JPH11316278A - 移動体用物体検知装置 - Google Patents

移動体用物体検知装置

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JPH11316278A
JPH11316278A JP11033994A JP3399499A JPH11316278A JP H11316278 A JPH11316278 A JP H11316278A JP 11033994 A JP11033994 A JP 11033994A JP 3399499 A JP3399499 A JP 3399499A JP H11316278 A JPH11316278 A JP H11316278A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載レーザレーダの送信ビーム中心を車両中
心ラインに一致させるエイミングの作業性を向上させ
る。 【解決手段】 車両中心ライン16からオフセットされ
た車両12に取り付けられたレーザレーダ10のエイミ
ング(位置合わせ)において、車両中心ライン16から
5m程度の近距離にターゲットリフレクタ100を配置
し、それに送信ビーム中心に合わせた後、オフセット角
を求め、その角度だけ送信ビーム中心14(の方向)を
補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は移動体用物体検知
装置に関し、より詳しくは、移動体、例えば車両に搭載
されたレーザレーダなどの取り付け位置の微調整あるい
は位置合わせ(以下「エイミング」という)に関する。
【0002】
【従来の技術】進行方向前方の先行車などの障害物を検
知し、検知結果に基づいて接触を回避すべく、車両に物
体検知装置、例えばレーザレーダなどを搭載すること
は、特開平6−298022号公報などから知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の制御を行うと
き、進行方向前方に100m程度離れて存在する障害物
を精度良く検知しなければならず、そのため、レーザレ
ーダを車両上の所定位置に精度良く取り付けなければな
らない。
【0004】レーザレーダを車両中心ライン(車幅方向
における)上に配置することができれば、レーザレーダ
の送信ビーム中心(あるいは投光中心)14が車両中心
に一致するように微調整するのみで、容易にエイミング
することができる。しかしながら、車両レイアウトの都
合上、レーザレーダは多くの場合、車両中心ラインから
オフセットした位置に取り付けられる。
【0005】そのような場合、従来、図12に示すよう
に、レーザレーダ10を取り付けた車両12から40m
以上前方にターゲットリフレクタ(以下「ターゲット」
という)100を置き、レーザレーダ10でターゲット
100の方位(方向)を検知し、よって送信ビーム中心
14がターゲット100に合うようにエイミングを行っ
ている。図示の例では、レーザレーダ10は車両12の
中心ライン16から車幅方向に0.1mオフセットされ
た位置に配置される。
【0006】しかしながら、工場の組み立てラインある
いはサービスセンターで40m以上の検査距離を設ける
ことは、スペース的に困難である。従って、検査距離を
短く、具体的には4mから7m、例えば、図13に示す
如く、5m程度にするのが望ましい。
【0007】他方、車両12から5m前方の車両中心ラ
インの延長上にターゲット100を配置し、送信ビーム
中心14がターゲット100に合うようにエイミングを
行うと、オフセットによる影響が大きくなる。その点、
図12に示す従来例ではエイミング誤差は2.5mra
d(ほぼtan -10.1m/40m)であり、100m前
方でも左右(車幅方向)の誤差は0.25mである。こ
の値は、標準的な車線幅3.5mと比較して十分に無視
することができる。
【0008】しかしながら、検査距離が5mの場合、エ
イミング誤差は20mrad(ほぼtan -10.1m/5
m)となり、100m前方では左右方向の誤差は2.0
mに相当し、隣車線の先行車を検知してしまう恐れがあ
る。
【0009】従って、この発明の目的は、上記した不都
合を解消し、所望のエイミング精度を確保しつつ、検査
距離を短縮して工場の組み立てラインあるいはサービス
センターなどでのエイミング作業の能率を向上させるよ
うにした、移動体用物体検知装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1項に係る移動体用物体検知装置にあっ
ては、移動体に取り付けられ、前方に向けて検出信号を
発射すると共に、水平方向に所定角度範囲走査して物体
を検知する物体検知手段、前記移動体の前方に、前記移
動体から離間して配置される前記物体、前記走査範囲の
基準位置を前記物体に合わせる位置合わせ手段、前記移
動体と物体の離間距離を求める距離算出手段、前記検知
手段の前記移動体での前記水平方向における取り付け位
置を算出する取り付け位置算出手段、および前記距離算
出手段および取り付け位置算出手段の出力に基づいて前
記走査範囲および基準位置の少なくともいずれか、より
具体的には基準位置を補正する補正手段を備える如く構
成した。
【0011】これによって、所望のエイミング精度を確
保しつつ、検査距離を短縮、例えば5m程度にすること
ができる。従って、屋内などの比較的狭いスペースで行
うことができて工場の組み立てラインあるいはサービス
センターなどでのエイミング作業の能率を向上させるこ
とができる。また、それ以外の場所においても容易に検
査することができる。
【0012】さらに、レーザレーダの搭載位置を自由に
設定できるので、車両レイアウトの自由度を向上させる
ことができる。さらには、エイミングを精度良く行うこ
とができることで、前記した障害物回避制御などにおけ
る検知精度を向上させることができる。
【0013】請求項2項にあっては、前記物体検知手段
は、前記物体からの反射信号を受信して物体を検知する
ものであると共に、前記位置合わせ手段は、受信信号の
レベルが所定以上となる領域の中央位置あるいは受信信
号のレベルのピーク位置に、前記走査範囲の基準位置を
合致させて位置合わせを行う如く構成した。
【0014】これによって、所望のエイミング精度を確
保しつつ、エイミング作業の能率を一層向上させること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に即してこの発明
の実施の形態を説明する。
【0016】図1はこの出願に係る移動体用物体検知装
置を工場の組み立てラインにおいて移動体として車両を
例にとって概略的に示す上面図である。
【0017】車両(移動体)12のフロントグリル付近
の前部位置にはレーザレーダ(検知手段)10が、車両
中心ライン(車幅方向における)16から0.1mオフ
セットした位置に取り付けられる。また、車両中心ライ
ン16の延長上にはレーザレーダ10から5m離れた位
置にターゲット(物体)100が設けられる。ターゲッ
トは高さ40mm、幅59mmのプレートからなり、上
下(重力)方向に移動自在であって送信ビームを良く反
射する。
【0018】図2ないし図5を参照して説明すると、車
両12のフロントバンパ(図4および図5に符号24で
示す)付近にハウジング10aが取り付けられ、その内
部にレーザレーダ本体が収納される。図3に車両12の
前方から見たレーザレーダ10を模式的に示す。
【0019】図示の如く、レーザレーダ10は、ハウジ
ング10aに開口された窓10bから、車両12が進行
する路面20と平行な水平方向にレーザ光を発射(投
光)し、同様にハウジング10aに開口された第2の窓
10cを介してその反射波を受信(受光)する。図2で
符号22は送信ビームを示す(符号14は前記の如く、
送信ビーム中心を示す)。
【0020】図示の便宜のため、図1ないし図3では、
ハウジング10aおよび車両12への取り付け状態を模
式的に示すが、実際には、図4および図5に示すように
取り付けられる。図4は、ハウジング10aを実際に車
両12に取り付けた状態を示す説明上面図であり、図5
はその側面図である。
【0021】即ち、ハウジング10aは、フロントバン
パ24の下部の適宜な位置で、ステー26を介してボデ
ィフレーム(車体)28に取り付けられる。より具体的
には、ハウジング10aは、取り付けおよび送信ビーム
調整用のブラケット30を介してステー26に取り付け
られる。
【0022】車両組み立て時に、ハウジング10aは、
図1において送信ビーム中心14がおおよそ路面20と
平行で、車両中心ライン16と平行になる位置でボルト
34を介してステー26に固定される。また、ステー2
6には微調整用の調整ネジ(図示せず)が設けられる。
【0023】尚、理解の便宜のため、図の一部において
ターゲット100、車両12、レーザレーダ10のハウ
ジング10aなどの大きさ、あるいはオフセット値など
は誇張あるいは簡略化して示しているため、必ずしも同
大ではない。
【0024】図6はレーザレーダ本体の構成を示すブロ
ック図である。
【0025】図示の如く、距離計測処理部40において
CPU40aの指令に応じて投光部42のLD(レーザ
ダイオード)駆動回路42aが駆動されてLD(レーザ
ダイオード)42bが励起され、送信ビームが投光(発
射)される。同時に、スキャナ部44においてモータお
よびその駆動回路44aを介してミラー44bが回転さ
せられてスキャンが行われる。
【0026】図7は投光された送信ビームの説明上面図
である。図4および図5に関して説明したようにレーザ
レーダ10をボディフレーム(車体)28に取り付けた
段階で、送信ビームは水平(車幅方向)において、その
スキャン角度(より正確にはスキャン可能な角度)は4
00mrad程度の拡がりを持つ。この400mrad
の範囲内において280mradの拡がりを持つ検知エ
リアが設定され、その検知エリアでスキャンが行われ
る。
【0027】尚、280mradの検知エリアは最大4
00mradの中に設定されるが、エイミング過程で一
時的にその範囲を超えても、補正後に範囲内に入れば良
い。また、検知エリアは、エイミングによって後述の如
く、必要に応じて左右に補正(微調整)される。
【0028】尚、上下方向(重力方向)については、タ
ーゲット100の高さは40mmであり、図2に示す如
く、送信ビームは5m先において上下方向に250mm
の拡がりを持つため、ターゲット100をその送信ビー
ムの範囲内に容易に位置させることができる。ターゲッ
ト100を例えば車両12の直前で上下に移動させて位
置決めし、その後に5m離間した位置に移動させること
で送信ビーム内に配置させることができる。
【0029】図6において、投光されてターゲット10
0などに反射した光は受光部46において受光レンズ4
6aおよびPD(フォトダイオード)46bを介して受
光されて受光アンプ回路部46cで増幅され、距離計測
処理部40に送られる。距離計測処理部40においてC
PU40aは、反射光の有無によってターゲット100
などの存在を検知する。
【0030】また、CPU40aは、投光されてから受
光するまでの時間を計測してターゲット100までなど
の距離(離間距離)を測定すると共に、投光の照射方向
からその方位を検知する。
【0031】図6において、距離計測処理部40の出力
は通信回路40bを介して車両制御用の制御ユニット5
0(図2に示す)に出力される。
【0032】図8は、この出願に係る装置の動作を示す
フロー・チャートである。
【0033】同図を参照して動作を説明する前に、ここ
で、この発明の課題を再説する。
【0034】前記したように、40m程度の検査距離を
設けることはスペース的に困難であることから、5m程
度にするのが望ましいが、そのような短距離で送信ビー
ム中心14がターゲット100に合うようにエイミング
を行うと、オフセットによる影響が大きくなる。
【0035】その対策としては、送信ビーム中心14が
車両中心ライン16と一致するようにレーザレーダ10
を取り付けてオフセットを解消すれば良いが、設計上の
制約が大きくなり、生産性が低下する。また、ターゲッ
ト100自体を車両中心ラインの延長線からオフセット
分ずらして配置することも可能であろうが、車種によっ
てはオフセット量が同一ではないことからオフセット量
を確認する工数が必要になると共に、配置するときの位
置誤差も免れない。
【0036】さらには、図4および図5に関して前記し
たステー26の調整ネジを介して機械的に微調整するこ
とも可能であるが、工数が増加し、作業としても煩瑣で
ある。
【0037】従って、この出願に係る装置においては、
ソフトウェア手法を用いてエイミングを行うようにし
た。
【0038】図8を参照して以下説明する。尚、これ
は、距離計測処理部40のCPU40aが行う処理であ
る。
【0039】先ず、S10において車両中心ライン16
の延長上で車載レーザレーダ10から5m離れた位置に
ターゲット100を配置し、その状態でスキャンしてタ
ーゲット100までの距離と方位(方向)を検知する。
尚、ターゲット100付近の固形物からの反射も受光さ
れるので、複数の物体が検知されるときは、最短距離の
物体を選択してターゲット100として検知する。
【0040】また、この種のノイズあるいは外乱を可能
な限り低減させると共に、車両取り付け時の取り付け許
容誤差を吸収可能とすることを考慮し、このときの検知
エリアとして実際には、前記した値よりも狭く、送信ビ
ーム中心14を中心に±60mradの拡がりを持つエ
リアが設定される(図は前記した検知エリアの値で示
す)。
【0041】次いでS12に進み、送信ビーム中心14
の方向をターゲット100に合わせる。即ち、図9に示
す如く、送信ビーム中心14の方向をターゲット100
に一致させるべく、送信ビーム中心14の方向を検知し
たターゲット方位相当分だけ回動させる。従って、送信
ビーム中心14は、このとき、車両中心ライン16に平
行な、本来的な目標方向16aからオフセット角θだけ
ずれる。
【0042】尚、ターゲット100の方位検知の場合、
上記したように距離が近いことから検知エリアを狭めて
もターゲット100付近からの反射光も受光され、受光
部46から出力される受光レベルは図10に示す如くに
なり、合わせづらい。従って、この実施の形態において
は、図示の如く、適宜なしきい値を設定し、それを超え
た領域の中央部Aが検知されたときの投光の照射方向を
検知方位、換言すれば送信ビーム中心14の方向とみな
してエイミングを行うようにした。あるいは、受光レベ
ルのピークBを検知方位とみなしてエイミングを行って
も良い。
【0043】次いでS14に進み、車両中心ライン16
からのオフセット値(0.1m)と、車両12からター
ゲット100までの距離X1(5m)から、オフセット
角θを求める。図9にX1,θを示す。
【0044】オフセット値は車両12の設計値から既知
であり、距離X1も既知であるため、CPU40aはメ
モリ(図示せず)にそれらを予め記憶しておき、このス
テップで読み出して行うが、エイミングの際に距離X1
を計測しても良い。X1はオフセット値に対して十分に
大きいので、S10で検知した距離(図9にX2と示
す)をX1として代用しても良い。
【0045】次いでS16に進み、算出したオフセット
角θだけ送信ビーム中心14の方向を左右(図9におい
ては右方向)に補正し、よってスキャン角度(400m
rad)の範囲内で検知エリア(280mrad)を図
11に想像線で示す如く補正する。
【0046】即ち、ターゲット100に一度照準を合わ
せた後、オフセット分だけ照準をずらすことで、結果と
してオフセットの影響を受けることなく、図11に示す
如く、送信ビーム中心14が本来的に目標とする、車両
中心ライン16に平行な方向16aとなるように、エイ
ミングすることができる。
【0047】尚、S12およびS16における処理を具
体的に説明すると、S12における送信ビーム中心14
の補正は、送信ビーム中心14の位置(方位)をCPU
40aにおいてRAM(図6で図示省略)に書き込むこ
とで行われ、S16における補正は、前記RAMに書き
込まれた値に基づいてEEPROM(図6で図示省略)
にメモリされている送信ビーム中心14の位置(方位)
データを書き換えることで行われる。
【0048】このように、検査距離を短縮すると共に、
ソフトウェア手法でエイミングするようにしたので、所
望のエイミング精度を確保しつつ、工場の組み立てライ
ンあるいはサービスセンターなどでのエイミング作業の
能率を向上させることができる。
【0049】この実施の形態に係る移動体用物体検知装
置にあっては、移動体(車両12)に取り付けられ、前
方(車両進行方向)に向けて検出信号(送信ビーム2
2)を発射すると共に、水平方向(左右(車幅)方向)
に所定角度範囲(スキャン角度280mradあるいは
120mrad)走査して物体(ターゲットリフレクタ
100)を検知する物体検知手段(レーザレーダ10,
距離計測処理部40,CPU40aなど)、前記移動体
の前方に、前記移動体から離間、より詳しくは5m離間
して配置される前記物体、前記走査範囲の基準位置(検
知エリア中心位置あるいは送信ビーム中心14)を前記
物体に合わせる、より具体的には前記物体検知方位を検
知エリア中心位置と設定する位置合わせ手段(CPU4
0a,S10,S12)、前記移動体と物体の離間距離
(X1)を求める距離算出手段(CPU40a,S1
4)、前記検知手段の前記移動体での前記水平方向(左
右(車幅)方向)における取り付け位置(オフセット
値)を算出する、より具体的には予め記憶しておいた値
を読み出して求める取り付け位置算出手段(CPU40
a,S14)、および前記距離算出手段および取り付け
位置算出手段の出力に基づいて前記走査範囲および基準
位置の少なくともいずれかを補正、具体的には基準位置
を補正、より具体的には前記設定された検知エリア中心
位置を補正する基準位置を補正する補正手段(CPU4
0a,S16)を備える如く構成した。
【0050】これによって、所望のエイミング精度を確
保しつつ、検査距離を例えば5m程度の短距離にするこ
とができる。従って、屋内などの比較的狭いスペースで
行うことができて工場の組み立てラインあるいはサービ
スセンターなどでのエイミング作業の能率を向上させる
ことができる。また、それ以外の場所においても容易に
検査することができる。
【0051】さらに、レーザレーダの搭載位置を自由に
設定できるので、車両レイアウトの自由度を向上させる
ことができる。さらには、エイミングを精度良く行うこ
とができることで、前記した障害物回避制御などにおけ
る検知精度を向上させることができる。
【0052】さらに、前記物体検知手段は、前記物体か
らの反射信号を受信して物体を検知するものであると共
に、前記位置合わせ手段は、受信信号のレベル(受光レ
ベル)が所定(しきい値)以上となる領域の中央位置
(A)あるいは受信信号のレベルのピーク位置(B)
に、前記走査範囲の基準位置を合致させて位置合わせを
行う如く構成した。
【0053】これによって、所望のエイミング精度を確
保しつつ、エイミング作業の能率を一層向上させること
ができる。
【0054】尚、上記において、検知手段としてレーザ
レーダを開示したが、この発明はミリ波レーダにも妥当
する。さらには、同種のエイミングの問題を有するもの
であれば、どのような検知手段にも妥当する。
【0055】また、移動体として車両を開示したが、そ
れに限られるものではなく、この発明は、搭載する物体
検知手段が同種のエイミングの問題を有するものであれ
ば、どのような移動体にも妥当する。
【0056】
【発明の効果】請求項1項にあっては、所望のエイミン
グ精度を確保しつつ、検査距離を短縮、例えば5m程度
にすることができる。従って、屋内などの比較的狭いス
ペースで行うことができて工場の組み立てラインあるい
はサービスセンターなどでのエイミング作業の能率を向
上させることができる。また、それ以外の場所において
も容易に検査することができる。
【0057】さらに、レーザレーダの搭載位置を自由に
設定できるので、車両レイアウトの自由度を向上させる
ことができる。さらには、エイミングを精度良く行うこ
とができることで、前記した障害物回避制御などにおけ
る検知精度を向上させることができる。
【0058】請求項2項にあっては、所望のエイミング
精度を確保しつつ、エイミング作業の能率を一層向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る移動体用物体検知装置を工場に
おいて移動体として車両を例にとって概略的に示す説明
図である。
【図2】図1のレーザレーダを搭載した車両の部分側面
模式図である。
【図3】図1のレーザレーダを搭載した車両の部分正面
模式図である。
【図4】図2あるいは図3のレーザレーダを実際に車両
に取り付けた状態を示す、その上面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図1あるいは図3のレーザレーダ本体の構成を
示す説明ブロック図である。
【図7】図6のレーザレーダのスキャン角度(領域)お
よびその中の検知エリアを示す説明上面図である。
【図8】図1の装置の動作を示すフロー・チャートであ
る。
【図9】図8フロー・チャートの送信ビーム中心をター
ゲットに合わせる作業を示す説明図である。
【図10】図9に示すエイミング作業を容易化するため
のレーザレーダの受光レベルへのしきい値設定を示す説
明波形図である。
【図11】図8フロー・チャートのオフセット角による
検知エリアの補正作業を示す説明図である。
【図12】従来技術におけるエイミング作業を示す説明
図である。
【図13】従来技術のエイミング作業の検査距離を短縮
した場合を示す説明図である。
【符号の説明】
10 レーザレーダ(検知手段) 12 車両(移動体) 14 送信ビーム中心 16 車両中心ライン 20 路面 22 送信ビーム 40 距離計測処理部 40a CPU 42 投光部 44 スキャナ部 46 受光部 50 車両制御用の制御ユニット 100 ターゲットリフレクタ(ターゲット、物体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a.移動体に取り付けられ、前方に向けて
    検出信号を発射すると共に、水平方向に所定角度範囲走
    査して物体を検知する物体検知手段、 b.前記移動体の前方に、前記移動体から離間して配置
    される前記物体、 c.前記走査範囲の基準位置を前記物体に合わせる位置
    合わせ手段、 d.前記移動体と物体の離間距離を求める距離算出手
    段、 e.前記検知手段の前記移動体での前記水平方向におけ
    る取り付け位置を算出する取り付け位置算出手段、およ
    び f.前記距離算出手段および取り付け位置算出手段の出
    力に基づいて前記走査範囲および基準位置の少なくとも
    いずれかを補正する補正手段、を備えたことを特徴とす
    る移動体用物体検知装置。
  2. 【請求項2】 前記物体検知手段は、前記物体からの反
    射信号を受信して物体を検知するものであると共に、前
    記位置合わせ手段は、受信信号のレベルが所定以上とな
    る領域の中央位置あるいは受信信号のレベルのピーク位
    置に、前記走査範囲の基準位置を合致させて位置合わせ
    を行うことを特徴とする請求項1項記載の移動体用物体
    検知装置。
JP11033994A 1998-02-19 1999-02-12 移動体用物体検知装置 Expired - Lifetime JP3057157B2 (ja)

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