JPH11317603A - バランス型誘電体フィルタ - Google Patents

バランス型誘電体フィルタ

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JPH11317603A
JPH11317603A JP5252899A JP5252899A JPH11317603A JP H11317603 A JPH11317603 A JP H11317603A JP 5252899 A JP5252899 A JP 5252899A JP 5252899 A JP5252899 A JP 5252899A JP H11317603 A JPH11317603 A JP H11317603A
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俊雄 石崎
Toru Yamada
徹 山田
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Shoichi Kitazawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として無線機器などの高周波回路で使用す
るバランス型誘電体フィルタに関し、入出力端子ともバ
ランス型としたバランス型誘電体フィルタが提供され
る。 【解決手段】 バランス型誘電体フィルタは、相互に電
磁界結合されて並列配置の複数のストリップライン型共
振子を2組有し、各組の共振子にはそれぞれ入力端子と
出力端子が結合されて、一対のバランス型入出力端子と
なし、上記の共振子は、上記の一対の共振器が対面して
鏡面対称にセラミック誘電体内に配置される。ストリッ
プラインの端部が接地された1/4波長共振子であり、
ストリップラインと結合電極は、セラッミック層に積層
されて、フィルタは、セラミック積層体に一体がされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として無線機器
などの高周波回路で使用され、入出力側ともバランス型
とした誘電体フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、誘電体フィルタは、移動体通信の
発展により小型で高性能であることが、強く要請される
ようになり、これに適した誘電体フィルタが広く使用さ
れている。このような誘電体フィルタは、例えば、数百
メガヘルツから約5GHzのマイクロ波帯での濾波に使
用され、回路基板に実装されて通信機器、特に携帯電話
装置に使用されている。そのために、誘電体フィルタ
は、特に小型化、薄型化に好適なセラミック積層型フィ
ルタが多く使用されるようになってきた。
【0003】従来のアンバランス型の誘電体フィルタと
しては、図9(B)にその構造が例示されているが、5
枚のセラミック誘電体層61〜65が積層され、誘電体
層63と64との間には、1/4波長の共振波長を有
し、先端短絡された一対のストリップライン共振子6
6、66が形成されている。この例では、一の共振子6
6の一端側に、入力容量電極68が、他方の共振子66
の一端には、出力容量電極69が結合され、両共振子間
には、段間結合容量電極70で静電結合されている。
【0004】ストリップライン共振子電極66の両面
は、誘電体層を介して、シールド電極71、72で挟ま
れて、トリプレート構造を構成している。一対のストリ
ップライン共振子66は、ローディング容量電極67に
より接地されている。また、入力端子73(11)と出
力端子74(51)とは、それぞれ入出力容量電極6
8、69に接続されている。さらに、接地端子75、7
6(4)が、シールド電極71、72とローディング容
量電極67とに接続され、接地するようにしている。
【0005】図9(A)には、従来の誘電体フィルタの
端子接続法を示してある。高周波入力信号は入力端子1
1と接地端子4の間に印加され、出力信号が出力端子5
1と接地端子4の間からアンバランス型として取り出さ
れる。
【0006】以上のように構成された誘電体フィルタに
ついて、まず、ストリップライン共振子電極66は2本
の共振子が互いに電磁界結合されて、コム(comb)ライ
ン型のフィルタを構成する。ローディング容量電極67
は共振子と並列に容量を接続し、同じ長さのストリップ
ラインに対して、共振周波数を下げる働きをする。この
例は、フィルタの入出力は容量結合型になっており、入
出力容量電極68、69とストリップライン共振子電極
66の間の電極対向部で平行平板コンデンサを形成す
る。段間結合容量電極70は伝達特性に減衰極を発生さ
せるためのものであり、共振子間の段間結合を電磁界結
合と電界結合の組み合わせで行うものである(例えば、
特開平5−95202号公報参照)。
【0007】特開平7−312503号公報は、セラミ
ック誘電体の積層体内に一体に構成した2段インピーダ
ンス共振子(stepped impedance resonators)を利用し
たアンバランス型誘電体フィルタを開示している。この
フィルタは、対を成すストリップラインが、一端が接地
された第1のライン部と一端が開放されてこの第1のラ
イン部より低い特性インピーダンスを有する低い第2の
ライン部とからなり、両方の2段のストリップラインを
電磁結合させるのに、第1のライン部同士と、第2ライ
ン部同士との結合量を変えて、フィルタ回路の伝達特性
を制御するものである。
【0008】また、他の従来例では、PCT国際公開W
O92/02969号において、図10で示すように、
出力側のみをバランス化しようとする試みが既に提案さ
れているが、ここで,マイクロストリップライン型の2
つのスプリットリング共振子80、81を、一方は、ア
ンバランス型入力端子82に入力結合容量85を介して
接続し、他方は、バランス型の出力端子83、84に接
続し、リング端部間をローディング容量86、87で結
合してある。この構成においては、スプリットリング共
振子80、81を電磁界結合させることによって、フィ
ルタを構成している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のストリッ
プライン型フィルタが、少なくとも入出力端子のいずれ
かがアンバランス型であると、バランス型の高周波増幅
回路ないしは高周波半導体集積回路と接続するために、
バランス−アンバランス変換器(バラン)が必要であっ
た。また、アンバランス型回路では、接地回路に電流が
流れるため、電磁妨害に弱く、雑音などの影響を受け易
いという問題もあった。
【0010】上記のPCT国際公開WO92/0296
9号は、上記の2つのスプリットリング共振子に対して
入出力側端子ともバランス型で結合したフィルタも開示
している。しかし、このスプリットリングを利用する並
行型フィルタは、相互の電磁結合のために2つのフィル
タを基板上に同一面上で配置する必要があるので、フィ
ルタの配置に広い面域を必要として、フィルタの小型化
には、なお問題があった。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑み、電磁妨害に
強く、設計が容易にできる入出力端子ともバランス型と
したコンパクトな誘電体フィルタを提供することを目的
とする。本発明の別の目的は、バランス型回路或いは集
積回路と接続特性がよいコンパクトなバランス型誘電体
フィルタを提供することである。また本発明の別の目的
は、回路基板に対する高い実装性能を有するバランス型
誘電体フィルタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のバランス型誘電
体フィルタは、一対の共振器を含み、該共振器が、相互
に電磁界結合されて並列配置の複数のTEMモード型共
振子を有し、各共振器にはそれぞれ入力端子と出力端子
とが接続されて平衡型入力及び出力端子を構成し、その
特徴は、上記の一対の共振器が、互いに対面して鏡面対
称に誘電体内に配置されたことにある。
【0013】本発明のバランス型誘電体フィルタは、入
力端子側も出力端子側もバランス型とされ、一対の共振
器が誘電体を介して鏡面対称を成して配置されている。
一対の共振器の入力側に反対移相の高周波信号が印加さ
れたとき、一対の共振器の間には鏡面位置に電位零の電
気壁が形成されるので、入力側も出力側もバランスが極
めて良好であって、外部電磁妨害に対しても相殺し合っ
て出力側に現れない。そこで、外部電磁妨害に強いフィ
ルタを構成することができる。
【0014】本発明においては、各共振器に使用される
TEMモード型共振子としては、誘電体中に含まれる同
軸共振子であってもよく、これは、誘電体ブロックに形
成された孔を利用して誘電体ブロック型のバランス型誘
電体フィルタを構成する。本発明においては、別のTE
Mモード型共振子として、誘電体内に埋設された薄い導
体によるストリップラインを利用することができる。
【0015】ストリップライン型共振子の場合には、共
振子は、導体のストリップラインの端部が接地された1
/4波長共振子として作用する。即ち、詳しくは、本発
明は、ストリップライン型共振子を使用するフィルタに
おいて、一対の入力端子と、両入力端子にそれぞれ入力
側の両端部が接続されて相互に電磁界結合された並列配
置の複数のストリップライン型共振子と、該共振子の出
力側の両端部にそれぞれ接続された一対の出力端子とか
ら成り、一対の共振器の各対応するストリップライン共
振子同士が誘電体を介在させて対面するように鏡面対称
に配置される。
【0016】上記の一対の共振器は、鏡面対称を成す2
つのストリップラインの端部同士が接続されて1つの1
/2波長共振子として構成することもできる。言いかえ
れば、本発明は、1/2波長で共振するストリップライ
ンが折り曲げられて鏡面対称を成して配置されたバラン
ス型誘電体フィルタを含む。この場合に、1/2波長で
共振するストリップラインの両端部に、それぞれ入力端
子又はそれぞれ出力端子が接続される。入力端子と出力
端子は、バランス型となる。このようなバランス型誘電
体フィルタは、複数の1/2波長のストリップライン型
共振子を並列配置して相互に電磁界結合され、各共振子
は、鏡面対称に折り曲げられて誘電体内に配置される。
入力側の共振子両端側には、一対の入力端子接続され、
それぞれ出力側側の共振子両端側には、一対の出力端子
が接続される。
【0017】上記ストリップライン型共振子において
は、上述の電気壁は、折り曲げられたストリップライン
の鏡面対称の位置に形成される。電気壁は、導体を持た
ない仮想的であってもよい。好ましくは、電気壁には、
金属導体の中間シールドが配置されて接地され、これに
より、フィルタ回路のバランスを確実にすることができ
る。
【0018】特に、上記の折り曲げストリップラインの
バランス型の誘電体フィルタにおいても、ストリップラ
インの両端部側が互いに対面して、鏡面対称を成して配
置されるので、誘電体フィルタは、鏡面位置に電気壁が
形成される。これにより、入出力側ともほぼ完全なバラ
ンス型を保持することができる。このような折り曲げス
トリップライン型共振子は、ストリップラインの中点が
誘電体層の端部に位置してストリップラインが誘電体層
の表面側から裏面側に振り分けて配置されるのが好まし
い。
【0019】このようなフィルタを構成するために、一
対の共振器のストリップライン型共振子は、面対称に成
るように、別個に誘電体セラミックの積層体の内部に配
置される。即ち、各組の共振子は、2つの1/4波長の
ストリップライン導体が、対面するように、あるセラミ
ック層の表裏上に形成され、これら一対の共振器は、互
いに隣接するストリップライン導体が小さな間隔を設け
て互いに平行に配列され、これにより電磁結合を可能に
している。さらに、共振子への入出力容量電極が、共振
子に近接する別の誘電体セラミック層上に分離して配置
されて、それぞれストリップラインの端部と電気的に結
合している。
【0020】このようにして、本発明のバランス型フィ
ルタは、一対の共振器が、別の層として重積して配置さ
れるので、共振器が占める配置面積を半減でき、しか
も、入出力容量電極、及び必要により共振子間の結合容
量電極とが、他の層として、セラミック積層体内に一体
化され、これにより、コンパクトなフィルタ構造を実現
することができる。
【0021】本発明のバランス型誘電体フィルタは、入
出力ともバランス化されているが、フィルタの使用に際
しては、入力端子側若しくは出力端子側又はその両方
を、アンバランス型として利用することもできる。入力
側又は出力側をアンバランスとして利用する場合には、
平衡型端子のいずれかを所要の外部アンバランス回路に
接続し、他の端子は、接続されないで、好ましくは開放
される。この場合でも、使用されない入力側又は出力側
の共振子も、その共振機能が利用される。
【0022】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明の各実施例に
おける動作説明のためのバランス型誘電体フィルタの端
子構造を示すものである。この図において、バランス型
誘電体フィルタ本体1には、一対のバランス型入力端子
11、12と、一対のバランス型出力端子51、52と
が接続され、この図では、さらに、入力側と出力側と
に、接地端子4、4が接続されている。
【0023】入力信号は、バランス型入力端子10であ
る2つの端子11、12の間に逆相で加えられ、入力側
の接地端子4は本質的に常に零電位であり、接地端子4
に接地電流は流れない。 同様に、出力信号は、一対の
バランス型出力端子50(51、52)の間に逆相で現
れ、出力側の接地端子4は本質的に常に零電位であり、
接地端子4に接地電流は流れない。このような入出力と
もバランスされているフィルタを実現するため、図1
(B)と図1(C)には、本発明のバランス型誘電体フ
ィルタ1の模式図を示す。
【0024】図1(B)において、フィルタは、バラン
ス型入出力端子10と、4個の1/4波長の共振子を備
えている。この実施形態においては、バランス型誘電体
フィルタには、一対の共振器の一対のストリップライン
(210a、210b)と(220a、220b)が、
それぞれ2本づつ並行して電磁界結合により結合されて
おり、これらストリップラインの一端側は、入力端子1
1、12と出力端子51、52とが結合容量C1を介し
て並列に接続され、各ストリップラインが他端側が共に
接地されて1/4波長共振子を構成している。
【0025】バランス型入力端子の正端子11には第1
の共振子210aの一端が結合され、負端子12には第
2の共振子220aの一端が結合されている。バランス
型出力端子50の正端子51には第3の共振子210b
の一端が結合され、負端子52には第4の共振子220
bの一端を結合し、各共振子の他端をそれぞれ電気的に
接地されている。
【0026】また、1組をなす共振子210a、210
bのストリップラインは、他の組の共振子220a、2
20bのストリップラインと互いに対面して鏡面対称を
成すように間隙を設けて配置されている。そこで、一対
の入力端子11、12による入力信号は、それぞれ、入
力容量C11とC12とを通って、一対の共振器210
a、210bと220a、220bとに互いに180°
の異なる位相で印加されるが、各共振子は一対のストリ
ップラインが独立して電磁界結合されて一定範囲の周波
数に瀘波される。各共振子は、出力容量C51とC52
を介して出力端子に接続され、共振子からは180°位
相の異なる瀘波信号が出力端子に出力される。
【0027】2組の共振子210a、220aと210
b、220bとは互いに対面し、各共振子にはいる入力
信号は、反対位相である(位相が180度違う)から、
各共振子のストリップラインは、対応するどの位置でと
っても、各共振子210、220の間の対称面に対して
同じ電位で極性が反対であるから、両共振子は完全に平
衡である。上記の対称面は、常に零電位にあり、この面
が仮想的な電気壁9となる。特に、中間シールド電極2
71が、共振子210と220間の電気壁9の位置に配
置され、接地されるのが好ましい。
【0028】このようにして、フィルタは中間シールド
電極271を境として電気的に反対称となり、外部磁場
ないし外部電場が共振子210と220に作用しても、
入力側にも出力側にも現れず、完全なバランス型とな
る。
【0029】図1(C)はもう1つ型ののバランス型フ
ィルタを示すが、共振子3a、3bは、一対の1/2波
長のストリップライン3a、3bが並列で相互に電磁界
結合されて、U字形に折り曲げられて、ストリップライ
ンの半分310a、320aが鏡面対象に配置されてい
る。一方のストリップラインの両端部には一対の入力端
子が入力容量C11とC12とを介して接続され、他方
のストリップラインの両端部には、出力容量C51とC
52とを介して出力端子が接合されている。
【0030】この例では、ストリップラインの中点39
は、接地されないが、1/2波長共振により定在波は電
位零(電圧節)で電流腹となっている。U字形に折り曲
げられたストリップラインの対称面は、ストリップライ
ンの上記中点をも含めて、常に零電位にあり、この面が
仮想的な電気壁9となる。この場合も、シールド電極2
71が、共振子310aと320aの間、及び310b
と320bとの間の電気壁9の位置に配置され、接地さ
れるのが好ましい。
【0031】上記共振子210、220は、後述のよう
に、その間とその周辺が誘電体として高周波特性の良い
セラミックスシートにより積層状態で担持されて一体化
される。
【0032】また、対をなして並列したストリップライ
ン間には、段間結合容量C1が結合されるが、これは、
通過帯域に隣接して減衰極を形成するためである。さら
に、ストリップラインの入出力側の端部には、ローディ
ング容量C2を介して接地されており、ストリップライ
ンの長さを共振波長よりも短縮することができる。
【0033】このようにして、バランス型の入出力端子
においては接地電流が流れないことが大きな特徴であ
り、極端な状態では接地端子がなくてもバランス型4端
子フィルタ回路としても正常に動作する。この点は、ア
ンバランス型フィルタが、正常なフィルタ特性すなわち
高減衰量を実現するためには理想的な接地が要求される
ので、大きく異なる。アンバランス型フィルタでは、実
際の高周波回路では、理想的な接地というのは無理であ
るため、誘電体フィルタの特性は劣化することになる。
これに対し、バランス入出力型のバランス型誘電体フィ
ルタでは接地状態によらず、常に優良なフィルタ特性を
得られる。
【0034】然しながら、本発明のフィルタは、上述の
ように、平衡入力−平衡出力型のフィルタであるが、こ
れに接続される外部回路が非平衡型回路である場合にも
適用することができる。この場合には、上記フィルタの
平衡型の入力及び出力端子の少なくともいずれかの平衡
端子の一方に外部非平衡回路が接続され、他方の端子
は、接続されずに開放される。この場合でも、開放され
た端子側のストリップライン共振子も共振素子として働
く。外部非平衡回路の他の端子は、接地される。
【0035】
【実施例】以下に示す実施例においては、バランス型誘
電体フィルタの共振子に、特開平7−312503号公
報に開示したように、広幅ストリップ部と狭幅ストリッ
プ部とが直列に一体化したストリップラインの2本以上
が配列され、広幅部同士と、さらに狭幅部同士とが別個
に電磁界結合されて、1/4波長型共振子と、1/2波
長型の共振子を利用した例を示す。
【0036】[実施例1]図2は本発明の第1の実施例
におけるバランス型入出力端子を有するバランス型誘電
体フィルタの構造を示す分解組立図であって、7層の誘
電体セラミックシート201〜207積層体により構成
されており、セラミックシート204と205との上に
は、上下に分けた2つのストリップライン型の共振子2
10と220とが配置されている。これら上下に分けた
ストリップライン型の共振子210と220は、互いに
ストリップラインが対面して、鏡面対称をなしている。
【0037】また、上記共振子210の上側のシート2
03には、入力容量電極231、出力容量電極232、
段間結合容量233及び、ローディング容量電極230
が形成され、これらの容量電極がストリップライン型の
共振子210と結合している。
【0038】同様に、下側の上記共振子220の下側の
セラミックシート206には、入力容量電極241、出
力容量電極242、段間結合容量243及び、ローディ
ング容量電極240が形成され、これらの容量電極がス
トリップライン型の共振子220と結合している。
【0039】ここに使用する共振子210、220は、
各組が、一対のストリップライン型の共振子から構成さ
れた例であるが、各対のストリップライン型の共振子2
10a、210bと220a、220bは、2本の並行
した狭幅の線路部分211、221のストリップライン
がそれぞれ2本の並行した広幅の線路部分212、22
2のストリップラインと接合され、広幅の線路部分に入
力容量電極241、出力容量電極242が静電結合し、
2本の並行した狭幅の線路部分の先端は共通の接地電極
213、223に接続されている。2本の並行した狭幅
の線路部分211、221及び広幅の線路部分212、
222とが相互に電磁界結合し、広幅の線路部分21
2、222には、同時に段間結合容量233、243に
より静電結合されている。
【0040】上記の電極とストリップラインとは、シー
ルド電極250、251により上下から挟まれており、
一対の入力端子261(11)、262(12)と出力
端子263(51)、264(52)とが、積層体の側
部に、それぞれ、入力容量電極と出力容量電極とに接続
されて形成されている。この例では、さらに、入出力接
地電極265、266(4)が、上記のシールド電極2
50、251及び中間シールド電極271、及び上記の
接地電極213、223と接続されて設けられている。
【0041】2組の一対の共振子210(210a、2
10b)、220(220a、220b)は、広幅の線
路部分212、222と狭幅の線路部分211、221
とが結合したストリップラインがそれぞれ2本並行して
構成され、1組の一対の共振子は、他の組の共振子と互
いに対面して鏡面対称を成すように上下に別れて配置さ
れている。そこで、一対の入力端子261、262によ
る入力信号は、それぞれ、入力容量電極231と241
とを通って、上下一対の共振器210、220に印加さ
れるが、各共振子210、220は一対の共振子が独立
して電磁界結合されて一定範囲の周波数に瀘波される。
各共振子は、出力容量電極を介して出力端子に接続さ
れ、共振子からの180°位相の異なる瀘波信号が出力
端子に出力される。
【0042】各共振子210、220は互いに対面し、
各共振子に加わる入力信号は、反対位相である(位相が
180度違う)から、各共振子のストリップラインは、
対応するどの位置でとっても、各共振子210、220
の間の対称面に対して極性が反対で且つ同じ電位にあ
り、両共振子は完全に平衡である。上記の対称面9は、
常に零電位にあり、この面が仮想的な電気壁となる。こ
の実施例は、対称面9には、後述の中間シールド電極を
形成しないので、中間シールド電極を流れる高周波電流
がないので、フィルタ通過損失が少なく、さらに、フィ
ルタ製造が簡単になる利点がある。
【0043】フィルタは、例えば、Bi−Ca−Nb−
O系セラミック材料を用いた誘電体シート上に、銀ペー
ストを厚膜印刷してパターンを形成し、各シートを積層
し、一体焼成して製作される。このようにして、セラミ
ック積層構造のフィルタが形成される。
【0044】図3は、本実施例におけるバランス型入出
力端子を有するバランス型誘電体フィルタの外観図であ
る。フィルタの両側部には、一対の入力電極261、2
62と、一対の出力電極263、264とが形成され、
それぞれ入力端子11、12と出力端子51、52とな
る。他方の側部には、接地電極265、266が接地端
子4として露出形成されている。図4は、本実施例のセ
ラミック積層構造のフィルタの断面図であるが、電極配
置は、この図で、鏡面対称面40で上下に対称であり、
対称面上40に仮想的な電気壁9が形成されている。
【0045】[実施例2]本発明の第2の実施例は、上
記実施例1のバランス型入出力端子を有するバランス型
誘電体フィルタの電極配置に加えて、電気壁9の位置
に、中間シールド電極を形成した例である。
【0046】図5において、バランス型誘電体フィルタ
は、上記実施例の2組のストリップライン型の共振子2
10、220の間には、その中間シールド電極271が
配置されている。中間シールド電極271の位置は、上
下2組のストリップライン型の共振子210、220の
ほぼ対称面40にあり、接地されている。
【0047】この実施例は、共振子210と220間の
電気壁9として働く中間シールド電極271が設けられ
た点を除いて、実施例1のフィルタと同じである。この
フィルタは、実施例1で述べたように、その電気壁9を
境として、電気的に上下反対称である。このようにし
て、このフィルタは、シールド電極271を境として電
気的に反対称となり、外部磁場ないし外部電場が共振子
210と220に作用しても、入出力には現れない。
【0048】[実施例3]図6は、この実施例のバラン
ス型入出力端子を有するバランス型誘電体フィルタの他
の構造を示すが、この誘電体フィルタは、誘電体セラミ
ックのシート201ないし207の積層体であり、セラ
ミックシート上には、一対の共振器310(310a、
310b)と320(320a、320b)とが、ほぼ
1/4波長のストリップラインとして形成されている。
【0049】共振子の詳細は、広幅の線路部分212、
222が2本の並行ストリップラインが電磁界結合し、
これらと接合された狭幅の線路部分211、221で2
本の並行ストリップラインが電磁界結合し、2組の狭幅
の線路部分211、221の端部同士が接続電極31
3、323と314、324と短絡電極366、367
を介して接続されて、1/2波長の一対のストリップラ
インが形成される。
【0050】他方、広幅の線路部分212、222の入
力側と出力側には、誘電体セラミック層を介して、それ
ぞれ入力容量電極231、241と、出力容量電極23
2、242とが配置され、さらに、一対の広幅の線路部
分間には、ローディング容量電極230、240と、段
間結合容量電極233、243とが、同じ誘電体セラミ
ック層上に配置されて、これら容量電極は広幅の線路部
分との間に容量を形成する。さらにこれらの容量電極の
外側の誘電体セラミック層上にシールド電極250、2
51が形成されている。
【0051】入力容量電極231、241と、出力容量
電極232、242とは、それぞれ入力端子261、2
62と、出力端子263、264とに接続され、セラミ
ック積層体の側部に形成されている。集積体の側部に
は、接地端子265、368、369が形成され、シー
ルド電極250、251と接続される。端子電極36
6、367は、接続部電極313と323、314と3
24を接続する接続端面電極である。
【0052】誘電体フィルタは、例えば、Bi−Ca−
Nb−O系の誘電体セラミック(比誘電率約58)を用
いて形成できる。このセラミックス微粉末を含むグリー
ンシートを成形し、各シート上に銀ペーストを厚膜印刷
して所定形状のストリップラインや容量電極のパターン
を形成する。各シートを所定の配置に積層して後、焼成
して、一体化した積層体が製作され、フィルタ―とされ
る。
【0053】図7は、セラミックスシートを積層して焼
成一体化した誘電体フィルタの外観を示すが、外形直方
体のフィルタ1は、一側部端面に電極261、262の
一対の入力端子11、12が取着され、反対の側部端面
に電極263、264の一対の出力端子51、52が取
着され、残りの側部端面に、接地電極265、368、
369の接地端子4が形成されている。このフィルタ1
は、例えば、フィルタ1の電極261、262と電極2
63、264を、回路基板上に所定配置の対応する電極
に、はんだ付け固定がなされて使用される。また誘電体
フィルタ1の側部端面には、ストリップラインの2組の
狭幅の線路部分211、221の端部同士を短絡させる
ための短絡電極366、367が形成されている。
【0054】ここで、実施例1と大きく異なる点は、各
共振子の一端を接地するのではなく、それぞれ上下に重
なったほぼ1/4波長の共振子の一端同士を接続し、ほ
ぼ1/2波長の共振子を構成した点である。それゆえ、
各共振子は接地電位から浮いた状態になっている。
【0055】このようにそれぞれ電気的に接続されてほ
ぼ1/2波長の共振子を構成することにより、優れたフ
ィルタ特性と小型化を実現することができる。また、上
下の共振子間にばらつきがあっても、共振子上に強制的
に接地する点が存在しないので、自動的にバランス状態
となり、常に良好な特性を得ることができる。
【0056】このフィルタは、中間シールド電極371
を設けないので(図8参照)、製造が簡単になるのみで
なく、中間シールド電極371に高周波電流が流れない
のでその分損失がなくなり、フィルタの通過特性が向上
する。以上のように本実施例によれば、製造が簡単にな
り、損失が少なくなり特性が向上するという格別の効果
を有する。
【0057】[実施例4]図8は、本発明の第4の実施
例におけるバランス型入出力端子を有するバランス型誘
電体フィルタの構造を示すが、この実施例のバランス型
誘電体フィルタは、実施例3の誘電体フィルタの共振子
310と320間に電気壁として働く中間シールド電極
371が設けられている点で実施例3の誘電体フィルタ
と異なるだけで、他の構成は、同じである。
【0058】中間シールド電極371は、上下の共振子
310aと320a、及び310bと320bの中間に
配置され、接地電極266と接続されて接地されて、共
振子の電気壁9として働き、この誘電体フィルタは中間
シールド電極371を境として電気的に上下反対称であ
るから、入出力端子からみて完全なバランス型の誘電体
フィルタとなっている。
【0059】以上示したように、本発明のバランス型誘
電体フィルタは、相互に電磁界結合されて並列配置の複
数のTEMモード型共振子を2組有し、一対の入力端子
と一対の出力端子との間に当該一対の共振器を平衡且つ
並列に接続して成り、上記の一対の共振器が並列して鏡
面対称に配置されているので、フィルタの入力側も出力
側も完全にバランスされており、外部からの電磁波妨害
に対しても完全に遮蔽され入力側も出力側にもその影響
が現れるのを防止することができる。
【0060】一対の入力端子と、該一対の入力端子にそ
れぞれ入力側の共振子両端側が接続されて相互に電磁界
結合された並列配置の複数のTEMモード型共振子と、
出力側の該共振子両端側にそれぞれ接続された一対の出
力端子と、から成り、上記の共振子を鏡面対称に折り曲
げた配置とするので、同様に、フィルタの入力側も出力
側も完全にバランスされており、外部からの電磁波妨害
に対しても完全に遮蔽され入力側も出力側にもその影響
が現れるのを防止することができる。
【0061】TEMモード型共振子を、誘電体に配置し
たストリップライン型共振子とすることにより、極めて
コンパクトに且つ量産性に優れたフィルタとすることが
できる。
【0062】さらに、上記の共振子を、ストリップライ
ンの端部が接地された1/4波長共振子とし、あるい
は、上記一対の共振器を、対称を成すストリップライン
の端部同士が接続されて1/2波長共振子とすることに
より、いずれも、信号周波数の1/4波長程度の大きさ
のフィルタとすることができる。
【0063】上記2組のストリップライン型共振子が誘
電体層中に埋設されたものにすることにより、所定配置
に共振子を担持することができ、さらに、高誘電率セラ
ミックスを使用することにより、ストリップライン型共
振子を短縮して、誘電体フィルタの小型化を図ることが
できる。
【0064】さらに、鏡面対称を成す上記の共振子の間
に対称面近傍に電気壁が形成されて、特に、上記の共振
子の間に接地導体が配設されるので、バランス型誘電体
フィルタは、完全にバランスして電磁波妨害に強いフィ
ルタとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バランス型誘電体フィルタの入出力端子の接
続を示すブロック図(A)、本発明のバランス型誘電体
フィルタの等価回路図(B、C)を示す。
【図2】 本発明の実施例に係るセラミック積層体中の
バランス型誘電体フィルタの分解図を示す。
【図3】 本発明の実施例に係るバランス型誘電体フィ
ルタを含むセラミック積層体の斜視図を示す。
【図4】 本発明の実施例に係るバランス型誘電体フィ
ルタの断面図を示す。
【図5】 本発明の他の実施例に係るセラミック積層体
中のバランス型誘電体フィルタの図2同様図を示す。
【図6】 本発明の他の実施例に係るセラミック積層体
中のバランス型誘電体フィルタの図2同様図を示す。
【図7】 本発明に他の実施例に係るバランス型誘電体
フィルタを示す図3同様の斜視図を示す。
【図8】 本発明の他の実施例に係るセラミック積層体
中のバランス型誘電体フィルタの図2同様図を示す。
【図9】 従来の誘電体フィルタの入出力端子を含むブ
ロック図(A)とそのセラミック積層体中のフィルタの
分解図(B)を示す。
【図10】 従来の誘電体フィルタの回路図を示す。
【符号の説明】
1 バランス型誘電体フィルタ 11、12 入力端子 210a、210b ストリップライン共振子 220a、220b ストリップライン共振子 271、371 中間シールド電極 3a、3b ストリップライン共振子 4 接地端子 51、52 出力端子 9 電気壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北沢 祥一 京都府京田辺市大住浜55番12 松下日東電 器株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の共振器が、各共振器に、相互に電
    磁界結合されて並列配置の複数のTEMモード型共振子
    を有し、各共振器には、それぞれ入力端子と出力端子と
    が接続されて平衡型の入力及び出力端子となし、上記の
    一対の共振器が、互いに対面して鏡面対称に誘電体内に
    配置されたことを特徴とするバランス型誘電体フィル
    タ。
  2. 【請求項2】 上記のTEMモード型共振子が、誘電体
    内に埋設された導体薄膜によるストリップライン共振子
    から成る請求項1に記載のフィルタ。
  3. 【請求項3】 上記の共振子が、一端部が接地導体に接
    続されたストリップラインの1/4波長共振子である請
    求項2に記載のフィルタ。
  4. 【請求項4】 上記一対の共振器は、対称を成すストリ
    ップライン共振子の一端同士が接続されて1/2波長共
    振子を構成する請求項2に記載のフィルタ。
  5. 【請求項5】 上記一対の共振器の間の電気壁位置に接
    地導体が配設されている請求項1に記載のバランス型誘
    電体フィルタ。
  6. 【請求項6】 上記一対の共振器のストリップライン共
    振子が、積層されたセラミック誘電体内において、誘電
    体層間に隔離されて配置されている請求項2ないし4の
    いずれかに記載のフィルタ。
  7. 【請求項7】 上記一対の共振器のストリップライン共
    振子が、積層されたセラミック誘電体内において、誘電
    体層間に互いに隔離されて配置され、共振子の該一端部
    がセラミック誘電体の端面に露出して且つ該端面に形成
    した導体に接続された請求項2ないし4のいずれかに記
    載のフィルタ。
  8. 【請求項8】 上記一対の共振器のストリップライン共
    振子が、積層されたセラミック誘電体内において、ある
    誘電体層間に隔離されて配置され、接地導体層が、該共
    振子の間の誘電体層内の電気壁位置に配置されている請
    求項2ないし4のいずれかのフィルタ。
  9. 【請求項9】 上記平衡型の入力及び出力端子の少なく
    ともいずれかの平衡端子の一方が開放されて、他方に外
    部非平衡回路と接続するようにした請求項1ないし8い
    ずれかに記載のフィルタ。
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