JPH11317169A - プラズマディスプレイパネルの排気・封入用排気カ―ト - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの排気・封入用排気カ―ト

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JPH11317169A
JPH11317169A JP10127199A JP10127199A JPH11317169A JP H11317169 A JPH11317169 A JP H11317169A JP 10127199 A JP10127199 A JP 10127199A JP 10127199 A JP10127199 A JP 10127199A JP H11317169 A JPH11317169 A JP H11317169A
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JP
Japan
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exhaust
panel
cart
tube
sealing
Prior art date
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Pending
Application number
JP10127199A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Shimozato
吉計 下里
Tadashi Seki
忠 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性を向上させることのできるプラズマデ
ィスプレイパネルの排気・封入用排気カートを提供す
る。 【解決手段】 チップ管付パネルPを保持する複数の取
付部材11および該取付部材に取り付けられた炉床開口
部7を塞ぐ断熱部材12を有するとともに、断熱部材よ
り下方に、真空排気系と放電ガス供給系とに切換可能に
接続され各チップ管Paにそれぞれ接続する接管金具1
8と、チップ管を溶断する封止ヒータ19とを備えたプ
ラズマディスプレイパネルの排気・封入用排気カート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルの排気・封入用排気カートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルの製造工程
には、表面ガラス基板とチップ管付背面ガラス基板とを
封着一体化した後、このチップ管付パネルの内部を、チ
ップ管を介して真空排気する工程、真空排気後にパネル
内部に放電ガスを所定圧(400〜600Torr)ま
で封入する工程およびその後にチップ管を封止切る工程
を備えている。
【0003】そして、この排気・封入処理は、複数のチ
ップ管付パネルをバッチ式排気炉内に装入してチップ管
に真空排気装置を接続し、前記パネルを所定温度に加熱
しつつチップ管に接続した真空排気装置を駆動させるこ
とで前記パネル内を真空排気し、その後前記真空排気装
置を停止する一方、前記チップ管を放電ガス供給源に連
通して前記チップ管を介して所定量の放電ガスをパネル
内に供給するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この排気・封入処理
は、排気炉内でチップ管と真空排気装置とを接続する方
式からなるバッチ処理であるため、処理毎に、炉内の昇
温と降温とを繰り返すことになるとともに、チップ管と
真空排気装置の接続作業を排気炉内で行なうことにな
り、熱効率が悪いとともに生産性が非常に悪いという問
題がある。
【0005】本発明者らは前記課題を解決すべく種々検
討の結果、ブラウン管の製造において、最終処理工程で
ブラウン管の内部を所定の真空度とするために、たとえ
ば、実公昭63−45728号公報等で示すように、排
気手段を搭載した排気カート上にブラウン管を取り付
け、この排気カートを順次走行させ、炉内に位置するブ
ラウン管を加熱しながら排気させる連続排気処理方法の
存在に着目した。
【0006】この処理方法は、ブラウン管内の排気処理
のみを目的とするため、プラズマディスプレイパネルの
ように排気処理に引続き、放電ガスの封入処理を行なう
ことができない。
【0007】しかしながら、ブラウン管をチップ管付パ
ネルに代え、かつ、排気カートに排気手段の他に放電ガ
ス供給手段を搭載することにより、処理毎にチップ管の
接続替えを行なわずにチップ管付パネルの内部を排気し
たのち放電ガスを封入できることを見出して本発明を完
成したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、請求項1の発明は、プラズマディスプレ
イパネルの排気・封入用排気カートを、チップ管付パネ
ルを保持する複数の取付部材および該取付部材に取り付
けられた炉床開口部を塞ぐ断熱部材を有するとともに、
前記断熱部材より下方に、真空排気系と放電ガス供給系
とに切換可能に接続され前記各チップ管にそれぞれ接続
する接管金具と、前記チップ管を溶断する封止ヒータと
を備えた構成としたものである。また、請求項2の発明
は、封着一体化したチップ管付パネルがほぼ垂直状態
で、かつ、炉巾方向に保持されるようにしたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて図にしたがって説明する。
【0010】排気・封入用排気カート10は、図1,図
2に示すように、下記する排気炉Tの炉床下に敷設した
レールR上をプッシャ(図示せず)により移動するもの
で、排気・封入用排気カート10の上面には前記排気炉
Tの開口部7を貫通して炉内に位置する支柱11aと下
記するチップ管付パネルPをほぼ垂直状態で炉巾方向に
保持する保持部材11bとからなる取付部材11が複数
配設されている。また、この取付部材11の支柱11a
には前記開口部7と若干の間隙をもって遮蔽する断熱部
材12を排気・封入用排気カート10の全長にわたって
備えている。
【0011】さらに、排気・封入用排気カート10に
は、真空排気ポンプ14を有する真空排気系と放電ガス
ボンベ15を有する放電ガス供給系とが搭載されてお
り、両者は電磁式開閉弁16a,16bと電磁式開閉弁
17を介して接管金具18に接続されている。さらにま
た、排気・封入用排気カート10には下記するチップ管
付パネルPのチップ管Paを溶断する封止ヒータ19を
備えている。
【0012】前記排気炉Tは、図1、図3に示すよう
に、炉床に開口部7を全長にわたって有するとともに各
々複数の室からなる予熱帯A、加熱帯Bおよび徐冷帯C
とからなる。そして、予熱帯Aと加熱帯Bは、図1に示
すように、炉内には循環バッフル1が設けられるととも
に、循環通路2にラジアントチューブバーナまたは電熱
ヒータ等の熱源3が配置され、炉内の雰囲気は循環ファ
ン4により吸入口5から吸引され、前記熱源3により加
熱され、吐出口6から吐出することにより炉内を循環
し、下記するチップ管付パネルPを加熱する。
【0013】なお、徐冷帯Cは前記予熱帯A,加熱帯B
における熱源3に加えて冷却チューブ等の冷却源を設け
るもので、他の構成は前記予熱帯A(加熱帯B)と同一
である。
【0014】また、実施の形態において、前記レールR
は図3に示すように、排気炉Tの下方と、炉の側方にも
設けられ、両端は装入,抽出トランスファーカTf1,T
f2で接続され、前記排気カート10は循環使用できるよ
うになっている。
【0015】つぎに、前記排気カート10を用いてプラ
ズマディスプレイパネルの排気・封入を行なう方法を説
明する。
【0016】まず、あらかじめ表面ガラス基板と背面ガ
ラス基板とを封着一体化したチップ管付パネルPを積込
み・積卸しゾーンZで排気・封入用排気カート10に積
込む。この場合、前記チップ管付パネルPは、図1,2
に示すように、チップ管Paを断熱部材12に設けた貫
通孔13に挿通し、たとえば図示しないクリップ等の適
宜手段により取付部材11に固定して排気カート10上
にほぼ垂直状態でカート巾方向に載置固定するととも
に、前記チップ管Paは前記接管金具18に接続され
る。また、封止ヒータ19をチップ管Pa部に取り付け
る。
【0017】前述のように、複数のチップ管付パネルP
を載積した排気・封入用排気カート10は適宜手段で装
入トランスファーカTf1に至り、ここで、排気炉Tの装
入側に移動し、プッシャ等により図3で示すように連結
状態で順次排気炉Tに装入される。したがって、前記開
口部7は殆ど各排気・封入用排気カート10の断熱部材
12で閉鎖され、外気が炉内へ侵入することを防止す
る。
【0018】前記排気・封入用排気カート10が炉内に
装入されると、前記開閉弁16aを開、前記開閉弁17
を開として各チップ管付パネルP内を真空排気ポンプ1
4に連通する。各チップ管付パネルPは排気炉T内を通
過する間に図4に示すヒートカーブにもとづいて予熱・
加熱・徐冷され、両ガラス基板から発生するガスととも
にチップ管付パネルP内の空気は10-4〜10-7Tor
rまで排気されながら炉外に搬出され、ガス封入ゾーン
Zgに至ると、真空排気ポンプ14を停止するとともに
前記開閉弁16aを閉、16bを開にすることにより放
電ガスボンベ15からたとえば、ネオン(Ne)、アル
ゴル(Ar)あるいはキセノン(Xe)等の放電ガスを
チップ管付パネルP内に規定圧力(400〜760To
rr)まで封入する。
【0019】そして、前記放電ガスの封入が完了する
と、封止ヒータ19に通電してチップ管Paを封じ切
り、所定のプラズマディスプレイパネルとする。
【0020】その後、排気・封入用排気カート10は抽
出トランスファーカTf2を通って積込み・積卸しゾーン
Zに移行し、ここで前記処理済プラズマディスプレイパ
ネルを積卸すとともに新規なチップ管付パネルPを積込
み、前述の工程を繰り返す。
【0021】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
の発明によれば、チップ管付パネルは、真空排気系と放
電ガス供給系とを搭載した排気カートに積み込まれ、排
気炉内に装入されて、その内部を真空排気され、この真
空排気処理の後、放電ガスの封入処理とチップ管の封止
処理が行なわれる。つまり、排気炉の操業は前記排気・
封入用排気カートの装入が完了した時点から開始され、
チップ管付パネルの排気・封入およびチップ管封止工程
は、チップ管付パネルを排気・封入用排気カート上に搭
載した状態で行なわれる。このように、本発明によれ
ば、従来のように、パネル内の排気およびパネル内への
封入を行なうためのチップ管接続作業を炉外で行なうこ
とができ、しかも、排気炉の炉床に設けた開口は排気カ
ートの断熱部材により閉鎖されるため、熱効率の向上が
図れるとともに生産性の向上を図ることができる。請求
項2の発明によれば、パネル全体が循環雰囲気と均等に
接することになり均一な処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 排気炉と排気・封入用排気カートとの関係を
示す図。
【図2】 チップ管付パネルを取り付けた排気・封入用
排気カートの断面図。
【図3】 本発明にかかるプラズマディスプレイパネル
の排気・封入用排気カートを適用する排気・封入設備の
概略平面図。
【図4】 排気炉のヒートカーブ。
【符号の説明】
T…排気炉、P…チップ管付パネル、7…開口部、10
…排気・封入用排気カート、11…取付部材、12…断
熱部材、14…真空排気ポンプ、15…放電ガスボン
ベ、16a,16b…開閉弁、17…開閉弁、18…接
管金具、19…封止ヒータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ管付パネルを保持する複数の取付
    部材および該取付部材に取り付けられた炉床開口部を塞
    ぐ断熱部材を有するとともに、前記断熱部材より下方
    に、真空排気系と放電ガス供給系とに切換可能に接続さ
    れ前記各チップ管にそれぞれ接続する接管金具と、前記
    チップ管を溶断する封止ヒータとを備えたことを特徴と
    するプラズマディスプレイパネルの排気・封入用排気カ
    ート。
  2. 【請求項2】 封着一体化したチップ管付パネルがほぼ
    垂直状態で、かつ、炉巾方向に保持されることを特徴と
    する前記請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル
    の排気・封入用排気カート。
JP10127199A 1999-04-08 1999-04-08 プラズマディスプレイパネルの排気・封入用排気カ―ト Pending JPH11317169A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002324486A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Chugai Ro Co Ltd 排気カート式連続排気処理における不良品パネルの検知方法
US6809476B2 (en) 2000-11-29 2004-10-26 Lg Electronics Inc. Plasma display panel and method for fabricating the same

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US6809476B2 (en) 2000-11-29 2004-10-26 Lg Electronics Inc. Plasma display panel and method for fabricating the same
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