JPH1131736A - 半導体製造装置用静電吸着ステージ - Google Patents

半導体製造装置用静電吸着ステージ

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JPH1131736A
JPH1131736A JP20248297A JP20248297A JPH1131736A JP H1131736 A JPH1131736 A JP H1131736A JP 20248297 A JP20248297 A JP 20248297A JP 20248297 A JP20248297 A JP 20248297A JP H1131736 A JPH1131736 A JP H1131736A
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JP
Japan
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insulating layer
stage
temperature
electrostatic
electrostatic attraction
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JP20248297A
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English (en)
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Hajime Sahase
肇 佐長谷
Kiyoshi Nashimoto
清 梨本
Nobuyuki Takahashi
信行 高橋
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Anelva Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置稼働率やコストパフォーマンスを高めな
がら、広範囲の温度領域で使用できる半導体製造装置用
静電吸着ステージを提供する。 【解決手段】 ステージ母材として絶縁部材11を備
え、この絶縁部材の内部に電極12を設けると共にこの
電極の上側領域を第1絶縁層11aとして用い、第1絶
縁層の上に、第1絶縁層と異なる材質の第2絶縁層13
を設け、電極に電圧を印加することにより第2絶縁層の
表面に静電吸着力を発生させるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体製造装置用静
電吸着ステージに関し、特に、ウェハを電気的に吸着し
てウェハホルダに固定する半導体製造装置用吸着ステー
ジに関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンウェハ等にパターンニング等の
各種微細加工を施して多数のトランジスタを含む集積回
路を作製するときには、当該ウェハを平坦な面に確実に
固定することが必要となる。確実な固定を行うため、従
来では、機械的チャック、真空式あるいは電気式のチャ
ックが用いられていた。これらのチャックの中で電気式
チャックは、ウェハを吸着固定する静電吸着板を利用す
るもので、ウェハの平坦度を良好に保って固定でき、ウ
ェハに押え代を取る必要がなく、しかも真空中での使用
が可能であるため、半導体製造技術分野において特に有
用である。
【0003】従来の静電吸着ステージの一例を図6と図
7を参照して説明する。静電吸着ステージ61は、円板
状の絶縁部材62と、その内部に埋め込まれた電極63
とから構成される。絶縁部材62における電極63の上
側部分には絶縁層62aの領域が形成される。また電極
63には所要電圧を印加する直流電源64が接続され
る。静電吸着ステージ61はメタルステージ65の上に
配置され、メタルステージ65は絶縁部材62を支持す
る。メタルステージ65の下方にはヒータ66が配置さ
れる。メタルステージ65はヒータ66によって加熱さ
れ、熱を受けて温度が上昇したメタルステージ65はさ
らに静電吸着ステージ61を加熱する。
【0004】絶縁部材62の上面はウェハ67が載置さ
れるステージ面となる。電極63とウェハ67の間には
上記絶縁層62aが存在する。直流電源64により電極
63に電圧が印加されると、絶縁層62aの表面に静電
力が生成され、ウェハ67は絶縁部材62上に静電吸着
される。ヒータ66は、図示しない外部電源から電力が
投入されると、熱を発生し、メタルステージ65を加熱
し、さらに絶縁部材62上のウェハ67を所定温度に昇
温する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電吸着ステー
ジ61は、ウェハ67と電極63の間の絶縁層が単層構
造の静電吸着ステージである。この静電吸着ステージ6
1によってウェハ67を固定する場合、絶縁層62aの
体積抵抗が、吸着性能を決定する上で重要な要因とな
る。
【0006】ここで「体積抵抗」とは、R=ρ×L/S
〔オーム(Ω)〕の式で与えられる抵抗値Rを、物質の
単位面積で割った値である。なお上記式でρは抵抗率、
Lは距離、Sは面積を意味する。
【0007】また抵抗と温度との関係は、Rb =R
a {1+α1(tb −ta )}の式で与えられる。この
式でα1は温度係数、ta とtb は温度、tb >ta
ある。
【0008】上記関係より絶縁層62aの体積抵抗は温
度に依存して大幅に変化する。なお本明細書中および図
中では堆積抵抗を「R」として示すこととする。
【0009】一般的に体積抵抗Rは、常温では1010Ω
/cmと高くなり、高温になると107 Ω/cmと低く
なる。
【0010】また従来の静電吸着ステージ61による吸
着方法では、J・R(ジョンソン・ラーベック)方式を
採用しているので、数μA〜数mAの漏れ電流が必要と
なる。ここで「J・R力(ジョンソン・ラーベック
力)」とは、絶縁層62a内を微少電流が流れることに
よって絶縁層62aの表面近傍に電荷が生じ、これによ
って大きな吸着力を発生させ、静電吸着ステージ61上
にウェハ67を吸着する方式である(Nikkei Mechanica
l 1986,6,16 のP129〜P133を参照)。
【0011】ところで、上記静電吸着ステージの絶縁部
材62の体積抵抗Rは図7に示すごとく温度による体積
抵抗の変化量が大きく、そのため、使用温度に応じて上
記の漏れ電流が大きく変化する。漏れ電流が大きく変化
すると、吸着力の範囲が限定される。
【0012】一例として図7に示した直線71の例を説
明する。直線71の特性を有する静電吸着ステージは低
温タイプのものである。低温タイプでは、常温領域では
体積抵抗は高くなり(1010Ωcm以上)、漏れ電流は
数μA(アンペア)以下となって吸着力が低下する。ま
た高温領域(500℃)では体積抵抗が低くなりすぎ
(107 Ωcm以下)、漏れ電流が数百mA以上とな
り、直流電源64の定格容量をオーバーし、電極63に
印加される電圧が低下し、吸着力が低下する。静電吸着
ステージでは適正な漏れ電流(数百μA〜数十mA)が
必要であり、従って図7に示す直線71に示す低温タイ
プの静電吸着ステージの使用温度は25〜200℃とな
る。
【0013】上記と同様に考えることにより、図7で、
さらに直線72は高温タイプの静電吸着ステージの特性
を示し、直線73は中温タイプの静電吸着ステージの特
性を示している。高温タイプの静電吸着ステージの使用
温度は300〜500℃であり、中温タイプの静電吸着
ステージの使用温度は100〜300℃である。
【0014】従って、静電吸着ステージを常温領域(約
25℃)から高温領域(500℃以上)までの温度範囲
で使用するには、低温タイプ、中温タイプ、高温タイプ
の3種類の異なった体積抵抗を有する静電吸着ステージ
が必要であった。
【0015】そこで従来の半導体製造装置の静電吸着ス
テージ方式では、広範囲な温度領域を必要とするプロセ
スに対応させるため、第1に1つのプロセスチャンバに
おいてプロセス条件ごとに静電吸着ステージを交換する
方式、第2に温度条件に合ったプロセスチャンバを複数
用意し、温度条件に応じたプロセスチャンバを使用する
方式が採用された。このような方式によれば、装置的に
は使用することが可能となるが、装置の稼働率が大幅に
低下し、コストパフォーマンスが悪くなるという問題が
あった。
【0016】本発明の目的は、上記の問題を解決するこ
とにあり、装置稼働率やコストパフォーマンスを高めな
がら、広範囲の温度領域で使用できる半導体製造装置用
静電吸着ステージを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
半導体製造装置用静電吸着ステージは、上記目的を達成
するために、次のように構成される。
【0018】第1の静電吸着ステージ(請求項1に対
応)は、ステージ母材として絶縁部材を備え、この絶縁
部材の内部に電極を設けると共にこの電極の上側領域を
第1絶縁層として用い、第1絶縁層の上に、第1絶縁層
と異なる材質の第2絶縁層を設け、電極に電圧を印加す
ることにより第2絶縁層の表面に静電吸着力を発生させ
るように構成される。
【0019】静電吸着ステージである第1絶縁層の表面
に、の第1絶縁層と異なる体積抵抗を有する第2絶縁層
を形成することで、低温域ではクーロン力が増加し静電
吸着が可能となり、高温域では体積抵抗の低下を抑制
し、漏れ電流の増加を防止しJ・R力で静電吸着力を高
めている。これにより、1台の静電吸着ステージを利用
して広範囲な温度領域で使用することができ、温度領域
に依存した静電吸着ステージの交換が不要となり、プロ
セスチャンバで異なった温度プロセスの使用が可能とな
り、装置のコストパフォーマンスを高めることが可能と
なる。
【0020】第2の静電吸着ステージ(請求項2に対
応)は、上記第1の構成において、静電吸着力として、
低温時には第2絶縁層のみが作用しクーロン力が支配的
になり、高温時には第1絶縁層と第2絶縁層が合成して
作用しJ・R力が支配的になるように、第1絶縁層と第
2絶縁層の材質が決定される。これにより、常温から高
温に至る広い領域で有効な静電吸着力を発生させること
ができる。
【0021】第3の静電吸着ステージ(請求項3に対
応)は、上記第2の構成において、第1絶縁層は中温タ
イプの体積抵抗材であり、前記第2絶縁層は高温タイプ
の体積抵抗材である。
【0022】第4の静電吸着ステージ(請求項4に対
応)は、上記の第2または第3の構成において、第2絶
縁層の厚みは、低温時に静電吸着力として十分なクーロ
ン力を生じさせる極薄い厚みであり、好ましくは数μm
程度である。
【0023】第5の静電吸着ステージ(請求項5に対
応)は、上記第4の構成において、第1絶縁層の厚みと
第2絶縁層の厚みの和は、高温時にクーロン力を低下さ
せる相対的に大きい厚みとなり、好ましくは1mm程度
である。
【0024】第6の静電吸着ステージ(請求項6に対
応)は、上記第1の構成において、第2絶縁層は、絶縁
部材上にイオンプレーティング法でコーティングされる
ことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付した図1〜図5を参照して説明する。図1は本発
明に係る静電吸着ステージの代表的実施形態を示し、図
2は当該静電吸着ステージにおける温度(横軸)と体積
抵抗(縦軸)の関係を示し、図3は当該静電吸着ステー
ジの等価回路を示し、図4は低温時における等価回路を
示し、図5は高温時における等価回路を示す。
【0026】図1に示すように、本実施形態による静電
吸着ステージ10は、ステージ母材としての円板状の絶
縁部材11と、その内部に埋め込まれた電極12と、絶
縁部材11の上に形成された絶縁層13とから構成され
る。絶縁部材11において、電極12の上側部分には絶
縁層11aの領域が形成される。以下では絶縁層11a
を第1絶縁層といい、絶縁層13を第2絶縁層という。
電極12には所要電圧を印加する直流電源14が接続さ
れる。静電吸着ステージ10はメタルステージ15の上
に配置され、メタルステージ15は絶縁部材11を下側
から支持する。メタルステージ15の下方にはヒータ1
6が配置される。メタルステージ15はヒータ16によ
って加熱され、熱を受けて温度が上昇したメタルステー
ジ15はさらに静電吸着ステージ10を加熱する。
【0027】第2絶縁層13の上面にはウェハ17が載
置され、静電吸着ステージ10のステージ面となってい
る。電極12とウェハ17の間には上記の第1絶縁層1
1aと第2絶縁層13からなる絶縁層部分が設けられ、
2層の絶縁層が存在する。直流電源14により電極12
に電圧が印加されると、第2絶縁層13の表面に静電吸
着力が生成され、ウェハ17は第2絶縁層13の表面上
に吸着される。ヒータ16は、図示しない外部電源から
電力が投入されると、熱を発生し、メタルステージ15
を加熱し、さらに絶縁部材11等を経由してウェハ17
を所定温度に昇温させる。
【0028】上記構成を有する静電吸着ステージ10に
おいて、ステージ母材となる絶縁部材11は中温タイプ
(好ましくは100〜300℃)の体積抵抗を有する材
質で作られている。従って第1絶縁層11aは中温タイ
プの体積抵抗材である。第1絶縁層11aの体積抵抗の
温度特性は、図2においてグラフAで示される。
【0029】また第2絶縁層13は高温タイプ(好まし
くは300〜500℃)の体積抵抗を有する材質で作ら
れている。第2絶縁層13は、実際上、例えばイオンプ
レーティング法で絶縁部材11の上面、すなわち第1絶
縁層11aの表面にコーティングされている。高温タイ
プの体積抵抗材としては、例えばアルミナ材を使用して
いる。第2絶縁層13の厚みは、後述するように低温時
に吸着力として十分なクーロン力を生じさせる極薄い厚
みであり、例えば数μm程度である。第2絶縁層13の
体積抵抗の温度特性は、図2においてグラフBで示され
る。
【0030】上記のように第1絶縁層11aと第2絶縁
層13を備えてなる静電吸着ステージ10の吸着動作を
図3〜図5を参照して説明する。
【0031】図2で、グラフAは第1絶縁層11aの体
積抵抗(R1 とする)の温度特性を示し、グラフBは第
2絶縁層13の体積抵抗(R2 とする)の温度特性を示
す。さらにグラフCは第1絶縁層11aの体積抵抗R1
と第2絶縁層13の体積抵抗R2 を合成した体積抵抗
(R1 +R2 )を示している。図2で明らかなように、
結論的には、合成された体積抵抗は、第2絶縁層13の
体積抵抗と類似した温度特性を有している。その理由を
以下に述べる。
【0032】静電吸着力には前述のJ・R力とクーロン
力の2種類の力がある。ここで「クーロン力」とは、吸
着物が導体または半導体であるときに、当該吸着物に垂
直に形成された電界に基づき生じ、下記の関係式で表さ
れる力である(詳細は、Nikkei Mechanical 1986,6,16
のP129〜P133を参照)。
【0033】
【数1】Fc=1/2ε(V/d)2
【0034】前述のごとく第1絶縁層11aの体積抵抗
1 とし、第2絶縁層13の体積抵抗R2 とするとき、
図3に示すように、等価回路としては、合成された体積
抵抗はR1 +R2 で与えられる。この場合において、低
温の場合の等価回路を考察すると、上記実施形態の構成
を有する静電吸着ステージ10では、中温タイプとして
構成された静電吸着ステージのウェハ吸着面に、高温タ
イプの体積抵抗材(アルミナ材)からなる第2絶縁層1
3を形成したため、低温領域の体積抵抗の値は高温タイ
プである第2絶縁層13の体積抵抗値R2 で決まること
になる。このときの等価回路を図4に示している。図4
に示す通り、電極とウェハの間の絶縁層部分の厚みは等
価的に第2絶縁層13の厚みとなり、数μmとなる。そ
の結果、電極12とウェハ17の間の絶縁層部分の厚み
が数μmと非常に薄くなり、当該厚みに反比例するクー
ロン力Fcが大きくなり、これにより静電吸着力は増加
することになる。この場合にはクーロン力が効いて静電
吸着力が高められる。
【0035】一方、高温の場合(例えば温度700℃)
の等価回路を考察すると、上記実施形態の構成を有する
静電吸着ステージ10では、第2絶縁層13の体積抵抗
2と第1絶縁層11aの体積抵抗R1 がほぼ等しい値
(温度700℃では約7×108 Ωcm)となるので、
合成した体積抵抗の値は、2つの体積抵抗の和R1 +R
2 として示すことができる。このときの等価回路は、図
5に示される。
【0036】高温領域では、電極12とウェハ17の間
の絶縁層部分は図5に示す通りの等価回路となり、かつ
第1絶縁層11aと第2絶縁層13の体積抵抗R1 ,R
2 がほぼ等しくなるので、合成抵抗はR1 +R2 =2R
1 となり、漏れ電流を1/2以下に抑制できる。
【0037】この結果、高温領域で、従来では漏れ電流
IはV/R1 となっていたが、本実施形態では漏れ電流
IはV/2R1 となり、体積抵抗が従来の体積抵抗R1
の2倍となった分、漏れ電流を1/2以下に抑制できる
のである。
【0038】さらに高温領域では、電極12とウェハ1
7の間の上記絶縁層部分の厚みが図5に示す通り等価的
に第1絶縁層11aの厚みと第2絶縁層13の厚みとの
和となり、約1mm程度となる。従って、高温領域での
静電吸着ステージ10でもクーロン力は発生するが、絶
縁層部分の厚みが1mm程度となるので、クーロン力は
距離が大きくなると微少となり、吸着力としての影響は
小さいものとなる。
【0039】以上のように本実施形態による静電吸着ス
テージ10では、高温領域ではJ・R力が支配的となる
が、低温領域ではクーロン力が支配的となる。
【0040】上記のごとく、本実施形態の静電吸着ステ
ージによれば、中温タイプの静電吸着ステージのウェハ
吸着面に第2絶縁層として高温タイプ抵抗材を数μmの
厚みで形成したため、低温域ではクーロン力を増加して
吸着を可能とし、高温域では漏れ電流を抑制してJ・R
力で吸着を可能とした。これにより、例えば25〜70
0℃という広範囲の温度領域での使用を可能とした。
【0041】また、静電吸着ステージのウェハを吸着す
る表面上に形成する高温タイプの体積抵抗材(第2絶縁
層)の厚みを制御することによって、吸着可能な温度領
域を変化させることができる。一例として100〜40
0℃、または200〜600℃の範囲に設定することが
可能である。
【0042】また上記実施形態では第2絶縁層を一層と
したが、必要に応じて複数層にすることも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、次のような効果を奏する。
【0044】使用できる温度領域が広範囲になり、プロ
セス条件(温度)ごとに静電吸着ステージを交換する必
要がなくなるので、生産性が向上する。
【0045】1つの処理チャンバで多種類の温度条件で
のプロセス使用が可能となり、プロセスチャンバの数を
低減できるため、コストパフォーマンスを向上できる。
【0046】静電吸着ステージの標準化が達成できるた
め、コストパフォーマンスを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る静電吸着ステージの模式的構成図
である。
【図2】本発明による静電吸着ステージの体積抵抗・温
度特性を示すグラフである。
【図3】本発明による静電吸着ステージの等価回路を示
す図である。
【図4】低温時の等価回路を示す図である。
【図5】高温時の等価回路を示す図である。
【図6】従来の静電吸着ステージの模式的構成図であ
る。
【図7】従来の静電吸着ステージの体積抵抗・温度特性
を示すグラフである。
【符号の説明】
10 静電吸着ステージ 11 絶縁部材 11a 第1絶縁層 12 電極 13 第2絶縁層 14 電源 15 メタルプレート 16 ヒータ 17 ウェハ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージ母材として絶縁部材を備え、こ
    の絶縁部材の内部に電極を設けると共にこの電極の上側
    領域を第1絶縁層として用い、前記第1絶縁層の上に、
    第1絶縁層と異なる材質の第2絶縁層を設け、前記電極
    に電圧を印加することにより前記第2絶縁層の表面に静
    電吸着力を発生させることを特徴とする半導体製造装置
    用静電吸着ステージ。
  2. 【請求項2】 静電吸着力として、低温時には前記第2
    絶縁層のみが作用しクーロン力が支配的になり、高温時
    には前記第1絶縁層と前記第2絶縁層が合成して作用し
    J・R力が支配的になるように、前記第1絶縁層と前記
    第2絶縁層の材質が決定されることを特徴とする請求項
    1記載の半導体製造装置用静電吸着ステージ。
  3. 【請求項3】 前記第1絶縁層は中温タイプの体積抵抗
    材であり、前記第2絶縁層は高温タイプの体積抵抗材で
    あることを特徴とする請求項2記載の半導体製造装置用
    静電吸着ステージ。
  4. 【請求項4】 前記第2絶縁層の厚みは、低温時に静電
    吸着力として十分なクーロン力を生じさせる極薄い厚み
    であることを特徴とする請求項2または3記載の半導体
    製造装置用静電吸着ステージ。
  5. 【請求項5】 前記第1絶縁層の厚みと前記第2絶縁層
    の厚みの和は、高温時にクーロン力を低下させる相対的
    に大きい厚みとなること特徴とする請求項4記載の半導
    体製造装置用静電吸着ステージ。
  6. 【請求項6】 前記第2絶縁層は、前記絶縁部材上にイ
    オンプレーティング法でコーティングされることを特徴
    とする請求項1記載の半導体製造装置用静電吸着ステー
    ジ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6610180B2 (en) 2000-08-01 2003-08-26 Anelva Corporation Substrate processing device and method
WO2006054407A1 (ja) * 2004-10-29 2006-05-26 Shin-Etsu Engineering Co., Ltd. 真空貼り合わせ装置用静電チャック及びそれを用いた真空貼り合わせ装置
JP2009158829A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Shinko Electric Ind Co Ltd 静電チャック及び基板温調固定装置

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