JP4070142B2 - 電波軸調整装置および電波軸調整方法 - Google Patents

電波軸調整装置および電波軸調整方法 Download PDF

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Description

この発明は、車両に搭載されたレーダ装置の電波軸と車両の進行方向軸とを一致させるための電波軸調整装置および電波軸調整方法に関する。
レーダ装置は、車両に取り付けられて周囲に向けて電波を送信し、その送信した電波が測定対象にて反射した反射電波を受信することによって測定対象を検出し、検出した測定対象までの距離、相対速度および方向を算出するものであり、障害物接近警報システム、車間距離制御システム、渋滞追従システム等に利用されている。
しかしながら、レーダ装置を車両に取り付ける際、電波の中心軸である電波軸と車両の進行方向軸との間にずれ角が発生していると、レーダ装置が測定対象を検出してその方向を算出した際に誤差が生じ、隣接車線の車両を先行車両として検出したり、先行車両を隣接車線の車両として検出したりするという問題点があった。
そこで、レーダ装置の電波軸と車両の進行方向軸とを一致させるために、従来の自動車用レーダ装置のアンテナ取付け角度調整方法は、自動車に取付けられたレーダ装置の電磁波の放射方向にその電磁波を反射する反射物体を設置し、そのレーダ装置の受信回路をその送信回路が送信した電磁波の反射波電界強度を表示するモードに設定し、そのレーダ装置のアンテナの取付け角度をその電界強度が最大になるように調節している(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の車載レーダの軸調整方法は、少なくとも先行車両との方位角度を検出することができる車載レーダ装置を備えた車両の車載レーダの軸調整方法であって、車両の車軸に対して、車軸上もしくは車軸の少なくとも水平方向の車両のオフセット位置にレーダアンテナを装着し、レーダアンテナの送受信面に、一時的に装着が可能で、かつ光を反射できる反射体を装着し、反射体に点光源から光を投射し、その反射光を受光検知器で検知して所望位置範囲内に反射するようにレーダアンテナの取り付け角度を調整している(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−81490号公報 特開平11−194165号公報
従来の自動車用レーダ装置のアンテナ取付け角度調整方法では、電波軸の調整を行う際に、送信回路から送信された電磁波が反射物体で反射した反射波の電界強度を表示する必要がある。しかしながら、一般的に、レーダ装置の表示装置は、電界強度を表示するような構成になっていない。
そのため、一般的なレーダ装置における電波軸の調整に用いることができないという問題点があった。
また、従来の車載レーダの軸調整方法では、反射体に投射された光と反射体で反射した反射光との間にはオフセット角が存在するため、両者が同一の軌跡にならない。
そのため、車軸と車載レーダ装置の軸とを調整する際に、車載レーダ装置と点光源との距離およびオフセット角を考慮する必要があり、精度よくかつ短時間で容易に車載レーダ装置の軸と車軸とを一致させることができないという問題点もあった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、反射物体で反射した反射波の電界強度を表示することなく、精度よくかつ短時間で容易にレーダ装置の電波軸と車両の進行方向軸とを一致させることができる電波軸調整装置および電波軸調整方法を提供することにある。
この発明に係る電波軸調整装置および電波軸調整方法は、車両に搭載されたレーダ装置の電波軸と車両の進行方向軸とを一致させるための電波軸調整装置であって、車両とレーダ装置との間に設けられ、車両に対するレーダ装置の取り付け角度を調整する軸調整手段と、レーダ装置に、電波軸に対して垂直に取り付けられて光線を投射する発光手段と、進行方向軸上でかつ車両の前方に設けられ、光線の表示パターンを検知して検知結果を出力する検知手段と、軸調整手段を動作させる動作指令を出力する制御手段とを備え、制御手段は、あらかじめ登録された電波軸と進行方向軸とが一致した場合の登録パターンと、検知結果とを比較して、電波軸と進行方向軸とのずれ角を検知し、ずれ角が減少するように、かつ検知結果が登録パターンと一致するまで動作指令を出力するものである。
この発明の電波軸調整装置および電波軸調整方法によれば、検知手段で検知した光線の表示パターンに基づいて、制御手段が軸調整手段に動作指令を出力してレーダ装置の取り付け角度を調整するので、反射物体で反射した反射波の電界強度を表示することなく、精度よくかつ短時間で容易にレーダ装置の電波軸と車両の進行方向軸とを自動的に一致させることができる。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電波軸調整装置1を示す構成図であり、レーダ装置3の電波軸9と車両2の進行方向軸6とが一致した場合を示している。
図1において、電波軸調整装置1は、車両2に搭載されたレーダ装置3と、車両2とレーダ装置3との間に設けられた軸調整機構4(軸調整手段)と、レーダ装置3に一時的に取り付けられる精密角表示灯5(発光手段)と、車両2の前方で進行方向軸6上に設けられる画像処理装置7(検知手段)と、軸調整機構4および画像処理装置7に接続される軸調整制御部8(制御手段)とを備えている。
レーダ装置3は、車両2の例えばフロントグリル(図示せず)の中央部に軸調整機構4を介して取り付けられている。
レーダ装置3は、車両2の前方に向けて電波を送信し、送信した電波が走行路の前方に存在する障害物や先行車両等の測定対象にて反射した反射電波を受信することによって測定対象を検出し、検出した測定対象までの距離、相対速度および方向を算出する。
軸調整機構4は、車両2とレーダ装置3との間に設けられ、軸調整制御部8からの動作指令に基づいてレーダ装置3の取り付け角度を上下左右に調整するとともに、調整後の位置でレーダ装置3を保持する。
精密角表示灯5は、レーダ装置3の例えばアンテナ面(図示せず)に、かつレーダ装置3の電波軸9に垂直に取り付けられる。
精密角表示灯5は、電波軸9に対して角度が異なる4個の灯器ユニット(図示せず)を含んでおり、それぞれの灯器ユニットから任意の角度幅を持った複数の光線を投射する。各々の灯器ユニットは、例えば左半分の層が白色で右半分の層が黒色になっており、白色と黒色との境界の角度が灯器ユニットごとに設定されている。そのため、視点角度によって、光線の表示パターンが変化するようになっている。
画像処理装置7は、進行方向軸6上で、車両2から前方に距離Rの地点にレーダ装置3と同じ高さで設けられる。
画像処理装置7は、精密角表示灯5が投射する光線を撮像して表示パターンを検知し、検知結果を軸調整制御部8に出力する。
軸調整制御部8には、電波軸9と進行方向軸6とが一致した場合に精密角表示灯5が投射する光線の表示パターンが、登録パターンとしてあらかじめ登録されている。
軸調整制御部8は、画像処理装置7から入力された光線の表示パターンに基づいて、電波軸9と進行方向軸6とが一致するように、表示パターンが登録パターンになるまで、レーダ装置3の取り付け角度を調整する動作指令を軸調整機構4に出力する。
次に、精密角表示灯5が投射する光線の表示パターンについて説明する。精密角表示灯5は、上記のように構成されているので、進行方向軸6上に設けられた画像処理装置7から精密角表示灯5が投射する光線を撮像した場合、電波軸9と進行方向軸6との間生じたずれ角によって、表示パターンが変化する。
図2は、図1に示した精密角表示灯5が投射する光線の表示パターンを示す説明図であり、電波軸9と進行方向軸6とが一致した場合を示している。
図2において、レーダ装置3の電波軸9を基準として、電波軸9と進行方向軸6とのずれ角をθaとすると、例えばθa<θ11の場合には、画像処理装置7から見た精密角表示灯5が投射する光線の表示パターンP11は、「●●●●」となる。
また、θ11≦θa<θ12の場合には、表示パターンP12は、「●●●○」となる。また、θ12≦θa<θ13の場合には、表示パターンP13は、「●●○○」となる。また、θ13≦θa<θ14の場合には、表示パターンP14は、「●○○○」となる。また、θ14≦θaの場合には、表示パターンP15は、「○○○○」となる。
ここで、電波軸9と進行方向軸6とは一致しているので、画像処理装置7から見た精密角表示灯5が投射する光線の表示パターンは、P13「●●○○」となる。
また、図3は、この発明の実施の形態1に係る電波軸調整装置1を示す構成図であり、電波軸9と進行方向軸6とが一致しない場合を示している。また、図4は、図3に示した精密角表示灯5が投射する光線の表示パターンを示す説明図である。
図3および図4において、電波軸9と進行方向軸6との間には、θ13より大きくθ14よりも小さいずれ角θsが生じている。
ここで、θ13≦θs<θ14であるので、画像処理装置7から見た精密角表示灯5が投射する光線の表示パターンは、P14「●○○○」となる。
このとき、軸調整制御部8には、電波軸9と進行方向軸6とが一致した場合に精密角表示灯5が投射する光線の表示パターンP13「●●○○」が、登録パターンとしてあらかじめ登録されている。そのため、軸調整制御部8は、軸調整機構4にレーダ装置3の取り付け角度を調整する動作指令を出力する。
以下に、図3とともに、図5のフローチャートを参照しながら、電波軸調整装置1の動作について説明する。
まず、画像処理装置7は、精密角表示灯5が投射する光線を撮像して、表示パターンを検知する(ステップS21)。
ここで、図3の場合は、電波軸9と進行方向軸6とのずれ角θsがθ13≦θs<θ14であるので、表示パターンは、P14「●○○○」となる。
続いて、画像処理装置7は、検知結果である精密角表示灯5が投射する光線の表示パターンを軸調整制御部8に出力する(ステップS22)。
次に、軸調整制御部8は、画像処理装置7から入力された表示パターンが、軸調整制御部8に登録された登録パターンと一致するか否かを判定する(ステップS23)。
ステップS23で、表示パターンが登録パターンと一致する(すなわち、Yes)と判定された場合には、電波軸9と進行方向軸6とが一致しているとして、図5の処理を終了する。
一方、ステップS23において、表示パターンが登録パターンと一致しない(すなわち、No)と判定された場合には、軸調整制御部8は、入力された表示パターンに基づいて、電波軸9が進行方向軸6に対して左右どちらにずれているかを判断する(ステップS24)。
ここで、図3の場合は、表示パターンがP14「●○○○」であり、登録パターンのP13「●●○○」と一致しないため、ステップS23でNoと判定され、表示パターンのP14「●○○○」から、進行方向軸6が電波軸9に対して右にずれていることが判断される。
続いて、軸調整制御部8は、レーダ装置3の取り付け角度を右方向に調整するか否かを判定し(ステップS25)、右方向に調整する(すなわち、Yes)と判定された場合には、レーダ装置3が0.1°だけ右方向を向くように取り付け角度を調整する動作指令を軸調整機構4に出力して(ステップS26)、ステップS21に移行する。
一方、ステップS25で右方向に調整しない(すなわち。No)と判定された場合には、レーダ装置3が0.1°だけ左方向を向くように取り付け角度を調整する動作指令を軸調整機構4に出力して(ステップS27)、ステップS21に移行する。
ここで、図3の場合は、進行方向軸6が電波軸9に対して右にずれているため、ステップS25でYesと判定され、軸調整制御部8から、レーダ装置3を0.1°だけ右方向に調整する動作指令が軸調整機構4に出力される。
以下、画像処理装置7から入力された表示パターンが、軸調整制御部8に登録された登録パターンと一致するまで同様の処理が繰り返される。
ここで、図3の場合は、レーダ装置3が右方向を向くように取り付け角度が調整され、図6に示すように表示パターンがP14「●○○○」からP13「●●○○」に変化する。そのため、精密角表示灯5が投射する光線の表示パターンと軸調整制御部8の登録パターンとが一致し、電波軸9と進行方向軸6とが一致する。
なお、進行方向軸6が電波軸9に対して左にずれている場合であっても、同様にして精密角表示灯5が投射する光線の表示パターンと軸調整制御部8の登録パターンとを一致させることができる。
この発明の実施の形態1に係る電波軸調整装置1および電波軸調整方法によれば、画像処理装置7で検知した光線の表示パターンに基づいて、軸調整制御部8が軸調整機構4に動作指令を出力してレーダ装置3の取り付け角度を調整するので、反射物体で反射した反射波の電界強度を表示することなく、精度よくかつ短時間で容易にレーダ装置3の電波軸9と車両2の進行方向軸6とを自動的に一致させることができる。
なお、上記実施の形態1では、精密角表示灯5が4個の灯器ユニットを含んでいるとして説明したが、勿論これに限定されず、含まれる灯器ユニットは、4個以外であってもよい。
灯器ユニットが多くなると、投射される光線が多くなるため、より高精度にレーダ装置3の電波軸9と車両2の進行方向軸6とを一致させることができる。
また、灯器ユニットが少なくなると、部品点数が削減されるため、コストダウンを図ることができる。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2に係る電波軸調整装置1Aを示す構成図であり、レーダ装置3の電波軸9と車両2の進行方向軸6とが一致した場合を示している。
図7において、実施の形態1における精密角表示灯5のかわりに、それぞれ異なる方向に外部からの光線を反射させるフォログラム10(反射手段)が設けられている。ここで、光線とは、例えば太陽光あるいは電灯の光とする。
フォログラム10は、レーダ装置3の例えばアンテナ面に、かつレーダ装置3の電波軸9に垂直に取り付けられる。
フォログラム10は、それぞれ異なる4方向に任意の角度幅を持った光線を反射させるように構成されている。そのため、視点角度によって、光線の表示パターンが変化するようになっている。
その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
次に、フォログラム10が反射する光線の表示パターンについて説明する。フォログラム10は、上記のように構成されているので、進行方向軸6上に設けられた画像処理装置7からフォログラム10が反射する光線を撮像した場合、電波軸9と進行方向軸6との間生じたずれ角によって、表示パターンが変化する。
図8は、図7に示したフォログラム10が反射する光線の表示パターンを示す説明図であり、電波軸9と進行方向軸6とが一致した場合を示している。
図8において、レーダ装置3の電波軸9を基準として、電波軸9と進行方向軸6とのずれ角をθbとすると、例えばθb<θ21の場合には、画像処理装置7から見たフォログラム10が反射する光線の表示パターンP21は、「■■■■」となる。
また、θ21≦θb<θ22の場合には、表示パターンP22は、「■■■□」となる。また、θ22≦θb<θ23の場合には、表示パターンP23は、「■■□□」となる。また、θ23≦θb<θ24の場合には、表示パターンP24は、「■□□□」となる。また、θ24≦θbの場合には、表示パターンP25は、「□□□□」となる。
ここで、電波軸9と進行方向軸6とは一致しているので、画像処理装置7から見たフォログラム10が反射する光線の表示パターンは、P23「■■□□」となる。
また、図9は、この発明の実施の形態2に係る電波軸調整装置1Aを示す構成図であり、電波軸9と進行方向軸6とが一致しない場合を示している。また、図10は、図9に示したフォログラム10が反射する光線の表示パターンを示す説明図である。
図9および図10において、電波軸9と進行方向軸6との間には、θ21よりも小さいずれ角θtが生じている。
ここで、θt<θ21であるので、画像処理装置7から見たフォログラム10が反射する光線の表示パターンは、P21「■■■■」となる。
このとき、軸調整制御部8には、電波軸9と進行方向軸6とが一致した場合にフォログラム10が反射する光線の表示パターンP23「■■□□」が、登録パターンとしてあらかじめ登録されている。そのため、軸調整制御部8は、軸調整機構4にレーダ装置3の取り付け角度を調整する動作指令を出力する。
以下に、図9とともに、図11のフローチャートを参照しながら、電波軸調整装置1Aの動作について説明する。
まず、画像処理装置7は、フォログラム10が反射する光線を撮像して、表示パターンを検知する(ステップS31)。
ここで、図9の場合は、電波軸9と進行方向軸6とのずれ角θtがθt<θ21であるので、表示パターンは、P21「■■■■」となる。
続いて、画像処理装置7は、検知結果であるフォログラム10が反射する光線の表示パターンを軸調整制御部8に出力する(ステップS22)。
次に、軸調整制御部8は、画像処理装置7から入力された表示パターンが、軸調整制御部8に登録された登録パターンと一致するか否かを判定する(ステップS23)。
ステップS23で、表示パターンが登録パターンと一致する(すなわち、Yes)と判定された場合には、電波軸9と進行方向軸6とが一致しているとして、図11の処理を終了する。
一方、ステップS23において、表示パターンが登録パターンと一致しない(すなわち、No)と判定された場合には、軸調整制御部8は、入力された表示パターンに基づいて、電波軸9が進行方向軸6に対して左右どちらにずれているかを判断する(ステップS24)。
ここで、図9の場合は、表示パターンがP21「■■■■」であり、登録パターンのP23「■■□□」と一致しないため、ステップS23では、Noと判定され、表示パターンのP21「■■■■」から、進行方向軸6が電波軸9に対して左にずれていることが判断される。
続いて、軸調整制御部8は、レーダ装置3の取り付け角度を右方向に調整するか否かを判定し(ステップS25)、右方向に調整する(すなわち、Yes)と判定された場合には、レーダ装置3が0.1°だけ右方向を向くように取り付け角度を調整する動作指令を軸調整機構4に出力して(ステップS26)、ステップS31に移行する。
一方、ステップS25で右方向に調整しない(すなわち。No)と判定された場合には、レーダ装置3が0.1°だけ左方向を向くように取り付け角度を調整する動作指令を軸調整機構4に出力して(ステップS27)、ステップS31に移行する。
ここで、図9の場合は、進行方向軸6が電波軸9に対して左にずれているため、ステップS25でNoと判定され、軸調整制御部8から、レーダ装置3を0.1°だけ左方向に調整する動作指令が軸調整機構4に出力される。
以下、画像処理装置7から入力された表示パターンが、軸調整制御部8に登録された登録パターンと一致するまで同様の処理が繰り返される。
ここで、図9の場合、レーダ装置3が左方向を向くように取り付け角度が調整され、図12に示すように表示パターンがP21「■■■■」からP22「■■■□」を経てP23「■■□□」に変化する。そのため、フォログラム10が反射する光線の表示パターンと軸調整制御部8の登録パターンとが一致し、電波軸9と進行方向軸6とが一致する。
なお、進行方向軸6が電波軸9に対して右にずれている場合であっても、同様にしてフォログラム10が反射する光線の表示パターンと軸調整制御部8の登録パターンとを一致させることができる。
この発明の実施の形態2に係る電波軸調整装置1Aおよび電波軸調整方法によれば、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
なお、上記実施の形態2では、フォログラム10が光線をそれぞれ異なる4方向に反射させるように構成されているとして説明したが、光線を反射させる方向は、4方向に限られるものではない。
光線を反射させる方向が多くなると、反射される光線が多くなるため、より高精度にレーダ装置3の電波軸9と車両2の進行方向軸6とを一致させることができる。
また、光線を反射させる方向が少なくなると、フォログラム10の加工が容易になるため、コストダウンを図ることができる。
また、上記実施の形態1および2では、レーダ装置3は上から見た場合に左右にずれているとして説明したが、勿論これに限定されず、上下方向にずれ角が生じている場合であっても、同様の方法でレーダ装置3の電波軸9と車両2の進行方向軸6とを一致させることができる。
この場合も、上記実施の形態1および2と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態1および2では、表示パターンは、「●●○○」あるいは「■■□□」と示されると説明したが、これに限られるものではなく、例えば、表示パターンは、「★★☆☆」と示されてもよい。
この場合も、上記実施の形態1および2と同様の効果を奏することができる。
なお、上記実施の形態1および2では、レーダ装置3の電波軸9は、車両2の進行方向軸6と自動的に一致されるとして説明したが、これに限られるものではない。
例えば、人間が光線の表示パターンを検知して、軸調整制御部8に検知結果を入力してもよい。
この発明の実施の形態1に係る電波軸調整装置を示す構成図であり、電波軸と進行方向軸とが一致した場合を示している。 図1に示した精密角表示灯が投射する光線の表示パターンを示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る電波軸調整装置を示す構成図であり、電波軸と進行方向軸とが一致しない場合を示している。 図3に示した精密角表示灯が投射する光線の表示パターンを示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る電波軸調整装置の動作を示すフローチャートである。 図3に示した精密角表示灯が投射する光線の表示パターンの変化を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る電波軸調整装置を示す構成図であり、電波軸と進行方向軸とが一致した場合を示している。 図7に示したフォログラムが反射する光線の表示パターンを示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る電波軸調整装置を示す構成図であり、電波軸と進行方向軸とが一致しない場合を示している。 図9に示したフォログラムが反射する光線の表示パターンを示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る電波軸調整装置の動作を示すフローチャートである。 図9に示したフォログラムが反射する光線の表示パターンの変化を示す説明図である。
符号の説明
1、1A 電波軸調整装置、2 車両、3 レーダ装置、4 軸調整機構(軸調整手段)、5 精密角表示灯(発光手段)、6 進行方向軸、7 画像処理装置(検知手段)、8 軸調整制御部(制御手段)、9 電波軸、10 フォログラム(反射手段)。

Claims (8)

  1. 車両に搭載されたレーダ装置の電波軸と前記車両の進行方向軸とを一致させるための電波軸調整装置であって、
    前記車両と前記レーダ装置との間に設けられ、前記車両に対する前記レーダ装置の取り付け角度を調整する軸調整手段と、
    前記レーダ装置に、前記電波軸に対して垂直に取り付けられて光線を投射する発光手段と、
    前記進行方向軸上でかつ前記車両の前方に設けられ、前記光線の表示パターンを検知して検知結果を出力する検知手段と
    記軸調整手段を動作させる動作指令を出力する制御手段と
    を備え
    前記制御手段は、
    あらかじめ登録された前記電波軸と前記進行方向軸とが一致した場合の登録パターンと、前記検知結果とを比較して、前記電波軸と前記進行方向軸とのずれ角を検知し、
    前記ずれ角が減少するように、かつ前記検知結果が前記登録パターンと一致するまで前記動作指令を出力することを特徴とする電波軸調整装置。
  2. 前記発光手段は、前記電波軸に対して角度が異なる複数の灯器ユニットを含み、それぞれの前記灯器ユニットから前記光線を投射する精密角表示灯であることを特徴とする請求項1に記載の電波軸調整装置。
  3. 前記検知手段は、前記発光手段を撮像して解析する画像処理装置であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電波軸調整装置。
  4. 車両に搭載されたレーダ装置の電波軸と前記車両の進行方向軸とを一致させるための電波軸調整装置であって、
    前記車両と前記レーダ装置との間に設けられ、前記車両に対する前記レーダ装置の取り付け角度を調整する軸調整手段と、
    前記レーダ装置に、前記電波軸に対して垂直に取り付けられて外部からの光線を反射させる反射手段と、
    前記進行方向軸上でかつ前記車両の前方に設けられ、前記光線の表示パターンを検知して検知結果を出力する検知手段と
    記軸調整手段を動作させる動作指令を出力する制御手段と
    を備え
    前記制御手段は、
    あらかじめ登録された前記電波軸と前記進行方向軸とが一致した場合の登録パターンと、前記検知結果とを比較して、前記電波軸と前記進行方向軸とのずれ角を検知し、
    前記ずれ角が減少するように、かつ前記検知結果が前記登録パターンと一致するまで前記動作指令を出力することを特徴とする電波軸調整装置。
  5. 前記反射手段は、それぞれ異なる方向に前記光線を反射させるフォログラムによって構成されていることを特徴とする請求項に記載の電波軸調整装置。
  6. 前記検知手段は、前記発光手段を撮像して解析する画像処理装置であることを特徴とする請求項または請求項に記載の電波軸調整装置。
  7. 車両に搭載されたレーダ装置の電波軸と前記車両の進行方向軸とを一致させるための電波軸調整方法であって、
    前記電波軸と一致した方向に光線を投射するステップと、
    前記進行方向軸上でかつ前記車両の前方において、前記光線の表示パターンを検知して検知結果を出力するステップと、
    あらかじめ登録された前記電波軸と前記進行方向軸とが一致した場合の登録パターンと、前記検知結果とを比較して、前記電波軸と前記進行方向軸とのずれ角を検知するステップと、
    前記ずれ角が減少するように、かつ前記検知結果が前記登録パターンと一致するまで、前記車両に対する前記レーダ装置の取り付け角度を調整するステップと
    を備えたことを特徴とする電波軸調整方法。
  8. 車両に搭載されたレーダ装置の電波軸と前記車両の進行方向軸とを一致させるための電波軸調整方法であって、
    前記電波軸と一致した方向に外部からの光線を反射させるステップと、
    前記進行方向軸上でかつ前記車両の前方において、前記光線の表示パターンを検知して検知結果を出力するステップと、
    あらかじめ登録された前記電波軸と前記進行方向軸とが一致した場合の登録パターンと、前記検知結果とを比較して、前記電波軸と前記進行方向軸とのずれ角を検知するステップと、
    前記ずれ角が減少するように、かつ前記検知結果が前記登録パターンと一致するまで、前記車両に対する前記レーダ装置の取り付け角度を調整するステップと
    を備えたことを特徴とする電波軸調整方法。
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