2つの相反
する制限は従来のPLLでは相容れないものである。更
に、再循環遅延同期ループは元来は基準クロックからの
雑音に弱いものであるが、この発明により雑音に影響さ
れなくなる。他の技術上の利点は、以下の図面や説明や
特許請求の範囲から当業者には明らかである。
【0010】
【発明の実施の形態】
【実施例】この発明の実施の形態とその利点は図1−9
を参照すればよく理解できる。各図において、同じ部分
と対応する部分には同じ番号を用いる。
【0011】図1は、この発明の教示に従う事後濾波方
式の再循環遅延同期ループの概念を表すブロック図であ
る。事後濾波方式の再循環遅延同期ループ10は、再循
環遅延同期ループ12と無限インパルス応答フィルタ1
4を含む。再循環遅延同期ループ12の例は、Michel C
ombes, Karim Dioury, Alain Greiner の「ディジタル
CMOS標準セルを用いた移動式クロック乗算発生
器」、半導体回路のIEEEジャーナル、Vol.3
1、No.7、1996年7月、に述べられている。こ
の文献を引例としてここに入れる。
【0012】再循環遅延同期ループ12は基準クロック
信号24を受けて出力クロック信号26を出す。出力ク
ロック信号26は一般に基準クロック信号24の整数倍
である。再循環遅延同期ループ12は基準信号24に所
定の整数を乗算する機能を行い、更に基準クロック24
と出力クロック26の位相を揃える。
【0013】再循環遅延同期ループ12は基準クロック
信号24と出力クロック信号26の位相を揃えるため、
出力クロック信号26が基準クロック信号24から正確
に1周期遅れるまで再循環遅延同期ループ内の遅延要素
を調整する。しかし、遅延要素の適当な遅れが決まるま
で、再循環遅延同期ループ12は基準クロック信号24
のクロックサイクル毎に基準クロック信号24と出力ク
ロック信号26の位相差を測定して出力クロック信号2
6を遅らせ、基準クロック信号24のサイクル毎に両ク
ロックの立上がり端一致させる。再循環遅延同期ループ
12のこの動作方法では、再循環遅延ループ12は基準
クロック信号24のクロックサイクル毎に各クロック信
号の立上がり端を揃えるという方法で位相を調整するの
で、出力クロック信号26内に位相の不連続を生じて、
出力クロック信号26を用いる装置内でエラーを生じる
可能性がある。この位相の不連続の影響は、再循環遅延
同期ループ12に無限インパルス応答フィルタ14を組
み合わせることにより軽減することができる。
【0014】無限インパルス応答フィルタは入力位相信
号27を受けて位相出力信号29を生成する。出力クロ
ック信号26から入力位相信号27を生成しまた出力位
相信号29から出力クロック信号28を生成することに
ついては、無限インパルス応答フィルタ14の説明の後
に詳細に述べる。後で詳細に述べるように、位相出力信
号29は、出力クロック信号26に比べて緩やかに位相
調整された出力クロック信号28を与える。無限インパ
ルス応答フィルタ14の入力位相信号27に対して利得
装置16で乗算する。利得装置16が与える利得は1−
Kに等しい。ただし、Kは0と1の間の数である。
【0015】利得装置16の出力は加算装置18に入
る。加算装置18の第2入力は利得装置22から入る。
利得装置22の利得はKに等しい。ただし、Kは0と1
の間の数である。利得装置22への入力は出力位相信号
29からのフィードバック信号である。加算装置18の
出力は遅延装置20に入る。遅延装置20は出力クロッ
ク信号26と28の周期に等しい時間だけその入力を遅
らせる。次の表は、時刻t=2に入力位相信号27が0
から1まで階段状に変化したとき、無限インパルス応答
フィルタ14が出力位相信号29に与える影響を示す。
次の表では、Kの値として0.75を用いた。
【0016】
【表1】
【0017】無限インパルス応答フィルタ14は時刻t
に、(1−K)x(入力位相信号27)+Kx(時刻t
−1の出力位相信号29)=0.25+0.75x(時
刻t−1の出力位相信号29)に等しい出力位相信号2
9を作る。この表に示すように、入力位相信号27が0
から1に移行すると、無限インパルス応答フィルタは0
から1に緩やかに変化する出力位相信号29を出す。こ
の緩やかな変化は、再循環遅延同期ループ12から生じ
る短期の位相の不連続を滑らかにする、望ましい変化で
ある。
【0018】上に述べたように、再循環遅延同期ループ
12は出力クロック信号26を作り、無限インパルス応
答フィルタ14は位相入力信号27を受ける。位相入力
信号27は、時間位相変換器30により出力クロック信
号26から生成される。時間位相変換器30は加算装置
21と理想クロック23を含む。理想クロック23は出
力クロック信号26と同じ周波数を有するクロック信号
を作り、再循環遅延同期ループ12の上述の動作に起因
する位相の不連続には影響されない。加算装置21は理
想クロック23と出力クロック26を受けて入力位相信
号27を作り、これを無限インパルス応答フィルタ14
に与える。図3と図4に関連して述べるように、この発
明は出力クロック信号26に直接作用して無限インパル
ス応答フィルタ14などの無限インパルス応答フィルタ
の効果を作るものであって、無限インパルス応答フィル
タ14で操作するために出力クロック信号26を位相信
号に変換することは必要ない。
【0019】同様に、無限インパルス応答フィルタ14
の出力位相信号29は位相信号であり、出力クロック信
号28はクロック信号である。位相時間変換器32は出
力位相信号29を出力クロック信号28に変換する。ま
た後で詳細に説明するように、この発明は、必ずしも出
力クロック信号26を位相信号27に変換することなし
に、出力クロック信号26を出力クロック信号28に変
換し、位相信号27を濾波して出力位相信号29を作
り、出力位相信号29を時間信号28に変換することを
意図したものである。
【0020】図2は図1に示した事後濾波方式の再循環
遅延同期ループ10を示すブロック図であって、図1に
示した再循環遅延同期ループ12と無限インパルス応答
フィルタ14の詳細である。図のように、再循環遅延同
期ループ10は分割器40と、マルチプレクサ42と、
第2分割器44と、ラッチ46と、第1遅延装置48
と、制御装置50と、第2遅延装置52と、位相検出器
54を含む。
【0021】分割器40は入力クロック信号24を受け
て入力クロック信号24の周波数を整数nで分割し、入
力クロック信号24の周波数の1/ nの周波数を有する
出力を出す。この出力はマルチプレクサ42の1入力と
して入る。マルチプレクサ42は、分割器40の出力か
または0を出力してラッチ46のセット入力に与える。
分割器40の出力として初期状態「1」がマルチプレク
サ42に入ると、マルチプレクサ42が分割器40から
受けた立上がり端はセットラッチ46に立上がり端とし
て入り、更に遅延装置48に立上がり端が入る。遅延装
置48によりその入力は所定の時間遅れる。遅延装置4
8の出力は、τ遅延時間の後にラッチ46のリセット入
力に入る。この入力によりラッチ46はリセットされる
ので、遅延装置48と分割器44の入力はローにセット
される。遅延装置48の出力は遅延装置52にも入る。
【0022】2遅延時間の後、マルチプレクサ42は遅
延装置52の出力から第2入力に「1」を受けて、ラッ
チ46の出力を高レベルにセットし、これが遅延装置4
8に入る。この過程はmサイクルの間起こり、これを分
割器44がカウントする。mサイクルの後、分割器40
の出力は再び高に変わる。この立上がり端で分割器40
の出力はラッチ46の出力の立上がり端と揃う。
【0023】再循環遅延同期ループ12は遅延装置48
と52を用いて出力信号26を全体で1クロックサイク
ル遅らせて、出力クロック信号26と基準クロック信号
24を同相にする。位相検出器54は制御装置50と共
に遅延装置48と52を調整して適当な遅れを与え、出
力クロック信号26をラッチ46の出力より出力クロッ
ク信号26の1周期遅らせる。しかし位相検出器54と
制御装置50が遅延装置48と52による遅れを調整す
るまで、再循環遅延同期ループ12はラッチ46の出力
を遅らせて(これにより出力クロック信号26も遅れ
る)、分割器40の出力の立上がり端とラッチ46の出
力の立上がり端を揃える。再循環遅延同期ループ12の
動作の更に詳細な説明は、上に引用した「ディジタルC
MOS標準セルを用いた移動式クロック乗算発生器」に
述べられている。
【0024】ラッチ46の出力の立上がり端を遅らせて
入力クロック24の立上がり端に一致させると、再循環
遅延同期ループ12が出力クロック信号26を基準クロ
ック信号24に「同期」させる前に、出力クロック信号
26の位相は基準クロック24のクロック周期毎に不連
続になる。このように、出力クロック信号26の周波数
は基準クロック24のクロック信号毎に不連続になる。
この不連続が大きすぎると、出力クロック信号26を用
いる回路に問題が生じる。このような問題を避けるため
に、出力クロック信号26を無限インパルス応答フィル
タ14で濾波する。
【0025】上に述べたように、無限インパルス応答フ
ィルタ14は出力クロック信号28を生成する。これは
出力クロック信号26の位相を1サイクル内に調整する
のではなく、一般に出力クロック信号26の位相を多数
のサイクルにわたって調整して、位相が大幅にずれるこ
とを防ぐ。
【0026】時間位相変換器30と、無限インパルス応
答フィルタ14と、位相時間変換器32の組合せの例を
図2に装置70で示す。装置70は、加算および利得装
置68と遅延装置20' を含む。遅延装置20’はその
入力を出力クロック信号28の1クロックサイクルだけ
遅らせる。遅延装置20' は、マルチプレクサ60と、
ラッチ62と、第1遅延装置64と、第2遅延装置66
を含む。遅延装置20’の動作は、図3に関連して記載
されている。
【0027】加算および利得装置68は、時間位相変換
器30と、位相時間変換器31と、時間位相変換器33
を含む。位相時間変換器31は位相時間変換器32と同
様であり、時間位相変換器33は時間位相変換器30と
同様である。加算および利得装置68は時間位相変換器
30と、無限インパルス応答フィルタ14と、位相時間
変換器32の概念的表現である。これらの装置の機能の
実際を図3に示す。
【0028】図3は、この発明の1つの実施の形態の事
後濾波方式の再循環遅延同期ループ210を示すブロッ
ク図である。この実施の形態では、加算および利得装置
68は出力ノード93と95を接続した1対のインバー
タ98と100を含む。インバータ98はpチャンネル
電界効果トランジスタ90とnチャンネル電界効果トラ
ンジスタ92を含む。しかし他の適当な種類のデバイス
を用いてもよい。インバータ100はpチャンネル電界
効果トランジスタ94とnチャンネル電界効果トランジ
スタ96を含む。しかし他の適当な種類のデバイスを用
いてもよい。トランジスタ90と92のドレンを接続し
てインバータ98の出力ノード93を形成し、またトラ
ンジスタ94と96のドレンを接続してインバータ10
0の出力ノード95を形成する。トランジスタ90と9
2のゲートは入力として出力クロック信号26をそれぞ
れ受ける。トランジスタ94と96のゲートは入力とし
てクロック出力信号28をそれぞれ受ける。遅延装置2
0' は入力として出力ノード93と95の電圧を受け
る。図に示すように、トランジスタ90の幅と長さの比
は2.8/ 0.6であり、トランジスタ92の幅と長さ
の比は1.4/ 0.6である。トランジスタ94の幅と
長さの比は4/ 0.6であり、トランジスタ96の幅と
長さの比は2/ 0.6である。トランジスタ90,9
2,94,96の幅と長さの比によりインバータ98と
100の利得が決まる。インバータ98と100の特定
の構成を示したが、トランジスタ90,92,94,9
6が別の利得を有することを含めて、別の適当な構成で
実現してよい。
【0029】加算および利得装置68の動作は次の通り
である。出力クロック信号26と出力クロック信号28
が同時に入力ノード89と91に到達した場合は、加算
および利得装置68は単一インバータとして動作する。
したがって、出力クロック信号26と28が共にハイの
場合は、トランジスタ90と94はPMOSデバイスで
あってゲート・ソース電圧が0なので導通しない。逆
に、トランジスタ92と96はNMOSデバイスであっ
てゲート・ソース電圧が正なので導通する。このよう
に、トランジスタ90と94が導通しないのでインバー
タ98にもインバータ100にも電流は流れない。しか
し、出力ノード93と95は高電圧から低電圧に向けて
放電を開始して、最終的に低電圧になる。このように、
入力ノード89と91が高電圧を受けると、インバータ
98と100はノード93と95に低出力電圧を出す。
【0030】逆に、出力クロック信号26と出力クロッ
ク信号28が同時に入力ノード89と91に到達して共
にローの場合は、トランジスタ90と94はPMOSデ
バイスであってゲート・ソース電圧が負なので導通す
る。更に、トランジスタ92と96はNMOSデバイス
であってゲート・ソース電圧が0なので導通しない。こ
のように、トランジスタ92と96が導通しないのでイ
ンバータ98にもインバータ100にも電流は流れな
い。しかし、出力ノード93と95は低電圧から高電圧
に向けて充電を開始する。このように、入力ノード89
と91が低電圧を受けると、インバータ98と100は
ノード93と95に高出力電圧を出す。
【0031】しかし出力クロック信号26と出力クロッ
ク信号28が同時に到着しない場合は、インバータ98
と100は出力クロック信号28を遅らせまたは進める
出力電圧をノード93と95に出す。これにより出力ク
ロック信号26の位相の階段状の移行(再循環遅延同期
ループ12により与えられる位相の不連続など)は多数
のクロックサイクルにわたって滑らかになり、出力クロ
ック信号26と出力クロック信号28は揃う。出力クロ
ック信号26が入力ノード89に到着する前に出力クロ
ック信号28が入力ノード91に到着した場合、出力ク
ロック信号28が高い値であるとすれば、トランジスタ
94は非導通になり、トランジスタ96は導通になる。
トランジスタ94が導通せずにトランジスタ96が導通
すると、出力ノード95は高電圧から低電圧に向けて放
電する。しかし出力クロック信号28は出力クロック信
号26より前に到着したので、この時点ではトランジス
タ90は引き続き導通し、トランジスタ92は引き続き
導通しない。トランジスタ90が導通してノード93は
充電されて高電圧になっているので、ノード95の低電
圧への放電はやや遅れる。出力クロック信号26が入力
ノード89に到達してこれが高電圧であると、トランジ
スタ90は非導通になり、トランジスタ92は導通にな
って、出力ノード93は高電圧から低電圧に向けて放電
する。ノード93と95の高電圧から低電圧への放電が
遅れるので、出力クロック信号28は出力クロック信号
26より遅れる。
【0032】逆に、出力クロック信号26の低から高へ
の移行がノード89に到達した後に出力クロック信号2
8のローからハイへの移行がノード91に到達した場合
は、出力クロック信号28は出力クロック信号26より
早くなる。出力クロック信号28のローからハイへの移
行がノード91に到達する前に出力クロック信号26の
ローからハイへの移行がノード89に到達するので、ノ
ード93はトランジスタ94が非導通になる前に放電を
開始する。したがって、トランジスタ94が非導通にな
るまでノード93と95が放電を開始しない場合に比べ
て、ノード93と95は早く低電圧に向けて放電する。
このように出力ノードの電圧が前の場合より早く移行す
るので、出力クロック信号28は出力クロック信号26
に対して早くなる。
【0033】ノード93と95の出力電圧は遅延装置2
0' に入る。遅延装置20’は、上述のマルチプレクサ
42と、ラッチ46と、遅延装置48と遅延装置52に
より生じる遅れに等しい時間だけノード93と95の電
圧を遅らせる。遅延装置20' は出力28を出す。出力
28は出力クロック信号として出力され、またインバー
タ100のノード91にフィードバックされる。このよ
うに、インバータ100はクロック信号28の値を入力
としてノード91に受ける。これは無限インパルス応答
フィルタ14内の遅延装置20に相当する。クロック信
号28がローからハイに移行する度に、加算および利得
装置68はノード93と95の出力電圧を遅らせまたは
早めて、出力クロック信号26と28の位相を次第に近
付ける。このように、再循環遅延同期ループ12がクロ
ック信号26の位相を階段状に移行させた場合は、加算
および利得装置68と遅延装置20’は出力クロック信
号26の位相の無限インパルス応答フィルタとして動作
し、出力クロック信号26の位相の階段状の変化の効果
を多数のクロックサイクルにわたって拡散させて、出力
クロック信号28を作る。
【0034】図4は、この発明の別の実施の形態の事後
濾波方式の再循環遅延同期ループ310を示すブロック
図である。図4に示す事後濾波方式の再循環遅延同期ル
ープ310は図3に示す事後濾波方式の再循環遅延同期
ループ210に似ているが、異なる点は加算および利得
装置168内のトランジスタ101、102,104,
106の利得が異なることである。図に示すように、ト
ランジスタ104の幅と長さの比は8/ 0.6であり、
トランジスタ106の幅と長さの比は4/ 0.6であ
り、トランジスタ101の幅と長さの比は2.8/ 0.
6であり、トランジスタ102の幅と長さの比は1.4
/ 0.6である。このように、インバータ199はイン
バータ198とインバータ98より相対的に強い。イン
バータ199は出力クロック信号28を入力として受け
るので、加算および利得装置168の構成は無限インパ
ルス応答フィルタ14に対応し、そのKの値は加算およ
び利得装置68のKの値より大きい。Kの値の違いが再
循環遅延同期ループ210と310に与える影響を図5
に示す。
【0035】図5は、図3と図4の加算および利得装置
68と168内のフィードバック量の違いの効果を示
す、時間に対する位相誤差のグラフ110である。図5
の中の図3と指定した曲線は、出力クロック信号28の
約3サイクルにわたって起こる、出力信号28の位相誤
差のかなり速い移行を示す。これに対して、図5の中の
図4と指定した曲線は、出力クロック信号28の約7サ
イクルにわたって起こる、位相誤差のやや緩やかな移行
を示す。図4と指定した曲線で示す位相誤差のやや緩や
かな変化は、加算および利得装置68に比べてフィード
バック量が大きな加算および利得装置168に対応す
る。
【0036】図6は出力クロック信号26と出力クロッ
ク信号28の時間に対する電圧のグラフ80であって、
出力クロック信号26に位相の不連続が発生すること
と、この発明の教示によりこの不連続を時間と共に吸収
する様子を示す。番号82の曲線は出力クロック信号2
6の供給電圧を表す。図に示すように、約100ナノ秒
のときに曲線82に外乱が発生し、出力クロック信号2
6に位相外乱を生じさせる。この外乱は再循環遅延同期
ループ12から生じた位相外乱に相当する。約110ナ
ノ秒のとき(番号84で示す)、出力クロック信号28
は緩やかに出力クロック信号26と同相になるように戻
り始め、出力クロック信号26の位相の急激な変化を遅
らせて、位相がより緩やかに調整された出力クロック信
号28を作る。出力クロック信号26と出力クロック信
号28は約136ナノ秒(番号86で示す)のときに実
質的に揃う。
【0037】図7Aは、理想的なクロックに対する出力
クロック信号26の位相誤差のジッタを示すグラフであ
る。図7Bは、理想的なクロックに対する出力クロック
信号28の位相誤差のジッタを示すグラフである。図7
Aに示すように、理想クロックに対する出力クロック信
号26の位相誤差は振幅が変化するランダム雑音を有す
る。しかし番号400で示す線で、約2.5x10 -10
から−0.5x10-1 0 への大きな階段状の位相誤差が
起こる。出力クロック信号26の位相誤差がこのように
大きくジャンプするのは、再循環遅延同期ループ12が
基準クロック24のクロックサイクル毎に階段状の移相
を生成するからである。位相誤差の同様なジャンプが線
410の近くでも現れている。これに対して、出力信号
28には位相誤差の大きなジャンプが含まれない。これ
は、加算および利得装置68と遅延装置20' が位相の
階段状の変化を滑らかにして、図7Bに示す線500で
も線510でも位相誤差を緩やかに移行させるからであ
る。
【0038】この発明の教示による事後濾波方式の再循
環遅延同期ループ(事後濾波方式の再循環遅延同期ルー
プ210など)は多くの応用に用いることができる。こ
の事後濾波方式の再循環遅延同期ループが特に適してい
る応用の一例は、ディスク駆動の大容量記憶装置内の時
間軸発生器である。例えば、この時間軸発生器はディス
ク駆動の大容量記憶装置の読取りチャンネル上に形成さ
れる。図8と図9は、この発明の教示に従う事後濾波方
式の再循環遅延同期ループをディスク駆動の大容量記憶
装置に用いた例を示す。
【0039】図8はディスク駆動の大容量記憶装置63
0のブロック図であって、読取り動作中にデータを検索
しまた書込み動作中にデータを記憶するのに用いられ
る。ディスク駆動の大容量記憶装置630はホスト63
2とインターフェイスし、読み取り、書き込み中にデジ
タルデータを交換する。ディスク駆動の大容量記憶装置
630は、ディスク/ ヘッド組立体612、前置増幅器
614、同期標本化データ(SSD)チャンネル61
0、制御回路611を含む。ディスク/ ヘッド組立体6
12と前置増幅器614はデータを磁気的に記憶するの
に用いられる。SSDチャンネル610と制御回路61
1は、ディスク/ ヘッド組立体612と交換中のデータ
を処理し、またディスク駆動の大容量記憶装置630の
種々の動作を制御するのに用いられる。ホスト632
は、制御回路611を経てディスク駆動の大容量記憶装
置630とディジタルデータを交換する。
【0040】ディスク/ ヘッド組立体612は、多数の
回転する磁気ディスクすなわち磁気プラッタを含み、磁
気プラッタ上の磁気の移行で表されるデータを記憶す
る。ディスク/ ヘッド組立体612の読取り/書込みヘ
ッドを用いて磁気プラッタの各面にデータを記憶しまた
検索する。読取り/書込みヘッドは、磁気抵抗ヘッドな
どの任意の数の読取り/書込みヘッドでよい。前置増幅
器614はディスク/ ヘッド組立体612の読取り/書
込みヘッドとSSDチャンネル610の間のインターフ
ェースであって、必要に応じてアナログデータ信号を増
幅する。
【0041】SSDチャンネル610は、読取りおよび
書込み動作中にアナログデータ信号をディスク/ ヘッド
組立体612と交換し、またデータ/パラメータ経路6
13を通して制御回路611とディジタル信号を交換す
る。SSDチャンネル610は書込みチャンネル616
と、読取りチャンネル618と、サーボ回路620と、
パラメータメモリ622を含む。SSDチャンネル61
0は単一の集積回路で、または複数の集積回路で実現し
てよい。
【0042】書込み動作中は、書込みチャンネル616
はデータ/パラメータ経路613を通してディジタルデ
ータを並列書式で制御回路611から受ける。ディジタ
ルデータは記憶用に符号化されてディスク/ ヘッド組立
体612に与えられる。書込みチャンネル616は、レ
ジスタと、スクランブラと、エンコーダと、プリコーダ
と、並直列変換回路と、書込み事前補償回路(write pr
ecompensation circuit )を含んでよい。書込みチャン
ネル616の動作とタイミングは位相同期ループ装置に
より制御される。
【0043】読取り動作中は、読取りチャンネル618
は前置増幅器614を通してディスク/ ヘッド組立体6
12からアナログデータ信号を受ける。読取りチャンネ
ル618はアナログデータ信号を調整し、検出し、復号
し、書式化して、最終的にデータ/パラメータ経路61
3を通して対応するディジタルデータ信号を並列書式で
制御回路611に与える。読取りチャンネル618につ
いては図9に関連して詳細に説明する。
【0044】制御回路611は、ディスク駆動の大容量
記憶装置630の種々の動作を制御し、またディジタル
データをSSDチャンネル610とホスト632の間で
交換するのに用いられる。制御回路611はマイクロプ
ロセッサ628(ディジタル信号プロセッサ(DSP)
で実現してよい)と、ディスク制御624と、ランダム
アクセスメモリ(RAM)626と、リードオンリーメ
モリ(ROM)629を含む。マイクロプロセッサ62
8と、ディスク制御624と、RAM626と、ROM
629とでディスク駆動の大容量記憶装置630に制御
および論理機能を与え、データをホスト632から受け
て記憶し、後で検索してホスト632に戻す。ROM6
29は、マイクロプロセッサ628がディスク駆動の大
容量記憶装置630を駆動し制御するのに用いる事前ロ
ードされたマイクロプロセッサ命令を記憶する。またR
OM629は、起動時にパラメータメモリ622に供給
される動作パラメータを記憶する。RAM626は、書
込み動作のためのディジタルデータを記憶し、また読取
り動作により生成されたディジタルデータを記憶する。
ディスク制御624は種々の論理回路とバス調停回路を
含み、ディスク駆動の大容量記憶装置630とホスト6
32を正しくインターフェースし、また制御回路611
とSSDチャンネル610を内部でインターフェースす
る。回路の実際に従って、適当な種類の回路をディスク
制御624に用いてよい。また制御回路611はディス
ク駆動の大容量記憶装置630の種々の制御および可能
信号を生成する。
【0045】図9は、この発明の1つの実施の形態に従
う事後濾波方式の再循環遅延同期ループ210を含む、
読取りチャンネル618の一例を示す。図9に示す読取
りチャンネル618の実現は読取りチャンネルの単なる
1つの実施の形態であって、この発明は読取りチャンネ
ルのいかなる特定の種類または装置にも限定されない。
【0046】1つの実施の形態である図9の読取りチャ
ンネル618は、可変利得増幅器(VGA)642と、
自動利得制御回路(AGC)644と、フィルタ646
と、標本化回路648と、位相同期ループ(PLL)6
50と、離散的信号等化器652と、検出器654と、
読取りチャンネル618の時間軸発生器として用いる再
循環遅延同期ループ210を含む。読取りチャンネル6
18のこれらの各部により、読取り動作中に前置増幅器
614とディスク/ ヘッド組立体612から読取り信号
を受けて処理し、これに応じて外部へのディジタルデー
タ信号を生成する。
【0047】読取りチャンネル618は読取り信号をV
GA642に受ける。VGA642はAGC644の制
御により信号を増幅して、増幅された読取り信号を生成
する。VGA642はAGC644と共に動作して、適
当な増幅すなわち利得をアナログ読取り信号に与える。
AGC644はフィルタ646の出力からフィードバッ
ク信号を受け、VGA642が読取り信号に与える増幅
すなわち利得を調整する。
【0048】増幅された読取り信号は、VGA642か
らフィルタ646に与えられて更に処理される。1つの
実施の形態では、フィルタ646は信号を濾波して望ま
しくない高周波雑音を除去する(すなわち低域フィルタ
として実現される)。またフィルタ646は振幅増幅を
含む波形整形を行なう。例えば、フィルタ646はGm
/ C構成要素を用いて設計された連続時間7次フィルタ
でよい。フィルタ646の遮断周波数と増幅はプログラ
ム可能でよい。フィルタ646で濾波された読取り信号
は標本化回路648に入る。
【0049】標本化回路648はフィルタ646からの
濾波された読取り信号を標本化して、離散値を有する離
散的読取り信号を生成する。標本化回路648は濾波さ
れた読取り信号を連続時間から離散時間に変換する。濾
波された読取り信号の標本化は、ディスク/ ヘッド組立
体612の磁気媒体すなわち記憶媒体上に記憶された種
々の磁気的移行に対応する時刻に同期して行なわれる。
これらの磁気的移行はディスク/ ヘッド組立体612上
に記憶さデータに対応する。標本化回路648は信号を
標本化して、次の標本化が起こるまでこの値を保持す
る。
【0050】PLL650は標本化回路648に、標本
化回路648が濾波された読取り信号を標本化して保持
するタイミングを制御するための標本化クロックすなわ
ち標本化信号を与える。離散的読取り信号の各離散値は
標本化回路648が信号を標本化した時刻の濾波された
読取り信号の値すなわち振幅に相当する。標本化回路6
48はサンプルホールド回路(円形サンプルホールド回
路など)として実現してよく、時間シーケンスを離散的
信号等化器652に多重送信して、正しい時間シーケン
ス値を離散的信号等化器652に与える。
【0051】離散的信号等化器652は標本化回路64
8から離散的読取り信号を受けて、ディスク/ ヘッド組
立体612上の磁気的移行に対応する離散的レベルを有
する等化された読取り信号を生成する。離散的信号等化
器652はアナログ無限インパルス応答フィルタで実現
してよい。離散的読取り信号は検出器654のターゲッ
ト機能に等化される。
【0052】検出器654は離散的信号等化器652か
ら離散的読取り信号を受け、この信号を分析して、ディ
スク/ ヘッド組立体612上に記憶されているデータに
対応する外部へのディジタル信号を生成する。1つの実
施の形態では、検出器654はビタビアルゴリズムを実
現する最尤検出器すなわちビタビ検出器でよい。図9に
示していないが、読取りチャンネル618は、外部への
ディジタル信号とバス622を正しくインターフェース
する同期検出器回路と直並列変換回路も含んでよい。
【0053】可変利得増幅器642と、標本化回路64
8と、離散的信号分析器652と、検出器654と、P
LL650が正しく機能するにはそれぞれクロック信号
を必要とする。図9に示すように、この発明ではVGA
642と、標本化回路648と、離散的信号分析器65
2と、検出器654と、PLL650は、事後濾波方式
の再循環遅延同期ループ210からクロック信号をそれ
ぞれ受ける。事後濾波方式の再循環遅延同期ループ21
0は、急激な移相ではなく移相が数サイクルにわたって
拡散された出力信号(出力信号28など)を作るので、
読取りチャンネル618で動作するデバイスは従来の大
容量記憶装置より外乱が少ない。
【0054】この発明とその利点を詳細に説明したが、
特許請求の範囲に規定されているこの発明の精神と範囲
から逸れない種々の変更や代替を行なうことが可能であ
る。
【0055】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)クロック信号生成装置であって、基準クロック信
号を受け、出力クロック信号を作り、前記基準クロック
信号に対する前記出力クロック信号の相対位相を調整し
て前記出力クロック信号と前記基準クロック信号を揃え
る、再循環遅延同期ループと、前記出力クロック信号を
受け、前記出力クロック信号の全ての移相を前記出力ク
ロックの複数のサイクルにわたって濾波して調整された
出力クロック信号を作る、位相フィルタ、を備える、ク
ロック信号生成装置。
【0056】(2)前記位相フィルタは、前記出力クロ
ック信号とフィードバッククロック信号を受けて中間の
調整された出力クロック信号を生成する、加算および利
得装置と、前記中間の調整された出力クロック信号を受
け、前記中間の調整された出力クロック信号を遅らせて
前記調整されたクロック信号を作る、遅延装置、を備え
る、第1項に記載のクロック信号生成装置。 (3)前記位相フィルタは、前記出力クロック信号を受
ける入力と、出力とを有する、第1インバータと、前記
調整された出力クロック信号を受ける入力と、出力を有
する、第2インバータ、を備え、前記第1インバータの
出力と前記第2インバータの出力とを接続して前記中間
出力クロック信号を生成する、第1項に記載のクロック
信号生成装置。
【0057】(4) 前記遅延装置は、前記中間の調整
された出力クロック信号を前記中間の調整された出力ク
ロック信号の1周期だけ遅らせて前記調整された出力ク
ロック信号を作る、第2項記載のクロック信号生成装
置。 (5) 前記再循環遅延同期ループは、基準クロック信
号の位相と前記出力クロック信号の位相を比較する位相
比較器と、受信信号を遅らせる1対の可変遅延要素と、
前記基準クロック信号と前記出力クロック信号の相対位
相に基づいて前記遅延要素の遅れを制御し、前記遅延要
素の遅れを調整して前記基準クロック信号と前記出力ク
ロック信号を揃える、制御装置、を備える、第1項に記
載のクロック信号生成装置。
【0058】(6) 前記位相フィルタは、前記出力ク
ロック信号と前記調整された出力クロック信号を受けて
中間の調整された出力クロック信号を生成する、加算お
よび利得装置と、前記中間の調整された出力クロック信
号を受け、前記中間の調整された出力クロック信号を遅
らせて前記調整されたクロック信号を作る、遅延装置、
を備え、前記遅延装置は、前記可変遅延要素と同じ遅れ
を有する1対の遅延装置を含む、第5項に記載のクロッ
ク信号生成装置。 (7) 前記出力クロック信号を前記基準クロック信号
のクロック信号毎に1回遅らせて前記出力信号と前記基
準クロック信号を揃えるためのラッチを更に備える、第
5項に記載のクロック信号生成装置。
【0059】(8) クロック信号生成装置であって、
基準クロック信号を受け、出力クロック信号を作り、前
記基準クロック信号に対する前記出力クロック信号の位
相を調整して前記出力クロック信号と前記基準クロック
信号を揃える、再循環遅延同期ループであって、前記基
準クロック信号と前記出力クロック信号の相対位相を比
較する位相比較器と、受信信号を遅らせる少なくとも1
個の遅延要素と、前記基準クロック信号と前記出力クロ
ック信号の相対位相に基づいて前記少なくとも1個の遅
延要素の遅れを制御し、前記遅延要素の遅れを調整して
前記基準クロック信号と前記出力クロック信号を揃え
る、制御装置、を備える再循環遅延同期ループと、前記
出力クロック信号を受け、前記出力クロック信号の全て
の移相を前記出力クロックの複数のサイクルにわたって
濾波して調整された出力クロック信号を作る、位相フィ
ルタであって、前記出力クロック信号とフィードバック
クロック信号を受けて中間の調整された出力クロック信
号を生成する、加算および利得装置と、前記中間の調整
された出力クロック信号を受け、前記中間の調整された
出力クロック信号を遅らせて前記調整されたクロック信
号を作る、遅延装置、を備える位相フィルタ、を備え
る、クロック信号生成装置。
【0060】(9) 前記加算および利得装置は、前記
出力クロック信号を受ける入力と、出力とを有する、第
1インバータと、前記調整された出力クロック信号を受
ける入力と、出力とを有する、第2インバータ、を備
え、前記第1インバータの出力と前記第2インバータの
出力とを接続して前記中間出力クロック信号を生成す
る、第8項に記載のクロック信号生成装置。 (10) 前記遅延装置は前記再循環遅延同期ループ内
の前記少なくとも1個の遅延要素と同じ遅れを有する少
なくとも1個の遅延要素を備える、第9項に記載のクロ
ック信号生成装置。
【0061】(11) 前記再循環遅延同期ループは、
前記出力クロック信号を前記基準クロック信号のクロッ
ク信号毎に1回遅らせて前記出力信号と前記基準クロッ
ク信号を揃えるためのラッチを更に備える、第8項に記
載のクロック信号生成装置。 (12) 前記再循環遅延同期ループは、前記位相比較
器と、少なくとも1個の遅延装置と、ラッチと、制御装
置と共に動作する分割器を更に備え、前記出力信号が前
記入力信号の倍数の周波数を有するようにする、第11
項に記載のクロック信号生成装置。 (13) 前記加算および利得装置は中間の調整された
出力クロック信号を生成し、前記出力クロック信号に対
するその位相差は前記調整された出力クロック信号と前
記フィードバック信号の位相差より小さい、第8項に記
載のクロック信号生成装置。
【0062】(14) クロック信号を生成する方法で
あって、再循環遅延同期ループからクロック信号を受
け、前記再循環遅延同期ループからの周期的な出力信号
を濾波して、前記再循環遅延同期ループの出力信号内の
全ての移相を前記出力クロック信号の少なくとも2周期
にわたって拡散させて、濾波された出力信号を作る、こ
とを含む、クロック信号を生成する方法。 (15) 周期的な出力信号を濾波するステップは、前
記周期的な出力信号の複数のサイクルの各々の間に、前
記周期的な出力信号を前記移相の大きさより小さい大き
さの時間遅らせて、濾波された出力信号を作ることを含
む、第14項に記載のクロック信号を生成する方法。
【0063】(16) 前記周期的な出力信号を遅らせ
る前記ステップは、前記周期的な出力信号の複数の各サ
イクルを前記複数のクロックサイクル毎に十分短い時間
遅らせてゼロに近づけて、濾波された出力信号を作るこ
とを含む、第15項に記載のクロック信号を生成する方
法。 (17) 周期的な出力信号を濾波するステップは、前
記周期的な出力信号の複数の各サイクルの発生を、前記
移相の大きさより小さい大きさの時間早めて、濾波され
た出力信号を作ることを含む、第14項に記載のクロッ
ク信号を生成する方法。
【0064】(18) 複数の各サイクルの発生を早め
る前記ステップは、前記周期的な出力信号の複数の各サ
イクルの発生を複数のクロックサイクル毎に十分短い時
間早めてゼロに近づけて、濾波された出力信号を作るこ
とを更に含む、第17項に記載のクロック信号を生成す
る方法。 (19) 周期的な出力信号を濾波するステップは、出
力を第2インバータの出力に接続する第1インバータに
前記周期的な出力信号を与え、部分的に濾波された出力
信号を表すフィードバック信号を前記第2インバータに
与えて前記濾波された出力信号を作る、ステップを含
む、第14項に記載のクロック信号を生成する方法。 (20) フィードバック信号を与える前記ステップ
は、前記周期的な出力信号との位相差が次第に小さくな
るフィードバック信号を与えることを含む、第14項に
記載のクロック信号を生成する方法。
【0065】(21) 大容量記憶ディスク駆動装置で
あって、データを磁気的に記憶するディスク/ ヘッド組
立体と、ホストとディジタルデータを交換する制御回路
と、前記ディスク/ヘッド組立体からアナログデータを
受けて前記制御回路とディジタルデータを交換するデー
タチャンネル、を備え、前記データチャンネルは、読取
り動作中に前記ディスク/ヘッド組立体から読取り信号
を受けて処理してこれに応じて外部へのディジタルデー
タ信号を生成する読取りチャンネルを備え、前記読取り
チャンネルは前記読取りチャンネルが用いる調整された
出力クロック信号を作る事後濾波方式の再循環遅延同期
ループを備え、前記事後濾波方式の再循環遅延同期ルー
プは、基準クロック信号を受け、出力クロック信号を作
り、前記基準クロック信号に対する前記出力クロック信
号の相対位相を調整して前記出力クロック信号と前記基
準クロック信号を揃える、再循環遅延同期ループと、前
記出力クロック信号を受け、前記出力クロック信号の全
ての移相を前記出力クロック信号の複数のサイクルにわ
たって濾波して前記調整された出力クロック信号を作
る、位相フィルタ、を備える、大容量記憶ディスク駆動
装置。
【0066】(22) 前記位相フィルタは、前記出力
クロック信号とフィードバッククロック信号を受けて中
間の調整された出力クロック信号を生成する、加算およ
び利得装置と、前記中間の調整された出力クロック信号
を受け、前記中間の調整された出力クロック信号を遅ら
せて前記調整されたクロック信号を作る、遅延装置、を
備える、第21項に記載の大容量記憶ディスク駆動装
置。 (23) 前記位相フィルタは、前記出力クロック信号
を受ける入力と、出力とを有する、第1インバータと、
前記調整された出力クロック信号を受ける入力と、出力
とを有する、第2インバータ、を備え、前記第1インバ
ータの出力と前記第2インバータの出力とを接続して前
記中間出力クロック信号を生成する、第21項に記載の
大容量記憶ディスク駆動装置。
【0067】(24) 前記遅延装置は、前記中間の調
整された出力クロック信号を前記中間の調整された出力
クロック信号の1周期だけ遅らせて前記調整されたクロ
ック信号を作る、第22項に記載の大容量記憶ディスク
駆動装置。 (25) 前記再循環遅延同期ループは、基準クロック
信号の位相と前記出力クロック信号の位相を比較する位
相比較器と、受信信号を遅らせる1対の可変遅延要素
と、前記基準クロック信号と前記出力クロック信号の相
対位相に基づいて前記遅延要素の遅れを制御し、前記遅
延要素の遅れを調整して前記基準クロック信号と前記出
力クロック信号を揃える、制御装置、を備える、第21
項に記載の大容量記憶ディスク駆動装置。
【0068】(26) 前記位相フィルタは、前記出力
クロック信号と前記調整された出力クロック信号を受け
て中間の調整された出力クロック信号を生成する、加算
および利得装置と、前記中間の調整された出力クロック
信号を受け、前記中間の調整された出力クロック信号を
遅らせて前記調整されたクロック信号を作る、遅延装
置、を備え、前記遅延装置は、前記可変遅延要素と同じ
遅れを有する1対の遅延装置を含む、第25項に記載の
大容量記憶ディスク駆動装置。 (27) 前記出力クロック信号を前記基準クロック信
号のクロック信号毎に1回遅らせて前記出力信号と前記
基準クロック信号を揃えるためのラッチを更に備える、
第21項に記載の大容量記憶ディスク駆動装置。
【0069】(28) クロック信号生成装置は、基準
クロック信号を受け、出力クロック信号を作り、基準ク
ロック信号に対する出力クロック信号の相対位相を調整
して出力クロック信号と基準クロック信号を揃える、再
循環遅延同期ループを含む。またこの装置は、出力クロ
ック信号を受け、出力クロック信号の全ての移相を出力
信号の複数のサイクルにわたって濾波して調整された出
力クロック信号を作る、位相フィルタを含む。
【図面の簡単な説明】 この発明とその利点をよりよく理解するため、この発明
の詳細な説明を以下の図面と共に参照していただきた
い。各図において、同じ参照番号は同じ部分を示す。
【図1】この発明の教示に従う事後濾波方式の再循環遅
延同期ループの概念を示すブロック図。
【図2】図1に示す再循環遅延同期ループと図1に示す
無限インパルス応答フィルタの詳細を示す、事後濾波方
式の再循環遅延同期ループの概念を更に示すブロック
図。
【図3】この発明の1つの実施の形態に従う事後濾波方
式の再循環遅延同期ループの実際の一例を示すブロック
図。
【図4】この発明の別の実施の形態に従う事後濾波方式
の再循環遅延同期ループの実際の別の例を示すブロック
図。
【図5】図3と図4の無限インパルス応答フィルタにお
いてフィードバック量を変えた効果を示す、時間に対す
る位相誤差のグラフ。
【図6】位相の不連続の発生と、この発明の教示に従う
時間をかけたこの不連続の吸収を示す、時間に対する電
圧のグラフ。
【図7】Aはこの発明の教示を含まない従来の再循環遅
延同期ループのジッタ特性を示すグラフ。Bはこの発明
の教示に従う事後濾波方式の再循環遅延同期ループのジ
ッタ特性のグラフ。
【図8】この発明の1つの実施の形態に従う事後濾波方
式の再循環遅延同期ループを含む、ディスク駆動の大容
量記憶装置のブロック図。
【図9】この発明の1つの実施の形態に従う事後濾波方
式の再循環遅延同期ループを含む、図8に示すハードデ
ィスク駆動装置の読取りチャンネルを示すブロック図。
【符号の説明】
10 事後濾波方式の再循環遅延同期ループ 12 再循環遅延同期ループ 14 無限インパルス応答フィルタ 24 基準クロック信号 28 出力クロック信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号生成装置であって、 基準クロック信号を受け、出力クロック信号を作り、前
    記基準クロック信号に対する前記出力クロック信号の相
    対位相を調整して前記出力クロック信号と前記基準クロ
    ック信号を揃える、再循環遅延同期ループと、 前記出力クロック信号を受け、前記出力クロック信号の
    全ての移相を前記出力クロックの複数のサイクルにわた
    って濾波して調整された出力クロック信号を作る、位相
    フィルタ、を備える、クロック信号生成装置。
  2. 【請求項2】 クロック信号を生成する方法であって、 再循環遅延同期ループからクロック信号を受け、 前記再循環遅延同期ループからの周期的な出力信号を濾
    波して、前記再循環遅延同期ループの出力信号内の全て
    の移相を前記出力クロック信号の少なくとも2周期にわ
    たって拡散させて、濾波された出力信号を作る、ことを
    含む、クロック信号を生成する方法。
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