JPH11316775A - 部品モデルの寸法情報を手動で選択・表示・再位置決めする装置及び方法 - Google Patents

部品モデルの寸法情報を手動で選択・表示・再位置決めする装置及び方法

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JPH11316775A
JPH11316775A JP11057768A JP5776899A JPH11316775A JP H11316775 A JPH11316775 A JP H11316775A JP 11057768 A JP11057768 A JP 11057768A JP 5776899 A JP5776899 A JP 5776899A JP H11316775 A JPH11316775 A JP H11316775A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複数のエンティティーを含む板金部品のコンピ
ュータで生成されたモデルについての寸法付けシステム
を提供する。 【解決手段】表示スクリーン上にモデルを表示するモデ
ル表示装置と、ユーザの事象に応じて選択できるモデル
の候補エンティティーをユーザに示唆する示唆装置と、
指示された候補エンティティーに基づいてモデルの2つ
のエンティティーを選択する選択装置と、モデルの選択
されたエンティティーに付随する各寸法を定義する寸法
定義システムと、定義された寸法に基づいて表示スクリ
ーン上に寸法情報を表示する寸法表示装置とを備え、表
示スクリーン上に表示される板金部品モデルは付随する
寸法を有する。再位置決めシステムは、再位置決め装置
及び再位置決め寸法表示装置を備え、再位置決め装置は
寸法をモデルに対して所望の位置へ再位置決めし、再位
置決め寸法表示装置はこれを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板金部品又はシー
ト金属部品などの部品を設計及びモデル化又はモデル化
するためのコンピュータ支援設計(CAD)システムお
よびコンピュータ化された製図用ツールに関する。より
特定的には本発明は、表示画面上でCAD部品モデルの
寸法又はディメンションを選択し、表示し再位置付けす
る装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】伝統的に、例えば進歩的な板金製造施設
などで曲げ板金コンポーネントを製造するには、一連の
生産と製造の段階が必要である。第1の段階は、板金部
品設計を顧客の仕様書に基づいて作成する設計段階であ
る。顧客は通常は、その施設で生産する特定の板金コン
ポーネントの注文書を提出する。顧客の注文書は通常
は、その工場がそのコンポーネントを製造できるように
するために必要な製品と設計の情報を含む。この情報に
は例えば、部品の幾何学的寸法、その部品に対して必要
な材料(例えば鋼、ステンレススチール、アルミな
ど)、特殊な成形情報、バッチサイズ、納期などが含ま
れる。顧客が要求する板金部品は、広い応用分野に適す
ように設計され生産される。例えば、生産されたコンポ
ーネントは究極的には、コンピュータの外部ケーシン
グ、配電盤、航空機のアームレストまたは自動車のドア
パネルの部品などとして使用される。
【0003】設計段階では、製造施設の設計事務所は、
適当なコンピュータ支援設計(CAD)システムを用い
て板金部品設計を展開する。顧客の仕様書に基づいて、
CADシステムを利用して板金部品の2次元(2−D)
モデルを作成する。典型的には、顧客は、コンポーネン
トの1枚以上の図面および部品の重要な幾何学的寸法を
含む青写真を提供する。この寸法を用いて、部品の幾何
形状を定量的に示す。この青写真はまた、板金部品表面
(単数又は複数)の穴または他のタイプの開口の位置な
どの、部品に含まれる特殊なフォーミングやマーキング
を示す。CADシステムのオペレータはしばしばこの青
写真を用いて、2次元モデルをCADシステムで作成す
る。この2次元モデルは、完成3次元部品へ折り畳まれ
る平坦な板金部品の図および、曲げ線および/または寸
法情報を表示する板金部品の正投影図を含むことがあ
る。
【0004】市販のCAD/コンピュータ支援製造(C
AM)システムで2次元及び3次元(3−D)モデル化
を使用し開発することで近年モデル化曲げ板金コンポー
ネントの処理が早くなった。 CAMシステムオペレー
タ及び部品設計者は、2次元及び3次元表現を共に利用
し部品の形状をよりよく理解することで、いっそう効率
的な部品設計の開発が可能である。(指定した方針で定
義位置又は空間へその部品を適合させるために)重要な
部品の特定の位置間の関係をモデル化し、分析すること
がある。このように2次元及び3次元モデル化を使用す
ることにより部品を分析し、その寸法で定義位置又は環
境に部品が適合できるか判断する時間と労力が以前ほど
かからなくなった。コンピュータモデル化以前には、部
品は曲げ後に物理的に測定し、スペックと一致しない場
合、再曲げされ、その結果最適な設計のための試行錯誤
を繰り返した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、モデル化プログ
ラムは部品の所定寸法のみを表示していたために、モデ
ル化プログラムの性能には限界があった。すなわち、所
定エンティティ間(部品の曲げ線、面、弧及び線(エッ
ジ)など)の距離は自動的に表示された。しかしなが
ら、これら自動的寸法は部品の重要な寸法でないばかり
でなく部品が折り畳まれる前には存在しなかった可能性
がある。さらに自動的に表示する寸法により一般的には
画面上に表示される寸法が多くなってしまい、画面に混
雑又はクラッタがおこる。自動的寸法はオールオアナッ
シング命題、すなわち寸法すべてが表示されるか、又は
全く表示されないかどちらかであるため混雑又はクラッ
タが生じる。従って部品の重要な寸法を決定し、計算と
分析のための寸法をユーザ自身が選択できるツールが必
要である。さらに表示のための重要な寸法に優先順位を
つけること、及び/又は画面が混雑しないように寸法の
再位置付けが可能となるようにユーザにツールを与える
ことが必要である。すなわち表示する寸法を選択し優先
順位をつける場合、時間と労力は選択へ変わる。従っ
て、この部品に関するユーザの知識を獲得するため、部
品と関連づけて前記寸法を保存する必要がある。
【0006】さらに退屈なマウス操作をすることなく、
そこから寸法を測定するところの部品の望ましいエンテ
ィティを選択する必要がある。通常は2次元モデル又は
3次元ペーパーモデルすなわち厚みのないモデルを大部
分の旧システムは使用している。しかしながら実際は部
品には厚みがある。その結果、部品が曲がると、厚みが
問題となり寸法に影響を与える。従って寸法を測定する
板金の厚さの1方のサイド(遠いサイド又は近いサイ
ド)を選択する必要がある。さらに多数のエンティティ
が存在する場合、特に望ましいエンティティの容易な選
択を可能とする必要である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、1個以上のエ
ンティティを持つコンピュータ生成形状モデル用のため
の寸法付けシステムに関する。エンティティが曲げ線、
面又はフォーミングであることがある。モデルのエンテ
ィティ2個を選択するセクタ(選択装置)及び、モデル
のエンティティと関連ある寸法それぞれを定義する寸法
定義システムが、ディメンショニング(寸法付け)シス
テムには含まれる。選択する可能性のあるモデルの候補
エンティティをユーザに指示するインジケータ(示唆装
置)を提供することがある。結果としてエンティティそ
れぞれは指示された候補エンティティに基づき選択され
る。候補エンティティがユーザ事象に、好ましくはマウ
スの動作事象に反応して指示される。寸法付けシステム
には表示画面上でモデルの表現を表示するモデル表現装
置及び、定義寸法に基づいて表示画面上で寸法情報を表
示する寸法表現装置が含まれる。形状モデルは、板金部
品モデル又は3次元板金部品モデルであってもよい。
【0008】セレクタには、選択したエンティティにそ
れぞれ対応する付着点セレクタが含まれる。寸法定義シ
ステムには直平行六面体ジェネレータが含まれ、それが
直平行六面体(cuboid)の真向かいの対角コーナーとして
選択した付着点を有する直平行六面体を生成する。付着
点を結ぶ直線又は直平行六面体の隣接した3個のエッジ
として、付着点間の寸法は定義される。隣接した3個の
エッジは付着点を結ぶ。又は長方形ジェネレータを使用
することがあり、その場合には付着点間の隣接した2個
のエッジとして寸法は定義される。
【0009】選択したエンティティ間の寸法が2本の線
の間で測定された角度である場合、選択したエンティテ
ィそれぞれに対して1本づつ、すなわち2本の線を計算
する線計算機がセレクタに含まれることがある。線はそ
れぞれ選択したエンティティの中の1個を表現する。寸
法表示装置には、その2本の線を基にしたシリンダを生
成するシリンダジェネレータが含まれる。寸法情報コン
ポーネント(要素又は成分)が周辺シリンダの1部に表
示される。又はまた寸法情報コンポーネントは選択した
2個のエンティティを結ぶ弧であり、シリンダジェネレ
ータの必要性を軽減することがある。
【0010】さらに優先順位をモデルのエンティティ及
び定義済み寸法に割り当てる選択順序システムが提供さ
れている。割り当てた優先順位に基づいて選択のターゲ
ットとしてモデルのエンティティ又は定義済み寸法のど
ちらか1個を選択順序システムは取り上げる。ターゲッ
トがモデルのエンティティであれば、それは候補エンテ
ィティである。モデルのエンティティで望ましくないも
の、又は定義済み寸法がターゲットになることを妨げる
フィルタもまた提供されることがある。
【0011】寸法表示には、モデルのユーザ選択視角か
ら付着点が見えることをチェックする可視性チェッカが
含まれる。ユーザ選択視角から付着点の1個が必ず見え
る場合に限り、寸法情報は表示される。寸法情報にはテ
キスト及び矢印線が含まれる。ユーザ選択視角から見る
ことができる矢印線の1部に関してテキストが中心に集
まるように再位置付けするテキストリポジショナが寸法
表示には含まれる。
【0012】本発明は、複数のエンティティを持つコン
ピュータ生成形状モデルのための寸法を選択し表示する
方法にも関する。この方法には表示画面上でモデルの表
現を表示すること、及びユーザ事象に応じてユーザにモ
デルの候補エンティティを示唆又は指示することが含ま
れる。ユーザ事象はマウス動作事象であることが好まし
い。またこの方法には2個を選択することが含まれる。
ここに、エンティティそれぞれは示唆候補エンティティ
に基づく。選択したエンティティと関連する寸法を定義
すること、及び定義した寸法に基づき表示画面上に寸法
情報をモデルと共に表示することが含まれる。形状モデ
ルは、シートモデル部品又は3次元板金部品モデルであ
り得る。
【0013】定義工程には、選択したエンティティ間の
角度又は距離として寸法を定義することが含まれる。寸
法を、選択したエンティティ間の距離として定義する場
合、定義工程には距離を測定する測定軸の選択も含まれ
る。選択したエンティティ間の角度として寸法を定義す
る場合、定義には鈍角測定角度又は鋭角測定角度の選択
もまた含まれる。
【0014】寸法を選択したエンティティ間の距離とし
て定義する場合、選択工程には選択したエンティティに
一致する付着点の選択がまた含まれる。寸法の定義工程
にはまた、直平行六面体の真向かいの対角コーナーとし
ての選択した付着点が定義するところの直平行六面体の
生成が含まれる。付着点を結ぶ直線又は直平行六面体の
隣接した3本の線として、付着点間の寸法は定義され
る。隣接する3個のエッジは付着点を結ぶ。又は長方形
が生成される可能性があり、その場合には付着点間の隣
接した2個エッジとして、寸法が定義される。
【0015】寸法を角度として定義する場合、選択工程
にはまた選択したエンティティそれぞれに1本の線、す
なわち2本の線を計算することが含まれる。それぞれの
線は選択したエンティティ2個のうち1個を表現してい
る。寸法の表示工程にはまた2本の線に基づいたシリン
ダの生成が含まれる。選択した2個のエンティティ間の
寸法は2本の線の間で測定した角度である。寸法情報コ
ンポーネント(成分)はシリンダの周辺上の1部に表示
される。又はシリンダが使用されず、寸法情報コンポー
ネントが選択した2個のエンティティ間の弧であること
もある。
【0016】モデルの中の板金又は板金の厚さが表現さ
れることがある。厚さが表現される場合、定義工程には
また、そこから寸法が測定されるところの厚みについて
の側面を選択することが含まれる。
【0017】本発明はさらに、表示画面上に表現された
コンピュータ生成幾何学モデルのための再位置付けシス
テムに関する。幾何学モデルは自らと共に関連の寸法を
表示画面上に表示させる。再位置付けシステムにはモデ
ルに関して望ましい位置に寸法を再位置付けするリポジ
ショナ及び、モデルに関して望ましい位置に寸法を表示
する再位置付け寸法表示装置が含まれる。形状モデルは
板金部品モデル又は3次元板金部品モデルである可能性
がある。再位置付け寸法表示装置には延長線クリエータ
が含まれる。延長線クリエータが表示画面上で延長線を
作成し表示するのは、矢印線が再位置付けされて直近の
端部がもはや選択したエンティティに隣接しない場合で
ある。延長線は、各付着点と矢印線の最も近端の間に延
びる。
【0018】本発明は、1個以上のエンティティを含む
板金部品(シート金属部品)のコンピュータ生成モデル
のための寸法付けシステムに関する。寸法付けシステム
には表示画面上にモデルの表現を表示するモデル表現装
置及び、選択する可能性のある候補エンティティをユー
ザに示唆又は指示するインディケータが含まれる。ユー
ザ事象に反応して候補エンティティは示唆又は指示され
る。モデルのエンティティ2個を選択するセレクタも含
まれる。選択したエンティティそれぞれは示唆又は指示
された候補エンティティに基づいている。選択したエン
ティティと関連する寸法を定義する寸法定義システム及
び、定義した寸法に基づいて表示画面上に寸法情報を表
示する寸法表現装置が寸法定義システムには含まれる。
モデルに関して望ましい位置に寸法を再位置付けするリ
ポジショナ及び、モデルに関して望ましい位置に寸法を
表示する再位置付け寸法表現装置がシステムにはまた含
まれる。
【0019】本発明は、1個以上のエンティティを持つ
コンピュータ生成形状モデルのための1個のエンティテ
ィ寸法付けシステムに関する。1個のエンティティ寸法
付けシステムには、表示画面上にモデル表現を表示する
モデル表現装置及び、選択する可能性のあるモデルの候
補エンティティをユーザに示唆、指示するインディケー
タが含まれる。ユーザ事象に反応して候補エンティティ
は示唆、指示される。モデルのエンティティ2個を選択
するセレクタもまた含まれる。選択したエンティティそ
れぞれは示唆、指示された候補エンティティに基づいて
いる。寸法定義システムにはモデルの選択したエンティ
ティと関連する寸法を定義する寸法定義システム及び、
定義した寸法に基づいて表示画面上に寸法情報を表示す
る寸法表現装置が含まれる。またシステムにはモデルに
関して望ましい位置に寸法を再位置付けするレポジショ
ナ及び、モデルに関して望ましい位置に寸法を表示する
再位置付け寸法表現装置が含まれる。形状モデルは板金
部品モデル又は3次元板金部品モデルであることもあ
る。選択したエンティティが円又は弧である場合、寸法
は選択したエンティティの直径又は半径である。選択し
たエンティティが曲げ線又は線である場合、寸法は選択
したエンティティの長さである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に述べる本発明の詳細な説明
は図面を参考にしており、好ましい実施形態例は限定し
ていないが、その中で同じ参照符号は図面の内の複数の
図全体にわたって類似の部品を示している。
【0021】付随の図面を参考に、寸法付け(或いはデ
ィメンジョニング)システムを詳細に説明する。本発明
の態様に従えば、部品モデルの寸法を選択・表示・再配
置するための装置及び方法が提供される。本発明に従え
ば、2個のエンティティ間の角度又は距離関係(すなわ
ち寸法)を表示するために部品モデルのいずれか2個の
エンティティをユーザが選択できる装置及び方法が提供
される。部品の最適な図及びその関係の寸法を得るた
め、寸法の編集及び/又は再位置付けをユーザが行うこ
とがある。3次元(3−D)モデルと関連する寸法に関
して以下で説明されるが、当該寸法付けの特徴は2次元
(2−D)モデルにたいしても容易に応用可能である。
【0022】本発明の特徴を広範囲のCAD部品モデル
化環境で使用することもある。たとえばC++を使用す
る図1のクラスダイアグラム又は他のオブジェクト指向
プログラミング言語に従う典型的な環境の中で本発明が
実現される得る。システムはIBM PCクローンを使
用するマイクロソフトウィンドウズNT4.0で動作し
得る。
【0023】図1で板金部品の(2次元)モデルを作成
するためにAP100又は他のCADツールを使用するこ
とができる。2次元モデルにはフォーミング(例えば
穴)、曲げ線及びモデルのサイズ(寸法)と形が通常含
まれる。 AP100は2次元CADシステムであり、日
本のAmada Metrecs社から入手可能であ
る。もちろん部品のサイズ及び形を定義できるCADツ
ール10であればおそらくどれも使用できる。部品デー
タはできれば動的データ交換(DDE)メッセージを経
由することでBendCADモジュールに送られる。特
願平11―53400(発明の名称「板金部品データを
転送しかつ編集するための装置及び方法」) に明記さ
れているさまざまな特徴及び態様は部品データを交換す
るために使用されることがある。
【0024】Amada社から入手可能なBendCA
Dのような、オブジェクト指向曲げモデルシステムをB
endCADモジュール12は具備している。さらに特
願平9―183388で明確になったさまざまな特徴が
BendCADモジュール12で提供されることがあ
る。一般的にBendCADモジュールは部品の2次元
又は3次元モデルを見るために使用される。 Bend
CADモジュール12により、曲げ線にそって2次元モ
デルの曲げが可能になり部品の3次元モデルが作成され
る。さらに回転、パニング、ズーミングのようなさまざ
まな図機能が提供され、ユーザは望む位置で部品を見る
ことができる。
【0025】BendCADモジュール12には、寸法
付けインタフェイスクラスL0のオブジェクトへマウス
事象を伝えるビューワクラスと部品クラスが含まれる。
部品クラスと寸法付けインタフェイスクラスの間には1
対1の関係が存在する。ビューワクラスと寸法付けイン
タフェイスクラスの間には1対多の関係が存在する。前
記部品クラスは、部品の幾何学的性質に関する情報すな
わち部品の面数、それらの形状、曲げ線の情報などを記
憶する。ビューワクラスは、ビューイングウィンドウに
関する情報を記憶し、回転、ズーミングなどの後で、部
品を表示する方法を決定する。ビューワクラスはまた図
形ユーザインタフェイス(GUI)情報を記憶する。
【0026】典型的マウス事象はマウスボタンをクリッ
クし、保持し(マウスボタン押し下げ)、マウスボタン
を放し(マウスボタン上昇)そしてマウスを移動する
(マウス移動)ことである。。本願明細書ではマウスボ
タン下降事象及びマウスボタン上昇事象はすべて特に指
定がなければマウスの左ボタンのことである。しかしな
がら、説明の実施形態では左ボタンが好ましいが、右ボ
タン又は中央ボタン、キーボード事象の組み合わせ、又
は音声認識を代わりに使用することもできる。
【0027】マウス事象を受け取ることに加えて、寸法
付けインタフェイスオブジェクトL0はキーボード事象
及びマウス事象を解釈して、画面上に表示された寸法又
はエンティティの何れが選択されようとしているか、如
何に寸法が定義されるか及び、寸法が再位置付けされる
ように意図されている場所を決定する。寸法付けインタ
フェイスオブジェクトの決定に基づき、メッセージが生
成され適正なオブジェクトへ送られる。メッセージの送
付を可能にするために、寸法付けインタフェイスオブジ
ェクトL0は、2次元描画/選択クラスL6,強調クラ
スL7及び寸法クラスL1へ向けたポインタを含む。そ
れぞれは以下に説明される。寸法付けインタフェイスク
ラスL0は、強調クラスL7及び寸法クラスL1と1対
多の関係である。寸法付けインタフェイスクラスL0は
2次元描画/選択クラスL6と1対1の関係を有する。
寸法付けインタフェイスクラスL0のオブジェクトの別
な機能はユーザ選択寸法を描画するためのBendCA
Dモジュール12へ描画コマンドを送り返すことであ
る。
【0028】ユーザから見た場合、本発明の特徴は簡単
である。1個以上の部品エンティティをユーザが選択す
ると、応答として、選択したエンティティ間の寸法をシ
ステムが計算しデフォルト表示姿勢で寸法情報を表示す
る。部品エンティティにはループ中心、円、弧、曲げ
線、曲げ線端部点、線(部品のエッジ)、線端部点及び
面が含まれ得る。寸法情報を表示する前に、ユーザは当
該寸法が、選択した2個のエンティティ間の角度関係或
いは距離関係の何れを表現するかを選択する。距離関係
を選択する場合、選択したエンティティ間のどの距離を
測定するかをユーザが定義する。選択するエンティティ
が1個に限られ、それが円又は弧である場合、選択した
エンティティの半径又は直径の測定をユーザが選ぶ事が
できる。寸法が表示された後、ユーザは、表示された寸
法を選択し望ましい位置へドラッグする事ができる。
【0029】従って、寸法を作成するプロセスは3段階
を含む。はじめに当該寸法が付着する2個のエンティテ
ィ(直径/半径 寸法の場合には1個のエンティティ)
に不変参照符号が創設される。次に参照符号が決定され
る。すなわち参照したエンティティが発見される。最後
にその選択したエンティティティ2個の座標を使用して
簡単な3次元幾何学により3次元距離又は角度が計算さ
れる。
【0030】たとえば異なる曲げ角度で曲げたために、
部品形状が変化する場合、その変化を基に寸法が再び作
成され或いは更新される。従って、部品の変化でエンテ
ィティの位置すなわち座標も変化することがある。した
がって新しい座標について新しい値を再度計算すること
が必要である。新しい値は、最初の寸法計算に用いられ
た計算方法と同じ方法により計算される。
【0031】しかしながら、望ましい実施形態に従え
ば、2個以上の面について寸法を定義する場合、以下の
規則に従い寸法を表示するべきかシステムは判断する。
すなわち寸法が平坦な部品について定義される場合、寸
法は平坦な部品についてのみ表示される。寸法が折り畳
まれた部品について定義される場合、寸法は折り畳まれ
た部品についてのみ表示される。たとえば部品が平坦に
なるように曲げ角度が変化する、すなわち面2個が共面
になる場合、2個の面間の距離寸法はすべて消える。寸
法の定義が1個の面(隣接した曲げ線を含む)について
のみ定義される場合、寸法は部品が平坦から折り畳みの
状態に変化及びその逆に変化する場合でも常に表示され
る。寸法が1個の面(隣接した曲げ線を含む)について
のみ定義される場合、寸法の座標システムは計算を容易
にするためその面に局所的である。
【0032】本発明の好ましい実施形態に従えば、目的
のエンティティ又は寸法の選択を容易にするためユーザ
はその選択するエンティティ又は寸法上に正確にマウス
カーソルを置く必要はない。さらに視界にないエンティ
ティが選択されることもある。この機能を可能にするた
め、選択階層(選択順序)を使用することができる。従
って、画面上で、移動ボタン上昇事象で(エンティティ
及び寸法を含む)ターゲット(目標)を選択する場合、
優先順位スキームを使用してユーザが選択するものを決
定する。さらにユーザが画面上でマウスカーソルを動か
しながら、目的のターゲットを選択するときに生じる推
測行為を排除するために、マーカーすなわちターゲット
のテキスト記述が画面上に表示されて、(例として図7
を参照)マウスのクリック及び解除により選択されるで
あろうものを示す。好ましい実施形態はテキストを表示
することによりターゲットを指示するが、声のような音
声信号がそのターゲットを指示するために使用されるこ
ともできる。
【0033】選択順序を含む典型的な優先順位システム
を次に説明する。周知のマウスカーソル座標を使用し
て、マウスからの所定距離の範囲内のオブジェクトがす
べて検出される。次に、選択順序に従って、マーカーが
候補エンティティのために表示される。好ましい実施形
態では、選択順序は以下のとおりである。小さなループ
中心;円;弧;曲げ端部点;線端部点;曲げ線;線;大
きなループ中心;寸法そして面である。従って、面、寸
法、端部点がマウスカーソルから所定距離の範囲内にあ
る場合、候補エンティティは端部点になる。その結果、
端部点マーカーが画面上に表示され、図7で示すように
選択の候補として端部点を指示する。ループ、面及び円
については、エンティティの中心が選択される。小さな
ループは所定量より小さな半径を持つループである。大
きなループは所定量より大きな半径を持つループであ
る。
【0034】選択順序は任意の移動事象により実行され
る。従って、ユーザは目的のエンティティ及び寸法を常
に容易に選択できる。しかしながら、所定の場合に、特
定のエンティティを選択することが困難なことがある。
例えば、面は選択順序の最後にあるため選択困難であ
る。この場合、フィルタを使用することができる。フィ
ルタによりあるエンティティ又は寸法はターゲットから
外れる。たとえばマウスカーソルの位置にも関わらず、
円がマウスカーソルの所定距離の範囲内に常に存在しタ
ーゲットと成るため、面を選択できない場合、円は、タ
ーゲットエンティティから排除される。ドロップダウン
メニューにより排除するエンティティをユーザは選択す
る。選択順序により実行する場合に円が排除される結
果、円は無視されて別のエンティティがターゲットにな
り得る。このようなメカニズムは、マウス移動事象に反
応して実行する機能の中にある簡単なブールフラッグに
より、実現され得る。
【0035】次に図2を参照して寸法付けの概念を説明
する。ユーザに表示された寸法情報には矢印線(又は矢
線)20,延長線24,26及び値28が含まれる。矢
線20は測定中の選択した2個のエンティティ間の間隔
又はスペースを示している。指示された距離の寸法量は
値28により表現される。延長線24,26は選択した
エンティティを矢線20と結び、測定中の間隔示す。
【0036】ユーザがエンティティを選択した後、測定
されるエンティティ上の起点又は終点として一個のエン
ティティ付着点が選択される必要がある。点以外のエン
ティティの付着点を選択することに関して以下で説明す
る。もちろん選択したエンティティが点である場合、選
択したエンティティが付着点でもある。
【0037】寸法付けの別の要素又はコンポーネントは
延長線24,26である、しかし延長線が存在しない場
合もある。角度寸法及び距離寸法の延長線24,26を
計算するには異なるプロセスが必要である。はじめに距
離寸法の延長線24,26の計算について説明する。
【0038】測定する距離寸法が付着点2点間の直線距
離である場合、延長線は画面上に表示されない。距離寸
法に関して、測定方法に関するユーザ選択すなわち測定
する点の間の距離に基づき延長線24,26を最初に生
成する。本発明の望ましい実施形態に従えば、任意の付
着点2点間で異なる距離4個が測定され得る。最初の距
離は選択した点2点間の直線距離である。図4,5及び
6は同じ付着点2点間を測定する他の距離3個を示して
いる。
【0039】図4,5及び6で、矢線20それぞれが示
すのは部品に関する測定間隔又は測定スペースである。
このように図4の矢線20は付着点52、54の間の距
離を表現し、図5の矢線20は付着点間の高さの違いを
表現し、図6の矢線20は付着点間の幅を表現してい
る。矢線20の好ましいデフォルト位置はたとえばマウ
スカーソルに最も近い直平行六面体50の端部(又はエ
ッジ)であることがある。直平行六面体50は付着点で
定義され、図5に示されている。しかしながら、好まし
くは、直平行六面体50のエッジも付着点のすべてが画
面上に同時に表示される事はない。選択した経路に沿う
エッジ3個に限り表示される。説明のためにのみ、完全
な直平行六面体50及び付着点52、54が図5に示さ
れている。距離寸法の再位置付けにより追加の延長線2
4,26が表示され、延長線24,26を再度計算する
必要が生じることがある。
【0040】角度寸法に関しては、延長線24,26は
図8で示すように矢線20(実際には角度寸法のための
弧)に付着点62、64を結びつける。選択した2個の
エンティティが同じ平面にある場合、延長線は表示され
ず矢線(弧)20は付着点2個を直接結びつける。エン
ティティが同じ平面にない場合、矢線(弧)20は2番
目の選択した付着点64から延長し1本の延長線は第一
の付着点62と矢線(弧)20の最も近い端部との間に
表示される。寸法値の再位置付けにより、延長線24,
26を再度計算する必要が生じる。
【0041】図9に示すような、半径或いは直径寸法に
関して、最初に延長線24,26が描かれることはな
い。しかしながら寸法値を再配置する場合、延長線2
4,26はエンティティの中心(半径寸法に対して)或
いはエンティティの周辺から矢線20のそれぞれの最も
近い端部まで延長する。直径寸法値の再位置付けに際し
ては、図10で示すように、延長線はエンティティの周
辺上の正反対の点から矢線のそれぞれ最も近い端部まで
延長する。すべての種類の寸法について(角度、距離、
半形/直径)、延長線24,26は、それが基づくとこ
ろの選択したエンティティへ直交するように延びる。
【0042】値28が表現するのは選択した2個のエン
ティティ間の3次元空間の中の数値距離又は選択した2
個のエンティティ間の角度又は選択した1個のエンティ
ティの半径又は直径である。選択したエンティティそれ
ぞれの座標及びその付着点は知られているため、距離の
値は周知の幾何学方法により部品単位で計算できる。好
ましい実施形態では、寸法のすべての要素(コンポーネ
ント)の座標は部品モデルの原点と相対的なものであ
る。
【0043】このようにユーザがエンティティ2個(半
径/直径寸法に関するエンティティ1個)を選択する
と、ユーザの入力に基づきシステムは独自の最初の寸法
セットアップ(又は寸法付けツール群)を計算する。す
なわち、システムは値28、矢線20、及び必要な任意
の延長線24,26を計算する。好ましい実施形態では
一旦寸法が定義されると、矢線20、延長線24,26
又は選択したエンティティのうち1個を含む寸法付け要
素の任意の要素にマウスカーソルを置き、その寸法要素
を所望の位置へドラッグすることによりその寸法値が再
配置される。
【0044】特定の部品モデルに関して、数種類の寸法
を定義することがある。典型的な種類の寸法は以下の間
の距離である、すなわちの2点間;点と線;点と弧;点
と平面;二本の線;線と弧;線と平面;及び平面2個。
2本の平行でない線、2個の平行でない平面及び平面に
平行でない線と平面の間で角度寸法を定義することがあ
る。半径及び直径寸法は円或いは弧について定義され得
る。
【0045】弧と点の間で寸法を生成する場合、選択し
た点は弧の平面上にある必要がある。此の場合、弧付着
点は弧中心(又は弧センター)であるか、又は選択した
点から最も近い又は最も遠い弧上の点(又は弧点)であ
る。ユーザが付着点を選択することがある。好ましい実
施形態に従えば、弧付着点のデフォルト位置は弧点が弧
端部点でない場合には、選択した点に最も近い弧点であ
る。さもなければ選択した点に最も遠い弧点が弧端部点
でない場合には、最も遠い弧点が弧付着点である。もし
そうでなければ弧センタが弧付着点である。
【0046】弧と直線との間の寸法は、直線上の点(ユ
ーザは、その線上の点が弧に対して最も近い点又は弧か
ら線上の最も遠い点であるか選択する必要がある)と弧
の間の距離を以下の仕様に従って測定する必要がある。
このとき直線(以下及び以上に於いて簡単のためしばし
ば、「直線」を単に「線」と称する。)及び弧は同じ平
面上になければならない。弧及び線が交差せず、さらに
線に最も近い弧点が弧端部点でない場合、線に最も近い
弧点は弧付着点である。さもなければ線から最も遠い弧
点が弧端部点でない場合、最も遠い弧点が弧付着点であ
る。さもなければ弧センタは弧付着点である。このよう
に弧と線との間の寸法を選択する場合、弧についての点
は、直線上にユーザが選択した点に基づいて或いはその
点を使用して計算する。寸法値を再位置付けする場合、
線付着点はシフトする。再位置付が寸法値を線を越えて
動かす場合、延長線とによりその線は延長され、線付着
点は新しい延長線の内側に存在する。
【0047】点から線への寸法については、線付着点は
選択した点に最も近い線上の点である。線から線への距
離については、任意端部ポインタが最初の線から選択さ
れる。2番目の線の線付着点は前記任意端部点に最も近
い2番目の線上の点である。2個の面に付いては、中心
点が付着点である。線から面への距離については、線付
着点は面センタ点に最も近い線上の点である。寸法値を
再位置付けする場合、線付着点の移動は、矢線20を前
記線との垂直関係を保持する。再位置付けが線を越えて
寸法を動かす場合、その線は延長線により延長され、線
付着点は新しい延長線の端部に存在する。
【0048】図1に戻ると、ユーザがエンティティ2個
を選択する場合、寸法クラスL1のオブジェクトは最初
に空寸法を生成し初期化する。さらに、エンティティそ
れぞれを選択すると、それらは、強調クラスL7の強調
オブジェクトの中の強調リストに加えられる。寸法が生
成されると、前記エンティティが強調リストから取り除
かれる。次に寸法オブジェクトL1がCAD情報(例え
ば座標、ID's)及び測定情報(すなわち角度又は距
離;使用する直平行六面体/シリンダの中のエッジ)を
取得し、3次元線群の中へその情報を変換する。それら
は、矢線20及び必要な延長線24,26を含む3次元
寸法である。表示された部品に特有のCAD情報を使用
して、この新しい3次元寸法は表示された部品、特に部
品の選択したエンティティと関連付けられる。
【0049】本発明を実現するため、寸法クラスL1を
創設する必要がある。従って、全ての定義される寸法
は、画面上で描画されるか否かに拘わらず、部品モデル
及び描画との関連性に関する情報すべてを含む固有の寸
法オブジェクトと対応する。寸法オブジェクトは、選択
した2個のエンティティへのポインタにより部品モデル
と結び付けられる。継承の使用により、異なる種類の寸
法(点から点、点から線など)はその種類に特有のモデ
ル振る舞い(behavior)に関連して独自のクラスを持つ
ことが可能である。従って前記寸法クラスL1は実際ベ
ースクラスである、しかしサブクラスは図1に示されて
いない。
【0050】寸法クラスL1のオブジェクトは3次元線
を生成するためのメンバ機能又はメンバ関数を持ってい
る。すなわち前記メンバ機能は3次元線それぞれの座標
を計算し、当該各3次元線の情報を3次元線クラスL2
から例示される(或いはインスタンス生成される)それ
自身のオブジェクトに記憶する。3次元線の座標を計算
する場合、部品原点を使用し、その結果3次元寸法はそ
の部品と相対的なものとなる。延長線24,26それぞ
れに対しオブジェクト1個及び、矢線20に対しオブジ
ェクト1個、すなわち5個まで3次元線オブジェクトを
寸法オブジェクトそれぞれに対し例示する(又はインス
タンス生成する)ことが可能である。
【0051】3次元線オブジェクトそれぞれは、ビュー
平面に関する部品の向きに基づき、3次元線が可視か否
かを判断するメンバ機能(又はメンバ関数)を持ってい
る。当該3次元線オブジェクトは、部品が回転される度
に前記可視性をチェックする。可視性のチェックには、
付着点及び矢線それぞれの可視性の判断、ビューポート
クリッピング(表示域切り落とし)の実行、部品の異な
るエンティティの後ろに於ける線の有無を判断すること
が含まれる。ビューポートクリッピングは、2次元線の
何れの部分が、前記ビューポートで見ることができるか
及びテキストを中央に位置決めするために必要であるか
を判断し、寸法を表示するべきか決定する。好ましい実
施形態では、矢印が見えない場合、寸法表示はされな
い。しかしながら付着点1個、又は寸法要素(コンポー
ネント)の1部が見えることといった他の条件に従い、
寸法が表示されることもある。
【0052】可視性のチェックに加え、3次元線オブジ
ェクトは、2次元オブジェクトを生成して表示画面のよ
うな2次元平面で3次元寸法の表示を可能にする。それ
ゆえ、3次元線オブジェクトは3次元線を2次元線に変
換し、さらに計算した2次元線それぞれに対して2次元
線オブジェクト1個を例示する(又はインスタンス生成
する)。新しいオブジェクトが例示されると、それは、
2次元描画/選択クラスL6のオブジェクトに格納され
たリストの中に置かれる。部品が回転する度に3次元線
オブジェクトは可視性を判断する。従って、2次元線オ
ブジェクトの中のデータは部品を回転した後に変化す
る。
【0053】前記3次元線オブジェクトは、値28を含
むテキストボックスの位置を決定し、一つの対応する2
次元テキストオブジェクトを例示する(又はインスタン
ス生成する)。前記テキストボックスは矢線20に関し
て中央に表示されることが理想である。その結果、部品
をズーム、パン、又は回転する場合、常に画面上のテキ
ストボックスの位置は中央の位置を維持するために変化
する必要がある。このように2次元テキストクラスL5
のオブジェクトは、3次元線オブジェクトにより例示さ
れ(又はインスタンス生成され)、テキストボックスの
2次元位置を記録する。新しい2次元テキストオブジェ
クトは例示されると、2次元描画/選択クラスL6のオ
ブジェクトに格納又は記憶されたリストの中に置かれ
る。部品が回転する場合、常に3次元線オブジェクトが
可視性を判断する。従って、部品が回転する場合は常に
2次元テキストオブジェクトデータは変化する。
【0054】最後に3次元線オブジェクトL2は、矢線
20上の矢を描画する時及び場所を決定し、対応する2
次元矢オブジェクト1個を例示する(又はインスタンス
生成する)。示す矢印が2個、1個又は0個の判断は当
該矢印の可視性により決定される。矢線20の端部が見
える場合、新しい小さな線セグメントを使用して矢印
が、当該矢線20の見える端部に加えられる。新しい2
次元矢オブジェクトが例示される(又はインスタンス生
成される)と、それは、2次元描画/選択クラスL6の
オブジェクトに記憶したリスト内に置かれる。部品が回
転する場合は、常に3次元線オブジェクトが可視性を判
断するため、部品が回転する場合は常に2次元矢オブジ
ェクトは変化する。
【0055】各3次元線オブジェクトL2に対して、正
確に一つの2次元線クラスL3のインスタンス及び、一
つの2次元矢クラスL4のインスタンス、および一つの
2次元テキストクラスL5のインスタンスが存在する。
部品がパンニング、回転またはズームされると、3次元
線・2次元線・2次元テキスト・2次元矢オブジェクト
も変化する。2次元線オブジェクトL3,2次元矢オブ
ジェクトL4および2次元テキストオブジェクトL5
は、それらが描画される場所を記憶するために存在す
る。これらのオブジェクトはまた選択のために必要であ
る、すなわちこれらによって、選択のためのマウスの事
象の解釈が可能となる。2次元線、2次元テキストおよ
び2次元矢のオブジェクトはそのおのおのは、2次元描
画/選択オブジェクトL6中に記憶済みのリスト中で参
照され、かつ、そのおのおのは、2次元ドラッグ/選択
オブジェクトと多対1の関係を有している。したがっ
て、マウスの座標が知られれば、各オブジェクトはリス
ト中で見つけられ、マウスの座標と比較され、オブジェ
クトがマウスカーソルの近傍にありしたがって選択され
るように意図しているか否か判断できる。これらのオブ
ジェクトはすべて2次元空間にあるので、各2次元オブ
ジェクトの座標は、3次元オブジェクトのような部品座
標系ではなく画面座標系に存在する。2次元オブジェク
ト中に記憶されている情報は、表示画面上で描画できる
ようにWindows Graphics Device Interface(GDI)
に送られる事ができる。2次元オブジェクトの別の機能
はそれ自身の可視性を判断することである。しかしなが
ら、2次元オブジェクトは、部品ビューをズームインや
ズームアウトすることによる可視性を決定する。これ
は、ビューの回転が3次元オブジェクトに可視性をチェ
ックせしめるのと異なる。
【0056】2次元描画/選択クラスL6から例示され
た(又はインスタンス生成された)オブジェクトは、2
次元線オブジェクト、2次元テキストオブジェクトおよ
び2次元矢オブジェクトを組織化するためのデータ構造
を包含している。ある好ましい実施形態ではリンク済み
のリストであるこのデータ構造によって、2次元線オブ
ジェクトL3,2次元矢オブジェクトL4および2次元
テキストオブジェクトL5を探索して、特定の点にもっ
とも近いオブジェクトを発見し、これによって選択を可
能とすることができる。その結果、1対多関係が2次元
描画/選択クラスL6と、2次元線クラスL3および2
次元矢クラスL4及び2次元テキストクラスL5との間
に存在する。2次元作図/選択オブジェクトは、また、
ビューポートを画定する2つのコーナーの座標を含むビ
ューポート情報および、フォント・色・線のタイプを含
む寸法に関する情報を包含する。2次元描画/選択オブ
ジェクトはすべての2次元オブジェクトを追跡するの
で、2次元描画/選択オブジェクトによって画面のリフ
レッシュ(又は再生)が可能となる。2次元描画/選択
オブジェクトはフォント、色および線のタイプを含む寸
法に関する情報を記憶しているので、2次元描画/選択
オブジェクトによって、適当な色やフォントなどを持つ
2次元線オブジェクト、2次元テキストオブジェクトお
よび2次元矢オブジェクト内の描画機能の描画コールを
行う事ができる。
【0057】強調クラスL7は、選択情報を包含するオ
ブジェクト、すなわち選択されたエンティティを定め
る。強調クラスL7は寸法付けインタフェイスクラスL
0と関連しており、多くの強調オブジェクトが各寸法付
けインタフェイスオブジェクトに対して存在し得る。各
寸法は最大で2つのエンティティを含むので、強調オブ
ジェクト機能によって、最大で2つのエンティティが一
時に選択される。強調オブジェクトは表示画面上で、エ
ンティティを強調することによってどのエンティティが
選択されているかを示す。マウスカーソルは選択すべき
エンティティ上に置く必要がない(撮像順序のためであ
る)ので、強調機能が必要である。
【0058】図3を参照すると、本発明のある側面によ
る、寸法クラスL1のオブジェクトの潜在的状態が示さ
れている。最初、状態S30で2つのエンティティ(ま
たは半径/直径寸法に対する1つのエンティティ)が選
択されると、寸法オブジェクトは生成済み状態に入る。
生成された寸法オブジェクトは、ユーザが測定方法(直
平行六面体のエッジなど)を選択すると定義済み状態S
33に入る。寸法オブジェクトを定義するときには、測
定方法がマウス事象によって定義され、寸法情報が画面
上に望ましくは白色で描画される。寸法オブジェクト
は、定義された後、寸法情報をクリックしてドラッグす
る、すなわちマウスを移動させることによって再位置状
態S34に入り得る。再位置付け中に、位置付けパラメ
ータPos1とPos2(以下に説明する)はマウス移
動事象によって修正される。寸法オブジェクトは、単に
マウスボタンを離すことによって再位置状態S34から
定義済み状態S33に復帰する。マウスボタンが離され
ると、寸法情報は画面上の新しい位置で描画され、旧い
位置にある寸法情報は消去される。
【0059】定義済み状態S33から、寸法オブジェク
トはまた選択状態S35に入り得る。マウスが寸法情報
のいずれかの部分に移動し、マウスボタンの下降事象の
すぐ後で、マウスボタンの上昇事象が発生すると、寸法
オブジェクトは選択される。寸法オブジェクトが選択状
態S35にあると、強調オブジェクト内のフラグがセッ
トされ、寸法情報が、それが選択されたことを示すため
に別の色で画面上に再描画される。その上、画面上の矢
線20の各端部のところにあるマーカーが厚さ測定情報
(すなわち遠、近、中間)を表示する。遠/近機能は図
16,17および18を参照して以下に詳述する。選択
状態S35から、寸法オブジェクトは遠/近状態S3
7、別寸法選択状態S38または削除済み状態S36に
入ることができる。
【0060】寸法オブジェクトは、デリートキー(削除
キー)下降事象が発生する、すなわちデリートキーが押
されると削除済み状態S36に入る。寸法オブジェクト
が削除されると、寸法情報が表示画面から除去され、メ
モリーが解除され、一括クリーンアップが行われる(す
なわち、寸法オブジェクトに対するすべての参照符号が
除去される)。寸法付けインタフェイスオブジェクト
は、寸法オブジェクトの消去関数をコールすることによ
って寸法オブジェクトを削除する。寸法オブジェクトが
消去されると、寸法オブジェクトと関連する3次元線オ
ブジェクト、2次元線オブジェクト、2次元テキストオ
ブジェクトおよび2次元矢オブジェクトもまた消去され
る。
【0061】寸法オブジェクトは選択状態S35から別
寸法選択状態S38に入り得る。これは、マウスカーソ
ルが別の寸法の位置にある状態でコントロールボタンを
押したままで、マウスをクリックして離す場合である。
別寸法選択状態S38にあると、選択された寸法情報を
表す寸法オブジェクト内にフラグがセットされる。別の
フラグが強調オブジェクト中にセットされる。これらの
フラグは、画面上で別の色で寸法情報を描画して、その
寸法情報が選択されたことを示すために用いられる。
【0062】寸法オブジェクトは、自身が定義済み状態
S33にあってマウスカーソルが画面に表示されている
遠/近テキストの近傍にあると遠/近状態S37に入
る。遠/近状態S37と別の寸法状態S38から、寸法
オブジェクトは、エスケープキーを押すことによって、
または画面上で他の寸法情報が何もないところにマウス
カーソルを位置させ、次ぎにマウスボタンをクリックし
て離すことによって定義済み状態S33に復帰する。
【0063】寸法生成又は寸法情報生成は2段階で行わ
れる。最初に、メモリーが割り当てられ、次ぎにIDが
割り当てられて寸法情報を部品に関連付ける(以下及び
以上に於いて簡単のため、「寸法情報」をしばしば単に
「寸法」と略称する。)。ユーザの観点からは、寸法の
生成は2つのエンティティを選択することによって発生
する。第1のエンティティは、表示画面上で表される部
品のエンティティの近くにカーソルを移動させることに
よって選択される。好ましい実施形態では、マウスをク
リックして離すと選択されるエンティティ(候補エンテ
ィティ)はテキストマーカーによって画面上で示され、
そのエンティティは画面上で別の色、すなわち黄色で描
画される。一旦マウスをクリックして離すと、第1のエ
ンティティが選択される。次ぎに、マウスカーソルを再
位置付けすることによって、同じプロセスで第2のエン
ティティが選択される。第2のエンティティが選択され
ると、寸法が即座に作成されて別のエンティティが選択
されるのを防止する。このようにして、寸法インタフェ
イスクラスL0は寸法生成関数をコールして寸法クラス
L1オブジェクトが例示される(又はインスタンス生成
される)。
【0064】寸法は、生成され後、定義されなければな
らない。角度寸法の定義方法は後で説明する。寸法イン
タフェイスクラスL0の別のメンバ機能又はメンバ関数
によって、距離寸法を定義することができる。距離寸法
については、まず複数の付着点が決定されなければ成ら
ない。ある実施形態では、付着点は、エンティティが選
択されたときにマウスカーソルが存在した場所にもっと
も近い選択済みエンティティ内の点である。次ぎに、選
択された付着点52と54間で、図5の直平行六面体5
0によって表されるような直平行六面体が生成される。
次ぎに、マウスカーソルを画面中を移動させることによ
って、直平行六面体のエッジに沿う、付着点52と54
間のさまざまな経路および矢線20が、選択のために表
示される。ひとたび所望の経路が表示されると、ユーザ
はマウスボタンをクリックしてから離し、これによって
寸法は、選択済み経路を持つ定義済みS33となる。こ
の選択された経路は表示画面上では、必要に応じて矢線
20と延長線24および26で示される。図4,5およ
び6は、矢線20として選択された直平行六面体の個々
のエッジを有する、直平行六面体50の複数のエッジに
沿った一つの経路を示す。
【0065】ここで図5を参照して、距離寸法の為に直
平行六面体を生成する方法を説明する。直平行六面体5
0を画定するところの、直平行六面体50の2つの最も
遠く離れた対向コーナーは選択された付着点52と54
である。図示目的で、これら付着点の内の一方の付着点
52の座標は(0,0,0)であり、他方の付着点54
の座標は(1,1,1,)であるとする。これらの座標
は部品軸に対して相対的に定められるのが望ましい。直
平行六面体50の他の6個のコーナーを発見するには、
最初にX座標を1だけ変更し、次ぎにY座標を1だけ変
更し、最後にZ座標を1だけ変更する。例えば、(1,
0,0)は3番目のコーナーであり、(1,1,0)は
4番目のコーナーであり、(0,1,0)は5番目のコ
ーナーであり、(0,1,1)は6番目のコーナーであ
り、(1,0,1)は7番目のコーナーであり、(0,
0,1)は8番目のコーナーである。この8個のコーナ
ーが存在して、直平行六面体50を生成することができ
る。
【0066】ユーザが選択する可能性のある経路には、
まさに付着点52と54間の直接の線、すなわち線
(0,0,0)(1,1,1,)が含まれる(両点を結
ぶ直線)。他の6つの可能性のある経路は:経路2=線
(0,0,0)(1,0,0)、線(1,0,0)
(1,1,0)および線(1,1,0)(1,1,
1);経路3=線(0,0,0)(1,0,0)、線
(1,0,0)(1,0,1)および線(1,0,1)
(1,1,1);経路4=線(0,0,0)(0,1,
0)、線(0,1,0)(1,1,0)および線(1,
1,0)(1,1,1);経路5=線(0,0,0)
(0,1,0)、線(0,1,0)(0,1,1)およ
び線(0,1,1)(1,1,1);経路6=線(0,
0,0)(0,0,1)線(0,0,1)(1,0,
1)及び線(1,0,1)(1,1,1);経路7=
(0,0,0)(0,0,1)、線(0,0,1)
(0,1,1)および線(0,1,1(1,1,1)で
ある。
【0067】選択された経路が線(0,0,0)(1,
1,1)の場合、線(0,0,0)(1,1,1)が矢
線20である。選択された経路が線(0,0,0)
(1,1,1)でない場合、選択されたエッジの内の2
つは延長線24および26であり、残余の線は矢線20
である。此の場合好ましくは、矢線20は、選択の瞬間
におけるマウスカーソルの位置にもっとも近い線であ
る。これら3つの3次元線に関する情報は3次元線クラ
スL2内に記憶される。寸法が定義されると、寸法イン
タフェイスオブジェクト及び寸法オブジェクトの中のフ
ラグは、寸法が定義された事を示すように変化する。
【0068】2次元部品モデルの場合、長方形を直平行
六面体(cuboid)の代わりに用いて寸法を定義することが
できる。したがって、寸法は、2つの付着点を接続する
長方形の2つのエッジ(直平行六面体の3つのエッジで
はない)によって定義することができる。
【0069】角度寸法を決定する場合、ある好ましい実
施形態では、ユーザは選択されたエンティティ間の鋭
角、選択されたエンティティ間の鈍角、選択されたもの
間の鋭角の余角または選択されたエンティティ間の鈍角
の余角を選択できる。ある好ましい実施形態では、この
余角は(360°−(当該角度))と定められるが、余
角は(180°−(当該角度))と容易に定義すること
もできる。
【0070】ここで図8を参照して角度寸法(情報)を
生成する方法を説明する。最初に、付着点62および6
4を、ユーザが選択したエンティティに基づいて選択す
る。次に、付着点62と64間のシリンダ60が作成さ
れる。シリンダ60を作成するためには、シリンダ60
の中心ならびにシリンダ60の基線、高さおよび半径を
定義する必要がある。
【0071】しかしながら、シリンダの中心を定義する
前に、各選択済みエンティティを表す線を計算する必要
がある。選択済みエンティティが線である場合、その線
は選択されたエンティティを表す。面が選択された場
合、その選択済み面に対応する線を生成しなければなら
ない。その線は面の中心点を含み、選択済みエンティテ
ィの交線又は交点に直角に延長して中心点まで至る。選
択済みエンティティの交線又は交点を発見するには、こ
れらのエンティティを無限に延長する必要がある。角度
寸法は平行なエンティティ間では定義できないので、交
線又は交点は常に存在する。したがって、面に対応する
線は面の外側に存在するかもしれない、すなわち実際の
面と線は交差しないが、無限に延長されたエンティティ
は交差する。
【0072】シリンダ中心の定義に戻ると、選択された
エンティティを表す2つの線が共通平面上にある場合、
シリンダ中心の方向ベクトルは共通平面に直角である。
このベクトルはその交点から発する。この2つの線が同
じ平面上になく平行でもない場合(図8のように)、他
方のエンティティにもっとも近い各線上の点が決まる。
各線は、これら2つの点を計算するときには無限線であ
ると考えられる。これら2つの点を接続する線がシリン
ダ中心である。
【0073】ある好ましい実施形態では、シリンダ60
のデフォルト半径は選択されたエンティティを表す最小
の線の20%である。シリンダ60の高さは、2つのエ
ンティティ(又はそれを表す線)が同じ平面上にあれば
ゼロである。同じ平面上にない場合、シリンダ60の高
さのデフォルトはシリンダ中心線に沿って測った2つの
エンティティ間の距離である。
【0074】どちらの場合も、シリンダの基線は中心線
に直角な任意の平面上にあり得る。ある好ましい実施形
態では、シリンダの各基線は選択されたエンティティを
表す線の内の1つを含む。線が同じ平面上にあれば、シ
リンダの高さはゼロであり、たった1本の基線が表示さ
れる。ある好ましい実施形態では、矢線20のデフォル
トは弧の切片であり、基線周辺と一致し、第2の選択さ
れた付着点64を含む。このデフォルト位置では、延長
線24は第1の付着点62から、第1の選択済みエンテ
ィティを表す線に直角に延長し矢線20に至る。
【0075】2次元部品モデルの角度寸法を生成する場
合、2つの選択済みエンティティ間の矢線として弧を用
いてもよい。したがって、シリンダは必要ない。
【0076】別の好ましい実施形態では、選択されたエ
ンティティの半径または直径を測定することができる。
もちろん、半径/直径測定が発生するには、選択された
エンティティは、円または弧でなければならない。ユー
ザは、半径又は直径のどちらを表示させるかを右マウス
ボタンクリックで選択できる。半径と直径の寸法の例を
図9と図10に示す。この寸法はエンティティ上で単に
ダブルクリックすることによって表示可能である。半径
/直径の寸法は、選択されたエンティティの中心を決め
て、円が選択されたら円の周辺まで、弧が選択されたら
弧上の点まで直線を引くことによって計算される。この
弧が180度を越える場合、直径および半径の寸法は表
示可能であるが、180度以下であれば、半径だけが表
示可能となる。円の場合、直径と半径双方の寸法が意味
を持ち、したがって、表示可能である。ダブルクリック
機能を直径/半径寸法表示方法を参照して説明したが、
ダブルクリックのさらなる用途としては、例えばユーザ
が線上でダブルクリックすることにより、その線の長さ
を示す寸法を表示可能とすることができる。
【0077】つぎに寸法の再位置付けを図11〜15を
参照して説明する。寸法が定義済み状態S33内にある
場合、寸法インタフェイスオブジェクトは、標準的なマ
ウス事象解釈により、再位置付け状態S34と選択状態
S35のどちらが発生するか判断する。ユーザが、画面
上ですでに描画されている寸法(すなわち定義済み寸
法)に近い画面上の場所にマウスカーソルを位置付け
し、マウスボタンを(離さずに)クリックし、マウスカ
ーソルを移動し、これによってマウス移動で寸法をドラ
ッグすると再位置付けが発生する。マウスボタンを離す
と再位置付けは終了し、定義済み状態S33に寸法(情
報)を戻す。
【0078】図11を参照すると、再位置付けする場
合、ステップS40で、マウスカーソル位置に対しても
っとも近い2次元エンティティが最初に発見される。言
い換えれば、画面上でマウスカーソルが置かれている場
所が決定され、さらに、寸法情報の何らかの要素又はコ
ンポーネント、例えば2次元線オブジェクトが同様の座
標を有しているか否かが判断される。マウスカーソル座
標と定義済み寸法の2次元コンポーネント間の比較は2
次元描画/選択オブジェクトを介して行われる。一旦も
っとも近いエンティティが見つかると、もっとも近いコ
ンポーネントの親寸法がステップS42で決定される。
言い換えれば、寸法の延長線24すなわち2次元描画オ
ブジェクトが選択されると、付随する寸法オブジェクト
(親寸法)が発見又は検出される。ひとたび寸法(情
報)が選択されると、ユーザは、マウスを移動させ且つ
マウスボタンを押し下げ状態に維持することによって、
寸法を別の位置にドラッグし得る。このようにして、ス
テップS44で、画面を横切るマウスの2次元移動は3
次元空間運動に変換されて、ユーザが寸法情報を位置付
けしたいところの3次元モデルに対する位置を決定す
る。寸法情報のすべてが、以下に説明する寸法再位置付
け平面を用いて再位置付けされる。ステップS46で、
位置付けパラメータPos1およびPos2は更新さ
れ、適宜、必要な追加の延長線を含めて寸法は再描画さ
れる。
【0079】図12は、矢線20及び、潜在的矢線2
1’を含む、再位置付けされている間の他の寸法情報を
含む寸法情報を示す。マウスボタンを離して再位置付け
の終了を信号通知するまでは、オリジナルの寸法情報は
すべて、図12に示すように表示されたままであること
に注意されたい。したがって、矢線20’は単なる潜在
的矢線であるが、その理由は、図12は、完了する前の
再位置付け工程であるからである。図13は、一つの位
置にある寸法情報を示し、図14は、再位置付けが終了
した後の同じ寸法情報を示す。
【0080】マウスボタン下降事象が発生すると、マウ
スカーソルの画面上座標は矢線を表す2次元線と比較さ
れて、マウスカーソル位置にもっとも近い2次元線上の
点が決まる。既述の好ましい実施形態ではマウス座標は
矢線20と比較されるが、選択された寸法情報のいかな
る要素(コンポーネント)上のいかなる点も使用され得
る。次に、2次元線上のその点に対応する3次元線上の
点が、比を比較することによって決定される。最後に、
3次元線上の点が選択点又はピックアップ点としてセッ
トされる。この比の比較は単に、2次元線上の点が2次
元線の端部からどれほど隔たっているかを判断し、距離
と2次元線の全長との比を計算するだけである。このピ
ックアップ点は、3次元線上の端部点から同じ相対的距
離を有する3次元線上の点である。
【0081】次に、マウス移動事象を位置付けパラメー
タPos1とPos2に変換する方法を説明する。Po
s1とPos2は、第1の選択された付着点から矢線2
0の近接端部までの距離コンポーネント(又は距離要
素)を示す。各位置付けパラメータは、1つの軸方向の
距離コンポーネントを示す。例えば、図15に示すよう
に、第1の選択された付着点70と矢線20を仮定する
と、 Pos1のデフォルト(デフォルトPos1)は
Dyに等しくPos2のデフォルトはDzに等しい。D
x、DyおよびDzの各値は対応するX、およびZ軸に
沿った方向に延長する直平行六面体エッジの長さを表
す。言い換えれば、Dxはx軸に沿った直平行六面体エ
ッジの長さに等しく、DyはY軸に沿った直平行六面体
エッジの長さに等しく、DzはZ軸に沿った直平行六面
体エッジの長さに等しい。
【0082】最初、寸法が最初に定義されると、Pos
1とPos2はデフォルト値に等しくなるようにセット
される。このデフォルト値は第1の選択された付着点と
矢線20の近接端部間でのDxおよび/またはDyおよ
び/またはDz値である。したがって、デフォルト値は
直平行六面体エッジに沿った選択済み経路に依存し、特
に矢線20の位置に依存する。例えば、図5を参照する
と、位置付けパラメータの内の1つ、例えばPos2の
値はゼロであるがその理由は、矢線20の近接端部と第
1の付着点52間の距離はそのX、YおよびZ方向の寸
法コンポーネントに分割され、これら距離コンポーネン
トの内の2つはゼロであるからである。他の距離コンポ
ーネント、すなわち第1の選択済み付着点52と矢線2
0の近接端部間の直平行六面体の長さは他の位置付けパ
ラメータPos1に等しくなるようにセットされる。
【0083】マウス移動事象が発生すると、マウスカー
ソル画面座標は部品座標に変換される。次に、ピックア
ップ点と現行のマウス座標間の距離が計算される。この
距離は再位置付け平面上に投影される。次に、この投影
された距離はピックアップ点に加算される。最後に、投
影された距離はそのX、YおよびZ軸方向の成分又はコ
ンポーネントに分割され、位置付けパラメータ測定軸に
対応する成分がその位置付けパラメータに加算されて、
新たなPos1とPos2の値が得られる。マウスボタ
ン上昇事象が発生すると、再位置付け状態S34から退
出し、Pos1とPos2が最後のマウス移動事象に基
づいて決定される。
【0084】再位置付けは寸法オブジェクトによって計
算され、その寸法オブジェクトは、位置付けパラメータ
Pos1とPos2を用いて新しい2次元線を計算す
る。寸法オブジェクトはマウス移動事象を受信して新し
い寸法位置を計算する。新しい線はつぎにように計算さ
れる。最初に、Dx、DyおよびDzの値が計算され
る。次に。Pos1とPos2を用いて3次元線を計算
する。Pos1とPos2が双方ともDx、Dyまたは
Dzに等しい場合、線は上述のように直平行六面体を用
いて計算される。
【0085】Pos1とPos2がDx、Dy、Dzの
いずれにも等しくない場合、最大で2つの余分の延長線
が必要となる。この余分の延長線が必要であると、再位
置付け(再位置決め)後に延長線と矢線20を計算する
には6つの点を計算する必要がある(Pos1またはP
os2がDx、DyまたはDzに等しい場合は5点)。
【0086】例えば、図15で、Pos1=1.5xD
y、Pos2=1.5xDzであると新しい矢線20’
に基づいて仮定する。ここに第1の点70は第1の付着
点70であると仮定する。第2の点72は、(前記付着
点)+(Pos1)である。第1の延長線24は、第1
の点70と第2の点72の間の線である。第3の点76
は、Pos2を第2の点72に加算することによって計
算される。第2の延長線78は、第2の点72と第3の
点76の間を延長する。第4の点80は、位置付けパラ
メータによって修正されなかったD値(Dx、Dyまた
はDz)に第3の点76を加えたものである。この例で
は、Dxを用いているが、その理由は、Pos1はY軸
に対するものでありPos2はZ軸に対するものである
からである。第3の点76と第4の点80の間の線は再
位置付けされた矢線20’である。第5の点82は、
(第4の点80)+(第2の延長線78が延長する方向
での対応するD値)−(前記方向での対応する位置付け
パラメータ)として計算される。この例では、第5の点
82は、(第4の点80)+(Dz)−(Pos2)で
ある。第3の延長線84は、第5の点82と第4の点8
0間を延長する。第6の点86は、第2の付着点であ
る。第4の延長線26は、第5の点82と第6の点86
間を延長する。図12と14に、4つの延長線24,2
6,78および84を有する再位置付け済み寸法を示
す。
【0087】たった1つだけ余分の延長線が必要な場
合、第5の点82または第2の点72の計算は、上述の
ように省略される。その結果、第5の点が第2の付着点
に等しくセットされるか、又は第2の延長線24が第1
の点と第3の点間を延長する。
【0088】ここで再位置付け平面について説明する。
距離寸法の再位置付けは再位置付け平面上で発生する。
例えば、図15に示す寸法はY軸とZ軸に沿って再位置
付けされた。これらの軸によって定義された平面、すな
わちY−Z平面が再位置付け平面である。好ましい実施
形態によれば、部品の前面ビューが選択される場合、再
位置付け平面はその部品のX−Z平面である。前記部品
を上面ビューで眺める場合、再位置付け平面はX−Y平
面である。部品を側面ビューから眺める場合、再位置付
けはY−Z平面に沿って発生する。ユーザは、プルダウ
ンメニューから視角ビューを選択するかまたは表示画面
上でボタンを押すかしてこれらのビューを切り替える事
ができる。特定のビューを選択してはじめて、再位置付
け平面はそれに応じた新しい平面に切り替わる。従っ
て、部品を回転させて上面、側面および前面以外の視角
から眺めると、再位置付けは最後に選択された視角ビュ
ーに対応する再位置付け平面に沿って発生する。
【0089】さらに、部品の複数のビューを同時に表示
すると、各距離寸法は、それが見えるビューに対応する
位置付け平面と関連付けられる。曲げ角が変化すると、
双方の付着点が同じ面内にある場合は、再位置付け平面
は当該面と共に移動する。これら付着点が同じ面内にな
い場合、再位置付け平面は変化しない。しかしながら、
部品が折り曲げ状態から平坦状態又はその逆に切り替わ
った場合、寸法は表示されない。
【0090】2次元部品モデルと関連した距離寸法情報
を再位置付けする場合、再位置付け平面は長方形の平面
上にある。その結果、たった1つの位置付けパラメータ
が必要である。2次元部品モデルと関連した角度寸法の
場合、矢線は選択された2つのエンティティ間の弧であ
り、再位置付けは弧を単に拡大・縮尺することによって
弧の平面上で発生する。
【0091】寸法付け情報(又は寸法情報又は寸法)は
ひとたび定義すれば保存又はセーブしなければならな
い。したがって、(部品を寸法情報と関連付けるため
の)付着点および位置付けパラメータを包含する部品エ
ンティティのIDをメモリー内のファイルまたはディス
ケットにセーブする。しかしながら、部品の2個のイン
スタンスが同時にメモリー内にセーブされると、例え
ば、前記部品は別のファイルにコピーされ、双方の部品
中のIDは同じになる。同じIDになることは、前記部
品の一つのインスタンスが変化するとき(例えば、回転
するとき)問題を生ずる。これは、そのIDを参照する
たびに曖昧な値が返却されるからである。。従って、複
雑なIDシステムがセーブ操作には必要である。寸法コ
ンポーネントと部品データ間の関連を正しくセーブする
ことを可能とする例証的なIDシステムは、2つのタイ
プのエンティティIDすなわちセッションIDとファイ
ルIDを含む。セッションIDは部品がロードされると
きにすべてのエンティティに付着される。したがって、
セッションIDはそのセッション内では一意であること
が保証されれるが、セッションが閉じられて再び開かれ
ると変化し得る。ファイルIDもまた、各エンティティ
に付着される。しかしながら、ファイルIDは永久的で
あって、セッション内の他の部品のIDには依存せず、
したがって変更できない。このように、ファイルIDは
セッションが閉じられて再び開かれても変更できない。
【0092】寸法(寸法付け情報)を描画するために利
用されるさまざまな操作とプロセスを図19を参照して
ここで説明する。ステップS50で、3次元線がID情
報を用いて計算される。寸法オブジェクトはIDをすべ
てのエンティティに割り当て、そのIDをCADシステ
ム10に送出する。寸法を描画する際には、寸法オブジ
ェクトはそのIDを用いて部品エンティティ座標をCA
Dツール10へ照会する。その結果、部品が変化すると
きはいつでも、その変更は照会結果中に反映される。次
に、エンティティ間の距離(例えば寸法値28)、延長
線の形状および矢線がすべて3次元で計算される。ステ
ップS52で、付着点の延長先である付着点が可視であ
るか否か判断される。この可視であるか否かのチェック
は以下に説明するような3次元線オブジェクトのメンバ
機能(メンバ関数)によって実行される。ステップS5
4で、2次元線、テキストおよび矢線がすべて計算され
る。ステップS56で、Windows図形デバイスイ
ンタフェイス(GDI)関数がコールされて2次元エン
ティティを部品の上方に描画する。
【0093】寸法(寸法付け情報)を作成して描画する
プロセスを図25の論理フローチャートを参照して説明
する。ステップS100で、機能コールが寸法付けイン
タフェイスオブジェクトに成されて、新しい寸法を作成
する。この寸法付けインタフェイスオブジェクトはBe
ndCADモジュール12に照会して、選択されたエン
ティティの正確な位置(すなわち座標)を検出する。ス
テップS102で、寸法オブジェクトはその寸法(寸法
付け情報)の3次元形状、すなわち矢線20ならびに延
長線24および26の3次元座標を計算する。ステップ
S102で、寸法オブジェクトはまた、そのデータに欠
陥があるかないか、例えば付着点が穴の追加などの部品
データの変更によって消滅したりしないか判断する。さ
らに値28が計算される。ステップS104で、本発明
による2次元形状(2次元幾何情報)が計算される。2
次元線を計算するには、各3次元線を1つの2次元線に
対してマッピングする。その3次元線が矢線20である
場合、矢(の頭)が新しい小さい線分を用いて付加され
て2次元オブジェクト内に記憶される。また、テキスト
の境界ボックスが計算されて2次元テキストオブジェク
ト内に記憶される。2次元テキスト情報はすべての3次
元線毎に計算される。しかしながら、2次元テキスト情
報は矢線20以外はすべての線に対して隠されている。
【0094】ステップS106で、2次元線が可視であ
るか否か判断される。ステップS108で、2次元線が
可視でない場合、その寸法に対する全ての2次元データ
が隠される、すなわちデータに欠陥があれば2次元デー
タは切り捨てられる。しかしながら、寸法を定義する際
に、線は常に表示される。ステップS106で2次元線
が可視であると判断された場合、2次元線はステップS
110で描画される。次に、ステップS112で、処理
事象(例えばズーミング、回転、パニング、再位置付
け)を受信すると、プロセス全体が繰り返される。この
ような事象が発生しなければ、ロジックはコール機能
(又はコール関数)に戻る。
【0095】本発明の別の特徴は、ユーザが部品厚さの
遠側部と近側部を選択できる点にある。板金は厚さを有
するので、ユーザは板金のどちらの側から寸法を測定す
べきであるか決定しなければならない。どちらの側から
測定するかを決定するための遠/近機能をここで図16
〜18を参照して説明する。寸法を定義すると、各付着
点近傍の画面上のテキストが、部品厚さのどちらの側す
なわち遠か近のどちらが現在選択されているかを示す。
例えば図17と18はそれぞれ遠側と近側が選択されて
いる様子を示す。
【0096】面倒なマウス操作や推測なしで所望の測定
側を容易に選択できるようにするために、テキスト表示
が遠または近を示し、これによってマウスボタンをクリ
ックすることによって容易に切り替えできる。マウスカ
ーソルを画面上の遠テキスト近傍に位置させてマウスボ
タンをクリックして離すと、図18に示すように付着点
は遠側から近側に切り替わる。テキストが近と読める場
合、ユーザはマウスカーソルを近テキスト近傍に位置さ
せてマウスボタンをクリックして離し、これによって、
図17に示すように付着点が板金の近側から遠側に切り
替わる。部品が変化しない限り、すなわち曲げ角度が変
化する限りでは、遠/近構成は不変のままである。
【0097】遠/近構成は、一方の付着点を固定し他方
を変化させる4つの測定組み合わせ(2つの別々の点
で、各付着点に対する材料の厚さの各側に対して1つず
つ)を分析することによって判断される。付着点を変更
する場合、測定結果が長いと遠テキストが表示される。
測定結果が短いと、近テキストが表示される。測定距離
が変化しない場合、テキスト読み取り「中間」(又は
「中性」)が図16に示すように表示される。部品が変
化する際にはいつでも、遠/近構成を再計算しなければ
ならない。ある好ましい実施形態では、寸法は最初に遠
構成で双方の付着点と共に表示される。寸法クラスL1
は2次元テキストクラスL4と直接に関連して、遠/近
/中間テキストを表示画面上に表示する。
【0098】別の好ましい実施形態では、拡大機能が与
えられる。この拡大機能によって、マウスが指示すると
ころが自動的にズーミングされる。図22に示すように
マウス位置の周りの長方形領域を拡大する二次ウインド
ウが与えられることがある。このズーミングは遠/近寸
法のどちらが選択されたか見るには役に立つ。ある場合
には、自動再位置付けを用いて寸法を二次ウインドウ中
にはめ込む必要がある。
【0099】図23(a)と23(b)に示すように、
付着点がビューポート内にあるが寸法の形状はないよう
に部品をズーミングする際には、寸法を自動的に再位置
付けする必要があり得る。すなわち、寸法を再位置付け
してビューポート内にはめ込む必要がある。このような
再位置付けには、次のステップが含まれる。1)ビュー
ポートが寸法を切る3次元点を計算するステップおよ
び、2)寸法が切られた場所に基づいて再位置付けデー
タを計算するステップ。再位置付けが実行されると、部
品の更新された図は寸法情報と共に図23(c)に示す
ように表示される。
【0100】別の好ましい実施形態によれば、公差表示
を図13に示すように採用して、寸法に関連した公差値
を示す。ユーザは、寸法上で右クリックして公差メニュ
ーにアクセスできる。公差メニューは、臨界値フィール
ド、すなわち上限公差フィールド及び下限公差フィール
ドを有するダイアログボックスを具備する。ひとたび公
差ダイアログボックスに入ると、ユーザは、寸法を臨界
的であると選択するか或いは寸法と共に表示すべき公差
値を選択することができる。オプション機能として、ユ
ーザはまた寸法を隠すこともできるが、この場合、寸法
は例えば灰色に着色してあまり目立たないようにする。
寸法を臨界的であると指定すると、それはユニークな色
例えば赤色で描画するのが望ましい。公差を選択する
と、寸法値は(+)および/または(−)の距離公差値
と共に表示される。
【0101】別の好ましい実施形態では、スナッピング
機能がある。例えば、図20(a)に示すように、2つ
の寸法が定義されていると仮定する。図20(b)に示
すように、これらの寸法を互いに対して整合させるのが
望ましい。この整合操作は、2次元スナッピング機能に
よって可能である。類似の3次元スナッピング機能が部
品の3次元図に対して提供され得る。周知のアルゴリズ
ムを利用してスナッピング機能を実現してもよい。
【0102】ある好ましい実施形態では、寸法付けシス
テムによって、ユーザの好みに従っていつどこで寸法を
表示するかを記憶する。したがって、ユーザはどの寸法
を表示するか選択して、不必要な画面のクラッタリング
(混雑)を避けることができる。したがって、部品を表
示するときはいつでも、ユーザ選択の寸法だけが部品と
ともに表示されることになる。また、部品がある方向に
回転させる際に寸法をある位置に置き、別の方向に回転
させる際には別の位置に置く(例えば、穴を隠すことを
避ける目的で)と、システムは、それぞれの回転位置に
対して、寸法を表示させるべき場所を記憶する。
【0103】3つの別々のON/OFFトグルボタンを
備えるのが望ましい。第1のボタンは手動の寸法表示ト
グルボタンである。この手動寸法表示トグルボタンをオ
ンにすると、選択され手動で生成されて定義されたすべ
ての寸法が表示される。この手動寸法表示ボタンをオフ
にすると、手動で生成され定義された寸法がすべて隠さ
れる。第2のボタンは自動寸法を表示するかしないか切
り替える。第1と第2のボタン双方がオンであると、手
動と自動の寸法が同時に画面上に表示される。寸法編集
モードでは、ユーザは表示されたどの寸法でも選択して
再位置付けできる。寸法編集モードがオフの場合、寸法
は単に眺めるだけであり選択したり移動したりすること
はできない。
【0104】本発明をいくつかの例証的な実施形態を参
照して説明したが、ここに用いた語は説明と図示目的で
あり制限する意図はないものと理解されたい。本発明お
よびその態様の範囲と精神から逸脱することなく、本書
で述べまた修正したように、添付請求の範囲内で変更が
可能である。本発明は特定の手段、材料および実施形態
を参照して説明したが、本発明はここに開示する特定の
実施形態に制限されることを意図するものではなく、本
発明は、添付請求の範囲内に含まれるようなあらゆる機
能的に等価な構造物、方法および用途を範囲に収めるも
のである。
【0105】例えば、本システムは何ら製図基準を参照
することなく説明したが、本発明は容易に修正して、テ
キストおよび2次元と3次元の線の形状を変更すること
によってISO9000またはANSI/ASME Y
14.5M−1194などの基準に適合するようにでき
る。その上、寸法値28が画面上に表示される数値とし
て説明したが、この値は記号に修正することも容易であ
る。例えば、等価の関係を有する複数の寸法を表示する
際、画面上のクラッタを減少させるには数値を表示する
より記号を表示する方が望ましい。記号を表示すると、
記号/値の割り当てを示すテーブルを個別に描画するの
が望ましい。図21に、記号寸法の例を示す。このよう
にして、記号寸法によって、穴、ノッチなどの間での繰
り返される関係を述べることができる。記号寸法機能に
よってまた、ある寸法が等しいことを指定できる。
【0106】さらに、再位置付けをユーザによって可能
とされるものまたはズーミングに反応して行われるもの
として説明したが、寸法付けシステムは自分自身で再位
置付けして、図24(a)に示すように画面クラッタを
減少させてもよい。画面上のクラッタを避けるために
は、寸法を再位置付けして、オーバラップを避ける必要
がある。再位置付けしたら、寸法は図24(b)に示す
ように構成するのが望ましい。再位置付けして画面クラ
ッタを避けるために、3つのステッププロセスが実行さ
れる。第1に、各寸法に対して、候補テキスト位置のリ
ストを発生させる。第2に、他の寸法付け情報と部品の
オーバラップが最小化されるようなテキスト位置の構成
が選択される。第3に、第2ステップで選択したように
テキストを位置付けすることを可能とするような寸法付
け情報の3次元形状が計算される。
【0107】本発明による自動再位置付け機能を用い
て、表示される寸法情報の明瞭性を向上させる事もでき
る。ユーザが好ましい寸法の位置を指定する場合、その
位置が目に見えないことがある。自動再位置付け操作に
は、明瞭性が最大化されるように各寸法情報の位置を計
算する操作が含まれる。優先順位としては第1に、ビュ
ーポート内に付着点(またはエンティティ)を有するす
べての寸法を示すことである。第2に、テキストを再位
置付けして、他のテキストや寸法とのオーナラップを避
けることである。第3に、寸法付けされたエンティティ
とのオーバラップを避けることである(すなわち、こう
するには部品を90度回転する必要があるかもしれな
い)。
【0108】さらに、本システムは寸法を再位置付けし
て、2次元ビューと3次元ビュー間の首尾一貫性を維持
する。従って寸法を2次元モードで再位置付けすると、
この寸法は3次元モードでも同じ相対的位置に自動的に
表示される。さらに、複数のビューを表示画面上に同時
に示してその内の1つのビューの中で寸法を定義すると
き、その寸法は他のビューでも表示されるのが望まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一側面による寸法付けシステ
ムの典型的クラスダイアグラムを示す。
【図2】図2は、本発明の一側面による寸法付けの要素
(コンポーネント)を示す。
【図3】図3は、本発明の一側面による状態遷移線図を
示す。
【図4】図4は、本発明の一側面による部品及び関連定
義距離を示す。
【図5】図5は、本発明の一側面による、異なる定義距
離寸法と共に図4で示した部品及び付着点の間で生成さ
れた直平行六面体を示す。
【図6】図6は、本発明の一側面による、異なる定義距
離寸法と共に図4で示した部品を示す。
【図7】図7は、本発明の一側面による、それぞれの候
補エンティティの種類を指示するテキストマーカーと共
に図4で示した部品及び候補エンティティ2個を示す。
【図8】図8は、本発明による角度寸法を生成するため
に使用するシリンダと共に部品及び定義角度を示す。
【図9】図9は、本発明の一側面による、部品、デフォ
ルトポジションで表示した定義半径寸法及びデフォルト
ポジションで表示した定義直径寸法を示す。
【図10】図10は、本発明の一側面による、部品及
び、再位置付けされたポジションで表示した定義半径寸
法及びデフォルトポジションで表示した定義直径寸法を
示す。
【図11】図11は、本発明の一側面による、ユーザ主
導の寸法再位置付けのためのロジックを示す一般的なフ
ローチャートを示す。
【図12】図12は、本発明の一側面による、再位置付
けされている最中の寸法を持つ部品及び遠/近構成を指
示するテキストマーカーを示す。
【図13】図13は、本発明による、許容差値を表示し
た定義距離寸法を持つ図12の部品を示す。
【図14】図14は、本発明の一側面による、再位置付
け後の定義距離寸法と共に図12の部品を示す。
【図15】図15は、付着点2点間で生成された直平行
六面体及び距離寸法の再配置後に必要になる距離寸法線
を示す。
【図16】図16は、中性/近構成を持つ定義距離寸法
と共に部品を示す。
【図17】図17は、遠構成での図16の部品と定義距
離寸法の関係を示す拡大図を示す。
【図18】図18は、本発明の一側面による、近構成で
の図16の部品と定義距離寸法の関係を示す拡大図を示
す。
【図19】図19は、本発明の一側面による、寸法を描
画する過程を示す一般的フローチャートを示す。
【図20】図20(a)及び20(b)は、本発明の一
側面による、スナッピング機能の使用法を示す。
【図21】図21は、本発明の一側面による記号寸法の
使用法を示す。
【図22】図22は、本発明の一側面による拡大機能及
び対応する二次ウィンドウを示す。
【図23】図23a、23b、及び23cは、部品にズ
ームインする場合に生じる問題点及び矯正再位置付けを
示す。
【図24】図24a及び24bは、乱れを生じた画面及
び矯正再位置付けを示す。
【図25】図25は、本発明の一側面による、寸法情報
の構成と描画を可能にするロジックの一般的フローチャ
ートを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディミトリィー レシュチナー アメリカ合衆国 92604 カリフォルニア 州 アーヴァイン ブライアーウッド 16 (72)発明者 ケンスケ ハザマ アメリカ合衆国 92687 カリフォルニア 州 ヨーバ リンダ ヴィア エスタニカ 5102

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のエンティティーを含むコンピュー
    タにより生成された幾何学的モデルのための寸法付けシ
    ステムにして、 前記モデルの2つのエンティティーを選択する選択装置
    と、 前記選択されたエンティティーに付随する各寸法を定義
    する寸法定義システムとを備えるもの。
  2. 【請求項2】 請求項1の寸法付けシステムにして、そ
    れは更に、ユーザの事象に応じて、選択され得る前記モ
    デルの候補エンティティーをユーザに示す示唆装置を含
    み、前記各エンティティーは示唆された候補エンティテ
    ィーに基づいて選択されるもの。
  3. 【請求項3】 請求項1の寸法付けシステムにして、そ
    れは更に、スクリーン上にモデルの表現を表示するモデ
    ル表示装置と、前記定義された寸法に基づいて前記表示
    スクリーン上に寸法情報を表示する寸法表示装置とを備
    えるもの。
  4. 【請求項4】 請求項1のシステムにして、前記幾何学
    的モデルは、3次元板金部品モデルである。
  5. 【請求項5】 請求項4の寸法付けシステムにして、前
    記選択装置は、各選択されたエンティティーに対応する
    付着点を選択する付着点選択装置を備え、前記寸法定義
    システムは、1つの直平行六面体を生成する直平行六面
    体生成装置を備え、前記直平行六面体は、前記選択され
    た付着点をその直平行六面体の対向する対角コーナー点
    とするものであり、前記付着点の間の寸法は、前記付着
    点を結ぶ直線或いは前記直平行六面体の3本の隣接する
    端部の何れかとして定義され、前記3本の隣接する端部
    は前記付着点を結ぶものである。
  6. 【請求項6】 請求項4の寸法付けシステムにして、前
    記選択装置は、各選択されたエンティティーについてそ
    れぞれ1つのそして合計2つの線を計算する線計算装置
    を備え、前記各線は前記2つの選択されたエンティティ
    ーの1つを表わし、前記寸法表示装置は、前記2つの線
    に基づいて1つの円筒(シリンダ)を生成する円筒(シ
    リンダ)生成装置を備え、前記選択されたエンティティ
    ーの間の寸法は、前記2つの線の間の測定された角度で
    あり、前記寸法情報要素は前記円筒(シリンダ)の周囲
    の一部に表示される。
  7. 【請求項7】 請求項4の寸法付け装置にして、それは
    更に、前記モデルの複数のエンティティー及び前記モデ
    ルの所定の寸法に対して優先順番を与える順番選択シス
    テムを備え、そのシステムは、前記与えられた優先順番
    に基づいて、前記モデルの複数のエンティティー或いは
    前記所定の寸法のいずれかを前記選択のための目標(タ
    ーゲット)として選択し、これにより、前記モデルの1
    つのエンティティーが前記目標である場合には、前記目
    標は前記候補エンティティーとなる。
  8. 【請求項8】 請求項7の寸法付けシステムにして、そ
    れは更に、前記複数のエンティティーの望ましくないも
    の或いは予め定義された寸法が前記目標となることを防
    止するフィルターを有する。
  9. 【請求項9】 請求項5の寸法付けシステムにして、前
    記寸法表示装置は、2つの付着点が、ユーザが選択した
    前記モデルの視角から見ることができるかどうかを検査
    する可視性検査装置を備え、前記寸法情報は、前記2つ
    の付着点の1つが前記ユーザに選択された視角から見る
    ことができると決定される場合のみ表示される。
  10. 【請求項10】 請求項4の寸法付けシステムにして、
    前記寸法情報は、テキスト或いは文字及び矢印線(矢
    線)からなり、前記寸法表示装置は、更に、前記ユーザ
    に選択された視角から見える矢線の部分に対して前記テ
    キストをセンタリング(中央へ位置付けること)するよ
    うに再位置決めするテキスト再位置決め装置を備える。
  11. 【請求項11】 請求項4の寸法付けシステムにして、
    前記ユーザの事象は、マウス移動事象からなる。
  12. 【請求項12】 請求項11の寸法付けシステムにし
    て、前記複数のエンティティーは、曲げ線及び面及び、
    穴等の成形部を備えてなる。
  13. 【請求項13】 複数のエンティティーを含むコンピュ
    ータで生成された幾何学モデルに対して寸法を選択し且
    つ表示するための方法にして、前記方法は、 表示スクリーン上に前記モデルの表現を表示する工程
    と、 ユーザの事象に対応して前記モデルの候補エンティティ
    ーをユーザに対して示唆する工程と、 前記表示スクリーン上に表現された前記モデルの2つの
    エンティティーを選択する工程にして、各エンティティ
    ーは、示唆された候補エンティティーに基づくものと、 前記モデルの選択された複数のエンティティーに付随す
    る寸法を定義する工程と、 前記モデルと共に、前記定義された寸法に基づいて前記
    表示スクリーン上に寸法情報を表示する工程とを備えて
    なる。
  14. 【請求項14】 請求項13の方法にして、前記幾何学
    モデルは3次元板金部品モデルを備えてなる。
  15. 【請求項15】 請求項14の方法にして、前記寸法定
    義工程は、 選択されたエンティティーの間の角度或いは選択された
    エンティティーの間の距離間隔として前記寸法を定義す
    る工程と、 前記寸法が、選択されたエンティティーの間の距離間隔
    として定義される場合には、それに沿って前記距離間隔
    を測定するための測定軸を選択する工程と、 前記寸法が、前記選択されたエンティティの間の角度と
    して定義される場合には、鈍角測定角度或いは鋭角測定
    角度のいずれかを選択する工程を含む。
  16. 【請求項16】 請求項15の方法にして、 前記寸法が、選択されたエンティティーの間の距離間隔
    として定義される場合、前記選択工程は更に各選択され
    たエンティティーに対応する付着点を選択する工程を含
    み、前記寸法定義工程は、選択された付着点により定義
    される直平行六面体を生成する工程にして、前記直平行
    六面体は、選択された付着点が前記直平行六面体の対向
    する対角コーナー点である工程を備え、前記付着点の間
    の寸法は、前記付着点を付着する直線或いは前記直平行
    六面体の3つの隣接する端部の一つとして定義され、前
    記3つの隣接する端部は前記付着点を接続するものであ
    り、 前記寸法が角度として定義される場合には、前記選択工
    程は更に前記各選択されたエンティティーそれぞれ1つ
    について、合計2つの線を計算する工程を含み、前記各
    線は前記2つの選択されたエンティティーの1つを表わ
    し、前記寸法表示工程は、前記2つの線に基づいて1つ
    の円筒(シリンダ)を生成する工程を含み、前記2つの
    選択されたエンティティーの間の寸法は、前記2つの線
    の間の測定された角度を備え、前記寸法情報要素は、前
    記円筒の周辺の部分に表示される。
  17. 【請求項17】 請求項14の方法にして、それは更
    に、前記モデルの板金厚さを表現する工程を含み、前記
    寸法定義工程は、そこから寸法を測定するところの前記
    厚さの1つの側面を選択する工程を含む。
  18. 【請求項18】 請求項14の方法にして、前記ユーザ
    の事象はマウス移動事象を含む。
  19. 【請求項19】 請求項14の方法にして、前記複数の
    エンティティーは、曲げ線及び面及び、穴等の成形部を
    含む。
  20. 【請求項20】 表示スクリーン上に表示されるコンピ
    ュータにより生成された幾何学的モデルに対する再位置
    決め装置にして、前記幾何学モデルは、前記表示スクリ
    ーン上に前記幾何学モデルと共に表示される付随寸法情
    報を備え、前記再位置決めシステムは、 前記寸法情報を前記モデルに対して所望の位置へ再位置
    決め(又は再位置付け又は再配置)するところの再位置
    決め(再位置付け又は再配置)装置と、 前記モデルに対して所望の位置に前記寸法を表示する再
    位置決め(再位置付け)寸法表示装置とを備える。
  21. 【請求項21】 請求項20の再位置決めシステムにし
    て、前記幾何学モデルは3次元板金部品モデルを備え
    る。
  22. 【請求項22】 請求項21の再位置決めシステムにし
    て、前記再位置決め寸法表示装置は延長線生成装置を備
    え、前記延長線生成装置は、前記付着点と矢印線の隣接
    端部との間に、前記表示装置上で延長線を生成し且つ表
    示するものであり、前記延長線は、前記矢印線が再位置
    決めされ、前記矢印線の隣接端部がもはや前記選択され
    たエンティティーに隣接しなくなる場合に生成且つ表示
    される。
  23. 【請求項23】 複数のエンティティーを含むコンピュ
    ータで生成された板金部品の3次元モデルに対する寸法
    付けシステムにして、前記寸法付けシステムは、 表示スクリーン上に前記モデルの表現を表示するモデル
    表示装置と、 ユーザに対して、ユーザの事象に応じて選択されること
    ができる前記モデルの候補エンティティーを示唆する示
    唆装置と、 前記モデルの2つのエンティティーを選択する選択装置
    にして、各エンティティーは、示唆された候補エンティ
    ティーに基づき選択されるものと、 前記選択されたエンティティーに付随する寸法を定義す
    る寸法定義システムと、 前記定義された寸法に基づいて前記表示スクリーン上に
    寸法情報を表示する寸法表示装置と、 前記モデルに対して所望の位置へ前記寸法を再位置決め
    する再位置決め装置と、 前記モデルに対して所望の位置に前記寸法を表示する再
    位置決め寸法表示装置とを備える。
  24. 【請求項24】 複数のエンティティーを含むコンピュ
    ータにより生成された幾何学モデルに対する単一エンテ
    ィティー寸法付けシステムにして、この単一エンティテ
    ィー寸法付けシステムは、 表示スクリーン上に前記モデルの表現を表示するモデル
    表示装置と、 ユーザの事象に応じて、選択されることができる前記モ
    デルの候補エンティティーをユーザに対して示唆する示
    唆装置と、 示唆された候補エンティティーに基づいて前記モデルの
    1つのエンティティーを選択する選択装置と、 前記選択されたモデルのエンティティーに付随する各寸
    法を定義する寸法定義システムと、 前記定義された寸法に基づいて表示スクリーン上に寸法
    情報を表示する寸法表示装置と、 前記寸法を、前記モデルに対して所望の位置へ再位置決
    めする再位置決め装置と、 前記モデルに対して所望の位置に前記寸法を表示する再
    位置決め寸法表示装置とを備える。
  25. 【請求項25】 請求項24の単一エンティティー寸法
    付けシステムにして、前記幾何学モデルは、3次元板金
    部品モデルを備えてなる。
  26. 【請求項26】 請求項25の単一エンティティー寸法
    付けシステムにして、前記選択されるエンティティー
    は、円及び/又は弧を備え、前記寸法定義システムは、
    選択されたエンティティーの直径或いは半径として前記
    寸法を定義する。
  27. 【請求項27】 請求項25の単一エンティティー寸法
    付けシステムにして、前記選択されたエンティティー
    は、曲げ線或いは線(又は直線)を備え、前記寸法定義
    システムは、前記選択されたエンティティーの長さとし
    て前記寸法を定義する。
  28. 【請求項28】 複数のエンティティーを含むコンピュ
    ータ上で生成された幾何学モデルに対して寸法付けを行
    うシステムにして、前記幾何学モデルは板金部品モデル
    を備え、前記寸法付けシステムは、前記モデルの2つの
    エンティティーを選択する選択装置と、 前記選択されたエンティティーに付随する各寸法を定義
    する寸法定義システムと、 ユーザの事象に応じて、選択されることができる前記モ
    デルの複数の候補エンティティーをユーザに対して示唆
    する示唆装置と、 表示スクリーン上に前記モデルの表現を表示するモデル
    表示装置と、 前記定義された寸法に基づいて前記表示スクリーン上に
    寸法情報を表示する寸法情報表示装置とを含む。
  29. 【請求項29】 請求項28の寸法付けシステムにし
    て、 前記選択装置は、各選択されたエンティティーに対応す
    る付着点を選択する付着点選択装置を備え、 前記寸法定義システムは、長方形を生成する長方形生成
    装置を含み、前記長方形は前記長方形の向かい合う対角
    コーナーとしての前記選択された付着点により定義さ
    れ、前記付着点の間の寸法は、前記付着点を結ぶ直線と
    して或いは前記長方形の2つの隣接する端部の一つとし
    て定義され、前記2つの隣接する端部は前記複数の付着
    点を接続するもの。
  30. 【請求項30】 請求項28の寸法付けシステムにし
    て、それは更に、前記モデルの複数のエンティティー及
    び前記モデルの予め定められた寸法に対して優先順位を
    与える順番選択システムを備え、このシステムは、前記
    与えられた優先順位に基づいて、前記モデルの複数のエ
    ンティティーのうちの1つ或いは前記定められた寸法の
    いずれか1つを選択のための目標(ターゲット)として
    取り出し、これにより前記ターゲットが前記モデルのエ
    ンティティーである場合には、前記ターゲットは前記候
    補エンティティーとなる。
  31. 【請求項31】 請求項28の寸法付けシステムにし
    て、前記寸法表示装置は、ユーザにより選択された前記
    モデルの視角から2つの付着点が可視であるかどうかを
    検査するところの可視性検査装置を備え、前記寸法情報
    は、前記ユーザにより選択された視角から前記付着点の
    1つが可視であると決定される場合にのみ前記寸法情報
    は表示される。
  32. 【請求項32】 請求項13の方法にして、前記幾何学
    モデルは板金部品モデルを備える。
  33. 【請求項33】 請求項32の方法にして、前記寸法定
    義工程は、 前記選択されたエンティティーの間の角度或いは距離間
    隔として前記寸法を定める工程と、前記選択された間の
    距離間隔として前記寸法が定められる場合、前記寸法を
    それに沿って測定するところの測定軸を選択する工程
    と、 前記選択されたエンティティーの間の角度として前記寸
    法が定められる場合には、鈍角測定角度或いは鋭角測定
    角度のいずれかを選択する工程とを含む。
  34. 【請求項34】 請求項33の方法にして、 前記寸法が前記選択されたエンティティーの間の距離と
    して定義される場合、前記選択工程は、各選択されたエ
    ンティティーに対応する付着点を選択する工程を含み、
    前記寸法定義工程は更に長方形を生成する工程を含み、
    此の長方形は、前記選択された付着点が長方形の向かい
    合う対角コーナーとなるように定義され、前記付着点の
    間の距離は前記付着点を結ぶ直線として或いは前記長方
    形の2つの隣接する端部の何れかとして定義され、前記
    2つの隣接する端部は前記付着点を結ぶものであり、 前記寸法が角度として定義される場合には、前記選択工
    程は更に、各選択されたエンティティーについて1つ、
    合計2つの直線を計算する工程を含み、各直線は前記2
    つの選択されたエンティティーに対応し、前記2つの選
    択されたエンティティーの間の寸法は、前記2つの線の
    間で測定される角度を備え、前記寸法情報の要素は前記
    2つの線の間の弧として表示される。
  35. 【請求項35】 請求項20の再位置決めシステムにし
    て、前記幾何学的モデルは板金部品モデルを含む。
  36. 【請求項36】 請求項35の再位置決めシステムにし
    て、前記再位置決め寸法表示装置は、延長線生成装置を
    備え、この装置は、前記表示スクリーン上に、各付着点
    と矢印線の近傍との間に延長線を生成し且つ表示するも
    のであり、前記延長線は、前記矢印線が再位置決めされ
    その隣接端部がもはや前記選択されたエンティティーに
    隣接しなくなる場合に生成される。
  37. 【請求項37】 請求項24の単一エンティティー寸法
    付けシステムにして、前記幾何学的モデルは板金部品モ
    デルを備える。
  38. 【請求項38】 請求項37の単一エンティティー寸法
    付けシステムにして、前記選択されたエンティティー
    は、円或いは弓形からなり前記寸法定義システムは、前
    記寸法を、前記選択されたエンティティーの直径或いは
    半径として定義する。
  39. 【請求項39】 請求項37の単一エンティティー寸法
    付けシステムにして、前記選択されたエンティティー
    は、曲げ線或いは線或いは直線からなり、前記寸法定義
    システムは、前記寸法を前記選択されたエンティティー
    の長さとして定義する。
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